3913 M-sMedio 2021-04-15 13:30:00
連結子会社からの事業譲受、当該連結子会社の解散及び清算並びに当該連結子会社に対する債権放棄に関するお知らせ [pdf]

                                                 令和3年4月 15 日
各 位
                    会   社   名   株   式   会   社   s   M   e   d   i   o
                    代 表 者 名     代表取締役社長 岩 本                     定 則

                                (コード番号:3913 東証マザーズ)

                    問 合 せ 先     取締役経営企画室長           北 埜         弘 剛
                                                (TEL.03-6262-8660)



         連結子会社からの事業譲受、当該連結子会社の解散及び清算並びに
            当該連結子会社に対する債権放棄に関するお知らせ


 当社は、本日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社情報スペースから一部事業
を譲り受けること、その後、同社を解散及び清算するとともに、同社に対する長期貸付金等の一
部債権放棄を行うことを決議いたしましたので、お知らせいたします。なお、事業譲受に関しま
しては、東京証券取引所における適時開示基準に該当しないため、開示事項・内容を一部省略し
ております。
                        記


1. 事業譲受、解散及び清算並びに債権放棄の理由
 当社は、平成 27 年5月に、モバイル業界への積極的な事業展開を目的として、株式会社情報
スペース(以下、本項で「情報スペース社」
                   )の株式を 100%取得しました。
 情報スペース社が展開している「JS バックアップ」は、主にスマートフォンのデータのバッ
クアップとスマートフォン間でのデータ移行をメイン機能とした、評価が高いアプリです。「JS
バックアップ」は、当社による完全子会社化以降、当社がメインで顧客への営業と契約を行う体
制の下で、当社 B2B 販売チャネルを通じて、顧客数を伸ばし、それまでの主力事業形態を情報ス
ペース社による受託開発から、当社によるライセンス提供へ移行することができました。
 一方、ここ数年、情報スペース社の主力事業形態であった受託開発は、受注が大きく減少し、
今後も厳しい状況が続く見込みであります。
                   「JS バックアップ」の機能は成熟しており、情報ス
ペース社の受託開発をメインとする開発会社としての役割は終えたと判断し、今後は開発投資を
抑え、営業に力点を移す方針とし、情報スペース社を解散及び清算し、事業効率を上げる目的で
当社へ一部事業移管することを決定しました。
 また、情報スペース社の清算手続きを円滑に進めるため、当社が有する債権の一部を放棄し、
情報スペース社は債務超過を解消できる見込みであります。
 今後の JS バックアップ関連事業につきましては、事業譲受後も引き続き、当社が継続してい
く予定であります。
 なお、本件債権放棄は、連結子会社に対する債権放棄であるため、連結業績への影響はありま
せん。(詳細は、下記6.業績に与える影響(債権放棄及び解散に伴う損失額)を参照下さい。)
2. 当該連結子会社の概要
(1)名称           株式会社情報スペース
(2)所在地          岡山県岡山市南区新保1186―6
(3)代表者の役職・氏名    代表取締役社長       服部     励起
(4)事業内容         ソフトウェア開発
(5)資本金          10 百万円
(6)設立年月日        平成 24 年 11 月 16 日
(7)大株主および持株比率   株式会社 sMedio   100%
(8)上場会社と当該会社と   資本関係                   当社が、当該連結子会社株式を 100%
   の関係                                 所有しております。
                人的関係                   当社従業員が取締役を兼務しており
                                       ます。
                取引関係                   当社から開発業務を委託し、また、
                                       資金の貸付を行っております。
                関連当事者への該当状況            関連当事者に該当します。
(9)最近3年間の経営成績及び財政状態
決算期             平成 30 年 12 月期        令和元年 12 月期       令和2年 12 月期
総資産                      22 百万円            16 百万円          9百万円
純資産                   △8百万円               △13 百万円        △17 百万円
1株当たり純資産              △10,880 円           △17,067 円      △21,730 円
売上高                      44 百万円            51 百万円          39 百万円
営業損失(△)               △14 百万円             △4百万円           △5百万円
経常損失(△)               △14 百万円             △4百万円           △2百万円
当期純損失(△)              △15 百万円             △4百万円           △3百万円
1株当たり当期純損失(△)         △19,870 円           △6,186 円        △4,663 円
1株当たり配当金                      -                  -              -


3. 事業譲受の内容
(1)事業の内容        JS バックアップ関連事業
(2)対象事業の売上高     7百万円(令和2年 12 月期)
(3)譲り受ける資産等     譲り受ける事業に関連する資産(商標権、特許権、販売権等の契
                約上の地位を含む。)
                売掛債権及び負債は継承しません。
(4)譲受価額及び決済方法   3百万円。ただし、令和3年4月までの対象事業の売上高等に基
                づいて決定するため、現時点では確定しておりません。
                決済方法は、現金決済または債権との相殺を予定しております。
4. 債権放棄の内容
(1)債権の種類及び金額       長期貸付金等       21 百万円(連結純資産に対する割合は 1.9%)
(2)実施日(予定)         令和3年5月 31 日
(3)その他             債権放棄の金額は、当該連結子会社の令和3年5月 31 日の債務
                   超過額の見込みにより、変動する可能性があります。


5. 解散及び清算の日程
令和3年4月 15 日         当社の取締役会による解散及び清算決議
令和3年6月 30 日(予定)     当該連結子会社の臨時株主総会による解散決議
令和3年9月 30 日(予定)     清算結了


 本事業譲受は、当社においては、会社法第 468 条第2項に基づく簡易事業譲受であり、当該連
結子会社においては、会社法第 468 条第1項に基づく略式事業譲渡であることから、事業譲渡契
約の承認に関する株主総会は開催いたしません。


6. 業績に与える影響(債権放棄及び解散に伴う損失額)
(1)連結業績
 本件債権放棄は、連結子会社に対する債権放棄であるため、連結業績への影響はありません。
また、当該連結子会社の売上高 39 百万円(令和2年 12 月期)のうち、関係会社売上高が 27 百
万円を占めており、3.
          (2)の対象事業の売上高7百万円を考慮すると、当該連結子会社の解
散及び清算に伴う連結業績に与える影響は軽微ですが、今後公表すべき事項が発生した場合には
速やかにお知らせいたします。
(2)単体業績
 令和2年 12 月期において、既に貸倒引当金 17 百万円を計上しているため、本件債権放棄によ
る令和3年 12 月期の当社単体業績への影響は軽微ですが、今後公表すべき事項が発生した場合
には速やかにお知らせいたします。


(参考)当期連結業績予想(令和3年2月5日公表)及び前期連結実績
               連結          連結         連結        親会社株主に       1株当たり
               売上高        営業利益       経常利益        帰属する        当期純利益
                                                当期純利益

当期業績予想            1,034         53         53           36   18 円 85 銭
前期連結実績              913         32         30           10    5 円 36 銭




                                                                以   上