3906 M-ALBERT 2021-10-11 15:00:00
日本ユニシス株式会社とのAIホスピタル構想における高度診断・治療システムの社会実装に向けた協業に関するお知らせ [pdf]

                                                        2021年10月11日
各   位
                                 会 社 名 株式会社ALBERT
                                 代表者名 代表取締役社長           松本 壮志
                                       (コード番号:3906 東証マザーズ)
                                 問合せ先 経営戦略部             大江 翔
                                               (TEL 03-5937-1389)



           日本ユニシス株式会社との AI ホスピタル構想における
        高度診断・治療システムの社会実装に向けた協業に関するお知らせ


 当社は、2019年11月6日付「日本ユニシス株式会社との資本業務提携契約締結及び当社株式の売出しに
関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、日本ユニシス株式会社(以下「日本ユニシス」とい
います。)との間で資本業務提携契約を締結しております。この度、日本ユニシスと共同で、    「内閣府 戦
略的イノベーション創造プログラム(SIP)  」第2期「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療シ
ステム」の一環として、Dr.アバター(医師の仮想分身)によるインフォームドコンセント支援システム
に活用することを目的に、Dr.アバター利用患者の理解度を推定する AI の開発を開始しましたので、下
記のとおりお知らせいたします。

                                記

1. 治療方針説明の映像データを活用して患者の理解度を推定する AI の開発
  日本ユニシスは、  「顧客・パートナーと共に社会を豊かにする価値を提供し、              社会課題を解決する企業」
として、業種・業態の垣根を越え、さまざまな企業をつなぐビジネスエコシステムを創る中核となりデジ
タルトランスフォーメーションを実現するプラットフォームを提供することを目指しています。一方当
社は、AI のシステム実装を視野に入れた産業・企業の開発パートナーとして、                 「AI 活用コンサルティン
グ」 「ビッグデータ分析」    「AI アルゴリズム構築・システム開発」等のソリューションの提供、自社プロ
ダクト提供およびデータサイエンティストの育成支援に取り組んでおります。さらに、2018年7月より
「CATALYST(触媒)戦略」を推進し、重点産業(自動車、製造、通信、流通・インフラ、金融)における
AI アルゴリズム開発・ビッグデータ分析を通じた触媒機能となり、産業間の AI・データシェアリングを
促進することで、早期の AI ネットワーク化社会の実現に向けて取り組んでおります。
  「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」は、超高齢化社会における医療の質の確
保・医療費の抑制・医療従事者の負担軽減につながるシステムの社会実装を目指し、AI を活用した診断
補助やコミュニケーション支援等の研究開発を実施しています。Dr.アバターによるインフォームドコン
セント支援システムでは、      インフォームドコンセントにおける医師の説明の一部を Dr.アバターが代替す
ることにより、患者の理解度・満足度の向上とともに、医療従事者の負荷削減を目指しています。
  本システムでは患者向け説明コンテンツを容易に作成でき、その説明コンテンツに対する患者の反応
を医師にフィードバックするシステムとすることを予定しており、今回の協業により研究開発を進める
患者の理解度を推定する AI は、医師へのフィードバックの充実化を目的に活用することを目指します。
なお、医療分野では、データ解析と AI の活用が期待される一方、社会実装に向けては倫理的・法的・社
会的課題(Ethical, Legal and Social Issues:以下 ELSI)が重要です。開発にあたっては、日本ユニ
シスグループの AI 倫理指針に則り、高度な解析や統計専門スキルの提供に関する ELSI について、ステ
ークホルダーとの継続的な検討を行ってまいります。




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 当社は国内のリーディングカンパニーとの提携を通じて、産業間の AI とデータのシェアリングを促進
する「CATALYST 戦略」を展開しております。提携関係にある日本ユニシス及び当社は、今後、シーンご
との患者の理解度推定について精度向上を通じて現場で広く活用できるよう、両社で理解度類推 AI の研
究開発を推進します。また理解度に応じたコンテンツの選択機能の追加など、さらなるデータ・AI 活用
も視野に入れた医療のデジタル化を促進し、提供サービスの価値向上を目指します。


(関連リンク)
◇「内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 第2期において「AI(人工知能)ホスピタル」
  による高度診断・治療システム」 社会実装に向けたプロジェクトを開始
  https://www.unisys.co.jp/news/nr_200610_aihospital.pdf

◇Dr.アバターによるインフォームドコンセント支援システム
 (国立成育医療研究センターホームページ)
  https://ai-hospital.ncchd.go.jp/avatar/

◇日本ユニシスグループの AI 倫理指針
  https://www.unisys.co.jp/com/ai_ethics_principles_nihonunisys_group.pdf



2.今後の見通しについて
 現時点では、当社の2021年12月期の業績に与える影響は軽微と想定しております。今後、開示すべき事
項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

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