3691 M-リアルワールド 2020-11-13 15:00:00
2020年9月期(令和2年)決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                     令和2年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                         令和2年11月13日
上 場 会 社 名   株式会社リアルワールド                  上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   3691               URL http://realworld.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長      (氏名) 菊池 誠晃
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員           (氏名) 樋口 隆康             (TEL) 03-5465-0690
定時株主総会開催予定日      令和2年12月18日 配当支払開始予定日               -
有価証券報告書提出予定日 令和2年12月21日
決算補足説明資料作成の有無     : 有
決算説明会開催の有無        : 有 (機関投資家・証券アナリスト向け )
 
                                                                              (百万円未満切捨て)
1.令和2年9月期の連結業績(令和元年10月1日~令和2年9月30日)
(1)連結経営成績                                                                (%表示は対前期増減率)
                                                                          親会社株主に帰属する
                 売上高                 営業利益                 経常利益
                                                                             当期純利益
                 百万円         %       百万円         %        百万円       %           百万円          %
   2年9月期          586 △76.3      △320          -       △302         -        △523        -
   元年9月期        2,473 △42.8      △374          -       △377         -         △25        -
(注) 包括利益       2年9月期        △523百万円(          -%)     元年9月期              △25百万円(        -%)

 
                             潜在株式調整後
              1株当たり                           自己資本            総資産                売上高
                              1株当たり
              当期純利益                          当期純利益率          経常利益率              営業利益率
                              当期純利益
                     円 銭              円 銭              %                  %                  %
  2年9月期      △152.47     -     △49.0    △15.7   △54.6
 
  元年9月期       △7.40      -      △1.9    △12.1   △15.1
(注) 令和元年9月期及び令和2年9月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在する
   ものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。
 
(2)連結財政状態
                 総資産                 純資産              自己資本比率               1株当たり純資産
                       百万円                   百万円                    %                   円 銭
  2年9月期              1,420                     806                  56.7               234.68
  元年9月期              2,431                   1,328                  54.6               387.14
(参考) 自己資本       2年9月期              805百万円      元年9月期            1,328百万円
 

 
(3)連結キャッシュ・フローの状況
             営業活動による               投資活動による            財務活動による            現金及び現金同等物
            キャッシュ・フロー             キャッシュ・フロー          キャッシュ・フロー              期末残高
                       百万円                   百万円                  百万円                  百万円
    2年9月期              △447                    190                △288                   886
 
    元年9月期              △364                  1,031                △533                 1,430
 

 
2.配当の状況
                                  年間配当金                                               純資産
                                                             配当金総額       配当性向
                                                                                      配当率
            第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末            期末       合計       (合計)        (連結)
                                                                                      (連結)
               円 銭    円 銭    円 銭             円 銭      円 銭        百万円            %            %
元年9月期            -         0.00      -       0.00     0.00          -           -            -
2年9月期            -         0.00      -       0.00     0.00          -           -            -
3年9月期(予想)
 
                 -         0.00      -       0.00     0.00                      -
 
3.令和3年9月期の連結業績予想(令和2年10月1日~令和3年9月30日)
    令和3年9月期の業績予想については、変化するスピードが激しい経営環境において、より成長性の高い事業領域に
    リソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めており、現時点で合理的に算定することが困
    難であるため、記載しておりません。
    なお、当該連結業績予想については、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示する予定です。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                                      : 無
         新規   -社 (社名)-                         、 除外   -社 (社名)-
 

 
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                                : 無
    ②     ①以外の会計方針の変更                                 : 無
    ③     会計上の見積りの変更                                  : 無
    ④     修正再表示                                       : 無
 

 
(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                     2年9月期       3,430,600株   元年9月期       3,430,600株

    ②     期末自己株式数                         2年9月期             65株    元年9月期             65株

    ③     期中平均株式数                         2年9月期       3,430,535株   元年9月期       3,430,535株
 

 
(参考) 個別業績の概要
1.令和2年9月期の個別業績(令和元年10月1日~令和2年9月30日)
(1)個別経営成績                                                               (%表示は対前期増減率)
                    売上高                 営業利益             経常利益              当期純利益
                    百万円         %       百万円       %      百万円        %       百万円        %
    2年9月期            204    △36.6        △98      -      △133       -       △823       -
    元年9月期            322    △69.9        △75      -      △132       -         89       -
 

                  1株当たり                潜在株式調整後
                  当期純利益              1株当たり当期純利益
                              円 銭              円 銭
    2年9月期                  △239.96                -
 
    元年9月期                    26.05                -
 
(2)個別財政状態
                    総資産                 純資産           自己資本比率             1株当たり純資産
                             百万円               百万円                  %               円 銭
  2年9月期                1,221                     805                65.8           234.45
  元年9月期                2,462                   1,627                66.1           474.41
(参考) 自己資本
 
                  2年9月期               804百万円     元年9月期          1,627百万円
 

 
    ※    決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料における予測値及び将来の見通しに関する記述・言明は、当社グループが現在入手可能な情報による判断
        及び仮定に基づいております。その判断や仮定に内在する不確実性及び事業運営や内外の状況変化により、実際に
        生じる結果が予測内容とは実質的に異なる可能性があり、当社は将来予測に関するいかなる内容についても、その
        確実性を保証するものではありません。
         また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                         株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


○添付資料の目次

  1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
   (1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
   (2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
   (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
   (4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
   (5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………5
  2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
  3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………7
   (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………7
   (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………9
   (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………11
   (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
   (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
    (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
    (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………14
    (1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
    (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………17




                          1
                              株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
   当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響による景気の落ち込みから、6月以降は持ち
 直しの動きがみられましたが、依然として新型コロナウイルスの終息は見込めず、今後もサービス業など一部の業
 種では雇用調整や倒産のリスクが高まることが懸念され、多くの雇用者が失業・所得減が続き、消費の下振れ要因
 となることが予想され、先行き不透明な状況が続いております。


   そのような中、当社グループを取り巻く市場においては、インターネット広告の成長は顕著であり、通信業界が
 推進する次世代通信規格「5G」の導入により、動画を活用したインターネット広告へ転換、更なる成長が見込ま
 れ、また、キャッシュレス推進の取り組みが広まりを見せる中、フィンテック市場の規模拡大も予測されているほ
 か、「働き方改革」により労働のあり方にも変化が顕在化してきており、新たなビジネスチャンスが期待されると
 ころであります。
   当社グループはクラウドソーシング事業、クラウドメディア事業及びフィンテック事業を中心として、それぞれ
 のライフスタイルに合わせた可処分時間を可処分所得に変えるサービスを「稼ぎ方革命」と銘打って推進しており
 ます。
  今期上半期においては、前述の次世代通信規格「5G」の導入により、動画需要が更に高まることが想定される
 ことから、動画事業を推進してまいりました。また、2019年11月にはSNSマーケティングツール「HOTARU.AI」を開
 発し、小売業・実店舗事業者を中心にSNSマーケティング支援を行ってまいりました。2020年1月以降、世界的に新
 型コロナウイルスが流行し、日本経済が大きな打撃を受ける中においては、サービス提供のメインターゲットを、
 小売事業者から、オンラインのECサイト事業者や幅広い事業者に拡大・転換することで、動画事業、SNSマーケティ
 ング事業を推進してまいりました。
  下半期においては、2020年7月にデジタルギフトサービス「RealPayギフト」を開発し、長年ポイント交換サービ
 スを運営してきたノウハウを活かし、受け取る側が選ぶことができ、ユーザーの「本当にほしい」を叶えるデジタ
 ルギフトサービスの提供を開始いたしました。
  2020年8月には10年後も続く成長事業を創出することを目指す「GAFAメディア戦略」を発表。成熟したポイント
 アフィリエイト市場に位置する「Gendama」を運営する当社の子会社株式会社リアルXの全株式の譲渡を決定し、経
 営資源の戦略的な「選択と集中」を進め、IT業界全体の成長を牽引するGAFAトラフィックを活用したwebメディアの
 立ち上げ・買収を進めてまいりました。テクノロジーとマーケットに沿った事業を、自社の強みを活かしながら展
 開することで、10年後も続く生産性の高い事業モデルの構築を推進してまいりました。


   以上の結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は586,685千円(前年同期比76.3%減)、営業損失は
 320,265千円(前年同期は営業損失374,602千円)、経常損失は302,766千円(前年同期は経常損失377,056千円)、
 親会社株主に帰属する当期純損失は523,041千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失25,388千円)となり
 ました。


 セグメント別の業績は、次のとおりであります。


 a. クラウドソーシング事業
   「稼ぎ方革命」の経営指針のもと、クラウド会員のリソースを活用した事業を推進する中、昨年から、労働集約
   モデルであるBPO領域に位置する子会社の売却を行い、経営資源の戦略的な「選択と集中」を進めてまいりまし
   た。今期においては、より収益性の高い領域においてクラウド会員のリソースを活用することを目指し、次世代
   通信規格「5G」を背景とした今後の動画市場の成長を見据えた動画制作事業、SNSの浸透・顧客に対しダイレク
   トな情報発信を行うSNSマーケティングの広がりを背景とした、マーケティング支援事業に積極的な投資を行いま
   した。
   一方で、前期期中においてBPO領域子会社の売却を行ったことから、前年同期に比し、売上高は縮小しておりま
   す。
   以上の結果、クラウドソーシング事業の売上高は39,920千円(前年同期比97.0%減)、セグメント損失は75,425
   千円(前年同期はセグメント損失11,612千円)となりました。


 b.クラウドメディア事業
  成熟したポイントアフェリエイト市場において、営業利益率の改善を目指しコスト削減を行いながら、SNSを活用



                               2
                                 株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


  した施策を実施。事業基盤の安定化を推進してまいりました。一方で、ポイントメディア市場全体の成熟、競合
  企業との競争の激化等に伴い、売上高は縮小しております。
  以上の結果、クラウドメディア事業の売上高は512,086千円(前年同期比54.5%減)、セグメント利益は50,461千
  円(前年同期比20.4%増)となりました。


 c. フィンテック事業
  国内キャッシュレス化の推進、在宅ワークの拡大、副業解禁などにより個人の稼ぎ方がより多様化する社会的背
  景の中で、現金以上に価値のあるポイントが利用できる報酬支払インフラの構築を目指し、事業を運営してまい
  りました。今期においては「RealPay」サービスにおける取り扱い流通額の最大化を目指し、新規交換先の拡充、
  ユーザーへの各種還元キャンペーンなどの施策を行ってまいりました。また、新型コロナウイルスの影響拡大に
  より高まるオンラインコミュニケーションの活性化に伴い、新たにデジタルギフトサービスの「RealPayギフト」
  を開発、eギフト市場へ参入し、サービス価値を向上させるべく提携先追加などを推進してまいりました。
  以上の結果、フィンテック事業の売上高は34,679千円(前年同期比52.1%増)、セグメント利益は18,576千円
  (前年同期比16.4%減)となりました。


(2)当期の財政状態の概況
  当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりです。


 ①資産の状況
  流動資産は、前連結会計年度末に比べて、679,999千円減少し、1,346,957千円となりました。これは主として、
 現金及び預金が404,846千円、未収入金が179,152千円それぞれ減少したことによります。固定資産は、前連結会計
 年度末に比べて、329,356千円減少し、72,829千円となりました。これは主として、敷金及び保証金が127,590千円、
 投資有価証券が98,651千円それぞれ減少したためであります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて、
 1,011,260千円減少し、1,420,494千円となりました。


 ②負債の状況
  流動負債は、前連結会計年度末に比べて、408,679千円減少し、571,322千円となりました。これは主として、短
 期借入金が106,000千円、未払法人税等が84,023千円それぞれ減少したためであります。固定負債は、前連結会計年
 度末に比べて、80,967千円減少し、42,522千円となりました。これは主として、長期借入金が85,080千円減少した
 ためであります。この結果、負債は、489,646千円減少し、613,844千円となりました。


 ③純資産の状況
  純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、521,614千円減少し、806,650千円となりました。これは主として、
 利益剰余金が401,615千円減少したことによるものであります


(3)当期のキャッシュ・フローの概況
  当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末より544,846千円減少
 し、886,070千円となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は以下の通りであります。


 ①営業活動によるキャッシュ・フロー
  当連結会計年度において営業活動により使用した資金は、447,270千円(前連結会計年度は364,282千円の使用)
 となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失492,613千円の計上及びポイント引当金の減少65,869千円、法
 人税等の支払額115,929千円により資金が減少したものであります。


 ②投資活動によるキャッシュ・フロー
  当連結会計年度において投資活動により回収した資金は、190,693千円(前連結会計年度は1,031,988千円の回
 収)となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出200,000千円があったものの、投資有価証券の売却によ
 る収入205,000千円及び敷金及び保証金の回収による収入146,893千円により資金が増加したものであります。




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                          株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


③財務活動によるキャッシュ・フロー
 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、288,269千円(前連結会計年度は533,398千円の使用)
となりました。主な要因は、借入金の返済による支出により資金が減少したものであります。




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                            株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信




(4)今後の見通し
  当社グループは、より成長性の高い事業領域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推
 し進めています。
  財務面においては、前連結会計年度において、複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、2019年3
 月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。2020年8月には、事業構造上、
 負債を多く抱えていた、当社グループが創業より続けていたサービス「Gendama」を営む株式会社リアルXの売却を
 決議し、さらに管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社カチ
 コを2020年10月1日付けで当社に吸収合併した他、業務委託費等の見直しも徹底して行ってまいりました。その結
 果、財務面のリストラクチャリングは、一定の成果をあげており、今後、当社グループが積極的な事業展開に移行
 していく上で良い財務コンディションの中での事業運営が可能になっていると考えています。
  事業面においては、相次ぎ成長性の高い分野における新規サービスを立ち上げております。フィンテック事業領
 域においては、報酬提供サービス「RealPay」に加えて、また2020年7月に、企業がキャンペーンや販促などで顧客
 に対して贈ることができるデジタルギフト「RealPayギフト」をリリースいたしました。当社のフィンテック事業は
 新たな成長局面を迎えていると考えています。さらに、当社では、2020年9月期第3四半期決算発表にて、10年後
 も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目指し、インターネット分野の成長を牽引するGAFAトラフィ
 ックを活用する事業・経営戦略として「GAFAメディア戦略」を打ち出しました。「GAFAメディア戦略」とは、利益
 性の高い新規メディア事業を買収・立上げることで、これまで培ってきたメディア運営のノウハウと情報網を活用
 して、高効率・高収益性の事業モデル構築を目指すものです。また、M&Aについては内製化し、買収対象となる
 市場の選定、買収対象の発掘、交渉、オファー、及び実行までを自社で行う体制を整えることで、低コストかつ機
 動的な推進を企図しております。当社グループは、巣ごもり消費を追い風に、買収した新規メディア事業を、映画、
 ドラマ等の「エンタメコンテンツ」紹介事業にまで推し進め、Instagram分析ツール「HOTARU.AI」、デジタルギフ
 ト「RealPayギフト」、そして当社グループが長年培ってきたサイト運営、クラウドソーシングの知見等を最大限に
 活用し、「GAFAメディア戦略」を推進してまいります。
  当社グループは、テクノロジー、マーケット、個人の稼ぎ方を掛け合わせたサービスを提供することで、根本的
 な稼ぎ方の改革「稼ぎ方革命」の実現を目指しており、そして、「稼ぎ方革命」の推進そのものが当社グループの
 ミッション「ネットからリアルへ」であると考えています。
  令和3年9月期における連結業績の見通しにつきましては、変化するスピードが激しい経営環境において、より
 成長性の高い事業領域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めており、現時点で
 合理的に業績予想数値を算出することが困難であるため、開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。


(5)継続企業の前提に関する重要事象等
  当社グループは、平成29年9月期以降、営業損失を計上する状況が続いており、継続企業の前提に重要な疑義を
 生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。当社グループでは、これらの事象を解消
 すべく、より成長性の高い事業領域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進めてい
 ます。
  財務面においては、前連結会計年度において、複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、2019年3
 月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。2020年8月には、事業構造上、
 負債を多く抱えていた、当社グループが創業より続けていたサービス「Gendama」を営む株式会社リアルXの売却を
 決議し、さらに管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社カチ
 コを2020年10月1日付けで当社に吸収合併した他、業務委託費等の見直しも徹底して行ってまいりました。その結
 果、財務面のリストラクチャリングは、一定の成果をあげており、今後、当社グループが積極的な事業展開に移行
 していく上で良い財務コンディションの中での事業運営が可能になっていると考えています。
  事業面においては、クラウドソーシングとAIを掛け合わせたSNSマーケティングプラットフォーム「HOTARU.AI」
 をリリースいたしました。また、フィンテック領域においては、報酬提供サービス「RealPay」に加えて成長するデ
 ジタルギフト市場における新事業「RealPayギフト」を開発いたしました。さらに、「10年後も成長し続けられる事
 業モデルの創出」を目指す新事業戦略「GAFAメディア戦略」のもと、2020年11月1日には、電子書籍紹介を行うweb
 メディアの事業譲受を行い、新たな事業モデルの構築を推進しております。



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                             株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


  これらの活動により、当連結会計年度における現金及び預金の残高は、1,086,070千円を保持しつつ、流動負債は
 前連結会計年度の980,001千円から当連結会計年度においては571,322千円となり408,679千円減少、固定負債は前連
 結会計年度の123,489千円から当連結会計年度においては42,522千円となり80,967千円減少し、財務体質は改善が図
 られているとともに、今後の運転資金に必要十分な現預金を確保しています。
  以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。


2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
  当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
 務諸表を作成する方針であります。
  なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。




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                  株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                            (単位:千円)
                     前連結会計年度            当連結会計年度
                   (令和元年9月30日)        (令和2年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                 1,490,916          1,086,070
   売掛金                      126,598             58,107
   仕掛品                        9,089              2,928
   貯蔵品                       19,448             13,352
   未収入金                     329,883            150,731
   その他                       51,198             35,768
   貸倒引当金                      △177                  -
   流動資産合計                 2,026,956          1,346,957
 固定資産
   有形固定資産
     建物(純額)                  23,753                  0
     リース資産(純額)                2,922                  0
     その他(純額)                  1,439                  0
     有形固定資産合計                28,115                  0
   無形固定資産
     ソフトウエア                  14,786                  0
     その他                     36,650                  0
     無形固定資産合計                51,437                  0
   投資その他の資産
     投資有価証券                 122,311             23,659
     繰延税金資産                  23,583                 -
     敷金及び保証金                176,727             49,137
     その他                         10                 33
     投資その他の資産合計             322,632             72,829
   固定資産合計                   402,185             72,829
 繰延資産
   株式交付費                      2,544                707
   社債発行費                         68                 -
   繰延資産合計                     2,613                707
 資産合計                     2,431,755          1,420,494




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                   株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


                                             (単位:千円)
                      前連結会計年度            当連結会計年度
                    (令和元年9月30日)        (令和2年9月30日)
負債の部
 流動負債
   買掛金                        11,559              1,350
   短期借入金                     306,000            200,000
   1年内償還予定の社債                 20,000                 -
   1年内返済予定の長期借入金             159,480             85,080
   未払金                        67,123             37,375
   リース債務                       2,933                429
   前受金                        17,868              7,458
   未払法人税等                     85,343              1,319
   ポイント引当金                   299,171            233,301
   その他                        10,521              5,006
   流動負債合計                    980,001            571,322
 固定負債
   長期借入金                     123,060             37,980
   リース債務                         429                 -
   繰延税金負債                         -               4,542
   固定負債合計                    123,489             42,522
 負債合計                      1,103,490            613,844
純資産の部
 株主資本
   資本金                       878,500             50,000
   資本剰余金                     772,151          1,479,225
   利益剰余金                   △322,405           △724,021
   自己株式                        △141               △141
   株主資本合計                  1,328,104            805,062
 新株予約権                           160              1,587
 純資産合計                     1,328,265            806,650
負債純資産合計                    2,431,755          1,420,494




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                          株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                         (単位:千円)
                             前連結会計年度                 当連結会計年度
                           (自 平成30年10月1日           (自 令和元年10月1日
                           至 令和元年9月30日)            至 令和2年9月30日)
売上高                                  2,473,306               586,685
売上原価                                 1,577,928               373,324
売上総利益                                  895,378               213,361
販売費及び一般管理費                           1,269,980               533,626
営業損失(△)                              △374,602               △320,265
営業外収益
 受取利息及び配当金                                  395                 2,216
 為替差益                                     6,619                    -
 投資有価証券評価益                                   -                  5,972
 助成金収入                                       -                 13,425
 その他                                      3,113                 1,061
 営業外収益合計                                 10,128                22,675
営業外費用
 支払利息                                    9,659                  3,185
 為替差損                                       -                      83
 社債発行費償却                                   774                     68
 株式交付費償却                                 1,567                  1,837
 投資有価証券評価損                                 293                     -
 その他                                       288                      2
 営業外費用合計                                12,583                  5,177
経常損失(△)                               △377,056               △302,766
特別利益
 固定資産売却益                                    107                    -
 関係会社株式売却益                              915,073                    -
 特別利益合計                                 915,180                    -
特別損失
 賃貸借契約解約損                                85,090                    -
 関係会社株式売却損                               47,894                    -
 リース解約損                                   1,669                    -
 固定資産除却損                                  9,282                   711
 減損損失                                       413                93,968
 投資有価証券売却損                              197,150                 5,999
 投資有価証券評価損                                   -                 84,537
 その他                                         -                  4,630
 特別損失合計                                 341,500               189,846
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
                                        196,623              △492,613
失(△)
法人税、住民税及び事業税                             84,812                 2,302
法人税等調整額                                 137,520                28,126
法人税等合計                                  222,333                30,428
当期純損失(△)                               △25,709               △523,041
非支配株主に帰属する当期純損失(△)                        △321                     -
親会社株主に帰属する当期純損失(△)                     △25,388               △523,041




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                株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


連結包括利益計算書
                                            (単位:千円)
                   前連結会計年度              当連結会計年度
                 (自 平成30年10月1日        (自 令和元年10月1日
                 至 令和元年9月30日)         至 令和2年9月30日)
当期純損失(△)                   △25,709             △523,041
その他の包括利益
包括利益                       △25,709              △523,041
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益              △25,388              △523,041
 非支配株主に係る包括利益                △321                     -




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(3)連結株主資本等変動計算書
    前連結会計年度(自    平成30年10月1日            至 令和元年9月30日)
                                                                                              (単位:千円)
                                        株主資本                                            非支配株主
                                                                              新株予約権                純資産合計
                資本金        資本剰余金       利益剰余金            自己株式     株主資本合計                  持分

当期首残高            878,500     772,151    △297,017          △141    1,353,492       203    189,074   1,542,769

当期変動額

    減資                                                                   -                                -

    欠損填補                                                                 -                                -
    親会社株主に帰属す
                                        △25,388                    △25,388                          △25,388
    る当期純損失(△)
    株主資本以外の項目
    の当期変動額(純                                                                     △42    △189,074   △189,116
    額)
当期変動額合計               -           -     △25,388             -      △25,388       △42    △189,074   △214,504

当期末残高            878,500     772,151    △322,405          △141    1,328,104       160         -    1,328,265



    当連結会計年度(自    令和元年10月1日             至 令和2年9月30日)
                                                                                              (単位:千円)
                                        株主資本                                            非支配株主
                                                                              新株予約権                純資産合計
                資本金        資本剰余金       利益剰余金            自己株式     株主資本合計                  持分

当期首残高            878,500     772,151    △322,405          △141    1,328,104       160         -    1,328,265

当期変動額

    減資          △828,500     828,500                                     -                                -

    欠損填補                   △121,425      121,425                         -                                -
    親会社株主に帰属す
                                        △523,041                  △523,041                         △523,041
    る当期純損失(△)
    株主資本以外の項目
    の当期変動額(純                                                                    1,426         -        1,426
    額)
当期変動額合計         △828,500     707,074    △401,615            -     △523,041      1,426         -    △521,614

当期末残高             50,000   1,479,225    △724,021          △141      805,062     1,587         -      806,650




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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                    (単位:千円)
                            前連結会計年度             当連結会計年度
                         (自 平成30年10月1日       (自 令和元年10月1日
                          至 令和元年9月30日)        至 令和2年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
                                   196,623           △492,613
 純損失(△)
 減価償却費                              50,687              12,597
 減損損失                                  413              93,968
 のれん償却額                             27,276                  -
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                     △893                △177
 ポイント引当金の増減額(△は減少)                △25,593             △65,869
 受取利息                                △395              △2,216
 支払利息                                9,659               3,185
 投資有価証券売却損益(△は益)                   197,150               5,999
 投資有価証券評価損益(△は益)                       293              78,565
 関係会社株式売却損益(△は益)                 △867,178                   -
 固定資産除却損                             9,282                 711
 売上債権の増減額(△は増加)                    237,257              68,490
 たな卸資産の増減額(△は増加)                     △621               12,257
 仕入債務の増減額(△は減少)                      5,942            △10,209
 賞与引当金の増減額(△は減少)                     4,282                  -
 未払金の増減額(△は減少)                     △5,452             △29,748
 未払消費税等の増減額(△は減少)                 △93,771               15,910
 その他                              △70,119             △22,089
 小計                              △325,157            △331,238
 利息及び配当金の受取額                           501               2,216
 利息の支払額                            △9,659              △3,185
 法人税等の支払額                         △31,600            △115,929
 法人税等の還付額                            1,634                 867
 営業活動によるキャッシュ・フロー                △364,282            △447,270
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                     △60,000            △200,000
 定期預金の払戻による収入                          -                60,000
 金銭の信託の純増減額                        △3,872                   -
 有形固定資産の取得による支出                   △29,347                   -
 有形固定資産の売却による収入                       184                   -
 無形固定資産の取得による支出                   △46,249             △11,763
 投資有価証券の取得による支出                   △82,560                   -
 投資有価証券の売却による収入                        -               205,000
 貸付けによる支出                              -             △251,200
 貸付金の回収による収入                        5,930              251,200
 投資事業組合からの分配による収入                      -                 4,062
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
                                 1,344,777                  -
 る収入
 敷金及び保証金の差入による支出                  △96,746             △13,500
 敷金及び保証金の回収による収入                       200             146,893
 その他                                 △329                   -
 投資活動によるキャッシュ・フロー                1,031,988             190,693




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                                                 (単位:千円)
                         前連結会計年度             当連結会計年度
                      (自 平成30年10月1日       (自 令和元年10月1日
                       至 令和元年9月30日)        至 令和2年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)             △244,000            △106,000
 長期借入れによる収入                      30,000                  -
 長期借入金の返済による支出                △226,401            △159,480
 社債の償還による支出                    △81,700             △20,000
 リース債務の返済による支出                 △11,297              △2,933
 その他                                 -                  144
 財務活動によるキャッシュ・フロー             △533,398            △288,269
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)             134,307           △544,846
現金及び現金同等物の期首残高                1,296,609           1,430,916
現金及び現金同等物の期末残高                1,430,916             886,070




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(5)連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。


 (セグメント情報等)
 【セグメント情報】
 1.報告セグメントの概要
    (1) 報告セグメントの決定方法
      当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
     経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
      当社グループはサービス別の事業部を基礎とし、「クラウドソーシング事業」「クラウドメディア事業」「フ
     ィンテック事業」の3つを報告セグメントとしております。
 
    (2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
      「クラウドソーシング事業」は、「CROWD」にてマイクロタスク型クラウドソーシング事業や、SNSマーケティ
     ング支援事業、動画制作事業等を運営しております。
      「クラウドメディア事業」は、日本最大のポイントを基軸としたインターネット上のクラウドメディアサービ
     ス「Gendama」を運営しております。(注1)
      「フィンテック事業」は、ポイント交換サービス「RealPay」、「RealPayギフト」を運営し、また、システム
     基盤の基礎技術の発展、ビットコインで用いられているブロックチェーン等の新技術の応用、投資などの金融領
     域への事業展開を具体的に進めております。
      注1「Gendama」を運営していた株式会社リアルXは、令和2年10月1日に当社が保有する全株式を売却し、連
     結の範囲から外れております。


 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
      報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
     おける記載と同一であります。
      報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。なお、セグメント資産及び負債については、経
     営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。
 




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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自   平成30年10月1日 至     令和元年9月30日)
                                                                         (単位:千円)
                              報告セグメント                                        連結財務諸表
                                                                  調整額
             クラウドソーシ クラウドメディ フィンテック                                            計上額
                                                      計           (注)1
               ング事業    ア事業   事業(注)2                                            (注)3

売上高
 外部顧客への売上高     1,325,395   1,125,105        22,805   2,473,306           -    2,473,306
 セグメント間の内部
                      -          -              -            -           -           -
 売上高又は振替高
     計         1,325,395   1,125,105        22,805   2,473,306           -    2,473,306
セグメント利益
又はセグメント損失       △11,612       41,906        22,223      52,517    △427,120    △374,602
(△)
その他の項目
 減価償却費            12,344        401          2,780      15,526      35,160       50,687
 のれんの償却費          27,276         -              -       27,276           -       27,276
 減損損失            -       413     -     413     -      413
 (注)1.調整額は以下のとおりであります。
      セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用でありま
      す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
    2.フィンテック事業のセグメント利益又はセグメント損失(△)の額の算定にあたっては、ポイント引当金戻入
      額を当該事業セグメントの費用に含めております。
    3.セグメント利益又はセグメント損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業損失と一致しております。
    4.報告セグメントに対して特定の資産は配分しておりませんが、減価償却費等の関連費用は配分しておりま
      す。


当連結会計年度(自   令和元年10月1日 至      令和2年9月30日)
                                                                         (単位:千円)
                              報告セグメント                                        連結財務諸表
                                                                  調整額
             クラウドソーシ クラウドメディ フィンテック                                            計上額
                                                      計           (注)1
               ング事業    ア事業   事業(注)2                                            (注)3

売上高
 外部顧客への売上高        39,920     512,086        34,679     586,685           -      586,685
 セグメント間の内部
                      -          -              -            -           -           -
 売上高又は振替高
     計            39,920     512,086        34,679     586,685           -      586,685
セグメント利益
又はセグメント損失       △75,425       50,461        18,576     △6,387     △313,877    △320,265
(△)
その他の項目
 減価償却費             2,823         -           2,823        5,647      6,949       12,597
 のれんの償却費              -          -              -            -           -           -
 減損損失          23,456    -     15,593 39,050 54,917 93,968
 (注)1.調整額は以下のとおりであります。
      セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用でありま
      す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
    2.フィンテック事業のセグメント利益又はセグメント損失(△)の額の算定にあたっては、ポイント引当金戻入
      額を当該事業セグメントの費用に含めております。
    3.セグメント利益又はセグメント損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業損失と一致しております。
    4.報告セグメントに対して特定の資産は配分しておりませんが、減価償却費等の関連費用は配分しておりま
      す。




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                               株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信




 (1株当たり情報)
                             前連結会計年度                      当連結会計年度
                        (自    平成30年10月1日             (自    令和元年10月1日
                         至    令和元年9月30日)             至     令和2年9月30日)
1株当たり純資産額                             387.14円                     234.68円
1株当たり当期純損失金額(△)                        △7.40円                     △152.47円
 (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失
       金額であるため、記載しておりません。
     2.1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                 前連結会計年度       当連結会計年度
              項目              (自 平成30年10月1日 (自 令和元年10月1日
                               至 令和元年9月30日)  至 令和2年9月30日)

1株当たり当期純損失金額(△)

 親会社株主に帰属する当期純損失金額(△)(千円)                       △25,388             △523,041

 普通株主に帰属しない金額(千円)                                    -                       -
 普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
                                                △25,388             △523,041
 損失金額(△)(千円)
 普通株式の期中平均株式数(株)                            3,430,535               3,430,535

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当
                                                     -                       -
期純利益金額の算定に含まれなかった潜在株式の概要


    3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                     前連結会計年度                  当連結会計年度
                項目
                                    (令和元年9月30日)              (令和2年9月30日)
連結貸借対照表の純資産の部の合計額(千円)                       1,328,265                 806,650

普通株式に係る純資産額(千円)                             1,328,104                 805,062

差額の主な内訳(千円)

 新株予約権                                              160                1,587

普通株式の発行済株式数(株)                              3,430,600               3,430,600

普通株式の自己株式数(株)                                        65                      65

1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)                 3,430,535               3,430,535

 




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(重要な後発事象)
(連結子会社の吸収合併)
  当社は、令和2年8月25日開催の取締役会において連結子会社である株式会社AI Marketing(以下「AIM」といい
 ます。)及び株式会社カチコ(以下「カチコ」といいます。)をいずれも吸収合併することを決議し、令和2年10
 月1日付で両社を吸収合併いたしました。


(1) 本合併の目的
  当社グループにおける選択と集中により、AIM及びカチコの2社を当社に吸収合併し、当社グループとして効率的
 な運営を進めるためであります。


(2) 合併の要旨
 ①   本合併の日程
     本合併に係る取締役会決議日    令和2年8月25日
     合併契約締結日          令和2年8月25日
     合併期日(効力発生日)      令和2年10月1日
 ②   合併の方式
     当社を存続会社とする吸収合併方式で、AIM及びカチコは解散いたしました。
 ③   本合併に係る割当の内容
     当社は、AIM及びカチコの全株式を所有しているため、本合併による株式その他の金銭等の割当はありません。
 ④   消滅会社の新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
     該当事項はありません。


(3) 合併当事者の概要
 名称            株式会社AI Marketing           株式会社カチコ
 所在地           東京都渋谷区元代々木町30番13号          東京都渋谷区元代々木町30番13号
 代表者の役職・氏名     代表取締役社長 千葉博文               代表取締役社長    深澤智史
 事業内容          クラウドソーシング事業                クラウドソーシング事業
 資本金           60,000千円                   50,000千円


(4) 合併後の状況
  本合併による当社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金、決算期に変更の予定はありませ
 ん。


(5) 会計処理の概要
  「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号            平成31年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分
 離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号            平成31年1月16日)に基づき、共通支配下の取
 引として処理しております。


(子会社株式の譲渡)
  当社は、令和2年8月25日開催の取締役会において、当社の子会社である株式会社リアルX(以下、「リアル
 X」といいます。)の株式をサイブリッジグループ株式会社(以下、「サイブリッジグループ」といいます。)に
 譲渡することを決議し、令和2年10月1日付でリアルXの株式を譲渡いたしました。


(1) 株式譲渡の理由
  リアルXが運営する「Gendama」(以下、「Gendama」といいます。)の譲渡を進めるにあたり、成熟したポイン
 トアフィリエイト市場に位置する「Gendama」に投下していた経営資源の「選択と集中」を推し進め、一層の企業価



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                                 株式会社リアルワールド(3691) 令和2年9月期 決算短信


 値向上を実現するべく、サイブリッジグループとの間で基本合意書を締結いたしました。
  その後、サイブリッジグループと協議を重ね、「Gendama」が位置する市場環境、リアルXの経営成績・財務状
 態、及び当社グループが取れるメリットと事業優位性等を総合的に鑑み、リアルXの全株式を譲渡することでスキ
 ームを確定し、株式譲渡契約書の締結を決議いたしました。
  本件譲渡により、当社グループは、以下のメリットと事業優位性を獲得できるものと考えております。
    ① 当社グループのリソースをより成長性の高い事業領域に段階的に配分することが可能になること
    ② 「Gendama」の負債部分を切り離し財務基盤のさらなる強化が実現されること
    ③ 1000万人の会員基盤は継続してリアルワールドグループにて保有するとともに、「Gendama」の会員に対し
    てもローコストで効率的にアプローチすることができるようになること
   リアルXの業績については、総資産及び純資産は減少を続けており、負債を多く抱える事業構造となっていると
 ころ、本件譲渡によりポイント引当金202,297千円(2020年9月末時点)を含むその負債部分も相当の範囲で譲受け企
 業に承継することになるため財務基盤のさらなる強化が実現されます。
  また、株式譲渡後もリアルワールドグループは引き続き1000万人の会員基盤と、クラウドソーシングサービス
 「CROWD」を保持し続け、「Gendama」と当社が運営する「RealPay」との連携関係は維持される予定です。
  リアルワールドグループは、今後もテクノロジー×クラウドソーシングを活用した事業領域で経営指針である
 「稼ぎ方革命」を推進し、企業価値向上を実現してまいります。


(2) 異動する子会社(リアルX)の概要
  名称              株式会社リアルX
  所在地             東京都渋谷区元代々木町30番13号
  代表者の役職・氏名       代表取締役社長 千葉博文
  事業内容            クラウドメディア事業
  資本金             50,000千円


(3) 株式譲渡の相手先の名称
   サイブリッジグループ株式会社


(4) 譲渡株式数及び譲渡前後の所有株式数の状況
  譲渡前の所有株式数       2,000株(所有割合100.0%)
  譲渡株式数           2,000株
  譲渡価額            1円
  譲渡後の所有株式数       0株(所有割合0%)


(5) 日程
  取締役会決議日         令和2年8月25日
  株式譲渡契約締結日       令和2年8月25日
  株式譲渡日           令和2年10月1日


(6) 今後の見通しについて
   本件株式譲渡により、翌期である令和3年9月期における連結決算において、関係会社株式売却益の特別利益が
 約150百万円発生する見込みであります。


   (事業の譲受)
   当社は、令和2年10月30日開催の取締役会において、株式会社プルチーノ(以下「プルチーノ」といいます。)
 からプルチーノが運営するWebメディア事業の一部である「漫画大陸」を譲り受けることについて決議し、令和2年
 11月1日付で事業の譲受をいたしました。



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(1) 企業結合の概要
 ①   被取得企業の名称及びその事業の内容
     被取得企業の名称       株式会社プルチーノ
     事業の内容          電子書籍紹介メディア「漫画大陸」
 ②   企業結合を行った主な理由
     10 年後も成長し続ける生産性の高い新たな事業モデル創出を目的として、インターネット分野の成長を牽引す
  るGAFAトラフィックを活用した「GAFAメディア戦略」のもと、利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げ
  を推進するためであります。
 ③   企業結合日
     2020年11月1日
 ④   企業結合の法的形式
     事業の譲受
(2) 事業譲受の取得原価
     取得の対価     現金             220百万円
     取得原価                     220百万円


(3) 主要な取得関連費用の内容及び金額
  アドバイザリー費用等        2,800千円


(4) 発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
  現時点では確定しておりません。


(5) 企業結合日に受け入れる資産及び引き受ける負債の額並びにその主な内訳
  現時点では確定しておりません。




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