3769 GMOPG 2020-11-11 15:31:00
2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月11日
上 場 会 社 名 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3769 URL https://www.gmo-pg.com/corp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 相浦 一成
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長 (氏名) 村松 竜 (TEL) 03-3464-0182
定時株主総会開催予定日 2020年12月20日 配当支払開始予定日 2020年12月21日
有価証券報告書提出予定日 2020年12月21日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の連結業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に 当期包括利益
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益 帰属する当期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 33,046 22.7 10,388 8.6 10,989 18.2 7,693 52.3 7,624 44.7 8,258 86.6
2019年9月期 26,922 - 9,562 - 9,297 - 5,052 19.0 5,267 23.8 4,426 △27.3
基本的1株当たり 希薄化後 親会社所有者帰属持分 資産合計 売上高
当期利益 1株当たり当期利益 当期利益率 税引前利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年9月期 103.62 101.04 26.2 6.6 31.4
2019年9月期 71.61 70.09 20.5 7.2 35.5
(参考) 持分法による投資損益(△は損失) 2020年9月期 517百万円 2019年9月期 △19百万円
(注)2020年9月期にMacro Kiosk Berhadが連結除外されたため、同社の事業を非継続事業に分類しております。これにより、売上収益、営業
利益及び税引前利益は非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しております。なお、対応する2019年9月期についても同様に組み替え
て表示しているため、これらの対前期増減率は記載しておりません。当期の営業利益10,388百万円は、2019年11月12日付「2019年9月期
決算短信」にて公表した前連結会計年度の営業利益8,301百万円と比較すると前年同期比25.1%増となっております。非継続事業の詳細は、
【添付資料】25ページ「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」をご参照ください。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 192,022 33,453 31,734 16.5 431.25
2019年9月期 139,990 27,539 26,494 18.9 360.17
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年9月期 49,188 △4,493 △785 95,830
2019年9月期 1,311 858 7,959 52,013
2.配当の状況
親会社所有者
年間配当金 配当金総額 配当性向
帰属持分配当率
(合計) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年9月期 0.00 0.00 0.00 36.00 36.00 2,674 50.3 10.3
2020年9月期 0.00 0.00 0.00 52.00 52.00 3,863 50.2 13.1
2021年9月期(予想)
0.00 0.00 0.00 54.00 54.00 50.1
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益 帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 19,115 23.4 6,492 38.5 6,240 18.9 3,899 12.9 3,856 13.1 52.41
通 期 39,792 20.4 12,985 25.0 12,426 13.1 8,042 4.5 7,930 4.0 107.78
(注)売上収益、営業利益及び税引前利益は継続事業の金額を表示しており、対前期増減率は継続事業に組替えた前期実績に基づいて計算して
おります。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(注)詳細は、【添付資料】 19ページ「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ③重要な会計方針」をご覧くださ
い。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期 74,301,000株 2019年9月期 74,301,000株
② 期末自己株式数 2020年9月期 714,781株 2019年9月期 739,281株
③ 期中平均株式数 2020年9月期 73,579,725株 2019年9月期 73,562,191株
(注)期末自己株式数には、役員報酬BIP信託及び株式給付信託(J-ESOP)の所有する当社株式が含まれております(2019年9月期 734,205株、
2020年9月期 709,705株)。
(参考) 個別業績の概要
1.2020年9月期の個別業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 18,885 15.5 6,781 15.6 7,936 18.5 5,323 20.6
2019年9月期 16,348 15.6 5,867 51.6 6,700 42.7 4,416 11.7
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年9月期 72.36 69.27
2019年9月期 60.04 57.32
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 134,678 25,856 19.2 351.37
2019年9月期 97,261 22,409 23.0 304.64
(参考) 自己資本 2020年9月期 25,856百万円 2019年9月期 22,409百万円
(注)個別業績における財務数値については、日本基準に基づいております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の
業績等は、業況の変化等により上記予想数値と異なる場合があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、 【添付資料】9ページ「1.経営成績等の概況(5)今後の見通し」をご参照ください。
2.当社は、2020年11月12日にアナリスト・機関投資家向け決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容については、当日使用
する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 7
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 8
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… 8
(5)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 9
2.経営方針……………………………………………………………………………………………… 10
(1)会社の経営の基本方針………………………………………………………………………… 10
(2)目標とする経営指標…………………………………………………………………………… 10
(3)優先的に対処すべき課題……………………………………………………………………… 11
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方………………………………………………………… 11
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………12
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………12
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………14
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………16
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………17
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………19
(6)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………19
① 報告企業 ………………………………………………………………………………………19
② 作成の基礎 ……………………………………………………………………………………19
③ 重要な会計方針 ………………………………………………………………………………19
④ 現金及び現金同等物 …………………………………………………………………………22
⑤ 営業債権及びその他の債権 …………………………………………………………………22
⑥ 関係会社預け金 ………………………………………………………………………………22
⑦ セグメント情報 ………………………………………………………………………………22
⑧ 1株当たり情報 ………………………………………………………………………………24
⑨ 非継続事業 ……………………………………………………………………………………25
1
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。
なお、2020年5月18日に、Macro Kiosk Berhadが当社グループの連結範囲から除外されたため、当連結会計年度の
第3四半期連結会計期間より、当社グループの連結財務諸表上、Macro Kiosk Berhadの事業を非継続事業に分類し
ております。これにより、売上収益、営業利益及び税引前利益は非継続事業を除いた継続事業の金額で表示してお
り、対応する前連結会計年度につきましても同様に組み替えて記載しております。
①連結経営成績の概況
当連結会計年度(2019年10月1日~2020年9月30日)の業績は、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日 増減率(%)
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 26,922,718 33,046,404 22.7
営業利益 9,562,791 10,388,667 8.6
税引前利益 9,297,105 10,989,321 18.2
親会社の所有者に帰属する
5,267,465 7,624,148 44.7
当期利益
a.売上収益
売上収益は33,046,404千円(前年同期比22.7%増)となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
の感染拡大は、旅行・チケットサービス等の一部業種や対面決済加盟店の取扱高減少があったものの、巣籠
需要の増加により全体としては限定的な影響となりました。
オンライン課金分野・継続課金分野におけるEC市場の順調な成長に加え、対面分野においても当社グループ
のサービス提供を拡大したことにより、決済代行事業が増収となりました。後払い型の決済サービス「GMO後
払い」の取扱高が好調に推移し、金融関連事業も増収となりました。決済代行事業の売上収益は23,037,620
千円(前年同期比22.5%増)、金融関連事業の売上収益は9,416,169千円(前年同期比25.9%増)、決済活性
化事業の売上収益は602,024千円(前年同期比4.9%減)となりました。詳細については、「1.経営成績等
の概況(1)当期の経営成績の概況 ②セグメントの業績状況」に記載しております。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の今後の当社グループ業績への影響については、「1.経営成績等
の概況(5)今後の見通し」に記載しております。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
品目別売上収益は、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
品目別 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日 増減率(%)
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
イニシャル
1,392,018 2,380,734 71.0
(イニシャル売上)
ストック
4,899,278 5,709,969 16.5
(固定費売上)
フィー
7,391,633 8,931,712 20.8
(処理料売上)
スプレッド
13,239,788 16,023,987 21.0
(加盟店売上)
合計 26,922,718 33,046,404 22.7
b.営業利益
営業利益は10,388,667千円(前年同期比8.6%増)となり、当連結会計年度の業績予想を上回る結果となりま
した。当連結会計年度の営業利益は、2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した前連結会計
年度の営業利益8,301,220千円と比較すると前年同期比25.1%増となっており、当社グループが経営目標とし
て掲げる25%の営業利益成長を達成しております。
決済代行事業のセグメント利益(営業利益)は11,581,232千円(前年同期比15.4%増)となり、金融関連事
業のセグメント利益(営業利益)は1,799,806千円(前年同期比8.8%減)、決済活性化事業のセグメント利
益(営業利益)は77,496千円(前年同期比29.8%減)となりました。
新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大により、事業活動面においては、2020年1月よりリモートワー
クによる在宅勤務体制を継続しておりますが、生産性や効率性における特段の低下は見られておらず、営業
利益に重要な影響を与えるものはありません。
c.税引前利益
税引前利益は10,989,321千円(前年同期比18.2%増)となり、当連結会計年度の営業利益が前年同期比8.6%
増だったのに対し、税引前利益が前年同期比18.2%増となりました。これは主に投資事業組合運用益301,381
千円により金融収益が336,467千円(前年同期は43,062千円)発生したこと、持分法による投資利益が
517,217千円(前年同期は持分法による投資損失19,255千円)発生したことによるものです。
上記a.~c.の他、Macro Kiosk Berhadの事業を非継続事業に分類したことにより、当連結会計年度の非継続事
業からの当期損失は179,198千円(前年同期は1,200,593千円)となりました。詳細については、「4.連結財
務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」に記載しております。
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②セグメントの業績状況
セグメントの業績は以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント別 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日 増減率(%)
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
決済代行事業
売上収益 18,811,705 23,037,620 22.5
セグメント損益(△は損失) 10,031,752 11,581,232 15.4
金融関連事業
売上収益 7,478,106 9,416,169 25.9
セグメント損益(△は損失) 1,972,558 1,799,806 △8.8
決済活性化事業
売上収益 632,906 602,024 △4.9
セグメント損益(△は損失) 110,392 77,496 △29.8
調整額
売上収益 - △9,410 -
セグメント損益(△は損失) △2,551,911 △3,069,868 -
合計
売上収益 26,922,718 33,046,404 22.7
セグメント損益(△は損失) 9,562,791 10,388,667 8.6
a.決済代行事業
決済代行事業については、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、
金融機関・金融サービス事業者等に向けた支援サービスの拡大に取り組んでおります。
オンライン課金分野・継続課金分野においては、EC市場の順調な成長のもと、特に大手加盟店の開拓やEC以
外の幅広い事業者における当社グループのサービス利用の拡大に注力いたしました。
当連結会計年度における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、当連結会計年度中での収益
化を目指していた新規プロジェクトの遅延等が発生したほか、オンライン課金分野・継続課金分野において、
旅行・チケット等一件あたりの決済処理金額が大きい一部事業者の収益にマイナスの影響を与えていること
から、決済処理金額は前年同期比22.6%増となりました。一方で、EC市場及びキャッシュレス決済の拡大に
より少額決済が増加傾向にあることに加え、巣籠需要拡大に伴う日用品、デジタルコンテンツや公金・公共
料金等の決済増加も反映し、決済処理件数は決済処理金額の成長率を上回る前年同期比43.2%増と好調に推
移し、当分野における売上収益の増加に貢献いたしました。
対面分野においては、感染拡大に伴う実店舗での消費減少の影響を受けるものの、2020年5月25日の緊急事
態宣言解除後は徐々に回復傾向にあります。また、割賦販売法の改正に伴うクレジットカード端末のIC対応
化需要を取り込み端末販売が好調に推移したことに加え、注力市場である自動精算機や券売機等の無人決済
市場(Unattended Market)での案件の受注も順調に進捗いたしました。
以上の結果、売上収益は23,037,620千円(前年同期比22.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は
11,581,232千円(前年同期比15.4%増)となりました。
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b.金融関連事業
金融関連事業(マネーサービスビジネス:MSB)については、加盟店のニーズに応える入金サイクルを設定
し、キャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、決済データ等を活用して成長資金を提供する加
盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外事業者に向けたレンディングサービス、
送金サービス等のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」を提供し
ております。
当連結会計年度においては、決済サービスである「GMO後払い」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
の感染拡大が一部事業者に影響を与えているものの巣籠需要の拡大に伴い順調に推移し、海外事業者に向け
たレンディングサービスや「GMO BtoB 早払い」、「GMO BtoB 売掛保証」も伸長いたしました。送金サービ
スは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により中止になったイベント等のチケット代金の返
金需要に対する利用が増加したため伸長し、また早期入金サービスも当連結会計年度では前年同期比で増収
となりました。
以上の結果、売上収益は9,416,169千円(前年同期比25.9%増)となりました。セグメント利益(営業利益)
については、前年同期において信用リスクの低減に関する様々な企業努力により費用を低い水準に抑制して
いるものの、前年同期に生じた一時的な費用の減少が発生していないことや一部サービスの売上収益減少の
影響により、セグメント利益(営業利益)は1,799,806千円(前年同期比8.8%減)となりました。
c.決済活性化事業
決済活性化事業については、商品の売れ行きを確認しながら広告運用や分析を行い当社グループ加盟店の売
上向上に繋げるマーケティング支援サービスや、医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理シ
ステム「メディカル革命 byGMO」を提供する連結子会社のGMO医療予約技術研究所株式会社のサービス等を提
供しております。
当連結会計年度においては、マーケティング支援サービスは事業再構築により減収となっておりますが新型
コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響によるEC市場の拡大に伴いインターネット広告への需
要が高まっていることから、今期の計画を上回る進捗となっております。
以上の結果、売上収益は602,024千円(前年同期比4.9%減)となり、セグメント利益(営業利益)は77,496
千円(前年同期比29.8%減)となりました。
なお、当社は2020年5月18日に、当社が当社子会社を通じて保有しておりましたMacro Kiosk Berhadの全株
式を譲渡したため、連結財務諸表の作成上、同社の事業を非継続事業に分類しております。このため、当セ
グメントにおいて、売上収益、セグメント利益(営業利益)については、非継続事業を除いた継続事業の金
額を記載しております。また、前年同期からの増減比率の記載にあたっても、前年同期実績を同様に組み替
えております。
詳細については、「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」に
記載しております。
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各セグメントにおいて提供する主なサービス及び会社は、以下のとおりです。
セグメント 提供する主なサービス 主な会社
決済代行サービス GMOペイメントゲートウェイ株式会社
(オンライン課金・継続課金) GMOイプシロン株式会社(連結子会社)
決済代行事業
決済代行サービス
GMOフィナンシャルゲート株式会社(連結子会社)
(対面)
GMO後払い GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社)
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
送金サービス
GMOイプシロン株式会社(連結子会社)
金融関連事業 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
トランザクションレンディング
GMOイプシロン株式会社(連結子会社)
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
早期入金サービス
GMOイプシロン株式会社(連結子会社)
決済活性化事業 マーケティング支援サービス GMOペイメントゲートウェイ株式会社
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(2)当期の財政状態の概況
資産、負債及び資本の概況
a.資産
当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ52,032,022千円増加し、192,022,622千円
となりました。これは主に現金及び現金同等物の増加43,817,359千円、未収入金の増加2,018,748千円、有形
固定資産の増加3,197,283千円、その他の金融資産の増加2,906,701千円によるものであります。
「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ④ 現金及び現金同等物」に記載し
たとおり、当連結会計年度末の現金及び現金同等物には関係会社預け金が950,000千円含まれており、連結財
政状態計算書上の関係会社預け金5,000,000千円と合わせると、関係会社預け金の残高は5,950,000千円とな
っております。これはGMOインターネットグループがグループ全体で資金運用を行うために導入しているキャ
ッシュマネジメントシステム(以下、「CMS」という。)を利用し、手元資金を預け入れたものです。そのた
め、当社グループにおいて事業の進捗に伴って資金需要が増大した際には、CMSの返済期日が到来していなく
ても、所定の日数より前に申請することで、随時資金を引き出すことが可能です。
b.負債
当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ46,117,805千円増加し、158,569,106千円
となりました。これは主に当連結会計年度における決済処理金額増加に伴う預り金の増加36,224,839千円の
他、未払金の増加3,267,582千円、借入金の増加1,732,700千円、その他の金融負債の増加3,081,657千円によ
るものです。
c.資本
当連結会計年度末における資本の残高は、前連結会計年度末に比べ5,914,217千円増加し、33,453,515千円と
なりました。これは主に当期利益7,693,400千円、その他の包括利益565,404千円を計上したことにより増加
した一方、剰余金の配当2,648,221千円により減少したものです。
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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
キャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、期首残高に比べ43,817,359千円
増加し、95,830,807千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローは以下のとおりです。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は49,188,824千円(前年同期は1,311,644千円の獲得)となりました。これは主
に棚卸資産の増加1,233,718千円、未収入金の増加2,019,481千円、法人所得税の支払額3,041,766千円により
資金が減少したものの、税引前利益10,989,321千円、未払金の増加3,429,921千円、預り金の増加36,225,413
千円により資金が増加したものです。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は4,493,307千円(前年同期は858,000千円の獲得)となりました。これは主に
無形資産の取得による支出1,508,408千円、その他の金融資産の取得による支出1,153,708千円、連結範囲の
変更を伴う子会社株式の売却による支出968,256千円により資金が減少したものです。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は785,107千円(前年同期は7,959,019千円の獲得)となりました。これは主に
短期借入金の純増減額3,000,000千円により資金が増加したものの、長期借入金の返済による支出1,267,300
千円、配当金の支払額2,648,164千円により資金が減少したものです。
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、将来の事業展開と企業体質の強化のために必要な内部留保を継続すると共に、株主に対する安定した利益
還元も継続していくことを経営の重要課題と考えております。
当期の配当については、2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した2020年9月期の期末配当金の予
想を1株当たり42円と予定しておりましたが、当期の業績が業績予想として開示した数値を上回る見込みとなった
ことから、株主の皆様への利益還元を鑑み、期末配当金を従来予想より1株につき10円増配し、52円に修正するこ
とを予定しております(注)。
次期の配当については、好調な事業計画を踏まえ、配当開始以来の連続増配を継続することにより一層の株主還元
強化を図り、中長期的な企業価値の向上に資するべく、1株当たり配当金は54円を予想しております。
内部留保資金は、引き続き企業体質の強化及び積極的な事業展開に有効に活用していく所存であります。
なお、配当予想修正の内容は以下のとおりです。
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
前回予想 円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
(2019年11月12日発表) 0.00 0.00 0.00 42.00 42.00
今回修正予想 - - - 52.00 52.00
当期実績 0.00 0.00 0.00
前期実績
0.00 0.00 0.00 36.00 36.00
(2019年9月期)
(注)本件は、2020年11月24日開催予定の当社取締役会に付議する予定です。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(5)今後の見通し
当社グループの事業が主として立脚する電子商取引(EC)市場は、物販の消費者向け(BtoC)EC市場がスマートフ
ォンの利便性の高まりや物流の改革など外部環境の変化が好影響を及ぼし高成長を継続しております。また、企業
間取引(BtoB)のEC化や個人間取引(CtoC)のEC化など、ECの領域自体も拡大しております。加えて、物販以外の
サービス領域や、公共料金・税金などの公金、医療等の生活に密着した分野などにおける決済のオンライン化も着
実に進行しております。一方、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が立脚する対面市場において
は、クレジットカード及びそれ以外の手段も含めた決済のキャッシュレス化推進が見込まれており、新たなビジネ
スチャンスが生まれると共に、当社グループの事業領域もますます拡大する見込みとなっております。
2021年9月期については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな拡大に伴う民間消費全般の低迷による
影響を受ける可能性はあるものの、当社グループの事業自体は様々な業種の加盟店にサービスを提供しておりマク
ロ経済の影響を受けにくい特徴があることに加え、決済のオンライン化、キャッシュレス化の流れが後押しされる
状況にもあることから、当社グループの売上収益に対する影響は現時点では軽微と判断しております。引き続き、
大手及び成長性のある加盟店や金融機関等の開拓、大型案件の獲得に加え、DXプラットフォームのサービス拡大や
次世代決済プラットフォーム「stera」など新規サービスの早期収益化により、全てのセグメントにおいて売上収
益の拡大を見込んでおります。
2021年9月期の通期連結業績予想については、売上収益39,792百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益12,985百
万円(前年同期比25.0%増)、税引前利益12,426百万円(前年同期比13.1%増)、当期利益8,042百万円(前年同
期比4.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益7,930百万円(前年同期比4.0%増)を見込んでおります。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、『社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する』を経営理念としておりま
す。
■市場を開拓・創造する強い意思と誠実かつ公明正大な事業展開により、社会の進歩発展に貢献します。
■同志とは、信じあえる高潔な役職員、お客様、及びお取引いただいている事業関連者を指します。
■当社役職員は、豊かな心、真の問題解決力、高い専門性を発揮し、お客様と価値の交換を行う事により、心物両面
の豊かさを追求します。
この経営理念に基づいて当社グループは、日本の決済プロセスのインフラとなり、消費者と事業者にとって安全で便
利な決済の実現に貢献することを使命と考え、以下を基本方針として事業を推進しております。
・時流への適応
先進性 製品の技術的優位性の確保に努めます。
柔軟性 成長市場でのスピード感のある提案活動を実践します。
・存在価値の確立
独自性 お客様視点のサービスを通じて存在意義の確保に努めます。
収益性 収益性向上の追究により競合他社を圧倒し業界での地位を揺るぎないものといたします。
自主性・教育 自己完結度の高いビジネスマンを目指し、成果、姿勢、マインド全ての面で見本となります。
・利益の条件の追求
社会性 健全なビジネスに徹し、多様な決済手段における未開拓市場を積極的に開拓し続けます。
合理性 経済合理性を常に念頭に置き公平な立場で経営判断を迅速に下していきます。
・株主への責務
資本効率を意識し株主価値の向上に努めます。積極的なIR活動を行い、株主及び投資家の皆様向けに適宜、適切な
情報提供を行います。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、経営指標として25%の営業利益成長を重視しております。
当社グループは25%の営業利益成長を継続するための投資を中長期的に行っており、当連結会計年度については、
2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した前連結会計年度の営業利益(8,301百万円)と比較した営
業利益成長率は25.1%となりました。2021年9月期の営業利益成長率も25.0%を見込んでおります。
当社グループは電子商取引(EC)市場を中心としたオンライン決済インフラを担う企業として、より安全で便利なEC
環境を創造し、日本のEC化率の向上及び当社事業展開国・地域でのEC拡大に貢献してまいります。また、さらに新事
業の展開、事業パートナー会社との業務・資本提携、子会社設立、並びに海外事業展開等により事業規模の拡大に努
めてまいります。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(3)優先的に対処すべき課題
①情報セキュリティの強化
当社グループは、クレジットカード等の決済代行サービスを主とした事業を行っているため、クレジットカード情
報などの重要な情報を管理しております。
情報流出を防止するため、リスク管理体制強化の一環として、当社グループ事務所全てを対象範囲として、情報セ
キュリティ管理のグローバル・スタンダード基準とされるISO/IEC 27001:2013(国内規格JIS Q 27001:2014)への
適合認証を、上場決済代行サービス会社として初めて取得しております。これにより、当社グループの情報セキュ
リティマネジメントシステムが、厳格な国際基準に準拠し適切で安全であることと客観的に判定されております。
また、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定
した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準PCI DSSについては、2008年12月に最初の認証を取得
した後、年次での再認証監査を11回経た上で、2019年12月に最新の認証を取得しております。
個人情報の取扱いに関しては、日本工業規格「JIS Q 15001:2006個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」
に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定するプライバシーマー
クを取得しており、法律への適合性に加え、自主性により高いレベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立
及び運用しております。
②システム開発力の強化
当社グループは、事業分野においてインターネットと深く係わり合っており、競争力のある製品をお客様に提供す
るためには、その技術やサービスをタイムリーに採用していくことが重要と認識しております。
現状では、内部人員でシステム環境の変化やお客様の要望を吸収しシステムの設計を行い、外部にプログラミング
を委託し効率よく質の高いサービスを提供すべく対応しております。高度な技術を有した開発要員の確保を継続
し、更なるシステム開発力とサービス強化に努めてまいります。
③業務提携型ビジネスの強化
当社グループは、安定的成長を確保するため、加盟店を多数抱える企業・各決済事業者・ECサイト構築支援事業者
などに対し相互が利益享受可能な業務提携を確立し、効率的な加盟店獲得を進めていくことが不可欠と認識してお
ります。
このような形態のビジネスは当社グループの営業上の特徴であり、今後も業務提携型ビジネスを積極的に推進し、
その進捗管理には経営陣が責任を持って対応いたします。
④事業ポートフォリオの拡大
当社グループは、経営戦略として、消費者向け電子商取引(BtoC EC)を中心に、公金・公共料金やサービスコマ
ース、BtoB及びCtoC EC市場におけるオンライン課金、またGMOペイメントサービス株式会社の設立により決済サー
ビスに進出するなど、常に新しい事業領域の拡大に努めてまいりました。また、海外7か国を拠点とする連結子会
社を通じ海外展開を強化、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社による対面市場での事業を拡大し、
経営戦略の実行をさらに推し進めました。今後も決済代行サービスをコアとした多角的な事業ポートフォリオの拡
張を進め、収益の継続的な拡大に努めてまいります。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは総合的な決済関連サービスのグローバル展開に注力しており、財務情報の国際的な比較可能性の向
上や開示の拡充により、国内外の株主・投資家などの様々なステークホルダーズの皆さまの利便性を高めることを
目的として、2018年9月期の第1四半期から国際会計基準(IFRS)を任意適用しております。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 ④ 52,013,447 95,830,807
営業債権及びその他の債権 ⑤ 13,663,112 10,782,296
前渡金 32,496,862 31,039,748
未収入金 21,566,393 23,585,142
棚卸資産 207,280 1,440,999
関係会社預け金 ⑥ - 5,000,000
その他の金融資産 165,584 1,163,608
その他の流動資産 956,398 537,329
流動資産合計 121,069,081 169,379,933
非流動資産
有形固定資産 ③ 517,509 3,714,793
のれん及び無形資産 4,359,129 4,854,253
持分法で会計処理されている投資 3,001,692 3,740,933
営業債権及びその他の債権 ⑤ - 1,975,100
関係会社預け金 ⑥ 5,000,000 -
その他の金融資産 4,803,089 6,711,766
繰延税金資産 1,124,014 1,530,494
その他の非流動資産 116,082 115,346
非流動資産合計 18,921,518 22,642,689
資産合計 139,990,599 192,022,622
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
買掛金 4,688,856 4,296,647
未払金 16,118,112 19,385,695
預り金 50,834,374 87,059,213
借入金 15,800,400 18,800,400
その他の金融負債 ③ 108,534 400,217
未払法人所得税等 1,569,616 2,491,098
引当金 396,631 352,812
その他の流動負債 2,229,923 3,383,652
流動負債合計 91,746,449 136,169,737
非流動負債
社債 16,745,648 16,814,650
借入金 1,398,700 131,400
その他の金融負債 ③ 223,363 3,013,338
引当金 35,848 260,843
繰延税金負債 85,604 54,170
その他の非流動負債 2,215,686 2,124,966
非流動負債合計 20,704,851 22,399,369
負債合計 112,451,301 158,569,106
資本
資本金 4,712,900 4,712,900
資本剰余金 5,847,480 5,675,561
利益剰余金 ③ 15,884,444 20,725,465
自己株式 △1,181,846 △1,149,341
その他の資本の構成要素 1,231,655 1,769,560
親会社の所有者に帰属する持分合計 26,494,633 31,734,145
非支配持分 ③ 1,044,664 1,719,369
資本合計 27,539,297 33,453,515
負債及び資本合計 139,990,599 192,022,622
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
継続事業
売上収益 26,922,718 33,046,404
売上原価 △7,652,228 △9,199,819
売上総利益 19,270,490 23,846,584
その他の収益 152,339 159,805
販売費及び一般管理費 △9,764,485 △13,424,141
その他の費用 △95,552 △193,581
営業利益 9,562,791 10,388,667
金融収益 43,062 336,467
金融費用 △289,494 △253,029
持分法による投資損益(△は損失) △19,255 517,217
税引前利益 9,297,105 10,989,321
法人所得税費用 △3,044,095 △3,116,722
継続事業からの当期利益 6,253,009 7,872,598
非継続事業
非継続事業からの当期利益(△は損失) ⑨ △1,200,593 △179,198
当期利益 5,052,416 7,693,400
当期利益の帰属
親会社の所有者 5,267,465 7,624,148
非支配持分 △215,049 69,252
当期利益 5,052,416 7,693,400
1株当たり当期利益(円)
基本的1株当たり当期利益(△は損失) ⑧
継続事業 84.74 105.94
非継続事業 △13.13 △2.32
合計 71.61 103.62
希薄化後1株当たり当期利益(△は損失) ⑧
継続事業 82.84 103.29
非継続事業 △12.74 △2.25
合計 70.09 101.04
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
当期利益 5,052,416 7,693,400
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
△522,171 570,848
測定する金融資産
持分法適用会社におけるその他の
△4,912 248,757
包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない
△527,083 819,605
項目合計
純損益に振り替えられることのある項目
在外営業活動体の換算差額 △11,968 △279,897
持分法適用会社におけるその他の
△87,187 25,696
包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのある
△99,156 △254,201
項目合計
税引後その他の包括利益 △626,239 565,404
当期包括利益 4,426,176 8,258,805
当期包括利益の帰属
親会社の所有者 4,630,496 8,187,844
非支配持分 △204,320 70,960
合計 4,426,176 8,258,805
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(3)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
親会社の
その他の
資本 利益 所有者に 非支配
注記 資本金 自己株式 資本の 資本合計
剰余金 剰余金 帰属する 持分
構成要素
持分合計
2018年10月1日時点の残高 4,712,900 5,758,448 12,875,446 △491,893 1,941,305 24,796,206 1,223,811 26,020,018
会計方針の変更による
累積的影響額 - - △195,085 - - △195,085 - △195,085
会計方針の変更を反映した
4,712,900 5,758,448 12,680,361 △491,893 1,941,305 24,601,121 1,223,811 25,824,933
当期首残高
当期利益 - - 5,267,465 - - 5,267,465 △215,049 5,052,416
その他の包括利益 - - - - △636,968 △636,968 10,728 △626,239
当期包括利益 - - 5,267,465 - △636,968 4,630,496 △204,320 4,426,176
自己株式の取得 - - - △689,952 - △689,952 - △689,952
配当金 - - △2,136,041 - - △2,136,041 - △2,136,041
その他の資本の構成要素から
- - 72,658 - △72,658 - - -
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - 97,243 - - △22 97,220 25,172 122,393
支配継続子会社に対する
- △8,211 - - - △8,211 - △8,211
持分変動
所有者との取引額合計 - 89,032 △2,063,382 △689,952 △72,681 △2,736,984 25,172 △2,711,811
2019年9月30日時点の残高 4,712,900 5,847,480 15,884,444 △1,181,846 1,231,655 26,494,633 1,044,664 27,539,297
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
親会社の
その他の
資本 利益 所有者に 非支配
注記 資本金 自己株式 資本の 資本合計
剰余金 剰余金 帰属する 持分
構成要素
持分合計
2019年10月1日時点の残高 4,712,900 5,847,480 15,884,444 △1,181,846 1,231,655 26,494,633 1,044,664 27,539,297
会計方針の変更による
③ - - △97,243 - - △97,243 △38,971 △136,214
累積的影響額
会計方針の変更を反映した
4,712,900 5,847,480 15,787,200 △1,181,846 1,231,655 26,397,389 1,005,692 27,403,082
当期首残高
当期利益 - - 7,624,148 - - 7,624,148 69,252 7,693,400
その他の包括利益 - - - - 563,696 563,696 1,707 565,404
当期包括利益 - - 7,624,148 - 563,696 8,187,844 70,960 8,258,805
自己株式の処分 - 33,085 - 32,504 - 65,590 - 65,590
配当金 - - △2,648,221 - - △2,648,221 - △2,648,221
その他の資本の構成要素から
- - 25,454 - △25,454 - - -
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - 136,503 - - △22 136,480 19,480 155,960
支配継続子会社に対する
- △32,573 - - - △32,573 454,713 422,139
持分変動
連結子会社の売却による変動 ⑨ - △308,934 - - - △308,934 168,522 △140,412
その他の増減 - - △63,115 - △313 △63,429 - △63,429
所有者との取引額合計 - △171,919 △2,685,882 32,504 △25,791 △2,851,088 642,716 △2,208,372
2020年9月30日時点の残高 4,712,900 5,675,561 20,725,465 △1,149,341 1,769,560 31,734,145 1,719,369 33,453,515
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前利益 9,297,105 10,989,321
非継続事業からの税引前利益(△は損) ⑨ △1,258,028 △158,338
減価償却費及び償却費 1,113,513 1,520,087
減損損失 992,503 115,793
子会社株式売却損益(△は益) ⑨ - 172,466
金融収益及び金融費用(△は益) 242,889 △65,801
持分法による投資損益(△は益) 19,255 △517,217
棚卸資産の増減額(△は増加) △142,743 △1,233,718
営業債権及びその他の債権の増減
△516,681 △530,571
(△は増加)
前渡金の増減(△は増加) △10,229,117 1,457,114
未収入金の増減(△は増加) △5,848,540 △2,019,481
買掛金の増減(△は減少) 131,302 1,379,751
未払金の増減(△は減少) 278,295 3,429,921
預り金の増減(△は減少) 9,605,582 36,225,413
引当金の増減額(△は減少) 361,036 87,179
その他の流動負債の増減(△は減少) △169,536 1,272,825
その他 312,985 266,551
小計 4,189,822 52,391,298
利息及び配当金の受取額 48,811 38,529
利息の支払額 △65,436 △169,235
供託金の返還による収入 3,000,060 -
供託金の預入による支出 △3,120,000 △30,000
法人所得税の支払額 △2,741,613 △3,041,766
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,311,644 49,188,824
投資活動によるキャッシュ・フロー
拘束性預金の払戻による収入 689,374 -
有形固定資産の取得による支出 △156,181 △428,158
無形資産の取得による支出 △1,356,617 △1,508,408
投資有価証券の取得による支出 △204,284 △884,250
投資有価証券の売却による収入 40,611 -
持分法で会計処理されている投資の取得
△102,248 -
による支出
投資事業組合からの分配による収入 131,699 405,487
関係会社預け金の預入による支出 △5,000,000 -
関係会社預け金の払戻による収入 7,000,000 -
その他の金融資産の取得による支出 △92,867 △1,153,708
その他の金融資産の売却による収入 9,220 116,863
連結範囲の変更を伴う子会社株式の
⑨ - △968,256
売却による支出
その他 △100,705 △72,876
投資活動によるキャッシュ・フロー 858,000 △4,493,307
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 11,699,000 3,000,000
長期借入金の返済による支出 △800,400 △1,267,300
自己株式の取得による支出 △689,952 -
配当金の支払額 △2,134,832 △2,648,164
非支配株主からの払込みによる収入 - 431,668
その他 △114,795 △301,311
財務活動によるキャッシュ・フロー 7,959,019 △785,107
現金及び現金同等物に係る換算差額 △148,341 △93,050
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 9,980,323 43,817,359
現金及び現金同等物の期首残高 ④ 42,033,124 52,013,447
現金及び現金同等物の期末残高 ④ 52,013,447 95,830,807
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)連結財務諸表に関する注記事項
① 報告企業
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (以下、「当社」という。)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取
引所に株式を上場しております。登記上の本社の住所は東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号です。2020年9月30日
に終了する当連結会計年度の連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びに
当社グループの関連会社に対する持分から構成されております。グループの最上位の親会社は、GMOインターネッ
ト株式会社です。当社グループはクレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、及び決済活性化事業を行っ
ております(「⑦ セグメント情報」参照)。
② 作成の基礎
a.連結財務諸表がIFRSに準拠している旨
当社グループの連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を
満たすことから、同第93条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。
b.測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、「③ 重要な会計方針」に記載する会計方針に基づいて作成されております。資
産及び負債の残高は、別途記載がない限り、取得原価に基づき計上しております。
c.機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円(千円単位、単位未満切捨て)で表示しておりま
す。
③ 重要な会計方針
当社グループが本連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連
結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
(非継続事業)
当社グループでは、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された企業の構成単位で、次のいずれかに該当する
ものは非継続事業として認識しております。
・独立の主要な事業分野又は営業地域を表す。
・独立の主要な事業分野又は営業地域を処分する統一された計画の一部である。
・転売のみを目的に取得した子会社である。
非継続事業の税引後損益及び非継続事業を構成する処分グループを処分したことにより認識した税引後の利得又は
損失は、連結損益計算書において、継続事業とは区分して非継続事業からの当期損益として表示し、過去の期間に
係る開示もこれに従って修正再表示しております。
(会計方針の変更)
当社グループは、当連結会計年度の期首より、以下の基準を適用しております。
基準書 基準名 新設・改訂の概要
IFRS第16号 リース リースに関する会計処理の改訂
法人所得税の税務処理に関する
IFRIC第23号 税務処理に関する不確実性について明確化
不確実性
それぞれの経過規定に準拠して適用しており、IFRS第16号以外の基準書の適用が連結財務諸表に与える重要な影響
はありません。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
当社グループは、当連結会計年度より、IFRS第16号「リース」を適用しております。当社グループは、契約の開始
時に、当該契約がリース又はリースを含んだものであるのかどうかを判定しております。契約が特定された資産の
使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを
含んでおります。
借手としてのリース
リースの開始日において、使用権資産及びリース負債を認識しております。使用権資産は開始日において取得原価
で測定しております。開始日後においては、原価モデルを適用して、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累
計額を控除して測定しております。原資産の所有権がリース期間の終了時までに借手に移転する場合又は使用権資
産の取得原価が購入オプションを行使することを反映している場合には、使用権資産を開始日から原資産の耐用年
数の終了時まで減価償却しております。それ以外の場合は、開始日から使用権資産の耐用年数又はリース期間の終
了時のいずれか早い時まで減価償却しております。
リース負債は、開始日において同日現在で支払われていないリース料の現在価値で測定しております。開始日後に
おいては、リース負債に係る金利や支払われたリース料を反映するようにリース負債の帳簿価額を増減しておりま
す。リースの条件変更が行われた場合には、リース負債を再測定し使用権資産を修正しております。
なお、短期リース及び少額資産のリースについてIFRS第16号「リース」第6項を適用し、リース料をリース期間に
わたり定額法により費用認識しております。
IFRS第16号の適用に伴う影響は以下のとおりです。なお、当該会計方針の変更が1株当たり当期利益に与える影響
に重要性はありません。
IFRS第16号の適用にあたっては、契約にリースが含まれているか否かについて、C3項の実務上の便法を選択し、IAS
第17号「リース」(以下、「IAS第17号」という。)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判
断」のもとでの判断を引き継いでおります。適用開始日以降は、IFRS第16号の規定に基づき判断しております。
また、C5項(b)の経過措置を適用し、適用開始の累積的影響額を適用開始日(2019年10月1日)に認識しておりま
す。IFRS第16号への移行により、使用権資産2,354,619千円及びリース負債2,471,727千円を追加的に認識し、その
差額を主に適用開始日の利益剰余金97,243千円及び非支配株主持分38,971千円の減少で認識しております。
リース負債は、適用開始日における残存リース料総額を適用開始日現在の借手の追加借入利子率を用いて割り引い
た現在価値で測定しております。適用開始日に認識したリース負債に適用している借手の追加借入利子率の加重平
均は0.86%です。
使用権資産は、リース負債の当初測定額に前払リース料等を調整した額で当初の測定を行っております。 また、適
用開始日現在の使用権資産にIAS第36号「資産の減損」を適用しております。
なお、使用権資産及びリース負債は、連結財政状態計算書上、それぞれ「有形固定資産」「その他の金融負債」と
して表示しております。
前連結会計年度末現在でIAS第17号「リース」を適用して開示したオペレーティング・リース契約と適用開始日現在
の連結財政状態計算書に認識したリース負債の額との間の調整は、以下のとおりです。
(単位:千円)
2019年9月30日現在で開示した解約不能オペレーティング・リース契約 2,122,663
2019年9月30日現在で開示したオペレーティング・リース契約
2,029,098
(追加借入利子率で割引後)
非リース構成部分を区分しない実務上の便法の適用 481,981
短期リース費用として会計処理 △39,351
2019年9月30日現在で認識したファイナンス・リース債務 328,890
2019年10月1日現在のリース負債 2,800,617
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
過去にIAS第17号のもとでオペレーティング・リースに分類していたリースにIFRS第16号を適用する際に、IFRS第16
号C10項の実務上の便法を使用しております。
・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用
・適用開始日から12ヶ月以内にリース期間が終了するリースについて、短期リースと同じ方法で会計処理
・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外
IAS第17号を適用してファイナンス・リースに分類されていたリースについて、適用開始日現在の使用権資産及びリ
ース負債の帳簿価額は、IAS第17号を適用して測定した同日直前におけるリース資産及びリース債務の帳簿価額とし
ております。
適用日の影響の他、主に当連結会計年度に開始した契約により、使用権資産を3,149,959千円、リース負債を
3,152,761千円計上した一方、一部の不動産賃貸借契約が普通建物賃貸借契約から定期建物賃貸借契約に変更された
影響により、リース期間の見積変更を行い、使用権資産を2,071,799千円、リース負債を2,058,891千円取り崩して
おります。
以上の結果、当連結会計年度の連結財政状態計算書において、「有形固定資産」2,981,614千円、流動負債の「その
他の金融負債」315,636千円、非流動負債の「その他の金融負債」2,885,317千円がそれぞれ増加しております。な
お、この変更による当連結会計年度の損益に与える影響は軽微です。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
④ 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
現金及び預金 49,213,447 94,880,807
関係会社預け金 2,800,000 950,000
合計 52,013,447 95,830,807
⑤ 営業債権及びその他の債権
営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
売掛金 5,663,939 5,187,311
営業貸付金 7,514,754 6,040,284
その他 590,916 1,628,262
貸倒引当金 △106,498 △98,461
合計 13,663,112 12,757,396
⑥ 関係会社預け金
関係会社預け金はGMOインターネットグループのCMSによる預け金であります。
⑦ セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当
社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっておりま
す。
当社グループは、商品・サービス別の事業部及び子会社を置き、各事業部及び子会社は、取り扱う商品・サー
ビスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社グループは、上記を基礎とした商品・サービス別セグメントから構成しており、商品・サービス
の特性及び販売市場の類似性に基づき、複数の事業セグメントを集約したうえで、「決済代行事業」、「金融
関連事業」及び「決済活性化事業」の3つを報告セグメントとしております。
各報告セグメント区分の主な商品・サービス又は事業内容は以下のとおりです。
報告セグメント 主な商品・サービス又は事業内容
決済代行事業 主にオンライン課金・継続課金の決済代行サービス及び対面の決済代行サービスの提供
金融関連事業 主に「GMO後払い」、送金サービス等のマネーサービスビジネス、成長資金を融資するト
ランザクションレンディング、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービ
スの提供
決済活性化事業 主に加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスの提供
22
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
(2)報告セグメントの情報
報告されている事業セグメントの会計方針は、連結財務諸表作成の会計方針と同一です。
当社グループの報告セグメントごとの情報は以下のとおりです。なお、報告セグメントの利益は、営業損益ベ
ースの数値です。セグメント間の取引は市場実勢価格に基づいております。
また、「⑨ 非継続事業」に記載のとおり、当社が当社の子会社を通じて保有するMacro Kiosk Berhad の全株
式を譲渡したことから、従来決済活性化事業に含めていた同社の売上収益及びセグメント損益を非継続事業に
分類し、セグメント情報から除いております。
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
決済代行 金融関連 決済活性化 調整額
合計 連結
事業 事業 事業 (注)
売上収益
外部収益 18,811,705 7,478,106 632,906 26,922,718 - 26,922,718
セグメント間収益 - - - - - -
合計 18,811,705 7,478,106 632,906 26,922,718 - 26,922,718
セグメント損益(△は損失) 10,031,752 1,972,558 110,392 12,114,703 △2,551,911 9,562,791
金融収益 - - - - - 43,062
金融費用 - - - - - △289,494
持分法による投資損益
- - - - - △19,255
(△は損失)
継続事業からの税引前利益 - - - - - 9,297,105
その他の項目
減価償却費及び償却費 835,716 46,482 4,928 887,127 71,099 958,226
減損損失 - - - - - -
(注)セグメント損益の調整額△2,551,911千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用△2,647,787千円及
びセグメント間取引消去95,875千円です。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
決済代行 金融関連 決済活性化 調整額
合計 連結
事業 事業 事業 (注)
売上収益
外部収益 23,028,517 9,416,169 601,716 33,046,404 - 33,046,404
セグメント間収益 9,102 - 307 9,410 △9,410 -
合計 23,037,620 9,416,169 602,024 33,055,814 △9,410 33,046,404
セグメント損益(△は損失) 11,581,232 1,799,806 77,496 13,458,535 △3,069,868 10,388,667
金融収益 - - - - - 336,467
金融費用 - - - - - △253,029
持分法による投資損益
- - - - - 517,217
(△は損失)
継続事業からの税引前利益 - - - - - 10,989,321
その他の項目
減価償却費及び償却費 1,230,150 95,237 22,843 1,348,232 171,839 1,520,071
減損損失 - - - - - -
(注)セグメント損益の調整額△3,069,868千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用△3,185,835千円及
びセグメント間取引消去115,966千円です。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
⑧ 1株当たり情報
(1)基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益(△は損失) 5,267,465 7,624,148
継続事業 6,233,679 7,794,879
非継続事業 △966,214 △170,731
期中平均普通株式数 73,562,191株 73,579,725株
基本的1株当たり当期利益(△は損失) 71.61円 103.62円
継続事業 84.74円 105.94円
非継続事業 △13.13円 △2.32円
(2)希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益(△は損失) 5,267,465 7,624,148
当期利益調整額 46,540 38,272
希薄化後の普通株主に帰属する当期利益(△は損失) 5,314,005 7,662,420
継続事業 6,280,219 7,833,151
非継続事業 △966,214 △170,731
期中平均普通株式数 73,562,191株 73,579,725株
希薄化効果の影響
転換社債型新株予約権付社債 2,252,371株 2,253,894株
希薄化効果の調整後 75,814,562株 75,833,619株
希薄化後1株当たり当期利益(△は損失) 70.09円 101.04円
継続事業 82.84円 103.29円
非継続事業 △12.74円 △2.25円
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GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信
⑨ 非継続事業
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
a.非継続事業の概要
当社は、2020年4月30日開催の取締役会において、当社が当社子会社を通じて保有するMacro Kiosk Berhadの全株
式を譲渡すること(以下、「本株式譲渡」という。)を決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。本株
式譲渡により、Macro Kiosk Berhadは当社グループの連結範囲から除外されたため、当連結会計年度の第3四半期
連結会計期間より、当社グループの連結財務諸表上、同社の事業を非継続事業に分類しております。なお、本株式
譲渡は、2020年5月18日に完了しております。
b.非継続事業からの損益
非継続事業からの損益は、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
収益 5,206,311 3,858,555
費用(注) △6,464,340 △4,016,892
非継続事業からの税引前利益(△は損失) △1,258,028 △158,338
法人所得税費用(注) 57,436 △20,859
非継続事業からの当期利益(△は損失) △1,200,593 △179,198
(注)当連結会計年度において、Macro Kiosk Berhadの全株式を譲渡したことによる売却損が△172,466千円含まれて
おります。関連する法人所得税費用に重要性はありません。
c.非継続事業から生じたキャッシュ・フロー
非継続事業から生じたキャッシュ・フローは、以下のとおりです。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー △232,016 431,502
投資活動によるキャッシュ・フロー(注) △118,798 △33,783
財務活動によるキャッシュ・フロー △11,768 △62,431
合計 △362,583 335,287
(注)当連結会計年度において、Macro Kiosk Berhadの支配を喪失したことに伴い、同社が保有していた現金及び現金
同等物控除後の株式の譲渡による純支出△968,256千円は、連結キャッシュ・フロー計算書上、投資活動によるキ
ャッシュ・フロー「連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出」に表示しております。
d.支配の喪失を伴う資産及び負債
支配の喪失を伴う資産及び負債は、以下のとおりです。
(単位:千円)
株式譲渡完了日
(2020年5月18日)
現金及び現金同等物 968,256
売掛金 1,266,351
上記以外の資産 341,565
買掛金 △1,699,085
上記以外の負債 △391,285
合計 485,801
25