3793 M-ドリコム 2020-07-30 15:00:00
2021年3月期 第1四半期決算説明会資料 [pdf]
2021年3月期
第1四半期 決算説明会
株式会社ドリコム
本資料に記載いたしました認識、戦略、計画などのうち、見通しは歴史的事実ではなく不確実な要素を含んでおります。実際の業績は様々な
要因により見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご了承願います。実際の業績に影響を与えうる重要な要因には、当社の事
業を取り巻く経済情勢、社会的動向、当社の提供するサービス等に対する需要動向による相対的競争力の変化などがあります。なお、業績に
影響を与えうる重要な要因は、これらに限定されるものではありません。
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目次
1. 21年3月期1Q業績
2. 21年3月期の経営方針
3. 21年3月期2Qの見通し
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21年3月期1Q業績:概要
周年イベントが想定を上回る好調な推移。四半期利益としては営業、経常、純利益の全てが過去最高
21年3月期 1Q
(20年4-6月)
前四半期 前年同期
QonQ YonY
(百万円)
売上高 3,303 3.9% 46.6% 3,177 2,253
営業利益 623 621.5% 386.4% 86 128
営業利益率 18.9% - - 2.7% 5.7%
EBITDA 758 241.4% 359.2% 222 165
経常利益 609 401.3% 301.4% 121 151
当期利益 467 45.6% 282.4% 320 122
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21年3月期1Q業績:業績予想/実績比較
固定費の保守的な見通しもあり、営業利益が上振れ
+70
+253
623
300
20年3月期 1Q 増収効果 固定費の下振れ 20年3月期 1Q
営業利益 営業利益
(予) (実)
(単位:百万円) 業績予想 (A) 実績(B) (B) - (A)
売上高 3,000 3,303 +303
営業利益 300 623 +323
経常利益 300 609 +309
当期利益 200 467 +267
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21年3月期1Q業績:QonQ 営業利益増減分析
前4Qの納品に伴う一時的な変動費の増加がなくなり、変動費が平常化。営業利益はQonQで増加
変動費 通信費
658 償却費
15 4
+
- +
- -
+
広告宣伝費 -
労務費 外注費 原材料
11 -
32 仕入高 -
34
22
その他
費用 研究 -
65 開発費
25 -
資産計上
の減少
111
-
増収
121
+
収益の増加(費用の減少)
収益の減少(費用の増加)
4Q 1Q
営業利益 営業利益
86 623
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21年3月期1Q業績:事業別トピック
スタジオレックスがドリコムズに加わりグループ拡大。グループ全体で事業拡大に注力
• 5月にリリース6周年を迎えた既存IPゲームタイトルが、ユーザーの強い支持の下、経
年を感じさせない好調な推移に
• enza主力タイトルが、4月にリリース2周年を迎え、周年イベントが好評を博す
• 『ぼくとドラゴン』運用チームが本格的にグループへジョイン。グループとしての強い一体
ゲーム 感のもと『ぼくとドラゴン』の運用に傾注。4Qに引き続き1Qも好調な推移に
• その他既存ゲームタイトルもコロナ禍下でも堅調な推移を維持
• 不採算タイトルは上期中を目処に、収益性の向上を目指す
• 既存運用タイトルの安定運営と将来的な新規タイトル開発に向け、開発・運用パー
トナーであるノックノートのゲーム事業の一部を譲受けることで合意
• 主力のAROWは商業化に向けた動きが進んだほか、J-LOD(コンテンツグローバル
新規事業開発 需要創出促進・基盤整備事業費補助金)支給対象事業として採択される
• ゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発も進展
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21年3月期1Q業績:スタジオレックスについて
スタジオレックスが加わり、ドリコムズは一層活性化。グループ全体でポジティブな影響を創出
売上高 当初計画vs実績 営業利益 当初計画vs実績
4月 5月 6月 4月 5月 6月
計画 実績 計画 実績
3月の事業譲受以降、運用チームの移籍が想定通りに進んだほか、運用・開発や
人材のノウハウ共有も当初想定よりも順調に進み、目黒への移転も含め
グループとしての一体感が上昇。引き続き運用タイトルの成長に向けグループ全体で尽力
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21年3月期1Q業績:ノックノートのゲーム事業の一部譲受け
開発・運用パートナーのゲーム事業の一部を譲受けることに向けて合意
譲受け 100%子会社
開発・運用パートナーのノックノートのゲーム事業の一部譲受けに向けて合意。
(当該ゲーム事業には、共同運用中IPタイトル1本と開発中の他社向け新規タイトル1本を含む)
本譲受けを通じて、共同運用中タイトルの利益率のアップや開発パイプラインの拡充を目指す
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目次
1. 21年3月期1Q業績
2. 21年3月期の経営方針
3. 21年3月期2Qの見通し
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21年3月期の経営方針:中長期で目指す姿
既存ゲーム事業を軸に、ゲーム以外のエンターテインメント領域開拓と、新ビジネスモデルを構築
F2P以外の
ゲーム以外の
ビジネスモデルへの挑戦
エンターテインメント領域
への挑戦
× D2C型物販事業、
サブスクリプション型モデル、
アニメ、映画、音楽
ゲーム周辺領域でのBtoB型事業
+ +
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21年3月期の経営方針:概要
営業利益と手元資金の積上げを最優先も、「攻め」の姿勢でゲーム事業と新規事業開発を強化
収益性を重視した経営を基本姿勢に。 外部からのタイトル取得による開発・運用
安定的な営業利益と手元資金の積み上げを パイプラインの拡大や、ゲーム以外の
最優先 エンターテインメント領域への投資も継続
• 既存運用タイトルでのアップグレードなど、 • モバイルゲーム市場でのプレイヤーの減少が進む中、
中長期での安定的な運用に向けた取組み 好条件での他社ヒットタイトルの取得については積
極的に検討
• スタジオレックスが加わりグループが拡大。
ドリコムズ一丸となり、『ぼくとドラゴン』の一層の拡
大に傾注
+ • ノックノートの一部ゲーム事業の譲受けにより、新
規タイトルのパイプラインを拡充
• 不採算タイトルの早期黒字化 • IPの開発にも積極的に投資。他社IPの獲得も視
野に
• 既存ゲーム事業を安定化し、生み出される利益を
ゲーム周辺領域における新たなエンターテインメント
サービスの創出に投下
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21年3月期の経営方針:ゲーム事業(運用)
前Q比で、不採算タイトル1本が黒字化。上期中に全タイトルの損益均衡または黒字化を目指す
運用中14タイトル※の営業利益(1Q)
損失 利益
※ シリーズタイトルについては1タイトルとして集計。enzaタイトル4本と『ぼくとドラゴン』を含む
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21年3月期の経営方針:ゲーム事業(新規リリース)
開発中が2本、プロトタイプ段階が3本。他社からのタイトル取得や共同開発・運用も積極的に検討
開発パイプライン(20年7月時点)()内はIPタイトルの数
開発中 プロトタイプ
2(1) 3(2)
※ 開発中タイトルは開発費用の資産計上が始まっているもの、プロトタイプは開発費用が研究開発費として計上されているものと定義
※ ノックノートが開発中のタイトルを含む
※ 既存タイトルの海外展開、他メディアへの展開は除く
ノックノートのゲーム事業の一部事業譲受けにより、開発中タイトルが増加。
19年11月から共同開発・運用を開始したタイトルや、
『ぼくとドラゴン』も好調な推移を維持しており、今後も他社との共同開発・運用や、
他社からのヒットタイトル取得による開発パイプライン拡大を積極的に検討
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21年3月期の経営方針:新規事業開発
AROWは商業化がもう一段進展。ゲーム以外のエンターテインメント領域での新規事業も模索
• 事業化に向けたサービスの作りこみと、知名度アップに引き続き注力
• 21年3月期中の商業化を目指し、サービスの品質アップと拡充を継続
• J-LOD(コンテンツグローバル需要創出促進・基盤整備事業費補助金)
支給対象事業として採択される
(位置情報と3Dリアルマップ
によるスマホゲーム開発
プラットフォーム)
• 総合エンターテインメント企業を目指す中でゲーム以外のエンターテインメント領域
での事業開発を模索
新領域
• デジタルネイティブなエンターテインメントサービスを焦点に、IPを軸とした多角的な
エンターテインメントサービスの創出にリソースを投下
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目次
1. 20年3月期業績
2. 21年3月期の経営方針
3. 21年3月期2Q見通し
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21年3月期2Q見通し:概要
1Qの周年イベントの反動と大型イベントがないため、収益水準は平常化
1Q実績 2Q見通し 増減 2Q累計
(A) (B) (B-A) (A+B)
(百万円)
売上高 3,303 2,797 -506 6,100
変動費※ 495 405 -90 900
固定費 2,183 2,117 -66 4,300
営業利益 623 277 -346 900
経常利益 609 241 -368 850
純利益 467 133 -334 600
※ 主に仕入高、支払手数料、及び著作権料
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21年3月期2Q見通し:見通しの前提
引き続き既存タイトルの伸長に注力するとともに、不採算タイトルの黒字化を目指す
事業進捗見込み 収益への影響
• 売上が当社分のみのネット計上であるため、売上変動の影響は相対
• IPゲームアプリ(14年5月リリース。海外版も含む)については、周年
的に小さめ。他方、変動費がないため、売上変動が利益に直結。周
イベントの反動からQonQで弱めの推移を見込む
年イベントの反動から減収・減益を見込む
• IPゲームタイトル(18年4月リリース)についても周年イベントによる
• 引き続き堅調も、1Q比で減収・減益を見込む
反動からQonQで弱めの推移を見込む
• IPゲームアプリ(19年11月より共同運用開始)については、引き続
• 売上、利益ともに1Qと同水準を見込む
き好調な推移の継続を見込む
• スタジオレックスが運用を開始した『ぼくとドラゴン』は引き続き好調な推 • 売上、利益ともに1Qと同水準を見込む。償却費が発生するため、
移を見込む 利益水準は小さめ
• 『ダービースタリオン マスターズ』は、ユーザーとの交流イベント等による • 競馬がオフシーズンのためイベントは予定せず。1Q比で減収・減益を
ユーザーコミュニティの拡大に引き続き注力 見込む
• ノックノートのゲーム事業の一部の譲受けは第3四半期以降を予定 • 譲受けの効果は3Q以降を想定。2Qでは影響はなし
• 1Q比で同水準の売上を見込むも、費用の効率化により赤字幅縮小
• 不採算タイトルについては、上期中の収益性の向上を目指す
を見込む
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21年3月期2Q見通し:2Q以降の見通しについて
大型イベントのある1Qと3Qが業績の山になると想定
21年3月期業績推移のイメージ
1Q 2Q 3Q 4Q
当面、新規リリースが予定されていないことから、売上に占める既存運用タイトルに比重が
増加。業績はイベントに影響を受けやすくなり、とりわけリリース周年イベントや年末
年始イベントの影響は大きく、大型イベントが集中する1Qと3Qが業績の山になると想定
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ゲーム事業課金売上推移
(百万円)
3,000
他社配信(IPゲームアプリ・enza系タイトル) 自社配信(ダビマス・ぼくとドラゴン・ちょこファ等)
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
18年3月期 2Q 3Q 4Q 19年3月期 2Q 3Q 4Q 20年3月期 2Q 3Q 4Q 21年3月期 2Q
1Q 1Q 1Q 1Q (予)
※ 他社配信タイトルの売上はネット計上であり、自社配信タイトルの売上についてはグロス計上
※ プラットフォームからの売上は除く
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四半期業績推移(17年3月期~21年3月期1Q)
(百万円)
売上高 営業利益 EBITDA 営業利益率
3,882 25.0%
3,629
3,303
3,500 20.0%
2,712 3,109 3,178
2,865 15.0%
2,773
2,695
2,572
2,483
2,500 2,387 2,235 10.0%
2,272 2,254
1,751 5.0%
1,653
1,500 0.0%
759
-5.0%
485 624
283 205 416 280 294 318
500 172 216 196 165 222 -10.0%
233 151 94 174 204 198
130 133 128 128 86
35 2
-15.0%
▲14 ▲1
▲161 ▲126
▲151 ▲297
▲500 ▲418 -20.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
17年 18年 19年 20年 21年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
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セグメント別売上高推移(17年3月期~21年3月期1Q)
(百万円)
エンターテインメントコンテンツ 広告メディア ソーシャルラーニング
4,000
174
3,500 245
61
127
3,000 211
222 129
281 222
2,500
264 100
267 73
273 132
2,000
9
3,709
3,384
301 3,242
1,500 286 3,051
2,898
2,643 2,644
2,432 2,308 2,473 2,384
2,120 2,181 2,103
1,000 2,001
1,471 1,372
500
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
17年 18年 19年 20年 21年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
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費用構成
1Q
(20年4月-6月) 前四半期 前年同期
(百万円) 費用詳細
(20年1-3月) (19年4-6月)
QonQ YonY
原価合計 2,236 -17.1% 32.8% 2,698 1,683
支払手数料 273 69.7% 71.8% 161 159 プラットフォームへの支払手数料
著作権料 67 16.0% -17.2% 57 81 版権を伴う売上に連動
労務費 475 9.3% -4.1% 435 496 開発・企画系人員人件費
外注費 706 -4.5% -0.9% 740 713 開発向け業務委託費
仕入高 48 -54.0% -18.7% 105 59 広告事業の出稿数に連動
通信費 150 10.7% 45.4% 136 103 データセンターコスト
ソフトウェア償却 125 0.0% 404.2% 125 24 ゲームアプリの減価償却費
減価償却費 6 -10.3% -27.2% 6 8 開発関連設備の減価償却費
原材料仕入高 336 -3.8% 27.4% 349 263 ゲーム中のグラフィックなど
他勘定振替高 -187 0.1% -41.9% -186 -322 開発アプリの資産/研究開発費への振替
仕掛品 0 -100.0% -100.0% 582 -91 納品型アプリの仕掛品への振替
その他 233 26.2% 24.5% 185 187
販管費合計 443 12.8% 0.3% 392 442
支払手数料 26 34.2% 21.4% 19 21 主に通信キャリアへの支払手数料
広告宣伝費 25 74.2% -13.5% 14 29 ゲームアプリのマーケティング費用
労務費 154 -5.3% -0.1% 163 154 管理部門など間接人員人件費
採用費 14 103.9% 9.4% 7 13
研究開発費 76 48.70% 84.80% 51 41 スマートフォンアプリ向けの研究開発
減価償却費 3 -4.80% -8.30% 3 3 間接設備の減価償却費
その他 142 6.60% -19.90% 133 177
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バランス・シート・サマリー
1Q期末 前4Q期末 前3Q期末
(百万円) (連結) (連結) (連結) 注記
(2020年6月末) (2020年3月末) (2019年12月末)
流動資産 4,822 4,571 4,562
現預金 2,214 2,262 1,724
売上債権 2,272 1,732 1,692 売上高の変動にリンク
繰延税金資産 0 0 0
その他 336 576 1,145
固定資産 1,815 1,851 1,876
建物、工具、器具及び備品 166 171 178 オフィス設備が中心
ソフトウェア資産(含仮勘定) 890 906 1,028 主としてリリースされたゲームアプリと開発中のアプリ
繰延税金資産 301 313 257
その他 455 460 412
総資産 6,638 6,423 6,438
流動負債 3,578 3,594 3,635
買掛金・未払金 1,216 1,197 869
借入金・社債 1,661 1,871 2,039 銀行借入/社債発行
その他 700 525 726
固定負債 422 660 953
借入金・社債 135 285 410 銀行借入/社債発行
その他 287 375 543
純資産 2,637 2,168 1,848
資産合計/負債純資産合計 6,638 6,423 6,438
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※ 各社の会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
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影響を与えうる重要な要因は、これらに限定されるものではありません。
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