3808 オウケイウェイヴ 2021-08-12 16:15:00
2021年6月期決算補足資料 [pdf]
2020年7月1日~2021年6月30日
第22期
決算補足資料
© 2021 OKWAVE, Inc.
2021年8月12日
1
INDEX
1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2
前期より取り組んでいたグループ再編が完了
大型案件の減少や新型コロナウイルス感染症の拡大が業績に影響
期末に実施したソリューション事業の譲渡により財務基盤が安定
22期 POINT
新型コロナウィルスによる影響 グループ再編
先行き不透明感から、主に法人向けサービスに 不採算子会社の売却を実施。
おいて新規案件の獲得が想定を下回る結果に。 これにより売上高は減少したものの利益、
キャッシュフローは改善。
期末にソリューション事業の譲渡を実施し財務
基盤が安定。
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INDEX
1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
22期 決算概要
(百万円)
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第21期 第22期 前期比
20年6月期
単位:百万円
通期 通期 金額 比率(%) 当期純利益
40億円
売上高 4,795 2,196 △2,598 △52.2
子会社2社売却 事業譲渡益
25億円減 前期スポット発生 投資有価証券
原価 2,294 1,456 △837 △36.5
売却益
売上総利益 2,501 740 △1,761 △70.4
販売費及び一般管理費 3,427 1,256 △2,171 △63.3
前期比
営業利益 △926 △516 409 ― 52%減
経常利益 △996 △834 162 ―
親会社株主に帰属する
△2,952 4,051 7,003 ―
当期純利益
売 上 高 ・スポットの大型システム開発案件の減少及び子会社の売却により、連結売上高は前期比で半減
・前期第4四半期に子会社2社、当期に子会社2社を売却、1社を清算しグループ再編完了。これにより損失が減少
営 業 利 益 ・単体の管理コストの見直し、販売管理費の見直しを進め、コスト圧縮
・子会社2社の売却により売却益(特別利益)を計上
・ソリューション事業の譲渡により譲渡益(特別利益)を計上
特 別 損 益 等 ・投資有価証券売却益(特別利益)の一部を投資運用により計上
・テクニカルライセンス(無形固定資産)の減損損失(特別損失)を計上
以上のことから、当期純利益は前期の△29億円から40億円へと改善
22期 決算概要(ソリューション事業)
(百万円)
5
第21期
20年6月期
第22期 前期比
単位:百万円 売上高 売上高
通期 通期 金額 比率
売上高 2,147 2,131 △15 △0.7%
セグメント セグメント
利益 利益
セグメント
利益
983 910 △72 △8.0%
・同セグメントは主に法人向けのFAQに関連するサービスや「OKWAVE GRATICA」で構成
・新型コロナウイルスによる影響で新規案件獲得が伸び悩んだこと及び一部サービスを終了したことにより売上高が微減
売 上 高 ・「OKBIZ.」(期末にPRANZAへ譲渡):既存クライアントやパートナー経由の案件は順調に推移
・「OKBIZ. CS」:自治体、企業への導入加速
・「OKWAVE GRATICA」:有償プランマーケティング戦略に注力、収益貢献は来期以降
・インキュベーションサービスの市場拡大などを目的に、間接部門から当セグメントへ人員を異動。
セグメント利益 これにより前期比で利益率は低下
22期 決算概要(プラットフォーム事業)
(百万円) 6
第21期 売上高
第22期 YoY
20年6月期
単位:百万円
通期 通期 金額 比率
売上高 2,648 64 △2,584 -
セグメント セグメント損失 売上高 セグメント損失
損失
△554 △583 △29 -
・同セグメントは、Q&Aサイト「OKWAVE」の運営ならびに子会社にて構成
・前期、スポットのシステム開発案件があったことや、前期末に子会社2社を売却したことにより、当セグメントの売上高は
大幅減
売 上 高 ・Q&Aサイト「OKWAVE」では、今期より解決力向上を目的に、広告配信ならびに広告収益還元キャンペーンを開始。解決力
の高いメディアに成⾧させることで、企業が参画しやすい環境を創出中
・Q&Aサイト「OKWAVE」では、事前に取り組んでいたSEO対策により、期末に向け広告収益が拡大
・売上は大幅減となったが、コスト削減も進みセグメント利益は前期比で小幅な減少にとどまる
・主な費用は、①売却した子会社による損失、②マレーシア子会社の稼働費、③Q&Aサイト「OKWAVE」の新バージョン開発
セグメント損失 費用
・マレーシア子会社においては現在、固定費削減等各種見直しを行っていることからバーンレートは徐々に低下
・Q&Aサイト「OKWAVE」の大幅なシステム改善が完了、来期以降の開発費や固定費等が低減される見通し
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INDEX
1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
22期 総括
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① グループ再編完了 ③ 財政基盤安定化
• グループ再編による経営リソースの再配分を実施 • ソリューション事業の売却や投資有価証券の売却により
現預金が増加
• 計画通りにグループ再編を実施し、子会社を売却。売却益計上
• 社債を償還したことにより負債が減少
• 不採算子会社の売却により、赤字幅は縮小
2020年6月期 貸借対照表 2021年6月期 貸借対照表
(百万円)
現預金
② コーポレート・ガバナンス強化
現預金
• 今期から外部有識者によるガバナンス委員会を組成。取締役
会決議事項や事業計画等に対する助言・提言を実施 純資産
• リスクマネジメント、コンプライアンスへの配慮や報告事項、 純資産
決議事項の適切さ及び十分さを確認
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1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
23期 業績予想
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親会社株主に帰属する 1株当たり
単位:百万円 売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 当期純利益
2022年6月期 通期 430 △620 △620 △450 △38.36円
2021年6月期 通期(ご参考) 2,196 △516 △834 4,051 371.25円
23期は主に広告と法人サービスにおける投資の時期と位置づけ、3か年計画の達成に向けた収益基盤を作ります。
なお、上記数値は現存事業の進捗や状況を鑑みたものとなっております。戦略上想定はしているものの、未確定であ
る案件等は一切考慮しておりません。
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INDEX
1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
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互い助け合いの
場の創造を通して
物心両面の幸福を実現し
世界の発展に寄与する
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当社はミッションの実現に向けてゼロから生まれ変わります
OKWΛVE
ReBORN 2021
互い助け合いの場の創造を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与する。
困っている人が悩みを相談でき、解決力のある人が助けることができる。
お互いをよりよい関係に向上させるサービスを世の中に提供する。
サービスの提供を通じて「ありがとう」の総量を増やしていくことを
最重要テーマとする。
外部環境及び当社のポジショニング
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社 会 課 題 の 増 加 と 個 人 的 な 苦 悩 度 合 い の 深 刻 化
孤 立 デ ジ タ ル シ フ ト
精 神 的 な 苦 悩 ス マ ホ 普 及
逆 風 地 域 格 差 ネ ッ ト 環 境 の 改 善 ( 5 G ) 追 い 風
世 代 間 ギ ャ ッ プ リ モ ー ト ワ ー ク の 広 が り
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 不 足 ネットでのコミュニケーションの進化
お 互 い が 助 け 合 う 社 会 へ の 構 造 変 化 を 促 す 必要 オウケイウェイヴの果たす役割
ネットを活用して
人が人を支える仕組み 悩みを解決し
を提供
社会に貢献する。
目指す世界観 ~ ビジョン実現の日常
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物心両面の幸福の実現による世界の発展への寄与
世界中の異なる視点での情報交換が可能な世界の実現
世界中の人々の間で、応援・感謝など
ポジティブなやり取りが可能な世界の実現
「 互 い 助 け 合 い の 場 の 創 造 」
日 本 国 内 で 展 開す る OK WAVE サ ービ ス群 を
世界各国に提供する
OKWAVEサービスを通じて、各国で投稿された質問と回答(ナレッジ)が自動的に翻訳される。
OKWAVEサービスを通じて、各国の母国語でQ&Aをリアルタイムに見ることができる。
2つの主力サービスと子会社事業によって成⾧拡大を目指す
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Q & A サ ー ビ ス SOCIAL CARDサービス BSP事業(子会社)
「ありがとう」をカタチにして
Q&Aの力により困っている人と Q&Aビジネスで培った認証技術を活用して
人とのつながりを深め、ビジネスをスムーズにする。
回答力のある人をマッチング 成⾧著しいアジア市場に提供
感謝の気持ちを伝え合う場を提供
主 力 製 品 主 力 製 品 主 力 製 品
Q&Aコミュニティokwave.jp GRATICA HR(企業向け感謝のオンラインメッセージカード) OBC BCVote BlockChain Voting system
OKBIZ. for Community Support GRATICA SQUARE(イベント向けメッセージカード) OBC CRP BlockChain Certification system
(以下OKBIZ.CS)
主に広告と法人向け提供を軸に収益基盤を作るために投資
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M&Aによる成⾧の加速
BSP売上
G R AT I C A
3ヵ年売上イメージ (SOCIAL CARDサービス)
Q&Aサービス
(広告+ツール)
23期 24期
25期
事業安定収益化 キャッシュポイントの増加と 投資サービスの刈り取り
顧客基盤拡大
中期の事業成⾧イメージ(”感謝の見える化”への道筋)
感謝の見える化
C2Cマーケット需要の拡大
個と個が相対でやり取りを行う
デジタルサービスへの移行
働き方の変化、多様化への対応
分散型社会への移行
中期構想:市場拡大
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C2Cマーケット
C2CマーケットにおけるQ&A Communityとの事業シナジー
がある会社との提携
アジア展開
当社C2Cビジネスの海外展開
事業構造と感謝の見える化の関係
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Q & A サ ー ビ ス SOCIAL CARDサービス
事業ストラテジーの基本構造 事業ストラテジーの基本構造
GRATICAの法人
Q&Aプラットフォーム GRATICA利用の利便性/
回答者の拡大 顧客基盤の強化
の法人顧客を拡大 利用動機の設計
利用シーンの創出
ベストアンサー数の増加 送信者受信者の増加
質問者からのありがとうの数の増加 GRATCA送信数の増加
ありがとうの数の総数増加
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Q & A サ ービ ス 戦 略
「Q&Aコミュニティ」 「OKBIZ.CS」
Q&Aサイト(okwave.jp)の運営 ユーザー同士が問題解決する仕組みの提供
OKBIZ.CSの収益化について
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顧 客 基 盤 の 構 築
新 規 顧 客 の 開拓 既存顧客の継続率
マーケティング体制強化 継続率100%を維持
・ビジネスの見直しにより提案数の増加 ・成果レポートの再設計、体制強化により
売上基盤の確保とともに顧客との関係強化に成功
・新規顧客のリードを掴むためにマーケティング
オートメーションの組み立てを実施中 ・クロスセルだけでなく顧客とのサービス創り
事例創りを実施中
・【Q1テーマ】
営業体制の強化により再現性のあるリード獲得を ・【Q1テーマ】
実現し、継続収益の獲得を狙う カスタマーサクセス体制の構築により、
更なる継続的な顧客との関係作りを実現
O K W AV E の 価 値 の 最 大 化
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あ り が と う 数 の 強 化
ベストな回答を提供し合える場として
顧客基盤、ユーザー利便性を向上
・利用シーンの拡大
・回答者のリクルーティング
・キャンペーン実施
Case Study
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コ ー ル セ ン タ ー の 戦 略 的 な 組 み 立 て に 寄 与 コ ミ ュ ニ テ ィ パ ワ ー を 可 視 化
導入実績
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事業の強化とストラテジー 26
世の中のIoT/DXが進むと
Q&Aプラットフォームの必要性が高まる
デジタル化
複雑につながる社会で「経験したことがある人に聞く」という解決方法の需要が増加する
IoT化
生活インフラ/医療
行政/教育
コマース
1st 金融/決済
Target
PCメーカー
製造 ※移住推進テーマで拡大中
市場
新機軸での露出と認知変化
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社会課題の解決を推進
自治体導入進む プロボノ活動の発展
地域の課題解決のための第一弾として移住推進のための オウケイウェイヴサービスをNPO、団体に対して各サービ
Q&Aコミュニティを提供。 ス年間10団体を限度に無償で提供。NPO、団体の社会課題
継続して行政向けサービスは投入予定。 の解決の後押しを後押し。
対象サービス
O K B I Z . C S / G R AT I C A
事業課題と対策
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主たる事業課題 対策
• 若年層向けの利用シーン拡大→UI改善とキャンペーン検討
サ ー ビ ス の 認 知 強 化
• 大規模プロモーションの計画→下期検討
• 営業/カスタマーサクセス体制の強化→採用強化中
B2B収益拡大のための投資
• パートナープログラムの実施→Q1展開予定
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S O C I A L C A R D サ ー ビ スの 戦略
「GRATICA」
企業などの組織内で“感謝の気持ち”を伝え合うことができる
オンライン上のサンクスカードサービス
G R AT I C A の 外 部 環 境 に つ い て
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「 G R AT I C A を 送 る 」 文 化 の 定 着 へ
リモートミーティングの課題であるコミュニケーションの希薄化と「あの人誰だっけ?」を解消
70000
カード送信総数 最大指標である「ありがとうカード」の
60000
総送信数が増加。継続してこのスコアを
50000
向上させていきます。
40000
理由
30000
・大手クライアントの導入推進
20000 ・利便性向上のためのUI改善
10000
0
4月 5月 6月 7月
G R AT I C A 収 益 化 に つ い て
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顧客獲得のためのアクション強化
新規顧客の開拓/マーケティング強化 時代をキャッチアップしたキャンペーン展開
無償版廃止/有償版顧客の増加
新規顧客のリードを掴むためにマーケティング
オートメーションの組み立てを実施中
【Q1テーマ】
キャンペーンの実施による再現性のあるリード獲得を
実現し、継続収益の獲得を狙う
事業課題と対策
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SOCIAL CARDサービス 組織力を向上
マネージャーが積極的にメンバーにカードを送り続けた結果、「仕事への満足度」や GRATICA導入前と後で社内アンケートを実施したところ、「仕事
「社内の人間関係」「退職意向」などの数字が改善するという結果が出ました のやりがい」がGRATICAの導入後1ヶ月で、10%上昇しました
導入実績
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事業戦略
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利用ターゲットと利用シーンの面積を増やす
CtoC領域 将来的な設計領域(寄付、応援消費など)
新規サービスリリース → 顧客開拓
コールセンター/カスタマーサポート 店舗/コマース
CRM領域 (職場環境改善、顧客との関係強化) (カスタマーリレーションのアプローチ手段として)
現在600社~増加 マーケティング強化
大手製造/金融など 中小製造/飲食/コマース 教育/行政/NPO
HR領域 (人材不足とケアに課
(社員数が多く事業/社内文化の強化) (人材の不足とケアに課題)
題)
CRM領域について
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感謝メッセージを拾う仕組みの提供
お客様との関係性を変える「GRATICA」の取組み
コールセンターに向けて
G R A T I C A の 役 割 り 「感謝のメッセージを送る場所」があることを文化にする。
この実現に向けて、自社開拓だけでなく、アライアンス戦略など
具体的な営業戦略を設計済。
感謝の声を拾い上げ 回答メール/チャット
贈るカタチにすること ありがとう
頑張って良かった!
お役に立てて
良かった!
をおくる
従来の顧客と企業コールセンターの非対称性を解消
管理画面
クレームを言う場ではなく、消費者から企業へ感謝も伝えることができ GRATICA
とても
従業員の精神的負担の軽減、働く意義の見える化を実現 助かりました! GRATICA
送信画面
事業課題と対策
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主たる事業課題 対策
・キャンペーンサイクルの速度アップ
サ ー ビ ス の 認 知 強 化
・大規模プロモーションの下期検討
企 画 力 の 更 な る 強 化 ・マーケティング/ビジネスデベロップメントパートナーの強化
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B S P 事 業 ( 子会 社)
「Thor’s Hammer」
BlockChain Platform
Q&Aビジネスで培った認証技術を活用して
成⾧著しいアジア市場に提供
子会社におけるブロックチェーン技術の活用ビジネスの推進
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ブロックチェーンソリューションプロバイダー事業
T h o r ’s H a m m e r 東南アジア市場の成⾧率の高さ
(BlockChain Platform)
• 大学でのデータ管理技
BlockChain Platform
Thor’s Hammer • 大学卒業の資格認証
• 選挙における投票認証
OBC BCVote
BlockChain Voting system • 船舶物流における追跡技術
• 農作物のトレーサビリティ
OBC CRP
BlockChain Certification system • ハラル証明の認証
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INDEX
1.22期の状況 エグゼクティブ・サマリー
2.22期 決算概要
3.22期 総括
4.23期 業績予想
5.23期 戦略と進捗状況
6.株式譲渡後の数値計画
株式譲渡後の数値計画
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事 業 計 画 を 実 行 し
23期 24期 25期
3年後…
単位:百万円
売上23億円 21年7月~22年6月 22年7月~23年6月 23年7月~24年6月
営業利益9.7億円 売上高 430 1,040 2,320
ROE10%以上
営業利益 -620 80 970
継続的な株主還元
の実現 減価償却 40 20 35
ReBORN EBITDA -580 100 1,005
に取り組んで参ります
Thank you
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情
報」(forward-looking statements)を含みます。
これらは見込みは、現在の想定に基づくものであり、実質的にこれら
の記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。
© 2021 OKWAVE, Inc.