3853 アステリア 2021-06-25 17:30:00
中期経営計画策定のお知らせ [pdf]

                                                      2021 年6月 25 日
 各 位
                              会 社 名    アステリア株式会社
                              代表者名     代表取締役社長 平野洋一郎
                                       (コード番号:3853 東証第一部)
                              問合せ先     常務執行役員コーポレート本部長 齊藤裕久
                                       (TEL 03-5718-1655)

                   中期経営計画策定のお知らせ


 当社は、2021 年6月 25 日開催の取締役会において、中期経営計画について下記のとおり策
定いたしましたので、お知らせいたします。

                             記

1.中期経営計画の概要

 (1)名   称:「 中 期 経 営 計 画 S T A R 」

 (2)期   間: 2021 年4月~2024 年3月(3ヵ年)

 (3)経営計画:<3年後(2023年度)計画>(連結)

             ◎売 上 収 益:              45億円
             ◎調整後EBITDA※1:          10億円
             ◎調整後EBITDAマージン:        22.2%

 (4)主要計数計画(連結)
                                                      (単位:百万円)
                      第23期           第26期
                   2021年3月期       2024年3月期       増減       増減率
                       実績             計画
売上収益                      2,688          4,500   +1,812    +67.4%
調整後 EBITDA※1                615          1,000    +385     +62.5%
調整後EBITDAマージン            22.9%           22.2%
営業利益                        820
営業利益率                    30.5%

[注]
※1. 調整後EBITDA=営業利益+減価償却費±その他の調整項目※2
※2. その他の調整項目:のれん減損、未実現買収対価、未実現評価損益等
※3. 上記の計画は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、業績
    を確約するものではありません。実際の業績等は、内外主要市場の経済状況や為替相場の変動など様々な要
    因により大きく異なる可能性があります。重要な変更事象等が発生した場合は、適時開示等にてお知らせし
    ます。

                                                               以上
                  「中期経営計画 STAR」の概要


  本概要は、アステリアグループが定めた 2021 年度から 3 年間の経営計画「中期経営計画
STAR」の内容を抜粋・整理したものです。



中期経営計画ビジョン
 創業ビジョンである「組織を超えるコンピューティングを実現するソフトウェアを開発し、世界
規模で提供する」を踏まえ、本中計期間の経営ビジョンを以下の通り定める。


    自律・分散・協調型の新社会を創るサービスを世界規模で提供する




  アステリアは創業時の XML 技術製品以来 20 年以上におよび「つなぐ」製品を提供している。
2002 年の ASTERIA R2 出荷以降は「Graphical Language」というコンセプトのもと、全製品が
「ノーコード」である。近年、「ノーコード」という用語の認知が広がってきているが、この傾向
は当面拡大する。

  コロナ禍によって、アステリアが創業時から標榜する「自律・分散・協調」の世界への動きが
いよいよ顕在化している。この時代においては、分散環境において「いつでもどこでも」使えるモ
バイルデバイスが当たり前となる。また、チップや部品の性能向上と IPv6 の普及、さらにクラウ
ドのセキュリティリスク回避のために、エッジコンピューティングの普及が加速する。




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この中期経営計画は、計画期間における重点項目の頭文字をとって「STAR」と名付ける。

Sustainable   = 持続可能な社会構築に貢献する事業を遂行すること
Top-line      = 価値創出・提供の結果として売上増大を狙うこと
Acquisition   = 企業買収・事業買収を通じて成長のスピードを獲得すること
Refine        = 既存の製品・サービスに磨きをかけて新時代を先取りすること




事業別活動計画
ソフトウェア事業
   主力製品:
   2020 年度で「柱」となっている製品は以下の2製品
        Warp    サブスク比率を向上させストック比率を 7 割までに上げる
        Hanbook 2021 年度後半に新製品を出荷

   新製品:
   2つの製品を主力の柱とし4本柱を確立する
      Platio
           積極的なマーケティングを実施
           カテゴリーを確立し市場シェア No.1 に
      Gravio
           世界展開を開始。2021 年度:日本、米国、英国、シンガポール
              2022 年度:中国
           自社デザインの Gravio センサー、機器のチップや部品の製造国を吟味し、
              貿易上の影響を回避(済み)
           カテゴリーを確立し市場シェア No.1 に

   研究開発・コンサルティング:
   長期的製品のベース技術として以下の研究開発を推進する
      Blockchain 自社開発ブロックチェーン外部提供
      AI         ロボティクス向けミドルウェア(Asteria ART)
      成長性の高いマネタイズ方法としてサービサーとの JV を推進する。



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  M&A:
  コロナ禍の状況を反映し国内 M&A を強化する
     国内 M&A 組織をスタート(済み)
     対象はクラウドサービスに限定、ライセンス売上過半数

デザイン事業
  既存市場:
          ポートフォリオ戦略を継続
          欧米の顧客企業のコロナ禍からの復活後のプロジェクト獲得
  日本市場:
          早期に日本法人を設立

投資事業
  Asteria Vision Fund-1
       IRR 10%のための投資先成長により未実現益を定常的に上げている。
  第2号ファンド
       Asteria Vison Fund の成果次第で組成を検討する。




人員計画
          2020 年度末(124 人)の約 1.5 倍の人員とする。
          ジェンダー、国籍等のダイバーシティを重視した採用を継続する。
          新卒採用を継続し、インターン採用なども拡大する。
          テレワーク中心、スーパーフレックスなど働き方の多様性を活用し、世界中から優
           秀な人材を採用する。




 本資料に掲載されている数値目標などの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及
 び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、業績を確約するものではありません。
 実際の業績等は、内外主要市場の経済状況や為替相場の変動など様々な要因により大きく異な
 る可能性があります。重要な変更事象等が発生した場合は、適時開示等にてお知らせします。

                                              以上




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