3845 J-アイフリーク 2021-02-12 15:45:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
株式会社アイフリークモバイル(3845)2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書 5
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書 6
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 8
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 10
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大により企業活動や経済活動
が抑制される中、依然として先行き不透明な状況にあります。
このような状況の中、当社グループは、在宅勤務やweb会議といった新型コロナウイルス感染拡大防止のための
取り組みを強化しながら、軸となるコンテンツ事業とコンテンツクリエイターサービス(CCS)事業の二つの事業
活動の継続維持に努めながら、外部企業との提携といった新たな事業機会の創出に取り組んでまいりました。
また、経営の合理化と組織運営の効率化を図るため、孫会社である株式会社ファンレボの株式譲渡、当社の完全
子会社である株式会社アイフリークGAMESの吸収合併といった組織再編を決議したほか、持続的な経営の安定
化並びに手元資金の充実を含めた財政状態改善のため、第三者割当による第16回新株予約権の発行を2020年10月12
日に決議し、2020年10月28日に発行を行いました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,375,425千円(前年同四半期比134.0%増)、営業
損失137,410千円(前年同四半期は189,286千円の営業損失)、経常利益20,965千円(前年同四半期は180,392千円
の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益25,496千円(前年同四半期は177,852千円の親会社株主に帰属
する四半期純損失)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
<コンテンツ事業>
コンテンツ事業では、知育アプリやYouTubeチャンネル「ポポキッズ」の動画配信などの親子向けコンテンツ
が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて自宅で過ごす親子層に注目され、引き続き堅調に利用者が拡大し
ています。絵文字や壁紙といったデジタルコンテンツの配信サービス「デココレ」や、「あそびタッチ」をはじめ
とした知育アプリは年末年始で利用が促進され、特に知育アプリは、当社が運用を開始して以来過去最高の売上を
記録いたしました。
また、12月にはマルハニチロ株式会社とコラボレーションした食育絵本シリーズの第7弾を絵本アプリ「森のえ
ほん館」で配信いたしました。英語教育や知育アプリといった教育コンテンツは今後ともさらなる需要が予測さ
れ、機能改善や新機能の開発・拡充に注力しております。
第2四半期にリニューアルした、約1万人のクリエイターが登録するクリエイター育成支援プラットフォーム
「CREPOS」では、クリエイター支援を目的とした継続的なコンテストを実施しております。また、Challet(チャ
レット)のビジネス向けサービス「Challet for business」に関しては、ユーザーニーズを取り入れるなど新たな
機能開発に引き続き注力しております。今後も外部との提携を含め、さらなる収益の拡大を図ってまいります。
これらの結果、コンテンツ事業の売上高は201,802千円(前年同四半期比12.2%減)、セグメント利益32,486千
円(前年同四半期比49.9%増)となりました。
<コンテンツクリエイターサービス(CCS)事業>
コンテンツクリエイターサービス事業におきましては、新型コロナウイルス感染再拡大の影響に鑑み、当社グル
ープとしては事態の短期収束を見込むのは困難と予測する一方で、いわゆるアフターコロナに向けた雇用維持や顧
客との良好な関係性の維持を第一に、エンジニアの稼働率向上に注力しました。案件規模や業務規模の縮小といっ
た影響は避けられませんでしたが、売上の拡大と稼働率の向上に関して堅調に推移しております。
新規採用につきましては、前年度より縮小したものの、採用環境としては好調な状況にあります。
また、当第3四半期連結累計期間におきましては、RPA導入コンサルティングサービスを行う株式会社ITSO、IT
エンジニア育成を目的としたEdTechサービス事業を展開するヒートウェーブ株式会社とそれぞれ業務提携、HR領域
に特化したサービスを展開するAI CROSS株式会社とセールスパートナー契約を締結いたしました。外部企業との提
携や、提携企業のツールやノウハウを自社社員のスキルアップにも活用し、さらなる収益拡大を図っております。
これらの結果、CCS事業の売上高は2,173,622千円(前年同四半期比176.8%増)、セグメント利益30,729千円
(前年同四半期は19,673千円のセグメント損失)となりました。
(注)製品名及びサービス名は商標又は登録商標です。
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(2)財政状態に関する説明
流動資産は、前連結会計年度末に比べて58,768千円(6.0%)増加し、1,038,736千円となりました。これは主と
して、仕掛品が122,512千円、未収入金が25,674千円減少する一方、売掛金が123,911千円、現金及び預金が74,633
千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて22,616千円(13.5%)減少し、144,648千円となりました。これは主と
して、のれんの償却額を18,033千円計上したことによるものであります。
以上の結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて36,152千円(3.2%)増加し、1,183,384千円となりまし
た。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、194,244千円(25.9%)減少し、555,919千円となりました。これは主
として、短期借入金が117,738千円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて100,932千円(770.2%)増加し、114,037千円となりました。これは主
として、長期借入金が106,640千円増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて93,311千円(12.2%)減少し、669,956千円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べて129,464千円(33.7%)増加し、513,428千円となりました。これは主とし
て、新株予約権の行使により資本金が50,478千円、資本準備金が50,478千円増加したことに加え、親会社株主に帰
属する四半期純利益を25,496千円計上したことによるものであります
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルス感染症の新規感染者の発生は現在も続いており、依然として今後の先行きは不透明な状況に
ありますが、2020年6月12日に公表しました通期の業績予想につきましては、現在のところ数値に変更はありませ
ん。今後、変更が生じる場合は、速やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 280,186 354,819
売掛金 456,002 579,913
仕掛品 167,946 45,434
前払費用 17,725 44,642
未収入金 31,521 5,846
その他 26,724 8,145
貸倒引当金 △137 △64
流動資産合計 979,968 1,038,736
固定資産
有形固定資産 14,516 14,951
無形固定資産
のれん 114,211 96,178
無形固定資産合計 114,211 96,178
投資その他の資産 38,535 33,518
固定資産合計 167,264 144,648
資産合計 1,147,232 1,183,384
負債の部
流動負債
買掛金 43,683 41,064
短期借入金 123,738 6,000
1年内返済予定の長期借入金 - 33,360
未払金 63,909 35,146
未払費用 202,674 211,041
未払法人税等 23,273 2,713
未払消費税等 124,912 129,706
前受金 80,755 29,636
預り金 82,390 66,118
その他 4,825 1,131
流動負債合計 750,163 555,919
固定負債
長期借入金 - 106,640
長期預り保証金 6,275 785
繰延税金負債 1,218 1,190
資産除去債務 4,958 4,973
その他 652 448
固定負債合計 13,104 114,037
負債合計 763,268 669,956
純資産の部
株主資本
資本金 1,168,615 1,219,094
資本剰余金 1,168,620 1,222,931
利益剰余金 △1,956,312 △1,936,683
自己株式 △2,035 -
株主資本合計 378,888 505,342
新株予約権 5,075 8,085
純資産合計 383,964 513,428
負債純資産合計 1,147,232 1,183,384
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 1,015,108 2,375,425
売上原価 748,249 1,785,799
売上総利益 266,859 589,626
販売費及び一般管理費 456,145 727,037
営業損失(△) △189,286 △137,410
営業外収益
受取利息 1 1
業務受託料 1,932 46,709
保険解約返戻金 6,080 -
助成金収入 - 109,220
その他 2,312 7,177
営業外収益合計 10,327 163,109
営業外費用
支払利息 840 850
業務受託費用 - 3,498
為替差損 375 -
その他 216 383
営業外費用合計 1,432 4,732
経常利益又は経常損失(△) △180,392 20,965
特別利益
新株予約権戻入益 1,959 -
特別退職金戻入額 4,144 -
債務免除益 - 64,665
その他 1,000 -
特別利益合計 7,103 64,665
特別損失
本社移転費用 2,993 -
債権放棄損 - 57,676
その他 - 283
特別損失合計 2,993 57,960
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△176,281 27,670
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 2,896 2,201
法人税等調整額 △1,325 △27
法人税等合計 1,570 2,174
四半期純利益又は四半期純損失(△) △177,852 25,496
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△177,852 25,496
に帰属する四半期純損失(△)
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △177,852 25,496
四半期包括利益 △177,852 25,496
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △177,852 25,496
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2020年8月21日の第15回新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ50,478千円増加して
おります。これらの結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金は1,219,094千円、資本剰余金は1,222,931
千円となっております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
合計
コンテンツ事業
コンテンツクリエイター (注)1 計上額
サービス事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 229,847 785,261 1,015,108 - 1,015,108
セグメント間の内部
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売上高又は振替高
計 229,847 785,261 1,015,108 - 1,015,108
セグメント利益又は
21,666 △19,673 1,992 △191,279 △189,286
損失(△)
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に
報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
該当事項はありません。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
合計
コンテンツ事業
コンテンツクリエイター (注)1 計上額
サービス事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 201,802 2,173,622 2,375,425 - 2,375,425
セグメント間の内部
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売上高又は振替高
計 201,802 2,173,622 2,375,425 - 2,375,425
セグメント利益 32,486 30,729 63,215 △200,626 △137,410
(注) 1.セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグ
メントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
該当事項はありません。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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(重要な後発事象)
(連結子会社の吸収合併)
当社は、2020年12月15日開催の取締役会において、当社の完全子会社である株式会社アイフリークGAMES
を吸収合併することを決議し、2021年2月1日に吸収合併を完了しております。
1.合併の目的
株式会社アイフリークGAMESを吸収合併することで、営業、マーケティング、人材採用、研修体制の統
一化を実施し、同時に業務の集約及び人材配置の最適化により労働採算性を高め、経営の合理化と組織運営の
効率化を図り、当社グループの成長を一層加速させることを目的としております。
2.合併の要旨
(1)合併の日程
合併日(効力発生日) 2021年2月1日
(2)合併の方式
当社を存続会社とする吸収合併方式とし、消滅会社である株式会社アイフリークGAMESは効力発生日
をもって解散いたしました。
(3)合併に係る割当ての内容
消滅会社である株式会社アイフリークGAMESは当社の100%子会社であることから、本合併による新
株式の発行及び金銭等の割当ては行いません。
3.会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)及び「企業結合会計基準及び
事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成25年9月13日)に基づき、共
通支配下の取引として処理いたしました。
(連結子会社の異動を伴う子会社株式の譲渡)
当社は、2020年12月15日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社アイフリークスマイルズ
(以下「アイフリークスマイルズ」)が所有する株式会社ファンレボ(以下「ファンレボ」)の全株式を同社代
表取締役へ譲渡することを決議し、同日付で譲渡契約を締結いたしました。
なお、本株式譲渡に伴い、当該会社は当社の連結子会社から除外されることになります。
1.株式譲渡の理由
当社グループは、コンテンツクリエイターサービス事業領域(以下、「CCS事業」)の中長期的な業績の
拡大を図るため、2020年1月1日にリアルタイムメディア株式会社(現:アイフリークスマイルズ)及び同社の
子会社であるファンレボ、リアリゼ―ション株式会社を当社の連結子会社化することにより、経営基盤の強化
を図ってまいりました。しかしながら、買収したCCS事業において、ファンレボについては、コロナ禍によ
り事業環境及び収益性の悪化が避けられず、その回復には相応の時間を要すると考えられることから、同社の
収益構造の改革は最も重要な経営課題の1つでありました。
このような現況に鑑み、外部売却も視野に、今後の方向性について当社グループ内で多角的視点に基づく協
議を重ねる中で、ファンレボ代表取締役の菅井氏からMBO(マネジメント・バイ・アウト)による株式の買
取りの申し出があり、双方において協議を重ねた結果、MBOによる株式譲渡が双方において最善の選択であ
ると判断するに至り、本株式譲渡を実行することといたしました。
2.株式譲渡の相手先の名称
同社代表取締役社長 菅井 朝日
3.株式譲渡日
2021年1月1日
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4.譲渡株式数、譲渡価額、譲渡前後の所有株式状況
①譲渡株式数 100株
②譲渡価額 普通株式の譲渡価額1円
③譲渡後の持分比率 0%
5.異動する子会社の概要
①名称 株式会社ファンレボ
②事業内容 情報システムの設計、開発、テスト、運用保守事業
③当社との取引関係 当社は、株式会社ファンレボと営業上の取引があります。
6.譲渡する事業が含まれている報告セグメントの名称
コンテンツクリエイターサービス事業
7.業績に与える影響
本件による当社グループの連結業績に与える影響については、現在精査中であります。
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