3808 オウケイウェイヴ 2020-02-10 23:20:00
特別損失(投資有価証券評価損)の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                  2020 年2月 10 日
各 位
                                        株式会社オウケイウェイヴ
                                        代表取締役社長        松田    元
                                        (コード番号:3808 名証セントレックス)
                                        問い合わせ先 取締役 野 崎 正 徳
                                        電話番号 03-6841-7672

          特別損失(投資有価証券評価損)の計上に関するお知らせ

 当社は、2020 年 6 月期第2四半期(2019 年7月1日~2019 年 12 月 31 日)における特別損失
(投資有価証券評価損)の計上について、下記のとおりお知らせいたします。


                              記


1.投資有価証券の評価損の発生経緯
 当社は 2019 年 10 月 7 日にビート・ホールディングス・リミテッド(本店所在地:ケイマン諸
島、CEO:松田元、東証二部、証券コード:9399、以下、
                            「ビート社」
                                 )の株式を対象とした株式取
得契約を締結し、さらに 2019 年 11 月 27 日に当該契約の一部変更の覚書を締結し、ビート社の前
CEO であるレン・イー・ハン氏及び同氏の資産管理会社である One Heart International LIMITED
より、ビート社普通株式 804,488 株(2019 年 10 月 31 日時点の同社の発行済株式数の 2.47%)を
1,460 百万円で取得することといたしました。
 当社は、
    この契約に従い同社株式を分割して取得する予定であり、まず 2019 年 10 月8日と 2019
年 11 月 29 日に合計 500 百万円を支払い、同社株式を 275,510 株取得いたしました。
 取得価額について、当社は、2019 年 10 月 7 日に開示しました通り、ビート社の株式取得決議
前日の同社株式終値(2019 年 10 月4日)が 95 円で、かつ最近3年間の同社業績も大幅な赤字が
計上されておりましたが、当社取締役会において、当該株式取得と合わせて行うビート社との業
務受託契約による当社の売上高や利益の増加見込みからビート社株式への投資が十分に回収でき
ると判断し、1株当たり 1,814.8 円(小数第二位を四捨五入)で購入することとし、その後のビ
ート社との業務受託契約は、2019 年 12 月 27 日に開示の通り暗号メッセンジャーソフトウェアの
著作権譲渡契約を結ぶことで 548 百万円の売上を計上し、計画通り進捗しております。
 しかしながら会計上ビート社株式の評価については、当初は当社とビート社との協業による事
業計画に基づき評価するものとして監査法人との協議を続けておりましたが、2020 年6月期第2
四半期監査において市場価格で評価すべきとの見解となったため、当第2四半期会計期間におい
てビート社株式 275,510 株の 11 月 29 日時点の取得価額 500 百万円と当社の第2四半期末時点の
ビート社株式の当該株数に係る時価 41 百万円(同時点での市場価格 150 円で計算)の差を減損処
理することといたしました。
2.投資有価証券の評価損の内容
 前1.のとおり、取得価額と時価の差額 458,673,500 円を特別損失(投資有価証券評価損)と
して計上いたします。


3.今後の見通し
 上記の特別損失は、2020 年2月 14 日公表予定の「2020 年6月期第2四半期決算短信〔日本基
準〕(連結)
     」に反映いたします。
 当社は 2020 年2月 28 日に残りのビート社の株式 275,510 株分として 500 百万円及び 2020 年
5 月 29 日に 253,468 株分として 460 百万円を支払い、投資有価証券として計上する予定です
が、今回の会計処理によれば、ビート社の市場株価が 2020 年6月期第3四半期末、2020 年6月
期末において、期末時点における 1 株当たり時価が取得価額の 50%である 907.4 円に満たない
場合、取得価額との差額をそれぞれ投資有価証券評価損として計上することとなり、2020 年6
月期第2四半期末時点の同社株式の市場価格 150 円で計算すると 880 百万円の特別損失となる可
能性があります。
 当社としては、ビート社との業務提携により、2020 年6月期に、前連結会計年度の 25%程度
の営業利益 EBIT の創出を見込んでいるものの、上記のとおり減損損失が発生すると、会計処理
上最終的な事業収益は大幅な赤字となる可能性があります。
 このような状況下ではありますが、株式取得の契約は完了しているため、2020 年2月 28 日及
び 2020 年5月 29 日に残りのビート社株式を取得する予定であります。
 一方、会計処理上はこのような処理をせざるを得ない状況ではあるものの、ビート社との提携
事業については今のところ順調に推移しており、引き続き当該事業をできるだけ速やかに展開し
てまいります。


                                                        以   上