3858 J-ユビキタスAI 2020-06-12 15:30:00
2021年3月期通期連結業績予想及び中期経営計画修正に関するお知らせ [pdf]
2020 年6月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社ユビキタス AI コーポレーション
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 長 谷 川 聡
( コ ー ド 3 8 5 8 、 東 証 J A S D A Q )
問 合 せ 先
役職・氏名 執 行 役 員 管 理 本 部 長 芦谷 耕司
電 話 0 3 - 5 9 0 8 - 3 4 5 1
2021年3月期通期連結業績予想及び中期経営計画修正に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、2020年5月15日に公表した「2020年3月期決算短信〔日本基
準〕(連結)」において未定としておりました2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の
連結業績予想について決議いたしました。
また、2019年6月6日に公表した中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)を修正いたしまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、当社グループにおける新型コロナウイルス感染拡大の影響について合理的に算定することが
困難な状況であるため、新型コロナウイルス感染症の影響を勘案せず、2020 年3月期の結果を踏まえ
て公表するものであります。
記
1.当期連結業績予想(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)の概要
収益性が高まった高速起動製品と、ソフトウェアディストリビューション・ソフトウェアサービス
事業の安定収益により利益を確保し、コネクティビティ&セキュリティ製品の新製品・サービス事業
化に向けた取り組みを推進してまいります。
一方で、人材採用を強化、人件費、広告宣伝費の増加等により利益規模は減少する予想をしており
ます。
また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、のれん償却費の損金不算入等を加味した
法人税等の計上により、損失となる予想をしております。
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親会社株主に帰属 1 株 当 た り
売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益
する当期純利益 当期純利益
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)
前回予想(A) ― ― ― ― ―
今回修正(B) 2,362 12 12 △46 △4 円 40 銭
増減額(B-A) ― ― ― ―
増 減 率 ― ― ― ―
(ご参考)前期実績 2,346 35 38 77 7 円 38 銭
(2020 年3月期)
2.修正中期経営計画の概要(2020 年3月期~2022 年3月期)
以下のとおり、当社グループを取り巻く経営環境の変化と事業の進捗を勘案し、現中期経営計画の
2年目(2021 年3月期)及び3年目(2022 年3月期)の計画を修正いたしました。
・2020 年3月期においては、 当初の業績目標値に対して、 利益面では達成することができたものの、
売上は 97.0%(3.0%の減収)となったこと
・2020 年3月期からの新規取り組みの売上貢献には、今少し時間を要すること
これらにより、2022 年3月期には、グループ売上高 25 億円(現中期経営計画比 8.8%減)まで事業
拡大し、連結営業黒字を維持しつつ、次の成長のための基礎となる安定した収益モデルの構築と新製
品開発投資を行い、 2025 年3月期までにグループ売上高 30 億円、営業利益 10%以上の達成を目指し
てまいります。
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3.新型コロナウイルス感染症による影響並びにリスク及びその対応
(1)当社グループの事業に与える影響
新型コロナウイルス感染症の影響により、日本国内及び世界の自動車販売数の3~5月の販売実績
は大幅に落ち込んでおり、本年の主要市場見通しも厳しく、当社グループ事業への影響も大きいと予
想されます。また、テレワーク等による顧客手続き遅れに伴う発注への影響、限定された営業活動に
よる新規案件獲得への影響も予想されます。
しかしながら、2、3月においての当社グループ事業への影響は、当初懸念していた程ではなかっ
たことから上記の業績予想となりましたが、今後、当社製品を搭載する製品の出荷、販売数が減少す
ることにより、各四半期のロイヤルティ売上に影響がでてくるものと予想しております。
なお、現時点におきましては、顧客都合による、予定されていた発注の中止ないし延期、発注数の
減少、又はテレワークによる社内手続遅延に伴う発注手続の遅延等が発生しております。
(2)リスク及びその対応
現時点においては、以下のリスクを想定しております。
ⅰ)経済状況・市場動向が影響するリスク
・自動車業界の動向が影響するリスク
当社の事業収益のうち、自動車業界関連は約 40%と大部分を占めます。そのため、自動車の販売
台数が減少した場合には、車載情報端末を中心とした製造ロイヤルティ収益に影響を及ぼす可能
性があります。
また、自動車関連企業が収益減少のために開発投資へリソースを割かない場合、ソフトウェア開
発支援ツール、各ソフトウェア開発キット及び関連する開発委託業務に影響を及ぼす可能性があ
ります。
・経済全般の停滞が影響するリスク
景気低迷による民生機器(デジタルカメラ、ビデオレコーダー、情報端末など)の売上低迷によ
り、製造ロイヤルティ収益へ影響を及ぼす可能性があります。
また、収益低下懸念による費用圧縮に伴う新規開発投資の抑制により、ソフトウェア開発支援ツ
ール、SDK 及び関連する開発委託業務へ影響を及ぼす可能性があります。
ⅱ)テレワークによる限定された営業活動が影響するリスク
・展示会・セミナーなどの中止による露出・顧客獲得機会の減少が影響するリスク
当社の製品は、その性質上、デモによる実装例、目に見えない機能・性能・特徴の説明が必要で
あり、展示会・セミナーの活用が有効となるため、中止による顧客訴求機会が限られます。
また、顧客担当部門は主に製品企画・開発部門が対象となるため、製品・技術を必要とする顧客
担当者との直接接触機会が限られます。
・新規顧客訪問機会の減少が影響するリスク
コミュニケーション方法が Web 会議などに限定されるため、新規顧客との信頼関係構築に時間を
要する可能性があります。また、外部との Web 会議が難しい顧客においては、コミュニケーショ
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ン機会が減少する可能性があります。
上記のリスクに対しては、以下の対応により、収益の維持・拡大に努めてまいります。
ⅰ)ソフトウェアプロダクト事業
・高速起動製品の海外市場向け販売を強化
・協業企業とのパートナーシップによる IoT セキュリティ分野でのソリューションの実現
ⅱ)ソフトウェアディストリビューション事業
・パラダイムシフト、ワーク/ライフスタイル変化で登場するベンチャー企業、商材の積極的な確保
・資本提携・共同開発による商材の長期確保
・AI 分野の取扱いの強化
ⅲ)ソフトウェアサービス事業
・スマートデバイス、web/クラウド向け開発力の強化
・人材確保による事業規模の拡大
当社は、組込みソフトウェア No.1ベンダーを目指し、新たな中期経営計画期間を持続的な成長に
向けた足場固め期間として位置付け、さらなる企業価値の向上のため取り組んでまいります。株主の
皆様におかれましては、今後ともより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
※本資料に記載されている業績目標は、現時点で入手可能な情報に基づき作成しております。そのた
め、様々な要因により、実際の業績が目標及び予想と異なる可能性があります。
以上
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