3747 インタートレード 2019-08-14 15:00:00
業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                2019 年 8 月 14 日
各       位
                              上 場 会 社 名 株式会社インタートレード
                              代 表 者 名 代表取締役社長               西本 一也
                                          (コード番号:3747 東証第二部)
                                          (URL https://www.itrade.co.jp)
                                              :
                              本 社 所 在 地 東 京 都 中 央 区 新 川 一 丁 目 17 番 21 号
                              問 合 せ 先 業務執行役員 小 笠 原 功 二
                              電 話 番 号 0 3 - 4 5 4 0 - 3 0 0 2


                       業績予想の修正に関するお知らせ


 2018 年 11 月 14 日に公表いたしました 2019 年 9 月期(2018 年 10 月 1 日~2019 年 9 月 30 日)の通期
業績予想(以下、「期初計画」)を下記のとおり修正しますので、お知らせいたします。


                                   記


1.2019 年 9 月期通期の業績予想(2018 年 10 月 1 日~2019 年 9 月 30 日)
(1)業績予想の修正


 (連結)                                                  親会社株主
                                                                  1 株当たり
                        売上高        営業利益       経常利益     に帰属する
                                                                  当期純利益
                                                       当期純利益
                           百万円      百万円        百万円       百万円            円 銭
 前回発表予想(A)
                           2,339       △170     △170     △175         △24.35
 今回修正予想(B)                 1,831       △383     △382     △379         △52.74
 増減額(B-A)                  △508        △213     △212     △204
 増減率(%)                    △21.7         ―        ―        ―
 <ご参考>前期実績
                           1,892       △335     △334     △338         △47.04
 (平成 29 年 9 月期通期)


(2)修正の理由
    2019 年 9 月期の通期の業績予想について、金融ソリューション事業、ビジネスソリューション事業、
 ヘルスケア事業のいずれの事業においても売上高、利益共に期初計画を下回る見通しとなりました。
 各セグメントの概況は以下のとおりです。


 (金融ソリューション事業)
    金融ソリューション事業では、来期以降の新ビジネスに向け、これまで培ってきた金融 IT 技術を
 活かし、長期的かつ継続的な利益の創出に向けて、「フィンテック」の分野におけるブロックチェー
 ン技術を活用した金融サービスの事業化に取り組んでおります。
    今期は研究開発に注力したことにより、既存の主力プロダクトの受注活動を計画通り推進できなか
 ったことやライセンス数の減少による影響が大きく、売上高で期初計画を 167 百万円下回る見通しと
                       1
 なりました。
  損益面においても新規事業における『Spider』の機能拡張と付加価値向上の開発や研究に取り組ん
 でおり、また仮想通貨の不正流出事件以降、より高度なセキュリティや組織体制の強化が求められ、
 その対策に想定以上のコストが掛かったため、期初計画を 198 百万円下回る見通しとなりました。


 (ビジネスソリューション事業)
  ビジネスソリューション事業では経営戦略等の意思決定におけるデータマネジメントに有効なプ
 ロダクト「GroupMAN@IT e²」の新規受注や追加開発、企業の IT における課題解決や品質向上を実現
 するサービスであるサポートセンター事業の伸長が貢献し、売上高は前年同期より増収となる 251 百
 万円となる見通しとなりました。しかしながら、当社が提供するサービスの導入は設備投資にあたる
 ため、新規商談先の事業環境等の変化により導入優先度が影響されるケースがあり、期初計画時に予
 定していた案件の受注・売上スキームが変更になったことや受注時期が来期へ延伸したことにより、
 売上高は期初計画を 116 百万円下回る見通しとなりました。


 (ヘルスケア事業)
  ヘルスケア事業では機能性キノコ『IT はなびらたけ』の生産、健康食品や化粧品等の開発及び販売
 を行っております。今期は『IT はなびらたけ』のサイレント型エストロゲン作用が認知され、法人向
 けの OEM や原料販売が堅調に推移し、売上高は前年同期から増収となる 310 百万円となる見通しです。
  しかしながら、期初計画時に予定していた販売計画では、研究開発においてサイレント型エストロ
 ゲン作用を確認し、更にこの有効な作用をもたらす成分同定を今期中と定め、研究成果の発表による
 IT はなびらたけの優位性をアピールし更なる販売の拡大を織り込んでいたものの、研究結果が当初の
 想定より時間を要していることにより期初計画が遅延しました。また新規事業として海外コスメブラ
 ンドと販売代理契約を締結し、日本で独占販売を開始する予定でしたが、契約締結時期が来期以降に
 延伸することから、売上高は期初計画を 225 百万円下回る見通しとなりました。


(3)今後の方針
 減収傾向からの脱却を図るべく、各事業とも新たな顧客獲得に向けた営業活動の強化は早急な課題で
あります。また、体制の見直しも検討し採算性の改善を行っていきます。
 各事業の今後の方針は、それぞれ以下のとおりとなります。


 (金融ソリューション事業)
 これまで機能拡張と付加価値向上のために開発資金を投下してきた『Spider』で、ブロックチェーン
の技術を活用した金融サービスの事業化の早期実現を目指し、これまでの当社の主要顧客先である証券
会社向けサービスだけでなく、新たな金融分野へのプラットフォームの提供を実現していきます


 (ビジネスソリューション事業)
 主要プロダクト「GroupMAN@IT e²」の導入社数も増え、赤字体質から脱却し黒字化が実現しましたが、
さらなる事業拡大に向け、事業環境に左右されない安定収益の確保が重要課題となります。
「GroupMAN@IT e²」の販路拡大、それに伴うエンハンス、サブスクリプション型サービスの展開を目指
していく方針です。



 (ヘルスケア事業)
『IT はなびらたけ』の研究開発でサイレント型エストロゲン作用をもたらす成分を同定し、機能性表示
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食品も視野に入れた商品開発を行っていきます。また、研究成果を販売に繋げるため、IT はなびらたけ
の機能性の PR 強化を行い、認知度向上に努め、消費者への訴求力の高い商品展開を行っていく方針で
す。



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(注)業績予想数値について
 上記に記載した内容は、本リリースを公表した時点において入手可能な情報に基づき判断した見通し
であり、不確定な要素を含んでいます。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる
場合があります。




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