株式会社テクノマセマティカル
2020年3月期＜第20期＞
第2四半期決算説明会
資 料
2019年11月26日
Agenda
1. 事業概要
2. 第2四半期決算の概要
3. 主要な売上指標の推移
4. 通期業績見通し
5. 2020年3月期の課題と進捗
6. 当社技術のご紹介
本説明会および説明会資料に含まれる将来の見通しに関する部分は、現時点で入手可能な情報
に基づいて、当社が判断したものであり、多分に不確定な要素を含んでおります。
実際の業績等は、さまざまな要因の変化等により、これらの見通しと異なることがありますことをあ
らかじめご了承ください。
2020年3月期 第2四半期決算説明会資料 1 Techno Mathematical Co.,Ltd.
1. 事業概要 2 3 4 5 6
1-1 当社の基幹業務について
標準規格に準
新しい独自の 国内外の電
拠した映像・音
技術を生み出 機メーカー、 ライセンス提
響関連の製
し、それらを用 半導体メー 供・販売してい
品・技術を開発
いて カー等に ます。
し
(アルゴリズム） （画像・音響・音声） (応用）
①高圧縮率、②高画質、③低消費電力量、④低遅延
を実現するデータ圧縮・伸張技術を開発、提供し続けます。
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1. 事業概要 2 3 4 5 6
1-2 DMNAとは
テクノマセマティカルは、独自の技術 「DMNA」 を用いた、高品位なソフトウエア・
ハードウエア技術・製品で、豊かな社会の実現に貢献します。
DMNA（Digital Media New Algorithm）の特徴
因数分解、折り返し演算、階層化処理等の数学的手法を用
いて、演算の負荷を劇的に削減する新アルゴリズム、それが
DMNA (Digital Media New Algorithm) です。
DMNA は東京大学 客員教授の田中正文が中心となって開
発、その応用分野は動画像に限らず、静止画、音声、音響
等あらゆるデジタルメディアに広がっています。
低消費電力 ：CPU負荷をドラスティックに削減 ！
(H264 Dec ARM 2572Mhz＝＞407Mhz)
高速化 ：CPUの動作周波数を上げずに性能向上
（フレームレート：60fps－＞120fps）
高画質 ：新アルゴリズムによる2dbの画質向上
（空気を写す画質、、）
TMC製品搭載機器例、、
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1. 事業概要 2 3 4 5 6
1-3 ビジネスモデル
当社は、独自のコンピューターアルゴリズム DMNAを用いて高品質・低消費電力・
低遅延のIP・ソリューションを開発し、国内外のメーカー様等にライセンス提供また
は販売しています。
TMC メーカー様 ユーザー様
ライセンス 製品販売
IP開発 製品開発
ソフトウェア
IPコア
ライセンス料
ハードウェア 購入代金
IPコア
ロイヤルティ料
製品販売 ユーザー企業様
ソリューション開発
小型版
低遅延伝送装置
製品代金 4K画像伝送装置
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1. 事業概要 2 3 4 5 6
1-4 当社事業の特徴
１. 独自技術により差別化された製品
「DMNA」を核とした独自アルゴリズム
２. 利益逓増型の収益構造
ライセンス/ロイヤルティ・モデルを主体とした収益力
３. 全世界に展開可能
国際標準規格準拠、日本発の映像/音響製品
４. 事業領域拡大による収益力の向上
既存/新規の技術を応用したソリューション分野への展開
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1 2. 第2四半期決算の概要 3 4 5 6
2-1 業績の推移
売上高 計画比約70百万円ショート
新規ライセンス案件の獲得未達と装置物販売低迷が主な要因
損益面 売上高の計画未達により損益面も赤字幅拡大
（百万円）
350
300
250
200
150
100
50
0
△ 50 経常利益
計 画 値
△ 100
△ 150
△ 200
2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期
2Q 2Q 2Q 2Q 2Q
売上高 263 220 300 262 230
経常利益 △ 119 △ 140 △ 61 △ 77 △ 119
2Q純利益 △ 121 △ 142 △ 66 △ 78 △ 120
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1 2. 第2四半期決算の概要 3 4 5 6
2-2 損益計算書 （2019年4月1日～2019年9月30日)
（単位：百万円） 当第2四半期（累計） 対前年同期間 前年同期間
構成比
（2020/3期2Q） 増減比 （2019/3期2Q）
売 上 高 230 100.0% △12.2% 262
売上総利益 205 89.3% △17.7% 250
販売管理費 324 141.0% △1.8% 330
営 業 利 益 △118 △51.6% － △80
経 常 利 益 △119 △51.9% － △77
四半期純利益 △120 △52.4% － △78
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1 2. 第2四半期決算の概要 3 4 5 6
2-3 貸借対照表 （2019年9月30日)
（単位：百万円） 対前期末比
2019/9末 構成比 増減 2019/3末
流 動 資 産 1,906 70.1% △159 2,065
固 定 資 産 812 29.9% 2 809
資 産 合 計 2,718 100.0% △156 2,875
流 動 負 債 70 2.6% △41 112
固 定 負 債 8 0.3% 2 6
純 資 産 2,639 97.1% △116 2,755
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1 2. 第2四半期決算の概要 3 4 5 6
2-4 当初業績予想との差異について
（単位：百万円） 期初予想 実 績 差異額 増減率
売 上 高 300 230 △ 70 △23.3％
経 常 利 益 △69 △119 △ 50 －
四半期純利益 △71 △120 △ 49 －
プラス面 ハードウェア部門は、初めて中国企業へのライセンス案件の獲得に成功。
ソリューション事業では、当社IPを使ったカスタム案件が下支えに。
マイナス面 ソフトウェア部門において新規の量産ライセンス案件の獲得なし。
ソリューション事業において国内外TV局向け案件売上が計画を下回る。
海外顧客の案件クロージングに向けたフォローが不十分。
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1 2 3. 主要な売上指標の推移 4 5 6
3-1 売上の内訳（事業区分別）
ソフトウェアは前年同期間比15％減・・・新規獲得案件少なく減少
ハードウェアは前年同期間比23％減・・・海外向け固定長案件あるもH.264/5案件獲得なく減少
ソリューションは前年同期間比12％増・・・各種開発案件あるも低遅延装置売上は低迷
（百万円）
350
300
250
200
150
100
50
0
2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期
2Q 2Q 2Q 2Q 2Q
ソリューション 68 62 65 60 68
ハードウェア 86 75 107 104 80
ソフトウェア 108 82 127 97 81
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1 2 3. 主要な売上指標の推移 4 5 6
3-2 売上の内訳（対象市場別）
その他区分のウエイト増加は特定用途向け開発案件増加が主因。
カメラ向けウエイト低下はデジカメ向けハードウェア案件減少が主因。
（％）
100.0
23.5 21.4
31.8
36.9
80.0 6.8 Others
13.2
Broardcasting
9.2
23.1 7.5
60.0 8.6 18.6
Automotive
6.3 17.1 Amusement
9.4
5.5
40.0 10.8
4.6 Consumer
10.1 6.4
7.2 CAMERA
29.0 29.8 Handset
20.0 22.3
20.3
4.3 6.7 5.0 4.6
0.0
2017/3期2Q 2018/3期2Q 2019/3期2Q 2020/3期2Q
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1 2 3 4. 通期業績見通し 5 6
4-1 2020/3期通期業績見通し
（単位：百万円） 通期予想 増減 増減率 前期実績
売 上 高 830 △30 △3.5% 860
経 常 利 益 84 △16 △16.8% 100
当期純利益 71 △14 △17.3% 85
◆ ソフトウェアライセンス＝配信システム、携帯端末、車載機器向
け中心に需要見込む
◆ ハードウェアライセンス＝デジカメ、表示装置向け中心にH.265、
4K/8K、固定長、デムラ圧縮見込む
◆ソリューション＝低遅延小型版伝送装置、H.264/265ボード、
その他各種配信システム案件も見込む
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1 2 3 4. 通期業績見通し 5 6
4-2 部門別見通し
＜売上高＞（単位：百万円、 2020/3期2Qは実績値 2020/3期は計画値）
ソフトウエア部門 ハードウエア部門 ソリューション事業
600 600
600
500 500 500
400 400 400
315
300 266 300 300 249
200 200 200
80
100 81 100 100 68
0 0 0
2020/3期2Q 2020/3期 2020/3期2Q 2020/3期 2020/3期2Q 2020/3期
・オーディオ、ボイス関連 ・デジカメ、放送機器向け ・低遅延小型版伝送装置の
は携帯端末、車載、音声 中心にH.265、4K/8K案 国内外での拡販見込む
認識向けに伸び見込む 件獲得目指す ・HH.264/HEVCモジュー
・各種配信システム関連で ・ディスプレイ装置向け中 ルボードや各種システム
H.264/H.265等ビデオ関 心に固定長圧縮、デムラ 構築案件の獲得見込む
連は底堅い需要見込む 圧縮などの伸び見込む
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1 2 3 4 5. 2020/3期 課題と進捗 6
5 2020年３月期における課題と進捗
１. 売上拡大
（１） IPライセンス事業：4K/8K/H.265/固定長/認識率向上SW案件の獲得
⇒ 認識率向上SWは、複数顧客での評価進み、下期案件化期待
（２） ソリューション事業：市場ニーズを先取りした新製品開発
⇒ 5G環境を最大限に生かす超低遅延映像伝送システムの試作完成
２. 海外ビジネスの対応強化と案件数拡大
⇒ 中国企業向けIPライセンス案件（固定長圧縮技術）の獲得
３. 全部門の意識改革による黒字体質の構築
⇒ 月次進捗会議（営業）、工数管理の徹底（開発）を通じ意識改革を実施
４. 既存技術の高機能化・高性能化による差別化/優位性の維持・強化
⇒ WiFi SyncViewerの機能追加（株主総会での役員・事務局向け機能）
2020年3月期 第2四半期決算説明会資料 14 Techno Mathematical Co.,Ltd.
1 2 3 4 5 6. 当社技術の紹介
6-1 当社技術のご紹介（一部）
超低遅延映像伝送システム
～ ５G回線を最大限に生かす超低遅延映像伝送技術 ～
＜概要＞
■ 5Gは「高速・大容量化」「同時多端末接続」「低遅延・超高信頼性」が特徴と言われますが、遅延に関して
は、コーデック遅延を含めた伝送システム由来の入出力遅延（Glass-to-Glass遅延）の問題は残ります。
■ 当社は、このG2G遅延を極限まで最適化した技術・システムの試作開発に成功しました。
＜映像入出力遅延の目標値＞ ＜試作システム・イメージ＞
5Gで緩和 G2G遅延 10ms 以下
視覚刺激と触覚刺激のズレを、
～ 50ms: 全く感じない
帯
～100ms: 若干感じるが不自然で
域
はない
～200ms: 感じて若干不自然である 5G回線
リモートカメラ
～300ms: 不自然である 相当
解 モニタ
～500ms: 非常に不自然である
遅
像
延
度
※映像入出力遅延の目標値を
50ms以下とし、映像伝送のト エンコーダ装置 デコーダ装置
映像伝送のトレードオフ問題 レードオフ問題を打破します。 リモート・
コントローラ
2020年3月期 第2四半期決算説明会資料 15 Techno Mathematical Co.,Ltd.
1 2 3 4 5 6. 当社技術の紹介
6-2 当社技術のご紹介（一部）
ＡＩエンジン用途画像データ圧縮
エッジ側 クラウド側
ﾛｽﾚｽ圧縮
膨大なデータ転送
画像データなど 普通の画像圧縮
ＡＩ演算
不可能
ＡＩエンジン対応圧縮
データ データ ＡＩ演算
圧縮 伸長 可能
✔クラウド側でＡＩエンジン演算を実行するには非圧縮の
データを転送しなければならない
✔ＡＩエンジンに影響を与えない圧縮技術を開発した
2020年3月期 第2四半期決算説明会資料 16 Techno Mathematical Co.,Ltd.
アルゴリズムの分野で
世界のスタンダードになる！
ご清聴ありがとうございました。
2020年3月期 第2四半期決算説明会資料 17 Techno Mathematical Co.,Ltd.
本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの行動を
勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基
づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性に関する責任
を負いません。ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願いします。こ
こに示した意見は、本資料作成日現在の当社の意見を示すのみです。
当社は、本資料中の情報を合理的な範囲で更新するようにしています
が、法令上の理由などにより、これをできない場合があります。
本資料および説明会内容についてのお問合わせ先
株式会社テクノマセマティカル 経営企画部
ＴＥＬ：03-3492-3633 E-mail：ir@tmath.co.jp
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