3905 M-データセクション 2019-05-15 16:30:00
2019年3月期 決算説明資料 [pdf]

2019年3月期決算説明 / 2020年3月期戦略説明資料




データセクション株式会社
2019年5月15日
証券コード:3905
0. サマリー

 2019年3月期通期で、売り上げ/営業利益ともに過去最高を達成。
    •   売上1,088百万円(前年比150.9%)、営業利益100百万円(前年比224.2%)

 これまで様々な領域にて種蒔きを行ってきたが、2020年3月期からは、リテール支援
  事業が収益化フェーズに入った。

               2019年3月期                            2020年3月期
・新規事業を複数立ち上げ。                          ・FollowUpは収益化フェーズへ。
・収益化フェーズの既存事業も堅調に推移。                   ・各事業ともさらに深耕し、成長を目指す。

    リテール支援事業                           立
立                                      ち   医療分野
ち   ・FollowUP譲受による事業強化                 上   ・国内外のパートナとの連携により新規事業化
上                                      げ
げ   医療分野                               フ   その他事業
フ   ・プロジェクトを開始しNEDOに採択                 ェ
ェ                                      ー   ・交通量調査、MLFlowアノテーションの販売を強化
ー   その他事業                              ズ
ズ   ・交通量調査、MLFlowアノテーションをリリース
                                           リテール支援事業
                                       収   ・FollowUPの機能強化、販売強化による事業拡大
収   ソーシャルメディア分析                        益
益   ・既存事業として堅調に推移。                     化   ソーシャルメディア分析
化                                      フ
フ                                      ェ   ・高付加価値化および販路拡大による高収益化。
    ソリューション開発
ェ                                      ー   ソリューション開発
ー   ・大口顧客の開発案件を継続受注。ディーエスエスとの          ズ
ズ   シナジーで売上伸長。                             ・グループ内連携によるシナジー強化。


             売上:1,088百万円                     売上予想:1,100百万円~1,400百万円
                                   1                          ©︎ 2019 Datasection Inc.
(ご参考)2019年3月期にリリースした新規事業

 2019年3月期リリース①

ドローントラフィックモニター
 ドローン×AIにより人手不足/人的コスト問題を解決するサービスの開発を展開中。
   • 2018年2月 太陽光発電設備点検サービス「ソーラーチェック」リリース
   • 2018年8月 交通量調査サービス「ドローントラフィックモニター」リリース
 新サービス「ドローントラフィックモニター」には、大手自動車会社との共同研究で
  培った自動運転のAI技術を投入。




ドローン/固定カメラにより撮影した動画をAI解析し、交通量を計測

                           2        ©︎ 2019 Datasection Inc.
(ご参考)2019年3月期にリリースした新規事業

2019年3月期リリース②

MLFlowアノテーション
背景     機械学習を利用したソリューション開発のニーズが高まっている一方、
        教師データの作成(アノテーション)を行う人材が不足している。

特長     開発プロジェクトのニーズに合わせてアノテーション作業を代行。
       大量かつ高品質な教師データを短期間で納品。
       データセクション独自のAI開発プラットフォーム「MLFlow」と連動。
        発注者と作業者双方で作業進行と教師データの品質を確認可能。




Point 1          Point 2         Point 3
画像、テキストなど、プロ     独自に組織したアノテーター   発注者と作業者双方で進捗確
ジェクトのニーズに合わせた    チームにより、大量かつ高品   認が可能。
アノテーション作業を代行。    質な教師データを短期納品。

                           3               ©︎ 2019 Datasection Inc.
(ご参考)2019年3月期にリリースした新規事業

2019年3月期リリース③

FollowUP(フォローアップ)
 2018年7月、小売店向けマーケティングツール事業を譲受。
 (国内外2,000店の導入実績のある事業の国内事業を譲受)

 データセクションの画像解析技術をプラスして今後さらに差別化を図る。




入店人数             平均     平均                 VMD   店前              来店者
        購買率                       リピート客
&子供人数           滞在時間   滞在人数               効果測定   通行量             属性
                                                               ※オプション




                              4                        ©︎ 2019 Datasection Inc.
目次



1. 2019年3月期決算に関する事項


2. 2020年3月期の事業戦略


3. 2020年3月期の業績予測


4. 長期展望




                   5   ©︎ 2019 Datasection Inc.
目次



1. 2019年3月期決算に関する事項


2. 2020年3月期の事業戦略


3. 2020年3月期の業績予測


4. 長期展望




                   6   ©︎ 2019 Datasection Inc.
1. 2019年3月期 決算に関する事項


損益計算書(連結通期)
   2018年3月期通期は、売上高、営業利益のいずれも過去最高を達成。
   営業費用の増加は、新規事業開発ならびに人材への投資によるものである。
   売上高の増加が営業費用の増加分を上回り、営業利益はプラスで着地した。

                                                            (単位:百万円)

                2018年3月期    2019年3月期
                                          増減額             増減率
                   (連結)        (連結)

      売上高             721         1,088         366               50.9%

      営業費用            676          987          311               46.0%

      営業利益             45          100           55            124.2%

      経常利益             45           95           49            108.7%
    親会社に帰属する当
      期純利益
                       16           37           21            136.6%


                              7                       ©︎ 2019 Datasection Inc.
1. 2019年3月期 決算に関する事項


貸借対照表(連結)
   固定資産の増加は、ディーエスエス株式とFollowUP事業譲受によるのれん(顧客関連資産含
    む)の増加によるものである。
   負債の増加は、長期・短期借入金の増加によるものである。

                                                         (単位:百万円)

                       第18期末         第19期末
                                                     増減額
                       (連結)          (連結)
          流動資産             1,574         1,833                    264
    資産    固定資産                 491           895                  399
          資産合計             2,066         2,729                    663
          負債合計                 235           852                  616
    負債     純資産             1,830         1,876                      46
    純資産
          負債純資産
            合計
                           2,066         2,729                    663

                           8                       ©︎ 2019 Datasection Inc.
1. 2019年3月期 決算に関する事項


売上高と営業利益の推移(連結)
   2018年3月期より売上収益の基盤強化を行い、2019年3月期は売上高10億円を突破。
   大口顧客のシステム開発、およびディーエスエスとの共同案件により売り上げアップ。
   新規事業に継続的な投資を行った。
 売上高                                                                                  営業利益
(百万円)                                                                                 (百万円)

    1,200                                                                             600
                                                                     1,088
    1,000
                                        順調に売上アップ

     800                                                  721                         400

                                          593
     600
                         439
             376
     400                                                                              200



     200                                            79                       100
                   85              28                           45                              売上
                                                                                                営業利益
       0                                                                              0
            2015年3月期    2016年3月期         2017年3月期        2018年3月期    2019年3月期



                                             9                               ©︎ 2019 Datasection Inc.
1. 2019年3月期 決算に関する事項


KDDIとの取り組みと実績
    KDDIが取り組むIoTや5G、データセクションが取り組む画像解析技術やソーシャルメディア分
     析などのノウハウを組み合せた取り組みを検討。今後も継続していく。


         販売連携              開発連携         AIプラットフォーム連携
    ソーシャルメディア分析ソリュー     画像分析ソリューションの
                            ソリュー            MLFlowをKDDIの
     ションの販売/MLFlowの販売       共同開発
                            ション開発       AIプラットフォームとして活用
                             連携


                KDDI         ×         データセクション




    実績

 KDDIが9月に開設した「KDDI DIGITAL GATE」にパートナー企業として参画。
 KDDIより社外取締役を選任。連携をさらに強化。


                             10                   ©︎ 2019 Datasection Inc.
目次



1. 2019年3月期決算に関する事項


2. 2020年3月期の事業戦略


3. 2020年3月期の業績予測


4. 長期展望




                   11   ©︎ 2019 Datasection Inc.
2. 2020年3月期の事業戦略


組織を事業領域別に再編し、各事業の強化を進める
   これまでサービス提供形態ごとに分けていた組織を、4つの事業領域に再整理。
   各事業のミッションを明確にし、より事業性を追求して成長をドライブする体制を整えた。




      ❶             ❷           ❸              ❹
    新規事業           リテール        ソーシャル   ソリューション
                   支援事業        メディア     開発事業
                               分析事業




                          12               ©︎ 2019 Datasection Inc.
① 新規事業


新規事業開発を継続的に実施
    2019年3月期に立ち上がった交通量調査サービス、AIアノテーション支援サービスについて、
     さらなるサービス強化および販売強化を行う。
    さらに、新規重点領域として、医療分野での事業立ち上げを積極的に推進する。



     交通量調査サービス        AIアノテーション          医療分野の新規事業
       事業を強化          支援サービスを強化          立ち上げを積極推進
    ・国/自治体向け提供にフォー   ・アノテーション代行サービ      ・アルムなどの国内外のパー
     カスしたサービス強化を進     ス「MLFlowアノテーショ     トナとの連携により医療分
     める               ン」の販売強化を継続す        野の新規事業を立ち上げを
    ・販売チャネルの構築などの     る。                 目指す。
     アライアンス強化        ・AI開発プラットフォーム
                      「MLFlow」単体での提供を
                      開始、販売強化する。




                            13                ©︎ 2019 Datasection Inc.
② リテール支援事業


FollowUPの機能強化とコンサルティング事業立ち上げ
    FollowUPの機能強化と販売強化を行い、事業の柱とする。
    データセクションが当初から強みとしてきたソーシャルメディア分析を組み合わせ、リテール
     支援コンサルティング事業として差別化を図る。



       FollowUPの     FollowUPコンサル事業        FollowUPの
      SaaS機能強化             立ち上げ            事業体制強化
    ・当社のAI技術を生かした機   ・リテール支援コンサルティ       ・リテール支援事業部として
     能強化を行う。          ング事業を通じてカスタ         部門を独立させて、社内の
    ・小売店舗売上の向上支援と     マーサクセス事業として発        体制を強化する。
     店舗オペレーションの効率     展させる。
     化をさらに推進         ・FollowUPに当社の強みであ
                      るソーシャルメディア分析
                      を組み合わせる




                             14                ©︎ 2019 Datasection Inc.
③ ソーシャルメディア分析事業


SaaSとコンサルの連携 / 販路拡大により収益力アップ
    ソーシャルメディア分析のニーズは依然堅調。ニーズに的確に応えるため、サービス強化/販路
     強化を図る。




    SaaS開発とコンサルの       KDDIとの連携強化        外国人行動分析事業の
        シナジー強化                               強化
    ・コンサルティングチームが     ・KDDI社内での当社SaaS利   ・大手企業との戦略的アライ
     培った顧客理解力と課題解      用の促進。              アンスを推進し、営業機会
     決力をSaaS開発に活用す    ・KDDI販路による当社SaaS    の拡大を図る。
     る。                の販売促進。            ・データセクションとソリッ
    ・ソーシャルメディア分析の                         ドインテリジェンスのグ
     SaaSは顧客のゴールにより                       ループ内連携によるシナ
     近いアウトプットを導き出                         ジーを強化。
     せる価値の高いものに進化
     させる。




                              15               ©︎ 2019 Datasection Inc.
④ ソリューション開発事業


大口顧客向け開発案件の継続受注により収益を支える
    大口顧客のシステム開発とディーエスエスとの共同開発の継続により安定的な収益基盤を強
     化。
    データ解析力・データ活用力の強みを生かして大型案件の受注につなげる。



           大口顧客の                       金融領域における
        ソリューション開発推進                   大型システム開発の推進
    ・個社事業に合わせた、セミオーダー型システム        ・データセクションとディーエスエスのグループ
     開発案件の継続的な受注により、売り上げ増を         内連携によるシナジー強化。
     実現する。
    ・データ解析の技術力とデータ活用のためのコン
     サルティング力を生かしてワンストップで大型
     案件の受注を目指す。




                             16                  ©︎ 2019 Datasection Inc.
目次



1. 2019年3月期決算に関する事項


2. 2020年3月期の事業戦略


3. 2020年3月期の業績予測


4. 長期展望




                   17   ©︎ 2019 Datasection Inc.
3. 2020年3月期の予測


売上高と営業利益の予測
      2020年3月期の業績予想は新規事業の不確実性を考慮し、レンジ開示としている。
     (売上高:1,100百万円~1,400百万円/営業利益:10百万円~140百万円)。
 売上高                                                                                                              営業利益
(百万円)                                                                                                             (百万円)
                                                                                                上限:1,400
    1,400                                                                                                         280


    1,200                                                                                                         240
                                                                                                下限:1,100

    1,000                                                                              1,088                      200


                                                                                                         140
     800                                                                                                          160

                                                                      721
     600                                                                                                          120
                                                                               100
                                                   593
     400                                    79                                                                    80
            85                     439
                                                               45
                   376      28
     200                                                                                                 10       40


       0                                                                                                          0
                 2015年3月期        2016年3月期        2017年3月期           2018年3月期         2019年3月期    2020年3月期

                                                         売上         営業利益


                                                              18                                   ©︎ 2019 Datasection Inc.
目次



1. 2019年3月期決算に関する事項


2. 2020年3月期の事業戦略


3. 2020年3月期の業績予測


4. 長期展望




                   19   ©︎ 2019 Datasection Inc.
(1) データセクションの成長シナリオ


戦略的な投資の実施
借り入れも含めた資金調達を行い、AI分野における事業展開を狙う。



   資金調達           M&A
                      事業投資                グループ全体の
    自己資本                         ×AI技術      事業発展
      +               (M&A含む)
    借り入れ




     Action             Target               Growth

キャピタルのみならず、借    ①事業シナジーがあり大幅             AIなど新規事業への投資で
入を含めて資金調達を実施    な成長を明確に期待できる             事業拡大
レバレッジを効かせた積極    事業体                      労働集約型のレガシー事業
投資              ②売上利益の増大を見込む             においてAIを活用すること
                ことができる事業体                で成長企業へ転換させる

                          20                   ©︎ 2019 Datasection Inc.
(2) 事業の基本姿勢


長期的な成長を重視して人材・開発に投資
短期的な利益最大化だけではなく、長期的な利益に基づく現在価値最大化を重視する。

               既存大企業型           ベンチャー型
                                (当社の目指す姿)
  現在           PER現在価値大

                 短期利益             短期利益

   5
   年後
                 長期利益             長期利益

                                 DCF現在価値大
   10
   年後
              PER評価⇒現在価値大      PER評価⇒現在価値小
              DCF評価⇒現在価値小      DCF評価⇒現在価値大



                          21             ©︎ 2019 Datasection Inc.
(3) データセクションのビジョン / ミッション




                 Vision:What we will be …

  人々の暮らしを世界中でバージョンアップし続ける


                Mission:What we should do…


             Change the Frame
    テクノロジーで実社会に変革をもたらし、新しい暮らしをつくりあげる




                            22               ©︎ 2019 Datasection Inc.
データセクションの会社概要


データセクション株式会社
所在地    東京都品川区西五反田1丁目3-8             ソリッドインテリジェンス株式会社
       五反田御幸ビル 8F
                                     海外ソーシャルメディアを中心としたビッグデータ活用支
役員構成   代表取締役社長 兼 CEO   林 健人          援
       代表取締役社長 兼 COO   平本 義人
       取締役CFO          望月 俊男        株式会社ディーエスエス
       取締役CTO          今井 真宏         電子計算機および附属機器の販売およびその保守
       取締役(社外)         中嶋 淳
       取締役(社外)         新居 眞吾
       常勤監査役           田代 彰
                                    DAC DATA SCIENCE VIETNAM COMPANY LIMITED
       監査役(社外)         石崎 俊
       監査役(社外)         横山 大輔         アジアのビジネス拠点、開発拠点、オフショア拠点
       会長              澤 博史
       顧問              橋本 大也
                                    株式会社日本データ取引所
事業内容   マーケティングリサーチ事業
       データ提供・加工事業                    公正性・安全性・信頼性を備えた最適なデータ取引市場の
       画像解析事業                        提供
       海外SNS分析事業
       業務系データ活用・最適化事業




                               23                            ©︎ 2019 Datasection Inc.
データセクション株式会社
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03-6427-2565




〒141-0031
東京都品川区西五反田1丁目3-8 五反田御幸ビル 8F
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注意事項


•   本資料は投資家の参考に資するため、当社の現状をご理解いただくことを目的として、当社が作
    成したものです。

•   当資料に記載された内容は、一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社が合理的と
    判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告な
    しに変更される可能性があります。

•   本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」を含みます。これら
    は、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの
    記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。

•   それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった
    一般的な国内および国際的な経済状況が含まれます。

•   上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しで、リスク
    や不確実性を含んでおり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。従いまし
    て、これらの業績予想のみに全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるようお願いいたしま
    す。


                        25              ©︎ 2019 Datasection Inc.