3775 ガイアックス 2020-05-12 16:00:00
2020年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月12日
上場会社名 株式会社ガイアックス 上場取引所 名
コード番号 3775 URL https://www.gaiax.co.jp
代表者 (役職名) 代表執行役社長 (氏名)上田 祐司
問合せ先責任者 (役職名) 執行役管理本部長 (氏名)野澤 直人 TEL 03-6869-0005
四半期報告書提出予定日 2020年5月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第1四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第1四半期 867 81.3 308 - 305 - 304 -
2019年12月期第1四半期 478 △50.8 △72 - △78 - △74 -
(注)包括利益 2020年12月期第1四半期 839百万円 (-%) 2019年12月期第1四半期 △34百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第1四半期 62.08 -
2019年12月期第1四半期 △15.11 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第1四半期 2,675 1,852 67.8
2019年12月期 1,619 1,008 60.3
(参考)自己資本 2020年12月期第1四半期 1,815百万円 2019年12月期 975百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年12月期 -
2020年12月期(予想) 0.00 - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
ソーシャルメディアサービス事業については、企業におけるSNSマーケティングやソーシャルメディアを活用した
プロモーション等の需要が堅調であり、売上高については、前連結会計年度と同水準を見込んでおります。インキュ
ベーション事業においては、引き続きシェアリングエコノミーサービスに重点をおき、新規サービスの発掘・拡販を
推進してまいります。新規サービス、ならびに、関連して保有する株式価値については、マーケット環境や市況動向
次第で損益が大きく変動する可能性が高く、適正な業績予測が極めて困難な状況であり、連結グループとしての業績
予想の公表を控えさせていただいております。
また、新型コロナウィルス感染症の状況によっては、第2四半期連結累計期間以降の業績に重要な影響を及ぼす可
能性がありますが、影響が判明した際は、速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期1Q 5,147,752株 2019年12月期 5,147,752株
② 期末自己株式数 2020年12月期1Q 234,694株 2019年12月期 234,694株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期1Q 4,913,058株 2019年12月期1Q 4,913,058株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「(3)連結業績予想などの
将来情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済状況は、長らく緩やかな景気拡大が続いておりましたが、新型
コロナウィルスの世界的な流行により急速に厳しい局面に陥り、今後の先行きは不透明な状況となっております。
当社グループを取り巻く事業環境におきましては、スマートフォン保有世帯の割合が約80%、個人でも全体の約65%
にまで達し、スマートフォンによるインターネット利用が浸透しており、ソーシャルネットワーキングサービス
(SNS)の利用も依然として拡大傾向にあり、20〜29歳の利用割合は78.5%を記録しています。企業においてもSNS
の利用割合は拡大しており、マーケティングやプロモーション、リクルーティングなど、ソーシャルメディアを事
業に活用する重要性が益々高まっております。このような状況の中、新型コロナウィルスの影響により、対面での
サービス提供やイベント開催が自粛されたことで、オンラインを活用した新たなサービスが次々と生まれておりま
す。シェアリングエコノミー分野においても、新型コロナウィルスの影響を受けてはいるものの、2030年度には約
6倍の約11兆円にまで拡大すると予測されています。このような背景のもと、当社は、引き続き成長が期待される
シェアリングエコノミー分野およびオンライン事業分野に注力し、様々なサービスを提供するとともに、ソーシャ
ルメディアサービス事業のノウハウを展開し、ビジネス領域の更なる拡充と優位性の確保に努めてまいりました。
また、インキュベーション事業における社内事業を分社化し上場を目指すカーブアウト制度の取り組みでは、アデ
ィッシュ株式会社が2020年3月26日に上場を果たしました。また、いち早く市場ニーズに対応する複数の企業を立
ち上げ、キャピタルゲインを目指すスタートアップスタジオからは、2018年1月の開始から合計11社を立ち上げる
に至っています。
当第1四半期連結累計期間における業績は、主力事業であるソーシャルメディアサービス事業において、ソーシ
ャルメディアを活用したプロモーションの代行業務、コンサルティングなどにより安定的に売上を計上しました。
インキュベーション事業においては、投資先のアディッシュ株式会社が2020年3月にマザーズに上場し、保有株式
の一部を売却いたしました。
この結果、売上高は大幅に増加し867,567千円(前年同期比81.3%増)、営業利益は308,781千円(前年同期72,010千
円の損失)、経常利益は305,260千円(前年同期78,169千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は304,983
千円(前年同期74,256千円の損失)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(ソーシャルメディアサービス事業)
①ソーシャルメディア領域
<コミュニティパッケージ、企業向けブログ、活性化サービス>
Facebook、Twitter、LINE@、Instagram、ブログなどソーシャルメディア活用の企画提案やシステム構築・
運営、多店舗向けのブログシステムの提供
②企業内SNS領域
<社内SNS、グループウェア>
企業の社内コミュニケーションをサポートするクラウド型社内SNS、内定者SNS、育児休業者SNSやクラウド
型グループウェアを提供
③マーケティング支援領域
<ソーシャルメディアマーケティング、Webマーケティング>
ソーシャルメディアやブログなどを活用したマーケティングのコンサル業務、Webサイトの構築・運営
<デジタルコンテンツサービス>
スマートフォン、PC、モバイル端末向けに、ゲーム、占い、レシピ、スタンプなど様々なデジタルコンテン
ツを制作・提供
当第1四半期連結累計期間は、多くの企業の年度末となることから企業のPR需要が高まり、主にTwitterや
Facebookなどのソーシャルメディアを活用したプロモーションの代行業務及びコンサルティングの売上が大き
く伸長いたしました。また、システム運用サポートのランニング売上においては、新型コロナウィルスの影響
を受けることなく安定的に計上いたしました。営業費用は、インターネット環境強化のため、サーバー利用料
などの通信費関連費が増加、また、外部リソースを積極的に取り入れたことにより外注費が増加いたしまし
た。この結果、売上高は403,582千円(前年同期比5.7%増)、セグメント利益は110,651千円(前年同期比
3.1%増)となりました。
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
(インキュベーション事業)
インキュベーション事業は、グループ外における投資育成支援(グループ外インキュベーション)とグルー
プ内で創設される新規事業(グループ内インキュベーション)で構成されております。
グループ外インキュベーションにおきましては、投資先企業の株式を保有し、事業育成・成長支援などのハ
ンズオン支援を行っております。
グループ内インキュベーションにおきましては、地域体験マッチングサービス「TABICA」、外国人が教える
料理教室「Tadaku」などのサービスを提供しております。スタートアップスタジオにおいては、新規サービス
の開発及び実証実験を繰り返し、独創的なサービスの構築を担っております。
当第1四半期連結累計期間おいては、2020年3月に投資先のアディッシュ株式会社がマザーズに上場し、保
有しているアディッシュ株式の一部を売却いたしました。これにより売上高は大幅に増加いたしました。
また利益面については、アディッシュ株式の売却により大幅な増益となっているものの、各サービスにおい
ては引き続き投資フェーズである中、新型コロナウィルスにより営業自粛をせざるを得ず、厳しい状況となっ
ております。この結果、売上高は467,920千円(前年同期比358.5%増)、セグメント利益は268,975千円(前
年同期109,829千円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて66.6%増加し、2,567,844千円となりました。これは、主に現金及び預
金が154,040千円、営業投資有価証券が827,179千円増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて38.1%増加し、107,959千円となりました。これは、長期貸付金が
20,081千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて65.2%増加し、2,675,804千円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.1%減少し、371,713千円となりました。これは、主に未払費用が
10,260千円、流動負債のその他に含まれる前受金が27,402千円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて128.6%増加し、451,592千円となりました。これは、繰延税金負債が
270,222千円増加したことよるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて34.7%増加し、823,305千円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて83.7%増加し、1,852,498千円となりました。これは、主にその他有
価証券評価差額金が534,490千円、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により304,983千円増加したこ
とによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
ソーシャルメディアサービス事業については、企業におけるSNSマーケティングやソーシャルメディアを活用した
プロモーション等の需要が堅調であり、売上高については、前連結会計年度と同水準を見込んでおります。インキ
ュベーション事業においては、引き続きシェアリングエコノミーサービスに重点をおき、新規サービスの発掘・拡
販を推進してまいりますが、保有株式については、マーケット環境や市況動向次第で損益が大きく変動する可能性
が高く、適正な業績予測が極めて困難となっております。
そのため、連結グループとしての業績予想の公表を控えております。
また、新型コロナウィルス感染症の状況によっては、第2四半期連結累計期間以降の業績に重要な影響を及ぼす
可能性がありますが、影響が判明した際は、速やかに開示いたします。
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 854,943 1,008,984
受取手形及び売掛金 204,308 204,826
営業投資有価証券 383,618 1,210,797
その他 103,388 149,045
貸倒引当金 △4,983 △5,809
流動資産合計 1,541,274 2,567,844
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 13,160 12,892
工具、器具及び備品(純額) 14,070 24,846
有形固定資産合計 27,231 37,738
無形固定資産
ソフトウエア 1,339 1,217
無形固定資産合計 1,339 1,217
投資その他の資産
投資有価証券 2,000 2,000
敷金及び保証金 36,593 36,243
長期貸付金 49,003 69,085
その他 6,591 6,637
貸倒引当金 △44,598 △44,963
投資その他の資産合計 49,589 69,003
固定資産合計 78,160 107,959
資産合計 1,619,435 2,675,804
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 44,758 35,970
1年内返済予定の長期借入金 69,236 69,236
未払費用 91,405 81,145
預り金 19,895 12,824
未払法人税等 48,737 47,972
その他 139,531 124,565
流動負債合計 413,564 371,713
固定負債
長期借入金 138,430 122,264
繰延税金負債 59,105 329,328
固定負債合計 197,535 451,592
負債合計 611,100 823,305
純資産の部
株主資本
資本金 100,000 100,000
資本剰余金 1,808,240 1,808,240
利益剰余金 △1,074,060 △769,077
自己株式 △68,367 △68,367
株主資本合計 765,812 1,070,795
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 210,032 744,522
その他の包括利益累計額合計 210,032 744,522
新株予約権 32,490 37,180
純資産合計 1,008,334 1,852,498
負債純資産合計 1,619,435 2,675,804
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 478,536 867,567
売上原価 203,465 194,719
売上総利益 275,070 672,847
販売費及び一般管理費 347,080 364,066
営業利益又は営業損失(△) △72,010 308,781
営業外収益
受取利息 360 742
助成金収入 970 400
その他 208 1,437
営業外収益合計 1,539 2,579
営業外費用
支払利息 511 508
貸倒引当金繰入額 606 1,109
為替差損 6,379 4,281
その他 201 201
営業外費用合計 7,698 6,100
経常利益又は経常損失(△) △78,169 305,260
特別利益
新株予約権戻入益 45 20
固定資産売却益 4,720 -
特別利益合計 4,765 20
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△73,403 305,280
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 852 678
法人税等還付税額 - △380
法人税等合計 852 297
四半期純利益又は四半期純損失(△) △74,256 304,983
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△74,256 304,983
に帰属する四半期純損失(△)
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △74,256 304,983
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 33,608 534,490
為替換算調整勘定 6,586 -
その他の包括利益合計 40,195 534,490
四半期包括利益 △34,060 839,473
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △34,060 839,473
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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株式会社ガイアックス(3775)2020年12月期第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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