3877 中越パル 2020-02-13 14:30:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月13日
上場会社名 中越パルプ工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 3877 URL http://www.chuetsu-pulp.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 加藤 明美
問合せ先責任者 (役職名) 経営管理本部副本部長兼管理部長 (氏名) 石原 秀樹 TEL 0766-26-2404
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 72,319 2.0 1,276 ― 1,274 ― 562 ―
2019年3月期第3四半期 70,873 1.4 △1,563 ― △1,233 ― △1,295 ―
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 807百万円 (―%) 2019年3月期第3四半期 △1,720百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 42.15 ―
2019年3月期第3四半期 △96.99 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期第3四半期 122,230 48,601 39.7 3,636.62
2019年3月期 123,646 48,461 39.2 3,625.99
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 48,553百万円 2019年3月期 48,412百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 25.00 ― 25.00 50.00
2020年3月期 ― 25.00 ―
2020年3月期(予想) 25.00 50.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 99,600 3.0 2,400 ― 2,350 ― 1,300 80.2 97.37
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 13,354,688 株 2019年3月期 13,354,688 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 3,532 株 2019年3月期 3,104 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 13,351,403 株 2019年3月期3Q 13,352,015 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び当社が合理的であると判断した一定の前提に基づいた見通しであり、多分に
不確定な要素を含んでおります。実際の実績等は、今後様々な要因の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。
なお、業績予想に関する事項については、四半期決算短信(添付資料)3ページの「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご参照ください。
中越パルプ工業㈱(3877) 2020 年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………… 8
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………………… 8
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………… 9
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中越パルプ工業㈱(3877) 2020 年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
紙パルプ業界を取り巻く環境は、電子媒体へのシフトや少子・高齢化による構造的問題のため今後も一層厳しい
情勢が続くことが予想されます。
このような状況下、当社グループは、いかなる情勢の変化にも対応し、リスクを吸収できるしなやかな企業グル
ープの基盤を構築するため、中期3ヶ年計画『フォワード304』を策定し、2020年度末に営業利益30億円、ROE4%
の収益基盤の確立に向けて取り組んでおります。安定操業を第一にパルプ事業の強化や新たな紙の価値を創造し、
基幹事業である紙パルプ事業の収益基盤強化の取組みを進めています。2017年10月に営業運転を開始したO&Cア
イボリーボード株式会社の高板・加工原紙事業の収益基盤強化を図り、当社が得意とする食品容器分野において、
脱プラスチックへの時代の流れとともに需要開拓を強力に進め、高効率操業を達成して、早期に収益貢献できる体
制の構築に取り組んでおります。また、当社高岡工場内に高機能CNFパイロットプラントの建設を決定し、2021
年4月稼動予定に向け取り組んでおります。さらに当社高岡工場内に重量ベース51%以上の紙パウダーと合成樹脂
とを混合したプラスチックでも紙でもない新素材「マプカ」の製造工場を2020年秋竣工に向けて建設中であります。
高付加価値な製品を安定的に生産する体制を整備するとともに、新規事業分野の開拓を積極的に展開してまいりま
す。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、パルプ市況軟化の影響はありましたが、印刷用紙等の価
格復元や安定操業の取組みにより前第3四半期連結累計期間と比較し増収・黒字転換となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 72,319 百万円 (前年同四半期比 2.0%増)
連結営業利益 1,276 百万円 (前年同四半期は 1,563 百万円の連結営業損失)
連結経常利益 1,274 百万円 (前年同四半期は 1,233 百万円の連結経常損失)
親会社株主に帰属する四半期純利益 562 百万円 (前年同四半期は 1,295 百万円の親会社株主に
帰属する四半期純損失)
(紙・パルプ製造事業)
◎ 新聞用紙
新聞用紙の販売につきましては、新聞各社の発行部数の減少と広告減が影響した頁数の減少に歯止めがかから
ない状況が続いており、数量・金額ともに前年を下回りました。
◎ 印刷用紙
印刷用紙の販売につきましては、紙媒体から電子媒体へのシフト等により国内需要の漸減傾向は続いており
ますが、販売価格の復元が収益に寄与しました。
◎ 包装用紙
包装用紙の販売につきましては、米麦袋のフレコン化、作付面積の減少の影響を受けて国内販売量は前年を下
回りましたが、販売価格の復元が収益に寄与しました。
◎ 特殊紙・板紙及び加工品等
特殊紙・板紙及び加工品等の販売につきましては、需要が堅調な壁紙等で拡販に取組んだことやO&Cアイボ
リーボード株式会社への高板・加工原紙の生産移管が進展した結果、数量・金額ともに前年並みを確保しました。
◎ パルプ
パルプの販売につきましては、当社川内工場の停止が前年と比較し長期間であったことや、海外のパルプ市況
の軟化もあり数量・金額とも前年を下回りました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 63,629 百万円 (前年同四半期比 2.0%増)
連結営業利益 248 百万円 (前年同四半期は 2,564 百万円の連結営業損失)
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中越パルプ工業㈱(3877) 2020 年3月期 第3四半期決算短信
(発電事業)
発電事業につきましては、安定操業に努め前年並みの売上となりました。しかしながら、当社生産本部二塚製
造部において隔年で行っているボイラーの定期検査があったことにより減益となりました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 5,136 百万円 (前年同四半期比 1.5%増)
連結営業利益 884 百万円 (前年同四半期比 2.8%減)
(その他)
当社高岡工場において前年と比較し工場の操業度が向上したため、紙断裁選別包装・運送事業等の紙・パルプ
製造事業を補助する「その他事業」につきまして増収・増益となりました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 14,767 百万円 (前年同四半期比 3.0%増)
連結営業利益 83 百万円 (前年同四半期比 871.7%増)
(2)財政状態に関する説明
(総資産)
現金及び預金が、主として金融機関からの借入金を返済したため 2,140 百万円減少したことなどにより、総資産
は前連結会計年度末に比べて 1.1%減少し、122,230 百万円となりました。
(負債)
金融機関からの借入金が 1,773 百万円減少したことなどにより、負債合計は前連結会計年度末に比べて 2.1%減
少し、73,629 百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末とほぼ横這いの 48,601 百万円となりました。これは主として、配当金の支払い
667 百万円による減少はありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益 562 百万円、その他有価証券評価差額
金が 254 百万円増加したことなどによります。また、自己資本比率は、前連結会計年度末とくらべて 0.5 ポイント
増加し、39.7%となりました。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020 年3月期の業績予想につきましては、2019 年 10 月 23 日に公表しました「業績予想の修正に関するお知らせ」
における業績予想から見直しは行っておりません。
今後、何らかの変化がある場合には適切に開示してまいります。
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中越パルプ工業㈱(3877) 2020 年3月期 第3四半期決算短信
(3) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018 年4月1日 至 2018 年 12 月 31 日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
合計
紙・パルプ (注)
発電事業 計
製造事業
売上高
外部顧客への売上高 59,949 5,058 65,007 5,866 70,873
セグメント間の内部
2,414 ― 2,414 8,475 10,889
売上高又は振替高
計 62,363 5,058 67,422 14,341 81,763
セグメント利益
△2,564 909 △1,655 8 △1,647
又は損失(△)
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ナノフォレスト事業、紙加工
品製造事業、運送事業、設備設計施工・修理事業、原材料事業、紙断裁選別包装事業等を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益又は損失(△) 金額
報告セグメント計 △1,655
「その他」の区分の利益 8
セグメント間取引消去 62
固定資産の調整額 13
その他の調整額 7
四半期連結損益計算書の営業損失(△) △1,563
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中越パルプ工業㈱(3877) 2020 年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019 年4月1日 至 2019 年 12 月 31 日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
合計
紙・パルプ (注)
発電事業 計
製造事業
売上高
外部顧客への売上高 61,046 5,136 66,183 6,136 72,319
セグメント間の内部
2,583 ― 2,583 8,630 11,214
売上高又は振替高
計 63,629 5,136 68,766 14,767 83,533
セグメント利益 248 884 1,133 83 1,216
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ナノフォレスト事業、紙加工
品製造事業、運送事業、設備設計施工・修理事業、原材料事業、紙断裁選別包装事業、マプカ事業等を含ん
でおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益又は損失(△) 金額
報告セグメント計 1,133
「その他」の区分の利益 83
セグメント間取引消去 60
棚卸資産の調整額 △12
その他の調整額 11
四半期連結損益計算書の営業利益 1,276
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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