3808 オウケイウェイヴ 2020-08-31 16:00:00
2020年6月期決算補足資料 [pdf]

                        2019年7月1日~2020年6月30日

                      第21期 決算説明会



                                   2020年8月31日
© 2020 OKWAVE, Inc.
                      INDEX
                      1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー
                      2.21期 決算概要
                      3.中期ビジョンの見直しと重点課題
                      4.今後の方向性と施策について
                      5.事業セグメント区分と業績予想
                      Appendix




© 2020 OKWAVE, Inc.
   1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー                                                    2

      Summary
       2019年8月に公開した【オウケイウェイヴ中期ビジョン】の実現に向け、フィンテック事業を中心とした成長シナリオを描き取り組んでまい
       りましたが、期中にフィンテック事業を推進してきた元代表取締役社長CEOの松田氏が退任したことから、事業ならびに経営方針を大きく
       転換していくこととなりました。



      21期 Point
                               当社の主力事業であるソリューション事業は、今期も安定的な成長を実現。
       1. ソリューション事業の継続成長       新型コロナウィルスの影響はあるものの、22期以降も引き続き成長を見込む。


                               これまで買収してきたフィンテック事業関連子会社の赤字や2018年に実施したファイナン
       2. 財務体質の問題              ス等から、財務体質の改善が必要な状況。すでに21期中に一部子会社売却を行っているも
                               のの、今後もグループ再編やキャッシュフロー向上は重要テーマ。


                               元代表による自社株式売却が発生。これを発端とし、期中に元代表が交代。これまで
       3. 期中での社長退任             フィンテック事業を牽引していたトップが退任したことにより、当事業については早急
                               な見直しが必要。




© 2020 OKWAVE, Inc.
                      INDEX
                      1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー
                      2.21期 決算概要
                      3.中期ビジョンの見直しと重点課題
                      4.今後の方向性と施策について
                      5.事業セグメント区分と業績予想
                      Appendix




© 2020 OKWAVE, Inc.
   2.21期 決算概要                                                                                                                        4
                                                                     55億
                                第21期      第22期
            単位:百万円
                               19年6月期     20年6月期   金額       比率(%)
                                                                     40億

           売上高                   4,892     4,795     △96      △2.0

                                                                     25億
             原価                  1,824     2,294     469      25.7


           売上総利益                 3,067     2,501     566     △18.5
                                                                     10億
             販売費及び一般管理費          1,996     3,427    1,431     71.7
                                                                                                            特別損益等
           営業利益                   1,071    △926    △1,997     ―       -5億

            営業利益率                 22%       -
                                                                                                  ①
           経常利益                            △996
                                                                     -20億                                  ②        ③
                                   901             △1,898     ―
                                                                                                                           ④
           親会社株主に帰属する
                                   629    △2,952   △3,581     ―      -35億
           当期純利益                                                            前期売上   売上増減   総コスト   株式評価損   ライセンス減損   のれん償却   その他   当期純利益



                          -   ソリューション事業は、主力製品FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」が引き続き、堅調に推移
             売上高
                          -   フィンテック事業は、新規大型案件ならびに子会社連結はあったものの前期より大幅減収

                          -   赤字子会社の連結
           営業利益           -   金融・暗号通貨関連を連結することによりOKWAVE本体の管理コストの増大
                          -   移転による一時的なコスト発生

                          ① ビート社株式における評価損                     取得価額と時価の差額約14億円を投資有価証券評価損として計上
                          ② テクニカルライセンス                        事業進捗状況を鑑み、約3億円分を減損損失として計上
           特別損益 等
                          ③ LastRoots社 のれん償却                  事業評価から約4億円分をのれん償却として計上
                          ④ その他                               一部子会社の売却による特別利益や移転関連費用による特別損失などの経常・特別損益

© 2020 OKWAVE, Inc.
   2.21期 決算概要               (ソリューション事業)                                                                  5
                                                              30億                      ■ 売上高推移
                                                                      過去3期
                                                                      CAGR(年平均成長率)18.1%

                      第20期        第21期          YoY           20億


                      19年6月期     20年6月期    金額         比率
                                                              10億
        売上高              1,960     2,305    344       17.6%


        セグメント             463       583     120       25.9%
        利益                                                    0億
                                                                       FY19    FY20   FY21    FY22
                                                                    顧客数は安定的に増加。売り上げについては、クロスセルの影響から、
                                                                    徐々に1社当たり単価が増加している。

          ⚫ 売上高は17.6%、セグメント利益は25.9%と大幅に伸長
          ⚫ 第4四半期、特に5,6月においては新型コロナウィルスの影響から商談や案件化が遅れているものの、20年以上サブスクリプションモデルと
            して実績を重ねてきていることから、安定的な売上を計上。
          ⚫ 新型コロナウィルスにより対面型営業には大きな影響があったものの、リモートセミナーや商談への切替が順調に推移。
          ⚫ 第22期も引き続き新型コロナウィルスによる影響は想定されるものの、 FAQ*/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」はリモートワーク推進ソ
            リューションでもあること等から第22期も引き続き伸長を見込む。
          ⚫ これまでの事業及び収益の柱であるOKBIZ.シリーズに加え、2つのサービスを新規投入。(GRATICA/IBiSE)
            新たな取り組みとなり、22期においては大きな収益は見込まないものの、今後の収益の柱になるよう積極的にサービス展開を行っていく予定。
                                                                                       * FAQ=よくある質問と回答



© 2020 OKWAVE, Inc.
   2.21期 決算概要             (インバウンド・ソリューション事業)                                                      6
                                                             10億



                      第20期       第21期          YoY
                                                                                            連
                      19年6月期    20年6月期   金額          比率                                     結
                                                             5億
                                                                                            除
        売上高               846      934    87         10.4%                                  外


        セグメント             209      162   △47     △22.6%
        利益                                                   0億
                                                                     FY19   FY20    FY21   FY22
                                                                   7年間連結子会社としていたが、今後のグループ戦略において
                                                                   シナジーが見出せなかったことから売却を実施



         ⚫ 同事業については、期中にMBOによる売却を実施したことから、第22期以降は連結範囲から除外。
         ⚫ 今期は終盤に新型コロナウィルスによるインバウンドの落ち込みがあったものの、期末時点での影響は軽微。
         ⚫ 21期全般としては、国際スポーツイベント等訪日外国人の増加による好況および期中に事業取得したJTB子会社のJTB
           Global Assistance社の売上を取り込んだ影響から増収となるも、、昨年よりも全体的に受託案件の利益率が低い案件が
           多くなったことや、引き続き人材開発を強化していること等の影響もあり減益。




© 2020 OKWAVE, Inc.
   2.21期 決算概要                (フィンテック事業)                                                            7
                                                                25億


                                                                20億
                      第20期        第21期              YoY
                                                                15億
                      19年6月期     20年6月期     金額            比率                                 セ事
                                                                                             グ業
                                                                10億                          メ再
        売上高              2,085     1,556    △529      △25.4%                                 ン編
                                                                                             トに
                                                                                             変よ
                                                                5億                           更り
        セグメント                                                                                予
                         1,641     △327    △1,968     △119.9%                                定
        利益                                                      0億
                                                                      FY19   FY20   FY21    FY22
                                                                      安定的な案件獲得が可能か不透明な状況なことから、
                                                                      事業再編を検討


         ⚫ 新規開発案件はあったものの、売上は前期比△25.4%と大幅減収
         ⚫ 新規開発案件に伴う開発費や連結子会社の費用、またテクニカルライセンス償却費が増えたことよりセグメント利益は大幅減益
         ⚫ ㈱LastRootsは、2019年11月、日本初の暗号資産c0banが取引できる取引所として金融庁認可に至ったものの、今期は主に
           運営及び体制整備等に注力
         ⚫ 暗号資産業界向けAMLソリューションの提供開始
         ⚫ OKプレミア証券㈱は、2020年5月売却
         ⚫ 以上のことから、22期は不採算事業の再編ならびに一部事業をセグメント変更予定



© 2020 OKWAVE, Inc.
                      INDEX
                      1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー
                      2.21期 決算概要
                      3.中期ビジョンの見直しと重点課題
                      4.今後の方向性と施策について
                      5.事業セグメント区分と業績予想
                      Appendix




© 2020 OKWAVE, Inc.
   3.中期ビジョンの見直しと重点課題                                                                       9

      中期ビジョン
      2019年8月にリリースした中期ビジョンのコアとなる施策は以下の3点であり、各々の進捗については下記の通りとなっております。

                        中期ビジョンにおける施策                                進捗


                感謝コミュニティの拡大と収益力の向上                 フィンテック事業の成長も鑑み、組織編制を行ったもののフィンテック事業の失
         1      ソリューション事業とQ&Aサイト「OKWAVE」のシナジーを生み   速により再整備を要する。しかしながらより汎用性の高いコミュニティ創出のた
                出し、より多くのユーザーを獲得                    め次世代プラットフォームを開発中。




                データ解析サービスの展開                       当期はサービス開発フェーズだったことから販売実績はないものの、2020年7
        2       世界的にも評価の高い企業のデータ解析の仕組みを            月同社サービスを活用した暗号資産業界向けAMLソリューション「OKWAVE
                                                   JaNUS」の提供を開始。
                日本企業やアジア圏の企業に販売



                フィンテック事業の確立                        M&Aにより金融系、暗号通貨系の子会社を拡充してきたものの、フィンテック事
        3       これまでに買収してきた子会社の各機能を統率し、グループ全体      業責任者であった元代表の辞任に伴い、グループ全体でのシナジー創出が困難
                                                   に。加えて、資金面での懸念が強まったこと等から一部売却へ。
                でのフィンテック事業として収益化を目指す




© 2020 OKWAVE, Inc.
   3.中期ビジョンの見直しと重点課題                                                               10

      重大事項
       ⚫   元代表取締役社長CEOである松田氏が、企業価値コミットを目的として保有していた自身の自社株式の一部を売却をしたことなどから期中に退任。
       ⚫   主にフィンテック事業関連で投資していた案件が、事業評価において減損対象となったこと等から大規模な特別損失として発生。
       ⚫   現時点で中期ビジョンと大幅な乖離が生じていることから、見直しが必要な状況。



      第22期テーマ            当社の企業価値の根幹を整えることで、23期以降再度成長ステージにシフトすることを目指します。

                      1.赤字脱却と財務基盤強化                  2.コーポレート・ガバナンス改善
           1.グループ・事業再編                           1.取締役会の機能強化
            当22期においては、不採算会社・事業の一部売却ならびに再編を実施     取締役会自体の課題抽出及び改善を図るべく、様々な機能強化施策を
            することで、来期以降の成長に繋がる基盤を構築。              検討。

           2.経費削減                                2.取締役会をサポートするための機能強化
            再編を実施することで管理コストを圧縮。またムリ・ムダ・ムラを徹底的
                                                 取締役会までのプロセスも踏まえ、全社的に経営判断の質を高められる
            に排除し、合理的な組織へ。
                                                 ような施策を検討。
           3.営業キャッシュフロー向上
            事業の成長性を見極め、集中と選択を行っていくことで、確実性が高い
            分野へリソースを再配分することで、営業キャッシュフロー向上を目指す。



© 2020 OKWAVE, Inc.
                      INDEX
                      1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー
                      2.21期 決算概要
                      3.中期ビジョンの見直しと重点課題
                      4.今後の方向性と施策について
                      5.事業セグメント区分と業績予想
                      Appendix




© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                 12

        Timeline                    第22期                                  第23期以降


    重     1.赤字脱却、財務基盤強化                  2.コーポレート・ガバナンス改善
    点         -   グループ再編含めた赤字体質の改善       - 社外取締役の充実
    テ         -   成長事業の強化によるキャッシュフロー改善   - 役員教育等の実施
    ー
    マ
              -
              -
                  不採算事業からの撤退
                  全社的な経費削減等圧縮
                                         - 経営と執行の分離
                                                                      ・経営安定化の実現
                                                                      ・成長戦略の拡大
                                          -   海外でのFAQ関連サービス展開開始
    事     -       成長事業の更なる発展              -   HR Techへの進出
    業     -       成長可能性のある領域の見極めとリソース     -   マーケティングサポート分野への進出
    戦             集中                      -   FAQ領域を超えた展開
    略                                     -   これまでのアセットを活用した戦略




                       •   単体 黒字化/営業キャッシュフローの回復                   •   連結黒字化/自己資本比率の回復
                       •   アジアでのFAQ関連マーケットの創出                     •   新サービスのマネタイズ化
                       •   HR Techエリアの新規開拓

© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                                   13
                                     創業期より一貫して、世界中の人や企業の“困った”を解決するをMissionとしサービス拡大。
     1.赤字脱却に向けて
                                     20年以上の培ってきたWebコミュニケーションノウハウを、働き方改革に合わせ、大規模展開へ

              OKWAVEサービス・プロダクト                                                        今後の戦略

            Q&Aサイト「OKWAVE」                                                ⚫ OKBIZ.シリーズをテレワーク推進の一助へ
      1     世界初のQ&Aサイト。20年以上の運営実績と                                        - ユーザー認証、利便性向上のSAML認証対応
            130万人以上の登録会員                                                  - ツール導入&コンサルティングパッケージの提供
            FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」
            シリーズの展開                                                       ⚫ 在宅勤務にて消失しかけている
      2                                                                     コミュニケーションをGRATICAで活性化へ
            9年連続シェアNo.1。メガバンクをはじめ600以                                     - テレワーク環境下でも安全に利用できるようセキュリ
            上の法人FAQサイトを運営                                    次世代の働き方に       ティを強化した有償版を提供
            感謝の見える化推進                                      対応したソリューションへ
      3                                                                   ⚫ 対面型販売とオンライン販売の両面対応へ
            イイコトがOK-チップに。感謝に価値付け。
                                                                          -   サイト開設から決済までを「IBiSE」をSMB領域にて
            HR Techの開拓                                                        本格展開ならびにアジア展開を予定
      4     従業員同士がお互いに感謝に気持ちを伝えあう
            オンライン上のサンクスカード「GRATICA」展開。                                    ⚫ ITを活用した次世代の働き方支援に独自の
                                                                            感謝文化を融合
            SMB&Globalの展開
                                                                          -   「感謝」「ありがとう」が自然と増えるような環境を支
      5     FAQサイト開設から決済まですべてがクラウドで                                           援、間接的にモチベーション、パフォーマンスに寄与
            完結されるソリューション「IBiSE」の提供開始
    *HR:Human Resources/人事 *SMB:Small to Medium Business


© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                                        14
                                            新製品2種類を追加。これまでの投資フェーズからマーケティング・営業フェーズへと
     1.赤字脱却に向けて
                                            転換することで、キャッシュフローの改善を狙う

          30
                 OKBIZ.シリーズ売上推移
          25

          20
                                              ⚫   安定的に10%以上の成長率を実現
                                              ⚫   主力製品FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」のシェア拡大による売上増加のみならず、サポート業務特化型
           15                                     AI Chatbot や 電話やメールの問い合わせ履歴からAIがFAQ案を作成するAI FAQ Makerなど、複数の
           10                                     サービスをクロスセルすることで売り上げの拡大へ
                                              ⚫   営業効率をさらに向上させる目的で、代理店販売拡大へ
            5
                                              ⚫   サービス提供による売上拡大のみならず、コンサルティングメニューも追加
            0                                 ⚫   これまではサポート領域のためのサービスであったが、マーケティング領域での導入事例を作ることでさらなる販
                FY19   FY20   FY21   FY21
                                                  路拡大へ


                                              ⚫ 2020年4月新サービスとしてリリース
                                              ⚫ 新興企業や中小企業が手軽に始められる価格帯の実現とサイト開設から決済までをフルクラウド対応
                                              ⚫ アジアを足掛かりに日本発のFAQシステムとして海外マーケットへも展開予定


                                              ⚫ 2018年末のサービス展開~現在までに500以上の企業・団体に無償提供
                                              ⚫ 2020年7月セキュリティ強化した有償版を提供開始
                                              ⚫ サービスの提供のみならず、グリーティングカードならではの強みを活かしたサービス立案中



© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                          15
                                            2020年4月の代表変更により、これまでの多岐に渡る事業拡大から財政状態の安定化ならびに
     1.財務基盤強化に向けて                           確実な未来への投資へと経営方針を転換し、グループ再編・経費削減を推進しております。


    OKWAVE


           ㈱ブリックス            大きなシナジーが見出せなかったことから21期中に売却済

                                                                  ⚫ 左記の通り、すでにグループ売却・再編を実施
            ㈱LastRoots       マネタイズの推進ならびに事業コストの圧縮を遂行中
                                                                  ⚫ 今後、現存しているグループについても、財務状況を鑑
                                                                    みてグループ再編を進める予定
            OKプレミア           短期的なシナジー創出が困難、かつ資金の観点から21期
            証券㈱              中に売却済                                ⚫ これらを行うことで、子会社コストならびに子会社管理
                                                                    による本社コストも徹底見直し

             OBC             開発人員の縮小や管理コストの圧縮を推進中                 ⚫ OKWAVE本体においては、利益部門への資源集中お
            * 正式名称:OK BLOCKCHAIN CENTREの略
                                                                    よびコスト構造の見直しを行うことで生産性向上等を
                                                                    推進することで体質改善を行う
                             業績への影響は微少だが、管理コスト等の観点から再編を
            その他子会社
                             検討予定




© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                          16
                                  2020年4月の代表変更により、これまでの多岐に渡る事業拡大から財政状態の安定化ならびに
     1.財務基盤強化に向けて                 確実な未来への投資へと経営方針を転換し、グループ再編・経費削減を推進しております。

            2019年6月末(第20期)

                                                                       ⚫ M&AによりB/Sが膨れ上がっていたが、現
                                                                         状の状況を鑑み方針転換。

                       流動負債,           総資産:前期比55%縮小                    ⚫ 今もなお、子会社の整理や事業再編を行って
           流動資産,         55%
                                       主にOKプレミア証券の売却による影響                いることから今後も圧縮される見込
             64%
                                                                       ⚫ 負債は、新株予約権付社債であるの影響が大
                                                                         きいものの、株価に応じて転換が進むことが
                                            2020年6月末(第21期)               想定される。

                                            流動資産,                      ⚫ 自己資本比率が低位となっていることから、
                      固定負債, 15%                             流動負債,
                                             41%                         23期以降は自己資本の改善がテーマとなる。
                                                              48%


           固定資産,                                            固定負債,
                        純資産,                固定資産,
             36%                                              34%
                         30%                 59%
                                                                         キャッシュフロー改善やグループ再編等を
                                                            純資産, 18%
                                                                         行っていくことで、徐々に自己資本を改善

© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                                          17
                                     経営の根幹であるコーポレート・ガバナンスを改善・強化することで、企業価値が持続的
     2.コーポレート・ガバナンス強化に向けて            に向上する体制作りに努めまいります。


    1.取締役会の機能強化                       21期取締役体制     A 22期新取締役体制            A 22期新監査役体制
                                                      (21期株主総会可決後)
                                        取締役会長         代表取締役社長                 常勤監査役           社外監査役       社外監査役
    A) 元代表の任命責任や現状の決算及び財政状態、また自           兼元             福田          監視         飯田              六川        茂木(新任)
       身の株式移動の問題などの責任を取るため、創業者で        代表取締役社長         取締役副社長               監査役会については引き続き、常勤1名、社外2名の構成を維持。
       あり現会長である兼元は取締役から退任し、社外取締           福田             佐藤                 奥田氏が退任となるため、新任として公認会計士の茂木氏を選任。

       役を1名増強。                         取締役副社長            取締役
                                         佐藤               野崎          B コーポレート・ガバナンス委員会(仮称)
    B) 取締役の「質」を向上させるべく、外部講師による会社
                                         取締役            社外取締役               社外取締役
       法、金商法、コーポレートファイナンス、コンプライアンス        野崎              廣瀬                  廣瀬              外部のアドバイザー
       など多岐に渡る教育を年複数回実施予定。                                                  社外取締役
                                                                                          ✙   ファイナンス、法律、海外事業の専門家等
                                        社外取締役           社外取締役
                                          廣瀬            大森(新任)              大森(新任)
    C) 今後、全取締役および監査役を対象とした実効性評価        社外取締役の比重を高めることでガバナンスを強化。           独立役員を中心とした外部メンバーで構成される任意の委員会を新設。取締役
                                       来期以降は過半数以上を占める体制を目指す。              会の決議内容についてその妥当性をレビューすることで経営の透明性を高める。
       を年2回程度行うことで、継続的に取締役会の機能が
       向上するよう推進。
                                     C 取締役の実効性評価
                                           項目                                        内容
      このような各種取り組みを進め、また継続して改善に取      意思決定・監督機能への評価     経営戦略に関する報告や、リスクマネジメント、コンプライアンスが十分配慮、議論されているか
      り組むことで、透明性の高い経営を目指します。
                                         審議について        報告、決議事項の適切さ、各々の審議、議論の時間等について十分であったか等を確認
      コーポレート・ガバナンスを強化し、本質的な企業価値
      の状況を目指してまいります。                    ガバナンス強化        現在掲げているガバナンス強化について、進捗しているか
                                       役員構成について        現在のメンバーの能力、多様性、人数などを確認
                                       取締役会運営全般        事前の情報共有や開催頻度、会の時間など

© 2020 OKWAVE, Inc.
   4.今後の方向性と施策について                                                                                        18
                                                      経営の根幹であるコーポレート・ガバナンスを改善・強化することで、企業価値が持続的
     2.コーポレート・ガバナンス強化に向けて                             に向上する体制作りに努めまいります。


                                                          2.取締役会をサポートするための機能強化
                       株主総会
                                                            取締役会及び監査役会に加え、ガバナンスを中核に添えたコーポレート・ガバナンス
                            選任・解任
                                                            委員会ならびに事業推進を中心とした執行役員会を新設いたします。


      会計監査人
                                           監査役会       任
                                                      務
                                                          A) 経営の中核にある会議体の見直し
                                    監査     取締役3名
                 監査    取締役会                (うち社外2名)   :
                                                      経   - 中核会議体の役割と責任の明確化
                       取締役5名                          営
                       (うち社外2名)                       安   - 重要決議案件に対する十分な議論の確保ならびに決議プロセスの見直し
                                    提言     コーポレート・    定
                                          ガバナンス委員会
                                                      化   - 第22期からは経営と業務執行の分離を推進することで、責任範囲の明確化ならびに権限移譲
                                    答申

                                                          - 取締役会にて経営安定化、監督機能の強化を行い、業務については執行役員会にて推進
                            選定・解職/指示・報告
    任務:事業推進

                       執行役員会
                                                          B) 経営チェック体制の強化(管理本部の強化)
                      報告     指示
                                                          - 取締役会において判断される決議内容に対して、適切なリスクヘッジが行われているか、情報に
                           各部門                              偏りがないかなどのチェックを行うため、コンプライアンス部門、内部監査部門の強化を図る。
                                                          - コーポレート・ガバナンス委員会発足に伴い、委員会メンバーに適切かつ公平な情報を伝達する
                                                            必要があることから、経営企画部門の強化を図る。




© 2020 OKWAVE, Inc.
                      INDEX
                      1.21期の状況 エグゼクティブ・サマリー
                      2.21期 決算概要
                      3.中期ビジョンの見直しと重点課題
                      4.今後の方向性と施策について
                      5.事業セグメント区分と業績予想
                      Appendix




© 2020 OKWAVE, Inc.
   5.事業セグメント区分と業績予想                                                    20



                                      第21期              第22期

                                    ソリューション事業         ソリューション事業
        ⚫ 経営方針・体制の刷新に伴い、より機動的か
          つ効率的に動ける組織変更を実施
                                 インバウンド・ソリューション事業   ㈱ブリックスの売却により消滅
        ⚫ 子会社の売却により消失セグメントが発生

                                    フィンテック事業        一部機能はプラットフォームへ移管

        以上のことから、事業セグメントを右記のとおり
        変更する予定となります。                                  プラットフォーム事業




© 2020 OKWAVE, Inc.
   5.事業セグメント区分と業績予想                                                         21


            第22期上期にて、グループ・事業再編及び財務基盤の改善等を図ることを進めており、現時点で業
            績予想の見通しが不透明となっております。
            しかしながら、上期におけるグループ再編等が見込み通りに推移すれば、第2四半期決算発表を目途
            に業績予想を開示することを予定としております。

            -   ソリューション事業における今期の売上については新型コロナウィルスの影響も受けながらも、15%程度の成長を見込んでお
                ります。
            -   財務基盤の安定化ができた段階で、再度見直しを図った中期ビジョンを改めて公開することを予定しております。


            ステークホルダーの皆様には何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。




© 2020 OKWAVE, Inc.
                                  22




                       Appendix


                      会社概要




© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                              23

       MISSION



       互い助け合いの場の創造を通して、
       物心両面の幸福を実現し、
       世界の発展に寄与する
        OKWAVEの「OK」は、世界で最も使われている言葉「OK」に、「Oshiete(教えて)」、「Kotaeru(答える)」の頭文字を取り込んでいます。

        「教えて(質問)」・「答える(回答)」を仲介し、みなさんが抱えている疑問や悩み、望みを「OK」な状態にし、それを「Wave(波)」のように世界
        に広げていくという意味を込めています。

        このような思いをサービスや製品に反映し、個人・専門家・企業の皆様の互い助け合いと、それによって生まれる「ありがとう」の気持ちを通
        じて、皆様とともに世界の発展に尽くしてまいります



© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                              24

       会社概要


                       商   号    株式会社オウケイウェイヴ


                      設 立 日     1999年7月


                      上 場 日     2006年6月


                      本社所在地     東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス7階


                      代 表 者     代表取締役社長   福田 道夫


                      資 本 金     1,395百万円(2020年6月30日現在)


                      従 業 員 数   160人(単体)2020年6月30日現在

                                日本初のQ&Aサイト「OKWAVE」の運営
                      事 業 内 容
                                FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」の提供 など

© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                          25

       代表者紹介
                           略歴
                           1995年4月   日本電信電話株式会社 入社
                           2000年6月   当社 取締役
                           2001年4月   当社 取締役副社長
                           2016年7月   当社 コンシューマーソリューション事業部長
                           2020年4月   当社 代表取締役社長
                                     OKfinc LTD. CEO
                                     OK BLOCKCHAIN CENTRE SDN.BHD. CEO
                           2020年5月   株式会社LastRoots 取締役

         福田 道夫
         代表取締役社長           略歴詳細
         1971年5月21日生 49歳   慶応義塾大学卒業後、日本電信電話株式会社に入社。
                           その後、創業者である兼元と現取締役CFOである野崎と出会い、株式会社オウケイウェイヴを創業。
                           創業メンバーとして、日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」をサービス展開させたほか、
                           FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」の立ち上げから事業拡大に従事。




© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                                  26

       沿革
                 1999年7月    当社設立

                 2000年1月    「OKWebコミュニティ」(現「OKWAVE」)の提供開始

                 2000年7月    FAQ/問い合わせ管理システム「OKBIZ.」の提供開始

                 2000年11月   Q&Aサイト「OKWAVE」のデータベース貸出サービスの提供開始

                 2006年6月    名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場

                 2007年11月   米国子会社OKWAVE INC.(現OKWAVE USA Corporation)設立

                 2012年3月    ソーシャルがCRMソリューション「OKBIZ. For Community Support)の提供開始

                 2013年4月    米国Davia, Inc.のデジタルグリーティングカード事業を事業買収

                 2016年6月    医療情報サービスを提供する株式会社OKEIOSを子会社化

                 2017年3月    不動産関連ソリューションを提供する株式会社OKGAIAを設立

                 2017年10月   暗号資産関連事業を行う海外子会社OKfinc LTD.を設立

                 2018年5月    ブロックチェーン開発を専門とするOK BLOCKCHAIN CENTRE SDN.BHD.を設立

                 2018年12月   サンクスカードサービス「OKWAVE GRATICA」の提供開始

                 2019年10月   米国のセキュリティ製品を開発販売する企業と資本業務提携

                 2019年4月    暗号資産交換業者の株式会社LastRootsを子会社化

                 2019年11月   連結子会社である株式会社LastRootsが暗号資産交換業者として登録

                 2020年4月    クラウド型ヘルプデスクツール「OKWAVE IBiSE」の提供開始

                 2020年4月    代表取締役社長に福田道夫が就任

                 2020年7月    暗号資産業界向けAMLソリューション『OKWAVE JaNUS』(オウケイウェイヴ ジャヌス)の提供を開始


© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                              27

       ビジネスモデル
                      ソリューション事業
                                                                            ユ
                                                                            ー
                                                          Q&Aサイト運営による       ザ
                       ㈱オウケイウェイヴ                          広告ならびにデータ販売       ー

              オ
              ウ                                           FAQ/問い合わせ管理
              ケ        ㈱オウケイウェイヴ                          「OKBIZ.」シリーズの提供
              イ
              ウ
              ェ       プラットフォーム事業
              イ
              ヴ        ㈱オウケイウェイヴ                          AMLソリューションの提供     得
              グ                                                             意
                                                                            先
              ル        OKfinc LTD.                        システム開発関連
              ー
              プ
                       OK BLOCKCHAIN CENTRE SDN.BHD.      システム開発

                       ㈱LastRoots                         暗号資産の取引手数料


                      *インバウンド・ソリューションは6月にMBOによる売却を行ったことから割愛しております。



© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                                                 28

       提供サービス

                      サービス名             顧客                              内容

        OKBIZ. for FAQ                  法人     9年連続シェアNo.1。顧客/社内からの問い合わせ効率化システム


        OKBIZ. for AI Chatbot           法人     3,700万件以上のQ&Aビッグデータを学習したAIチャットボットによるサポート業務効率化システム


        OKBIZ. for AI FAQ Maker         法人     AIが問い合わせ利益を分析し、FAQの作成から分類・更新までを支援するシステム


        OKBIZ. for Community Support    法人     24時間365時間利用者同士で問題解決をしあうサポートチャネルの提供


        OKWAVE IBiSE                    法人     導入から決済までフルクラウド対応した、お問い合わせ管理システム


        OKWAVE GRATICA                  法人     従業員同士が、感謝の気持ちをカードを通して伝えあうサンクスカードサービス


        OKWAVE                         法人・個人   運営実績20年以上、日本初のQ&Aサイト「OKWAVE」の運営ならびに広告枠の提供

                                       暗号資産
        OKWAVE JaNUS                           日本およびアジア諸国を対象とした暗号資産業者向けAMLソリューション
                                       交換業者




© 2020 OKWAVE, Inc.
      About OKWAVE                                                              29

       OKWAVEサービス相関図


                                                                        取引先
                                            FAQ
                                                              システム提供
                                         AI Chatbot
           オウケイウェイヴ
                       定額システム利用料         AI FAQ Maker


                                          OKBIZ.CS


                                               Q&A連携




                      コミュニティ運営                                   広告料
                                                                       クライアント


                                   質問者                  回答者




© 2020 OKWAVE, Inc.
                              Thank you
                      本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」
                           (forward-looking statements)を含みます。
                      これらは見込みは、現在の想定に基づくものであり、実質的にこれらの
                         記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。




                                                                30
© 2020 OKWAVE, Inc.