3690 M-イルグルム 2019-11-08 10:00:00
2019年9月期 通期決算説明資料 [pdf]

2019年9月期通期
決算説明資料
株式会社イルグルム
2019年11月8日
INDEX




        1   業績ハイライト

        2   事業ハイライト

        3   中期経営方針の進捗

        4   2020年9月期 通期業績見通し
    2019年9月期通期 決算のポイント



全グループ売上は22%成長
営業利益・経常利益は通期黒字化

マーケティングプラットフォーム事業
売上は27%成長

アドエビスは平均単価(月額)10万円を超え
さらに伸長
                         3
        1 業績ハイライト
             Financial highlights




INDEX
1|業績ハイライト

2019年9月期通期 連結業績ハイライト
                                                                              (単位:百万円)


                                                          2019年9月期      2019年9月期
                        2019年9月期
                                            前期比             通期予想         通期予想比
                          通期実績
                                                          (レンジ予想)      (対レンジ中央値)



                                                            2,250
            売上高           2,204             122.1%
                                                           ~2,350
                                                                             95.8%


                                 84
                                       前期の
         営業利益                          営業損失   ▲98            0~50            339.7%


                売上高(百万円)                                     営業利益(百万円)
                                  2,204           247
                1,719    1,804
       1,612


                                                              92                84


                                                                     ▲98

       2016年    2017年    2018年     2019年          2016年      2017年   2018年     2019年     5
        9月期      9月期      9月期       9月期            9月期        9月期     9月期       9月期
      2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期
1|業績ハイライト

2019年9月期通期 セグメント業績ハイライト
                                                                 (単位:百万円)




                               売上高     前期比       営業利益            前期比



        マーケティング
       プラットフォーム事業              1,951   127.5%           46   前期の
                                                             営業損失   ▲120


           商流
       プラットフォーム事業                253   92.3%            38       173.3%



               売上高(百万円)                         営業利益(百万円)
                               253
                                         38
                       274
               464
       538
                               1,951
                       1,530             209
       1,073   1,254                            152                  38
                                                          22         46

                                                ▲ 60     ▲ 120
       2016年   2017年   2018年   2019年    2016年   2017年    2018年      2019年   6
        9月期     9月期     9月期     9月期      9月期     9月期      9月期        9月期
1|業績ハイライト

四半期売上高の推移


                 マーケティングPF事業はDMP取扱いの縮小により横ばいも
                     ストック売上は順調に増加(※14ページ参照)

   (百万円)
    600          商流プラットフォーム事業
                 マーケティングプラットフォーム事業

                                                                                                                 66    58    68
    500
                                                                                                           59
                               4Q→1Q
                               季節変動                                                                  63
                                                                                         68    62
    400                                                                      114   80
                                                     151
                                                                 120   104
                                               141         125

                             153         133
    300                135
                 128               113
           108

                                                                                                           460
                                                                                                                 495   497   497
    200
                                                                                         376   386   413
                                                                             338   352
                                                     311         304   316
                                               279         295
                             239         253
           220   224   226         229
    100



     0
           1Q     2Q   3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q

                  2015年度                 2016年度                  2017年度                  2018年度                  2019年度

   ※ 商流プラットフォーム事業は17期4Q~18期1QにEC受託開発事業の業務移管を行っています。                                                                                7
1|業績ハイライト

四半期営業利益の推移


                 2019年9月期は投資回収フェーズへ
           新卒採用や商号変更などにかかる費用増をこなして通期黒字化

  (百万円)
                                                             投資期                                           回収期
    100
                         43
                    35
                                             9
     75
                                                                        商流プラットフォーム事業
               33                       13                              マーケティングプラットフォーム事業
     50                            11
          22
                                                                                                                17
                              4              77                                                       17
                    67   69
                                                  60
     25                                 50             52
               41                  45
          35                  36                                                                                33
                                                                                                      30
                                                            25
                                                                  15          14                           9
                                                                                    12
      0                                           -1                                                       3
                                                       -8   -11                           -15
                                                                                    -23         -21
                                                                                          -1
                                                                  -38         -37
                                                                        -44                     -5
    -25


                                                                         -3
    -50
          1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q   3Q   4Q


               2015年度              2016年度              2017年度                 2018年度                  2019年度

                                                                                                                     8
1|業績ハイライト

連結営業利益の変動要因



              2018年9月期-2019年9月期
  (百万円)




                                  9
        2   事業ハイライト
              Business highlights




INDEX
2|事業ハイライト

アドエビスの売上構成




 アドエビスの売上は         アドエビスの売上
 アカウント数 × 平均単価 の
 サブスクリプションビジネス。
 ぶれの少ない安定成長 を実現。
                   アカウント数
                            ×   平均単価
                                (月額)




                                       11
2|事業ハイライト

アドエビスのアクティブアカウント数推移



                既存顧客の新価格体系移行による解約が低価格帯で増加
                  アカウント数は減少傾向にあったが下げ止まる
  (件数)


  1,600
                                                                                    1,518
  1,500                                                                                                 1,425
  1,400

  1,300

  1,200

  1,100

  1,000

   900

   800

   700
          1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q

               2015年度              2016年度              2017年度              2018年度              2019年度

                                                                                                              12
2|事業ハイライト

アドエビスの平均単価推移



           新価格体系への移行後も新規販売単価の上昇により順調に増加
                前年同期比+22,225円、10万円を超過
    (円)

 110,000
                                                                                                        107,143

 100,000


  90,000                                                                            84,918

  80,000
                               4Q→1Q
                               季節変動
  70,000                                                                                  価格体系変更

  60,000


  50,000


  40,000
           1Q   2Q   3Q   4Q    1Q     2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q

                2015年度                 2016年度              2017年度              2018年度              2019年度

                                                                                                                  13
2|事業ハイライト

ストック売上高比率

                          マーケティングプラットフォーム事業は
                          月額課金のサブスクリプションビジネス
                       DMP売上が縮小するもストック売上は順調に増加
 (百万円)

   600
                                                                                              99.3%          100%



   500
               レポート等・DMP
                                                                                                             75%
               ストック売上
   400
               ストック売上高比率


   300                                                                                                       50%



   200

                                                                                                             25%

   100



    0                                                                                                        0%
         1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q

              2015年度              2016年度              2017年度              2018年度              2019年度

   ※DMP事業を商流PF事業からマーケティングPF事業にセグメント変更したことによるもの。                                                               14
2|事業ハイライト

ユーザーのプライバシーに配慮した新計測方法をリリース



        厳格化が進むプライバシー保護のニーズを受け、
  ユーザーのプライバシーに配慮しながら、精度の高い広告効果測定が可能な
       新しい計測方法「CNAMEトラッキング」をリリース


       従来の3rd party Cookie・    新しくリリーススした1st party Cookie計測
      疑似的な1st party Cookie計測      (例:www.yrglm.co.jpの場合)




                                                          15
2|事業ハイライト

「ポストバック機能」連携が順調に拡大



ユーザーのプライバシーに配慮した高精度な広告効果測定のニーズが高まる一方
         必要とされる技術力もますます高度なものに
  これを背景に2018年12月にリリースした「ポストバック機能」連携先が
        50件を突破、媒体社にとっても基盤ツールへ




                                   16
2|事業ハイライト

「マーケティング効果測定プラットフォーム」へブランド刷新

ユーザーのプライバシーに関わるデータの取り扱いの厳格化が進む昨今において、
   正確な効果計測と分かりやすい活用プラットフォームの提供こそが、
       これからの企業のマーケティング活動に必要と捉え、
 ブランドコンセプトを「マーケティング効果測定プラットフォーム」へと刷新。




                                   17
2|事業ハイライト

商号を変更「株式会社イルグルム」へ




                    2019年8月1日より
                    「株式会社イルグルム」へ商号変更
                    (英語表記:YRGLM Inc.)


                    新しいビジョンを
                    「データとテクノロジーによって、世
                    界中の企業によるマーケティング活動
                    を支援し、売り手と買い手の幸せをつ
                    くる企業になる。」
                    と定めました。



                                        18
        3 中期経営方針の進捗
          Progress of mid-term management plan




INDEX
3|中期経営方針の進捗
中期経営方針




               2020年9月期 売上30億円
                                        グローバル展開へ


               国内にて成長基盤を固める              アジア拠点拡大

                                     M&Aによる成長加速
                開発・販売組織の拡充

        マーケティング ロボット具現化       2020
                              30億

         売上高




                    ~2020                  2021~
                                                   20
3|中期経営方針の進捗
2020年に向けた戦略マップ




              2020年9月期 売上30億円


       マーケティングロボット               マーケティングセールス組織の
       重点開発テーマの具現化                   拡充、高度化


   AIを活用したビッグデータ解析、     2018年度                   2019年度
                                 マーケティング体制の拡充
   他サービスとの連携に積極投資         実施                       注力



   ノンコア事業切り離し           2017年度
                                 エキスパート人材による     2018年度
   エンジニアをコア事業にシフト         実施     組織の高度化            実施



   開発人員増加               2018年度
                                 営業人員増加による新規     2019年度
   AI,BI,API等注力分野の具現化     実施     獲得・既存リレーション強化     注力



                                                          21
3|中期経営方針の進捗
2019年9月期経営方針




                  ⚫ 既存顧客への価値提供

                  ・解約率抑制
                  ・カスタマーサクセス本部の採用、
                   育成強化
  カスタマーサクセス
  の実現             ⚫ 製品開発
  既存顧客への更なる価値提供   ・既存顧客へのアップセル商材
                   の開発
                  ・UI/UXの向上
                  ・マーケティングロボット三階層
                   モデル開発



                                 22
3|中期経営方針の進捗
マーケティングPF事業のコスト構造


既存顧客へさらなる価値提供のため、カスタマーサクセス部門への投資を強化。
    ストック型の売上成長に伴い、コスト構造を緩やかに改善し、
         中長期的な収益拡大を目指す方針です。

       MPF事業各費用        2016年      2017年     2018年        2019年      中長期目標
        対売上比率           9月期        9月期       9月期          9月期        モデル


      マーケティング・
      セールス
                       24%        29%       32%          26%         30%

                                                               ※2
      開発                21%       24%       36%          29%        25-30%

      カスタマーサクセス
     (旧サポート)
                        11%       11%       11%          17%        10-15%
                                           投資強化

      その他間接            24%        25%       28%     ※1
                                                         26%        15-20%


      営業利益             20%        12%      ▲8%           2%         10-20%

     ※1 事業再編による商流プラットフォーム事業の売上減少に伴い、共通部門費のセグメント配賦比率が増加したことによるもの。
     ※2 開発の運用人員をCSに移管したことによるもの。
                                                                             23
3|中期経営方針の進捗
成長の原動力となる人員投資


    超売り手市場のなかでも積極採用を進め、成長を加速してまいります。
   経営戦略に従い2019年9月期はカスタマーサクセス領域に人材をシフト、
         顧客への更なる価値提供を目指してまいります。

                                                         151
               管理     S&M    CS     開発           144
                                                          21
                                                  20
                                         122
                                          18              35
                                                  29
                            98
                             13           25
                                                  21
              71             14
                                          15
                                                          29

               11            15
               12
               10
                                                  74
                                          64              66
                             56
               38



              2015年         2016年        2017年   2018年   2019年
              9月末           9月末          9月末     9月末     9月末
          ※子会社取締役・期末日退職者を含む
                                                                 24
        4 2020年9月期 通期業績見通し
                   FY2020 financial forecast




INDEX
4|2020年9月期 通期業績見通し
2020年9月期 通期業績見通し



        引き続き2020年9月期売上高30億円達成を目指し、
        新ビジョン「データとテクノロジーによって、世界中
        の企業によるマーケティング活動を支援し、売り手と
        買い手の幸せをつくる企業になる。」
        この具現化に向けた施策を進めてまいります。

        2020年9月期も前期に続き投資回収フェーズと位置づ
        けておりますが、現時点では業績を合理的に予測する
        ことが困難であるため、2020年度9月期業績見通し及
        び配当見込については非開示とさせていただきます。

        連結業績見通しについては、合理的に予測可能となっ
        た時点で速やかに公表いたします。

                                     26
参考資料
財務諸表概要
             2019年9月期通期連結損益概要
       経常利益黒字も訴訟和解金を特別損失に計上、当期純利益は赤字で着地

                                               単位:百万円


                2018年      2019年      前年
                                              増減率
                 9月期        9月期      同期比

売上高               1,804     2,204     +399     22.1%
売上原価                614        643     +28       4.7%

売上総利益              1,190     1,560     +370     31.1%

販売費及び一般管理費         1,288     1,475     +187     14.5%

営業利益               ▲98         84     +183          -
(営業利益率)         (▲5.5%)    (3.9%)

経常利益              ▲115         79     +194          ‐
親会社株主に帰属する
当期純利益              ▲88       ▲34       +53          -

                                                        28
            連結貸借対照表概要

                                          単位:百万円

            2018年         2019年
                                        増減額
             9月末           9月末
 流動資産           1,555         1,141       ▲413
(現預金)           1,193             773      ▲420
 固定資産               603           922     +318
(有形固定資産)             80            79          ▲1
(無形固定資産)            325           590         +265
(投資その他資産)           197           253         +55
資産合計            2,159         2,064           ▲95
 流動負債               604           822     +217
 固定負債               379           181     ▲198
負債合計                984       1,003           +18
純資産合計           1,174         1,061       ▲113

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参考資料
 その他
                   2019年9月期第4四半期 プレスリリース一覧

2019.07.12    AD EBiS    アドエビス、マーケターと共に次世代のサービスづくりに取り組む“共創型”開発プロジェクトをスタート。製品化に向けたプロジェクト投票を開始。



2019.08.01   CORPORATE   株式会社ロックオン、本日「株式会社イルグルム」へ商号を変更



2019.08.06    AD EBiS    アドエビス、CriteoとTwitterの広告コスト自動取得を開始



2019.08.15   CORPORATE   イルグルム、働き方改革と創造の新拠点「YRGLM KYOTO BASE」を開設



2019.08.21    AdRepo     アドレポ、アドエビスとのデータ連携を開始。 アドエビスの計測指標を用いたレポート作成を自動化し、広告代理店の工数削減に寄与。



2019.08.26    AD EBiS    マーケティングプラットフォーム「アドエビス」、導入実績1万件を突破



2019.08.29    AD EBiS    イルグルムとディーアンドエム、「アドエビス」のデータ分析レポートの提供で協業を開始



2019.09.05    AD EBiS    アドエビス、データの一元化と拡張性の飛躍的な向上を実現する大規模アップデート「AD EBiS UPDATE 2019 Autumn」を発表



2019.09.13   CORPORATE   執行役員人事に関するお知らせ



2019.09.20    AD EBiS    アドエビス、ユーザーのプライバシーに配慮した新しい計測方法をリリース、ユーザーと広告主の双方にとって最適な計測環境の提供を目指す


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