3726 フォーシーズHD 2020-11-13 16:00:00
棚卸資産の評価損及び特別利益、特別損失の計上並びに2020年9月期通期連結業績と前期実績値との差異、個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社フォーシーズホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 天 童 淑 巳
(コード番号 3726 東証二部)
問合せ先 執行役員管理副本部長 上畠 正教
(TEL.092-720-5460)
棚卸資産の評価損及び特別利益、特別損失の計上並びに 2020 年9月期通期連結業績と
前期実績値との差異、個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ
当社は、本日 2020 年 11 月 13 日開催の取締役会において、2020 年9月期の連結決算において、棚卸資産の評価
損及び特別利益、特別損失の計上を決議するとともに、本日付「2020 年9月期決算短信〔日本基準〕 (連結)
」で
公表した 2020 年9月期の連結業績につきまして、前期実績値との間に差異が生じましたので、下記のとおりお知
らせいたします。
なお、当社は当該期間に係る業績予想を公表していないため、増減につきましては前期実績値との比較になっ
ております。
また、2020 年9月期の個別決算においても、前期実績値との間に差異が生じましたので、併せてお知らせいた
します。
記
1. 棚卸資産の評価損及び特別利益、特別損失の計上並びにその内容
(1) 棚卸資産の評価損(売上原価)の計上(連結)
当社の連結子会社である株式会社フェヴリナ及び株式会社Cureの棚卸資産について、コロナウイルス禍に
よる既存顧客の買い控えや海外旅行客の減少によるインバウンド需要の大幅な減少に伴い、今後の販売予測を保
守的に見直した結果、一部の商品、貯蔵品に対して棚卸資産の評価損 76 百万円を売上原価に計上することといた
しました。
(2) 固定資産の減損損失の計上(連結)
当社グループの保有する固定資産について「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき将来の回収可能性を検
討した結果、当社の連結子会社である株式会社フェヴリナにおける事業用資産 20 百万円及び当社における建物附
属設備等の固定資産 33 百万円の合計 53 百万円の減損損失を計上することといたしました。
(3) 関係会社株式評価損及び関係会社貸倒引当金繰入額の計上(個別)
当社の連結子会社である株式会社フェヴリナに対する出資について、同社の業績悪化等による減損の兆候が認め
られることから、当子会社株式について帳簿価額を回収することが困難であるとの結論に至ったため、関係会社株
式評価損 332 百万円を計上することといたしました。それに伴い株式会社フェヴリナに対する長期貸付金について
も債務超過相当額である 213 百万円の関係会社貸倒引当金繰入額を計上いたしました。
なお、関係会社株式評価損及び関係会社貸倒引当金繰入額は、個別財務諸表のみに計上されるものであり、連結
財務諸表への影響はありません。
(4) 投資損失引当金戻入額の計上(個別)
上記の連結子会社である株式会社フェヴリナ株式に対する関係会社株式評価損の計上により、前期計上いたし
ました投資損失引当金を取り崩し、投資損失引当金戻入額 187 百万円を計上いたしました。
なお、投資損失引当金繰入額は、個別財務諸表のみに計上されるものであり、連結財務諸表への影響はありま
せん。
2.連結業績と前期実績値との差異について
(1)2020 年9月期 連結業績と前期実績値との差異(2019 年 10 月1日~2020 年9月 30 日)
親会社株主に
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円銭
前期実績( A ) 1,958 △231 △226 △367 △54.08
当期実績( B ) 1,967 △397 △405 △464 △68.02
増減額( B-A ) 9 △166 △179 △96 ―
増減率( % ) 0.5 ― ― ― ―
(2) 差異の理由
当社グループが属する化粧品業界においては、コロナウイルス禍による新しい生活スタイルへのシフトにより
消費者が化粧品に求めるニーズは大きく変わりつつあります。その中で、コミュニケーション・セールス事業に
おいては、Webプロモーション強化により売上高は対前年に対して増となりましたが、広告宣伝費や新規事業
の譲受費用、新規商品開発費用への先行投資による販売管理費の増加、化粧品卸事業においては、訪日外国人旅
行者の激減により、インバウンドの化粧品マーケットは壊滅的なダメージを受けており、衛生コンサルティング
事業においては製品紹介を目的としたセミナーや展示会の全面停止や飲食店の営業停止などコロナウイルス禍に
よる影響は非常に大きく、さらに上記の通り棚卸資産の評価損及び特別利益、特別損失を計上したこと等から予
想を大幅に下回る業績となりました。
3.個別業績と前期実績値との差異について
(1)2020 年9月期 個別業績と前期実績値との差異(2019 年 10 月1日~2020 年9月 30 日)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円銭
前期実績( A ) 300 △1 △1 △373 △54.91
当期実績( B ) 365 54 57 △316 △46.27
増減額( B-A ) 65 56 58 57 ―
増減率( % ) 21.8 ― ― ― ―
(2) 差異の理由
上記の個別業績と前期実績値との変動は、「1. 棚卸資産の評価損及び特別利益、特別損失の計上並びにその内
容」に記載の「(3)関係会社株式評価損及び関係会社貸倒引当金繰入額の計上(個別) 」及び「
(4)投資損失引
当金戻入額の計上(個別)」に起因するものであります。
以 上