3913 M-sMedio 2020-02-07 14:15:00
令和元年12月期通期 決算説明資料 [pdf]

                                                第13期   決算説明資料


                                                          2020年2月7日
                                                         株式会社sMedio
                                                         (東証マザーズ:3913)
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     目次


                            会社概要                        2020年12月期 業績予想
     ⚫会社概要                                      5    ⚫2020年ハイライト         18


     ⚫当社のミッション                                  6    ⚫2020年業績予想          19



              2019年12月期 決算概要                            2020年12月期 事業戦略

     ⚫2019年ハイライト                                9    ⚫2020年事業戦略          22


                                                     ⚫4K/8K高解像度ソリューション   23
     ⚫連結決算概要                                    10


                                                     ⚫「切羽AI評価システムサービス」   25
     ⚫デジタル家電向けソフトウェア
                                                15     概要
      事業の着実な進捗
                                                     ⚫サービス収入モデルの立ち上げ     27
     ⚫AI+IoTソリューションの
                                                16
      ビジネス進捗                                         ⚫代表メッセージ            28



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                                                会社概要




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    会社概要

   社               名      株式会社sMedio (東証マザーズ:3913)

   所       在       地      東京都中央区新川2-3-1 セントラルスクエア 8F

   設 立 年 月 日              2007年3月16日

   代       表       者      岩本 定則

   資       本       金      509百万円 (2019年12月31日時点)

   従 業 員 数                社員数68名(役員を含む)(支配権のある子会社含む:2019年12月31日時点)

   子       会       社      ㈱情報スペース、タオソフトウエア㈱、sMedio Technology(Shanghai)、sMedio America

   開 発 拠 点                中国:上海 日本:東京、岡山、福岡

   主 幹 事 証 券              SMBC日興証券株式会社

   監 査 法 人                海南監査法人

                          Microsoft Corp.、 株式会社NTTドコモ、シャープ株式会社、Dynabook株式会社、
   主 な 取 引 先              富士ソフト株式会社、株式会社アイ・オー・データ機器、ソースネクスト株式会社、
                          セイコーエプソン株式会社          (順不同)


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     当社のミッション



                    デジタル・トランスフォーメーションを加速する。


       「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる。」をキー
      ワードとして製品・技術開発に尽力しています。
       デジタル・トランスフォーメーション社会実現には、AI(人工知能)を活用
      したIoTプラットフォーム(情報基盤)をベースとしたサービスが不可欠であ
      り、当社は、AIとIoTプラットフォーム分野への投資を強化しています。




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     当社の保有技術

                                                           映像解析・分析ソフトウェア
                                                           画像・映像解析技術の応用製品を、国内のトップメーカーと共同開発




   デジタル家電組込み
   ソフトウェア                                IoT・ネットワーク
   大手家電、PCメーカーに最新の映像、
                                         関連サービス
   音響再生ソフトウェアを提供。                        無線通信技術 ネットワーク技術
   数千万台に搭載実績                             によるスマートホーム向け
                                         ソフトウェア                                  セキュリティ
                                                                                 プライバシー
                                                                                 関連ソフトウェア



                    tourbillon




     自社保有技術をフル活用した一気通貫のAI+IoTソリューションを提供します。
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                                                2019年12月期 決算概要




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      2019年ハイライト

     01
                                                期初予想    修正予想   実績       (単位:百万円未満切捨)

                          売上高                   1,063    889    862
                    営業利益(通年)                    △35     △79    △61
                    営業利益(上期)                    △66     △69    △69

                    営業利益(下期)                      31    △10      7

      •下期実績で、営業黒字を達成。第3四半期および第4四半期の3ヶ月間もそれぞれ5百万円、2百万円の営業黒字となった。
      •売上高が修正予想を下回ったのは、第4四半期で予定していた一部の開発収入が2020年度に繰延されたためであり、ロイヤリティ収入は修正計画を達成。




     02

      •シャープ AQUOS 4Kテレビ向け高度BS/CSブラウザ、海外大手PCメーカー向け TrueDVD、大手家電メーカー 4Kレコーダー向けスマートフォン連携アプリ等
       の納入を開始、通期でライセンス収入が期待できる案件の積み上げができた1年となりました。




     03

      •建設現場の特定用途向けAI+IoTソリューションの開発収入が伸長し、関連ビジネスの開発収入は29百万円と一定の規模に伸長しました。
      •自社サービスパッケージの第一弾として「切羽評価システム」を発表し、開発収入に加え、サービス提供による収益化を進めています。




                                                                                            9
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     連結決算概要(PL)




    (売上高)                当社ソフトウエア搭載機器の出荷台数の減少により、ロイヤリティ収入が落ち込み、売上高は123百万円の減収となった。
    (営業利益)               減収による影響が大きく、販管費の節減に努めたが、赤字となった。赤字幅は前年よりも大きく縮小した。
    (特別損失)               のれん(タオソフトウエア社)の一部を減損(10百万円)した。
    (法人税等)               子会社での繰延税金資産を一部取り崩したことで法人税等が増加した。
    (最終利益)               特別損失および繰延税金資産の取崩による影響があり、営業損失よりは、赤字幅が拡大したが、前年よりも赤字幅は縮小した。



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     連結決算概要(BS)




    (資産)
     ・支払ロイヤリティを前払いしたことで、棚卸資産が276百万円増加した。
     ・当期純損失(84百万円)及び借入金の約定返済(124百万円)に加え、上記の前払いの一時的な影響が大きく、現預金は452百万円減少した。
     ・当期において、のれんの減損(10百万円)を計上したことで、のれんは42百万円減少した。
    (負債・純資産)
     ・約定返済により、長短合わせて借入金が124百万円減少した。
     ・株式報酬に活用したことで、自己株式は7百万円減少した。
    (資金繰り)
     ・2020年は、ロイヤリティ収入に対する売上原価の一部において、支払ロイヤリティの支払い(出金)がないため、現預金残高は今後回復する
      予定であり、現時点での運転資金に支障はない。

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     形態別連結売上高推移

                                                       (単位:百万円未満切捨)




    (ロイヤリティ収入)
     当社ソフトウェア搭載機器の出荷数が低迷したことで減少した。
    (開発収入)
     AI関連の開発収入は増加したが、前期の子会社での開発案件の反動減もあり、前年比で若干減少した。


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     連結決算概要(CF)


       (単位:百万円未満切捨)
                                                (営業CF)
                                                2019年は、307百万円のマイナスとなっ
                                                たが、支払ロイヤリティの前払いを実施
                                                した影響である。

                                                (投資CF)
                                                2019年は、4K/8Kブラウザ開発関連の
                                                機器購入が主な内容である。


                                                (財務CF)
                                                2016年に借り入れた資金の約定返済に
                                                より、2019年はマイナス。借入金残高
                                                はゼロ。




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    営業利益推移

       2四半期連続の四半期営業黒字を計上。
             2四半期連続の四半期営業黒字。
             当上期において、4K/8Kブラウザ関連の第1弾の開発が完了し、下期以降、新たなロイヤリ
             ティ収入が徐々に計上されるようになるなど、ロイヤリティ収入の回復が営業黒字につなが
             りました。




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     デジタル家電向けソフトウェア事業の着実な進捗


     ライセンス案件を複数個獲得できたことにより、今後のロイヤリティ収入の
     回復が期待できる1年となりました。

     採用顧客一例
     • 海外大手PCメーカー: TrueDVD搭載(2019/2出荷開始)
     • シャープ AQUOSスマートフォン: JSバックアップ搭載(2019/5出荷開始)
     • エプソンダイレクト PC: TrueDVD搭載(2019/6出荷開始)
     • シャープ AQUOS 4Kテレビ: tourbillon4搭載(2019/7出荷開始)
     • 大手家電メーカー 4Kレコーダー: スマートフォン連携アプリ搭載(2019/11
       出荷開始)




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     AI + IoTソリューションのビジネス進捗

    • 2019年下期より建設現場における特定課題を解決するAI + IoTソリューション
      提供に特化することに舵を切りました。
    • 第1弾として、「切羽評価システム」の自社サービスパッケージ化完了、4月1日
      サービス提供開始。サービス収益を期待。他顧客への横展開を推進中。
    • 他サービスパッケージの構築も進行中。


                                                               建設業界向け課題解決サービスに特化

         富士通ロボットAIプラッ                            西松建設向け「トンネ          西松建設に「切羽評価         西松建設に「掘削サイ
         トホームに顔認識エンジ                             ル掘削サイクル判定シ          システム」納入、サー          クル判定システム」
             ン提供                                   ステム」納入              ビス提供開始            サービス提供開始。



            2017下期             2018上期           2018下期      2019上期      2019下期      2020上期      2020下期




                                                         ウエストホールディング             4月1日        コンクリート表層観察
   トーハンと「AI書店員」                 協栄産業、エレマテック
      サービス開始                     とAI再販契約締結
                                                         スと発電所・ビル・住宅      「切羽評価システム」          アスファルト観察
                                                           の電力見える化        自社サービス提供開始          など建材への展開



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                                                2020年12月期 業績予想




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     2020年ハイライト


              売上高                     1,002百万円(前期比16.3%増)
              営業損益                       24百万円(黒字転換)
              最終損益                       10百万円(黒字転換)


        上期:4K/8K高解像度ソリューション関連のロイヤリティ収入の上積みによる、
                  ロイヤリティ収入の底上げの実現。


        下期:2021年以降のロイヤリティ収入の上積みを見込める、4K/8K高解像度
                  ソリューションの開発納品を見込み、収益基盤の強化を図る。


        通期:年間を通じて、建設業界向けAI+IoTソリューションの新規機能開発
                  およびサービス拡張を図る。

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      2020年業績予想
     営業利益は、2019年3Q以降の四半期黒字を持続し、通期で黒字転換を見込む。
     4K/8K映像ソリューション関連のロイヤリティ収入の上積みに加え、4K/8K関連の開発収入の上積みにより、通期での増収を見込む。




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     形態別売上高の推移


                                                (ロイヤリティ収入)
                                                2019年下期より、4K/8K高解像度ソ
                                                リューションのロイヤリティ収入が立ち
                                                上がったことで、2020年は底上げができ
                                                る。


                                                (開発収入)
                                                2019年4Qに予定していた4K/8K関連での
                                                開発案件が、2020年に繰り越された影響
                                                や新規案件獲得を見込み、95百万円の増
                                                収を計画。




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                                                2020年12月期 事業戦略




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     2020年事業戦略


                            デジタル家電                       建設AI + IoT                  サービス収入モデル
                            ソフトウェア                       ソリューション                       立ち上げ


               •       2019年12月時点で新4K/8K          •   必要労働者の不足(2025年で          •   (課題)ロイヤリティ収入や開発
                       衛星放送視聴可能機器の国内                  130万人の不足) *2                 収入は顧客環境に左右されてし
                       出荷が312万台に到達 *1                                              まうため、新たな収入モデルの
                                                      i-Construction(国交省による        構築し、収入モデルのポート
環境
                                                  •
               •       PC、スマホ向けソフトウェア                 建設現場へのICT導入促進)               フォリオ化が必要
                       搭載需要が回復傾向


                       ロイヤリティ収入案件                      サービス収入案件                    製品ラインナップの拡充
                       の積み上げを最優先。                     の積み上げを最優先。
事業                 •    既存製品の営業プッシュ。              •   「切羽AI評価システムサービ           •   スマホ販売店向けJSバックアッ

戦略                 •    4K/8K対応組込みブラウザ
                                                      ス」パッケージの横展開。                 プの横展開。

                        機能拡張。                     •   さらなるサービスパッケージ開           •   建設AIサービスパックのライン
                   •    大手家電メーカー 4Kレコー                発、販売。                        ナップ拡充
                        ダー向けソフトウェア納入。                  • コンクリート、アスファ
                                                         ルトAI解析等


                       *1 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が、2020年1月24日に開催した「新4K8K衛星放送 視聴可能機器台数公表 記者発表会」の資料から抜粋。
                       *2 国土交通省が、2015年12月に発表したi-Construction委員会の資料から算出。


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    4K/8K高解像度ソリューション

          • 40型以上のテレビにおいて、通信連携機能*1の搭載強化の流れにあり
            ます。ユーザーの利便性が高まることから、この機能関連で継続的な
            需要が見込まれます。当社tourbillon4(4K/8K組込みブラウザ)では、
            対応する機能拡張を行い、ロイヤリティ収入アップにつなげます。
          *1 ここで指す通信連携機能とは、テレビの放送内容に関連した情報を表示可能とし、双方向通信による
          情報連携が可能となることで視聴者にとって個別に最適な情報を提供可能できる機能を指します。(例:
          テレビと連携した情報の取得、地域密着情報、緊急情報等)

                                         放送と通信連携対応テレビの地域動向
                (単位:千台)




                2019年2月 一般社団法人 電子情報技術産業協会発行のAV & IT機器世界需要動向 P8「放送と通信連携対応テレビ」から抜粋。

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    4K/8K高解像度ソリューション、デジタル家電ソフトウェア


          • 大手家電メーカーの4Kレコーダー向けのsMedio 4K/8K
            高解像度再生ソリューションの納入が優先事項。納入完了
            による開発収入、製品出荷後のロイヤリティ収入が期待で
            きます。

          • パソコン、スマートフォン向けソフトウェア(映像再生
            等)の搭載需要が回復傾向にあることから、既存ソフト
            ウェアの販売を強化します。




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     「切羽AI評価システムサービス」概要

    • 山岳トンネル掘削時の断面である「切羽(きりは)」の強度等を、画像AI処理で判定支
      援することに加え、その結果を切羽観察簿に自動反映することで、作成の手間を軽減
      するサービスを2020年4月1日よりサブスクリプションサービスとして開始します。



                                                        Cloud




    現場の熟練者のノウハウをAIが継承                                               切羽観察簿
                                                                 スコアの埋め込みをクラウドで実施、
                                                                      事務所で簡単出力
                                                切羽観察AIエンジン搭載のiPadを
                                                貸出し写真撮影とAI判定までサポート



                                                                      *iPad は、Apple Inc.の商標です。



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     その他AIサービスパッケージ紹介


   2020年下期には、継続して以下のテーマでの研究開発及びサービスパッケージ
   の開発を推進していきます。


       土木・建築における熟練作業者のノウハウをAIによる認識エンジンで継承。


                    テーマ1
                           コンクリート面のAI解析

                    テーマ2
                          アスファルト面におけるAI解析

                    テーマ3
                          水質汚濁AI解析




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      サービス収入モデルの立ち上げ


          • 当社の主な収入モデルは、ロイヤリティ収入と開発収入になっ
            ております。
          • 両収入モデルの課題点は、顧客の環境に左右され収入の振れ幅
            が大きい点になります。この課題を補う収入モデルの構築が必
            要です。
          • サービス収入に紐付けられる製品群の開発を加速してまいりま
            す。
          • 対象製品(2020年1月現在)
                    •    トンネル切羽評価システム
                    •    トンネル工程管理システム
                    •    スマホ販売店向けJSバックアップ
          • 目標金額(2020年)
                    2019年の19百万円(実績)から、2020年は倍増の50百万円を目標。
                    2021年以降も、新たな案件獲得で、増収傾向の維持を目指す。




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     代表メッセージ


                 2019年12月期の業績は、業績予想未達となり株主を
             はじめとするステークホルダーの皆様には、ご心配とご迷
             惑をおかけしました。

                 まだまだ、この先の不安定要素は残る状況ではございま
             すが、ロイヤリティ収入が見込める案件の積み上げが順当
             に進んでいる状況から2020年12月期においては、通期
             黒字化達成を最優先事項として、社員一丸となって取り組
             んでまいります。

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