3769 GMOPG 2020-11-11 15:31:00
2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

                           2020年9月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                             2020年11月11日
上 場 会 社 名   GMOペイメントゲートウェイ株式会社                    上場取引所                 東
コ ー ド 番 号   3769                URL https://www.gmo-pg.com/corp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長       (氏名) 相浦 一成
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長          (氏名) 村松 竜              (TEL) 03-3464-0182
定時株主総会開催予定日      2020年12月20日 配当支払開始予定日               2020年12月21日
有価証券報告書提出予定日 2020年12月21日
決算補足説明資料作成の有無       : 有
決算説明会開催の有無          : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
 
                                                                                                       (百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の連結業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績                                                                                       (%表示は対前期増減率)
                                                                                       親会社の所有者に      当期包括利益
                売上収益              営業利益               税引前利益                当期利益         帰属する当期利益        合計額
               百万円         %      百万円       %        百万円         %       百万円         %   百万円  %                百万円            %
    2020年9月期   33,046 22.7      10,388     8.6       10,989 18.2         7,693 52.3         7,624 44.7         8,258    86.6
    2019年9月期   26,922    -       9,562       -        9,297    -         5,052 19.0         5,267 23.8         4,426   △27.3
     
               基本的1株当たり             希薄化後    親会社所有者帰属持分                               資産合計                  売上高
                 当期利益             1株当たり当期利益    当期利益率                                税引前利益率                営業利益率
                           円 銭                   円 銭                         %                    %                      %
    2020年9月期             103.62              101.04                        26.2                  6.6                   31.4
    2019年9月期              71.61               70.09                        20.5                  7.2                   35.5
(参考) 持分法による投資損益(△は損失)             2020年9月期                     517百万円             2019年9月期                △19百万円
 
(注)2020年9月期にMacro Kiosk Berhadが連結除外されたため、同社の事業を非継続事業に分類しております。これにより、売上収益、営業
    利益及び税引前利益は非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しております。なお、対応する2019年9月期についても同様に組み替え
    て表示しているため、これらの対前期増減率は記載しておりません。当期の営業利益10,388百万円は、2019年11月12日付「2019年9月期
    決算短信」にて公表した前連結会計年度の営業利益8,301百万円と比較すると前年同期比25.1%増となっております。非継続事業の詳細は、
   【添付資料】25ページ「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」をご参照ください。
(2)連結財政状態
                                                         親会社の所有者に                   親会社所有者             1株当たり親会社
                 資産合計                   資本合計
                                                          帰属する持分                    帰属持分比率              所有者帰属持分
                         百万円                     百万円                     百万円                      %                    円 銭
    2020年9月期            192,022              33,453                      31,734                 16.5               431.25
    2019年9月期            139,990              27,539                      26,494                 18.9               360.17
 
(3)連結キャッシュ・フローの状況
                営業活動による                   投資活動による                         財務活動による                現金及び現金同等物
               キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー                       キャッシュ・フロー                  期末残高
                                百万円                        百万円                          百万円                            百万円
    2020年9月期                   49,188                    △4,493                         △785                       95,830
    2019年9月期                    1,311                       858                         7,959                      52,013
 
2.配当の状況
                                                                                                             親会社所有者
                                         年間配当金                                       配当金総額        配当性向
                                                                                                            帰属持分配当率
                                                                                      (合計)         (連結)
               第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                        期末              合計                                  (連結)
                  円 銭    円 銭    円 銭                            円 銭           円 銭        百万円               %         %
   2019年9月期         0.00          0.00           0.00          36.00         36.00      2,674           50.3            10.3
   2020年9月期         0.00          0.00           0.00          52.00         52.00      3,863           50.2            13.1
2021年9月期(予想)
 
                    0.00          0.00           0.00          54.00         54.00                      50.1
 
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
                                                       (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                                                         親会社の所有者に 基本的1株当たり
                 売上収益              営業利益               税引前利益                 当期利益         帰属する当期利益   当期利益
                百万円        %      百万円            %      百万円          %      百万円        %  百万円   %       円 銭
 第2四半期(累計)     19,115    23.4      6,492   38.5        6,240     18.9       3,899    12.9     3,856     13.1             52.41
    通 期        39,792    20.4     12,985   25.0       12,426     13.1       8,042     4.5     7,930      4.0            107.78
(注)売上収益、営業利益及び税引前利益は継続事業の金額を表示しており、対前期増減率は継続事業に組替えた前期実績に基づいて計算して
   おります。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                                                 : 無
         新規    -社 (社名)                               、 除外     -社 (社名)
 

 
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
  ① IFRSにより要求される会計方針の変更                                      : 有
     ②    ①以外の会計方針の変更                                        : 無
     ③    会計上の見積りの変更                                         : 無
 
(注)詳細は、【添付資料】 19ページ「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ③重要な会計方針」をご覧くださ
   い。
 
(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                         2020年9月期       74,301,000株   2019年9月期       74,301,000株

     ②    期末自己株式数                             2020年9月期         714,781株    2019年9月期            739,281株

     ③    期中平均株式数                             2020年9月期       73,579,725株   2019年9月期       73,562,191株
 
(注)期末自己株式数には、役員報酬BIP信託及び株式給付信託(J-ESOP)の所有する当社株式が含まれております(2019年9月期                                 734,205株、
   2020年9月期 709,705株)。
 
 

(参考) 個別業績の概要
1.2020年9月期の個別業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)個別経営成績                                                                         (%表示は対前期増減率)
                         売上高                営業利益               経常利益                   当期純利益
                         百万円        %       百万円         %       百万円          %         百万円           %
    2020年9月期         18,885       15.5      6,781     15.6      7,936      18.5        5,323      20.6
    2019年9月期         16,348       15.6      5,867     51.6      6,700      42.7        4,416      11.7
 

                    1株当たり                  潜在株式調整後
                    当期純利益                1株当たり当期純利益
                                 円 銭                 円 銭
    2020年9月期                     72.36               69.27
 
    2019年9月期                     60.04               57.32
 
(2)個別財政状態
                         総資産                純資産              自己資本比率                1株当たり純資産
                                百万円                 百万円                      %                    円 銭
    2020年9月期                   134,678              25,856                 19.2                 351.37
    2019年9月期                    97,261              22,409                 23.0                 304.64
(参考) 自己資本     2020年9月期          25,856百万円     2019年9月期          22,409百万円
(注)個別業績における財務数値については、日本基準に基づいております。




 
    ※    決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        1.上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の
          業績等は、業況の変化等により上記予想数値と異なる場合があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての
          注意事項等については、   【添付資料】9ページ「1.経営成績等の概況(5)今後の見通し」をご参照ください。
        2.当社は、2020年11月12日にアナリスト・機関投資家向け決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容については、当日使用
          する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
                     GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


○添付資料の目次

  1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
   (1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
   (2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 7
   (3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 8
   (4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… 8
   (5)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 9
  2.経営方針……………………………………………………………………………………………… 10
   (1)会社の経営の基本方針………………………………………………………………………… 10
   (2)目標とする経営指標…………………………………………………………………………… 10
   (3)優先的に対処すべき課題……………………………………………………………………… 11
  3.会計基準の選択に関する基本的な考え方………………………………………………………… 11
  4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………12
   (1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………12
   (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………14
   (3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………16
   (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………17
   (5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………19
   (6)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………19
     ① 報告企業 ………………………………………………………………………………………19
     ② 作成の基礎 ……………………………………………………………………………………19
     ③ 重要な会計方針 ………………………………………………………………………………19
     ④ 現金及び現金同等物 …………………………………………………………………………22
     ⑤ 営業債権及びその他の債権 …………………………………………………………………22
     ⑥ 関係会社預け金 ………………………………………………………………………………22
     ⑦ セグメント情報 ………………………………………………………………………………22
     ⑧ 1株当たり情報 ………………………………………………………………………………24
     ⑨ 非継続事業 ……………………………………………………………………………………25




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                        GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。
 なお、2020年5月18日に、Macro Kiosk Berhadが当社グループの連結範囲から除外されたため、当連結会計年度の
 第3四半期連結会計期間より、当社グループの連結財務諸表上、Macro Kiosk Berhadの事業を非継続事業に分類し
 ております。これにより、売上収益、営業利益及び税引前利益は非継続事業を除いた継続事業の金額で表示してお
 り、対応する前連結会計年度につきましても同様に組み替えて記載しております。


  ①連結経営成績の概況
   当連結会計年度(2019年10月1日~2020年9月30日)の業績は、以下のとおりです。
                                                              (単位:千円)
                       前連結会計年度             当連結会計年度
                     (自 2018年10月1日       (自 2019年10月1日       増減率(%)
                      至 2019年9月30日)       至 2020年9月30日)
   売上収益                     26,922,718          33,046,404        22.7

   営業利益                      9,562,791          10,388,667         8.6

   税引前利益                     9,297,105          10,989,321        18.2

   親会社の所有者に帰属する
                             5,267,465           7,624,148        44.7
   当期利益


   a.売上収益
    売上収益は33,046,404千円(前年同期比22.7%増)となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
    の感染拡大は、旅行・チケットサービス等の一部業種や対面決済加盟店の取扱高減少があったものの、巣籠
    需要の増加により全体としては限定的な影響となりました。
    オンライン課金分野・継続課金分野におけるEC市場の順調な成長に加え、対面分野においても当社グループ
    のサービス提供を拡大したことにより、決済代行事業が増収となりました。後払い型の決済サービス「GMO後
    払い」の取扱高が好調に推移し、金融関連事業も増収となりました。決済代行事業の売上収益は23,037,620
    千円(前年同期比22.5%増)、金融関連事業の売上収益は9,416,169千円(前年同期比25.9%増)、決済活性
    化事業の売上収益は602,024千円(前年同期比4.9%減)となりました。詳細については、「1.経営成績等
    の概況(1)当期の経営成績の概況     ②セグメントの業績状況」に記載しております。


    新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の今後の当社グループ業績への影響については、「1.経営成績等
    の概況(5)今後の見通し」に記載しております。




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品目別売上収益は、以下のとおりです。
                                                            (単位:千円)
                    前連結会計年度              当連結会計年度
     品目別          (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日       増減率(%)
                  至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
イニシャル
                          1,392,018            2,380,734        71.0
(イニシャル売上)
ストック
                          4,899,278            5,709,969        16.5
(固定費売上)
フィー
                          7,391,633            8,931,712        20.8
(処理料売上)
スプレッド
                         13,239,788           16,023,987        21.0
(加盟店売上)

合計                       26,922,718           33,046,404        22.7


b.営業利益
 営業利益は10,388,667千円(前年同期比8.6%増)となり、当連結会計年度の業績予想を上回る結果となりま
 した。当連結会計年度の営業利益は、2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した前連結会計
 年度の営業利益8,301,220千円と比較すると前年同期比25.1%増となっており、当社グループが経営目標とし
 て掲げる25%の営業利益成長を達成しております。
 決済代行事業のセグメント利益(営業利益)は11,581,232千円(前年同期比15.4%増)となり、金融関連事
 業のセグメント利益(営業利益)は1,799,806千円(前年同期比8.8%減)、決済活性化事業のセグメント利
 益(営業利益)は77,496千円(前年同期比29.8%減)となりました。
 新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大により、事業活動面においては、2020年1月よりリモートワー
 クによる在宅勤務体制を継続しておりますが、生産性や効率性における特段の低下は見られておらず、営業
 利益に重要な影響を与えるものはありません。


c.税引前利益
 税引前利益は10,989,321千円(前年同期比18.2%増)となり、当連結会計年度の営業利益が前年同期比8.6%
 増だったのに対し、税引前利益が前年同期比18.2%増となりました。これは主に投資事業組合運用益301,381
 千円により金融収益が336,467千円(前年同期は43,062千円)発生したこと、持分法による投資利益が
 517,217千円(前年同期は持分法による投資損失19,255千円)発生したことによるものです。


上記a.~c.の他、Macro Kiosk Berhadの事業を非継続事業に分類したことにより、当連結会計年度の非継続事
業からの当期損失は179,198千円(前年同期は1,200,593千円)となりました。詳細については、「4.連結財
務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」に記載しております。




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②セグメントの業績状況
 セグメントの業績は以下のとおりです。
                                                              (単位:千円)
                      前連結会計年度              当連結会計年度
    セグメント別          (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日       増減率(%)
                    至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
決済代行事業
 売上収益                      18,811,705           23,037,620         22.5
 セグメント損益(△は損失)             10,031,752           11,581,232         15.4
金融関連事業
 売上収益                       7,478,106            9,416,169         25.9
 セグメント損益(△は損失)              1,972,558            1,799,806        △8.8
決済活性化事業
 売上収益                         632,906              602,024        △4.9
 セグメント損益(△は損失)                110,392               77,496       △29.8
調整額
 売上収益                             -               △9,410              -
 セグメント損益(△は損失)            △2,551,911           △3,069,868             -
合計
 売上収益                      26,922,718           33,046,404         22.7
 セグメント損益(△は損失)              9,562,791           10,388,667          8.6


 a.決済代行事業
  決済代行事業については、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、
  金融機関・金融サービス事業者等に向けた支援サービスの拡大に取り組んでおります。
  オンライン課金分野・継続課金分野においては、EC市場の順調な成長のもと、特に大手加盟店の開拓やEC以
  外の幅広い事業者における当社グループのサービス利用の拡大に注力いたしました。
  当連結会計年度における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、当連結会計年度中での収益
  化を目指していた新規プロジェクトの遅延等が発生したほか、オンライン課金分野・継続課金分野において、
  旅行・チケット等一件あたりの決済処理金額が大きい一部事業者の収益にマイナスの影響を与えていること
  から、決済処理金額は前年同期比22.6%増となりました。一方で、EC市場及びキャッシュレス決済の拡大に
  より少額決済が増加傾向にあることに加え、巣籠需要拡大に伴う日用品、デジタルコンテンツや公金・公共
  料金等の決済増加も反映し、決済処理件数は決済処理金額の成長率を上回る前年同期比43.2%増と好調に推
  移し、当分野における売上収益の増加に貢献いたしました。
  対面分野においては、感染拡大に伴う実店舗での消費減少の影響を受けるものの、2020年5月25日の緊急事
  態宣言解除後は徐々に回復傾向にあります。また、割賦販売法の改正に伴うクレジットカード端末のIC対応
  化需要を取り込み端末販売が好調に推移したことに加え、注力市場である自動精算機や券売機等の無人決済
  市場(Unattended Market)での案件の受注も順調に進捗いたしました。
  以上の結果、売上収益は23,037,620千円(前年同期比22.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は
  11,581,232千円(前年同期比15.4%増)となりました。




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b.金融関連事業
 金融関連事業(マネーサービスビジネス:MSB)については、加盟店のニーズに応える入金サイクルを設定
 し、キャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、決済データ等を活用して成長資金を提供する加
 盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外事業者に向けたレンディングサービス、
 送金サービス等のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」を提供し
 ております。
 当連結会計年度においては、決済サービスである「GMO後払い」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
 の感染拡大が一部事業者に影響を与えているものの巣籠需要の拡大に伴い順調に推移し、海外事業者に向け
 たレンディングサービスや「GMO BtoB 早払い」、「GMO BtoB 売掛保証」も伸長いたしました。送金サービ
 スは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により中止になったイベント等のチケット代金の返
 金需要に対する利用が増加したため伸長し、また早期入金サービスも当連結会計年度では前年同期比で増収
 となりました。
 以上の結果、売上収益は9,416,169千円(前年同期比25.9%増)となりました。セグメント利益(営業利益)
 については、前年同期において信用リスクの低減に関する様々な企業努力により費用を低い水準に抑制して
 いるものの、前年同期に生じた一時的な費用の減少が発生していないことや一部サービスの売上収益減少の
 影響により、セグメント利益(営業利益)は1,799,806千円(前年同期比8.8%減)となりました。


c.決済活性化事業
 決済活性化事業については、商品の売れ行きを確認しながら広告運用や分析を行い当社グループ加盟店の売
 上向上に繋げるマーケティング支援サービスや、医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理シ
 ステム「メディカル革命 byGMO」を提供する連結子会社のGMO医療予約技術研究所株式会社のサービス等を提
 供しております。
 当連結会計年度においては、マーケティング支援サービスは事業再構築により減収となっておりますが新型
 コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響によるEC市場の拡大に伴いインターネット広告への需
 要が高まっていることから、今期の計画を上回る進捗となっております。
 以上の結果、売上収益は602,024千円(前年同期比4.9%減)となり、セグメント利益(営業利益)は77,496
 千円(前年同期比29.8%減)となりました。
 なお、当社は2020年5月18日に、当社が当社子会社を通じて保有しておりましたMacro Kiosk Berhadの全株
 式を譲渡したため、連結財務諸表の作成上、同社の事業を非継続事業に分類しております。このため、当セ
 グメントにおいて、売上収益、セグメント利益(営業利益)については、非継続事業を除いた継続事業の金
 額を記載しております。また、前年同期からの増減比率の記載にあたっても、前年同期実績を同様に組み替
 えております。
 詳細については、「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ⑨非継続事業」に
 記載しております。




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    各セグメントにおいて提供する主なサービス及び会社は、以下のとおりです。

     セグメント      提供する主なサービス                 主な会社

                 決済代行サービス        GMOペイメントゲートウェイ株式会社

              (オンライン課金・継続課金)     GMOイプシロン株式会社(連結子会社)
    決済代行事業
                 決済代行サービス
                                 GMOフィナンシャルゲート株式会社(連結子会社)
                   (対面)

                  GMO後払い         GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社)

                                 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
                  送金サービス
                                 GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

    金融関連事業                       GMOペイメントゲートウェイ株式会社
              トランザクションレンディング
                                 GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

                                 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
                 早期入金サービス
                                 GMOイプシロン株式会社(連結子会社)


    決済活性化事業   マーケティング支援サービス      GMOペイメントゲートウェイ株式会社


 




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(2)当期の財政状態の概況
  資産、負債及び資本の概況
   a.資産
    当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ52,032,022千円増加し、192,022,622千円
    となりました。これは主に現金及び現金同等物の増加43,817,359千円、未収入金の増加2,018,748千円、有形
    固定資産の増加3,197,283千円、その他の金融資産の増加2,906,701千円によるものであります。
    「4.連結財務諸表及び主な注記(6)連結財務諸表に関する注記事項 ④ 現金及び現金同等物」に記載し
    たとおり、当連結会計年度末の現金及び現金同等物には関係会社預け金が950,000千円含まれており、連結財
    政状態計算書上の関係会社預け金5,000,000千円と合わせると、関係会社預け金の残高は5,950,000千円とな
    っております。これはGMOインターネットグループがグループ全体で資金運用を行うために導入しているキャ
    ッシュマネジメントシステム(以下、「CMS」という。)を利用し、手元資金を預け入れたものです。そのた
    め、当社グループにおいて事業の進捗に伴って資金需要が増大した際には、CMSの返済期日が到来していなく
    ても、所定の日数より前に申請することで、随時資金を引き出すことが可能です。


   b.負債
    当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ46,117,805千円増加し、158,569,106千円
    となりました。これは主に当連結会計年度における決済処理金額増加に伴う預り金の増加36,224,839千円の
    他、未払金の増加3,267,582千円、借入金の増加1,732,700千円、その他の金融負債の増加3,081,657千円によ
    るものです。


   c.資本
    当連結会計年度末における資本の残高は、前連結会計年度末に比べ5,914,217千円増加し、33,453,515千円と
    なりました。これは主に当期利益7,693,400千円、その他の包括利益565,404千円を計上したことにより増加
    した一方、剰余金の配当2,648,221千円により減少したものです。




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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
    キャッシュ・フローの概況
     当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、期首残高に比べ43,817,359千円
     増加し、95,830,807千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローは以下のとおりです。


     a.営業活動によるキャッシュ・フロー
       営業活動の結果得られた資金は49,188,824千円(前年同期は1,311,644千円の獲得)となりました。これは主
       に棚卸資産の増加1,233,718千円、未収入金の増加2,019,481千円、法人所得税の支払額3,041,766千円により
       資金が減少したものの、税引前利益10,989,321千円、未払金の増加3,429,921千円、預り金の増加36,225,413
       千円により資金が増加したものです。


     b.投資活動によるキャッシュ・フロー
       投資活動の結果使用した資金は4,493,307千円(前年同期は858,000千円の獲得)となりました。これは主に
       無形資産の取得による支出1,508,408千円、その他の金融資産の取得による支出1,153,708千円、連結範囲の
       変更を伴う子会社株式の売却による支出968,256千円により資金が減少したものです。


     c.財務活動によるキャッシュ・フロー
       財務活動の結果使用した資金は785,107千円(前年同期は7,959,019千円の獲得)となりました。これは主に
       短期借入金の純増減額3,000,000千円により資金が増加したものの、長期借入金の返済による支出1,267,300
       千円、配当金の支払額2,648,164千円により資金が減少したものです。
 
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
    当社は、将来の事業展開と企業体質の強化のために必要な内部留保を継続すると共に、株主に対する安定した利益
    還元も継続していくことを経営の重要課題と考えております。
    当期の配当については、2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した2020年9月期の期末配当金の予
    想を1株当たり42円と予定しておりましたが、当期の業績が業績予想として開示した数値を上回る見込みとなった
    ことから、株主の皆様への利益還元を鑑み、期末配当金を従来予想より1株につき10円増配し、52円に修正するこ
    とを予定しております(注)。
    次期の配当については、好調な事業計画を踏まえ、配当開始以来の連続増配を継続することにより一層の株主還元
    強化を図り、中長期的な企業価値の向上に資するべく、1株当たり配当金は54円を予想しております。
    内部留保資金は、引き続き企業体質の強化及び積極的な事業展開に有効に活用していく所存であります。
    なお、配当予想修正の内容は以下のとおりです。
                                             年間配当金
                  第1四半期末       第2四半期末        第3四半期末      期末       合計
      前回予想              円銭          円銭           円銭        円銭       円銭
(2019年11月12日発表)         0.00        0.00         0.00     42.00    42.00
     今回修正予想                -             -           -    52.00    52.00
      当期実績              0.00        0.00         0.00
       前期実績
                        0.00    0.00   0.00               36.00    36.00
    (2019年9月期)
    (注)本件は、2020年11月24日開催予定の当社取締役会に付議する予定です。




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                        GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


(5)今後の見通し
  当社グループの事業が主として立脚する電子商取引(EC)市場は、物販の消費者向け(BtoC)EC市場がスマートフ
  ォンの利便性の高まりや物流の改革など外部環境の変化が好影響を及ぼし高成長を継続しております。また、企業
  間取引(BtoB)のEC化や個人間取引(CtoC)のEC化など、ECの領域自体も拡大しております。加えて、物販以外の
  サービス領域や、公共料金・税金などの公金、医療等の生活に密着した分野などにおける決済のオンライン化も着
  実に進行しております。一方、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が立脚する対面市場において
  は、クレジットカード及びそれ以外の手段も含めた決済のキャッシュレス化推進が見込まれており、新たなビジネ
  スチャンスが生まれると共に、当社グループの事業領域もますます拡大する見込みとなっております。
  2021年9月期については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな拡大に伴う民間消費全般の低迷による
  影響を受ける可能性はあるものの、当社グループの事業自体は様々な業種の加盟店にサービスを提供しておりマク
  ロ経済の影響を受けにくい特徴があることに加え、決済のオンライン化、キャッシュレス化の流れが後押しされる
  状況にもあることから、当社グループの売上収益に対する影響は現時点では軽微と判断しております。引き続き、
  大手及び成長性のある加盟店や金融機関等の開拓、大型案件の獲得に加え、DXプラットフォームのサービス拡大や
  次世代決済プラットフォーム「stera」など新規サービスの早期収益化により、全てのセグメントにおいて売上収
  益の拡大を見込んでおります。
  2021年9月期の通期連結業績予想については、売上収益39,792百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益12,985百
  万円(前年同期比25.0%増)、税引前利益12,426百万円(前年同期比13.1%増)、当期利益8,042百万円(前年同
  期比4.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益7,930百万円(前年同期比4.0%増)を見込んでおります。




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                        GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
 当社グループは、『社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する』を経営理念としておりま
 す。
 ■市場を開拓・創造する強い意思と誠実かつ公明正大な事業展開により、社会の進歩発展に貢献します。
 ■同志とは、信じあえる高潔な役職員、お客様、及びお取引いただいている事業関連者を指します。
 ■当社役職員は、豊かな心、真の問題解決力、高い専門性を発揮し、お客様と価値の交換を行う事により、心物両面
 の豊かさを追求します。
 この経営理念に基づいて当社グループは、日本の決済プロセスのインフラとなり、消費者と事業者にとって安全で便
 利な決済の実現に貢献することを使命と考え、以下を基本方針として事業を推進しております。
 ・時流への適応
  先進性 製品の技術的優位性の確保に努めます。
  柔軟性 成長市場でのスピード感のある提案活動を実践します。
 ・存在価値の確立
  独自性 お客様視点のサービスを通じて存在意義の確保に努めます。
  収益性 収益性向上の追究により競合他社を圧倒し業界での地位を揺るぎないものといたします。
  自主性・教育 自己完結度の高いビジネスマンを目指し、成果、姿勢、マインド全ての面で見本となります。
 ・利益の条件の追求
  社会性 健全なビジネスに徹し、多様な決済手段における未開拓市場を積極的に開拓し続けます。
  合理性 経済合理性を常に念頭に置き公平な立場で経営判断を迅速に下していきます。
 ・株主への責務
  資本効率を意識し株主価値の向上に努めます。積極的なIR活動を行い、株主及び投資家の皆様向けに適宜、適切な
  情報提供を行います。


(2)目標とする経営指標
 当社グループは、経営指標として25%の営業利益成長を重視しております。
 当社グループは25%の営業利益成長を継続するための投資を中長期的に行っており、当連結会計年度については、
 2019年11月12日付「2019年9月期決算短信」にて公表した前連結会計年度の営業利益(8,301百万円)と比較した営
 業利益成長率は25.1%となりました。2021年9月期の営業利益成長率も25.0%を見込んでおります。
 当社グループは電子商取引(EC)市場を中心としたオンライン決済インフラを担う企業として、より安全で便利なEC
 環境を創造し、日本のEC化率の向上及び当社事業展開国・地域でのEC拡大に貢献してまいります。また、さらに新事
 業の展開、事業パートナー会社との業務・資本提携、子会社設立、並びに海外事業展開等により事業規模の拡大に努
 めてまいります。




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(3)優先的に対処すべき課題
 ①情報セキュリティの強化
  当社グループは、クレジットカード等の決済代行サービスを主とした事業を行っているため、クレジットカード情
  報などの重要な情報を管理しております。
  情報流出を防止するため、リスク管理体制強化の一環として、当社グループ事務所全てを対象範囲として、情報セ
  キュリティ管理のグローバル・スタンダード基準とされるISO/IEC 27001:2013(国内規格JIS Q 27001:2014)への
  適合認証を、上場決済代行サービス会社として初めて取得しております。これにより、当社グループの情報セキュ
  リティマネジメントシステムが、厳格な国際基準に準拠し適切で安全であることと客観的に判定されております。
  また、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定
  した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準PCI DSSについては、2008年12月に最初の認証を取得
  した後、年次での再認証監査を11回経た上で、2019年12月に最新の認証を取得しております。
  個人情報の取扱いに関しては、日本工業規格「JIS Q 15001:2006個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」
  に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定するプライバシーマー
  クを取得しており、法律への適合性に加え、自主性により高いレベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立
  及び運用しております。


 ②システム開発力の強化
  当社グループは、事業分野においてインターネットと深く係わり合っており、競争力のある製品をお客様に提供す
  るためには、その技術やサービスをタイムリーに採用していくことが重要と認識しております。
  現状では、内部人員でシステム環境の変化やお客様の要望を吸収しシステムの設計を行い、外部にプログラミング
  を委託し効率よく質の高いサービスを提供すべく対応しております。高度な技術を有した開発要員の確保を継続
  し、更なるシステム開発力とサービス強化に努めてまいります。


 ③業務提携型ビジネスの強化
  当社グループは、安定的成長を確保するため、加盟店を多数抱える企業・各決済事業者・ECサイト構築支援事業者
  などに対し相互が利益享受可能な業務提携を確立し、効率的な加盟店獲得を進めていくことが不可欠と認識してお
  ります。
  このような形態のビジネスは当社グループの営業上の特徴であり、今後も業務提携型ビジネスを積極的に推進し、
  その進捗管理には経営陣が責任を持って対応いたします。


 ④事業ポートフォリオの拡大
  当社グループは、経営戦略として、消費者向け電子商取引(BtoC EC)を中心に、公金・公共料金やサービスコマ
  ース、BtoB及びCtoC EC市場におけるオンライン課金、またGMOペイメントサービス株式会社の設立により決済サー
  ビスに進出するなど、常に新しい事業領域の拡大に努めてまいりました。また、海外7か国を拠点とする連結子会
  社を通じ海外展開を強化、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社による対面市場での事業を拡大し、
  経営戦略の実行をさらに推し進めました。今後も決済代行サービスをコアとした多角的な事業ポートフォリオの拡
  張を進め、収益の継続的な拡大に努めてまいります。


3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
 当社グループは総合的な決済関連サービスのグローバル展開に注力しており、財務情報の国際的な比較可能性の向
 上や開示の拡充により、国内外の株主・投資家などの様々なステークホルダーズの皆さまの利便性を高めることを
 目的として、2018年9月期の第1四半期から国際会計基準(IFRS)を任意適用しております。




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4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
                                                            (単位:千円)
                                 前連結会計年度              当連結会計年度
                     注記
                                (2019年9月30日)         (2020年9月30日)
資産
 流動資産
   現金及び現金同等物         ④                  52,013,447          95,830,807
   営業債権及びその他の債権      ⑤                  13,663,112          10,782,296
   前渡金                                  32,496,862          31,039,748
   未収入金                                 21,566,393          23,585,142
   棚卸資産                                    207,280           1,440,999
   関係会社預け金           ⑥                          -            5,000,000
   その他の金融資産                                165,584           1,163,608
   その他の流動資産                                956,398             537,329
   流動資産合計                              121,069,081         169,379,933
 非流動資産
   有形固定資産            ③                     517,509           3,714,793
   のれん及び無形資産                             4,359,129           4,854,253
   持分法で会計処理されている投資                       3,001,692           3,740,933
  営業債権及びその他の債権       ⑤                          -            1,975,100
  関係会社預け金            ⑥                   5,000,000                  -
  その他の金融資産                               4,803,089           6,711,766
  繰延税金資産                                 1,124,014           1,530,494
  その他の非流動資産                                116,082             115,346
  非流動資産合計                               18,921,518          22,642,689
 資産合計                                  139,990,599         192,022,622




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                                 前連結会計年度              当連結会計年度
                     注記
                                (2019年9月30日)         (2020年9月30日)
負債及び資本
 負債
  流動負債
    買掛金                                  4,688,856           4,296,647
    未払金                                 16,118,112          19,385,695
    預り金                                 50,834,374          87,059,213
    借入金                                 15,800,400          18,800,400
    その他の金融負債         ③                     108,534             400,217
    未払法人所得税等                             1,569,616           2,491,098
    引当金                                    396,631             352,812
    その他の流動負債                             2,229,923           3,383,652
    流動負債合計                              91,746,449         136,169,737
  非流動負債
    社債                                  16,745,648          16,814,650
    借入金                                  1,398,700             131,400
    その他の金融負債         ③                     223,363           3,013,338
    引当金                                     35,848             260,843
    繰延税金負債                                  85,604              54,170
    その他の非流動負債                            2,215,686           2,124,966
    非流動負債合計                             20,704,851          22,399,369
  負債合計                                 112,451,301         158,569,106
 資本
  資本金                                    4,712,900           4,712,900
  資本剰余金                                  5,847,480           5,675,561
  利益剰余金              ③                  15,884,444          20,725,465
  自己株式                                 △1,181,846          △1,149,341
  その他の資本の構成要素                            1,231,655           1,769,560
  親会社の所有者に帰属する持分合計                      26,494,633          31,734,145
  非支配持分              ③                   1,044,664           1,719,369
  資本合計                                  27,539,297          33,453,515
 負債及び資本合計                              139,990,599         192,022,622




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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                       (単位:千円)
                              前連結会計年度              当連結会計年度
                       注記   (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日
                             至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
継続事業
 売上収益                               26,922,718           33,046,404
 売上原価                              △7,652,228           △9,199,819
 売上総利益                              19,270,490           23,846,584
 その他の収益                                152,339              159,805
 販売費及び一般管理費                        △9,764,485          △13,424,141
 その他の費用                               △95,552             △193,581
 営業利益                                9,562,791           10,388,667
 金融収益                                   43,062              336,467
 金融費用                                △289,494             △253,029
 持分法による投資損益(△は損失)                     △19,255               517,217
 税引前利益                               9,297,105           10,989,321
 法人所得税費用                           △3,044,095           △3,116,722
 継続事業からの当期利益                         6,253,009            7,872,598


非継続事業
 非継続事業からの当期利益(△は損失)     ⑨          △1,200,593             △179,198
 当期利益                               5,052,416             7,693,400


当期利益の帰属
 親会社の所有者                             5,267,465            7,624,148
 非支配持分                               △215,049                69,252
 当期利益                                5,052,416            7,693,400


1株当たり当期利益(円)
 基本的1株当たり当期利益(△は損失)     ⑧
  継続事業                                  84.74                105.94
  非継続事業                                △13.13                △2.32
  合計                                    71.61                103.62


 希薄化後1株当たり当期利益(△は損失)    ⑧
  継続事業                                  82.84                103.29
  非継続事業                                △12.74                △2.25
  合計                                    70.09                101.04




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                      GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


連結包括利益計算書
                                                     (単位:千円)
                             前連結会計年度             当連結会計年度
                      注記   (自 2018年10月1日       (自 2019年10月1日
                            至 2019年9月30日)       至 2020年9月30日)
当期利益                               5,052,416           7,693,400


その他の包括利益
 純損益に振り替えられることのない項目
  その他の包括利益を通じて公正価値で
                                   △522,171              570,848
  測定する金融資産
  持分法適用会社におけるその他の
                                     △4,912              248,757
  包括利益に対する持分
  純損益に振り替えられることのない
                                   △527,083              819,605
  項目合計
 純損益に振り替えられることのある項目
 在外営業活動体の換算差額                       △11,968            △279,897
 持分法適用会社におけるその他の
                                    △87,187               25,696
 包括利益に対する持分
 純損益に振り替えられることのある
                                    △99,156            △254,201
 項目合計
税引後その他の包括利益                        △626,239              565,404
当期包括利益                             4,426,176           8,258,805


当期包括利益の帰属
 親会社の所有者                           4,630,496           8,187,844
 非支配持分                             △204,320               70,960
 合計                                4,426,176           8,258,805




                            15
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(3)連結持分変動計算書
    前連結会計年度(自     2018年10月1日       至 2019年9月30日)
                                                                                                  (単位:千円)
                                                                                親会社の
                                                                     その他の
                                    資本         利益                               所有者に        非支配
                  注記   資本金                                自己株式        資本の                              資本合計
                                   剰余金        剰余金                               帰属する         持分
                                                                     構成要素
                                                                                持分合計
2018年10月1日時点の残高        4,712,900   5,758,448 12,875,446   △491,893   1,941,305 24,796,206   1,223,811 26,020,018
  会計方針の変更による
  累積的影響額                    -            -    △195,085          -          -    △195,085          -    △195,085
会計方針の変更を反映した
                       4,712,900   5,758,448 12,680,361   △491,893   1,941,305 24,601,121   1,223,811 25,824,933
当期首残高
  当期利益                        -          -    5,267,465         -          -    5,267,465   △215,049   5,052,416
 その他の包括利益                     -          -           -          -    △636,968   △636,968      10,728   △626,239
当期包括利益                        -          -    5,267,465         -    △636,968   4,630,496   △204,320   4,426,176
 自己株式の取得                      -          -           -    △689,952         -    △689,952          -    △689,952
 配当金                          -          - △2,136,041           -          - △2,136,041           - △2,136,041
 その他の資本の構成要素から
                              -          -       72,658         -    △72,658           -          -           -
 利益剰余金への振替
 株式報酬取引                       -      97,243          -          -        △22       97,220     25,172     122,393
 支配継続子会社に対する
                              -     △8,211           -          -          -      △8,211          -      △8,211
 持分変動
所有者との取引額合計                    -      89,032 △2,063,382    △689,952   △72,681 △2,736,984       25,172 △2,711,811
2019年9月30日時点の残高        4,712,900   5,847,480 15,884,444 △1,181,846   1,231,655 26,494,633   1,044,664 27,539,297



    当連結会計年度(自     2019年10月1日       至 2020年9月30日)
                                                                                                  (単位:千円)
                                                                                親会社の
                                                                     その他の
                                    資本         利益                               所有者に        非支配
                  注記   資本金                                自己株式        資本の                              資本合計
                                   剰余金        剰余金                               帰属する         持分
                                                                     構成要素
                                                                                持分合計
2019年10月1日時点の残高        4,712,900   5,847,480 15,884,444 △1,181,846   1,231,655 26,494,633   1,044,664 27,539,297
  会計方針の変更による
                  ③           -          -     △97,243          -          -     △97,243    △38,971    △136,214
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                       4,712,900   5,847,480 15,787,200 △1,181,846   1,231,655 26,397,389   1,005,692 27,403,082
当期首残高
  当期利益                        -          -    7,624,148         -          -    7,624,148     69,252   7,693,400
 その他の包括利益                     -          -           -          -     563,696     563,696      1,707     565,404
当期包括利益                        -          -    7,624,148         -     563,696   8,187,844     70,960   8,258,805
 自己株式の処分                      -      33,085          -      32,504         -       65,590         -       65,590
 配当金                          -          - △2,648,221           -          - △2,648,221           - △2,648,221
 その他の資本の構成要素から
                              -          -       25,454         -    △25,454           -          -           -
 利益剰余金への振替
 株式報酬取引                       -     136,503          -          -        △22      136,480     19,480     155,960
 支配継続子会社に対する
                              -    △32,573           -          -          -     △32,573     454,713     422,139
 持分変動
 連結子会社の売却による変動    ⑨           -    △308,934          -          -          -    △308,934     168,522   △140,412
 その他の増減                       -          -     △63,115          -       △313     △63,429          -     △63,429
所有者との取引額合計                    -    △171,919 △2,685,882      32,504   △25,791 △2,851,088      642,716 △2,208,372
2020年9月30日時点の残高        4,712,900   5,675,561 20,725,465 △1,149,341   1,769,560 31,734,145   1,719,369 33,453,515




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                      GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                      (単位:千円)
                             前連結会計年度             当連結会計年度
                      注記   (自 2018年10月1日       (自 2019年10月1日
                            至 2019年9月30日)       至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前利益                             9,297,105          10,989,321
 非継続事業からの税引前利益(△は損)   ⑨           △1,258,028           △158,338
 減価償却費及び償却費                        1,113,513           1,520,087
 減損損失                                992,503             115,793
 子会社株式売却損益(△は益)       ⑨                   -              172,466
 金融収益及び金融費用(△は益)                     242,889            △65,801
 持分法による投資損益(△は益)                      19,255           △517,217
 棚卸資産の増減額(△は増加)                    △142,743          △1,233,718
 営業債権及びその他の債権の増減
                                   △516,681            △530,571
 (△は増加)
 前渡金の増減(△は増加)                    △10,229,117           1,457,114
 未収入金の増減(△は増加)                    △5,848,540         △2,019,481
 買掛金の増減(△は減少)                        131,302           1,379,751
 未払金の増減(△は減少)                        278,295           3,429,921
 預り金の増減(△は減少)                      9,605,582          36,225,413
 引当金の増減額(△は減少)                       361,036              87,179
 その他の流動負債の増減(△は減少)                 △169,536            1,272,825
 その他                                 312,985             266,551
         小計                        4,189,822          52,391,298
 利息及び配当金の受取額                          48,811              38,529
 利息の支払額                             △65,436            △169,235
 供託金の返還による収入                       3,000,060                  -
 供託金の預入による支出                      △3,120,000            △30,000
 法人所得税の支払額                        △2,741,613         △3,041,766
 営業活動によるキャッシュ・フロー                  1,311,644          49,188,824
投資活動によるキャッシュ・フロー
 拘束性預金の払戻による収入                       689,374                 -
 有形固定資産の取得による支出                    △156,181           △428,158
 無形資産の取得による支出                     △1,356,617         △1,508,408
 投資有価証券の取得による支出                    △204,284           △884,250
 投資有価証券の売却による収入                       40,611                 -
 持分法で会計処理されている投資の取得
                                   △102,248                   -
 による支出
 投資事業組合からの分配による収入                    131,699            405,487
 関係会社預け金の預入による支出                  △5,000,000                 -
 関係会社預け金の払戻による収入                   7,000,000                 -
 その他の金融資産の取得による支出                   △92,867          △1,153,708
 その他の金融資産の売却による収入                      9,220            116,863
 連結範囲の変更を伴う子会社株式の
                      ⑨                   -            △968,256
 売却による支出
 その他                               △100,705            △72,876
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   858,000          △4,493,307




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                      GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信


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                             前連結会計年度              当連結会計年度
                      注記   (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日
                            至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                  11,699,000           3,000,000
 長期借入金の返済による支出                      △800,400          △1,267,300
 自己株式の取得による支出                       △689,952                   -
 配当金の支払額                          △2,134,832          △2,648,164
 非支配株主からの払込みによる収入                          -              431,668
 その他                                △114,795            △301,311
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   7,959,019           △785,107
現金及び現金同等物に係る換算差額                    △148,341             △93,050
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 9,980,323          43,817,359
現金及び現金同等物の期首残高        ④            42,033,124          52,013,447
現金及び現金同等物の期末残高        ④            52,013,447          95,830,807




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(5)継続企業の前提に関する注記
   該当事項はありません。


(6)連結財務諸表に関する注記事項
① 報告企業
  GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (以下、「当社」という。)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取
  引所に株式を上場しております。登記上の本社の住所は東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号です。2020年9月30日
  に終了する当連結会計年度の連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びに
  当社グループの関連会社に対する持分から構成されております。グループの最上位の親会社は、GMOインターネッ
  ト株式会社です。当社グループはクレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、及び決済活性化事業を行っ
  ております(「⑦ セグメント情報」参照)。


② 作成の基礎
 a.連結財務諸表がIFRSに準拠している旨
  当社グループの連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を
  満たすことから、同第93条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。
   
 b.測定の基礎
  当社グループの連結財務諸表は、「③ 重要な会計方針」に記載する会計方針に基づいて作成されております。資
  産及び負債の残高は、別途記載がない限り、取得原価に基づき計上しております。
   
 c.機能通貨及び表示通貨
  当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円(千円単位、単位未満切捨て)で表示しておりま
  す。


③ 重要な会計方針
 当社グループが本連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連
 結財務諸表において適用した会計方針と同一です。


 (非継続事業)
 当社グループでは、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された企業の構成単位で、次のいずれかに該当する
 ものは非継続事業として認識しております。
 ・独立の主要な事業分野又は営業地域を表す。
 ・独立の主要な事業分野又は営業地域を処分する統一された計画の一部である。
 ・転売のみを目的に取得した子会社である。
 非継続事業の税引後損益及び非継続事業を構成する処分グループを処分したことにより認識した税引後の利得又は
 損失は、連結損益計算書において、継続事業とは区分して非継続事業からの当期損益として表示し、過去の期間に
 係る開示もこれに従って修正再表示しております。




 (会計方針の変更)
  当社グループは、当連結会計年度の期首より、以下の基準を適用しております。
       基準書            基準名                   新設・改訂の概要

  IFRS第16号      リース                 リースに関する会計処理の改訂
                法人所得税の税務処理に関する
  IFRIC第23号                         税務処理に関する不確実性について明確化
                不確実性

 それぞれの経過規定に準拠して適用しており、IFRS第16号以外の基準書の適用が連結財務諸表に与える重要な影響
 はありません。


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当社グループは、当連結会計年度より、IFRS第16号「リース」を適用しております。当社グループは、契約の開始
時に、当該契約がリース又はリースを含んだものであるのかどうかを判定しております。契約が特定された資産の
使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを
含んでおります。


借手としてのリース
リースの開始日において、使用権資産及びリース負債を認識しております。使用権資産は開始日において取得原価
で測定しております。開始日後においては、原価モデルを適用して、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累
計額を控除して測定しております。原資産の所有権がリース期間の終了時までに借手に移転する場合又は使用権資
産の取得原価が購入オプションを行使することを反映している場合には、使用権資産を開始日から原資産の耐用年
数の終了時まで減価償却しております。それ以外の場合は、開始日から使用権資産の耐用年数又はリース期間の終
了時のいずれか早い時まで減価償却しております。
リース負債は、開始日において同日現在で支払われていないリース料の現在価値で測定しております。開始日後に
おいては、リース負債に係る金利や支払われたリース料を反映するようにリース負債の帳簿価額を増減しておりま
す。リースの条件変更が行われた場合には、リース負債を再測定し使用権資産を修正しております。
なお、短期リース及び少額資産のリースについてIFRS第16号「リース」第6項を適用し、リース料をリース期間に
わたり定額法により費用認識しております。


IFRS第16号の適用に伴う影響は以下のとおりです。なお、当該会計方針の変更が1株当たり当期利益に与える影響
に重要性はありません。
IFRS第16号の適用にあたっては、契約にリースが含まれているか否かについて、C3項の実務上の便法を選択し、IAS
第17号「リース」(以下、「IAS第17号」という。)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判
断」のもとでの判断を引き継いでおります。適用開始日以降は、IFRS第16号の規定に基づき判断しております。
また、C5項(b)の経過措置を適用し、適用開始の累積的影響額を適用開始日(2019年10月1日)に認識しておりま
す。IFRS第16号への移行により、使用権資産2,354,619千円及びリース負債2,471,727千円を追加的に認識し、その
差額を主に適用開始日の利益剰余金97,243千円及び非支配株主持分38,971千円の減少で認識しております。
リース負債は、適用開始日における残存リース料総額を適用開始日現在の借手の追加借入利子率を用いて割り引い
た現在価値で測定しております。適用開始日に認識したリース負債に適用している借手の追加借入利子率の加重平
均は0.86%です。
使用権資産は、リース負債の当初測定額に前払リース料等を調整した額で当初の測定を行っております。 また、適
用開始日現在の使用権資産にIAS第36号「資産の減損」を適用しております。
なお、使用権資産及びリース負債は、連結財政状態計算書上、それぞれ「有形固定資産」「その他の金融負債」と
して表示しております。
前連結会計年度末現在でIAS第17号「リース」を適用して開示したオペレーティング・リース契約と適用開始日現在
の連結財政状態計算書に認識したリース負債の額との間の調整は、以下のとおりです。


                                             (単位:千円)
 2019年9月30日現在で開示した解約不能オペレーティング・リース契約          2,122,663

 2019年9月30日現在で開示したオペレーティング・リース契約
                                              2,029,098
 (追加借入利子率で割引後)

 非リース構成部分を区分しない実務上の便法の適用                        481,981

 短期リース費用として会計処理                                △39,351

 2019年9月30日現在で認識したファイナンス・リース債務                  328,890

 2019年10月1日現在のリース負債                           2,800,617




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過去にIAS第17号のもとでオペレーティング・リースに分類していたリースにIFRS第16号を適用する際に、IFRS第16
号C10項の実務上の便法を使用しております。
・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用
・適用開始日から12ヶ月以内にリース期間が終了するリースについて、短期リースと同じ方法で会計処理
・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外


IAS第17号を適用してファイナンス・リースに分類されていたリースについて、適用開始日現在の使用権資産及びリ
ース負債の帳簿価額は、IAS第17号を適用して測定した同日直前におけるリース資産及びリース債務の帳簿価額とし
ております。


適用日の影響の他、主に当連結会計年度に開始した契約により、使用権資産を3,149,959千円、リース負債を
3,152,761千円計上した一方、一部の不動産賃貸借契約が普通建物賃貸借契約から定期建物賃貸借契約に変更された
影響により、リース期間の見積変更を行い、使用権資産を2,071,799千円、リース負債を2,058,891千円取り崩して
おります。
以上の結果、当連結会計年度の連結財政状態計算書において、「有形固定資産」2,981,614千円、流動負債の「その
他の金融負債」315,636千円、非流動負債の「その他の金融負債」2,885,317千円がそれぞれ増加しております。な
お、この変更による当連結会計年度の損益に与える影響は軽微です。




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④ 現金及び現金同等物
 現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。
                                                 (単位:千円)
                       前連結会計年度             当連結会計年度
                      (2019年9月30日)        (2020年9月30日)
 現金及び預金                      49,213,447         94,880,807
 関係会社預け金                      2,800,000            950,000
          合計                 52,013,447         95,830,807
  
⑤ 営業債権及びその他の債権
 営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりです。
                                                 (単位:千円)
                       前連結会計年度             当連結会計年度
                      (2019年9月30日)        (2020年9月30日)
 売掛金                          5,663,939          5,187,311
 営業貸付金                        7,514,754          6,040,284
 その他                            590,916          1,628,262
 貸倒引当金                        △106,498            △98,461
          合計                 13,663,112         12,757,396


⑥ 関係会社預け金
 関係会社預け金はGMOインターネットグループのCMSによる預け金であります。


⑦ セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
     当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当
     社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっておりま
     す。
     当社グループは、商品・サービス別の事業部及び子会社を置き、各事業部及び子会社は、取り扱う商品・サー
     ビスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
     従って、当社グループは、上記を基礎とした商品・サービス別セグメントから構成しており、商品・サービス
     の特性及び販売市場の類似性に基づき、複数の事業セグメントを集約したうえで、「決済代行事業」、「金融
     関連事業」及び「決済活性化事業」の3つを報告セグメントとしております。
     各報告セグメント区分の主な商品・サービス又は事業内容は以下のとおりです。
     報告セグメント   主な商品・サービス又は事業内容
     決済代行事業    主にオンライン課金・継続課金の決済代行サービス及び対面の決済代行サービスの提供
     金融関連事業    主に「GMO後払い」、送金サービス等のマネーサービスビジネス、成長資金を融資するト
               ランザクションレンディング、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービ
               スの提供
     決済活性化事業   主に加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスの提供




                                   22
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(2)報告セグメントの情報
   報告されている事業セグメントの会計方針は、連結財務諸表作成の会計方針と同一です。
   当社グループの報告セグメントごとの情報は以下のとおりです。なお、報告セグメントの利益は、営業損益ベ
   ースの数値です。セグメント間の取引は市場実勢価格に基づいております。
   また、「⑨ 非継続事業」に記載のとおり、当社が当社の子会社を通じて保有するMacro Kiosk Berhad の全株
   式を譲渡したことから、従来決済活性化事業に含めていた同社の売上収益及びセグメント損益を非継続事業に
   分類し、セグメント情報から除いております。


  前連結会計年度(自   2018年10月1日    至 2019年9月30日)
                                                                           (単位:千円)
                   決済代行          金融関連        決済活性化                   調整額
                                                          合計                      連結
                    事業            事業           事業                    (注)
売上収益
 外部収益              18,811,705    7,478,106    632,906   26,922,718         -    26,922,718
 セグメント間収益                  -            -          -            -          -            -
        合計         18,811,705    7,478,106    632,906   26,922,718         -    26,922,718
セグメント損益(△は損失)      10,031,752    1,972,558    110,392   12,114,703 △2,551,911    9,562,791
金融収益                       -            -          -            -          -        43,062
金融費用                       -            -          -            -          -     △289,494
持分法による投資損益
                           -            -          -            -          -      △19,255
       (△は損失)
継続事業からの税引前利益               -            -          -            -          -     9,297,105
その他の項目
 減価償却費及び償却費           835,716       46,482      4,928      887,127     71,099      958,226
 減損損失                  -      -     -      -     -          -
(注)セグメント損益の調整額△2,551,911千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用△2,647,787千円及
   びセグメント間取引消去95,875千円です。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。
  


  当連結会計年度(自   2019年10月1日   至 2020年9月30日)
                                                                           (単位:千円)
                   決済代行          金融関連        決済活性化                   調整額
                                                          合計                      連結
                    事業            事業           事業                    (注)
売上収益
 外部収益              23,028,517    9,416,169    601,716   33,046,404         -    33,046,404
 セグメント間収益               9,102           -         307        9,410    △9,410            -
        合計         23,037,620    9,416,169    602,024   33,055,814    △9,410    33,046,404
セグメント損益(△は損失)      11,581,232    1,799,806     77,496   13,458,535 △3,069,868   10,388,667
金融収益                       -            -          -            -          -       336,467
金融費用                       -            -          -            -          -     △253,029
持分法による投資損益
                           -            -          -            -          -       517,217
       (△は損失)
継続事業からの税引前利益               -            -          -            -          -    10,989,321
その他の項目
 減価償却費及び償却費         1,230,150       95,237     22,843    1,348,232    171,839    1,520,071
 減損損失                  -      -     -      -     -          -
(注)セグメント損益の調整額△3,069,868千円は、各報告セグメントに配賦していない全社費用△3,185,835千円及
   びセグメント間取引消去115,966千円です。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等です。




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                    GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769) 2020年9月期 決算短信



⑧ 1株当たり情報
(1)基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
   基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりです。
                                                              (単位:千円)
                                前連結会計年度                 当連結会計年度
                            (自   2018年10月1日          (自  2019年10月1日
                             至   2019年9月30日)          至  2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益(△は損失)                  5,267,465               7,624,148
 継続事業                                    6,233,679               7,794,879
 非継続事業                                   △966,214                △170,731
期中平均普通株式数                             73,562,191株             73,579,725株
基本的1株当たり当期利益(△は損失)                         71.61円                 103.62円
 継続事業                                      84.74円                 105.94円
 非継続事業                                   △13.13円                  △2.32円


(2)希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
   希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりです。
                                                              (単位:千円)
                             前連結会計年度                   当連結会計年度
                           (自 2018年10月1日             (自 2019年10月1日
                            至 2019年9月30日)             至 2020年9月30日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益(△は損失)               5,267,465                 7,624,148
 当期利益調整額                                 46,540                    38,272
希薄化後の普通株主に帰属する当期利益(△は損失)              5,314,005                 7,662,420
 継続事業                                 6,280,219                 7,833,151
 非継続事業                                △966,214                  △170,731
期中平均普通株式数                          73,562,191株               73,579,725株
 希薄化効果の影響
  転換社債型新株予約権付社債                         2,252,371株              2,253,894株
 希薄化効果の調整後                             75,814,562株             75,833,619株
希薄化後1株当たり当期利益(△は損失)                         70.09円                 101.04円
 継続事業                                       82.84円                 103.29円
 非継続事業                                    △12.74円                  △2.25円




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 ⑨ 非継続事業
 当連結会計年度(自    2019年10月1日   至   2020年9月30日)
 a.非継続事業の概要
  当社は、2020年4月30日開催の取締役会において、当社が当社子会社を通じて保有するMacro Kiosk Berhadの全株
  式を譲渡すること(以下、「本株式譲渡」という。)を決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。本株
  式譲渡により、Macro Kiosk Berhadは当社グループの連結範囲から除外されたため、当連結会計年度の第3四半期
  連結会計期間より、当社グループの連結財務諸表上、同社の事業を非継続事業に分類しております。なお、本株式
  譲渡は、2020年5月18日に完了しております。


 b.非継続事業からの損益
  非継続事業からの損益は、以下のとおりです。
                                                                        (単位:千円)
                                           前連結会計年度                当連結会計年度
                                      (自    2018年10月1日          (自 2019年10月1日
                                       至    2019年9月30日)          至 2020年9月30日)
収益                                                  5,206,311              3,858,555
費用(注)                                              △6,464,340             △4,016,892
 非継続事業からの税引前利益(△は損失)                               △1,258,028              △158,338
法人所得税費用(注)                                             57,436                △20,859
 非継続事業からの当期利益(△は損失)                                △1,200,593               △179,198
(注)当連結会計年度において、Macro Kiosk Berhadの全株式を譲渡したことによる売却損が△172,466千円含まれて
   おります。関連する法人所得税費用に重要性はありません。



 c.非継続事業から生じたキャッシュ・フロー
  非継続事業から生じたキャッシュ・フローは、以下のとおりです。
                                                                        (単位:千円)
                                        前連結会計年度                   当連結会計年度
                                      (自 2018年10月1日             (自 2019年10月1日
                                       至 2019年9月30日)             至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー                                     △232,016                431,502
投資活動によるキャッシュ・フロー(注)                                  △118,798                △33,783
財務活動によるキャッシュ・フロー                                      △11,768                △62,431
           合計                              △362,583        335,287
(注)当連結会計年度において、Macro Kiosk Berhadの支配を喪失したことに伴い、同社が保有していた現金及び現金
   同等物控除後の株式の譲渡による純支出△968,256千円は、連結キャッシュ・フロー計算書上、投資活動によるキ
   ャッシュ・フロー「連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出」に表示しております。

 d.支配の喪失を伴う資産及び負債
  支配の喪失を伴う資産及び負債は、以下のとおりです。
                                                (単位:千円)
                                       株式譲渡完了日
                                      (2020年5月18日)

現金及び現金同等物                                             968,256
売掛金                                                 1,266,351
上記以外の資産                                               341,565
買掛金                                                △1,699,085
上記以外の負債                                             △391,285
              合計                                      485,801




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