3823 アクロディア 2019-01-15 16:00:00
2019年8月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]

                       2019年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                         2019年1月15日

上場会社名 株式会社アクロディア                                                                             上場取引所                   東
コード番号 3823    URL http://www.acrodea.co.jp
代表者      (役職名) 代表取締役社長                                   (氏名) 堤 純也
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長兼管理部長                                (氏名) 篠原 洋                           TEL 03-4405-5460
四半期報告書提出予定日       2019年1月15日
配当支払開始予定日         ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :           無
四半期決算説明会開催の有無            :   無

                                                                                                        (百万円未満切捨て)

1. 2019年8月期第1四半期の連結業績(2018年9月1日∼2018年11月30日)
(1) 連結経営成績(累計)                                                                               (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                 親会社株主に帰属する四
                           売上高                 営業利益                         経常利益
                                                                                                    半期純利益
                           百万円        %            百万円         %            百万円              %          百万円           %
2019年8月期第1四半期               389      9.4           △13     ―                 △0      ―                   △3     ―
2018年8月期第1四半期               355    △48.6            27     ―                  7      ―                    9     ―
(注)包括利益 2019年8月期第1四半期  △2百万円 (―%) 2018年8月期第1四半期  9百万円 (―%)
                                                   潜在株式調整後1株当たり四半期
                        1株当たり四半期純利益
                                                         純利益
                                             円銭                               円銭
2019年8月期第1四半期                              △0.17                   ―
2018年8月期第1四半期                               0.49                              0.47
EBITDA 2019年8月期第1四半期 33百万円(-34.9%)  2018年8月期第1四半期 50百万円(―%)

 当社では、EBITDAを重要な経営指標と位置付けております。EBITDAは、営業利益に対しノンキャッシュ費用(減価償却費、引当金繰入、他勘定受入高)を戻
し入れ、算出しております。


(2) 連結財政状態
                           総資産                     純資産                 自己資本比率                       1株当たり純資産
                                   百万円                      百万円                          %                          円銭
2019年8月期第1四半期               1,918                           1,340                    67.9                       57.81
2018年8月期                    1,854                           1,343                    70.3                       57.93
(参考)自己資本     2019年8月期第1四半期 1,301百万円                   2018年8月期 1,304百万円


2. 配当の状況
                                                          年間配当金
                   第1四半期末           第2四半期末                第3四半期末                  期末                      合計
                             円銭                円銭                      円銭                     円銭                    円銭
2018年8月期               ―                       0.00            ―                                 0.00               0.00
2019年8月期               ―
2019年8月期(予想)                                   0.00            ―                                 0.00               0.00

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無

 当社では、安定した財務体質に裏付けられた経営基盤の強化を図るとともに、新サービスの開発投資や今後の事業展開に備え内部留保の充実を優先させて
いただく方針としております。また、株主に対する利益還元を経営の重要な課題のひとつとしており、当該期の業績及び財務状況等の水準を十分に勘案した上
で、早期の利益配当の実施を目指し、業績の改善に一層努めてまいります。
 なお、2019年8月期の配当予想は未定であります。
3. 2019年 8月期の連結業績予想(2018年 9月 1日∼2019年 8月31日)
                                                                                (%表示は、対前期増減率)
                                                                      親会社株主に帰属する 1株当たり当期
                     売上高                営業利益           経常利益
                                                                        当期純利益      純利益
                     百万円           %    百万円       %    百万円       %       百万円      %       円銭
     通期              1,861       42.9    22    △56.9    54    116.5       34   428.7      1.57
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
EBITDA 2019年8月期 220百万円 (43.8%)
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
     新規 ― 社 (社名)               、   除外  ― 社  (社名)
   なお、2018年11月15日付で第二種金融商品取引業の登録を受けた麹町アセット・マネジメント株式会社及び射撃場を運営する有限会社武藤製作所を連
  結子会社化いたしました。当第1四半期連結累計期間においては、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記、(1)四半期連結貸借対照表」のみに反映して
  おります。

(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(4) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)   2019年8月期1Q      22,521,293 株 2018年8月期     22,521,293 株
     ② 期末自己株式数             2019年8月期1Q              93 株 2018年8月期             93 株
     ③ 期中平均株式数(四半期累計)      2019年8月期1Q      22,521,200 株 2018年8月期1Q   20,410,494 株

※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績は、業況等の変
化等により、上記予想数値と異なる場合があります。

(日付の表示変更について)
 当第1四半期連結会計期間より、日付の表示を和暦から西暦に変更しております。
                       株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………        2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        3
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………        3
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………        4
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………        4
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………        6
        四半期連結損益計算書                                             
         第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………        6
        四半期連結包括利益計算書                                           
         第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………        7
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………        8
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………        8
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………       10
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………       11
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………       14
     継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………………       14
 




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                            株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

1.当四半期決算に関する定性的情報
    (1)経営成績に関する説明
        文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。
 
         当第1四半期連結累計期間(自 2018年9月1日 至 2018年11月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境
        の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される一方、通商問題の動向が世界
        経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響等により、依然として不透明な状況が続いて
        おります。
         当社グループの主力事業であるソリューション事業の属するスマートフォン関連市場においては、IoT(※)やAI
        (人工知能)技術の急速な進化により事業環境は目まぐるしく変化し、企業間競争は激化しております。そのような
        なか、経済産業省発表の2018年10月の特定サービス産業動態統計月報によれば、情報サービス産業の売上高合計は前
        年同月比5.4%増加と堅調に推移しております。サブリース事業の主な取引先である外食産業市場においては、人材
        採用関連コストの上昇や消費者ニーズの多様化、食材価格の高騰によって事業環境に厳しさが見られます。また、教
        育関連事業の属する人材育成及び研修サービス市場においては、企業が求める人材の変化や個人の能力開発の自己責
        任化、働き方改革による認識の変化などによって需要は変化し、市場規模は拡大傾向にあります。
         このような状況のなか、当社グループは、「スマートフォンに関わるすべての人たちに、最高の発想を提供し、人
        に優しい技術やサービスの開発を支え、豊かで快適な社会の実現を目指す」という経営理念の下、既存事業について
        は費用の圧縮を図りつつ売上最大化に取り組んでまいりました。
         新たな取り組みとしては、当社グループの成長を加速させるための戦略投資として、2018年11月15日付で射撃場を
        運営する有限会社武藤製作所及び第二種金融商品取引業の登録を受けた麹町アセット・マネジメント株式会社を連結
        子会社化いたしました。
         また、前々連結会計年度において当社連結子会社であったネクスト・セキュリティ株式会社への貸付金に対して貸
        倒引当金を営業外損失として計上いたしましたが、当第1四半期連結累計期間において、その一部が返済されたため
        貸倒引当金戻入額14百万円を営業外収益として計上しております。
         この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は389百万円(前年同期比9.41%増)、営業損失は13百万円
        (前年同期は営業利益27百万円)、経常損失は0百万円(前年同期は経常利益7百万円)、親会社株主に帰属する四
        半期純損失は3百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益9百万円)、EBITDAは33百万円(前年同期比
        34.94%減)となりました。
         また、販売費及び一般管理費においては、193百万円(前年同期比3.05%減)となりました。
         セグメントの業績は、次のとおりであります。
     
        (ソリューション事業)
         ソリューション事業は、スマートフォン向けプラットフォームソリューションやIoT関連ソリューション、ビンゴ
        向けシステム開発等を展開する「プラットフォーム」分野、ソーシャルゲームやアプリ関連、ゲーム受託開発等を行
        う「コンテンツサービス」分野及びその他受託開発案件等を行っております。
         プラットフォーム分野においては、安定的な収益軸のひとつである「きせかえtouch」「Multi-package Installer
        for Android」等は、既存顧客との取り組み深耕とコスト管理を意識した事業運営に注力し、堅調に推移しました。
        「インターホン向けIoT(※)システム」やIoT野球ボール「Technical Pitch」などのIoTソリューションにおいて
        は、引き続き協業先と連携し国内及び海外におけるシェア拡大を図っております。「Technical Pitch」において
        は、性能をブラッシュアップさせサービス向上に取り組むと同時に、「Technical Pitch」に続くスポーツIoT第2弾
        の発表に向けて開発を進めております。
         ビンゴ向けシステム開発については、会場に行かずともスマートフォンでビンゴゲームを楽しめるオンラインビン
        ゴシステムを開発いたしました。
         コンテンツサービスの分野においては、複数のプラットフォームでソーシャルゲームやアプリを提供し、市場獲得
        に取り組んでおります。当第1四半期連結累計期間において「サッカー日本代表2020ヒーローズ」は、2018年に開催
        された世界大会からの落ち込みが予想されたものの、様々な施策を積極的に行った結果、堅調に推移いたしました。
         また、当第1四半期連結累計期間におけるセグメント利益率は、前年同期比5.84%の減少となりました。これは、
        前第1四半期連結累計期間において、売上総利益率の高い一過性の案件を獲得していたためです。
          以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は319百万円(前年同期比5.13%減)、セグメント利益は
        85百万円(前年同期比22.07%減)となりました。
     




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                              株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

     
        (サブリース事業)
         サブリース事業は、不動産のサブリース、商標権の管理及び飲食業等を行っております。年間40万人の顧客動員数
        を誇る「渋谷肉横丁」においては商標権の管理を行い、「肉横丁」ブランドとして全国での展開を目指しておりま
        す。不動産のサブリースでは、首都圏に8店舗を展開しております。また、東京都渋谷区のちとせ会館の「渋谷肉横
        丁」において5店舗を直営店としております。当第1四半期連結累計期間においては、ごまそば、北前そばの専門店
        「高田屋」をチェーン展開する株式会社プロスペリティ1から、「高田屋」2店舗を譲受けました。費用面において
        は、のれん及び商標権償却額9百万円、開店に伴う設備投資等を計上いたしました。
         以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は54百万円(前年同期比187.35%増)、セグメント損失は
        2百万円(前年同期はセグメント利益2百万円)となりました。
         
        (教育関連事業)
         教育関連事業は、主に訓練期間を約半年とする求職者向けITスクールのセミナーを行っております。
         なお、教育関連事業は前第1四半期連結会計期間より新たに追加したものであります。このため、前年同期比較に
        ついては記載を省略しております。
            以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は13百万円、セグメント損失は3百万円となりました。
         
        (注)※ IoT
         モノのインターネット(Internet of Things)。
         従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットに、それ以外の各種家
        電製品、生活環境などの情報を取得する各種のセンサー等、さまざまな"モノ"を接続する技術。
 
    (2)財政状態に関する説明
         当第1四半期末における総資産は、前連結会計年度末に比べ63百万円増の1,918百万円となりました。流動資産
        は、現金及び預金等の減少により、前連結会計年度末に比べ169百万円減少し、451百万円となりました。固定資産
        は、のれん等の増加により、前連結会計年度末に比べ233百万円増加し、1,466百万円となりました。負債は、買掛金
        や未払金等の増加により、前連結会計年度末に比べ65百万円増加し、577百万円となりました。純資産は、利益剰余
        金等の減少により、前連結会計年度末に比べ2百万円減の、1,340百万円となりました。
 
 
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
            現時点においては、2018年10月15日公表の業績予想に変更はありません。




                                           - 3 -
                      株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                             (単位:千円)
                                  前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                                 (2018年8月31日)           (2018年11月30日)
    資産の部                                                                 
     流動資産                                                                
       現金及び預金                               340,171               147,204
       売掛金                                  187,655               198,232
       商品及び製品                                33,567                 2,100
       仕掛品                                    8,123                22,213
       原材料                                      181                 1,256
       前払費用                                  14,510                13,347
       短期貸付金                                 29,681                14,550
       その他                                   61,987                93,133
       貸倒引当金                               △54,423               △40,541
       流動資産合計                               621,455               451,497
     固定資産                                                                
       有形固定資産                                98,394               181,632
       無形固定資産                                                            
         のれん                                667,207               787,167
         商標権                                238,492               231,545
         ソフトウエア                              35,699                57,479
         ソフトウエア仮勘定                           57,947                61,074
         その他の無形固定資産                           9,000                 8,515
         無形固定資産合計                         1,008,346             1,145,782
       投資その他の資産                                                          
         長期貸付金                               87,705                83,935
         長期未収入金                             197,520               202,803
         その他                                 47,583                63,866
         貸倒引当金                            △206,098              △211,478
         投資その他の資産合計                         126,711               139,127
       固定資産合計                             1,233,452             1,466,542
     資産合計                                 1,854,908             1,918,040
 




                              - 4 -
                       株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

 
                                                               (単位:千円)
                                   前連結会計年度              当第1四半期連結会計期間
                                  (2018年8月31日)            (2018年11月30日)
    負債の部                                                                  
     流動負債                                                                 
       買掛金                                     36,985               51,685
       短期借入金                                  295,100              305,066
       未払法人税等                                  29,162               21,946
       未払金                                     74,304              106,851
       未払費用                                    50,436               52,596
       その他                                      9,826               15,082
       流動負債合計                                 495,815              553,228
     固定負債                                                                 
       長期借入金                                       -                 7,211
       資産除去債務                                  13,800               13,800
       長期預り保証金                                  2,083                3,283
       固定負債合計                                  15,883               24,294
     負債合計                                     511,699              577,523
    純資産の部                                                                 
     株主資本                                                                 
       資本金                                  1,337,937            1,337,937
       資本剰余金                                1,356,202            1,356,202
       利益剰余金                               △1,389,642           △1,393,418
       自己株式                                     △161                 △161
       株主資本合計                               1,304,335            1,300,559
     その他の包括利益累計額                                                          
       為替換算調整勘定                                   291                1,375
       その他の包括利益累計額合計                              291                1,375
     新株予約権                                     38,581               38,581
     純資産合計                                  1,343,208            1,340,516
    負債純資産合計                                 1,854,908            1,918,040
 




                               - 5 -
                      株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第1四半期連結累計期間)
                                                             (単位:千円)

                              前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                               (自 2017年9月1日            (自 2018年9月1日
                                至 2017年11月30日)          至 2018年11月30日)
    売上高                                   355,999                389,494
    売上原価                                  128,731                210,156
    売上総利益                                 227,268                179,338
    販売費及び一般管理費                            199,386                193,300
    営業利益又は営業損失(△)                          27,882                △13,962
    営業外収益                                                               
     受取利息                                     230                    523
     為替差益                                     120                    378
     貸倒引当金戻入額                                  -                  19,553
     その他                                        0                    355
     営業外収益合計                                  351                 20,811
    営業外費用                                                               
     支払利息                                   1,552                  1,577
     支払手数料                                  3,450                  4,650
     貸倒引当金繰入額                              14,187                     -
     その他                                    1,452                    906
     営業外費用合計                               20,642                  7,133
    経常利益又は経常損失(△)                           7,591                  △284
    特別利益                                                                
     新株予約権戻入益                               4,756                     -
     特別利益合計                                 4,756                     -
    特別損失                                                                
     事務所閉鎖損失                                1,415                     -
     特別損失合計                                 1,415                     -
    税金等調整前四半期純利益
                                          10,932                   △284
    又は税金等調整前四半期純損失(△)
    法人税、住民税及び事業税                              952                  3,491
    法人税等合計                                    952                  3,491
    四半期純利益又は四半期純損失(△)                       9,979                 △3,775
    親会社株主に帰属する四半期純利益
                                            9,979                 △3,775
    又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
 




                              - 6 -
                        株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

     (四半期連結包括利益計算書)
      (第1四半期連結累計期間)
                                                               (単位:千円)
                                前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                                 (自 2017年9月1日            (自 2018年9月1日
                                  至 2017年11月30日)          至 2018年11月30日)
    四半期純利益又は四半期純損失(△)                        9,979                  △3,775
    その他の包括利益                                                              
     為替換算調整勘定                                 △10                    1,084
     その他の包括利益合計                               △10                    1,084
    四半期包括利益                                  9,968                  △2,691
    (内訳)                                                                  
     親会社株主に係る四半期包括利益                         9,968                  △2,691
     非支配株主に係る四半期包括利益                            -                       -
 




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    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
    当社グループは、2009年8月期以降、営業損失を計上する状況が続いておりましたが、前連結会計年度において営業利
益51,608千円、親会社株主に帰属する当期純利益6,467千円を計上し、経営状況は改善しつつあります。しかしながら、
当第1四半期連結累計期間においては、営業損失13,962千円、親会社株主に帰属する四半期純損失3,775千円を計上して
おり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
 
 当社グループでは、これらの状況を解消すべく昨今の携帯電話・スマートフォン関連市場の動向に対応し、スマートフ
ォン向けのソリューションやサービス関連市場において、成長が見込まれる分野であるスマートフォン向けコンテンツや
IoT関連ソリューション等の事業に経営資源を集中させております。また、安定的な収益確保と既存事業とのシナジーを
見込み、主に外食産業を対象としたサブリース事業やITスクールの教育関連事業を推進し、持続的な成長のための施策を
図っております。同時に、新たな事業の取得を積極的に進めていくことが、今後の発展に大きく寄与するとの判断から、
新規事業を開始しております。収益性と財務状況の改善に向けては、販売管理費の削減等を継続的に進めております。
    当社グループにおける早期の業績回復と財務状況の改善のための経営改善施策は以下のとおりです。
 
(1) 事業基盤の強化
  当社グループは、主にスマートフォン市場におけるプラットフォームソリューションやコンテンツサービスの提供、外
食産業等を対象としたサブリースの提案促進、厚生労働省の求職者支援制度を活用したITスクールの教育関連事業を展開
し、ストックビジネスの確立を図っております。
 ソリューション事業においては、当社グループの収益の柱として既存のサービス・ソリューションの収益性を向上させ
るとともに、今後さらに成長が見込まれるIoT関連ソリューション等の成長分野に経営資源を集中させ中長期的な成長を
目指し、事業基盤の強化を進めております。
 サブリース事業及び教育関連事業においては、当社グループの事業領域を拡大させる新たな事業として収益基盤の確立
を図ると同時に、ソリューションサービスとのシナジー効果の追求を行うことで中長期的な成長を目指しております。
 また、コスト管理の徹底、稼働率向上及び収益改善に継続的に取り組み、事業基盤の強化を進めてまいります。
(2) プラットフォームソリューションの事業規模拡大
  プラットフォームソリューションにおいては、スマートフォンでサービスを提供する通信キャリア、コンテンツプロバ
イダーを主要顧客とし、スマートフォン向けの各種サービスプラットフォームを提供し、顧客に安心してご利用いただけ
る仕組みづくりを行っております。主に「きせかえtouch」「Multi-package Installer for Android」等のソリューショ
ンを提供し、既存顧客からの売上をベースにコスト管理の徹底を行い、安定的な収益を確保しております。
 IoT関連ソリューションにおいては、IoT野球ボール「Technical Pitch」のバージョンアップに取り組み他社との差別
化を図ると同時に、「Technical Pitch」に続くスポーツIoT第2弾の開発に取り組んでおります。また、蓄積された投球
データの解析サービスなどユーザーに合わせたソリューションサービスを展開し、ストック型ビジネスの確立を目指して
おります。外出先でもインターホンの応答が可能となる、アイホン及びパナソニック製等の集合住宅向けインターホンに
対応した「インターホン向けIoTシステム」においては、集合住宅向け以外にも警備会社向けにサービスを展開し、市場
規模の拡大を図っております。また、国内外のインターホン市場におけるシェア拡大に向けて、インターホンメーカー、
マンションデベロッパーや管理会社、マンション向けインターネットサービスプロバイダー等を主な事業パートナーとし
て積極的な事業展開を継続しております。
 連結子会社である株式会社クリプト・フィナンシャル・システムが行うビンゴ向けシステム開発においては、ビンゴ会
場に行かずともビンゴゲームに参加が可能となるビンゴゲームシステムのオンラインサービスの開発を行い、顧客層の拡
大に取り組んでまいります。
(3) コンテンツサービスの収益力向上
  コンテンツサービスにおいては、ゲーム・アプリ関連市場において、ソーシャルゲーム等のコンテンツサービス提供を
中心とした事業展開を行っております。
 当社グループは、2011年12月から配信を開始し長期にわたり一定の人気を獲得している、JFAオフィシャルライセンス
ソーシャルゲーム「サッカー日本代表」シリーズ等、ライセンスを取得した複数のスポーツ関連ゲームをはじめとするゲ
ームやアプリを提供しております。各ゲーム・アプリの特性に合ったプラットフォームを選定しマルチプラットフォーム
展開するとともに、コアなファンを持つゲームの展開に注力し、ターゲットとなる利用者層により効率的にリーチさせて
おります。「サッカー日本代表2020ヒーローズ」においては、定期的なイベントに加えてトレンドに合わせたイベントを
タイムリーに開催することで、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの維持・拡大を図っております。
 同時にコンテンツサービスにおいては、コンテンツの選択と集中に着手し、より収益性を意識したサービスの強化に取
り組んでおります。今後も集客力の向上並びにさらなるマネタイズ施策の強化により、売上拡大と収益向上を図ってまい
ります。




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                     株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

 
(4) サブリース事業の事業展開
  連結子会社である株式会社渋谷肉横丁の行うサブリース事業においては、「肉横丁」ブランドの全国展開に向けて店舗
開拓を積極的に進めております。また、サブリース事業の中でも収益性の高い店舗については事業形態をサブリースから
直営に積極的に切り替えることで、収益拡大を目指しております。当第1四半期連結累計期間においては、2018年10月31
日付でごまそばや北前そばの専門店としてチェーン展開する「高田屋」の2店舗を譲受け、直営店といたしました。今後
も成長性と収益性のある飲食事業に対して積極的にM&Aを行い、事業拡大を加速させてまいります。
(5) 教育関連事業の確立
  連結子会社である有限会社インタープランの行う教育関連事業においては、厚生労働省の求職者支援制度を利用した求
職者向けセミナーを提供しております。コスト管理を意識した事業運営を徹底すると同時に、ITスクール在校生のIT系認
定試験の合格率や卒業生の就職率の維持・向上のためさまざまな施策を行い、安定した集客獲得と収益基盤の確立に努め
ております。
(6) 新事業の開拓
 当社グループは、新たな分野の事業開拓を積極的に推進し、業容拡大を図ることが当社収益の改善につながるものと考
えております。また、既存事業とのシナジー効果の追求を行うことで、中長期的な成長を目指しております。
 当社グループは、2018年11月15日付でクレー射撃場を運営する有限会社武藤製作所の全株式を取得し、連結子会社とい
たしました。当社の強みであるIoTと掛け合わせることで新たなユーザー体験をもたらし、スポーツIoTに続くエンターテ
インメントIoTとしてのサービスを展開し、当社の事業領域をさらに拡大させることを目的としております。
 また、2018年11月15日付で第二種金融商品取引業の登録を受けた麹町アセット・マネジメント株式会社の全株式を取得
し、仮想通貨関連事業における今後の展開に向けて準備を進めております。
 今後も、事業領域拡大と収益獲得のため新たな市場へ挑戦してまいります。
(7) コスト管理
  当社グループは、業務効率化による販売費及び一般管理費等のさらなる削減や、その他経費の見直しを行い、コスト削
減を図っております。また、開発稼働率の向上に向けたプロジェクト管理の強化を進め、継続的に開発効率の改善に取り
組んでおります。
    人件費につきましては、役員報酬及び従業員の給与の一部を業績連動としております。
 
    以上の施策を通じた収益性の改善により、安定的な利益を確保し、財務体質のさらなる改善を図ってまいります。
    しかしながら、各施策については、推進途中で不確定な要素が存在することに加え、安定的な売上高の確保は外的要因
に依存する部分が大きく、売上の進捗が思わしくない場合には手元流動性が低下する可能性があり、継続企業の前提に関
する重要な不確実性が認められます。
 なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務
諸表に反映しておりません。
 




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                  株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
    該当事項はありません。
     
 




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     (セグメント情報等)
         【セグメント情報】
    Ⅰ    前第1四半期連結累計期間(自     2017年9月1日    至      2017年11月30日)
     1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                     (単位:千円)
                                             報告セグメント
                    ソリューション
                                     サブリース事業          教育関連事業           計
                       事業
         売上高                                                                    
          外部顧客への
                           336,484           19,033             -       355,517
          売上高
                計          336,484           19,033             -       355,517
          セグメント利益
                           110,048            2,729             -       112,777
          又は損失(△)
 
                                                                          
                                                                     四半期連結損益
                     その他                                 調整額
                                        合計                            計算書計上額
                     (注)1                               (注)2
                                                                       (注)3
         売上高                                                                        
          外部顧客への
                               481          355,999             -          355,999
          売上高
                計              481          355,999             -          355,999
          セグメント利益
                               481          113,259        △85,377         27,882
          又は損失(△)
 
    (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物販事業等を含んでおります。
       2.セグメント利益の調整額△85,377千円には、のれんの償却額△16,792千円、各報告セグメントに配分してい
         ない全社費用△68,585千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費
         であります。
       3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
 
 
     2.報告セグメントの変更等に関する事項
         (報告セグメントの追加)
           当第1四半期連結会計期間において、有限会社インタープランの株式を取得し、新たに連結の範囲に含めて
          おり、「教育関連事業」として報告セグメントを追加しております。なお、当第1四半期連結累計期間におい
          ては同社の貸借対照表のみを連結しており、四半期連結損益計算書に同社の業績は含まれておりません。
           また、前第3四半期連結会計期間において、株式会社渋谷肉横丁の株式を取得し連結子会社化したことに伴
          い、「サブリース事業」を新たに追加しております。
           これらにより、報告セグメントを「ソリューション事業」1区分から「ソリューション事業」、「サブリー
          ス事業」及び「教育関連事業」の3区分に変更しております。
           
      




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                        株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

    3.報告セグメントごとの資産に関する情報
     (子会社の取得による資産の著しい増加)
       当第1四半期連結会計期間において、株式会社エンターテイメントシステムズ及び有限会社インタープラン
      の株式を取得し、新たに連結の範囲に含めております。
       これにより、前連結会計年度の末日に比べ、当第1四半期連結会計期間の報告セグメントの資産の金額は、
      「ソリューション事業」において11,967千円、「教育関連事業」において12,691千円増加しております。
       
     (子会社の売却による資産の著しい減少)
       当第1四半期連結会計期間において、ネクスト・セキュリティ株式会社の当社保有全株式を譲渡し、連結の
      範囲から除外しております。
       これにより、前連結会計年度の末日に比べ、当第1四半期連結会計期間の報告セグメントの資産の金額は、
      「ソリューション事業」において135,227千円減少しております。
       
    4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
     (固定資産に係る重要な減損損失)
          該当事項はありません。
       
     (のれんの金額の重要な変動)
       当第1四半期連結累計期間において、株式会社エンターテイメントシステムズ及び有限会社インタープラン
      の株式を取得したことによるのれんが発生しております。なお、当該事象によるのれんの増加額は、当第1四
      半期連結累計期間においては471,206千円であります。
          これは各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
       
     (重要な負ののれん発生益)
       該当事項はありません。
 




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                              株式会社アクロディア(3823) 2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

 
    Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2018年9月1日 至 2018年11月30日)
     1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                        (単位:千円)
                                               報告セグメント
                    ソリューション
                                        サブリース事業          教育関連事業           計
                       事業
        売上高                                                                         
         外部顧客への
                              319,208           54,691         13,060      386,960
         売上高
               計              319,208           54,691         13,060      386,960
         セグメント利益
                              85,759           △2,922          △3,394         79,442
         又は損失(△)
 
                                                                             
                                                                        四半期連結損益
                     その他                                  調整額
                                          合計                             計算書計上額
                     (注)1                                (注)2
                                                                          (注)3
        売上高                                                                             
         外部顧客への
                                2,533          389,494             -          389,494
         売上高
               計                2,533          389,494             -          389,494
         セグメント利益
                              △2,012            77,430      △91,392        △13,962
         又は損失(△)
 
    (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、裁定取引等を含んでおります。
       2.セグメント利益又は損失の調整額△91,392千円には、のれんの償却額△19,387千円、連結会社間の内部取引
         消去額1,567千円、各報告セグメントに配分していない全社費用△73,572千円が含まれております。全社費
         用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
       3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
 
 
     2.報告セグメントの変更等に関する事項
      (報告セグメントの追加)
            該当事項はありません。
 
     3.報告セグメントごとの資産に関する情報
      (子会社の取得による資産の著しい増加)
            該当事項はありません。
         
        (子会社の売却による資産の著しい減少)
          該当事項はありません。
 
     4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
        (固定資産に係る重要な減損損失)
          該当事項はありません。
          
        (のれんの金額の重要な変動)
         「サブリース事業」において、事業譲受に伴い、のれんが増加しております。当該事象によるのれんの増加
        額は、106,006千円であります。なお、のれんの金額は、当第1四半期連結会計期間末において取得原価の配分
        が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。
         
        (重要な負ののれん発生益)
          該当事項はありません。
 

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3.その他
    継続企業の前提に関する重要事象等
     当社グループは、2009年8月期以降、営業損失を計上する状況が続いておりましたが、前連結会計年度において営
    業利益51百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6百万円を計上し、経営状況は改善しつつあります。しかしなが
    ら、当第1四半期連結累計期間においては、営業損失13百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失3百万円を計上
    しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
     当該状況を解消、改善するための対応策については、継続企業の前提に関する事項に記載のとおりです。これらの
    対策が計画どおり進捗しなかった場合、当社グループの事業に支障を来す可能性があります。
     なお、文中の将来に関する事項は当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであ
    ります。
 




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