3690 M-イルグルム 2021-11-05 15:00:00
2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月5日
上場会社名 株式会社イルグルム 上場取引所 東
コード番号 3690 URL https://www.yrglm.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)岩田 進
問合せ先責任者 (役職名) 取締役執行役員経営管理本部長 (氏名)赤澤 洋樹 TEL 06(4795)7500
定時株主総会開催予定日 2021年12月17日 配当支払開始予定日 2021年12月20日
有価証券報告書提出予定日 2021年12月17日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年9月期の連結業績(2020年10月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年9月期 2,957 12.9 365 32.0 364 39.5 239 30.7
2020年9月期 2,618 18.8 276 226.1 261 230.5 183 -
(注)包括利益 2021年9月期 248百万円 (36.5%) 2020年9月期 182百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年9月期 37.96 37.91 16.5 12.4 12.4
2020年9月期 29.09 29.05 15.7 10.8 10.6
(参考)持分法投資損益 2021年9月期 3百万円 2020年9月期 △0百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年9月期 3,139 1,648 51.8 257.52
2020年9月期 2,751 1,275 46.4 202.20
(参考)自己資本 2021年9月期 1,626百万円 2020年9月期 1,275百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年9月期 573 △347 △23 1,391
2020年9月期 521 △510 334 1,118
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年9月期 - 0.00 - 4.00 4.00 25 13.8 2.0
2021年9月期 - 0.00 - 5.20 5.20 32 13.7 2.3
2022年9月期(予想) - 0.00 - 7.50 7.50 15.0
(注)1.当社は定款において第2四半期末日及び期末日を配当基準日と定めており、配当方針としては期末配当の年
1回を基本的な方針と定めております。
2.配当予想の修正については、本日(2021年11月5日)公表いたしました「配当予想の修正(増配)及び配当
方針の変更に関するお知らせ」をご覧ください。
3.2022年9月期の連結業績予想(2021年10月1日~2022年9月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 3,600 21.7 470 28.6 460 26.3 320 33.5 49.98
(注)当社は2021年11月5日開催の取締役会において、自己株式の取得について決議いたしました。2022年9月期の連
結業績予想における「1株当たり当期純利益」については、当該自己株式の影響を考慮しております。なお、当
該自己株式の取得については、本日(2021年11月5日)公表いたしました「自己株式取得に係る事項の決定に関
するお知らせ」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年9月期 6,372,415株 2020年9月期 6,372,415株
② 期末自己株式数 2021年9月期 57,825株 2020年9月期 64,493株
③ 期中平均株式数 2021年9月期 6,312,730株 2020年9月期 6,303,689株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社イルグルム(3690) 2021年9月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)…………………………………………………………… 11
(追加情報)…………………………………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
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株式会社イルグルム(3690) 2021年9月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けて厳しい状況となり、今
後の先行きについては国内外の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があり、依然として予断を許さ
ない状況が続くものと考えられます。
当社グループが事業を展開している国内のインターネット広告市場については、新型コロナウイルス感染症の影
響を受け、2020年のインターネット広告費は前年比105.9%の2兆2,290億円(株式会社電通「2020年日本の広告
費」)と成長はやや鈍化したものの、アドテクノロジーの進化を背景にした運用型広告がインターネット広告市場
全体を牽引、総広告費に占める媒体構成比は前年から5.9ポイント増の36.2%となり、広告市場のインターネット
シフトのトレンドが続いております。
また、当社グループのもう 一つの対面市場 であるEC市場については 、2020年国内BtoC-EC市場規模 は前年比
99.6%の19.3兆円となりましたが、分野別では新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた旅行サービス等の
サービス系分野が前年比63.9%と大幅減となった一方で、物販系分野に関しては前年比121.7%と大きく伸長して
おります。また、物販系分野におけるEC化率も、BtoC-ECで8.1%(前年比1.3ポイント増)、BtoB-ECで33.5%(前
年比1.8ポイント増)と増加傾向にあり(いずれも経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に
関する市場調査)報告書」)、国内のEC市場規模拡大は継続しております。
このような事業環境の下、当社グループは、データとテクノロジーによって世界中の企業によるマーケティング
活動を支援し、売り手と買い手の幸せをつくる企業を目指して事業展開を行っており、当連結会計年度の業績は、
売上高2,957,672千円(前年同期比12.9%増)、営業利益365,457千円(前年同期比32.0%増)、経常利益364,295
千円(前年同期比39.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益239,645千円(前年同期比30.7%増)となりまし
た。
セグメント別の経営成績は、次のとおりです。
① マーケティングプラットフォーム事業
当事業は、インターネットにおける消費者行動を横断的に測定し、マーケティングに活用するためのクラウド
サービスを提供する事業であります。当事業では、中期戦略としてマーケティング・トランスフォーメーショ
ン・プラットフォーム戦略(MXP戦略)を掲げ、既存サービスの成長加速と新サービスの複数展開により、国内
顧客企業のマーケティングDXを支援するプラットフォームビジネスを目指しております。広告効果測定プラット
フォーム「AD EBiS」を主力サービスとし、分析レポート自動作成サービス「アドレポ」等の広告代理店向けプ
ラットフォームビジネスや、クリエイティブ領域等のマーケティング成果向上を目的とした新サービス開発にも
取り組んでおります。
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策の影響により、対面型ビジネス領域
顧客のサービス利用は減少したものの、EC業界等の非対面ビジネス領域顧客のサービス利用が好調であったた
め、全体としては売上を伸長させております。また、コロナ禍以降働き方の多様性が注目される中、マーケティ
ング業界においてもDX需要が高まっており、当セグメントの各サービスの商機と捉えて新機能や新サービスの開
発に取り組んでおります。
こうした活動の結果、「AD EBiS」は、広告効果測定ツールを対象に行われた実績調査において売上シェア
86.7%及び『売上シェアNo.1』『国内導入実績No.1』『EC業界導入実績No.1』『BtoB向けSaaS企業導入実績No.
1』という高い評価をいただいております(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年6月期
指定領域における競合調査)。
また、事業領域の拡大を図るため、WEB制作等のクリエイティブ領域に強みをもつ株式会社スプーと、SNSと動
画を活用したマーケティング支援事業を展開する株式会社トピカを連結子会社といたしました。これらグループ
会社の事業領域と当社の持つテクノロジーとを融合し、新たな価値提供と領域の拡大を目指してまいります。
この結果、マーケティングプラットフォーム事業の売上高は2,599,254千円(前年同期比12.1%増)、セグメ
ント利益は246,649千円(前年同期比24.2%増)となりました。
② 商流プラットフォーム事業
当事業は、EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供する事業であります。「EC-CUBE」は
フリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供しており、EC事業者のインフラ整備や売上向上に
貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行等)の提供事業者からマージン収入を得るとい
うエコシステムを構築しております。また、このオープンソース版「EC-CUBE」に加えて、サーバ運用やインス
トール作業が不要なクラウドECプラットフォームとして「ec-cube.co」のサービスを提供しております。
当連結会計年度においては、引き続きコロナ禍における巣ごもり需要は好調に推移しており、当セグメントの
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株式会社イルグルム(3690) 2021年9月期 決算短信
主要な収益である決済マージン収入も増収となりましたが、対前年増収率では巣ごもり需要による効果はほぼ一
巡している状況です。
また、2020年12月21日付で株式会社イーシーキューブは株式会社オリエントコーポレーションと資本業務提携
契約を締結いたしました。この業務提携により、同社クレジットカード加盟店のDX化支援として「ec-cube.co」
の拡販に取り組んでおります。
この結果、商流プラットフォーム 事業売上高 は358,417千円(前年同期比19.2%増)、セグメント 利益は
118,807千円(前年同期比51.5%増)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,871,020千円となり、前連結会計年度末に比べ307,527千円増加いたし
ました。これは主に現金及び預金が273,033千円増加したことによるものであります。
また、固定資産は1,268,114千円となり、前連結会計年度末に比べ80,136千円増加いたしました。これは主に
子会社取得によりのれんが133,902千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は3,139,134千円となり、前連結会計年度末に比べ387,664千円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は919,880千円となり、前連結会計年度末に比べ201,657千円増加いたしま
した。これは主に短期借入金が100,000千円、未払金が36,505千円及び未払法人税等が75,567千円増加したこと
によるものであります。
また、固定負債は571,238千円となり、前連結会計年度末に比べ186,540千円減少いたしました。これは主に約
定返済により長期借入金が161,971千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,491,118千円となり、前連結会計年度末に比べ15,117千円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,648,016千円となり、前連結会計年度末に比べ372,547千円増加いたしま
した。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益239,645千円の計上と、連結子会社である株式会社イーシー
キューブ株式の一部譲渡等による資本剰余金108,612千円の増加によるものであります。
この結果、自己資本比率は51.8%(前連結会計年度は46.4%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ273,033
千円増加し、1,391,750千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は573,316千円(前年同期比109.9%増)となりました。これは主に、税金等調
整前当期純利益を361,125千円、減価償却費188,894千円及びのれん償却額83,768千円を計上したこと等による
ものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は347,257千円(同31.9%減)となりました。これは主に、自社開発ソフトウェ
アの計上等の無形固定資産の取得による支出107,138千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支
出211,823千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は23,973千円(前年同期は334,708千円の収入)となりました。これは主に、長
期借入金の返済による支出262,575千円及び配当金の支払額25,150千円があった一方で、短期借入金の純増額が
100,000千円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却による収入162,750千円等があったことによるも
のであります。
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(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
自己資本比率(%) 85.8 54.4 51.4 46.4 51.8
時価ベースの
745.1 371.2 403.8 388.6 214.4
自己資本比率(%)
キャッシュ・フロー対
- 48.7 3.6 2.1 1.7
有利子負債比率(年)
インタレスト・
- 9.6 71.0 90.8 90.5
カバレッジ・レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象とし
ております。
(4)今後の見通し
最近の業績動向を踏まえ、現時点で入手可能な情報に基づき、通期の業績予想を以下のとおりといたします。
(参考)
金額 対前期増減率
前期連結実績
百万円 % 百万円
売上高 3,600 21.7 2,957
営業利益 470 28.6 365
経常利益 460 26.3 364
親会社株主に帰属する当期純利益 320 33.5 239
売上高については、マーケティングプラットフォーム事業における主力サービスである「AD EBiS」の成長と周
辺サービスの強化による増収を見込んでおります。
営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益については、新規サービス開発のための投資を行って
いく方針ですが、売上の増加と既存サービス運営の効率化により前年比増益となる見込みです。
※上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要
素を含んでおります。実際の実績等は、業況の変化等により予想数値と異なる結果となる可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、会計基準については日本基準を
適用しております。なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用については、国内外の情勢を考慮の上、適切に対応してい
く方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年9月30日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,118,716 1,391,750
売掛金 336,810 373,661
前払費用 94,403 90,157
その他 14,432 16,782
貸倒引当金 △870 △1,330
流動資産合計 1,563,492 1,871,020
固定資産
有形固定資産
建物 93,115 93,115
減価償却累計額 △77,063 △86,008
建物(純額) 16,051 7,106
工具、器具及び備品 227,503 214,663
減価償却累計額 △191,764 △189,401
工具、器具及び備品(純額) 35,738 25,261
有形固定資産合計 51,790 32,368
無形固定資産
のれん 316,351 450,254
ソフトウエア 434,061 422,306
ソフトウエア仮勘定 66,130 7,915
その他 15,435 18,984
無形固定資産合計 831,978 899,461
投資その他の資産
投資有価証券 39,271 39,552
長期前払費用 29,123 39,674
繰延税金資産 127,244 125,417
差入保証金 107,784 130,696
その他 1,307 2,170
貸倒引当金 △524 △1,226
投資その他の資産合計 304,208 336,284
固定資産合計 1,187,977 1,268,114
資産合計 2,751,470 3,139,134
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年9月30日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 3,582 12,816
短期借入金 100,000 200,000
1年内返済予定の長期借入金 257,556 221,256
未払金 197,470 233,976
未払法人税等 59,003 134,570
預り金 42,487 41,830
賞与引当金 48,058 41,427
資産除去債務 - 24,700
その他 10,065 9,302
流動負債合計 718,222 919,880
固定負債
長期借入金 719,150 557,179
賞与引当金 1,228 1,359
資産除去債務 37,400 12,700
固定負債合計 757,778 571,238
負債合計 1,476,001 1,491,118
純資産の部
株主資本
資本金 318,065 318,065
資本剰余金 312,401 421,014
利益剰余金 720,270 934,684
自己株式 △72,445 △49,010
株主資本合計 1,278,292 1,624,753
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △2,823 1,380
その他の包括利益累計額合計 △2,823 1,380
非支配株主持分 - 21,881
純資産合計 1,275,468 1,648,016
負債純資産合計 2,751,470 3,139,134
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 2,618,633 2,957,672
売上原価 786,776 918,611
売上総利益 1,831,857 2,039,061
販売費及び一般管理費 1,554,904 1,673,603
営業利益 276,952 365,457
営業外収益
受取利息及び配当金 1,474 2,104
為替差益 1,160 -
投資有価証券評価益 - 2,728
持分法による投資利益 - 3,391
助成金収入 - 2,269
その他 904 1,378
営業外収益合計 3,538 11,871
営業外費用
支払利息 5,531 6,396
長期前払費用償却 6,296 4,924
持分法による投資損失 184 -
固定資産除却損 7,198 -
その他 98 1,711
営業外費用合計 19,310 13,033
経常利益 261,181 364,295
特別損失
減損損失 - 3,170
特別損失合計 - 3,170
税金等調整前当期純利益 261,181 361,125
法人税、住民税及び事業税 58,180 114,596
法人税等調整額 19,608 1,826
法人税等合計 77,789 116,423
当期純利益 183,391 244,702
非支配株主に帰属する当期純利益 - 5,056
親会社株主に帰属する当期純利益 183,391 239,645
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
当期純利益 183,391 244,702
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △1,051 4,204
その他の包括利益合計 △1,051 4,204
包括利益 182,340 248,906
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 182,340 243,850
非支配株主に係る包括利益 - 5,056
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株式会社イルグルム(3690) 2021年9月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
非支配株主
その他の 純資産合計
株主資本 為替換算 持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
合計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 318,065 308,043 536,879 △100,071 1,062,917 △1,772 △1,772 - 1,061,144
当期変動額
剰余金の配当 - -
親会社株主に帰属する当
183,391 183,391 183,391
期純利益
連結子会社の増加による
- -
非支配株主持分の増減
連結子会社株式の売却に
- -
よる持分の増減
自己株式の取得 △136 △136 △136
自己株式の処分 4,358 27,762 32,120 32,120
株主資本以外の項目の当
- △1,051 △1,051 △1,051
期変動額(純額)
当期変動額合計 - 4,358 183,391 27,625 215,375 △1,051 △1,051 - 214,324
当期末残高 318,065 312,401 720,270 △72,445 1,278,292 △2,823 △2,823 - 1,275,468
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
株主資本 その他の包括利益累計額
非支配株主
その他の 純資産合計
株主資本 為替換算 持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 包括利益
合計 調整勘定
累計額合計
当期首残高 318,065 312,401 720,270 △72,445 1,278,292 △2,823 △2,823 - 1,275,468
当期変動額
剰余金の配当 △25,231 △25,231 △25,231
親会社株主に帰属する当
239,645 239,645 239,645
期純利益
連結子会社の増加による
- 2,637 2,637
非支配株主持分の増減
連結子会社株式の売却に
103,132 103,132 14,187 117,319
よる持分の増減
自己株式の取得 - -
自己株式の処分 5,480 23,434 28,914 28,914
株主資本以外の項目の当
- 4,204 4,204 5,056 9,261
期変動額(純額)
当期変動額合計 - 108,612 214,413 23,434 346,461 4,204 4,204 21,881 372,547
当期末残高 318,065 421,014 934,684 △49,010 1,624,753 1,380 1,380 21,881 1,648,016
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株式会社イルグルム(3690) 2021年9月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 261,181 361,125
減価償却費 182,036 188,894
のれん償却額 54,908 83,768
貸倒引当金の増減額(△は減少) △771 1,162
受取利息及び受取配当金 △1,059 △2,104
支払利息 5,531 6,396
持分法による投資損益(△は益) 184 △3,391
投資有価証券評価損益(△は益) △331 △2,728
固定資産除却損 7,198 -
減損損失 - 3,170
賞与引当金の増減額(△は減少) 28,966 △6,624
売上債権の増減額(△は増加) △64,574 △15,355
前払費用の増減額(△は増加) △4,876 13,639
未払金の増減額(△は減少) 57,196 6,538
前受金の増減額(△は減少) 5,021 △893
その他 23,548 38,974
小計 554,159 672,572
利息及び配当金の受取額 1,058 2,103
利息の支払額 △5,741 △6,338
法人税等の支払額 △28,028 △95,020
営業活動によるキャッシュ・フロー 521,449 573,316
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △9,264 △6,639
無形固定資産の取得による支出 △172,040 △107,138
事業譲受による支出 △315,000 -
差入保証金の差入による支出 △17,067 △27,163
敷金及び保証金の回収による収入 - 5,668
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △211,823
支出
その他 3,298 △160
投資活動によるキャッシュ・フロー △510,074 △347,257
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △300,000 100,000
長期借入れによる収入 1,050,000 -
長期借入金の返済による支出 △415,147 △262,575
自己株式の取得による支出 △136 -
自己株式の処分による収入 - 1,002
配当金の支払額 △7 △25,150
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却に
- 162,750
よる収入
財務活動によるキャッシュ・フロー 334,708 △23,973
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,010 3,847
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 345,073 205,933
現金及び現金同等物の期首残高 773,642 1,118,716
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 67,100
現金及び現金同等物の期末残高 1,118,716 1,391,750
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
(1) 自己株式の処分
2021年1月15日開催の取締役会決議に基づき、譲渡制限付株式報酬として2021年2月15日を期日とする自己株式
の処分(18,400株)を行いました。この結果、当連結会計年度において資本剰余金が7,856千円増加し、自己株式
が20,056千円減少しております。
このほか、ストックオプションの権利行使に伴う自己株式の処分(3,432株)により、当連結会計年度において
資本剰余金が2,376千円減少し、自己株式が3,378千円減少しております。
(2) 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の一部譲渡
当社は、2020年12月21日開催の取締役会決議に基づき、2021年1月8日付で当社が保有する株式会社イーシーキ
ューブ株式の一部を譲渡いたしました。この結果、当連結会計年度において資本剰余金が103,132千円増加してお
ります。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による当社グループの経営成績への影響は軽微である
と判断し、繰延税金資産の回収可能性及び固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。
なお、本感染症の感染状況の将来の収束または再拡大の見通しは不透明であり、状況が変化した場合には、翌連
結会計年度以降の当社グループの財政状態及び経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、部署を基礎としてサービス別のセグメントから構成されており、「マーケティングプラットフォーム
事業」及び「商流プラットフォーム事業」の2つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「マーケティングプラットフォーム事業」は、広告効果測定プラットフォーム「AD EBiS」等を提供する事業
です。また、「商流プラットフォーム事業」はECオープンプラットフォームである「EC-CUBE」の周辺収益事業
です。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と概ね同一であります。
全社共通の費用は一定の比率で各セグメントに配賦しております。報告セグメントの利益は営業利益ベースの数
値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格を勘案して決定しております。
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
マーケティング 調整額
商流プラット 計上額
プラット 計
フォーム
フォーム
売上高
外部顧客への売上高 2,317,866 300,766 2,618,633 - 2,618,633
セグメント間の内部売上高
- - - - -
又は振替高
計 2,317,866 300,766 2,618,633 - 2,618,633
セグメント利益 198,548 78,403 276,952 - 276,952
セグメント資産 2,542,897 208,573 2,751,470 - 2,751,470
その他の項目
減価償却費 178,327 3,710 182,038 - 182,038
のれん償却額 54,908 - 54,908 - 54,908
有形固定資産及び無形固定
460,079 2,393 462,473 - 462,473
資産の増加額
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
マーケティング 調整額
商流プラット 計上額
プラット 計
フォーム
フォーム
売上高
外部顧客への売上高 2,599,254 358,417 2,957,672 - 2,957,672
セグメント間の内部売上高
- - - - -
又は振替高
計 2,599,254 358,417 2,957,672 - 2,957,672
セグメント利益 246,649 118,807 365,457 - 365,457
セグメント資産 2,890,133 249,001 3,139,134 - 3,139,134
その他の項目
減価償却費 184,873 4,021 188,894 - 188,894
のれん償却額 83,768 - 83,768 - 83,768
有形固定資産及び無形固定
324,702 820 325,522 - 325,522
資産の増加額
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【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在する有形固定資産がないため、記載はありません。
3.主な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、該当事項はありま
せん。
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在する有形固定資産がないため、記載はありません。
3.主な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、該当事項はありま
せん。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
マーケティングプラットフォーム事業において、外部連携サービスの一部についてサービス提供を終了することを
決定したことにより、当該サービスに係るソフトウェアについて減損処理を行い、減損損失3,170千円を計上しまし
た。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
マーケティング
プラットフォーム 商流プラットフォーム 全社・消去 合計
当期償却額 54,908 - - 54,908
当期末残高 316,351 - - 316,351
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
マーケティング
プラットフォーム 商流プラットフォーム 全社・消去 合計
当期償却額 83,768 - - 83,768
当期末残高 450,254 - - 450,254
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【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
1株当たり純資産額 202.20円 1株当たり純資産額 257.52円
1株当たり当期純利益 29.09円 1株当たり当期純利益 37.96円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 29.05円 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 37.91円
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 183,391 239,645
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 183,391 239,645
普通株式の期中平均株式数(株) 6,303,689 6,312,730
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) 9,699 8,998
(うち新株予約権(株)) (9,699) (8,998)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当 第4回新株予約権 第4回新株予約権
期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要 (新株予約権の目的となる (新株予約権の目的となる
株式の数 48,936株) 株式の数 45,504株)
(重要な後発事象)
自社株式の取得
当社は、2021年11月5日開催の取締役会において、会社法第459条第1項及び当社定款の規定に基づき、自己株
式取得に係る事項を次のとおり決議いたしました。
(1) 自己株式の取得を行う理由
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、自己株式の取得を行うものでありま
す。
(2) 取得にかかる事項の内容
① 取得対象株式の種類 当社普通株式
② 取得し得る株式の総数 100,000株(上限)
③ 株式の取得価額の総額 100,000千円(上限)
④ 取得期間 2021年11月10日から2022年1月24日まで
⑤ 取得方法 東京証券取引所における市場買付(信託銀行による信託方式)
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