3690 M-イルグルム 2021-11-08 10:00:00
2021年9月期通期決算説明資料 [pdf]
株式会社イルグルム
東証マザーズ:3690
2021 年 9 月期 通期決算説明資料
目次
1 事業概要 P.04
2 2021年9月期 通期業績 P.09
3 グループ方針・成長戦略 P.16
4 マーケティングプラットフォーム事業 P.25
5 商流プラットフォーム事業 P.51
6 2022年9月期 通期業績予想・配当予想 P.57
7 中期経営方針『VISION2023』業績目標 P.60
補足資料 P.64
※本資料は「事業計画及び成長可能性に関する事項」に関する説明を含んでおります。
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エグゼクティブサマリー
2021年9月期
営業利益が前期比+32.0%の高成長、営業利益率が10.6%⇒12.4%に
主力の「アドエビス」 顧客平均単価が14四半期連続で上昇
新サービス WEBメディアの企画・編集・制作を行うスプー社を連結子会社化(1Q:12月)
EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」をリリース(4Q:7月)
SNSマーケティングを行うトピカ社を連結子会社化(4Q:7月)
2022年9月期
2桁の増収増益を計画、営業利益率は13.1%に上昇する見通し
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1
事業概要
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Vision
データとテクノロジーによって、
世界中の企業によるマーケティング活動を支援し、
売り手と買い手の幸せをつくる企業になる。
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事業構成
マーケティングDX支援事業
マーケティングプラットフォーム事業 商流プラットフォーム事業
広告効果測定 広告代理店DX 新サービス
ECオープンプラットフォーム
「イーシーキューブ」
運用型広告レポート
広告効果測定 自動作成ツール 広告代理店マッチング クリエイティブエージェンシー
プラットフォーム プラットフォーム ※1
「アドエビス」
クラウドECプラットフォーム
「イーシーキューブシーオー」
広告効果測定市場
EC特化型CX向上
売上シェア国内No.1※2 広告代理店向け 分散型動画メディア EC構築オープンソース
プラットフォーム 運営代行サービス
案件管理ツール 利用数国内No.1※3
「イージーシーエックス」
※ 1:「アドフープ」は今後の領域拡大に伴い、広告代理店DXから新サービスに領域を変更
※ 2:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2020」広告効果測定市場:ベンダー別売上金額シェア(2015~2019年度予測)
※ 3:独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による
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当社の強み
高精度なデータ計測を
提供し続ける技術力&
テクノロジー 専門性の高いDX人材
フロントランナーとして
蓄積してきた膨大なデータ
20年間に渡り築き上げた
500社超のパートナー
ビッグデータ ネットワーク
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テクノロジーを支える専門性の高いDX人材
エンジニア主体で事業を展開するテクノロジーカンパニー
全従業員の在宅勤務環境を整備し、コロナ禍においても組織は継続的に拡大
従業員数は順調に拡大 エンジニア比率は3割超 専門性の高いDX人材
MPF
184
167
149
141
計測手法を研究するR&D専任チーム。
122
エンジニア比率 登壇や海外メディアからの取材など
対外的な活動も多数
35%
98
商流PF
2021年9月期
グローバルなエンジニアイベントでの
登壇の他、国外の著名オープンソース
2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 開発にも参加
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2
2021年9月期 通期業績
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損益計算書サマリー
2021年9月期は売上高が前期比+12.9%、営業利益が同+32.0%の成長
売上高は業績予想に未達も、コスト削減に努め利益面は予想を上回る
2020年9月期 2021年9月期
単位:百万円 通期実績 通期業績予想 通期実績 前期比
売上高 2,618 3,000 2,957 +12.9%
売上総利益 1,831 - 2,039 +11.3%
営業利益 276 330 365 +32.0%
営業利益率 10.6% 11.0% 12.4% +1.8pt
経常利益 261 - 364 +39.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 183 - 239 +30.7%
【参考】EBITDA ※ 513 - 638 +24.2%
EBITDAマージン 19.6% - 21.6% +2.0pt
※ EBITDA = 営業利益+のれん償却費+減価償却費として算出しております。
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セグメント別事業状況
マーケティングプラットフォーム事業 商流プラットフォーム事業
(MPF) (商流PF)
上期・下期 上期 下期
・マーケティングDX需要の高まり ・コロナ禍での巣ごもり需要は
を受け、新サービスに勝機 継続しつつも対前年比では一巡
○ : EC業界・SaaSビジネス等 ・EC競争激化による一部顧客の解約も
業種別顧客動向
△ : 旅行・飲食業界等
発生するなど、事業環境が変化
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四半期売上高推移
新サービスの貢献によりMPF事業の4Q売上は四半期過去最高を達成
4Q連結売上においても四半期過去最高を更新
(百万円) 商流PF MPF
800
ADPLAN
事業譲受 80
700 95
100 82
EC受託開発 アドレポ 91 97
事業から段階的 50 ※
600 事業譲受
に撤退
61
66 58 68
500 59
63
68 62
400 114 80
151
125 120 104
141 687
133 621 649 640
300 599 594 600
113
495 497 497 523
460
200 386 413
352 376
311 316 338
279 295 304
229 253
100
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
※ 特殊要因:商流プラットフォーム事業の2020年度3Q売上高には、一部取引先との契約更新がずれこんだことにより計上が遅れていた売上高28百万円が含まれております。
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四半期営業利益推移
営業利益の四半期推移は資産振替の影響等でバラつきがあるものの、
新領域への投資を吸収しつつ、着実な利益体質が定着
戦略的投資期 成長期
(百万円) 商流PF MPF
EC受託開発
100 事業から段階的 35
に撤退 19
9
75 ADPLAN 21
38 46 30
事業譲受
13
50 11
77 17 17 79 80
4 商号
60 65
25 50 52 アドレポ 変更 51 51 47 53
45
36 事業譲受 33 8
25 30
15 14 12 9 15
0 3
△1 △8 △11 △4
△15 △21
△23
△37 △1
△38 △44 大型機能開発による
-25 △5
資産振替で利益増加
△3
-50
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
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営業利益の変動要因
M&A・新領域の人件費、のれん償却費、自社開発資産振替の減少によるコスト増も、
トップラインの拡大と代理店制度の見直し等により、営業利益は前期比+32.0%の成長
M&Aを含む 前期2Q実施のM&A リモート対応による
新領域での により、のれん システム費用
人員増加 償却費が増加 などが増加
前期比
+32.0%
代理店制度の見直しに ソフトウェアへの プログラム改修効果で
より、手数料は 資産振替算定対象 サーバー管理費の
前期比で減少 の変更により減少 増加幅を抑制
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貸借対照表サマリー
連結子会社株式の一部譲渡により現預金・純資産が大幅増加、自己資本比率も大きく改善
2020年9月期 2021年9月期
増減
単位:百万円 期末 期末
流動資産 1,563 1,871 +307
内、現預金 1,118 1,391 +273
固定資産 1,187 1,268 +80
有形固定資産 51 32 △19
無形固定資産 831 899 +67
投資その他資産 304 336 +32
資産合計 2,751 3,139 +387
負債合計 1,476 1,491 +15
内、有利子負債 1,076 978 △98
純資産合計 1,275 1,648 +372
自己資本比率 46.4% 51.8% +5.4pt
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3
グループ方針・成長戦略
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中期経営方針『VISION2023』
中期経営方針『VISION2023』
既存事業の拡大×新領域の創出を実行する3ヵ年の中期成長戦略
と
2023年9月期の業績目標を設定
連結売上高 連結営業利益率 株主資本配当率
2020年9月期 (DOE)
実績 26.1億円 10.6% 2%
連結売上高 連結営業利益率 株主資本配当率
2023年9月期 (DOE)
業績目標 50億円 15% 3%以上
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中期成長戦略『MXP戦略』
MXP戦略 Marketing Transformation Platform
【既存サービスの成長加速】と【新サービスの複数展開】によって
国内企業のマーケティングDXを支援するプラットフォームビジネスに進化させる
「アドエビス」で培った強み NEW
データの計測 データの統合・分析 データの活用
自社開発・M&Aによる
蓄積したビッグデータと顧客基盤
新サービスを複数展開
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グループアセットの拡大
「アドエビス」で培った強みを活かした自社開発とM&Aにより、グループアセットを拡大
今後、新サービス領域の更なる開拓へ
2021年9月期に
大きく拡大
広告代理店DX 新サービス
【M&Aで取得】
人材 データ
【M&Aで取得】
顧客
資本
基盤
テクノロジー
EC構築 新規開拓領域
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グループシナジー
MPF①広告効果測定
▪顧客・代理店網の共有
▪人的支援
▪顧客の共有 ▪セキュリティ技術の提供
新サービスの ▪人的支援
▪媒体データ連携基盤の共有 開発支援
企画力
新領域の
顧客の共有 ノウハウ
【自社開発】 【M&A子会社】 【子会社】
顧客の共有 イーシーキューブ
(今後) (今後)
MPF② 新サービス MPF③新サービス 新サービス 商流PF
広告代理店DX 共同開発 共同開発
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2022年9月期テーマ
2022年9月期テーマ
更なるサービス領域の拡大とシナジー追求による
『グループアセットの最大化』
総合マーケティングDX支援企業集団へ
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【2022年9月期】 提供価値の最大化・LTV最大化
総合マーケティングDX支援企業集団へと進化し、単一サービスの提供ではなく
顧客企業にとって最適な複合的なプランの提供を行うことでLTVの最大化を目指す
深化 探索
LTVの
広告代理店DX 新サービス
人材 データ
顧客
最大化
資本 提供価値
基盤
の最大化
テクノロジー
EC構築 新規開拓領域
顧客企業のメリット
総合的なマーケティング
の相談が可能に
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【2022年9月期】MPF事業の体制を一新
2021年10月、組織改編により理想的な体制に
宮本力のCOO就任により岩田は成長ドライバーの創出に注力
旧体制 新体制
CEO 岩田 進
が全領域を牽引 CEO 岩田 進 COO 宮本 力
①広告効果測定 ①広告効果測定
②広告代理店DX ②広告代理店DX
③新サービス ③新サービス
新規開拓領域 新規開拓領域
広告プロダクションでプロデューサーとして経験を積んだのち、株式会社たき工房に入社。2010年に社長に就任。
宮本 力 2017年からは株式会社たきホールディングスの専務取締役としてグループ全8社を統括。
プロフィール 2021年6月よりイルグルムに入社。
クリエイティブ領域の知見と組織経営の経験から2021年10月COOに就任し、アドエビス事業全体を統括。
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【2022年9月期】サービス領域別重点施策
主力の「アドエビス」および新サービス領域の成長に注力し、クロスセルを強化
サービス間のシナジーを追求し、グループアセットの最大化を目指す
MPF① MPF② MPF③
商流PF
広告効果測定 広告代理店DX 新サービス
カスタマー
サクセス強化
製品強化 投資強化 製品強化
注力 継続成長に 注力 開発者の
向けた基盤確立 2021年9月期の 自社開発/M&A 利便性向上
解約率低減 新サービスを による
さらに育てる 新サービスの創出
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4
マーケティングプラットフォーム事業
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MPF事業の売上構成
広告効果測定「アドエビス」がセグメント売上の89%を占める
今後は新サービスの割合を増加させていく方針
③ 新サービス
4% ①広告効果測定
※
7%
MPF
売上構成比 89%
②広告代理店DX (2021年9月期)
※「アドフープ」は今後の領域拡大に伴い、②広告代理店DXから③新サービスに領域を変更。
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2021年9月期施策
全事業領域で新機能/サービスをリリース
上期 「アドエビス」をリニューアル“新アドエビス”リリース(p.33)
MPF①
広告効果測定 4部門で国内No.1獲得(p.32)
下期
D2C企業向けLTV予測機能をリリース(p.34)
MPF②
広告代理店DX
下期 「アドレポ」新機能「スマート考察機能」リリース(p.41)
広告代理店ご紹介サービスを「AD HOOP」に改称、
上期 リニューアルを実施(p.45)
MPF③ スプー社を買収(p.48)
新サービス
下期
「eZCX」正式版リリース(p.47)
トピカ社を買収(p.49)
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2021年9月期 業績サマリー
売上高 セグメント利益
M&A、新サービスの立ち上がりと M&A、新サービスでの人員投資をこなしつつ
広告効果測定の堅調な推移により2桁の増収 広告効果測定の収益性向上で前期比+24.2%成長
2,599 246
2,317
198
前期比
+12.1% 前期比
+24.2%
(百万円) (百万円)
2020年9月期 2021年9月期 2020年9月期 2021年9月期
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サービス別四半期売上推移
2Q以降、新サービスが順調に立ち上がり、トピカ買収により4Qで伸長
主力の「アドエビス」は堅調な推移
(百万円) 広告効果測定 広告代理店DX 新サービス その他
サービス区分適応
700
687
600
600
500
400
300
200
100
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
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【2022年9月期】 MPF事業の売上拡大戦略
平均単価の向上と顧客企業数の拡大の2軸で売上拡大を目指す
平均単価の向上
新サービス開発やM&Aによる事業領域拡大
機能の拡充などプロダクトの進化によるアップセル
グループシナジーを活かしたクロスセル強化
平均単価の向上
×
顧客数の拡大
【既存】カスタマーサクセス強化による解約率低減
現在のアセット 顧客数の拡大
平 【新規】プロモーション強化による新規獲得向上
均
単
価
顧客企業数 さらなる売上拡大を目指す
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① 広告効果測定
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「アドエビス」広告効果測定ツール売上シェアNo.1獲得 ①広告効果測定
『広告効果測定ツール導入実績調査』において4部門でNo.1※を獲得
※日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年6月期_指定領域における競合調査
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「アドエビス」ブランド・プロダクトの刷新(年間トピックス) ①広告効果測定
2020年10月、サービス開始16周年を迎えブランドロゴをリニューアル
2021年1月にはUIを刷新し、さらに進化したUI・UXを提供
データ分析に最適化された新UIで
顧客提供価値を拡大
読み込み速度を最大82%改善
20以上の機能追加と改善を実施
分析に最適化された導線設計
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「アドエビス」D2C企業向け新機能のリリース(年間トピックス) ①広告効果測定
2021年6月、Web広告施策のLTV(顧客生涯価値)を予測する「LTV Forecast」をリリース
D2C企業向けに利益ベースにした広告評価の仕組みを提供
アドエビスのデータと各種データを結合
導入企業メリット
受注データ
広告データ + コストデータ
(広告費 / 変動費)
・利益ベースの広告投資判断
を早期実現
・通販でのリピート客の
独自のロジック※で最短1ヵ月でLTVを予測
効率的な獲得が可能に
過去のリピート売上の傾向や当月のCPA・転換率の
実績から最大24ヶ月先までのLTVを広告別に予測
※特許出願番号:特願2021-100324
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「アドエビス」D2C企業向け新機能のリリース(年間トピックス) ①広告効果測定
LTV Forecastの認知向上と拡販のための取り組みを強化
パートナーシップ強化 メディア露出 オンラインイベントの開催
・株式会社オプトとLTV Forecastの ・著名人とのコラボによるメディア ・国内トップマーケターを招いた
拡販に向けた協業を開始 露出と市場啓発を強化 EC/D2C業界向けオンライン
イベントを開催、1,400名超を集客
・ビタブリッドジャパン執行役員
西守 穣氏がアドバイザーに就任
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「アドエビス」平均単価・アカウント数の推移 ①広告効果測定
平均単価 アカウント数
価格体系変更に伴う新規顧客単価の向上により
アカウント数は引き続き減少
月額顧客平均単価は14四半期連続で上昇中
(円) (件)
152,136 価格体系
変更 ※
1,290
価格体系
変更 ※
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
※従量変動制から、計測予定ボリュームに応じた事前確定型の固定料金制に変更
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「アドエビス」解約状況分析 ①広告効果測定
解約の40%が契約から1年以内の解約
解約理由としては「上手く使いこなせていない」が多い状況
解約案件の4割が契約開始1年以内
新規獲得顧客向け
解約月額 オンボーディングをさらに強化
延べ金額 40%
(2021年9月期)
カスタマーサクセスプログラムをアップデートし、
早期解約の低減を目指す
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【2022年9月期】「アドエビス」カスタマーサクセス強化 ①広告効果測定
2021年10月、カスタマーサクセスプログラムをアップデート
外部連携も踏まえたオンボーディングによりデータの統合・活用を促進
オンボーディング支援対象を拡大 外部連携を踏まえた活用支援も開始
アドエビスの管理画面で完結
導入 初期設定サポート
広告コスト
管理画面
計測 データ蓄積
NEW アドエビスの管理画面外でデータを活用
分析 分析活用サポート
管理画面
活用 NEW 運用定着
BIツール 顧客管理システム
管理画面
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【2022年9月期】「アドエビス」新しいKPI:解約率 ①広告効果測定
解約率をKPIに設定し、2022年9月時点で解約率2.0%を目指す
堅調な新規獲得に加え、カスタマーサクセスを強化することでアカウント数の拡大に取り組む
「アドエビス」直近12ヵ月平均解約率
定義
2.9%
2.8% 2.7%
2.7% • 月間解約率=当月の解
2.5%
約金額÷前月売上金額
2.0% にて算定
• 解約には顧客企業の決
算月等による季節変動
があるため、傾向把握
に適した12か月移動平
均を採用
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
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②広告代理店DX
© YRGLM Inc. 40
「アドレポ」スマート考察機能のリリース(年間トピックス) ②広告代理店DX
運用型広告レポートの考察を自動出力できる「スマート考察機能」を2021年7月より提供開始
レポーティング業務の全プロセスを効率化し、広告代理店ビジネスのDX推進をサポート
レポーティング業務の全プロセスを効率化
考察作成時間を約8割削減※
データ データ
考察 提出
集計 整形
お客様の声
“レポートに考察をつけられていなかった
案件もあったので、助かっています。”
“お客様に考察をお伝えするのに役立つだけなく、
出てきたコメントを実際の広告運用のヒント
としても活用しています。”
※当社試算値
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【2022年9月期】「アドレポ」の今後の戦略 ②広告代理店DX
プロダクト改善に投資すると共にカスタマーサクセス体制を強化、サービス品質を高める
データ取得基盤プログラムの改修を行いコストを削減、利益率を高める
プロダクト改善 カスタマーサクセス体制強化 基盤プログラム改修
UI改善で使いやすさ向上 増員によるオンボーディング強化 利用ボリュームの多い主要広告
データ取得の基盤プログラムを
管理画面 一部設定をサポート 改修、ランニングコストを削減
刷新
UPDATE 1ヵ月 キックオフ/基本設定
Google広告
2ヵ月 主力案件の自動化
スマート考察機能のアップデート Yahoo!広告
3ヵ月 全案件の自動化
データ データ
考察 提出
集計 整形 4ヵ月 Facebook
運用定着
~
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③新サービス
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新サービスの複数展開 ③新サービス
自社開発とM&Aにより新たなサービスを展開
データ活用領域のサービス拡充により、国内企業のマーケティングDX支援を加速
提供サービスを拡充
自社開発 M&A
CX クリエイティブ
マッチングプラットフォーム クリエイティブ制作
マッチング マーケティング SNS
マーケティング
DX支援
EC特化型
CX向上プラットフォーム 動画・SNSマーケティング
広告
広告
代理店
効果測定
DX
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「アドフープ」の成長加速(年間トピックス) ③新サービス
2021年1月、「広告代理店ご紹介サービス」を「AD HOOP(アドフープ)」に改称
広告代理店のリード獲得に特化したサービスに変更し、新規顧客獲得のDX推進支援を加速
広告代理店マッチングプラットフォーム サービス内容を一新し、
売上大幅増
広告主企業 広告代理店
■ 課題 ■ 課題
PF 前期比
自社に合う広告代理店 ¥0 獲得広告コストの増加
を上手く見つけられない
利用料
8倍
■ 利用メリット ■ 利用メリット
複数の候補から最適な 発注意向の高い
紹介料
広告代理店を選べる 良質なリードの獲得
2020年9月期 2021年9月期
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【2022年9月期】 「アドフープ」の今後の戦略 ③新サービス
広告主企業向け機能を新たに提供することにより、マッチング効率とスピードを向上
サービス領域をWeb広告からマーケティングソリューションに拡大し、加速的な成長を目指す
広告主企業向け登録サイトを11月中にリリース予定 サービスの提供領域を今後拡大予定
広告主企業 効率的な 広告代理店 広告代理店
マッチングの場
\NEW/
を提供 \NEW/
案件登録 案件閲覧 SNS運用代行
広告主企業
PR文面等の閲覧 エントリー 動画制作
合否通知 合否確認 サイト制作
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「eZCX」(年間トピックス) ③新サービス
2021年7月、EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」正式版をリリース
「アドエビス」との併用で導入企業は全てのファネルにアプローチ可能。今後はクロスセルに注力
アドエビスの計測データとの掛け合わせで
独自開発の「eZCX」をリリース
CX領域におけるDXを支援
認知
流入施策の
成果最大化 興味・関心
比較・検討
サイト内改善 顧客化
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株式会社スプー(年間トピックス) ③新サービス
2020年12月、WEBメディアの企画・編集・制作を行う株式会社スプーを連結子会社化
イルグルムとの共同企画による新サービス「事例侍」を2021年11月より提供開始
BtoB向け導入事例制作サービス「事例侍」 両社の強みによるシナジー創出を目指す
データ・テクノロジー クリエイティブ
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株式会社トピカ(年間トピックス) ③新サービス
2021年7月、株式会社トピカをM&Aにより連結子会社化
急成長が続くSNSマーケティング市場にサービス領域を拡大
SNSマーケティング事業を吸収
動画コンテンツの企画制作~SNSの運用代行までを
一気通貫で提供するトピカ社の独自サービス
当社が培ってきたデータとテクノロジーの領域と
トピカが得意とするSNSマーケティング領域を融合し 領域拡大に向けた今後の展開
新たなサービス提供を目指す
1. 既存顧客へのクロスセルを実施
2. SNSマーケティングの知見を吸収
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新サービスの売上構成
プロフェッショナルサービスを中心に拡大し、4Qは前年同期比28.7倍の売上成長
今後はクラウドサービスも拡大を目指す
新サービスの売上構成
プロフェッショナルサービス:M&Aにて獲得
(百万円) クラウドサービス
プロフェッショナルサービス
前年同期比
60
28.7倍
50
40
クラウドサービス:自社開発
30
20
10
0
主力の「アドエビス」との
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q クロスセル相性良好
2020年9月期 2021年9月期
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5
商流プラットフォーム事業
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商流PF事業の売上構成
「EC-CUBE」における決済プラグイン利用によるマージン収入がセグメント売上の81%を占める
今後はクラウド版「ec-cube.co」の販売強化により、サブスクリプション収入の増加に注力
その他
オーナーズストアでの 15%
プラグイン・テンプレート販売収入、
広告掲載収入 4% 決済手数料売上
商流PF
売上構成比 81% 「EC-CUBE」における決済プラグイン
利用による決済代行パートナー企業
サブスクリプション売上 (2021年9月期) からのマージン収入
クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」
によるサブスクリプション収入
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2021年9月期 業績サマリー
売上高 セグメント利益
コロナ巣ごもり需要でEC業界が上期活況 開発投資を継続しつつも高い利益率による
決済手数料売上を中心に2桁増収 増収効果で前期比+51.5%の増益
118
358
300
78
前期比
前期比
+19.2% +51.5%
(百万円) (百万円)
2020年9月期 2021年9月期 2020年9月期 2021年9月期
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クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」の販売強化(年間トピックス)
クラウド版「ec-cube.co」の拡販に注力
パートナーシップとプロダクトの強化により、より多くのEC事業者へのアプローチが可能に
パートナーシップによる販売強化 スタンダードプランのリリース
・EC市場拡大に向けた取り組みとして ・事業拡大フェーズのEC事業者向けにカスタマイズ性を
「ec-cube.co オリコ専用プラン」の提供を開始 高めた「 ec-cube.co スタンダードプラン」の提供を開始
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「EC-CUBE」のアップデートを実施(年間トピックス)
2021年9月、EC-CUBE4のメジャーバージョンアップを実施
セキュリティとSEO対策の強化とカスタマイズ性の向上促す全189の機能追加・改善を実施
全 189
※の機能追加・改善
利便性とカスタマイズ性がさらに向上
WebAPIによる
セキュリティ SEO対策範囲
カスタマイズ性
機能の強化 の拡張
向上
※2021/09/10までの数
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【2022年9月期】 「EC-CUBE」の今後の戦略
開発者の利便性強化に向けた機能開発とセキュリティへの取り組みを強化
汎用性とカスタマイズ性の両立により開発者と事業者の『2DX』の実現を目指す
開発者の利便性・カスタマイズ性を強化 セキュリティへの取り組みを強化
事業者の理想を実現するECサイト構築を支援 安心安全なサポート環境の提供
2022年9月期の施策 2022年9月期の施策
・セキュアなアプリケーション開発
・基本機能/公式プラグインの拡充
・アプリケーション利用環境のセキュリティ強化
・「ec-cube.co」開発者プランリリース
・セキュリティ意識向上に向けた啓発活動
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6
2022年9月期 通期業績予想・配当予想
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2022年9月期通期業績予想
前期に創出した新サービスの成長等により売上高は前期比+21.7%を計画
投資先行の広告代理店DXと新サービスの利益率改善により営業利益率13.1%の見通し
2021年9月期 2022年9月期
単位:百万円 実績 通期業績予想 前年同期比
売上高 2,957 3,600 +21.7%
営業利益 365 470 +28.6%
営業利益率 12.4% 13.1% +0.7pt
経常利益 364 460 +26.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 239 320 +33.5%
【参考】EBITDA ※ 638 770 +20.7%
EBITDAマージン 21.6% 21.4% △0.2pt
※ EBITDA = 営業利益+のれん償却費+減価償却費として算出しております。
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2022年9月期配当予想
配当方針は中期経営方針で掲げた目標に近づけるべくDOE2.0%⇒2.5%に変更
期末配当予想は7.5円を計画
1株当たりの期末配当金
配当方針
7.5
当社は、株主の皆様への安定的かつ
5.2
継続的な利益配分を行うことを基本方針とし、
4.0
連結株主資本配当率(DOE) 2.5%を目安に
期末一括配当を行うこととしております。
中期経営方針では、最終年度の2023年9月期に
(円) おいてDOE3%以上の配当実現を目指します。
2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
予想
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7
中期経営方針『VISION2023』業績目標
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『VISION2023』売上目標
中期方針初年度で創出した新サービスを育成すると共に、M&Aによる領域拡大を図り、
2023年9月期には新サービスの占める比率を30%に引き上げていく
2022年9月期~【新KPI】
新サービス(M&Aを含む)
連結売上高における の占める比率
新サービスの比率をKPIに設定
30%
新サービスの占める比率
14% 2023年9月期
【目標】
新サービスの占める比率
3% 50億円
2022年9月期
【予想】
2021年9月期 36億円 MPF :45.9億円
(実績) 商流PF: 4.1億円
29.5億円
MPF①広告効果測定
MPF :32.2億円
MPF②広告代理店DX
商流PF: 3.8億円
MPF③新サービス
MPF :25.9億円 商流PF
商流PF: 3.5億円
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『VISION2023』営業利益率目標
広告代理店DXと新サービスの領域は投資フェーズで損失が先行
売上の拡大により損失を段階的に縮小、2023年9月期に黒字転換、営業利益率の改善を見込む
営業利益率
営業利益率 【目標】
MPF①広告効果測定
【予想】 15.0% MPF②広告代理店DX
営業利益率 13.1% MPF③新サービス
商流PF
(実績)
12.4%
黒字転換へ
赤字の縮小
2021年9月期 2022年9月期 2023年9月期
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今後の業績成長イメージ
広告効果測定を中心とした既存ビジネスの拡大と
新サービスの創出・伸長によって急角度の業績成長を目指す
商流PF
MPF③
新サービス
MPF②
広告代理店DX
MPF①
広告効果測定
2021年9月期
2030年9月期
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補足資料
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社名の由来
それぞれの企業が独自の価値でともに発展できる社会。
私たちはそのまだ見ぬ理想の世界をYRGLMと名付けました。
まだこの世に存在しない未来像を示すために、既存の言菓に由来を
持たない「意味を持たない文字列」を語源としました。
どこにもない企業を目指すために選んだ、どこにもない名前です。
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会社概要
社 名 : 株式会社イルグルム
設 立 : 2001年6月4日
資 本 金 : 318百万円(2021年9月30日現在)
代 表 者 : 岩田 進
従 業 員 数 : 184人(グループ連結/2021年9月30日現在)
所 在 地 : 【大阪本社】〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー13F
【東京本社】〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F
事 業 内 容 : マーケティングDX支援サービスの提供
• 広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」
• 運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」
• 広告代理店向けクラウド案件管理ツール「アドナレッジ」
• 広告代理店マッチングプラットフォーム「アドフープ」
• EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」
• ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」
子 会 社 : 株式会社イーシーキューブ
株式会社スプー
株式会社トピカ
YRGLM VIETNAM COMPANY LIMITED(ベトナムホーチミンシティ)
© YRGLM Inc. 66
沿革
2021.07
EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」の提供を開始
2020.05
広告代理店マッチングプラットフォーム「アドフープ」の提供を開始
Product
2020.06
広告代理店向けクラウド案件管理ツール「アドナレッジ」の提供を開始
2020.08
理想のマーケティングを一緒に探究するメディア「ARCC」をオープン
2021.07
2018.10 株式会社トピカが
運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」の提供を開始 連結子会社として参画
2020.12
株式会社スプーが
2006.09 連結子会社として参画
日本発ECオープンプラットフォーム 2019.08
「EC-CUBE」の提供を開始 株式会社イルグルムに社名変更
2018.10
株式会社イーシーキューブを設立
2004.09
2017.10
広告効果測定プラットフォーム
東京支社を東京本社に改称し、二本社制へ移行
「アドエビス」の提供を開始
2014.09
東証マザーズ市場へ上場
2013.12
現地法人ベトナム子会社を設立
2012.02
ベトナムにオフショア開発拠点を開設
2010.11
米国シリコンバレーに子会社を設立
2005.07
東京支社を開設
2003.07
株式会社として組織変更 Corporate
2001.06
有限会社ロックオンを設立
© YRGLM Inc. 67
グループ構成
マーケティングプラットフォーム事業(MPF) 商流プラットフォーム事業(商流PF)
株式会社イルグルム
連結子会社
株式会社
イーシーキューブ
開発業務の一部を委託 新規事業開発で連携
連結子会社 連結子会社
YRGLM VIETNAM
COMPANY LIMITED
© YRGLM Inc. 68
個性と多様性を尊重し、しなやかに変化する組織
「多様な働き方を支援する環境整備」と「コミュニケーション強化」に注力
コロナ禍のなかでも働きやすい環境を実現
日本における2021年度版
「働きがいのある会社」ランキングにおいて
9年連続・10度目のベストカンパニーに選出
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特別鼎談「マーケティングテクノロジーの近未来」を公開
Cookie規制を超えて、すべてのステークホルダーに利益と安全を届けるために
ジャーナリストの佐々木俊尚氏とのトークセッションを2021年4月に実施
GoogleとAppleの提供するブラウザーが、Webサイト間を
またいで閲覧履歴をトラッキングできる
サードパーティCookieの規制を順次実行に移しています。
企業のデジタルマーケティングに甚大な影響を及ぼす
この巨大な環境変化は、どのような経緯で起きているのか。
この変化を受けて、当社はどのようなポリシーと
技術で対応しているのか。
さらに、これからのマーケティングテクノロジーは
どう進化していくべきか。
ジャーナリスト佐々木俊尚さんをゲストにお招きし、
特別鼎談を行いました。
https://www.yrglm.co.jp/ir/special_session/
© YRGLM Inc. 70
2021年9月期トピック一覧
第1四半期
2020.10.09 商流PF 【EC-CUBE】コロナ禍における急速なECシフトへの支援として、「EC-CUBE公式オンライン相談窓口」を開設
2020.10.15 MPF 【アドエビス】「ITreview Grid Award 2020 Fall」のアクセス解析・アトリビューション部門「High Performer」を受賞
2020.10.22 全社 2020年9月期業績予想及び配当予想を修正
2020.10.23 MPF 【アドエビス】オンラインカンファレンス「AD EBiS Conference 2020」を開催
2020.10.28 MPF 【アドエビス】プロダクトロゴ・サービスデザインを刷新、16周年記念特設サイトを公開
2020.10.30 MPF データマーケティングを探究するメディア「ARCC」初のオンラインイベントを11/5に開催
2020.11.04 商流PF 株式会社オリエントコーポレーションと資本業務提携で基本合意。クラウド版「ec-cube.co」で企業のDXを支援。
2020.11.04 商流PF 【EC-CUBE】「はじめてのオンラインショップ 支援プログラム」に、Grow with Google パートナーとして参画
2020.11.05 商流PF 【EC-CUBE】 Google ショッピング タブの無料リスティング が利用可能に。クラウド版「ec-cube.co」で機能提供開始。
2020.11.13 商流PF 政府CIO補佐官 市谷聡啓氏のDX推進アドバイザー就任を発表。EC-CUBEを活用した「ECを中心としたDX」を全国企業に広く推進へ
2020.11.13 全社 2020 年9月30日を基準日とする剰余金の配当に関するお知らせ
2020.11.16 全社 役員の異動に関するお知らせ
2020.11.19 MPF 【アドエビス】2021年1月フルリニューアル、UI刷新と画面レスポンス最大約80%改善によりデータ分析にかかる時間を大幅短縮
2020.11.20 商流PF 【EC-CUBE】ネットショップ動向調査において 「月商1000万円以上で利用されているカートシステム」利用数でNo.1を獲得
2020.12.16 MPF 【アドエビス】株式会社生活総合サービスがアドエビスの計測データを「DirectEngine」へ連携
2020.12.21 商流PF 株式会社オリエントコーポレーションとの資本業務提携の契約締結に関するお知らせ
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2021年9月期トピック一覧
第2四半期
2021.01.06 MPF 【アドフープ】「広告代理店ご紹介サービス」から「アドフープ」にサービス名変更
2021.01.19 商流PF 【EC-CUBE】ネットショップをすぐに立ち上げたい店舗向け支援として、5社限定「ネットショップ構築代行キャンペーン」を開始
2021.01.21 MPF 【アドエビス】画面レスポンスの高速化と分析導線を見直した新UIを発表
2021.01.22 MPF 【アドエビス】「ITreview Grid Award 2021 Winter」のアクセス解析・アトリビューション部門で 「High Performer」を2期連続受賞
2021.02.05 全社 2021年9月期業績予想を発表
2021.02.16 全社 2021年版 日本における「働きがいのある会社」ランキングにおいて、 9年連続・10度目となるベストカンパニーに選出
2021.02.16 全社 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込を完了
2021.02.18 商流PF 【EC-CUBE】GMOイプシロン株式会社と協業し、公式決済サービス「EC-CUBEペイメント ライト」をリリース
2021.02.19 商流PF 【EC-CUBE】カスタマイズ可能なクラウドECプラットフォーム「ec-cube.co スタンダードプラン」をリリース
2021.02.26 商流PF 【EC-CUBE】ダウンロード版EC-CUBE対応データ連携用プラグインをリリース
2021.03.01 商流PF 【EC-CUBE】「ec-cube.co スタンダードプラン」リリースを記念し、契約初月&翌月無料キャンペーンを開始
2021.03.05 商流PF 【EC-CUBE】EC-CUBE本体やプラグインへのレビュー投稿を活性化させる「レビュー&ツイートキャンペーン」を開始
2021.03.25 商流PF 【EC-CUBE】「ec-cube.co スタンダードプラン」に、開発者と運営者の分業を支援する「管理画面操作Git連携」を実装
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2021年9月期トピック一覧
第3四半期
2021.04.12 MPF 【アドエビス】EC/D2C業界向けオンラインイベント「NEXT STAGE of EC」を開催
2021.04.15 MPF 【アドエビス】「ITreview Grid Award 2021 Spring」のアクセス解析・アトリビューション部門で「Leader」を受賞
2021.05.07 MPF 【新サービス】CX領域の新サービス「eZCX」先行リリース版をリリース
2021.05.07 全社 2021年9月期の配当予想を増額修正
2021.06.10 全社 執行役員 CTO 中川 仁がデジタル庁創設に向けた民間人材として採用
2021.06.28 MPF 【アドエビス】未来の利益を可視化するD2C向けLTV予測機能をリリース
第4四半期
2021.07.01 MPF 【アドレポ】運用型広告レポートの考察を自動出力できる「スマート考察機能」の提供を開始
2021.07.13 MPF 【アドエビス】広告効果測定ツールの導入実績調査において4冠を獲得!
2021.07.16 MPF 株式会社トピカの株式を取得し連結子会社化
2021.07.19 MPF 【アドエビス】「ITreview Grid Award 2021 Summer」のアクセス解析・アトリビューション部門で「Leader」を2期連続受賞
2021.07.20 MPF 【新サービス】イルグルム、EC特化型CX向上プラットフォーム「eZCX」正式リリース
2021.07.21 MPF 【アドエビス】アドベリフィケーション促進に向け、戦略的パートナーとしてアドフラウド対策ツール「Spider AF」と連携を強化
2021.07.21 商流PF 新しいショッピング体験への変革と共創をテーマにした「EC-CUBE DAY 2021」を2021年11月にオンラインで開催
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2021年9月期トピック一覧
第4四半期
2021.08.19 MPF 【アドエビス】ビタブリッドジャパン執行役員 西守 穣氏がアドバイザーに就任
2021.08.27 全社 【ARCC】1周年記念!理想のマーケティングを探すオンラインイベント「Marketing Journey」を開催
2021.09.01 商流PF 【EC-CUBE】2021年9月1日の15周年記念イベント「EC-CUBE DAY 2021」のティザーサイトを公開
2021.09.08 MPF 【アドエビス】イルグルムとオプト、「LTVForecast」拡販に向け協業、LTV予測に基づくD2C向け広告運用支援を開始
2021.09.13 全社 2021年10月1日付で宮本力を執行役員COO(最高執行責任者)に選任することを決定
2021.09.13 商流PF 【EC-CUBE】理想のECサイトを実現するEC-CUBE4系の最新版「EC-CUBE4.1」を提供開始
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事業のリスクと対応
発生可能性
成長の実現や事業計画の
主な事業リスク リスクの内容と当社の対応策
遂行に与える影響
発生時期
中 当社グループの売上収益は主力サービス「アドエビス」に集中しております。市場環境・景気動向の変化
・顧客の減少
等により、同サービスの需要に大きな変化が現れた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性
特定サービスへの集中
があります。当社グループは、自社開発の新サービス拡大、M&Aによる事業拡大を積極的に進めており、
常時 ・売上高の減少
特定サービスへの集中緩和に努めております。
小 インターネット広告配信や媒体、ブラウザ閲覧サービス運営者等の方針転換により、現在取得可能なサー
・サービス品質の低下
ドパーティCookie等の情報を取得できなくなる可能性があります。当社グループは、ファーストパー
情報取得に関する制限
ティーCookieによる計測手法を実装済みのほか、専任の研究チームを設置し市場動向を注視すると共に、
常時 ・追加投資の発生
環境の変化に対応した計測手法の開発により情報取得の維持に努めております。
小 ・サービス品質の低下 不正アクセス、想定を大幅に上回るアクセス集中、自然災害等、当社グループが想定していない事象の発
生によりシステム障害が発生した場合、保有するビッグデータが消失する可能性があります。当社グルー
情報セキュリティ
・社会的信用の喪失 プは、安定的な運用を継続するためのシステム冗長化、セキュリティ対策、データ消失等に備えたバック
・システム障害
常時 アップを徹底しており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧可能な体制維持に努めて
・賠償責任の発生 おります。
中 当社グループは事業拡大の手段としてM&Aを重要な選択肢の一つに位置付けておりますが、市場環境や
・成長率の鈍化
競争環境の変化等により買収した事業の運営又は今後の買収が計画通りに進捗しない場合があります。
M&A
M&Aの実施に当たっては、外部の専門家を活用するなど、対象事業・事業環境について予め十分な調
随時 ・M&Aの停滞
査・検討を行い、リスクを最小限にすべく対策を講じた上で慎重に行うこととしております。
投資者の判断にとって特に重要であると当社が考える事項について、積極的な情報開示の観点から記載しております。本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。本項の記載
内容以外のリスクについては、有価証券報告書「事業等のリスク」をあわせてご参照ください。
© YRGLM Inc. 75
用語説明
ソースコードを商用、非商用の目的を問わず利用、修正、頒布することを許し、
オープンソース
それを利用する個人や団体の努力や利益を遮ることがないソフトウェア開発の手法
カスタマーエクスペリエンス(CX) 顧客にとって、ある企業の製品・サービスに接する際の総合的な印象や体験
コンバージョンレート(CVR) 成約率。WEBサイトの訪問者数に対してどのくらいの人数が購買等の成果に結びついたかを示す指標
Software as a service の略。
SaaS
必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアもしくはその提供形態
サブスクリプション 商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式
Direct to Consumerの略。
D2C
メーカーが中間流通を介さず自社のECサイトなどを通じ商品を直接消費者に販売するビジネス
企業がデータとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを
デジタルトランスフォーメーション(DX)
変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
プラグイン 機能を追加するためのソフトウェア
プロフェッショナルサービス コンサルティング、アカウント運用、受託制作など、クラウドツール提供以外の役務提供サービスの総称
企業がデータとデジタル技術を活用して、マーケティング活動による
マーケティングDX
成果を最大化・最適化できる仕組みを構築すること
ライフタイムバリュー(LTV) 顧客生涯価値。ある顧客から生涯を通じて得られる利益のこと
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MPF補足資料
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ターゲット市場の規模感
マーケティングDXを支援する総合的なソリューション提供によりターゲット市場は1,007億円
DXニーズの高まりを受け市場はさらに拡大。市場の拡大を追い風に更なる成長を目指す
国内のインターネット広告費 ※1
2兆2,290億円
2030年度における
国内 営業・マーケティングDX市場予測 ※2
2019年度における
2,590億円
国内 営業・マーケティングDX市場 ※2
1,007
※1 出典:電通「2020年 日本の広告費」
※2 出典:富士キメラ総研
億円
「2020デジタルトランスフォーメーションの市場の将来展望」
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ビジネスの流れ
クラウドサービス提供(広告効果測定)
広告効果測定
広告代理店
(販売代理店/顧客)
広告代理 広
告
主
新サービス 企
クラウドサービス提供 業
(CX向上) (
顧
客
)
人的サービス提供
(Webサイト制作・動画制作・SNSアカウント運用)
案件の受注
(マッチングサービス) 広告代理
広告代理店 (広
(顧客) 非告
案件紹介 顧主
客企
)業
広告代理店DX クラウドサービス提供
(レポート作成・案件管理)
広告代理店
(顧客)
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「アドエビス」の事業領域
「アドエビス」の事業領域は、【流入施策(主に広告)】の効果測定
見込み顧客獲得までのユーザー行動フローを可視化し、ベストな投資判断をサポート
新規顧客の獲得 既存顧客の維持
認知 興味・関心 比較・検討 顧客化 継続
リスティング Eメール
SNS広告 SEO 顧客情報管理
広告 マーケティング
リターゲティング
記事広告 メルマガ
広告 CV リード管理 店舗接客
コンテンツ アフィリエイト 行動トラッキング スコアリング
ディスプレイ広告
マーケティング 広告
流入施策におけるCV(成果)の最大化
MA・CRM・SFA
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「アドエビス」の強み ①
時代の流れに即した計測技術の研究開発・安定供給に強み
グローバル企業によるプライバシー保護強化の流れにもいち早く対応
消費者Aさんの行動例
Facebook Google Yahoo! CV
初回接触 間接効果 直接効果
プライバシーに配慮した高精度な計測技術で行動フローを可視化
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「アドエビス」の強み ②
国内ユーザーの声をもとに作り上げられたサービスデザイン
広告運用ノウハウを盛り込み、使いやすさを追求
STEP1 進捗確認 STEP2 成果比較 STEP3 結果検証
ダッシュボード カテゴリ分析 カテゴリ分析(ABCDグラフ)
当月の全体進捗を把握 各施策の一元管理により、重複・欠損のない正確 各施策の一元管理により、重複・欠損のない正確
なデータを提供。レポート作成工数も大幅削減 なデータを提供。レポート作成工数も大幅削減
施
策
コストアロケーション分析 改
善
費用対効果を自動で算出。 各指標の増減率を可視化。
期間分析 予算の増額・削減対象が一目瞭然 成果データの集計工数も大幅削減。
各曜日の傾向、数値のUP/DOWNを確認
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「アドエビス」の強み ③
お客様の活用に寄り添うサポート体制も競合優位性の1つ
無料の電話サポート 充実のサポートサイト 活用支援のプログラム
顧客満足度92%※ 操作・設定方法から活用まで 専属のカスタマーサクセス
安心と信頼のサポートセンター 幅広いノウハウが凝縮 担当者による活用支援
導入 初期設定サポート
計測 データ蓄積
分析 分析活用サポート
活用 運用定着
※自社調査:2017年度上半期 サポート満足度アンケート結果より(10段階7以上)
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「アドエビス」のシェアと導入実績
広告効果測定市場において圧倒的なシェアと顧客基盤を確立
広告効果測定市場 導入実績
売上シェアNo.1 ※1 1万件以上
10000
9500
9000
8500
8000
イルグルム ※2 7500
7000
65.9% 6500
6000
5500
5000
2019年
1万件突破!
2019年度予測 4500
4000
2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
※1:出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2020」(2015~2019年度予測)
※2:AD EBiSと2020年1月に事業譲受した株式会社オプトの「ADPLAN」の売上合算値
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商流PF補足資料
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「EC-CUBE」について
「EC-CUBE」は15年の歴史を持つロングセラーカート
オープンなテクノロジーとコミュニティで「みんながワクワクするショッピング体験」を創出
モノからコト消費へ
シフトする
モノ消費から脱却 コト消費を創る
画一的なサイトでの こだわりのサイトで独自の
価格競争・間接的で希薄な おもてなし、ショッピング体験
関係からの脱却 顧客からファン創りへ
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「EC-CUBE」の事業領域
【高カスタマイズ×低コスト領域】で圧倒的に優位な立ち位置を確立
推定35,000店舗以上で稼働している国内No.1 ECオープンソース ※1
高カスタマイズ
推定店舗数 ※2
フルスクラッチ型
35,000店舗
パッケージ型
推定流通額 ※3
高コスト 低コスト
ASP型 2,100億円
インスタント
モール型
カート型
※1:独立行政法人情報処理推進機構
「第3回オープンソースソフトウェア
低カスタマイズ 活用ビジネス実態調査」による
※2:2021年1月時点
※3:2019年8月時点
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「EC-CUBE」のビジネスモデル
オープンソースとして無料で配布し、周辺サービスにより収益を得るフリーミアムモデル
開発力・営業力・サービス力を外部リソースにより賄うエコシステムを構築
「EC-CUBE」の収益構造
ショップ構築支援
インティグレート
パートナー
開発 開発支援
ショップ運営者
コミュニティ
ホスティング
パートナー
マージン支払
EC関連サービス サービス利用
事業者
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「EC-CUBE」の強み ①
オープンソースはすべての方がプロダクトの改善に関わることが可能
200社※を超えるパートナー企業と各種コミュニティが「EC-CUBE」の進化と活動をサポート
パートナー ユーザーグループ 開発コミュニティ
170社以上のインテグレートパートナーの他に
全国8地域で有志による 登録者数48,000名以上の
複数のホスティングパートナー、アライアンス
パートナーが店舗構築・運営を支援 ユーザーグループが情報交換や勉強会を実施 開発コミュニティサイトで質問や情報共有が可能
※ 2021年1月時点
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「EC-CUBE」の強み②
汎用的なものから最新機能まで、1,000件※以上のプラグインやデザインテンプレート等の
拡張機能を配布。自社のオペレーションに合う機能拡張とカスタマイズが可能
効率的な店舗運営を支える多様なプラグイン 豊富なデザインテンプレート
決済 89 件 機能カスタマイズ 899 件
集客 62 件 顧客管理・販促 335 件
SNS 76 件 物流・在庫管理 92 件
セキュリティ 10 件 その他 357 件
※2021年4月時点
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クラウド版EC-CUBE 「ec-cube.co」について
「ec-cube.co」は、オープンソースの利点のままに、サーバー環境や開発環境を
セットで提供する、有償の次世代型クラウドオープンプラットフォーム
ダウンロード版 クラウド版
Liteプラン Standardプラン
月額6,800円~ 月額 ¥49,800~¥84,800
利用料金 月額・初期費用 ¥0
初月費用 ¥0 初期費用 ¥70,000
決済手数料 別途決済事業者とご契約
EC-CUBE基本機能
商品登録 無制限
独自ドメイン対応
自動アップデート
機能概要 ー SSL標準提供
(利用者自身で対応) Git管理・編集履歴機能
カスタマイズ機構
ステージング環境
エラーログの取得
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本資料に含まれる将来の見通しに関する記述等は、現時点における情報に基づき判断したものであり、マクロ経済動向及び市場環境や当社の関連する業界動向、その他内部・外部要因等により
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進捗状況を含む事業計画及び成長可能性に関する事項については、通期決算発表で開示することを予定しております。また、経営指標の進捗状況については、四半期決算における補足説明資料において開示することを予定しております。