3793 M-ドリコム 2021-05-13 15:00:00
2021年3月期 四半期決算説明会資料 [pdf]
21年3月期 通期
決算説明資料
株式会社ドリコム
21年5月13日
目次
1. 21年3月期業績の振り返り
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
3. 22年3月期Q1の見通し
4. Appendix
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 2
1. 21年3月期業績の振り返り
21年3月期 ハイライト
売上高 営業利益 当期純利益
118.4億円 20.5億円 16.2億円
前年比:116.7% 前年比:332.7% 前年比:228.4%
(億円) (億円) (億円)
16.2
20.5
118.4 7.1
107.2 -17.1
101.5
6.1
-5.7
19年3月期
2018 20年3月期
2019 21年3月期
2020 19年3月期
2018 20年3月期
2019 21年3月期
2020 19年3月期
2018 20年3月期
2019 21年3月期
2020
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 3
1. 21年3月期業績の振り返り
21年3月期 業績サマリー
売上高・営業利益・経常利益・純利益の全てにおいて予想を上回り、創業来最高益を達成
21 3
20 3 21 3
YoY QoQ
(単位:百万円) Q3
売上高 11,840 10,150 +1,690 9,156 +2,684
営業利益 2,052 617 +1,435 1,683 +368
営業利益率 17.3% 6.1% - 18.4% -
EBITDA 2,705 999 +1,705 2,140 +564
EBITDAマージン 22.8% 9.8% - 23.3% -
経常利益 2,019 635 +1,383 1,653 +365
当期純利益 1,624 711 +913 1,298 +325
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 4
1. 21年3月期業績の振り返り
通期予想 vs 実績
増収に加え、固定費の下振れにより、営業利益が業績予想を上回り着地
(単位:百万円)
45
固定費削減
101
増収効果 2,052
1,900
21年3月期通期 21年3月期通期
営業利益(予想) 営業利益(実績)
売上高 118.4億円 予算:117億円
101.2%
107.9%
営業利益 20.5億円 予算:19億円
経常利益 20.1億円 予算:18億円
111.7%
純利益 16.2億円 予算:14億円 115.7%
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 5
1. 21年3月期業績の振り返り
営業利益増減分析(Q3 vs Q4)
イベントが少なかったことから前四半期比で減収。あわせて労務費の増加や移転に伴う一時費用増により減益
収益の増加(費用の減少)
収益の減少(費用の増加)
他勘定
振替高 研究開発費
変動費 (+)214 (+)5
(-)12
減収の影響
(-)287 外注費 広告宣伝費 償却費
(+)8 (-)9 (+)28
その他
労務費 通信費
費用
(+)118 (+)1
(-)23
原材料
仕入高
(+)77
Q3 営業利益 Q4 営業利益
631 368
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 6
1. 21年3月期業績の振り返り
事業別トピック
収益性の向上と同時に将来への種まきも進展
➢ 開発・運用共に、好調に進展。収益性の向上や、新規事業への投資も進み、23年4月をゴールとする中期指針のもと、事
業運営・開発が進む
➢ IPゲームの経年を感じさせない好調な推移に、IPの強さを改めて認識。IPの活用ノウハウを自社の強みとするべく、
ファンコミュニティの開拓や、IPのクロス展開等、IPビジネスノウハウの深化に注力
ゲーム
➢ 『ぼくとドラゴン』、『ちょこっとファーム』など自社配信タイトルも好調な推移を維持。『ちょこっとファーム』は
10周年のロングランタイトルに。最適化が進んだ運用体制はドリコムの強みであると再認識
➢ 20年10月からBlasTrainがグループに加わり、ドリコムズは一層拡大。ドリコムの関与による共同運用タイトルの安定
化や業績の拡大、BlasTrainの有する開発・運用ノウハウのグループ内での展開等、グループ一体となっての成長を志向
➢ 『AROW』の事業化の他、『AROW』を用いて開発する人気IPを扱った位置情報タイトルの開発も進展
新規事業開発 ➢ 『AKROGLAM』は20年9月のローンチ以降、順調にサービスが拡大。音楽領域での事業開発も進展
➢ 「負荷テストサービス」と『Rooot』をリリース。SaaS収益拡大を志向
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 7
1. 21年3月期業績の振り返り
財務安定性の向上
既存事業の収益性の向上にともない現預金残高は安定的に増加。財務基盤は強固に
バランスシートの推移 現預金・借入残高の推移
固定資産 流動資産 純資産 固定負債 流動負債 現預金残高 借入残高
6,000
10,000
5,288
5,000
3,182
7,500 3,240
4,000
3,498
6,089 3,178 3,276 3,170
7,669
2,927 2,860
3,202 2,573 3,000
5,000 3,873
2,596 3,595
5,191 2,263
5,661 4,572 2,156
252 2,000
2,500 661 1,168
1,650
3,855
3,364 3,261 1,000
3,007
1,756 1,852 2,169 1,941
1,158 1,423
0 0
17年3月末 18年3月末 19年3月末 20年3月末 21年3月末 17年3月末 18年3月末 19年3月末 20年3月末 21年3月末
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 8
目次
1. 21年3月期業績の振り返り
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
3. 22年3月期Q1の見通し
4. Appendix
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 9
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
中期的に目指す姿
23年3月期末のドリコム
現在のドリコム
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 10
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
中期的に目指す姿(続き)
IPを軸に、多様なデジタル・エンターテインメント・コンテンツを
グローバルに提供する総合エンターテインメント企業
① 新作ゲームのヒット
主な取組み
① ゲーム事業の拡大 • 新日本プロレスSTRONG SPIRITS
• D_CIDE TRAUMEREI
主な取組み:
• 未発表タイトル2本
• 新日本プロレスSTRONG SPIRITS
• 新規IPゲームプロジェクト IPの獲得、育成、開発
主な取組み
• AKROGLAM
安定性 成長性
• 悪魔王子と操り人形
② F2Pモデル依存からの脱却 の確保 の促進
国内ヒットタイトルの海外展開
主な取組み:
主な取組み
• AROW(SaaS)
• Derby Stallion: Masters
• AKROGLAM(EC)
• DISGAEA RPG
• Rooot(SaaS)
• 負荷テストサービス(SaaS) ④ ゲーム以外の領域での事業開発
主な取組み
• AROW(テクノロジー)
• 負荷テストサービス(テクノロジー)
• AKROGLAM(音楽)
• Rooot(マーケティング)
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 11
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
ゲーム事業の安定化
少数のヒットタイトルへの依存から、複数のタイトルヒットタイトルから安定的に収益を獲得する健全なポートフォリオに
運用タイトルの売上合計推移 運用タイトルの事業利益合計推移
各運用タイトルのリリース/運用開始時期 各運用タイトルのリリース/運用開始時期
2010 2011 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2,010
2010 2,011
2011 2,014
2014 2,016
2016 2,017
2017 2,018
2018 2,019
2019 2,020
2020
20年3月期 21年3月期 20年3月期 21年3月期
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 12
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
ゲーム事業の安定化(続き)
ゲーム事業の収益性は年々向上。現在は安定的に利益を創出する事業に
運用中タイトル※の採算別事業利益推移(20年3月期 - 21年3月期)
(単位:百万円)
採算 不採算
1,012
960
858 820
712
614 656
592
-45 -1
-86 -95 -103 -64
-133 -113
20年3月期 21年3月期
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
採算タイトル数 6 9 8 10 9 13 11 11
不採算タイトル数 7 4 5 5 5 1 1 1
運用タイトル数 13 13 13 15 14 14 12 12
※ シリーズタイトルについては1タイトルとして集計。enzaタイトルを含む
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 13
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
IPスパイラル戦略
競争力のある自社保有IP
「縦方向」 モバイル
の成長 × コンシュマー
ゲーム
ゲーム
IPのクロス
メディア展開による
総合的な価値上昇
クロスメディア展開 ・
アニメ 収益機会の多角化
コミック
×
ライトノベル
• ビジネスモデルの多角化 音楽
IP
「横方向」 • 海外展開
の成長 • ゲーム事業で獲得した
ゲーム事業で獲得した ビジネスモデルの
ノウハウの他領域展開 ノウハウの他領域展開 海外展開 多角化
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 14
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
IPの開発・育成・収益化の流れ
IP開発から収益化まで、各エンターテインメント領域の特性を整理。各領域の特性に合わせた展開を模索
IPの開発 IPの育成 IPの収益化
ライト コンシュ モバイル
音楽 マンガ アニメ ドラマ 映画
ノベル マーゲーム ゲーム
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 15
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
音楽、ライトノベル、マンガ領域での取組み
IPの開発
注力メディア 公表済みの取組み 今後の取組み方法 今期の指針
• 『AKROGLAM』の更なる拡大
音楽 自社投資
• 未発表プロジェクトの拡大と公表
ライトノベル
• M&Aを含む提携や協業による必要機
なし 能・人材の確保
M&Aを含む提携または協業
• 来期以降の拡大に向けた、土台作り
マンガ
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 16
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
定款の変更について
ドリコムが中期で目指す姿に合わせ、定款を変更予定
変更案
1. ゲームアプリケーション及びゲームソフトウェアの企画、開発、運営及び提供
2. ゲームアプリケーション及びソフトウェアを提供するプラットフォームの企画、開発、運営及び提供
「ゲーム」と明記し、最上段に記載することで、
3. 情報通信サービス及び情報提供サービスの企画、開発及び運営
主要事業であるゲーム事業への
4. システムの企画、開発、運営、販売及び保守 一層のコミットメントを明示
5. ゲームアプリケーション、ゲームソフトウェア、システムの企画、開発、運営及び保守に関するコン
サルティング業務
6. 静止画、動画、音声、文字等のデジタルコンテンツの企画、制作及び販売
7. 音楽の原盤制作及び著作物の利用手法の開発
8. 音楽及び映像ソフトの企画、制作及び販売 現在事業開発が進む領域での将来的な
事業を加えることで、
9. 書籍等の印刷物及び電子出版物の企画、制作及び販売
ドリコムが目指す姿を定款でも明示
10. コンテンツグッズの企画、製作及び販売
11. 音楽、映像、演劇に関連するイベントの企画、運営及びプロモーション
12. 芸能タレント、音楽家の育成、マネジメント及びプロモーション
13. 広告制作業、広告代理店業及び宣伝広告事業
14. 市場調査、市場分析、広告調査等のリサーチ業及び各種マーケティング業及び コンサルティング業
15. 情報提供サービス、集金サービス、集金代行サービス及びポイント発行サービスの企画、設計、開発、
制作、管理、運営及び代行
16. 仮想通貨及びブロックチェーンを活用したプラットフォーム、アプリケーション及びその他サービス
の企画、設計、開発、運営、管理及び提供
技術的な試みや、
17. 有価証券の保有、売買及び運用 長期的に取組む事業については記載を整理
18. 投資業及び投資顧問業
19. 投資事業組合財産の運用及び管理
20. 著作権、著作隣接権、意匠権、工業所有権の取得及びその管理、運用
21. 前各号に付帯する一切の業務
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 17
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
プロジェクトサマリー(21年4月末時点)
本開発タイトルは9タイトルに。21年4月末時点で計12の開発プロジェクトが進行中
プロジェクト数
事業 ステータス 定義 詳細(下線は今回初開示となるプロジェクト)
(()は海外配信タイトル数)
➢ 他社配信:8タイトル※
運用 運用中のタイトル
11 ※(4) ➢ 自社配信:3タイトル
➢ 他社配信:
• 新日本プロレスSTRONG SPIRITS(海外配信)
• D_CIDE TRAUMEREI(海外配信未定)
• Derby Stallion: Masters(海外配信)
リリースを視野に • 国内ヒットIPタイトル海外版(海外配信)
ゲーム事業
本開発
開発が進むタイトル 9(4) ➢ 自社配信:
• Wizardry VA(仮)(海外配信)
開発
➢ 未発表:
• AROWを用いて開発する人気IPを扱った位置情報ゲームタイトル(海外配信未定)
• 未発表タイトル×3本(海外配信未未定)
➢ 悪魔王子と操り人形
本開発以前の
プロトタイプ
開発段階にあるタイトル 3 ➢ グループ会社スタジオレックスが開発を手掛けるオリジナルタイトル
➢ 未発表タイトル×1本
➢ AKROGLAM
新規事業開発
運用 運用中のサービス
3 ➢ 負荷テストサービス
➢ Rooot
リリースを視野に
開発
開発が進むサービス 1 ➢ 音楽領域での新規サービス
※. 21年4月末時点の運用タイトル数。シリーズタイトルについては1タイトルとして集計
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 18
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
ゲーム事業の拡大:収益性改善
Q3時唯一の赤字タイトルの黒字化成功も、安定的な黒字化は今上期中を想定
運用中12タイトル※の21年3月期Q4営業利益
損失 利益
※ 21年3月末の運用タイトル数。シリーズタイトルについては1タイトルとして集計。enzaタイトル3本と『ぼくとドラゴン』を含む
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 19
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
新作ゲームのヒット
9本の新規タイトルの開発が進行中。うち6本は21年3月期中のリリースを目指す
10年-20年 21年 -
運用中
タイトル
11本※
• 新日本プロレスSTRONG SPIRITS
• D_CIDE TRAUMEREI
• Derby Stallion: Masters(既存タイトル)
• 国内ヒットIPタイトル海外版(既存タイトル)
• 未発表タイトル×2本
21年3月期中のリリース予定:6本
本開発
タイトル
9本 • Wizardry VA(仮)
• AROWを用いて開発する人気IPを扱った位置情報タイトル
• 未発表タイトル×1本
現時点で21年3月期以降にリリース予定:3本
※ 21年4月末の運用タイトル数。シリーズタイトルについては1タイトルとして集計
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 20
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
IPの獲得、育成、開発:AKROGRLAM /悪魔王子と操り人形
ユーザーベースは順調に拡大。悪魔王子と操り人形では4月にECもスタート
➢ ゲーム以外のエンターテインメント領域のうち、音楽領域での ➢ 開発中のオリジナルIP。19年11月に公式twitterアカウントが、
事業開発プロジェクト 12月にオフィシャル・サイトがオープン
➢ 21年4月末時点で、公式twitterアカウントフォロワー数は約2.1万 ➢ 21年4月末時点で公式twitterアカウントフォロワー数が6.1万人に。
(21年1月比:0.6万増)、公式YouTubeチャンネル登録者数は約1.1万 順調にファンコミュニティが拡大
➢ 20年9月にローンチし、6曲を各種音楽配信サイトで配信中。 ➢ 21年4月には公式ショップがオープンし、ECもスタート
21年1月にはECがスタート
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 21
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
既存タイトルの海外展開
「DISGAEA RPG」が21年4月13日にリリース
『Derby Stallion: Masters』 『DISGAEA RPG』
©2016ParityBit ©Nippon Ichi Software ©2021 FW Published by Boltrend Games.
➢ 『魔界戦記ディスガイアRPG』の英語版『DISGAEA RPG』が21年4月13日にグローバル配信開始
➢ 『Derby Stallion: Masters』についてもリリースに向けた準備が進む
➢ 海外展開にあたっては、Boltrend Gamesとリレーションを強化し、協業体制で展開
➢ 今後も国内ヒットタイトルの海外展開をつうじ海外売上比率を高め、将来的に国内売上と同規模への成長を目指す
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 22
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
ゲーム以外の領域での事業開発
Roootで売上、導入社数が増加。AROWを用いたIP位置情報タイトルの開発も進展
負荷テストサービス
➢ AROWを用いて開発する人気IPを扱った位置情報ゲー ➢ 20年12月リリース。Twitterを活用したファンコミュ ➢ サービス開始前の負荷テストの支援や、運用中サー
ムタイトルが進む ニティ促進サービス ビスのDevOps支援を中心としたシステムの可用性
➢ 当初想定していた、個人開発者向けからゲーム開発企 ➢ 順調に拡大傾向にあり、導入社数も22年3月期Q1には 向上に向けた活動全般のアドバイスなど、過去の事
業向けにターゲットの変更を決定。 21年3月期Q3比で2.5xに 業運営で培った経験をもとに、ビジネスとシステム
上記位置情報ゲームタイトルのリリースにあわせて商 の両面のバランスを取った課題解決や提案を強みと
業化 する
➢ SaaSビジネスをスタートし、収益モデルの多角化
2.5x とF2P収益依存脱却を目指す
Q3 (予)
Q1
導入社数(21年3月期 Q3 / 22年3月期 Q1(予定))
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 23
目次
1. 21年3月期業績の振り返り
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
3. 22年3月期Q1の見通し
4. Appendix
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 24
3. 22年3月期Q1の見通し
今期の経営方針
➢ 不採算タイトルの上期中の黒字転換と、収益性の維持
➢ 21年3月期中にリリースを予定している新作の確実なヒット。新規タイトルの収益貢献は下期を想定。下期からの業績の拡大を
目指す
ゲーム事業
➢ ゲーム以外の領域での新規事業開発は、音楽、ライトノベル、マンガの領域に注力。音楽については自社投資で、ライトノベル、
マンがについてはM&Aを含む提携や協業をつうじて、必要な機能やノウハウ、人材を確保
➢ 既存ゲーム事業を安定化し、生み出される利益をゲーム周辺領域における新たなエンターテインメントサービスの創出に投下
新規
事業開発
➢ リモートワークを前提とした働き方にあわせ、オフィスを移転。優秀な人材が確保できる就労環境の整備や働き方の多様性の担
保など、大きな変化を迎える中でも揺るがない強く、柔軟な組織づくりに注力
➢ 子会社との一層の連携によるグループ全体での業績拡大、事業成長に引き続き注力
その他
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 25
3. 22年3月期Q1の見通し
見通しの概要
広告事業からの撤退とタイトルクローズの影響で前年同期比で減収へ。前四半期比では収益水準はほぼ変わらない見通し
Q4 Q1
21 3 21 3
Q1
% %
(単位:百万円)
売上高 2,700 2,684 +16 0.6% 3,303 603 -18.3%
変動費 450 430 +20 4.7% 495 45 -9.1%
固定費 1,900 1,885 +15 0.8% 2,180 280 -12.8%
研究開発費 140 102 +38 37.3% 76 +64 84.2%
資産計上 530 380 +150 39.5% 110 +420 381.8%
営業利益 350 368 18 -4.9% 623 273 -43.8%
経常利益 350 365 15 -4.1% 609 259 -42.5%
純利益 250 325 75 -23.1% 467 217 -46.5%
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 26
3. 22年3月期Q1の見通し
営業利益増減分析
売上、運用費用は前四半期比では変動は少ないものの、開発の進展から資産計上額が増加の見込
前年同期(21年3月期 Q1)比 前四半期(21年3月期 Q4)比
運用中ゲームの減衰 開発タイトルの増加
+ に伴う資産計上額は増加
広告事業とゲームタイトル +
3本の終了による減収 その他固定費は
大きな変動なし
BlasTrainの連結化
+
開発タイトルの増加
に伴う資産計上額の増加
+16 ▲20
▲16
623 ▲603
368 350
+284
350
+45
営業利益 売上 変動費 固定費 営業利益
(21年3月期 Q1) (22年3月期 Q1) (21年3月期 Q4) (22年3月期 Q1)
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 27
目次
1. 21年3月期業績の振り返り
2. 中期的(-23年3月期)に目指す姿
3. 22年3月期Q1の見通し
4. Appendix
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 28
4. Appendix
ゲーム事業課金売上推移(配信主体別)
(単位:百万円)
他社配信(IPゲームアプリ・enza系タイトル) 自社配信(ダビマス・ぼくとドラゴン・ちょこファ等)
838
834 846
749
787
1,127 530
999 925 791
737 558 467 514
857 729
1,377
1,837 1,753
1,635 1,726 1,699
1,589
1,412 1,374 1,444 1,398
1,325 1,275 1,297 1,288
1,185 1,220
862
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 22年3月期
(予)
※ 他社配信タイトルの売上はネット計上であり、自社配信タイトルの売上についてはグロス計上
※ プラットフォームからの売上は除く
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 29
4. Appendix
ゲーム事業課金売上推移(配信主体別)
(単位:百万円)
他社配信(IPゲームアプリ・enza系タイトル) 自社配信(ダビマス・ぼくとドラゴン・ちょこファ等)
838
834 846
749
787
1,127 530
999 925 791
737 558 467 514
857 729
1,377
1,837 1,753
1,635 1,726 1,699
1,589
1,412 1,374 1,444 1,398
1,325 1,275 1,297 1,288
1,185 1,220
862
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 22年3月期
(予)
※ 他社配信タイトルの売上はネット計上であり、自社配信タイトルの売上についてはグロス計上
※ プラットフォームからの売上は除く
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 30
4. Appendix
ゲーム事業課金売上推移(リリース時期別)
(単位:百万円) 2013以前 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
563 24
776 550
608 590
509
437 272
553 124 161 2 48 482 405
226 164 372
204 248
409 281 437 364
393 381
1,187 220
272 445
297 391 343
948 293
824 286 371 544
750 292
571 267 139
640 567 224 273
690
471 221 284 272
140 375 262
147 154 456 348
191 142 381
167 167 117 102 319 290 288
145 106 257
662 111 144 118 142 152
611 635 127
558 591
527 478 540 579 597 511
435 388 414 427 373 366
239 243 215 215 203 189 186 175 143 120 118 112 127 122 111 118 110
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 4Q Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 22年3月期
(予)
※ 他社配信タイトルの売上はネット計上であり、自社配信タイトルの売上についてはグロス計上
※ プラットフォームからの売上は除く
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 31
4. Appendix
売上高推移(18年3月期 - 21年3月期)
ゲーム メディア
(単位:百万円)
61
127 10
0
14
222 129
222
100
267 73 132
3,242
3,051 2,962
2,882
2,643 2,644 2,671
2,473 2,384
2,120 2,181 2,103
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
19年3月期 20年3月期 21年3月期
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 32
4. Appendix
営業利益・EBITDA推移(18年3月期 - 21年3月期)
営業利益 EBITDA
(単位:百万円)
800
759
624 632
582 565
428
369
294 318
204 198 222
196
165
128 128
86
▲14 ▲1
▲126
▲161
▲297
▲418
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
19年3月期 20年3月期 21年3月期
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 33
4. Appendix
ESGの取組み
1. 人権に配慮し、多様性と柔軟性に配慮した就労環境の整備 ドリコムは永続的な成長と株主価値の最大化を目指し、健全か
職場での差別の禁止や適切な労務管理の実施の他、リモート つ適切な経営を行うべく、ガバナンスの強化、特に女性の取締
ワークの導入や男性社員の育児休暇取得を推奨する等、従業員 役への起用、異なる専門的バックグラウンドを有する独立社外
の健康維持や、従業員のライフイベントやライフステージに配 取締役の多数起用、および活発な議論などに注力しております。
慮、尊重した就労環境の整備に注力しています。
2. 従業員の健康増進とスキルアップ支援
1. 女性の取締役への積極的な起用
従業員が健康な状態で、最大限能力を発揮できる環境の整備に向け、下記の取り組
21年1月時点で、女性取締役比率は20%となっております。
みを行っております。
2. 社内取締役と独立社外取締役のバランス
• マッサージルームの設置
21年1月時点で、全取締役に占める独立社外取締役の割合は60%となっております。
• 人気カフェと提携したカフェスペース
• ナレッジ共有イベントの開催支援や、
技術系情報発信の支援 3. 独立社外取締役の多様性
公認会計士、弁護士、大学教授等、様々な領域での専門家を独立社外取締役として
起用しております。
3. 起業コミュニティ支援
IT系ベンチャー、学生起業家の先駆けとして、後進の起業家の育成や日本における 4. 取締役会の定期的な実施および高出席率
起業の更なる活性化に貢献すべく、下記の取り組みを行っております。 月次で定期的に取締役会を実施し、適時経営状況や経営課題について情報を共有さ
れた上で、活発な議論が行われております。19期(2020年3月期)については年間
• 中高生を対象としたプログラミング教室の開催 28回、18期(2019年3月期)については年間24回取締役会を実施しております。
• 各種起業関連イベントへの登壇・協賛
• プログラミング講座協賛をつうじた学生支援
• 勉強会やセミナー等へのオフィススペースの提供
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 34
4. Appendix
本社移転について
移転の背景 移転に関する予定
1. 新しい働き方にあったオフィススペース 6月25日:第20期定時株主総会(予定)
6月28日:新オフィスでの営業開始
ドリコムの基本勤務形態がリモートワークへと変化す
る中、会社の位置づけや機能を再定義。今後は、会社 上記スケジュールは現時点での予定であり、現オフィ
をコミュニケーションやチームビルディングを集中的 スの原状回復作業等により前後する可能性があります。
に行う、リモートワークでは完結しない面を補完する また、移転に伴い定款に記載の本店所在地の変更が必
場所と位置づけ、フリーアドレス化やコミュニケー 要となるため、21年6月25日に開催予定の第20期定時
ションスペースの拡充など、「新しい働き方」にあっ 株主総会に「定款一部変更の件」を付議する予定です。
たオフィス空間を設計し、働き方、オフィス空間でも
「発明」を目指す
2. コスト削減とグループの集約
新型コロナウイルス感染症拡大をうけ、リモートワー
クを推奨した結果、出社率は3割程度に。今後はリ
モートワークを基本勤務形態とすることで一層の出社
移転先 率の減少を見込むことから、オフィススペースの減床
名称:ThinkPark Tower と分散していたグループ会社を集約することにより、
所在地:〒141-6019 東京都品川区大崎2丁目1番1号 19階 コスト削減と経営の一層の効率化を図る
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 35
4. Appendix
PL サマリー
Q4
(21年1月-3月) Q3 前年同期
(20年10-12月) (20年1-3月)
(単位:百万円) QonQ YonY
原価合計 1,764 -4.7% -34.6% 1,851 2,698
支払手数料 250 -7.5% 55.5% 271 161
著作権料 79 5.6% 37.6% 75 57
労務費 597 9.8% 37.3% 544 435
外注費 458 1.7% -38.0% 451 740
通信費 132 -1.0% -2.7% 133 136
ソフトウェア償却 147 1.7% 17.4% 144 125
減価償却費 28 303.8% 309.6% 6 6
原材料仕入高 357 30.1% 2.2% 274 349
他勘定振替高 -482 79.4% 158.5% -269 -186
仕掛品 -3 4.4% -100.6% -3 582
その他 198 -10.3% -73.3% 221 185
販管費合計 551 13.0% 40.4% 488 392
支払手数料 24 -6.6% 23.7% 26 19
広告宣伝費 13 -40.2% -10.4% 21 14
労務費 208 16.6% 27.9% 179 163
採用費 19 99.4% 171.7% 9 7
研究開発費 102 4.8% 100.4% 98 51
減価償却費 7 124.9% 125.4% 3 3
のれん償却費 12 0.0% - 12 0
その他 162 18.4% 21.7% 136 133
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 36
4. Appendix
BS サマリー
Q4 Q3 前期末
(連結) (連結) (連結) 注記
(単位:百万円) (21年3月末) (20年12月末) (20年3月末)
流動資産 7,669 5,913 4,571
現預金 5,288 3,466 2,262
売上債権 1,841 1,930 1,732 売上高の変動にリンク
その他 539 516 576
固定資産 1,941 1,522 1,851
建物、工具、器具及び備品 101 153 171 オフィス設備が中心
ソフトウェア資産(含仮勘定) 878 800 906 主としてリリースされたゲームアプリと開発中のアプリ
のれん 0 12 0 M&Aに伴い発生したのれん
繰延税金資産 434 283 313
その他 526 271 460
総資産 9,610 7,436 6,423
流動負債 3,181 2,788 3,594
買掛金・未払金 1,024 1,152 1,197
借入金・社債 740 750 1,826 銀行借入/社債発行
その他 1,417 886 525
固定負債 2,573 1,122 660
借入金・社債 2,430 1,010 285 銀行借入/社債発行
その他 143 112 375
純資産 3,855 3,525 2,168
資産合計/負債純資産合計 9,610 7,436 6,423
Copyright Drecom Co., Ltd. All Rights Reserved. 37
本資料に記載いたしました認識、戦略、計画などのうち、見通しは歴史的事実ではなく不確実な要素を含んでおり
ます。実際の業績は様々な要因により見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご了承願います。
実際の業績に影響を与えうる重要な要因には、当社の事業を取り巻く経済情勢、社会的動向、当社の提供するサー
ビス等に対する需要動向による相対的競争力の変化などがあります。なお、業績に影響を与えうる重要な要因
は、これらに限定されるものではありません。