3691 M-リアルワールド 2021-02-12 15:00:00
2021年9月期(令和3年)第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

            令和3年9月期          第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                         令和3年2月12日
上 場 会 社 名 株式会社リアルワールド                                    上場取引所                   東
コ ー ド 番 号 3691                                 URL http://realworld.co.jp/
代   表   者
        (役職名) 代表取締役社長                       (氏名) 菊池 誠晃
               執行役員CFO兼
問合せ先責任者 (役職名)                               (氏名)       加藤   涼             (TEL) 03-5465-0690
               グループ本部長
四半期報告書提出予定日    令和3年2月12日                     配当支払開始予定日                     -
四半期決算補足説明資料作成の有無    :有
四半期決算説明会開催の有無       :無
 
                                                                                (百万円未満切捨て)
1.令和3年9月期第1四半期の連結業績(令和2年10月1日~令和2年12月31日)
(1)連結経営成績(累計)                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                親会社株主に帰属
                  売上高                   営業利益                経常利益
                                                                                する四半期純利益
                  百万円           %           百万円        %        百万円        %            百万円    %
 3年9月期第1四半期        34△82.6     △94   -    △87  -       103                                     -
 2年9月期第1四半期       195△78.7     △41   -    △36  -      △43                                      -
(注) 包括利益 3年9月期第1四半期    103百万円(  -%) 2年9月期第1四半期   △43百万円(                                      -%)
 
                            潜在株式調整後
                 1株当たり
                              1株当たり
                四半期純利益
                             四半期純利益
                            円   銭                  円   銭
  3年9月期第1四半期        30.04     29.92
  2年9月期第1四半期       △12.67        -
 
  (注)令和2年9月期第1四半期の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、
     1株当たり四半期純損失であるため、記載しておりません。
 
(2)連結財政状態
                  総資産                       純資産             自己資本比率
                            百万円                    百万円                     %
 3年9月期第1四半期                 1,357                   910                  66.9
 2年9月期                      1,420                   806                  56.7
(参考) 自己資本 3年9月期第1四半期           908百万円              2年9月期             805百万円
 
 

 

2.配当の状況
                                             年間配当金

               第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                         期末             合計
                   円    銭           円   銭          円   銭         円    銭         円   銭
   2年9月期           -     0.00                          -         0.00           0.00
   3年9月期           -
   3年9月期(予想)             0.00                          -         0.00           0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 


 

3.令和3年9月期の連結業績予想(令和2年10月1日~令和3年9月30日)
    令和3年9月期の業績予想については、変化するスピードが激しい経営環境において、より成長性の高い事業領域に
    リソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めており、現時点で合理的に算定することが困
    難であるため、記載しておりません。なお、当該連結業績予想については、令和3年9月期第2四半期の決算発表日
    までを目途として、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示する予定です。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                 :有
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
                                           株式会社リアルX、株式会社AI Marketing、
         新規   -社 (社名) -   、 除外   3社 (社名)
                                           株式会社カチコ
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                 :無
 

 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                     :無
    ②     ①以外の会計方針の変更                      :無
    ③     会計上の見積りの変更                       :無
    ④     修正再表示                            :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)            3年9月期1Q    3,430,600株   2年9月期     3,430,600株

    ②     期末自己株式数                3年9月期1Q          65株    2年9月期           65株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)         3年9月期1Q    3,430,535株   2年9月期1Q   3,430,535株
 


 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料における予測値及び将来の見通しに関する記述・言明は、当社グループが現在入手可能な情報による判断
        及び仮定に基づいております。その判断や仮定に内在する不確実性及び事業運営や内外の状況変化により、実際に
        生じる結果が予測内容とは実質的に異なる可能性があり、当社は将来予測に関するいかなる内容についても、その
        確実性を保証するものではありません。
         また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                    株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………P2

    (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………P2

    (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………P3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………P3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………P4

    (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………P4

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………P6

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………P8

      (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………P8

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………P8

      (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………P8

      (企業結合等関係) …………………………………………………………………………………P10

    3.その他 …………………………………………………………………………………………………P13

      継続企業の前提に関する重要事象等 ………………………………………………………………P13
 




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                      株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  当第1四半期連結累計期間(令和2年10月1日~令和2年12月31日)におけるわが国の経済は、Go To トラベル
 事業の東京都発着の解禁により、観光業界が後押しされた他、外出自粛期間の巣ごもり需要によるECサイト、動画
 配信サービスなど自宅にいながら活用できるインターネットサービスの利用が増加する一方、この冬、新型コロナ
 ウイルスの感染が再拡大し、各都道府県の飲食店に対して時短営業の要請が再度行われるなど、依然として先行き
 不透明な状況が続いております。今後も感染拡大が続きこのような状況が長引けば、経済の落ち込みは一層厳しい
 ものとなると考えられます。


  そのような中、当社グループを取り巻く市場においては、引き続きインターネット広告の成長は顕著であり、
 2019年の国内の広告費はテレビ広告費を超え2兆円規模までに成長し、通信業界が推進する次世代通信規格「5G」
 の導入や企業のデジタルシフトが加速したことにより、今後も更なる市場の拡大が予想されております。また、コ
 ロナ禍により生活様式は一変し、業界を問わない各企業のDX化の加速、政府における給与デジタル払いの解禁の発
 表など、キャッシュレス社会への推進が強化されており、フィンテック市場は今後更なる成長が見込まれると考え
 られます。


  このような状況において、当社グループは新たなる飛躍の為、成熟したポイントアフィリエイト市場に位置する
 「Gendama」を運営する株式会社リアルXの株式売却を実施いたしました。これにより、過年度から推し進めてきた
 労働集約・低粗利・縮小市場からの事業脱却は完了し、投資フェーズに移行したことに伴い、積極的に投資を行う
 ことで、10年後も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目的とする「GAFAメディア戦略」を打ち出し
 ました。GAFAメディア戦略においては、成長市場に当社の保有するテクノロジー、リソースをかけあわせ、高い収
 益性を実現する新たな事業モデルの構築を目指しています。なお、この事業構造の見直し、そして株式会社AI
 Marketing及び株式会社カチコの吸収合併に伴い、当連結会計年度の期首より報告セグメントの区分を変更し「クラ
 ウドメディア事業」、「クラウドソーシング事業」の2つのセグメントを「GAFAメディア事業」に統合することと
 いたしました。
  また、フィンテック事業においては、加速するDX化の波を受けオンライン上ですべてのフローを対応できるデジ
 タル・ギフト・サービスRealPayギフトを本格始動しております。デジタル・ギフトを軸としたマーケティング分野
 におけるDX支援サービスを推進しております。
  今期は、Afterコロナに適応したサービス展開を推進すべく、「GAFAメディア事業」「フィンテック事業」の2つ
 のセグメントを中心として、積極的に資金・人材の投資を行い、自社事業の統合による高いシナジー効果を生み出
 し、利益最大化を実現すべく、再成長の準備を進めております。


  以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は34,087千円(前年同四半期比82.6%減)、営業損失は94,610
 千円(前年同四半期営業損失は41,305千円)となり、経常損失は87,582千円(前年同四半期経常損失は36,884千
 円)、株式会社リアルXの株式売却により関係会社株式売却益144,341千円を計上し、欠損金による繰戻還付請求に
 より、法人税等還付税額を△54,665千円計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は103,064千円
 (前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失は43,453千円)となりました。
  セグメントごとの経営成績は以下の通りであります。なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとし
 て記載する事業セグメントを変更しております。そのため、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区
 分に基づいております。


 a.GAFAメディア事業
   10年後も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目的として、インターネット分野の成長を牽引す
  るGAFAトラフィックを活用した利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げを推進しております。今期
  においては、成熟したポイントアフィリエイト市場に位置する「Gendama」を運営する株式会社リアルXの株式を
  売却し、管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社カチコの
  吸収合併を実施する一方、オンラインエンターテイメントコンテンツの紹介メディア、格安SIMの比較メディア、
  2つのwebメディア事業の買収を行い、買収したメディアの運営を主軸に事業を推進してまいりました。今後は利
  益最大化を目的としたメディア買収を進めつつ、同領域の拡張を視野に入れたメディア立ち上げを実行。加えて、



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                       株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


  来期に向けた既存事業とのシナジー創出を目指し事業開発を進めております。
   以上の結果、GAFAメディア事業の売上高は23,156千円(前年同四半期比87.5%減)、セグメント利益4,803千円
  (前年同四半期はセグメント利益5,315千円)となりました。


 b.フィンテック事業
   国内キャッシュレス化の推進、在宅ワークの拡大、副業解禁などにより個人の稼ぎ方がより多様化する社会的
  背景の中で、現金以上に価値のあるポイントが利用できる報酬支払インフラの構築を目指し、事業を運営してま
  いりました。今期においては、RealPayの運用ノウハウを活かし、新たに提供を開始したデジタル・ギフト・サー
  ビス「RealPayギフト」を本格始動。加速するDX化の波を受け、デジタル・ギフトを軸としたマーケティング分野
  におけるDX支援サービスを推進、流通額を最大化させるために営業活動を強化してまいりました。
   以上の結果、フィンテック事業の売上高は10,931千円(前年同四半期比1.4%減)、セグメント損失は4,798千
  円(前年同四半期はセグメント利益9,450千円)となりました。


(2)財政状態に関する説明
  当第1四半期連結累計期間における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりです。


 (資産)
   流動資産は、前連結会計年度末に比べて、466,582千円減少し、880,375千円となりました。これは主として、
  現金及び預金が、事業買収などの実行により585,583千円減少したことによるものであります。
   固定資産は、前連結会計年度末に比べて、403,844千円増加し、476,674千円となりました。これは主として、
  のれんが379,021千円増加したことによるものであります。
   この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて、63,020千円減少し、1,357,474千円となりました。


 (負債)
   流動負債は、前連結会計年度末に比べて、155,386千円減少し、415,935千円となりました。これは主として、
  ポイント引当金が200,657千円減少したことによるものであります。
   固定負債は、前連結会計年度末に比べて、11,680千円減少し、30,842千円となりました。これは主として、長
  期借入金が11,680千円減少したことによるものであります。
   この結果、総負債は、前連結会計年度末に比べて、167,066千円減少し、446,778千円となりました。


 (純資産)
   純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、104,045千円増加し、910,695千円となりました。これは主として、
  親会社株主に帰属する四半期純利益が103,064千円となったことによるものであります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  令和3年9月期の業績予想については、変化するスピードが激しい経営環境において、より成長性の高い事業領
 域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めており、現時点で合理的に算定するこ
 とが困難であるため、記載しておりません。
  なお、当該連結業績予想については、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示する予定です。




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                    株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                     (単位:千円)
                            前連結会計年度           当第1四半期連結会計期間
                          (令和2年9月30日)           (令和2年12月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                         1,086,070              500,486
   売掛金                               58,107               24,175
   仕掛品                                2,928                   -
   貯蔵品                               13,352                8,518
   未収入金                             150,731              287,144
   その他                               35,768               60,049
   流動資産合計                         1,346,957              880,375
 固定資産
   有形固定資産
     建物(純額)                               0                    0
     リース資産(純額)                            0                    0
     その他(純額)                              0                    0
     有形固定資産合計                             0                    0
   無形固定資産
     のれん                                 -               379,021
     ソフトウエア                               0                1,953
     その他                                  0                1,500
     無形固定資産合計                             0              382,475
   投資その他の資産
     投資有価証券                          23,659               45,571
     敷金及び保証金                         49,137               48,593
     その他                                 33                   33
     投資その他の資産合計                      72,829               94,199
   固定資産合計                            72,829              476,674
 繰延資産
   株式交付費                                707                  424
   繰延資産合計                               707                  424
 資産合計                             1,420,494            1,357,474




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                   株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


                                                    (単位:千円)
                           前連結会計年度           当第1四半期連結会計期間
                         (令和2年9月30日)           (令和2年12月31日)
負債の部
 流動負債
   買掛金                               1,350                   -
   前受金                               7,458               10,767
   短期借入金                           200,000              200,000
   1年内返済予定の長期借入金                    85,080               75,080
   リース債務                               429                  107
   未払金                              37,375               53,381
   未払法人税等                            1,319                  272
   ポイント引当金                         233,301               32,643
   その他                               5,006               43,682
   流動負債合計                          571,322              415,935
 固定負債
   長期借入金                            37,980               26,300
   繰延税金負債                            4,542                4,542
   固定負債合計                           42,522               30,842
 負債合計                              613,844              446,778
純資産の部
 株主資本
   資本金                              50,000               50,000
   資本剰余金                         1,479,225            1,479,225
   利益剰余金                         △724,021             △620,956
   自己株式                              △141                 △141
   株主資本合計                          805,062              908,127
 新株予約権                               1,587                2,568
 純資産合計                             806,650              910,695
負債純資産合計                          1,420,494            1,357,474




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                   株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                         (単位:千円)
                          前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                            (自 令和元年10月1日           (自 令和2年10月1日
                            至 令和元年12月31日)          至 令和2年12月31日)
売上高                                   195,897                 34,087
売上原価                                  124,129                    665
売上総利益                                  71,768                 33,421
販売費及び一般管理費                            113,073                128,032
営業損失(△)                              △41,305                △94,610
営業外収益
 受取利息及び配当金                                 322                      0
 投資有価証券評価益                               5,196                     -
 助成金収入                                      -                   7,251
 その他                                       422                    629
 営業外収益合計                                 5,941                  7,880
営業外費用
 支払利息                                   1,044                    550
 株式交付費償却                                  391                    282
 その他                                       85                     18
 営業外費用合計                                1,520                    852
経常損失(△)                               △36,884                △87,582
特別利益
 関係会社株式売却益                                  -                 144,341
 特別利益合計                                     -                 144,341
特別損失
 投資有価証券評価損                                  -                   8,087
 特別損失合計                                     -                   8,087
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
                                      △36,884                  48,672
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税                              495                     272
法人税等還付税額                                   -                 △54,665
法人税等調整額                                 6,073                      -
法人税等合計                                  6,568                △54,392
四半期純利益又は四半期純損失(△)                     △43,453                 103,064
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
                                      △43,453                 103,064
に帰属する四半期純損失(△)




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                    株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                       (単位:千円)
                         前第1四半期連結累計期間          当第1四半期連結累計期間
                           (自 令和元年10月1日          (自 令和2年10月1日
                           至 令和元年12月31日)         至 令和2年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)                   △43,453                103,064
その他の包括利益                                 -                      -
四半期包括利益                             △43,453                103,064
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                     △43,453                103,064




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                              株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。




  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      該当事項はありません。




  (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
  前第1四半期連結累計期間(自     令和元年10月1日     至       令和元年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                        (単位:千円)

                              報告セグメント                                   四半期連結損益
                                                              調整額
                                                                         計算書計上額
               GAFA           フィンテック                         (注)2
                                                計                         (注)3
              メディア事業          事業(注)1
売上高

 外部顧客への売上高          184,810       11,086         195,897            -      195,897
 セグメント間の内部
                         -             -                -           -           -
 売上高又は振替高
       計            184,810       11,086         195,897            -      195,897
 セグメント利益又は損
                   5,315    9,450   14,765 △56,071  △41,305
 失(△)
  (注) 1.フィンテック事業のセグメント利益の額の算定にあたっては、ポイント引当金戻入額を当該事業セグメント
        の費用に含めております。
      2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社
        費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
      3.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
 
  当第1四半期連結累計期間(自     令和2年10月1日     至       令和2年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                        (単位:千円)

                              報告セグメント                                   四半期連結損益
                                                              調整額
                                                                         計算書計上額
               GAFA           フィンテック                         (注)2
                                                計                         (注)3
              メディア事業          事業(注)1
売上高

 外部顧客への売上高           23,156       10,931            34,087          -       34,087
 セグメント間の内部
                         -             -                -           -           -
 売上高又は振替高
       計             23,156       10,931            34,087          -       34,087
セグメント利益又は損
                  4,803   △4,798      4   △94,614  △94,610
失(△)
 (注) 1.フィンテック事業のセグメント利益の額の算定にあたっては、ポイント引当金戻入額を当該事業セグメント
       の費用に含めております。
     2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社
       費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
     3.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。




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                       株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
 (のれんの金額の重要な変動)
   GAFAメディア事業セグメントにおいて、株式会社プルチーノ及びNico Inc.からの事業譲受によりのれんが発
  生しております。なお、当該事象によるのれんの増加額は、389,174千円であります。


3.報告セグメントの変更等に関する事項
   「クラウドソーシング事業」の株式会社AI Marketing及び株式会社カチコを令和2年10月1日付で当社が吸収合
  併したこと及び「クラウドメディア事業」の主要事業であったGendamaを運営していた株式会社リアルXを令和2年
  10月1日付で売却したこと、並びに当社グループは事業譲受により令和2年11月1日付で漫画大陸、令和2年12月
  1日付ですーちゃんモバイル比較の2つのメディアを取得したことに伴い、「クラウドソーシング事業」及び「ク
  ラウドメディア事業」を集約し「GAFAメディア事業」に区分変更を行いました。
   これにより、当社グループはこれまで、「クラウドソーシング事業」「クラウドメディア事業」「フィンテック
  事業」の3つのセグメントに事業を区分しておりましたが、当第1四半期連結累計期間より、「GAFAメディア
  事業」「フィンテック事業」の2つのセグメントに変更いたしました。また、新たなセグメントに属するサービス
  について、以下のとおり組替を行いました。
  ・従来の「クラウドソーシング事業」「クラウドメディア事業」を集約し、新たに「GAFAメディア事業」に区
  分変更
   なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメントの区分に基づき作成したものを開示
  しております。




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                             株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


 (企業結合等関係)
 共通支配下の取引等
(連結子会社の吸収合併)
  当社は、令和2年8月25日開催の取締役会において連結子会社である株式会社AI Marketing及び株式会社カチコ
 をいずれも吸収合併することを決議し、令和2年10月1日付で両社を吸収合併いたしました。
 1.取引の概要
 (1) 結合当事企業の名称及びその事業の内容
   被結合当事企業の名称     株式会社AI Marketing、株式会社カチコ
   事業の内容          GAFAメディア事業(旧名称         クラウドソーシング事業)
 (2) 企業結合日
   令和2年10月1日
 (3) 企業結合の法的形式
   当社を存続会社とし、株式会社AI Marketing及び株式会社カチコ(当社の連結子会社)を消滅会社とする吸収
  合併
 (4) 結合後企業の名称
   株式会社リアルワールド
 (5) 企業結合の目的
   当社グループにおける選択と集中により、株式会社AI Marketing及び株式会社カチコの2社を吸収合併し、当
  社グループとして効率的な運営を進めるためであります。
 2.実施した会計処理の概要
  「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号             平成31年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分
 離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号             平成31年1月16日)に基づき、共通支配下の取
 引として処理しております。


 事業分離
(子会社株式の譲渡)
  当社は、令和2年8月25日開催の取締役会において、当社の子会社である株式会社リアルXの株式をサイブリッ
 ジグループ株式会社に譲渡することを決議し、令和2年10月1日付で株式会社リアルXの株式を譲渡いたしまし
 た。
 1.事業分離の概要
 (1) 分離先企業の名称
   サイブリッジグループ株式会社
 (2) 譲渡した子会社の名称及び事業の内容
   子会社の名称    株式会社リアルX
   事業の内容     GAFAメディア事業(旧名称       クラウドメディア事業)
 (3) 株式譲渡の理由
   株式会社リアルXが運営する「Gendama」の譲渡を進めるにあたり、成熟したポイントアフィリエイト市場に位
  置する「Gendama」に投下していた経営資源の「選択と集中」を推し進め、一層の企業価値向上を実現するべく、
  サイブリッジグループ株式会社に株式を譲渡いたしました。
 (4) 株式譲渡日
   令和2年10月1日
 (5) 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
   金銭を対価とする株式譲渡
 2.実施した会計処理の概要
 (1) 譲渡損益の金額
   関係会社株式売却益     144,341千円




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                               株式会社リアルワールド(3691) 令和3年9月期 第1四半期決算短信


 (2) 譲渡した子会社に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
   流動資産      93,021千円
   固定資産          0千円
   流動負債 237,363千円
 (3) 会計処理
   当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却価額との差額を「関係会社株式売却益」として特別利益に計上してお
  ります。
 (4) 譲渡した子会社の事業が含まれていた報告セグメント
   GAFAメディア事業(旧名称             クラウドメディア事業)
 (5) 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている譲渡した子会社に係る損益の概算額
   当連結会計年度の期首を譲渡日として株式譲渡を行っているため、当第1四半期連結累計期間の四半期連結損
  益計算書に譲渡した子会社に係る損益は含まれておりません。


 取得による企業結合
(事業の譲受)
  当社は、令和2年10月30日開催の取締役会において、株式会社プルチーノ(以下「プルチーノ」といいます。)
 からプルチーノが運営するwebメディア事業の一部である「漫画大陸」を譲り受けることについて決議し、令和2年
 11月1日付で事業の譲受をいたしました。
 1.企業結合の概要
 (1) 相手企業の名称及びその事業の内容
   相手企業の名称       株式会社プルチーノ
   事業の内容         電子書籍紹介メディア「漫画大陸」の運営
 (2) 企業結合を行った主な理由
   10年後も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目的として、インターネット分野の成長を牽引す
  るGAFAトラフィックを活用した「GAFAメディア戦略」のもと、利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げ
  を推進するためであります。
 (3) 企業結合日
   令和2年11月1日
 (4) 企業結合の法的形式
   現金を対価とした事業の譲受
 (5) 結合後企業の名称
   変更はありません。
 (6) 取得企業を決定するに至った主な根拠
   当社が現金を対価として事業を譲り受けたためであります。
 2.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる取得事業の業績の期間
   令和2年11月1日から令和2年12月31日まで
 3.取得した事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
   取得の対価 現金       220,000千円
   取得原価           220,000千円
 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
 (1) 発生したのれんの金額
   220,000千円
     なお、のれんの金額は、当第1四半期連結会計期間末において、取得原価の配分が完了していないため、暫
   定的に算定した金額であります。
 (2) 発生原因
   今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
 (3) 償却方法及び償却期間
   5年間にわたる均等償却



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 取得による企業結合
(事業の譲受)
  当社は、令和2年11月26日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社REAL FINTECHがNico Inc.
 が運営するwebメディア事業である「すーちゃんモバイル比較」を譲り受けることについて決議し、令和2年12月1
 日付で事業の譲受をいたしました。
 1.企業結合の概要
 (1) 相手企業の名称及びその事業の内容
   相手企業の名称     Nico Inc.
   事業の内容       格安SIMの比較メディア「すーちゃんモバイル比較」の運営
 (2) 企業結合を行った主な理由
   10年後も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目的として、インターネット分野の成長を牽引す
  るGAFAトラフィックを活用した「GAFAメディア戦略」のもと、利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げ
  を推進するためであります。
 (3) 企業結合日
   令和2年12月1日
 (4) 企業結合の法的形式
   現金を対価とした事業の譲受
 (5) 結合後企業の名称
   変更はありません。
 (6) 取得企業を決定するに至った主な根拠
   当社が現金を対価として事業を譲り受けたためであります。
 2.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる取得事業の業績の期間
   令和2年12月1日から令和2年12月31日まで
 3.取得した事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
   取得の対価 現金      180,000千円
   取得原価          180,000千円
 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
 (1) 発生したのれんの金額
   169,174千円
     なお、のれんの金額は、当第1四半期連結会計期間末において、取得原価の配分が完了していないため、暫
   定的に算定した金額であります。
 (2) 発生原因
   今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
 (3) 償却方法及び償却期間
   5年間にわたる均等償却




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3.その他
 継続企業の前提に関する重要事象等
  当社グループは、平成29年9月期以降、営業損失を計上する状況が続いており、継続企業の前提に重要な疑義を
 生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。当社グループでは、これらの事象を解消
 すべく、より成長性の高い事業領域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めてい
 ます。
  財務面においては、前連結会計年度において、複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、平成31年
 3月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。令和2年8月には、事業構造
 上、負債を多く抱えていた、当社グループが創業より続けていたサービス「Gendama」を営む株式会社リアルXの売
 却を決議し、さらに管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社
 カチコを令和2年10月1日付けで当社に吸収合併した他、業務委託費等の見直しも徹底して行ってまいりました。
 その結果、財務面のリストラクチャリングは、一定の成果をあげており、今後、当社グループが積極的な事業展開
 に移行していく上で良い財務コンディションの中での事業運営が可能になっていると考えています。さらに、①持
 続的な成長のために財務体質のさらなる強化、②新たな成長局面を迎えているフィンテック事業への資金投入、③
 当社の事業成長を支える人材の採用、そして④「GAFAメディア戦略」推進による高効率・高収益性の事業モデ
 ル構築を目的として、令和2年12月14日付で第三者割当による行使価額修正条項付第8回乃至第9回新株予約権の
 発行を行っており、これにより機動的かつ柔軟な資金調達の手段を確保しております。
  事業面においては、クラウドソーシングとAIを掛け合わせたSNSマーケティングプラットフォーム「HOTARU.AI」
 をリリース。GAFAメディア事業などの他事業ともシナジーを生み出しております。また、フィンテック領域におい
 て は、 報 酬 提 供 サ ー ビ ス 「RealPay」 に 加 え て、 社 会 的 な DX 化 加 速 の 波 を 受 け デ ジ タ ル ・ ギ フ ト ・ サ ー ビ ス
 「RealPayギフト」を開発。デジタル・ギフトを軸としマーケティング分野におけるDXを推進しております。さら
 に、「10年後も成長し続けられる事業モデルの創出」を目指す新事業戦略「GAFAメディア戦略」のもと、令和2年11
 月1日には、電子書籍紹介を行うwebメディアを、また、令和2年12月1日には、格安SIMを比較するwebメディアを
 譲り受け、新たな事業モデルの構築を推進しております。
  これらの活動により、当第1四半期連結会計年度における流動資産合計は、880,375千円となる一方、負債合計は
 前会計連結年度末の613,844千円から167,066千円減少した446,778千円となり自己資本比率は66.9%と健全な財務体
 質は維持されており、また、今後の運転資金に必要な現預金を確保しています。
  以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。




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