3697 ＳＨＩＦＴ 2021-07-08 15:15:00
DICO株式会社の株式取得（子会社化）に関するお知らせ [pdf]
2021 年７月８日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 S H I F T
代 表 者 名 代表取締役社長 丹下 大
（コード番号：3697 東証第一部）
問 合 せ 先 経営管理部 部長 岡 朋宏
（TEL. 03-6809-1165）
DICO 株式会社の株式取得（子会社化）に関するお知らせ
ソフトウェアの品質保証・テストを手掛ける株式会社 SHIFT（本社：東京都港区、代表取締役社長：
丹下 大、以下「SHIFT」
）は、ローカライズ事業およびゲームの開発事業を展開する、DICO 株式会社（本
社：東京都渋谷区、代表取締役：ガジェゴ・サンブラノ・エミリオ、 「DICO」 の株式
以下 ） （持分比率 80％）
を取得することについて、2021 年７月８日に決定いたしましたので、お知らせします。
1. 株式取得の理由
SHIFT は、2009 年にソフトウェアテスト事業を開始して以来、エンタープライズ領域からエンターテ
インメント領域に至るまで、様々な業界においてソフトウェアの品質保証サービスを手掛けてまいりま
した。また、売上高 1,000 億円を目指した中期成長戦略である「SHIFT1000」の実現に向け、営業体制の
強化や様々な課題解決手段を持つ企業の M&A に取り組み、SHIFT グループとしてのサービスポートフォ
リオの拡充に向け取り組んでおります。また、さらなる企業価値の向上と事業成長に向け、ソフトウェ
アテストの専門企業からお客様の「売れるサービスづくり」を支援する企業へとブランディングの転換
も推進し、これまで以上に、お客様のビジネスの成功にコミットするよう注力しております。
エンターテインメント領域におけるサービスの提供範囲は、エンタープライズ領域同様、ローンチ以
来成長し続けております。特に 2021 年 8 月期上期は、コロナ禍によるゲーム需要が高まったことや、
プランナーアシスタント等の上流工程における新しいサービスを始動したことにより、15％の売上高成
長（前年同期比）を実現いたしました。
さらなる成長を目指すなか、国内で開発されるゲームやスマートフォンアプリの多くは海外展開を
想定していること、また、日本でのリリースを予定している海外のゲームやスマートフォンアプリも多
く存在していることから、ローカライズ（※）への需要が全体の開発現場において常時、極めて高いこ
とを認識していました。しかし、高まるローカライズ需要に対して、対応しきれるほどの十分な供給体
制を持ち合わせておりませんでした。今回の M&A では、国内外のエンターテインメント市場の成長に伴
う需要の変化に対応することを目的としております。
このたび SHIFT グループに参画する DICO は、主にローカライズ事業およびゲームの開発事業を展開
しています。 名を超える各言語のネイティブスピーカーと連携することで、 ・
200 各国 地域における「今」
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の文化的背景に即した高い言語品質を提供するだけでなく、開発工程における原文・翻訳文の効率的な
管理を含む実装機能まで持っていることも強みです。SHIFT グループは、DICO と連携することで、開発
プロジェクト全体を通したシームレスなオペレーションフローを実現することができます。
DICO は、SHIFT グループに参画することで営業機会の拡大に取り組みます。特に、これまでの主要顧
客先であったエンターテインメント領域のお客様に加え、将来的にはエンタープライズ領域にも進出す
ることで、さらなる成長を目指してまいります。
SHIFT グループは、DICO を加え、ますますグループとしての成長を加速させていく予定です。ONE-
SHIFT として一気通貫サービスの提供を通じ、お客様のあらゆるニーズに対応できるよう引き続き精進
してまいります。
※ローカライズとは、日本国内で開発されたゲーム、スマートフォンアプリ、ひいてはソフトウェアサービス／製品
を、日本国外でのリリースに向けて現地語翻訳すること、またはその逆を指す。具体的には、①翻訳（日本語⇔各言語の
翻訳）
、②カルチャライズ（発売先地域の文化、慣習、法規に合わせた修正）
、③実装（翻訳文のソフトウェアサービス／
製品への実装、ソフトウェアサービス／製品に埋め込まれた画像等の改修）、④言語品質保証（発売先地域において主に
使用されている言語のネイティブスピーカーから見て、不自然な表記になっていないか最終確認）、⑤音声収録（ソフト
ウェアサービス／製品において音声が使用されている場合、その言語に即した声優のキャスティング及び収録の実施）の
5 種類の業務が存在する。なお、DICO の主力事業は①～④に該当する。
SHIFT グループ参画に際し、DICO 代表取締役であるガジェゴ・サンブラノ・エミリオのコメントは下
記の通りです。
===
弊社 DICO は 2011 年からゲーム業界と歩んできました。その中で、数多くのお客様の海外進出ニーズ
に応えてきました。
この 10 年は、随時固く安定した経営を中心に事業を展開してきました。かけがえのないスタッフの
努力のもとで、業界におけるポジションを確立し、多方面で頼りにしていただくことで、業界の一員と
して大小を問わずノウハウを提供して、日々世界をより楽しい場所にする無数のプロダクトに貢献して
きました。
安定経営を続ける中で、めまぐるしく進化し、再編が絶えない業界の中で企業としての次のステップ
について考えた結果、今回のパートナーシップを決断しました。
DICO は SHIFT と一緒に歩み始めることで新しいステージに入ります。DICO の成長の加速化、各サー
ビスの強化、何よりもゲーム業界にソリューションを提供するミッションを貫き、より的確なサービス
を実現します。
なお、本パートナーシップをもって、社内体制は変わることが無く、私、エミリオは代表として業界
の課題解消、盛り上げ役として引き続き努めます。
DICO は ONE-SHIFT のさらなる展望を築いていく所存でございます。温かくお迎えください。
これからもよろしくお願い申し上げます。
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2. 異動する子会社（DICO）の概要
（１）名 称 DICO 株式会社
（２）所 在 地 東京都渋谷区東３-26-２ 第二長澤ビル４階
（３）代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役 ガジェゴ・サンブラノ・エミリオ
（４）事 業 内 容 ・ゲームのローカライズ
・コンテンツローカライズ、各種翻訳
・ゲーム開発・ローカライズ人材の派遣
（５）資 本 金 ５百万円
（６）設 立 年 月 日 2011 年３月１日
（７）大 株 主 お よ び 持 株 比 率 個人株主 100％
（８）上 場 会 社 と 当 該 会 社 資本関係 当社と当該会社の間には、記載すべき資本関係はあり
と の 関 係 ません。また、当社の関係者および関係会社と当該会
社の関係者および関係会社の間には、特筆すべき資本
関係はありません。
人的関係 当社と当該会社の間には、記載すべき人的関係はあり
ません。また、当社の関係者および関係会社と当該会
社の関係者および関係会社の間には、特筆すべき人的
関係はありません。
取引関係 当社と当該会社の間には、記載すべき取引関係はあり
ません。また、当社の関係者および関係会社と当該会
社の関係者および関係会社の間には、特筆すべき取引
関係はありません。
（９）当該会社の最近３年間の経営成績及び財政状態（単位：千円）
決算期 2018 年 12 月期 2019 年 12 月期 2020 年 12 月期
純資産 7,452 20,249 32,667
総資産 80,098 100,809 123,392
１株当たり純資産（円） 74,526 202,493 326,675
売上高 315,231 307,964 313,949
営業利益 △28,175 13,594 15,102
経常利益 △29,202 12,866 22,886
当期純利益 △16,624 12,796 12,418
１株当たり当期純利益（円） △166,248 127,966 124,182
１株当たり配当金（円） - - -
3. DICO 株式取得の相手先の概要
株式取得の相手先につきまして、その希望により、氏名・住所を非公表とさせていただきます。
なお、当社との間で記載すべき資本・人的・取引関係はなく、関連当事者にも該当しません。
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4. 取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
（１）異 動 前 の 所 有 株 式 数 -株
（議決権の数：-個）
（議決権所有割合：-％）
（２）取 得 株 式 数 80 株
（議決権の数：80 個）
（３）取 得 価 額 相手先の希望により非開示とさせていただきます
（４）異 動 後 の 所 有 株 式 数 80 株
（議決権の数：80 個）
（議決権所有割合：80％）
※取得価額については、公平性・妥当性を確保するため、第三者算定機関による株式価値の算定結果
を勘案し決定しております。
5. 日程
（１）取 締 役 会 決 議 日 2021 年５月 25 日
（２）契 約 締 結 日 2021 年７月８日
（３）株 式 取 得 実 行 日 2021 年７月 15 日（予定）
※（１）の取締役会においては、本件株式取得の前提条件を決議し、あわせて本件株式取得の決定に
ついて代表取締役に一任することを決議して、2021 年７月８日に決定いたしました。
6. 今後の見通し
本件に伴う当社の業績及び財務状況に与える影響につきましては、軽微であると見込んでおります。
以 上
＜本リリースに関するお問い合わせ先＞
株式会社 SHIFT IR 室
メール：ir_info@shiftinc.jp
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