3750 FRACTALE 2021-11-10 15:00:00
2022年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
証券コード:3750
2022年3月期 第2四半期
決算説明資料
2021年11月10日
INDEX
Ⅰ.FRACTALE株式会社 会社概要 p2
Ⅱ.2022年3月期2Q 決算概要 p4
Ⅲ.サイトリ社の事業進捗 p8
Ⅳ.リアルアセット事業の進捗 p14
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Ⅰ.FRACTALE株式会社 会社概要
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Ⅰ.FRACTALE株式会社 会社概要
会社概要
所在地 東京都千代田区霞が関三丁目5番1号 近鉄霞が関ビル4階
代表者 代表取締役社長 堀江聡寧
設立 2004年10月
サイトリ・セラピューティクス株式会社(再生医療)
ホテル金沢株式会社(ホテル)
主な子会社
フラクタルホスピタリティ株式会社(ホテルオペレーション)
デューイ株式会社(不動産)
メディカル事業 リアルアセット事業
・医療機器の輸出入、販売 ・不動産の販売、賃貸、ファンド運営
・脂肪組織由来再生(幹)細胞を用いた細胞治療の研究 ・ホテル開発、ホテルオペレーション
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Ⅱ.2022年3月期2Q 決算概要
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Ⅱ. 2022年3月期2Q 決算概要
連結業績サマリー
ホテル事業の回復、メディカル事業の費用減少により、前年同期比で増収増益とな
り、売上高は26.5%増、営業損益は306百万円増となった。
[百万円]
2021年3月期2Q 2022年3月期2Q 増減額
売上高 528 668 140
営業利益 △566 △259 306
経常利益 △571 △237 333
親会社株主に帰属
する当期純利益
△119 △34 85
⚫ セルーション遠心分離器およびセルーションセルセラピーキットの販売実績は前期を下回った。
前年同四半期はサイトリ社を当社の完全子会社としたことに伴い、新株予約権に係る株式報酬費
用221百万円が一過性の費用として発生したため営業利益を押し下げる要因となっていた。
⚫ ホテル金沢では、新型コロナウイルス感染症の第5波の影響によりホテル稼働率が再び減少に転
じ、売上高は低調に推移したものの、前年同四半期よりは回復しており、下半期にむけて回復の
基調にある。
⚫ 不動産部門では、軽井沢の保有土地売却および商業ビルの安定した賃料収入を計上。
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Ⅱ. 2022年3月期2Q 決算概要
セグメント別の売上高及び利益または損失
[百万円]
2021年3月期 2022年3月期
増減額 増減の主な要因
2Q 2Q
・セルーション遠心分離器および
メディカル事業 147 100 △47 セルーションセルセラピーキットの
販売が前年を下回って推移
売 リアルアセット事業 380 567 187 ・新型コロナウイルス感染症の影響を
引き続き大きく受けるも、ホテル金
上 ホテル 沢が回復基調にある
高 105 183 77 ・テナントビルの安定的な賃料収入
不動産 274 384 110 ・軽井沢の販売用不動産売却
計 528 668 140
・前期は新株予約権に係る株式報酬費
メディカル事業 △311 △105 205 用211百万円を計上したが今期はなし
リアルアセット事業 △170 △151 18 ・運営するホテルについては、雇用の
営 ホテル
維持を図りつつ、経費圧縮の徹底
業 △276 △189 86 ・テナントビルの安定的な賃料収入
・軽井沢の販売用不動産売却
利 不動産 106 38 67
益
全社又は消去 △84 △5 78
計 △566 △259 306
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Ⅱ. 2022年3月期2Q 決算概要
2022年3月期 連結業績予想
2021年5月14日に公表した通期連結業績予想数値を据え置き。
・メディカル事業が前年度比+72%で増収を計画。不動産事業も増収、増益を計画。
・ホテル事業は新型コロナウイルス感染症の拡大が継続する、前年度比で回復を図るが赤字は継続。
・全体売上高は前年度比44%増の2,000百万円、経常利益は前年度比465百万円増の△280百万円。
[百万円]
2022年3月期 2022年3月期
進捗率
通期予想 2Q実績
売上高 2,000 668 33.4%
営業利益 △180 △259 -%
経常利益 △280 △237 -%
親会社株主に帰属
する当期純利益
△165 △34 -%
<事業計画>
⚫ メディカル事業セグメントでは、セルーション遠心分離器およびセルーションセルセラピーキットの販
売が下半期に回復する前提で売上高は前年度比+72%の増収となる計画。複数の治験費用、承認申請費
用、国内製造拠点の構築費用等の先行費用が発生する計画となり営業損益は赤字を見込む。
⚫ ホテル金沢株式会社単体の計画では、新型コロナウイルス感染症の影響が2021年秋頃まで継続、その後
穏やかに回復していく中でホテル事業の売上高も徐々に回復していく想定。今期売上高は、前年度比で
90%増、今期運営総利益は、前年度比で193百万円の増益を見込んでいる。
⚫ 不動産事業は、保有資産の入れ替えにより開発物件から賃貸物件の比率を高めることで、売上高は前年
並を見込んでいるが、営業損益は前年度比で127百万円の増益を見込んでいる。
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗
サイトリ社の会社概要
社名 サイトリ・セラピューティクス㈱(Cytori Therapeutics K.K.)
所在地 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング7F
代表取締役 白浜靖司郎
代表者
代表取締役 堀江聡寧(FRACTALE㈱ 代表取締役)
設立 2002年11月
決算日 12月31日
株主 FRACTALE株式会社 100%
医療機器の製造・輸出入及び販売、医療機器の修理及び賃貸、幹細胞バンクシステムの導入・運用、
事業内容
脂肪組織由来再生(幹)細胞を用いた細胞治療の研究
<会社沿革> 2012年9月 セルーション、セルセラピーキットの医療機器としての認可
2018年11月 セルセラピーキットの高度管理医療機器(クラスⅢ)としての承認
2019年4月 NASDAQ上場の米国Cytori社からマネジメントバイアウトにより日本法人化
2019年11月 男性の腹圧性尿失禁に関する国内治験の終了(12月に製造販売承認申請の届出)
2020年1月 疼痛・線維症の調節において脂肪組織由来細胞を使用する⽅法について特許登録
2020年3月 肝硬変に関する国内治験の終了
2020年7月 株式交換によるFRACTALE㈱の完全子会社化
2021年3月 肝硬変に関する製造販売承認申請の届出
2021年11月 肝硬変に関する国際特許を出願
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗 –全体-
サイトリ社のビジネスモデル
サイトリ社では、脂肪組織由来再生(幹)細胞 ADRCを活用し、再生医療が患者さんにとって
低価格で身近な治療法となるように取り組んでおります。
大学病院 病院+患者
先端医療拠点
・再生医療新法下での再生医療
・ADRCを使った臨床研究、 ADRC の提供、治療の実施
治験の実施 ・セルーションシステムの販売
・学会等での論文発表
セルーション セルーション
システムの提供 システムの販売
候補先検討中
事業パートナー企業 ノウハウ 再生医療プラット
事業提携 提供 フォーム
・製薬、医療機器、ヘルスケア
・保存可能なADRC細胞バンク
関連企業とのアライアンス
・精製済みADRCを届ける
ADRCセンター構築
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗 -研究-
国内治験の状況
日本発、世界初の国内治験が終了しており、製造販売承認、保険収載を目指しています。
製造販売
臨床研究 治験 保険収載
承認申請
国内治験終了(フェーズⅢ終了)
⚫ 男性腹圧性尿失禁
2015年5月~ 「男性腹圧性尿失禁に対する非培養自己ヒト皮下脂肪組織由来再生(幹)
細胞の傍尿道注入治療の有効性及び安全性を検討する多施設共同非盲検
非対照試験」 (名古屋大学医学部附属病院、他3施設、全4施設)
2019年12月~ 製造販売承認申請中
⚫ 肝硬変(非アルコール性脂肪肝炎)
2017年3月~「肝硬変に対する自己皮下脂肪組織由来再生(幹)細胞の経肝動脈投与による
肝再生療法の有効性及び安全性を検討する多施設共同非盲検非対照試験」
(金沢大学医学部附属病院、大阪医科大学附属病院、全2施設)
2021年3月~ 製造販売承認申請中
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗 -研究-
豊富なパイプライン
海外治験、国内臨床研究に裏付けされたADRCの有効性と安全性データの活用
製造販売
臨床研究 治験 保険収載
承認申請
海外治験
乳房再建 :欧州(RESTORE-2)
急性心筋梗塞 :欧州(APOLLO)(ADVANCE)
慢性心筋虚血 :米国(ATHENA)(ATHENA II)、欧州(PRECISE)
ハムストリング断裂 :米国(RECOVER)
変形性膝関節症 :米国(ACT-OA)
強皮症 :米国(STAR)
製造販売
臨床研究 治験 保険収載
承認申請
国内臨床研究
重症虚血肢 : 名古屋大学医学部附属病院、信州大学医学部附属病院
虚血性心不全 : 金沢大学医薬保険研究域
乳房再建 : 鳥取大学医学部附属病院、湘南鎌倉総合病院
難治性皮膚瘻 : 大阪大学医学部附属病院
他
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Ⅲ.サイトリ社の事業進捗 -研究-
肝硬変及び肝線維化の予防または治療における脂肪組織由来再生細胞に関する
国際特許を2021年11月に出願
サイトリ社が開発したセルーションセルセラピーキットと、セルーション遠心分離器を
使い、患者の皮下脂肪組織から脂肪組織由来再生(幹)細胞(ADRC)を抽出する画期的
な細胞治療技術で、肝硬変および肝線維化の予防または治療における使用のための新規
医薬組成物の創出に関しての国際特許を出願しました。
脂肪組織由来再生(幹)細胞 ADRCによる治療の流れ
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Ⅳ.リアルアセット事業の進捗
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Ⅳ.リアルアセット事業の進捗
ホテル金沢の会社概要
社名 ホテル金沢株式会社
所在地 石川県金沢市堀川新町1番1号(JR金沢駅より徒歩2分)
代表取締役 藤田 晃充
代表者
代表取締役 堀江聡寧(FRACTALE㈱ 代表取締役)
設立 2000年9月 (ホテル竣工 2008年4月)
資本金 90,000,000円
決算日 8月31日
株主 ホテルKANAZAWA合同会社 100%
従業員数 47名 (他、パート24名)
事業内容 ホテル/レストラン/宴会・ブライダル事業
JR金沢駅東口ロータリーに面し、北陸新幹線改札出口から徒歩2分、金沢駅前のシンボルである鼓門を見渡
すことのできるホテルとして、その立地の優位性を生かし、国内外の旅行客だけでなくビジネス利用客にも
利便性を高く評価いただいております。
収容人数2,000人を誇る大宴会場をはじめ、大小11の宴会場・会議室及びチャペル、パーティールームを
有し、小規模な家族宴会、大規模な各種学会にも対応できる石川県を代表するコンベンション施設の保有。
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Ⅳ.リアルアセット事業の進捗
メディカルツーリズムへの展開
ホテル宴会場スペース等の有効活用、 メディカルツーリズムと
一部の業態転換を目指す 医療施設との波及効果を目指す
⚫ ホテルの宿泊業と、再生医療を組み合わせた事業モデルで、“再生医療×宿泊をテーマとしたメディカル
ツーリズム”の事業展開を検討。サービス提供は2022年春頃からを予定。
⚫ 日本の観光資源と、世界で最先端をいく日本の再生医療術を組み合わせた事業モデルが、ホテル業界に
おいても競争優位性を築くことが可能
⚫ サイトリ・セラピューティクス製品は、日帰りでの処理が可能な再生医療システムの特質を有している
ことから、再生医療施設を活用したメディカルツーリズムサービスの展開の検討が可能
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