3916 DIT 2020-08-21 15:00:00
2020年6月期 決算説明資料 [pdf]
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
2020年6月期 決算説明資料
(東証1部:3916)
2020年8月
https://www.ditgroup.jp
1. 2020年6月期 決算報告
2. 2021年6月期 主要施策&業績予想
3. 中期経営計画
4. 参考資料
2
2020年6月期 決算総括(業績)
■10期連続、増収増益を達成
■営業利益率が前期比1.1ポイント上昇し、10.0%に
業績比較
売上高: 13,495百万円
売上高 営業利益 営業利益率%
(前期比+9.2%) (百万円)
13,495
営業利益 :1,352百万円
14,000 2,000
13,000 12,355 1,800
1,600
(前期比+23.5%) 12,000
1,352
1,400
11,000
営業利益率 : 10.0%
1,095 1,200
10,000
1,000
9,000 10.0%
800
(前期比+1.1Point) 8,000
8.9%
600
配当(予):通期20円
7,000 400
6,000 200
(中間9円、期末11円)*前期比4円増配 5,000 0
2019/6期 2020/6期
3
業績推移
中期経営目標(トリプル10)を1年前倒しで達成
中期経営目標 売上高100億円 営業利益10億円 営業利益率10%
(トリプル10) (10ビリオン)
達成目標年度 2017/6期 2019/6期 2021/6期
達成年度 2017/6期 2019/6期 2020/6期
2,500
14,000 13,495
12,355
11,076 2,000
12.0% 10,273
9,341 10.0%
8.9%
10.0%
8,052 8,492 1,500
7,391 7.1%
8.0%
7,000 6,331 6,429 6.4% 1,352
5.6%
6.0% 4.5% 1,095 1,000
4.0% 4.1%
4.0% 3.1% 787
1.8% 524 653
500
2.0% 427
294 330
0.0% 198
115
0 0
2011/6期 2012/6期 2013/6期 2014/6期 2015/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
4
2020年6月期 決算総括(事業)
全事業で業容が拡大
・ビジネスソリューション事業は、事業ポートフォリオを見直し、より
高利益案件へ戦略的にシフトすることにより、利益率アップを実
現。運用サポートが積極的な新規顧客開拓により大幅に伸長。
・エンベデッドソリューション事業は、開発・検証ともに継続して車載
関連への戦略的シフトを進め、売上・利益ともに大幅に伸長。ま
た、IoT領域も順調に進展。
・自社商品事業は、コロナ禍の影響を受け、案件の持越しが多く発
生したが、「WebARGUS」「xoBlos」共に社会的な課題を解決でき
るソリューションとして引き合いは多く、通期では前期を上回る。
・システム販売事業は、軽減税率対応やWindows7サポート終了
対応等によるシステム入替え、改修需要により、大幅に伸長。
5
2020年6月期 決算報告
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2020年6月期 決算概要
売上高、各段階利益ともに伸長
売上総利益率が0.7ポイント上昇、販管費率が0.4ポイント改善
前年
2019/6期 構成比 2020/6期 構成比 2020/6期 構成比
同期比
実績 % 修正後計画 % 実績 %
(単位:百万円) %
売上高 12,355 100.0% 13,400 100.0% 13,495 100.0% +9.2%
売上総利益 2,949 23.9% - - 3,323 24.6% +12.7%
販管費 1,854 15.0% - - 1,971 14.6% +6.3%
営業利益 1,095 8.9% 1,300 9.7% 1,352 10.0% +23.5%
経常利益 1,106 9.0% 1,297 9.7% 1,357 10.1% +22.7%
親会社株主に
帰属する 737 6.0% 980 7.3% 978 7.2% +32.6%
当期純利益
7
2020年6月期 業績ハイライト
売上高、各段階利益ともに過去最高を更新
(単位:百万円)
15,000
売上高 13,495 営業利益 経常利益 1,200 親会社株主に帰属する
1,352 1,357
12,355 四半期純利益
11,076 978
+9.2% 1,200 1,200
1,095 1,106
+23.5% +22.7%
+11.5%
10,000
737
787 790 +32.6%
+39.0% +39.9% 600 531
600 600
5,000 +38.8%
0 0 0 0
2018/6期 2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
8
営業利益率の推移
売上総利益率の上昇に加え販管費比率も改善し、営業利益
率は順調に上昇
各利益&販売費一般管理費の対売上高比率
売上総利益率 販管費一般管理費率 営業利益率
30.0%
23.4% 23.9% 24.6%
25.0%
20.0%
16.3%
15.0% 14.6%
15.0%
10.0%
8.9% 10.0%
5.0%
7.1%
0.0%
2018/6期 2019/6期 2020/6期
9
売上高、営業利益の増減要因(前期比)
売上高は全事業で伸びを示す
売上総利益の増加が販管費の増加を上回り、営業利益は前期比23.5%増
売上高 営業利益
(単位:百万円) (単位:百万円)
+60 +373
+110
+442
13,495
1,352
システム 人 広 旅 事 租 研 そ
+526 自社商品 販売 件 告 費 務 税 修 の
費 宣 交 消 公 費 他
エンベ 増 伝 通 耗 課 増 諸
デッド 費 費 品 増 経
増 減 費 費
増 増
売 加
1,095
上
ビジネス 総
利
12,355 益 販管費
増 前期比
+1,140百万円 加 +116百万円
+9.2%
+257百万円
+23.5%
2019/6期 2020/6期 2019/6期 2020/6期
10
四半期別 売上高&営業利益推移
各四半期業績は、売上、営業利益ともに過去最高を記録
売上高 営業利益
(単位:百万円) (単位:百万円)
2018/6期 2019/6期 2020/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
3,642
453
3,286
3,273 3,293
3,191 3,207 379 378
3,081 353 351
2,876
2,779 2,822
2,737 2,737 271
225 213
166
165
140
136
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
*営業利益は新入社員の受入れ、期末手当等で第4四半期に減少する季節性あり 11
事業領域:各事業の位置づけ
12
事業セグメント別売上高の推移
全事業セグメントにおいて増収を継続
事業別売上高の四半期推移
(グラフは左から2018/6期、2019/6期、 2020/6期)
(単位:百万円)
ビジネスソリューション エンベデッドソリューション 自社商品 システム販売
10,000
9,000
7,838
8,000
7,311
7,000 6,487
6,000 4,550
5,000 4,629 4,308
4,183 3,865
4,000 3,344
3,287 3,577
2,971
3,000 2,682 2,746
2,303
2,000 963 609 739
831 894 678
1,000 500 619
392
0
= 業務システム開発
ビジネス
ソリューション
うち
+ うち
運用サポート
エンベデッド
ソリューション
= うち
組込み開発
+ うち
組込み検証
自社商品 システム販売
13
事業セグメントと売上構成
運用サポート、組込みシステム開発、自社商品事業が着実に伸展
2018/6期 2019/6期 2020/6期
事業セグメント 分類 売上高 売上高 売上高
構成比 構成比 構成比
ソフトウェア開発事業 94.4% 94.5% 94.5%
ビジネス
ソリューション事業 事業
58.6% 59.2% 58.1%
うち業務システム開発 基盤 64.5% 63.3% 58.1%
〃運用サポート 35.5% 36.7% 41.9%
エンベデッド
ソリューション事業 32.3% 31.3% 31.9%
事業
うち組込みシステム開発 基盤 76.8% 76.9% 77.6%
〃組込みシステム検証 23.2% 23.1% 22.4%
成長
自社商品事業
分野 3.5% 4.0% 4.5%
事業
システム販売事業 基盤 5.6% 5.5% 5.5%
14
セグメント別売上高:ビジネスソリューション事業
9,000
(単位:百万円) 7,838
8,000
7,311 売上高:7,838百万円
7.2%増
7,000 6,487 12.7%増 前期比:+7.2%
6,000 3,287
うち
2,682 事業全体では、既存顧客を中心に受注
運用サポート
5,000
2,303 は引き続き順調に推移
4,000 ■業務システム開発は、金融系・流通
系の伸び悩みにより売上はわずかに
3,000
減少したが、公共系・製造業等での
うち 4,629 4,550
2,000
業務シス
4,183 利益率の高い開発ニーズを取り込み、
テム開発
1,000
利益は増加した。
■運用サポートは、積極的な顧客開拓
0
2018/6期 2019/6期 2020/6期 が功を奏し、売上・利益ともに大幅
に伸長した。
15
セグメント別売上高:エンベデッドソリューション事業
5,000
(単位:百万円)
4,500
4,308 売上高:4,308百万円
3,865 11.5%増 前期比:+11.5%
4,000
3,577
3,500
8.1%増 963
うち 894 事業全体では戦略的な車載関連へのシ
組込み検証 831
3,000 フトを進め、好調に推移
2,500
■組込み開発は、コネクテッドカーを
2,000 中心に車載関連の領域拡大が進むと
3,344 ともに家電等の機器を対象としたIoT
1,500
2,746 2,971
うち
組込み開発
1,000
関連のモバイルアプリ開発が拡大し、
売上・利益ともに大幅に伸長した。
500
■組込み検証は、車載関連へのシフト
0
2018/6期 2019/6期 2020/6期 を進め、売上・利益ともに前年を上
回る。
16
セグメント別売上高:自社商品事業
700 売上高:609百万円
600(単位:百万円)
609
前期比:+22.1%
500 事業全体では、3月から5月まで商談がほぼス
500 トップする事態となったが、通期では前年を上
22.1%増
回る。
392
400
■【WebARGUS(ウェブアルゴス):サイバー
27.6%増 セキュリティ商品】
300
販売以来最大のユーザーでの稼働が開始する
とともに、トータルセキュリティサービスの
200
ライン ナップ充実に向け、外部セキュリティ
専門会 社と協業を進めた結果、順調に拡大
100
■【xoBlos(ゾブロス):業務効率化商品】
子会社のDITマーケティングサービスと一
0
体となった販売体制を構築したことと、RP
2018/6期 2019/6期 2020/6期
A、ERP等の他製品と連携するxoBlosプラ
スワン構想の推進により、順調に拡大
17
セグメント別売上高:システム販売事業
(単位:百万円)
800
750
739 売上高:739百万円
678
700
650 619 前期比:+8.9%
600
550 9.0%増
500 9.5%増 システム販売事業は、特需が重なり前年を
450
400
上回る。
350
300
250
■消費税増税に伴う「楽一」の入れ替
200 え ・ 改 修 需 要 に 加 え 、 Windows 7 サ
150
100
ポート終了対応等により、売上・利益
50 ともに順調に伸長
0
2018/6期 2019/6期 2020/6期 ※ システム販売事業は、カシオ計算機株式会社製中小企業向け業務支援
及び経営支援の基幹システムである楽一の販売を主としております
18
貸借対照表
無借金経営、自己資本比率68.2%
(単位:百万円)
2019/6月末 2020/6月末 増減 2019/6月末 2020/6月末 増減
現金・預金 1,840 2,399 559 支払手形・買掛金 393 417 24
売掛金 1,892 1,905 13 短期借入金 0 0 0
仕掛品 117 208 91 その他 1,208 1,217 9
その他 84 78 △6 流動負債 計 1,601 1,634 33
流動資産 計 3,933 4,590 657 長期借入金 0 0 0
有形固定資産 132 120 △ 12 その他 105 68 △37
無形固定資産 10 23 13 固定負債 計 105 68 △37
投資その他の資産 578 630 52 負債 合計 1,707 1,703 △4
固定資産 計 721 774 53 資本金 453 453 0
資産 合計 4,655 5,364 709 資本剰余金 459 459 0
利益剰余金等 2,035 2,747 713
純資産 合計 2,947 3,660 713
負債・純資産 合計 4,655 5,364 709
19
キャッシュフロー、財務KPI
営業利益率の向上により、ROE29.6%に改善
(単位:百万円)
売上総利益率/営業利益率/ROE(%)
売上総利益率 営業利益率 ROE
29.6
-80
26.5
23.4 24.6
23.2 23.1
-70
23.9
21.3 21.1
19.6
10.0
8.9
6.4 7.1
5.6
2018/6期 2019/6期 2020/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期
20
2021年6月期 主要施策&業績予想
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2021年6月期 主要施策
1.成長を持続させるための取組み
成長領域の拡大
2.企業総合力の強化
一人当たりの利益向上
現場力の強化
3.働きやすい職場づくり
社員がより活き活きと働き甲斐のある企業へ
22
主要施策(1)
1.成長を持続させるための取組み
成長領域の拡大
・自社商品(xoBlos、WebARGUS)の拡販
・新しい価値の提供(新商品開発、DXビジネスの推進)
・車載先端技術領域(Connected、Autonomous)の拡大
* DX :Digital Transformation 「デジタル変革」
* Autonomous:自動運転「自動でクルマを走らせる技術」
2.企業総合力の強化
一人当たりの利益向上
仕事の仕組みの見直し、社員の付加価値向上等に取組み、社員一
人当たりの利益の向上を図る。
現場力の強化
プロジェクトマネジメント推進部を新設し、収益性と顧客満足度
の向上を図る 23
主要施策(2)
3.働きやすい職場づくり
社員がより活き活きと働き甲斐のある企業へ
・社員に対して自社の株式を給付するインセンティブプラン
「株式給付信託制度(日本版ESOP*)」の導入から2年目で継続
*ESOP:Employee Stock Ownership Plan
・社員のスキルや能力を最大限に活かせるタレントマネジメントシ
ステムの導入
・社員の教育・研修制度の充実
24
新型コロナ禍の影響と見通しについて
• 前期は、コロナ禍による業績への影響は少なからずあった。
(営業活動の停滞、一部案件の検収ズレ、リモートワーク環境整備、手当支給等)
• 今後、DX推進に向けたIT投資は堅調に推移すると思われるが、産業分野毎に
はIT投資への慎重な姿勢の兆候もあり。
市場環境 施策・対応 見通し
ビジネス 金融系、製造業、流通業ともにD ・収益性を重視した事業ポート
X推進へのIT投資は堅調。運輸 フォリオの見直しの推進
ソリューション 等のサービス業向けのIT投資が ・自社商品と連動した公共向け開
事業 スローダウンの気配 発推進
・コロナ禍の影響が少ない運用サ
ポートの拡大
エンベデッド IoTへの投資やCASEに向け ・CASEに向けた車載関連は、
た車載向けIT投資は堅調。但し、 継続的に対応
ソリューション 自動車業界自体の景気動向の影響 ・家電機器へのIoTは継続推進、
事業 には注視が必要 その他領域へのIoTニーズを
取込み
自社商品事業 コロナ禍のニューノーマルな社会 ・ゾブロス、ウェブアルゴスの需
では 、 働き 方改革と サイバーセ 要の取込み
キュリティニーズは一層高まる見 ・DX関連新サービスを上期提供
込み 予定
システム販売 前期で消費 税増税に 向けた 「 楽 ・既存顧客へ付加価値提供
一」の特需は無くなり、巡航軌道 ・既存顧客より上位企業へアプ
事業 へ ローチ
25
2021年6月期 業績予想
コロナ禍の影響を考慮し、最低限の目標として、前年並みと予想
2020/6期 構成 2021/6期 構成 前年同期比
(単位:百万円)
実績 % 予想 % %
売上高 13,495 100.0% 13,580 100.0% +0.6%
営業利益 1,352 10.0% 1,358 10.0% +0.4%
経常利益 1,357 10.1% 1,358 10.0% +0.0%
親会社株主に
帰属する 978 7.2% 942 6.9% △3.7%
当期純利益
26
主要KPI(売上高、営業利益/利益率)
売上高 営業利益 / 営業利益率
(単位:百万円) (単位:百万円) (単位:%)
1,500 18
+67 -82 1,352 1,358
+32 16
+67
1,095 14
ビジネス エンベ 自社商品 システム 1,000 12
デッド 販売 10.0 10.0
787 10
13,580
653
13,495 8.9 8
500 7.1 6
6.4
+85百万円 4
+0.6%
2
0 0
2020/6期 2021/6期(予) 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2021/6期
(予) 27
セグメント別 業績予想
ソフトウェア開発事業は、前期比+1.3%増を計画、自社商品事業は、
11%増の成長を目指す。
(単位:百万円)
2020/6期 2021/6期
事業セグメント 増減額 増減% 構成比
売上高 売上高予想
ソフトウェア開発事業 12,756 12,923 167 1.3% 95.2%
ビジネスソリューション事業 7,838 7,905 67 0.9% 58.2%
エンベデッドソリューション事業 4,308 4,340 32 0.7% 32.0%
自社商品事業 609 676 67 11.0% 5.0%
システム販売事業 739 657 -82 -11.0% 4.8%
合 計 13,495 13,580 85 0.6%
28
セグメント別見通し:ビジネスソリューション事業
売上高 7,905百万円
(単位:百万円)
7,905
前期比+0.9%
7,838
■業務システム開発は、金融系が主力
7,311
であったが業種の領域が広がってき
0.9% ており、事業ポートフォリオの見直
増
しを進め、利益の向上を目指す。
7.2%
増 ■運用サポートは、お客様の業務運用
をITノウハウでサポートすることが
主でコロナ禍の影響を余り受けない
領域であり、引き続き進展を目指す。
2019/6期 2020/6期 2021/6期(予)
29
セグメント別重点施策:ビジネスソリューション事業
コロナ禍の影響は少なからずあると想定しているが、顧客数や事業領域は広がってきて
おり、以下の施策を通じて、成長を目指す。
重点施策
1. 強みの金融系だけでなく、公共(防災システム等)、ERP(SAP等)を拡大
2. クラウド、AI等のDXを推進する技術案件の獲得
3. エンドユーザー直接契約案件の拡大とサービス提案型ビジネスの推進
4. 請負案件比率の向上とプロジェクト管理の徹底
5. 地方拠点を「高度ニアショア開発センター」として活用し、事業を拡大
30
セグメント別見通し:エンベデッドソリューション事業
0
売上高 4,340百万円
4,308 4,340
(単位:百万円)
前期比+0.7%
0 3,865 ■車載関連は維持、拡大に努め、産業機
器分野の比率拡大を図り、成長を目指
0.7% す。
増
0 11.5% ■IoT関連案件が広がりを見せており、
増 開発案件が増加する見込み。
0
2019/6期 2020/6期 2021/6期(予)
31
セグメント別重点施策:エンベデッドソリューション事業
コロナ禍の影響は想定されるが、社会的ニーズの高いコア領域を多く担っており、以下
の施策を通じて、成長を目指す。
重点施策
自動車関連分野(自動運転、車載通信機器、安全基準)の維持拡大と産業機
1. 器分野の拡大
IoTを車(通信モジュールの開発)、家電(キッチン家電のIoTサービスプラッ
2. トフォームの開発とサービス拡大)など業界の枠を超えて展開
車に関わるサービスを展開している企業とのパートナーシップによるMaaS関
3. 連の受注拡大
*MaaS(マース):Mobility as a Service「ICT(情報通信技術)を活用してマイカー以外の移動をシームレスにつなぐ」という概念
4. 検証案件の規模と領域の拡大
32
セグメント別見通し:自社商品事業
売上高 676百万円
676
700 (単位:百万円)
609
前期比+11.0%
600
500 共にコロナ禍のニューノーマルな社会
500 では一層効果を発揮できる商品であり、
11.0%
着実な成長を目指す。
400
増
■サイバーセキュリティ需要の一層の
22.1%
300
増
高まりに応じ、成長を見込む。
200 ■働き方改革の時流に乗り、成長を見
込む。
100
0
2019/6期 2020/6期 2021/6期(予)
33
セグメント別重点施策:自社商品事業
6月以降引き合いが増えてきており、以下の施策を通じて、成長を見込む。
重点施策:WebARGUS(ウェブアルゴス)
1. 導入実績を踏まえ、金融機関を中心に、大規模ユーザに積極的にアプローチ
2. クラウド事業者等を中心にSaaSモデルのWebARGUSの提供拡大
トータルセキュリティサービスを「DIT Security」ブランドとして提供
3. ・提携各社との共同セミナー等による活動の活発化
・サイバーセキュリティ商材の品揃えを強化
4. Web広告、ウェビナー、DMによる顧客とのエンゲージメントの強化
システムレジリエンス(自己検知・自己修復)思想に基づくIoT版WebARGUS
5. の導入の実現
34
セグメント別重点施策:自社商品事業
以下の施策を通じて、需要が一層拡大する見込み。
重点施策:xoBlos(ゾブロス)
1. 累積導入社数が450社以上となり、大規模ユーザーへの販売を一層強化
2. システム販売子会社であるDITマーケティングサービスと共同して販売促進
プラスワン構想(RPAやERP等の他システムとの連携)を積極的に推進し、
3. 販売機会を拡大
Excel業務だけではなく、一連の業務(基幹システム連携、タイマー起動、
4. メール配信等)を自動化するソリューションとして販売
5. xoBlosをベースとしたRPA運用ポータルの製品化とサービス提供
35
セグメント別重点施策:自社商品事業 新商品・DX
新たなビジネス領域を広げるために以下の施策を実施する。
重点施策:新商品・DX
新商品の開発推進
CMSとセキュリティ技術という得意領域を融合した競争力のある新商品を開発
1.
*CMS:Contents Management System ウェブコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統
合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称
DX関連サービスの提供
コロナ禍のニューノーマルな社会やSDG’sに対応した新たなサービスの提供
2.
*SDG‘s:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)国連の持続可能な開発のための国際目標であり、17の
グローバル目標と169のターゲットから成る
36
セグメント別見通し:システム販売事業
(単位:百万円)
売上高 657百万円
800 739
678 657
前期比-11.0%
600 前年度の軽減税率対応等の特需の反動
を見込んだ計画とした。
-11.0% ■顧客との長期的に安定した取引であ
400 増
り、付加価値サービスの提供と他
9.0%
増 商材による売上増を目指す。
200 ■既存顧客より上位顧客へアプローチ
する。
*「楽一」はカシオ計算機(株)製の中小企業向け業務・経営支援システム
0
2019/6期 2020/6期 2021/6期(予)
37
セグメント別重点施策:システム販売事業
以下の施策を通じて、計画以上の売上確保を目指す。
重点施策
楽一の標準機能を活用し、顧客が必要とする経営分析資料の作成サポートを
1. 支援
プリンター、ネットワーク、セキュリティ商材など、顧客が必要とする様々
2. なサービスの提案を強化
既存顧客より上位規模の企業を対象に専用業務パッケージ等を提案し、新規
3. 顧客を開拓
38
株主還元(配当+自社株式購入)
■ 配当性向30%以上を目標
30
普通配当(円) 配当性向 36
33.3%
25 32.6% 34
31.8% 31.4%
32
20
20円 20円 30
15
16円 28
25.2%
10 24.7% 26
11円
24
5
21.8% 7.5円
6円 22
5円
0 20
2015/6期 2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2021/6期計画
(予)
・2016年、2018年と株式分割1:2を実施、実施後の一株当たり年間配当金で表示
・2018/6期、自社株式購入136百万円実施(総配分性向57.5%) 39
中期経営計画
https://www.ditgroup.jp
中期経営目標:「トリプル10」の達成
2017/6期スタートの中期経営目標:5年以内のトリプル10を達成!
売上高 100億円(2017/6期)達成!
中期経営目標
5年以内に 営業利益 10億円(2019/6期)達成!
トリプル10を目指す
営業利益率 10% (2021/6期)前倒達成!
2,000 12.0%
営業利益 営業利益率
売上高 10.0% 10.0%
10.0%
13,495 13,580 (単位:百万円) 8.9%
(単位:百万円) 1,352 1,358
12,355 7.1% 8.0%
6.4% 1,095
11,076
10,273 1,000 6.0%
787
653
4.0%
2.0%
0 0.0%
2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2021/6期(予) 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期(予) 2021/6期(予)
41
新たな長期ビジョンを策定中
中期経営目標の前倒しでの達成、DXの加速、
2025年の崖、コロナ禍によるニューノーマルな社
会の到来等、社内外の変化に対応した長期ビジョン
を現在策定中です。
当社の方向性を定め、連続して成長できるように
取り組んでまいります。
42
中長期的成長モデル
二軸の 事業基盤 幅広い事業領域で安定的な取引
事業推進 成長要素 自社商品を軸とした新しい価値の提供
■事業基盤の拡大・安定化
成長が見込まれる領域に対して経営資源を集中
利 ■成長要素の強化
益 xoBlos、WebARGUSをキーとした事業拡大 成
自社商品強化に向けた協業の促進 長
新商品 要
素
自社商品
事
既存領域の事業基盤 業
基
盤
←中期計画→
2016/6月期 2017/6月期 2018/6月期 2019/6月期 2020/6月期 2021/6月期
43
企業価値拡大に向けて
三位一体で企業価値の拡大を目指します!
自立的成長
セルフグロース
企業価値の拡大
成長投資・株主還元!
協業・提携 M&A
コンプリメント(補完) シナジー
44
CSRへの取組み
ステークホルダーに信頼され、選ばれるDITブランド
を構築してまいります。
DITは今年も 「愛媛 FC 」を応援します!
個人情報保護
機密情報管理
コンプライアンス コーポレート
ガバナンス
環境方針
45
参考資料
https://www.ditgroup.jp
会社概要
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
商号:
Digital Information Technologies Corporation
設立: 2002年1月4日
業務系システム開発、組込系システムの開発及び検証、
事業内容: システム運用サービス、自社開発ソフトウェア販売及び
システム販売事業
本社所在地: 東京都中央区八丁堀4-5-4 FORECAST桜橋5階
資本金: 453,156千円(2020年6月末)
決算期: 6月30日
従業員数 1,056名(単体982名) (2020年6月末)
代表取締役社長 市川 聡
代表取締役社長 市川 聡 2004年3月 当社入社
2007年7月 執行役員経営企画本部経営企画部長
取締役会長 市川 憲和
役員: 2010年7月 執行役員事業本部部長
他社内取締役 5名、社外取締役 3名 2012年9月 取締役執行役員経営企画部長兼商品
企画開発部長
常勤監査役 1名、社外監査役 2名 2015年7月 常務取締役事業本部部長
2016年7月 代表取締役専務執行役員
2018年7月 代表取締役社長
グループ会社: DITマーケティングサービス株式会社、DIT America,LLC.
47
企業理念
全体 顧客起点
社員の生活を守り、
企業理念 会社 育成、コミュニケーション 経営理念 且つ社会に貢献する
個人 付加価値向上、目的目標をもつ、熱い情熱をもつ
付加価値の追求と変化対応への取り組みから、
経営方針 経営の安定成長を目指す
5つの基本的な事業戦略 分散(部分最適)と集中(全体最適)の組織戦略
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者 管理本部
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成 経営企画本部
【集中(全体最適)】
統制・統括・コラボレーション
48
当社の強みと基本戦略
当社の強み
■ 業務システムの開発・運用、組込みシステムの開発・検証と事業領域が広い。
■ 優良顧客から評価される業務知識、技術力、価格競争力がある。
■ 顧客との信頼関係に基づく長期安定ビジネスが主で、事業基盤が安定している。
■ 独自性があり、市場拡大が期待できる自社商品を有する。
基本戦略
■ 成長戦略:2軸の事業推進(既存事業の改革による事業基盤の拡大・安定化と
成長要素である自社商品事業の強化)を通じて成長し続けること。
■ 企業総合力強化:技術力、付加価値等の総合力を押し上げ、一人当たりの
利益をアップさせること。
49
顧客基盤
業種別の売上高構成比
医療・製薬 DITグループの取引先は
流通
4%
その他 約2,700社
公共 4%
・ソフトウェア開発事業は上場企業及びその関
運輸 5% 連会社、システム販売事業は中小企業が主
製造
5%
35%
サービス
車載50% ソフトウェア開発事業の業種別売
8% 半導体10%
上高構成(左図)
・情報システム子会社を含めたエンドユー
ザー売上比率は80%
通信
17%
金融
22%
50
国内外の開発拠点と社員数
東日本センター(17人)
宮城県仙台市宮城野区榴岡4-6-1
DIT America(24人)
大阪事業所(164人)
大阪市西区江戸堀1-5-16
(他 大阪開発センター)
本社(551人)
東京都中央区八丁堀4-5-4
愛媛事務所(52人) (他 八丁堀サテライトオフィス)
愛媛県松山市三番町7-1-21
DITマーケティングサービス(50人)
東京都豊島区南池袋2-35-4
川崎事業所(198人) (他 横浜、千葉、幕張、高崎事業所)
神奈川県川崎市
川崎区砂子1-2-4
51
株主構成
2020年6月末 3.2% 0.9%
個人・その他
株主数4,821名
株主構成
外国人
14.2%
金融機関
53.0% その他法人
24.3%
証券会社
自己株式
4.5%
52
ご参考:車載関連市場は好調に推移
ADAS、CASE*などの発展により車載用半導体市場は好調
同世界市場規模は2030年に18年比88.5%増の約586億ドルまで成長
するとの予測(矢野経済研究所より)
車載用半導体の世界市場
車載用半導体の
単位(億ドル)
586.1 世界市場規模予測
437.7
310.9 314.1 324.0
+88.5%増
(2018年→2030年比)
*ADAS=Advanced Driver-Assistance Systems
(先進運転支援システム)の略称
2018年 2019年 2020年 2025年 2030年 *CASE=Connected(つながる)、Autonomous(自動運転)、
Shared(共有)、Electric(電動化)、以上の自動車先
(見込) (予測) (予測) (予測) 端技術分野の頭文字を組み合わせた総称
注)グラフは2020年4月2日発表の矢野経済研究所資料より当社作成
53
ご参考:DITトータルセキュリティ
F-Secure
Webサービス等 RADAR
外部からの
インシデント例 防御力安定化のための
Web Application Firewall
Web Application Firewall
改 コンテンツ 定期的な運用
ざマ
ポートスキャン フ んル
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IPS IDS
間 設定ファイル パ 脆
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検 ッ 弱
不正侵入/DDOS攻撃 ー / チ プ
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瞬 適 確
SQLインジェク ー 正
間 用 認
ション ル 復
* 旧 DB
暗
* 号
化
ウェブセキュリティ&
社内セキュリティ
管 マ ア
理 ル ク 情
ウ セ 報
ID
認 ス 漏
認証情報を狙った ェ
証 の ア 経 え
不正アクセスや 強 定 チ 路 い
マルウェア感染 化 期 最 暗
ェ 対
変 ッ 管理者 適 策 号
更 ク 化 化 …など
F-Secure RDR
AppGuard 54
お問合せ先:
経営企画本部IR部 榎本
TEL: 03-6311-6532 FAX: 03-6311-6521
E-mail: ir_info@ditgroup.jp
■この資料に記載された内容は、一般的に認識されている経済・社会の情勢及び当社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、
経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。
■本資料において提供される情報は、「見通し情報」を含みます。これらは、現在における見込み、予測及びリスクを伴う想定に基づくもの
であり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。
■それらのリスクは不確実性には、一般的な業界並びに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内及び国際的な経済状況が含まれます。
■今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は本資料に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を負うものではありま
せん。
https://www.ditgroup.jp