3849 A-NTL 2020-05-15 16:00:00
2021年3月期 事業内容のご説明 [pdf]

                                       2020 年5月 15 日
各 位
                       会   社   名   日本テクノ・ラボ株式会社
                       代   表   者   代表取締役社長   松村 泳成
                       (コード番号:3849 札幌証券取引所アンビシャス)
                       問い合わせ先         管理部長   鈴木 孝男


              2021 年3月期事業内容のご説明

 当社は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止の観点から、顧客企業の企業活動自
粛の長期化も見込まれる中、現時点におきまして、合理的な業績予想の算定を行うことは
困難であり、適切な予想の開示はできないと判断したことから、業績予想を未定とさせて
いただくことにいたしましたが、2021 年3月期におきましても、2019 年5月に発表いたし
ました中経営計画「Next Stage 2022」の達成に向けて全社一丸となって取り組んでおりま
す。なお、2021 年3月期業績予想につきましては、今後、業績予想の開示が可能となった
時点で、速やかに開示いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。


 当社の、2021 年3月期の事業内容は、以下の通りです。


■ イメージング&プリンタコントローラ事業
  当事業では、開発案件は、錠剤/製薬市場向け、および工場市場向けの超高速プリン
 トサーバー案件に大別されます。
  錠剤/製薬市場向けの案件として、多列印字方式により、ジェネリック錠剤の表面に
 毎時 30 億錠の印字スピードで印字を行う超高速プリントサーバーのための錠剤印字プリ
 ントコントローラの開発があります。当社は、過去、錠剤/製薬会社より、錠剤印字プ
 リントコントローラ開発を受注・納品した実績があります。
  工業市場向けの案件として、軟包装パッケージ/フイルム印刷、段ボール印刷がありま
 す。軟包装パッケージ/フイルム印刷は、某社製高精細・高速インクジェットヘッドを使
 用しての開発が成功し、国内最大手グラビア印刷機メーカーへの供給がすでに開始され、
 年間 30 台以上が見込まれています。段ボール印刷は、某大手段ボール印刷会社と研究開
 発を開始し、近い将来、印刷 1300/1800/2200 ㎜の数百台の段ボール印字プリントコント
 ローラの受注が見込まれます。この段ボールプリントコントローラは、1300/1800/2200
 ㎜幅の段ボールへの印刷を可能とするものですが、さらに 2800 ㎜幅のもの、またさらに
 は、4色カラー版 1800 ㎜幅の段ボールへの印刷コントローラも開発します。
  印刷市場は、グラビア印刷方式からデジタル印刷方式への転換期を迎え、当事業は、
 自社開発の超高速プリントサーバーソフトウェアに、軟包装パッケージ、段ボール等へ
 の印刷機能を備えました。
            印刷幅は 1080 ㎜、
                       印刷解像度は 1200dpi、印刷速度は毎分 100m、
 カラー色は4色~7色が基本機能です。
  新たな分野として、高画質4K・8K のテレビパネル向けコントローラの開発、また、
 建築 CAD と当社のインクジェット装置に AI 技術を導入することにより、建設現場におけ
 る移動ロットで印刷(図面:墨引き)を行うシステム開発の引き合いがあります。


■ ストレージソリューション事業
  当事業では、某社製の ODA(オプティカルディスク・アーカイブ)をアーカイブ先とし
 た可搬型ストレージ管理ソフトウェア(製品名:Mnemos) 昨年度より好調です。
                              が、         Mnmeos
 は HSM(階層型ストレージ管理)ソリューションですが、前段にお客様ニーズに合わせた
 インターフェースをご用意し、より簡易にシステムが構築できるようにご提供していま
 す。昨年度は県警の証拠品データを、確かにその時点で存在したという証明を行えるよ
 うに管理するソリューションを提供しました。このソリューションでは一度保存したデ
 ータを改ざんすることができなくなり、データの有効性を担保できます。本ソリューシ
 ョンは好評をいただき、今年度は本ソリューションの展開および、研究機関のデータ管
 理など類似環境への対応を行い、販売数の増加を目指します。クラウド上のオブジェク
 トストレージだけでは、費用面、利便性、安全性に疑問が残る部分もあり、Mnemos のよ
 うなソリューションのニーズはこれからも伸びていくと考えております。


■ セキュリティ事業-セキュリティプリントシステム部門
  当部門では、プリントロガー(製品名:SPSE PRINT LOGGER)およびプリントスコープ
 (製品名:SPSEPRINT SCOPE)を軸として営業活動を行います。
  当部門では、MPS(Managed Print Service)によるコスト削減およびコスト管理の追
 究を行ってまいりましたが、先行き不安な経済状況の中で、より多くのお問合せをいた
 だいております。当部門の PRINT LOGGER は、Linux ベースの小型 PC をオフィスネットワ
 ークに接続しますと、自動的に複合機やプリンターといった印刷機を見つけ出し、その
 印刷量を定期的に集計します。集計結果を元に、最適配置のご提案を行ってまいりまし
 た。このご提案では、1000 名規模の自治体において、年間数百万円のコストダウンを行
 った実績も多々あります。今年度は、この MPS の機能をさらに強化し、印刷機器のライ
 フサイクル、部門や職員毎の印刷費用集計機能を追加し、さらに、お客様に低コストオ
 ペレーションを実現するソリューションとして販売いたします。現時点では、34 件の自
 治体からご相談を受けており、今年度も昨年度以上の販売が見込まれております。
  当部門の PRINT SCOPE は、印刷メーカーの純正ドライバーを利用しながら、印刷の内
 容監査をメールの文面解析と同様に行える、世界唯一のソリューションであると自負し
 ております。10 年前よりメガバンクや大手証券会社、大手通信業のお客様にご利用いた
 だいておりますが、ここ数年は官公庁、自治体でのご利用が増えております。昨年度末
 からの新型コロナウイルスによる影響を受け、テレワークによるオフィス外での印刷に
 対しても、同様のソリューションがご提供できるよう対応をいたしました。確かにペー
 パーレス化は進むと考えておりますが、職員が社内外で印刷する文書に対して、企業や
 自治体が厳格に内容を検閲、監査する必要性が減少することはないと考えおります。カ
 ードをかざして本人が印刷物を得られるというセキュリティではなく、職員が何を印刷
 しているかを把握することによるセキュリティが本当に必要にされてきているため、今
 年度以降も機能強化に努めております。


■ セキュリティ事業-統合監視映像システム部門
  当部門の既存顧客、新規予定顧客の業種は、公共(高速道路、空港、警察、港湾、防
 衛省)
   、電力(原子力、火力)、工業プラント(石油、バイオマス)
                              、全国自治体(河川防
 災)
  、工場(入退セキュリティ強化)
                、商業施設(モバイル伝送)
                            、メディカル(高精細画
 像収録)と多岐に渡っています。


  当部門の開発内容は、以下の通りです。


(1)ディープラーニングの活用(機能向上)
  今後市場から求められる技術であるディープラーニングを活用することにより映像
 に付加価値が与えられ、当部門の製品 FIREDIPPER はマルチベンダーを追求しています
 ので、汎用 IP カメラから特殊カメラまで、あらゆる映像リソースに対して、ディープ
 ラーニングによる画像解析および画像分析が可能となります。適用例は、顔認証入退管
 理、車番ゲート管理、色指定による録画映像解析(車体の色など)があります。


(2)映像リソースの拡張(機能向上)
  IP カメラ、エンコーダーという既存の映像リソースの他に加え、PC に接続された Web
 カメラ、PC 上で実行しているアプリケーション画面、デスクトップ画面を映像ストリー
 ムに変換して FIREDIPPER で収録します。従来の IP カメラについても、高圧縮 H.265 コ
 ーデック、高解像度4K/8K カメラに対応します。適用例は、医療データ収集、遠隔診
 療、講義収録、業務画面のエビデンス収録などです。


(3)システム規模のステップアップ(性能向上)
  小規模案件から大規模案件まで、スムーズなステップアップを可能とするインテグレ
 ーション・サーバー(システム統合用サーバー)を用意し、分散した映像システムをス
 マートに集約します。IP カメラ、サーバー、監視 PC、ネットワーク機器、IoT センサー
 デバイス、ディープラーニング画像分析装置などを一元管理でき、かつ、他システムと
 の連携がシームレスに構築できます。適用例は、カメラ数千台の全国規模監視システム、
 工場・商業施設の機械警備システムとの連携、交通系監視システムとの連携などです。
(4)さらなるデバイスへの対応
  FIREDIPPER はマルチカメラベンダー、マルチコーデック対応として多くの実績を持ち
 ますが、さらに、市場に多く存在するレコーダ(NVR/DVR)の対応、音声の入出力(マイク
 /スピーカー)、各種センサ対応等の開発を進め、幅広いソリューションシステムへの要
 望に対応していきます。


(5)さらなるアルゴリズムの組み込み
  カメラ側の組込機能を利用するとともに、システム側でも、従来の車番認識にとどま
 らず、動体検知、方向検出、顔認識、人や物体の挙動の計数化、移動状況の可視化など、
 AI を応用して対応していきます。


(6)容易な設置と運用
  ハードウェア(サーバー、カメラ)とソフトウェア(FIREDIPPER)のパッケージ製品を
 作成し、速やかなシステム稼働を実現し、LTE(モバイル回線)内蔵のカメラにより、LAN
 設備なしの運用が可能となります。
                                           以上