3741 セック 2021-05-26 15:30:00
2021年3月期 決算説明資料 [pdf]

Systems Engineering Consultants Co.,LTD.
           https://www.sec.co.jp/
           銘柄コード︓3741


     2021年3⽉期 決算
        説明資料
            2021年5⽉26⽇

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                          Copyright © 2021 Systems Engineering Consultants Co.,LTD. All rights reserved.
<目次>




 ■ 事業分野
 ■   2021年3⽉期   決算概要
 ■   2022年3⽉期   今期業績⾒通し
 ■ 注⼒分野の状況        (IoT・AI・ロボット)




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事業分野(BF)
    社会の安全と発展に、かけがえのない⼀流のソフトウェア会社となる

    社会の安全(社会インフラ)                      社会の発展(夢の追求)

社会基盤システム                                                            宇宙先端システム

 ⾼度交通システム、防衛、                                              科学衛星や惑星探査機の
 医療、環境エネルギー、                                               搭載システムなど宇宙天⽂
 官公庁向けシステムなど                                               分野、ロボットやAIなど
 社会公共性の⾼い分野の                                               先端分野のソフトウェア
 システムを開発                4つの                                を開発
                     ビジネスフィールド
モバイルネットワーク           (BF・事業分野)                                          インターネット

 キャッシュレス決済端末や                                              ⾮接触IC搭載ソフトウェア、
 ⾞載端末な モバイルデバイス
      ど                                                    IoT関連技術、AR・VR・
 を使ったサービスシステム、                                             MRなどのリアリティ技術、
 次世代技術を使ったエッジデ                                             クラウドシステムなどを
 バイスのソフトウェアを開発                                             開発


                  リアルタイム技術が得意とする分野

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事業分野|社会基盤システム
        世の中をもっと便利に、安全にするソフトウェアを開発
          ⾼度交通システム、防衛関連システム、医療関連システム、
 環境エネルギー関連システム、位置情報管理システム、官公庁向けシステムなどを開発しています。


    ⾼度交通システム        位置情報サービス
                                                       緊急医療⽀援システム
 ETC/VICS(渋滞情報)   (ロードサービス・緊急通報)




   医薬品・医療機器         防衛・官公庁向け                              環境エネルギー
  安全対策⽀援システム          システム                               マネジメントシステム




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事業分野|宇宙先端システム
                 ⼈類の夢を叶えるソフトウェアの開発に挑戦
        科学衛星や惑星探査機の搭載システム、観測データ解析システムなどの開発と、
       次世代ロボットに関する研究開発、サービスロボットシステムの開発をしています。

 衛星搭載システム        スペースデブリ除去衛星          国際宇宙ステーション                           天体望遠鏡制御システム
(ひので、はやぶさ2など)    (フライト制御ソフト開発)       「きぼう」⽇本実験棟実験装置                            (すばる望遠鏡など)




 ロボット標準化技術                            ⾃動制御ソフトウェア                             研究機関向けシステム
(RTミドルウェア、ROS)
                   ⾞両⾃動⾛⾏            (船舶、ドローン、トラクター) (N C 、J X 、⼤学など)
                                                       I T A A




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事業分野|モバイルネットワーク・インターネット
          次世代のエッジデバイスと IoT のソフトウェア
    キャッシュレス決済端末や⾞載端末などモバイルデバイスを使ったサービスシステム、
 IoT関連システム、MRなど次世代技術を使ったエッジデバイスのソフトウェアを開発しています。


                    ⾮接触IC搭載                                       キャッシュレス
  モバイルデバイス搭載機能
                    ソフトウェア                                       モバイル決済端末




   GAME   ⾳楽




  ⾞載インフォテインメント           IoT                                          IoT
                 MR(Mixed Reality)技術
     ソフトウェア      暑熱作業リスク管理システム                                      海中資源管理




                              クラボウ Smartfit for work



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2021年3⽉期
決算概要


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事業環境
                                          2021年3⽉期の事業環境
                 情報サービス業売上⾼前年同⽉⽐推移(経済産業省︓特定サービス産業動態統計)
単位︓%
12.0


10.0


 8.0


 6.0


 4.0


 2.0


 0.0
       4⽉ 5⽉ 6⽉ 7⽉ 8⽉ 9⽉ 10⽉ 11⽉ 12⽉ 1⽉ 2⽉ 3⽉ 4⽉ 5⽉ 6⽉ 7⽉ 8⽉ 9⽉ 10⽉ 11⽉ 12⽉ 1⽉ 2⽉ 3⽉ 4⽉ 5⽉ 6⽉ 7⽉ 8⽉ 9⽉ 10⽉ 11⽉ 12⽉ 1⽉ 2⽉ 3⽉
-2.0


-4.0


-6.0


-8.0


         前年同⽉⽐の⽉別売上⾼は、2020年8⽉以降、1⽉を除いて減少しており、新型コロナ
         ウイルス感染症による影響が継続していると推察される。

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2021年3月期総括
売上⾼、営業利益、経常利益の全てで過去最⾼、前年同期⽐で4期連続の増収増益
 売上⾼     ︓6,525百万円     前期⽐   2.9%増
 営業利益    ︓1,011百万円     前期⽐   8.7%増            利益率           15.5%
 経常利益    ︓1,054百万円     前期⽐   5.5%増            利益率           16.2%
 当期純利益   ︓   727百万円    前期⽐   5.8%増

受注⾼、受注残⾼ともに過去最⾼、前年同期⽐で受注⾼は6期連続の増加
 受注⾼     ︓6,744百万円     前期⽐   1.5%増
 受注残⾼    ︓2,564百万円     前期⽐   9.3%増

先端技術を窮め、オープン・イノベーションで事業成⻑を⽬指す
 • 宇宙先端システムBF、社会基盤システムBFの売上⾼⽐率が上昇し、モバイルネットワークBF、
   インターネットBFが減少するなど、需要構造の変化が継続した。
   - 2003年より注⼒してきたロボットの研究開発案件や宇宙天⽂分野の開発案件が増加した宇宙先端システムBFと
     医療分野を含めた官公庁案件が好調な社会基盤システムBFが⼤幅に増加した。
   - モバイルネットワークBFとインターネットBFは、⼤型開発案件の減少や商談状況に迅速に対応した社内資源の
     再配分により減少した。
 • 当初は新型コロナウイルス感染症による影響により受注⾼が前年同期⽐で減少していたが、
   通期では増加に転じ、それ以降の商談状況は回復した。

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損益計算書
            2020年3⽉期    2021年3⽉期          前期⽐                 修正予想(10⽉)                    計画達成率
             (百万円)       (百万円)            (%)                  (百万円)                        (%)

売上⾼            6,343       6,525         102.9                      6,450                    101.2

売上原価           4,568       4,676         102.4                      4,670                    100.1

売上総利益          1,775       1,849         104.2                      1,780                    103.9

販売管理費             844         838            99.3                          860                  97.5

営業利益              930      1,011                                           920
                                         108.7                                               109.9
(営業利益率)       (14.7%)    (15.5%)                                (14.3%)

経常利益              999      1,054                                           960
                                         105.5                                               109.8
(経常利益率)       (15.8%)    (16.2%)                                (14.9%)

当期純利益             687         727        105.8                             670               108.6

売上原価    社員数の増加や待遇向上などにより⼈件費が増加、外注費と仕⼊⾼も増加
        (外注費 20.7億円、前期⽐2.1%増、売上⾼外注⽐率31.8%、前期32.0%)
販売管理費   労務費や採⽤費などが増加したが、研究開発費が減少
        (研究開発費は48百万円で、前期⽐で32.3%減少)
営業外損益   研究開発の補助⾦収⼊がなくなり(前期は20百万円)、受取出向料も減少

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決算業績推移(過去5年)
            4期連続の増収増益で、売上⾼、利益ともに過去最⾼                                                                                 (単位︓百万円)

売上⾼                                                                                                                             利益
7,000                                                                                                                           1,400
                                                                                                           6,525
                                                                              6,343
                                                    5,981
6,000                                                                                                                           1,200

                               5,175                                                                       1,054
                                                                               999                 1,011
5,000                                                                   930                                                     1,000
           4,424                                    889
                                              823
4,000                                                                                                              727          800
                               685                                                     687
                         620                                613
3,000                                                                                                                           600
                                       468
        433 456
2,000                                                                                                                           400
                   314


1,000                                                                                                                           200


   0                                                                                                                            0
        2017年3⽉期         2018年3⽉期              2019年3⽉期                  2020年3⽉期                     2021年3⽉期
                                 売上⾼         営業利益        経常利益           当期純利益



                                                    11
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四半期業績推移(PL)
                      第1四半期は増収減益となったが、第2四半期以降は増収増益
(単位︓百万円)
                                                                                                                                                                        1,834
                                                                                                              1,790
1,800                                                                                                                                                   1,734
                                                  1,682                                       1,663
                                                                                                                                          1,617
                                    1,555                                       1,552
1,600
                      1,450

1,400                                                           1,337                                                       1,338
        1,292


1,200


1,000
                                                                                                                                                                19.2%
                                                                                    16.3%                                                     17.0%
                                                                                                      17.2%
 800                                                                                                                                                                            16.3%
                                            15.3%     15.3%
                          12.0%
                                                                                                                  13.8%
 600            12.0%

                                                                        10.8%
 400                                                                                                                                                            333
                                                                                                      285                                         275                           298
                                            237           256                           253                           247       7.8%
                155           174
 200                                                                    144
                                                                                                                                    104


   0
          18            18           18             19            19              19           19               20            20            20           20               21
          4-6           7-9         10-12           1-3           4-6             7-9         10-12             1-3           4-6           7-9         10-12             1-3

                                                                売上⾼                 営業利益                      営業利益率


                                                                                         12
                                                                                                  Copyright © 2021 Systems Engineering Consultants Co.,LTD. All rights reserved.
 四半期業績推移(受注状況)
    受注⾼は第2四半期を除き過去最⾼、受注残⾼は全ての四半期で過去最⾼
(単位︓百万円)                                                                                               (単位︓百万円)
                                         受注⾼                                                                                                     受注残⾼
 3,000                                                                                                 3,000

                                                                                                                                                                                 2,590 2,601           2,564
                                                                                                                                                         2,539
 2,500                                                                                                 2,500                                                             2,345
                                                                                                                                                 2,227                                         2,252
                                                                                               2,146                                                             2,181
                                 2,051                                                                                                   2,040
                                                                 1,953
 2,000                                           1,864                                                 2,000             1,863
                                                                                                                 1,774
                                                                                                                                 1,672
                 1,539                                                   1,584 1,628
                                         1,523
         1,457
 1,500                   1,364                                                         1,385           1,500
                                                         1,305



 1,000                                                                                                 1,000



  500                                                                                                   500



    0                                                                                                     0
           2019年3⽉期                        2020年3⽉期                         2021年3⽉期                                2019年3⽉期                       2020年3⽉期                         2021年3⽉期

                                  1Q      2Q        3Q           4Q                                                                      1Q       2Q        3Q            4Q




                                                                                                   13
                                                                                                               Copyright © 2021 Systems Engineering Consultants Co.,LTD. All rights reserved.
BF別の状況
      宇宙先端システムBF、社会基盤システムBFが⼤幅に増加
                  2020年3⽉期                                   2021年3⽉期
 ビジネスフィールド       売上⾼     構成⽐            売上⾼                       構成⽐                     前期⽐
                (百万円)    (%)           (百万円)                      (%)                     (%)

 モバイルネットワーク      1,243    19.6                   979               15.0                     78.8

 インターネット         1,226    19.3            1,042                    16.0                     85.0

 社会基盤システム        1,769    27.9            1,987                    30.4                  112.3

 宇宙先端システム        2,104    33.2            2,516                    38.6                  119.6

 合計              6,343   100.0            6,525                 100.0                    102.9


• モバイルネットワークBFは、移動体通信事業者向けのサービス系の開発が増加したが、モバイル決済関連の
  開発が減少
• インターネットBFは、⺠間企業向けの⼤型案件の開発が減少
• 社会基盤システムBFは、交通分野のモバイル決済関連の開発が減少したが、医療を含めた官公庁系の開発が好調
• 宇宙先端システムBFは、⾞両⾃動⾛⾏を含めたロボットの研究開発案件が好調、宇宙天⽂分野の開発も堅調


                             14
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BF別構成比

             宇宙先端システムBFと社会基盤システムBFが拡⼤

                     宇宙先端システムBF                               モバイルネットワークBF
               ⾞両⾃動⾛⾏を含めたロボットの研究開発案件が              移動体通信事業者向けのサービス系の開発が増加、
               好調、宇宙天⽂分野の開発も堅調                     モバイル決済関連の開発が減少




                    需要構造の変化に応じて                              15%
                       柔軟に対応
         20%                           39%                               16%
 33%
              19%
       28%                                             30%


  2020年3⽉期
                                               2021年3⽉期

                     社会基盤システムBF                                    インターネットBF
               交通分野のモバイル決済関連の開発が減少、医療               ⺠間企業向けの⼤型案件の開発が減少
               を含めた官公庁系の開発が増加




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BF別受注状況
                社会基盤システムBFが⼤幅に増加
                  2020年3⽉期                                  2021年3⽉期
ビジネスフィールド      受注⾼     受注残⾼       受注⾼                   前期⽐               受注残⾼                     前期⽐
              (百万円)    (百万円)     (百万円)                  (%)               (百万円)                    (%)

モバイルネットワーク    1,218       299          839               68.9                     159               53.3

インターネット       1,246       293        1,116               89.6                     367           125.2

社会基盤システム      1,841    1,161         2,282           123.9                 1,455                125.4

宇宙先端システム      2,341       591        2,506           107.0                        581               98.3

合計            6,648    2,345         6,744           101.5                 2,564                109.3
            (受注残⾼のうち、今期の売上⾼に貢献するのは2,062百万円、前期(2,014百万円)と⽐較し2.4%の増加)


• モバイルネットワークBFは、モバイル決裁関連の開発案件が減少したため、受注⾼は⼤幅に減少
• インターネットBFは、⺠間企業向けの⼤型開発が減少したため、受注⾼は減少
• 社会基盤システムBFは、官公庁案件が増加したため、受注⾼は⼤幅に増加
• 宇宙先端システムBFは、ロボットの研究開発案件や宇宙天⽂分野の開発が増加したため、受注⾼は増加


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期末貸借対照表
                                                                             (単位:百万円)

               2020年3⽉末⽇      2021年3⽉末⽇                                     増減

 流動資産              5,843                 6,159                                        316

 固定資産              1,670                 1,775                                        104

 流動負債              1,167                 1,220                                            53

 固定負債                   96                      138                                       42

 純資産               6,251                 6,575                                        324

 総資産               7,514                 7,935                                        420

 ⾃⼰資本⽐率            83.2%                 82.9%                                 ▲0.3%

 流動⽐率             500.7%             504.6%                                        3.9%

 固定⽐率              26.7%                 27.0%                                     0.3%


 流動資産   売掛⾦の増加などによる増加
 固定資産   投資有価証券、前払年⾦費⽤の増加などによる増加
 流動負債   買掛⾦、賞与引当⾦、未払法⼈税等の増加などによる増加

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キャッシュ・フロー計算書

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                    2020年3⽉期         2021年3⽉期                                   増減

 営業活動によるキャッシュ・フロー        843                            ▲52                        ▲895

 投資活動によるキャッシュ・フロー            73                         ▲40                        ▲113

 財務活動によるキャッシュ・フロー       ▲244                         ▲423                          ▲178

 現⾦及び同等物の増減額             671                         ▲515                   ▲1,187

 現⾦及び同等物期末残⾼           3,369                     2,853                             ▲515


 営業キャッシュ・フロー   3⽉末に検収が集中し、売上債権が⼤幅に増加したことによる収⼊減
 投資キャッシュ・フロー   投資有価証券の取得による⽀出増
 財務キャッシュ・フロー   配当⾦⽀払、⾃⼰株式取得による⽀出増




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 2022年3⽉期
今期業績⾒通し


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2022年3月期重点テーマ(背景)

              ソフトウェアが主役の時代へ

  「ソフト重視」「デジタル化」「ソフト主役」の3つのキーワード
「IT⼈材争奪戦は第2章   →   ソフト重視の時代へ」
  ⼈⼯知能(AI)をはじめ、⽬まぐるしい技術⾰新に対応できる即戦⼒の確保が急務と
   なっている。中途採⽤では間に合わず、M&Aの件数が⼤幅に増加してきた。
  中途採⽤の増加で内製化傾向が強まっているが、ソフトの技術が難しくなり、ユーザだ
   けでは対応できない。専⾨性が⾼い技術特化型の開発だけが外部に発注される時代が到
   来している。

「新型コロナウイルス後   →   ニューノーマルはデジタル化へ」
  新型コロナ後は、デジタル化、リモート化、省⼈化など、ITへのニーズは⾼まる。
  セックの技術を新型コロナ後の需要に対応させ、強みを相互に補完するような
   アライアンスを組むことで対応していく。

「プログラミング的思考の義務教育化     →    ソフト主役の時代へ」
  IT⼈材の不⾜に対して、国をあげての「ソフト教育」が今期より始まった。
  不⾜するのはAIやIoTなどの先端技術分野の⼈材で、⾼度な技術教育が必要となる。


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2022年3月期重点テーマ

  先端技術を窮め、オープン・イノベーションで事業成⻑を⽬指す

  「研究開発」「データサイエンス」「⼈材育成」の3つのキーワード
「研究開発」
  新型コロナ後を⾒据え、キーワードは、「デジタル化=AI」、
   「リモート化=IoT」、「省⼈化=ロボット」とし、引続き、研究開発に注⼒する。
  1社完結の研究開発以外に、⼤学や国の研究機関との最先端技術でのアライアンスを積極
   的に推進する。
「データサイエンス」
  データを軸として情報科学、統計などのアプローチから有益な知⾒やビジネス上の便益を
   ⾒出すことで、さまざまなビジネス変⾰の可能性を提案する。
  ITやデータ分析などの技術だけではなく、その⼟台となるドメイン知識やビジネススキ
   ルを⾝に着け、お客様の懐に深く⼊り込み、お客様ビジネスに貢献する。

「⼈材育成」
  AIを中⼼に技術教育を強化。ディープラーニングに関する知識を有し、「事業に活⽤す
   るジェネラリスト⼈材」「ディープラーニングを実装するエンジニア⼈材」の育成を⽬指
   す。特に、実プロジェクトでの成果を積重ねる。
  知的労働者の成⻑を促す働き⽅改⾰(ワークライフバランス)にトライする。


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2022年3月期業績見通し
       需要構造の変化が継続するものと予想し、売上⾼は微増の計画
                                                                                       (単位:百万円)
                      2021年3⽉期        2022年3⽉期                                      前期⽐
                         実績             業績予想                                        (%)

 売上⾼                      6,525                   6,700                                    102.7

 売上原価                     4,676                   4,720                                    100.9

 売上総利益                    1,849                   1,980                                    107.1

 販売管理費                       838                         930                               111.0

 営業利益                     1,011                   1,050
                                                                                           103.8
 (営業利益率)                 (15.5%)              (15.7%)

 経常利益                     1,054                   1,090
                                                                                           103.4
 (経常利益率)                 (16.2%)              (16.3%)

 当期純利益                       727                         750                               103.1
 売上⾼       前期と同様、需要構造の変化が継続する中で、戦略的な受注を優先するため、微増の計画
 売上原価      設備投資や待遇向上など⼈件費の増加を⾒込む
 販売管理費     先端技術の教育拡充、研究開発への投資などにより、増加を⾒込む
 営業外損益     前期並みを⾒込む

                                 22
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2022年3月期BF別業績見通し
   社会基盤システムBF、宇宙先端システムBFが増加する⾒込み

 ビジネスフィールド              期初の想定                                                        予想


             移動体通信事業者向けのサービス系の開発は前期並みを⾒込
モバイルネットワーク
             むが、需要構造の切替時期にあたり、全体では減少



インターネット      ⺠間企業向けの⼤型案件に不透明感があり、減少




社会基盤システム     医療を含めた官公庁系の開発が引き続き堅調で、増加



             ⾞両⾃動⾛⾏を含めたロボットの研究開発案件が好調、
宇宙先端システム
             宇宙天⽂分野の開発も堅調で、増加




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注⼒分野の状況
(IoT・AI・ロボット)




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注力分野| IoT・AI・ロボット
         研究開発テーマ「ユビキタス(Ubiquitous)」
  IoTの基盤技術はリアルタイム技術                                        重点テーマ
         ユビキタス
                                       ユビキタスを
 ⾝の回りの全てのものにコンピュータ                    具現化した技術                                      IoT
 を埋め込んでネットワークに接続する
 ことで、私たちの⽣活を安全で安⼼、
   快適なものにするという概念

                                     ユビキタスの                                    AI
  モノ   センサー   コンピュータ ネットワーク
                                    キーテクノロジー                                  ⼈⼯知能



        [基盤技術]                          ユビキタスの
                                                                               ロボット
    リアルタイム技術                            究極の端末



                              25
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IoT:駐車場混雑状況判断サービス
「Rtrilo Parking Monitor」ー 低コストでの導⼊、環境負荷軽減を実現
駐⾞場に設置されたカメラの画像をもとに、事前に学習したAIモデルと独⾃のアルゴリズムを利⽤して混雑
状況を判定し、WEBや案内板などを介して利⽤者に情報提供します。駐⾞場全体を俯瞰するカメラ1台で混
雑状況の判断が可能になるため、駐⾞区画ごとにセンサーを設置する従来の情報収集⼿法に⽐べて機器の設
置や維持が容易で、低コストでサービスの導⼊が可能です。




                     空車判定例                                                              満車判定例




                         26
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AI:科学衛星故障解析
機械学習を⽤いた運⽤データの解析による宇宙機の故障解析の研究
(JAXA共同研究)
                                科学衛星は、⾃⾝の状態を表すハウス
                                キーピングデータを送出しています。
                                この⼤量のデータに機械学習を適⽤し、
                                衛星搭載機器の故障の予兆を検出でき
                                ないか、JAXAと共同研究をしています。




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ロボット:「きぼう」ロボットプログラミング競技会に協賛

JAXA主催 第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会
の決勝⼤会に協賛しました。
国際宇宙ステーション船内のドローンロボットを動かすプロ
グラムを開発し、与えられた課題を解決する速さと正確性を
競う、学⽣向けの国際的なプログラミング競技会で、2020
年10⽉に開催された決勝⼤会には、国内予選を勝ち抜いた⽇
本を含むアジアの7つの国と地域の学⽣がオンラインで参加
しました。
セックは2019年度より、この競技会⽤のソフトウェアプラ
                                                                        画像提供︓JAXA
ットフォームやポータルサイトの開発と運⽤に携わり、各国
の予選会の開催も⽀援しました。


詳細は当社ホームページのニュースリリースもあわてご覧ください。
 第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会に協賛します(2020年9⽉30⽇)
  https://www.sec.co.jp/ja/news/news6194215174553563065.html
 第1回「きぼう」ロボットプログラミング競技会が開催されました
  https://www.sec.co.jp/ja/news/news-2155582625935834380.html



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注目技術(エッジコンピューティング)
ロボット+AI                        ロボット+知能処理
ロボット搭載可能⼈⼯知能プラットフォーム           知能処理の回路化(FPGA)とロボットへの適⽤
(早稲⽥⼤学共同研究)                    (九州⼯業⼤学共同研究)




ロボット+⾃律移動                      ロボット+IoT
屋内⾃律移動ロボットソフトウェア「Rtino」        コンピュータビジョンソフトウェア「Rtrilo」




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注目技術(Mixed Reality:複合現実)
現実世界に仮想のデジタル情報を重ね合わせた、
新しいデジタル世界にアクセスする技術
 MR技術を⽤いた次世代可視化の検証                        ソーラーカーの空⼒特性解析
 (JAXA共同研究)                               (東海⼤学へ技術協⼒)




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ロボットビジネスの状況
    実績    (2021年3⽉期       売上⾼約1,712百万円
                ← 前年同期約1,410百万円 ←                   前々年同期約1,137百万円)
    サービスロボットの研究開発案件が⼤幅増、⾞両⾃動⾛⾏も増加し、全体で前期⽐21%増
•   ⼤⼿⾃動⾞メーカからの⾞両⾃動⾛⾏の研究ソフトウェア案件が堅調
    ⇒   ⾞両⾃動⾛⾏に関連したモビリティサービスやAIなどの研究開発案件も増加
•   ⼤⼿⾃動⾞、重⼯、機械、電機、建築、通信、国の研究機関などが⼤幅に増加
    ⇒   技術的には、システムエンジニアリング、ROS・RTM(ミドルウェア)などの標準化技術、
        ⾃社製品ソフトを使った製品適⽤開発案件が主流
    ⇒   分野的には、無⼈搬送⾞、船舶、ドローン、警備、産業⽤ロボット、宇宙ロボットなど広範囲
    ⇒   顧客層の拡⼤傾向が継続


    今後の⽅針      実⽤化に向けて、全⽅位でチャンスを逃さない
    3つの強みで展開
•   ロボットソフトウェアインテグレーションビジネスの推進
    ⇒ロボット標準化技術、試作機、製品化・実⽤化(ラストワンマイル)、教育、コンサルなど
•   製品適⽤ビジネスの推進
    ⇒ ⾃律移動ソフト(Rtino)、コンピュータビジョンソフト(Rtrilo)、機能安全ソフト(RTMsafety)など
      製品+α(複数台制御、開発、教育、コンサルなど)のビジネス
•   ロボット⾼付加価値化(ソフト会社しかできない)ビジネスの推進
    ⇒ ロボット+α(エンジニアリング、AI、MR、画像認識、RaaSなど)のビジネス

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持続可能な社会の実現のために
当社は、ソフトウェア開発の事業活動を通して社会課題
の解決に取り組むことで、社会の持続的発展に貢献する
ことをサステナビリティ推進の考え⽅としています。
社会課題を起点とした事業機会創出にも取り組むことで、
より⼀層 SDGs の達成に貢献していきます。                                       私たちは持続可能な開発⽬標(SDGs)を⽀援しています




     E    環境                 S   社会                                   G          ガバナンス
                       • 研究開発                               • コーポレートガバナンス
セックは2000年12⽉に環境マネジ       私たちの⽣活を安全、安⼼、快適にし、
メントシステム(ISO 14001)の認     環境負荷をも軽減する「ユビキタス」を                    審議に⼗分な時間をかけた取締役会
証を取得しました。                テーマに取組んでいます。                          を開催することと、監査等委員会監
以来、「地球資源が有限であること                                               査と内部監査による経営チェック機
                       • ⼈材育成
を認識し、環境の保全に永続的に配                                               能の充実を重視しています。
                         プロに相応しい挑戦の機会と魅⼒ある待
慮する」ことを会社⽅針とし、                                                 透明・公正かつ迅速・果断な意思決
                         遇を提供しています。
企業活動と地球環境の                                                     定を⾏う仕組みを構築・維持・改善
                       • エンジニア育成
調和を⽬指して、                 当社のプロ育成ノウハウを学校や企業に                    し、持続的な成⻑と企業価値の向上
全社員が環境問題に                提供しています。                              に取り組んでいます。
積極的に取り組んで
                       • 次世代育成⽀援                            • コンプライアンス
います。
                         ⼦育てサポート企業として、「くるみん
                         認定」を取得                                「法および社会規範を遵守」するこ
                                                               とを会社理念の⾏動規準に定め、社
                                                               員と共有しています。




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配当の方針
   当⾯、配当性向は40%を⽬安とする。
   2022年3⽉期は1株当たり59円の配当予想とする。
                                                                                                       記念配当
    80
                                     54.3%                                                             普通配当
                50.3%
    70
                          40.0%                        40.0%                      40.2%                配当性向
                                     20円
    60

    50

    40          10円

    30
                                     53円                57円                        59円
                          48円
    20
                36円
    10

        0
               18/3期      19/3期     20/3期             21/3期                  22/3期(予想)


           この資料の⽬的は、当社へのご理解を深めていただくためのIR情報をご提供することにあり、投資の勧誘を⽬的としたものでは
            ありません。投資につきましては、ご⾃⾝でご判断願います。
           この資料には、当社の現在の計画、戦略、将来の業績に関する⾒通しなどが記載されております。こうした記述は、当社の将来の
            業績を保証するものではなく、経営環境をはじめ、さまざまな外部的要因の影響等により変化しうることをご承知おきください。
           この資料の作成に際しましては、細⼼の注意を払っておりますが、内容につきましていかなる保証を⾏うものでなく、この資料を
            使⽤したことによって⽣じたあらゆる損害などについて、当社は⼀切責任を負うものではありません。



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