3787 テクノマセマ 2020-11-26 15:00:00
2021年3月期<第21期>第2四半期決算説明会資料 [pdf]

株式会社テクノマセマティカル

 2021年3月期<第21期>
  第2四半期決算説明会
       資 料



    2020年11月25日
     Agenda
     1. 事業概要
     2. 第2四半期決算の概要
     3. 主要な売上指標の推移
     4. 通期業績見通し
     5. 2021年3月期の課題と進捗
     6. 当社技術のご紹介

   本説明会および説明会資料に含まれる将来の見通しに関する部分は、現時点で入手可能な情報
   に基づいて、当社が判断したものであり、多分に不確定な要素を含んでおります。
   実際の業績等は、さまざまな要因の変化等により、これらの見通しと異なることがありますことをあ
   らかじめご了承ください。

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料    1           Techno Mathematical Co.,Ltd.
1. 事業概要 2         3     4   5   6
   1-1 当社の基幹業務について


                      標準規格に準
   新しい独自の                               国内外の電
                      拠した映像・音
   技術を生み出                               機メーカー、     ライセンス提
                      響関連の製
   し、それらを用                              半導体メー      供・販売してい
                      品・技術を開発
   いて                                   カー等に       ます。
                      し
   (アルゴリズム)           (画像・音響・音声)         (応用)




①高圧縮率、②高画質、③低消費電力量、④低遅延
を実現するデータ圧縮・伸張技術を開発、提供し続けます。

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               2            Techno Mathematical Co.,Ltd.
1. 事業概要 2         3     4   5   6
   1-2 DMNAとは
    テクノマセマティカルは、独自の技術 「DMNA」 を用いた、高品位なソフトウエア・
    ハードウエア技術・製品で、豊かな社会の実現に貢献します。


               DMNA(Digital Media New Algorithm)の特徴

                                    因数分解、折り返し演算、階層化処理等の数学的手法を用
                                    いて、演算の負荷を劇的に削減する新アルゴリズム、それが
                                    DMNA (Digital Media New Algorithm) です。
                                    DMNA は東京大学 客員教授の田中正文が中心となって開
                                    発、その応用分野は動画像に限らず、静止画、音声、音響
                                    等あらゆるデジタルメディアに広がっています。

                                    低消費電力 :CPU負荷をドラスティックに削減 !
                                           (H264 Dec ARM 2572Mhz=>407Mhz)
                                    高速化    :CPUの動作周波数を上げずに性能向上
                                           (フレームレート:60fps->120fps)
                                    高画質    :新アルゴリズムによる2dbの画質向上
                                           (空気を写す画質、、)
     TMC製品搭載機器例、、




2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               3                  Techno Mathematical Co.,Ltd.
1. 事業概要 2         3     4   5   6
   1-3 ビジネスモデル
     当社は、独自のコンピューターアルゴリズム DMNAを用いて高品質・低消費電力・
     低遅延のIP・ソリューションを開発し、国内外のメーカー様等にライセンス提供また
     は販売しています。

       TMC                      メーカー様                      ユーザー様
                  ライセンス                           製品販売
                                 製品開発
        IP開発


      ソフトウェア
       IPコア
                  ライセンス料
                                                  購入代金
      ハードウェア
       IPコア
                 ロイヤルティ料

                   製品販売         ユーザー企業様
    ソリューション開発
                                        小型版
                                        低遅延伝送装置



                   製品代金          4K画像伝送装置


2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               4                    Techno Mathematical Co.,Ltd.
1. 事業概要 2         3     4   5   6
   1-4 当社事業の特徴

  1. 独自技術により差別化された製品
         「DMNA」を核とした独自アルゴリズム

  2. 利益逓増型の収益構造
         ライセンス/ロイヤルティ・モデルを主体とした収益力

  3. 全世界に展開可能
         国際標準規格準拠、日本発の映像/音響製品

  4. 事業領域拡大による収益力の向上
         既存/新規の技術を応用したソリューション分野への展開


2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               5   Techno Mathematical Co.,Ltd.
1 2. 第2四半期決算の概要 3                      4     5   6
   2-1 業績の推移
      売上高     前年同期間比ほぼ横ばい
               新規ライセンス案件低迷も米国TV局向け装置物販売拡大が主な要因
      損益面     売上高と同様、損益面も赤字幅ほぼ横ばい
    (百万円)
         350
         300
         250
         200
         150
         100
          50
           0
        △ 50
       △ 100
       △ 150
       △ 200
               2017/3期   2018/3期       2019/3期   2020/3期           2021/3期
                  2Q        2Q            2Q        2Q                2Q
      売上高        220       300             262        230              224
      経常利益      △ 140     △ 61          △ 77         △ 119           △ 117
      2Q純利益     △ 142     △ 66          △ 78         △ 120           △ 119
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料              6                        Techno Mathematical Co.,Ltd.
1 2. 第2四半期決算の概要 3                      4   5    6
   2-2 損益計算書 (2020年4月1日~2020年9月30日)
    (単位:百万円)        当第2四半期(累計)                      対前年同期間            前年同期間
                                        構成比
                     (2021/3期2Q)                     増減比            (2020/3期2Q)


    売    上     高           224         100.0%       △2.4%                  230

        売上総利益              202          90.2%       △1.3%                  205
        販売管理費              315         140.1%       △2.9%                  324

    営 業 利 益             △112           △49.8%         -                △118

    経 常 利 益             △117           △52.3%         -                △119

    四半期純利益              △119           △53.0%         -                △120


2021年3月期 第2四半期決算説明会資料              7                      Techno Mathematical Co.,Ltd.
1 2. 第2四半期決算の概要 3                     4   5   6
   2-3 貸借対照表 (2020年9月30日)

       (単位:百万円)                               対前期末比
                        2020/9末   構成比           増減         2020/3末

   流 動 資 産                1,736       68.2%       △169          1,906

   固 定 資 産                 809        31.7%        △2               812

   資 産 合 計                2,546 100.0%            △172          2,718

   流 動 負 債                  71        2.8%           1                70

   固 定 負 債                    9       0.3%           0                   8

   純      資       産       2,464       96.8%       △174          2,639

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料             8                  Techno Mathematical Co.,Ltd.
1    2 3. 主要な売上指標の推移 4                      5     6
    3-1 売上の内訳(事業区分別)
    ソフトウェアは前年同期間比37%減・・・デジカメ、車載向けロイヤルティの減少が響く
    ハードウェアは前年同期間比12%増・・・海外向け固定長案件獲得に加えロイヤルティが堅調推移
    ソリューションは前年同期間比22%増・・・米国TV局向け小型低遅延伝送装置売上が順調拡大

    (百万円)
         350
          300
          250
          200
          150
          100
           50
            0
                2017/3期   2018/3期       2019/3期   2020/3期          2021/3期
                   2Q        2Q            2Q        2Q               2Q
      ソリューション     62        65            60          68                83
      ハードウェア      75        107           104         80                90
      ソフトウェア      82        127           97          81                51
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               9                      Techno Mathematical Co.,Ltd.
1    2 3. 主要な売上指標の推移 4                       5     6
    3-2 売上の内訳(対象市場別)
    放送向けウエイト増加は米国TV局でのリモートスタジオ向け案件増加が主因。
    カメラ向けおよび車載向けウエイト低下はロイヤルティ減少が主因。

    (%)
     100.0
                            21.4
      90.0       23.5
                                                 35.4
                                      36.9
      80.0                  6.8                            Others
                 13.2
      70.0                                                 Broardcasting
                            23.1
      60.0                             7.5                 Automotive
                 18.6
                                                 25.5
      50.0                            17.1                 Amusement
                            9.4
                 5.5
      40.0                  4.6
                                                           Consumer
                  10.1                6.4        8.0
                                                           CAMERA
      30.0                             7.2
                                                 9.8
                            29.8                           Handset
      20.0       22.3
                                      20.3
                                                 7.4

                                                 9.4
      10.0
                  6.7       5.0       4.6        4.5
       0.0
             2018/3期2Q 2019/3期2Q 2020/3期2Q 2021/3期2Q
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料                10                 Techno Mathematical Co.,Ltd.
1       2   3 4. 通期業績見通し 5          6
    4-1 2021/3期通期業績見通し

    (単位:百万円)        通期予想       増減        増減率          前期実績
    売       上   高        620        95   18.3%                 524
    経 常 利 益             △77         96   ― %             △ 173
    当期純利益               △ 80        96   - %             △ 176

    •新型コロナウイルス感染症の治療薬・ワクチン開発が進展することなどにより、我が
     国をはじめ主要国で現在行われている同感染症の感染状況を注視しながらの経
     済活動の再開が順調に進み、第3四半期から各種経済活動の回復度合いが徐
     々に加速していくことが前提条件。
    •この前提条件の下、ソリューション事業売上とロイヤルティの増加を見込み、増収
     効果により利益水準も赤字ながら前期より改善する予想。
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料          11            Techno Mathematical Co.,Ltd.
1         2    3 4. 通期業績見通し 5                            6
     4-2 部門別見通し
     <売上高>(単位:百万円、 2021/3期2Qは実績値                             2021/3期は計画値)

              ソフトウエア事業                     ハードウエア事業                         ソリューション
    400                             400                            400

    350                             350                            350

    300                             300                            300
                                                             250
    250                             250                            250
                            205
    200                             200                            200                     165
    150                             150                            150
                                               90                            83
    100                             100                            100
                51
     50                              50                             50

      0                               0                              0
              2021/3期2Q   2021/3期           2021/3期2Q    2021/3期          2021/3期2Q     2021/3期


          ・オーディオ、ボイス関連                    ・ディスプレイ装置向け中                   ・低遅延小型版伝送装置の
          は携帯端末、車載、音声                     心に固定長圧縮、デムラ                     国内外での堅調推移見込
          認識向けに需要見込む                      圧縮などの需要見込む                      む
          ・各種配信システム関連で                    ・デジカメ、放送機器向け                   ・各種システム案件の獲得
          H.264/H.265等ビデオ関                中心にH.265、4K/8K案                 見込む
          連は底堅い需要見込む                      件獲得目指す

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料                               12                    Techno Mathematical Co.,Ltd.
1    2   3   4   5. 2021/3期 課題と進捗 6
    5 2021年3月期における課題と進捗
    1. 売上拡大
    (1) IPライセンス事業:4K/8K/H.265/固定長/認識率向上SW案件の獲得
          ⇒ 音声認識率向上SWは、複数顧客での評価進み、下期案件化期待
    (2) ソリューション事業:市場ニーズを先取りした新製品開発
          ⇒ 5G環境を最大限に生かす超低遅延映像伝送システムの開発・試作

    2. 海外ビジネスの対応強化と案件数拡大
        ⇒ 中国企業向けIPライセンス案件(固定長圧縮技術他)の獲得

    3. 全部門の意識改革による黒字体質の構築
        ⇒ 月次進捗会議(営業)、工数管理の徹底(開発)を通じ意識改革を実施

    4. 既存技術の高機能化・高性能化による差別化/優位性の維持・強化
        ⇒ 4マイク対応ビームフォーミングの開発他

2021年3月期 第2四半期決算説明会資料     13          Techno Mathematical Co.,Ltd.
1    2   3    4      5    6. 当社技術の紹介
    6-1 当社技術のご紹介(一部)
         低遅延 モバイル映像伝送システム

               現場の映像・音声を遅延0.1秒・低レートで伝送するモバイルツール
    「Point-One」は、最大16台のスマートフォンから実用的なレベルの映像・音声を0.1秒の低遅延
    かつ低レートで伝送し、マルチビューワPCでモニタリングするシステムです。伝送路は公衆インター
    ネット回線網を使用し、クラウドサーバ環境が不要なため、安価なシステム構築が可能です。

                         適用例1



                                            インターネット
                                              回線網
    捜索映像、リアルタイム通話          モバイルエンコーダ
                                                             マルチビューワ

                         適用例2                                 適用例3




     現場映像、リアルタイム通話         モバイルエンコーダ         リアルタイム監視映像          モバイルエンコーダ


2021年3月期 第2四半期決算説明会資料                  14                 Techno Mathematical Co.,Ltd.
1       2   3   4   5   6. 当社技術の紹介
    6-2 当社技術のご紹介(一部)
    1
         概要
                    SDR-WDR コンバート IP
         WDR(Wide Dynamic Range)とは、逆光などの明暗差の激しいシーンで、暗いエリアと明るいエリア
        のどちらも潰れないように補正を行う技術です。一般的なカメラでは撮影表現できるダイナミックレンジが限られ
        るため、明暗差の激しいシーンを一度に全て捉えることができず、白飛びや黒つぶれが発生してしまいます。
         このような白飛びや黒つぶれが発生した画像に対して独自技術による補正を行い、視覚的に見やすく、一般
        的な物体認識アルゴリズムでも対象を検出しやすい画像を提供するIPです。
    2
         特長                                                            SDR
         SDR映像に対して、独自のWDRエンジンで映像の見ばえを
        改善します。高速なアルゴリズムを採用し、他のアプリケーション
        の動作も阻害しないので、AIによる物体認識の前処理として
        最適です。
    3
         WDRエンジンの構成
         局所トーンマッピング
        暗部は、補正により明るくなり見やすくなります。ガンマの変更で
        映像を単純に明るくした時に発生する白飛びを抑制します。                                   WDR
         ディテール・エンハンス
        映像全体のシャープネスを向上させます。
    4
        WDR製品ラインナップ
       ハードウェアIP(FPGA)
       ソフトウェアIP:x86_64 (SIMD最適化)/ARM(NEON
        最適化)
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               15             Techno Mathematical Co.,Ltd.
                 アルゴリズムの分野で
            世界のスタンダードになる!

                   ご清聴ありがとうございました。



2021年3月期 第2四半期決算説明会資料    16          Techno Mathematical Co.,Ltd.
        本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの行動を
        勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基
        づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性に関する責任
        を負いません。ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願いします。こ
        こに示した意見は、本資料作成日現在の当社の意見を示すのみです。
        当社は、本資料中の情報を合理的な範囲で更新するようにしています
        が、法令上の理由などにより、これをできない場合があります。



                  本資料および説明会内容についてのお問合わせ先
                        株式会社テクノマセマティカル 経営企画部
                   TEL:03-3492-3633 E-mail:ir@tmath.co.jp


2021年3月期 第2四半期決算説明会資料               17                      Techno Mathematical Co.,Ltd.