3690 M-イルグルム 2021-05-10 10:00:00
2021年9月期第2四半期決算説明資料 [pdf]

株式会社イルグルム
(東証マザーズ:3690)


    2021年9月期
 第2四半期決算説明資料
目次



     1┃ 事業概要               p.05

     2┃ 2021年9月期 第2四半期業績   p.10

     3┃ セグメント別事業概況         p.17

     4┃ 今期業績予想・配当予想        p.35

        補足資料               p.39


                                  2
今期テーマ




          2021年9月期

 中期経営方針『VISION2023』の初年度として、
  既存サービスの成長加速に注力すると共に
   新たな成長ドライバーの創出に取り組む


                              3
ハイライト

 2Q累計業績

 営業利益が社内計画を上回る好調な推移、
 前年同期比2.5倍に拡大
  ❘マーケティングプラットフォーム事業
    「アドエビス」の顧客平均単価が12四半期連続で上昇

  ❘商流プラットフォーム事業
    コロナ禍の巣ごもり需要により、セグメント利益が前年同期比17.4倍と躍進

期末配当予想

 4.5円から5.0円に増額修正
                                           4
1┃ 事業概要




          5
Vision




           データとテクノロジーによって、
              世界中の企業による
           マーケティング活動を支援し、
         売り手と買い手の幸せをつくる企業になる。



                                6
事業構成

   マーケティングプラットフォーム事業                     商流プラットフォーム事業
                (MPF)                        (商流PF)

  インターネットにおける消費者行動を横断的に測定、                ECサイト構築パッケージを
 マーケティングに活用するためのクラウドサービスを提供              オープンソース・クラウドで提供
              マーケティング効果測定



          マーケティング効果測定プラットフォーム              ECオープンプラットフォーム
                「アドエビス」                      「イーシーキューブ」


                広告代理店支援


                                           クラウドECプラットフォーム
                                           「イーシーキューブシーオー」

  運用型広告レポート      広告代理店向け    広告代理店マッチング
   自動作成ツール       案件管理ツール     プラットフォーム


                                                            7
当社の強み



                            高精度なデータ計測を提供し続ける
                  テクノロジー    技術力&専門性の高いDX人材




フロントランナーとして
蓄積してきた膨大なデータ                     20年間に渡り築き上げた
                                 500社超のパートナー




               ビッグデータ   ネットワーク

                                                8
ニッチ市場において圧倒的シェアをそれぞれ確立




            広告効果測定市場                              EC構築オープンソース

            売上シェア国内No.1                            利用数国内No.1   ※




※:独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による                    9
2┃ 2021年9月期 第2四半期業績




                      10
コロナ影響について

マーケティングプラットフォーム事業               商流プラットフォーム事業
         マーケティング
      (MPF)                        (商流PF)
         プラットフォーム事業
           (商流PF)
      マーケティングDX需要の
                                   巣ごもり需要により
      高まりを受けて、
                                   決済手数料収入が好調
      新サービスに勝機

  【業種別顧客動向】
                           ECプラットフォーム業界の競争激化に伴い、
   〇:EC業界・SaaSビジネス等
                           下期は投資も予定。来期以降の更なる成長へ
   △:旅行・飲食業界等


                      全社的な取組み

            ・社内DXへの投資促進によりコストを効率化
            ・全従業員の在宅勤務環境を整備
                                                   11
損益計算書サマリー(累計)

2Q累計業績は、営業利益が社内計画を上回る好調な推移で前年同期比2.5倍に拡大、
営業利益率は5.8%→12.2%と+6.4ptの大幅改善
                             2020年9月期                   2021年9月期
 単位:百万円                         2Q累計            2Q累計               前年同期比

 売上高                                    1,235          1,466          +18.7%
 売上総利益                                   838           1,001          +19.4%
 営業利益                                     71            178           +150.3%
   営業利益率                                 5.8%          12.2%               +6.4pt

 経常利益                                     70            177           +151.0%
 親会社株主に帰属する
 四半期純利益                                   45            116           +155.6%

 【参考】EBITDA※                             179            318           +77.4%
   EBITDAマージン                           14.5%          21.7%               +7.2pt
※EBITDA=営業利益+のれん償却費+減価償却費として算出しております。                                               12
営業利益の変動要因(累計)

のれん償却費の増加・自社開発資産振替の減少等が発生するも、事業成長による大幅な増収
効果、代理店制度見直し・コロナ禍でのコスト効率化なども相まって前年同期比2.5倍で着地

(百万円)
                                                      コロナ禍での移動減
                              ソフトウェアへの資               少、通勤手当見直し
                              産振替算定対象の変               により減少
                              更により減少

                                          代理店制度の見直し
                                          により、手数料は前        前年同期比
                                          期比で減少
                                                           +150.3%
            前期2Q実施のM&A
            により、のれん償却
            費が増加



                         リモート対応による
                         システム費用などが
                         増加




                                                                     13
セグメント別・四半期売上高推移

両セグメント共に2Q(1-3月)も前年同期比2桁増収、
7四半期連続で過去最高の四半期売上高を更新                                                                                                       コロナ禍によるEC活況
                                                                                                                             決済手数料収入好調

     (百万円)         商流PF    MPF
                                                                                                                  ADPLAN                            【2Q売上高】
                                                                                                                  事業譲受                               前年同期比
      700
                                                                                                                                                     +14.6%
                                                                                                                                              95
                                                                                       アドレポ                                             100
                                                                                       事業譲受                                 91    97
                                                                                                                      50
      600                                    EC受託開発事業から
                                               段階的に撤退                                                           61
                                                                                              66    58    68
      500                                                                               59
                                                                                  63
                                                                      68    62
      400                                                 114   80
                                 151
                                       125    120   104
                           141
                     133                                                                                                                621
                                                                                                                                              649
      300                                                                                                             599   594   600
             113
                                                                                                                523
                                                                                              495   497   497
                                                                                        460
      200                                                                         413
                                                                      376   386
                                                          338   352
                                 311   295    304   316
                           279
             229     253
      100



        0
             1Q      2Q    3Q    4Q    1Q     2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q   4Q
                    2016年9月期                  2017年9月期                2018年9月期                2019年9月期                2020年9月期                2021年9月期

※ 商流プラットフォーム事業の2020年度3Q売上高には、一部取引先との契約更新がずれこんだことにより計上が遅れていた売上高28百万円が含まれております。                                                                                 14
セグメント別・四半期営業利益推移

新サービス展開に向けた増員コスト・資産振替対象変更によるコスト増を吸収しつつ、
商流PFの利益貢献により2Q(1-3月)も前年同期比で大幅増益

                                    戦略的投資期                                                      成長期
                                                                                                              コロナ禍によるEC活況
                                                                                                               決済手数料収入好調
(百万円)        商流PF   MPF

 100                                                              アドレポ                               ADPLAN
                                                                  事業譲受                   商号変更        事業譲受           35
                                    EC受託開発事業から
                          9           段階的に撤退                                                                                       【2Q営業利益】
  75
                                                                                                              38         46   30    前年同期比
  50           11
                    13

                                                                                               17
                                                                                                                                        +80.5%
        4                 77                                                        17                              79
                               60
  25                50               52                                                                  51   51         47   53
               45
        36                                                                                     33   8
                                          25                                        30
                                                15          14                            9         15
                                                                   12
   0                                                                                      3
                               ▲1   ▲8    ▲11                                                            ▲4
                                                                        ▲15   ▲21
                                                                  ▲23
                                                                        ▲1
                                                ▲38         ▲37
 -25                                                  ▲44                     ▲5                     大型機能開発による            資産振替対象の変更に
                                                                                                     資産振替で利益増加              よる利益減少
                                                      ▲3
 -50
        1Q     2Q   3Q    4Q   1Q    2Q   3Q    4Q    1Q    2Q     3Q   4Q    1Q    2Q    3Q   4Q   1Q   2Q   3Q    4Q   1Q   2Q   3Q    4Q

              2016年9月期              2017年9月期                2018年9月期                2019年9月期             2020年9月期             2021年9月期

                                                                                                                                                 15
貸借対照表サマリー

連結子会社株式の一部譲渡により現預金・純資産が大幅増加、自己資本比率も大きく改善

            2020年9月期            2021年9月期
                                                    増減
単位:百万円        4Q末                 2Q末
流動資産                   1,563               1,815          +252
 内、現預金                  1,118               1,342         +223
固定資産                   1,187               1,102           ▲85
 有形固定資産                   51                  45            ▲6
 無形固定資産                  831                 749           ▲82
 投資その他資産                 304                 307             +2

資産合計                   2,751               2,918          +166
負債合計                   1,476               1,400           ▲75
 内、有利子負債                1,076                962           ▲114

純資産合計                  1,275               1,517         +242
自己資本比率              46.4%               51.5%            +5.1pt
                                                                  16
3┃ セグメント別事業概況




                17
┃ マーケティングプラットフォーム事業




                      18
MPF❘第2四半期業績サマリー(累計)

                     売上高                             セグメント利益

コロナ禍で広告市場の成長率が鈍化しているなかで               サーバー費抑制、広告宣伝の効率化、代理店制度の
         2桁の増収                         改定によるコスト減少などで約1.5倍の大幅増益

  (百万円)        前年同期比                    (百万円)
                                                    前年同期比    101
             +13.2%        1,270                  +51.0%
           1,122

                                                   66




          2020年9月期         2021年9月期             2020年9月期    2021年9月期
            2Q累計             2Q累計                 2Q累計        2Q累計
                                                                       19
MPF❘売上構成

既存サービス「アドエビス」がセグメント売上の91%を占める
今後は広告代理店向けビジネス・新サービスの割合が次第に増加していく見込み

    ③新サービス            1%

                    8%




                    MPF           91%   ①既存サービス
                   売上構成比
②広告代理店向けビジネス     (2021年9月期2Q累計)




                                                  20
MPF❘中期的な成長戦略

                       MXP戦略
                 Marketing Transformation Platform


  【既存サービスの成長加速】と【新サービスの複数展開】によって、
  国内企業のマーケティングDXを支援するプラットフォームビジネス
               に進化させる


               既存サービス                                   NEW




      データの計測          データの統合・分析                        データの活用


        蓄積したビッグデータと顧客基盤                              新サービスを複数展開
                                                                  21
MPF❘『MXP戦略』に基づく事業拡大シナリオ
   マーケティングプラットフォーム事業における3区分それぞれの成長により、
            平均単価の向上・顧客数の拡大を目指す
   平均単価の向上

              ❸新サービスの複数展開
                  ・独自開発     ❷広告代理店向け
                  ・M&A       サービスの加速


             既存顧客へのクロスセル



              ➊ 既存サービスの拡大
    事
    業
    領
    域
                                       顧客企業数
        顧客ターゲット                         の拡大    22
MPF❘2021年9月期の重点施策

        今後の成長においてポイントとなる複数の施策を下期に実行予定
           下期
      上期
                4月            今後
 3月
                     新サービス
                      第1弾                           レポート自動作成
   マッチングサービス                                 クラウド      ツール
                                   EC業界向け   サーバーを
                                   新パッケージ    国内へ
                                             移管予定   大型アップデート
      リニューアル     先行リリース版           リリース予定
                                                      実施予定
                  の提供を開始


            “EC特化型 ”
  CX向上プラットフォーム「eZCX」(P. 29)



                             LTVを最大化
                                                               23
MPF①既存サービス❘マーケティング効果測定の「アドエビス」



                  アドエビスのKPI
主力製品アドエビスの売上は
アカウント数 × 平均単価 の
サブスクリプションビジネス     アカウント数   ×   平均単価
                               (月額)
ぶれの少ない安定成長を実現


                        今期はECなど
                      コロナ禍で好調な業界を
                       ターゲットとした
                       単価向上策に注力

                                      24
MPF①既存サービス❘「アドエビス」のアカウント数推移

新型コロナの影響を受けてアカウント数は漸減傾向続く

                                                                                                                             ADPLAN
                                                                                                                             事業譲受
                                                                                   価格体系
                                                                                    変更※
(件)
1,600                                                                                       1569                               1543
                                                                              1513   1518          1516
                                                                       1479                                                           1467
1,500                                                                                                                                        1451
                                                                                                          1433   1425   1438
                                                                                                                                                    1413
                                                                1395
1,400                                                    1358                                                                                              1363
                                                  1308
                                           1285
1,300                               1261
               1228   1241   1241

1,200
        1139

1,100

1,000

 900

 800

 700
        1Q      2Q    3Q     4Q     1Q      2Q    3Q     4Q     1Q     2Q     3Q     4Q     1Q      2Q    3Q     4Q     1Q      2Q    3Q     4Q     1Q      2Q    3Q   4Q
               2016年9月期                    2017年9月期                    2018年9月期                    2019年9月期                    2020年9月期                    2021年9月期



※ 計測ボリュームに応じた事後精算型の従量変動制から、計測予定ボリュームに応じた事前確定型の固定料金制に変更                                                                                                                      25
MPF①既存サービス❘「アドエビス」の平均単価推移

顧客平均単価は12四半期連続で上昇中。価格体系変更に伴い新規顧客単価が向上し、
月額14万円超に。下期はEC業界向け新パッケージのリリースにより更なる上昇を狙う

(円)                                                                                            ADPLAN
150,000                                                                                        事業譲受
                                                                                                                   141,086
140,000

130,000
                                                                                              120,070
120,000

110,000
                                                               価格体系
100,000                                                        変更※2
                  4Q→1Q
 90,000
                 季節変動※1

 80,000

 70,000

 60,000

 50,000

 40,000
          1Q    2Q   3Q   4Q   1Q    2Q   3Q   4Q   1Q    2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q    4Q   1Q   2Q   3Q    4Q   1Q   2Q   3Q    4Q
               2016年9月期             2017年9月期             2018年9月期             2019年9月期             2020年9月期             2021年9月期


※1 計測ボリュームに応じた事後精算型の従量変動制を採用していたため、広告出稿の繁閑により売上に季節変動が生じていたもの
※2 従量変動制から、計測予定ボリュームに応じた事前確定型の固定料金制に変更
                                                                                                                                        26
MPF②広告代理店向けサービス❘ 「ADHOOP」本格稼働(2Q)

「広告代理店ご紹介サービス」を2021年1月に「ADHOOP(アドフープ)」に名称変更
さらに、3月にリニューアルを実施し、新規顧客獲得のDX推進支援を加速

                          広告代理店
                      マッチングプラットフォーム


    広告主                                           広告代理店
                                           紹介
    【課題】         ¥0                        手数料      【課題】
 自社に合う広告代理店を                                     獲得広告コストの増加
 上手く見つけられない




                            利用メリット


               複数の候補から最適な             発注意向の高い
                広告代理店を選べる            良質なリードの獲得
                                                              27
MFP③新サービス❘株式会社スプーを連結子会社化(1Q)

2020年12月、WEBメディアの企画・編集・制作を行う株式会社スプーが連結子会社として参画




          当社が培ってきたデータとテクノロジーの領域と
   スプーが得意とするクリエイティブの領域を融合し新たなサービス提供を目指す




                                                 28
           データ・テクノロジー     クリエイティブ
MPF③新サービス❘「eZCX」の先行リリース版をリリース(3Q)

                        “EC特化型 ”CX向上プラットフォーム
                        「eZCX(イージーシーエックス)」
          新サービス展開の第1弾:「eZCX」の先行リリース版※1の提供を開始
              ~CX※2領域におけるマーケティングDXの加速を支援~

                                       ● アドエビスに蓄積されたユーザー行動データをもとに
                                        “誰でも簡単に使える”をコンセプトとしてECに最適化
                                        されたソリューション


                                             テスト導入企業において
                                             CVR※3が最大10%改善



                                              今夏の正式リリース
                                           に向けて更に機能を高めていく
※1 先行リリース版:アドエビス利用企業を対象に社数と期間を限定して提供                                 29
※2 CX・※3 CVR:P.48用語解説参照
┃ 商流プラットフォーム事業




                 30
商流PF❘第2四半期業績サマリー(累計)

                     売上高                            セグメント利益

コロナ禍の巣ごもり需要によりEC業界の活況が続き                利益率の高いビジネスモデルのため
    決算手数料売上を中心に大幅増収                    増収効果が利益に直結し、17.4倍の躍進

  (百万円)                               (百万円)



                            195                            77
            前年同期比                              前年同期比
           +73.8%                             17.4倍
            112




                                                4

          2020年9月期         2021年9月期           2020年9月期    2021年9月期
            2Q累計             2Q累計               2Q累計        2Q累計
                                                                     31
商流PF❘                         売上構成

「EC-CUBE」における決済プラグイン利用によるマージン収入がセグメント売上の83%を占める
今後はクラウド版「ec-cube.co」の販売強化により、サブスクリプション収入の増加を目指す



     その他                            14%
      オーナーズストアでのプラグイン・
      テンプレート販売収入、広告掲載収入
                               3%

                                       商流PF          83%   決済手数料売上
                                      売上構成比                「EC-CUBE」における決済プラグイン利用に
                                    (2021年9月期2Q累計)
                                                           よる決済代行パートナー企業からのマージン
                                                           収入



サブスクリプション売上

クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」による
サブスクリプション収入

                                                                                     32
商流PF❘クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」スタンダードプラン開始(2Q)

事業拡大フェーズのEC事業者向けにソースコードによる本格的なカスタマイズが可能な
「ec-cube.co スタンダードプラン」を2021年2月にリリース




                                               33
商流PF❘パートナーによる「ec-cube.co」の販売強化(3Q)

株式会社オリエントコーポレーションとのEC市場拡大に向けた取り組みとして
2021年4月16日より「ec-cube.co オリコ専用プラン」の提供を開始




                                          34
4┃ 今期業績予想・配当予想




                 35
通期業績予想

新型コロナ情勢は不透明ながらも、当社の事業環境においては追い風となっており、
2桁の増収増益を見込む

              2020年9月期                 2021年9月期
単位:百万円
                実績               予想               前期比

売上高                  2,618            3,000         +14.6%
営業利益                      276          330          +19.2%
 営業利益率                   10.6%        11.0%             +0.4pt

経常利益                      261          320          +22.5%
親会社株主に帰属する
当期純利益
                          183          210          +14.5%

【参考】EBITDA                513          610          +18.7%
 EBITDAマージン              19.6%        20.3%             +0.7pt

                                                                 36
配当予想の修正(2021年5月7日発表)

連結子会社株式の一部を譲渡したことにより、期末連結株主資本は増加する見込み
配当方針に従い、1株当たりの期末配当予想を4.5円から5.0円に増額修正

                1株当たりの期末配当金
    (円)


                                 5.0             【配当方針】
                      4.5
        4.0                               当社は、株主の皆様への安定的かつ継続的な
                                          利益配分を行うことを基本方針とし、
                                          連結株主資本配当率(DOE) 2%を目安に
                                          期末一括配当を行っております。

                                          中期経営方針では、最終年度の2023年9月期に
                                          おいてDOE3%以上の配当実現を目指します。


                    2021年9月期   2021年9月期
     2020年9月期
                     前回予想 ※    今回修正予想
※2020年11月6日公表                                                       37
中期経営方針 『VISION2023』数値目標

MXP戦略に基づくマーケティングプラットフォーム事業の拡大に、
商流プラットフォーム事業の加速を重ね合わせ、4軸での成長曲線を描いていく

                 VISION2023
                                                商流PF
         連結売上高   連結営業利益率      株主資本配当率
                               (DOE)
                                                MPF③
        50億円       15%         3%以上           新サービス
                                                     領
                                                     域
                                                MPF②
                                                     拡
                                        広告代理店向けサービス
                                                     張


                                                MPF①
                                             既存サービス




    2021年9月期      2023年9月期                       2030年9月期
                                                            38
┃補足資料




        39
社名の由来




        それぞれの企業が独自の価値でともに発展できる社会。
        私たちはそのまだ見ぬ理想の世界をYRGLMと名付けました。
        まだこの世に存在しない未来像を示すために、既存の言菓に由来を

        持たない「意味を持たない文字列」を語源としました。
        どこにもない企業を目指すために選んだ、どこにもない名前です。




                                         40
会社概要
社   名   :   株式会社イルグルム

設   立   :   2001年6月4日

資 本 金   :   318百万円(2021年3月31日現在)

代 表 者   :   岩田 進

従業員数    :   169人(グループ連結/2021年3月31日現在)

所 在 地   :   【大阪本社】〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー13F
            【東京本社】〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F

事業内容    :   マーケティングDX支援サービスの提供
            • マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」
            • 運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」
            • 広告代理店向けクラウド案件管理ツール「アドナレッジ」
            • 広告代理店マッチングプラットフォーム「アドフープ」
            • ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」

子 会 社   :   株式会社イーシーキューブ
            株式会社スプー
            YRGLM VIETNAM COMPANY LIMITED(ベトナムホーチミンシティ)
                                                            41
沿革

   Product                                          広告代理店マッチングプラットフォーム「アドフープ」の提供を開始
                                                                                                       2020.05

                                                                                                       2020.06
                                                  広告代理店向けクラウド案件管理ツール「アドナレッジ」の提供を開始
                                                                                                       2020.08
                                                   理想のマーケティングを一緒に探究するメディア「ARCC」をオープン



                                                           2018.10
                                              運用型広告レポート自動作成ツール
                                                        「アドレポ」の提供を開始
                                                                                                                   2020.12
                                                                                                                   株式会社スプーが
                              2006.09                                                                              連結子会社として参画
                                                                                                    2019.08
             日本発ECオープンプラットフォーム
                 「EC-CUBE」の提供を開始                                                                    株式会社イルグルムに社名変更
                                                                                          2018.10
                                                                                          株式会社イーシーキューブを設立
                                                                                2017.10
                2004.09                                                         東京支社を東京本社に改称し、二本社制へ移行
      マーケティング
                                                                      2014.09
 効果測定プラットフォーム
「アドエビス」の提供を開始                                                         東証マザーズ市場へ上場
                                                            2013.12
                                                            現地法人ベトナム子会社を設立
                                                  2012.02
                                                  ベトナムにオフショア開発拠点を開設
                                        2010.11
                                        米国シリコンバレーに子会社を設立
                           2005.07
             2003.07       東京支社を開設
             株式会社として組織変更                                                                                         Corporate
   2001.06                                                                                                                   42
                                                                                                                             42
   有限会社ロックオンを設立
グループ


        マーケティングプラットフォーム事業(MPF)           商流プラットフォーム事業(商流PF)



                   株式会社イルグルム



                                               連結子会社

                                                株式会社
                                              イーシーキューブ
     開発業務の一部を委託            新規事業開発で連携


        連結子会社                   連結子会社

                               株式会社スプー
 YRGLM VIETNAM
 COMPANY LIMITED




                                                              43
個性と多様性を尊重し、しなやかに変化する組織

「多様な働き方を支援する環境整備」と「コミュニケーション強化」に注力
コロナ禍のなかでも働きやすい環境を実現




                              日本における2021年度版
                         「働きがいのある会社」ランキングにおいて
                         9年連続・10度目のベストカンパニーに選出




                                                 44
特別鼎談「マーケティングテクノロジーの近未来」を公開

Cookie規制を超えて、すべてのステークホルダーに利益と安全を届けるために
ジャーナリストの佐々木俊尚氏とのトークセッションを2021年4月に実施


                         GoogleとAppleの提供するブラウザーが、Webサ
                         イト間をまたいで閲覧履歴をトラッキングできる
                         サードパーティCookieの規制を順次実行に移して
                         います。
                         企業のデジタルマーケティングに甚大な影響を及
                         ぼすこの巨大な環境変化は、どのような経緯で起
                         きているのか。
                         この変化を受けて、当社はどのようなポリシーと
                         技術で対応しているのか。
                         さらに、これからのマーケティングテクノロジー
                         はどう進化していくべきか。
                         ジャーナリスト佐々木俊尚さんをゲストにお招き
                         し、特別鼎談を行いました。

                         https://www.yrglm.co.jp/ir/special_session/


                                                                       45
2021年9月期1Qトピック一覧

2020.10.09   商流    【EC-CUBE】コロナ禍における急速なECシフトへの支援として、「EC-CUBE公式オンライン相談窓口」を開設

2020.10.15   MPF   【アドエビス】「ITreview Grid Award 2020 Fall」のアクセス解析・アトリビューション部門「High Performer」を受賞

2020.10.22   全社    2020年9月期業績予想及び配当予想を修正

2020.10.23   MPF   【アドエビス】オンラインカンファレンス「AD EBiS Conference 2020」を開催

2020.10.28   MPF   【アドエビス】プロダクトロゴ・サービスデザインを刷新、16周年記念特設サイトを公開

2020.10.30   MPF   データマーケティングを探究するメディア「ARCC」初のオンラインイベントを11/5に開催

2020.11.04   商流    株式会社オリエントコーポレーションと資本業務提携で基本合意。クラウド版「ec-cube.co」で企業のDXを支援。

2020.11.04   商流    【EC-CUBE】「はじめてのオンラインショップ 支援プログラム」に、Grow with Google パートナーとして参画

2020.11.05   商流    【EC-CUBE】 Google ショッピング タブの無料リスティング が利用可能に。クラウド版「ec-cube.co」で機能提供開始。

2020.11.13   商流    政府CIO補佐官 市谷聡啓氏のDX推進アドバイザー就任を発表。EC-CUBEを活用した「ECを中心としたDX」を全国企業に広く推進へ

2020.11.13   全社    2020 年9月 30 日を基準日とする剰余金の配当に関するお知らせ

2020.11.16   全社    役員の異動に関するお知らせ

2020.11.19   MPF   【アドエビス】2021年1月フルリニューアル、UI刷新と画面レスポンス最大約80%改善によりデータ分析にかかる時間を大幅短縮

2020.11.20   商流    【EC-CUBE】ネットショップ動向調査において 「月商1000万円以上で利用されているカートシステム」利用数でNo.1を獲得

2020.12.16   MPF   【アドエビス】株式会社生活総合サービスがアドエビスの計測データを「DirectEngine」へ連携

2020.12.21   商流    株式会社オリエントコーポレーションとのる資本業務提携の契約締結に関するお知らせ
                                                                                                  46
2021年9月期2Qトピック一覧

2021.01.06   MPF   【アドフープ】「広告代理店ご紹介サービス」から「アドフープ」にサービス名変更

2021.01.19   商流    【EC-CUBE】ネットショップをすぐに立ち上げたい店舗向け支援として、5社限定「ネットショップ構築代行キャンペーン」を開始

2021.01.21   MPF   【アドエビス】画面レスポンスの高速化と分析導線を見直した新UIを発表

2021.01.22   MPF   【アドエビス】「ITreview Grid Award 2021 Winter」のアクセス解析・アトリビューション部門で 「High Performer」を2期連続受賞

2021.02.05   全社    2021年9月期業績予想を発表

2021.02.16   全社    2021年版 日本における「働きがいのある会社」ランキングにおいて、 9年連続・10度目となるベストカンパニーに選出

2021.02.16   全社    譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込を完了

2021.02.18   商流    【EC-CUBE】GMOイプシロン株式会社と協業し、公式決済サービス「EC-CUBEペイメント ライト」をリリース

2021.02.19   商流    【EC-CUBE】カスタマイズ可能なクラウドECプラットフォーム「ec-cube.co スタンダードプラン」をリリース

2021.02.26   商流    【EC-CUBE】ダウンロード版EC-CUBE対応データ連携用プラグインをリリース

2021.03.01   商流    【EC-CUBE】「ec-cube.co スタンダードプラン」リリースを記念し、契約初月&翌月無料キャンペーンを開始

2021.03.05   商流    【EC-CUBE】EC-CUBE本体やプラグインへのレビュー投稿を活性化させる「レビュー&ツイートキャンペーン」を開始

2021.03.25   商流    【EC-CUBE】「ec-cube.co スタンダードプラン」に、開発者と運営者の分業を支援する「管理画面操作Git連携」を実装



                                                                                                          47
用語解説


               ソースコードを商用、非商用の目的を問わず利用、修正、頒布することを許し、それを利用する個人や団体の努力や利益を
  オープンソース      遮ることがないソフトウェア開発の手法

   カスタマー
               顧客にとって、ある企業の製品・サービスに接する際の総合的な印象や体験
エクスペリエンス(CX)
コンバージョンレート
               成約率。WEBサイトの訪問者数に対してどのくらいの人数が購買等の成果に結びついたかを示す指標
   (CVR)
               Software as a service の略。
    SaaS       必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアもしくはその提供形態


 サブスクリプション     商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式

 デジタルトランス      企業がデータとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するととも
フォーメーション(DX)   に、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること


   プラグイン       機能を追加するためのソフトウェア


 マーケティングDX     企業がデータとデジタル技術を活用して、マーケティング活動による成果を最大化・最適化できる仕組みを構築すること

ライフタイムバリュー
               顧客生涯価値。ある顧客から生涯を通じて得られる利益のこと
   (LTV)

                                                                         48
┃「アドエビス」について




               49
MPF❘「アドエビス」の事業領域

「アドエビス」の事業領域は、【流入施策(主に広告)】の効果測定
見込み顧客獲得までのユーザー行動フローを可視化し、ベストな投資判断をサポート

              新規顧客の獲得                      既存顧客の維持

   認知       興味・関心       比較・検討     顧客化             継続




                                          Eメール
  SNS広告       SEO     リスティング広告                         顧客情報管理
                                        マーケティング
                      リターゲティング
   記事広告      メルマガ
                         広告       CV     リード管理          店舗接客

             コンテンツ      アフィリエイト
 ディスプレイ広告                               行動トラッキング       スコアリング
            マーケティング       広告




     流入施策におけるCV(成果)の最大化
                                           MA・CRM・SFA
                                                                50
MPF❘「アドエビス」の強み①

時代の流れに即した計測技術の研究開発・安定供給に強み
グローバル企業によるプライバシー保護強化の流れにもいち早く対応


 消費者Aさんの行動例



              facebook   Google   Yahoo   CV




              初回接触       間接効果     直接効果




    プライバシーに配慮した高精度な計測技術で行動フローを可視化
                                               51
MPF❘「アドエビス」の強み②

国内ユーザーの声をもとに作り上げられたサービスデザイン
広告運用ノウハウを盛り込み、使いやすさを追求
        STEP1                 STEP2                      STEP3
   【進捗確認】                 【成果比較】                     【結果検証】
ダッシュボード                 カテゴリ分析                     カテゴリ分析(ABCDグラフ)
 当月の全体進捗を把握             各施策の一元管理により、重複・欠損のない       施策前後の改善・悪化状況を可視化
                        正確なデータを提供。
                        レポート作成工数も大幅削減


                                               施
                                               策
                                               改
                                               善
期間分析                    コストアロケーション分析               各指標の増減率を可視化。
 各曜日の傾向、数値のUP/DOWNを確認   費用対効果を自動で算出。               成果データの集計工数も大幅削減。
                        予算の増額・削減対象が一目瞭然




                                                                      52
MPF❘「アドエビス」の強み③

お客様の活用に寄り添うサポート体制も競合優位性の1つ


    無料の電話サポート                           充実のサポートサイト          活用支援のプログラム


                                                              導入   初期設定サポート



                                                              計測    データ蓄積



                                                              分析   分析活用サポート


                                                              活用     運用定着



      顧客満足度92%※                             操作・設定方法から活用まで   専属のカスタマーサクセス担当者
   安心と信頼のサポートセンター                             幅広いノウハウが凝縮        による活用支援


※自社調査:2017年度上半期 サポート満足度アンケート結果より(10段階7以上)                                     53
MPF❘新「アドエビス」をリリース(2Q)

2021年1月、サービス提供開始以来のフルリニューアル。直感的で効率的な分析基盤へ
3月以降も追加アップデートを予定




  画面レスポンスが最大“82%”高速化

  データ分析に最適化されたUI

  分析メニューの刷新
                                       新しくなった
                          最適化された
                                        分析機能
                           分析導線




                                                54
MPF❘「アドエビス」の導入実績

企業規模を問わず幅広い業種業態で導入、累計導入実績1万件以上




                                 55
┃「EC-CUBE」について




                 56
商流PF❘「EC-CUBE」について

「EC-CUBE」は15年の歴史を持つロングセラーカート
オープンなテクノロジーとコミュニティで「みんながワクワクするショッピング体験」を創出




                                             57
商流PF❘「EC-CUBE」の事業領域

【高カスタマイズ×低コスト領域】で圧倒的に優位な立ち位置を確立
推定35,000店舗以上で稼働している国内No.1ECオープンソース※1

                          高カスタマイズ




         フルスクラッチ型
                                                             推定店舗数
                      パッケージ型                                35,000店舗   ※2




高コスト                                                 低コスト
                                    ASP型

                                                             推定流通額
                            モール型            インスタント
                                             カート型           2,100億円   ※3




                          低カスタマイズ

※1:独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による                            58
※2:2021年1月時点 ※3:2019年8月時点
商流PF❘ 「EC-CUBE」のビジネスモデル

オープンソースとして無料で配布し、周辺サービスにより収益を得るフリーミアムモデル
開発力・営業力・サービス力を外部リソースにより賄うエコシステムを構築

                    「EC-CUBE」の収益構造

                               ショップ構築支援

                               インティグレート
             開発支援                パートナー
      開発
    コミュニティ
                                ホスティング        ショップ運営者
                                 パートナー



               マージン支払

                                     サービス利用
                    EC関連サービス
                       事業者


                                                        59
商流PF❘ 「EC-CUBE」の強み①

オープンソースはすべての方がプロダクトの改善に関わることが可能
200社※を超えるパートナー企業と各種コミュニティが「EC-CUBE」の進化と活動をサポート




                  パートナー           ユーザーグループ          開発コミュニティ

             170社以上のインテグレートパー   全国8地域で有志によるユー    登録者数48,000名以上の開発コ
             トナーの他に複数のホスティング    ザーグループが情報交換や勉強   ミュニティサイトで質問や情報
             パートナー、アライアンスパート    会を実施             共有が可能
             ナーが店舗構築・運営を支援



※2021年1月時点                                                           60
商流PF❘ 「EC-CUBE」の強み②

汎用的なものから最新機能まで、1,000件※以上のプラグインやデザインテンプレート等の拡張
機能を配布。自社のオペレーションに合う機能拡張とカスタマイズが可能

       効率的な店舗運営を支える多様なプラグイン              豊富なデザインテンプレート




         決済      89件   機能カスタマイズ   899件

         集客      62件   顧客管理・販促    335件

         SNS     76件   物流・在庫管理    92件

        セキュリティ   10件   その他        357件

※2021年4月時点                                               61
商流PF❘クラウド版EC-CUBE 「ec-cube.co」について

「ec-cube.co」は、オープンソースの利点のままに、サーバー環境や開発環境をセットで提供
する、有償の次世代型クラウドオープンプラットフォーム

                                             クラウド版
               ダウンロード版

                                ライトプラン           スタンダードプラン

                                月額 ¥6,800~       月額 ¥39,800~¥64,800
  利用料金        月額・初期費用    ¥0
                                初期費用 ¥0           初期費用 ¥70,000


  決済手数料                       別途決済事業者とご契約

                               EC-CUBE基本機能
                                         サーバー保守
                                        自動アップデート
  機能概要             ー                    セキュリティ対策
              (利用者自身で対応)
                                                     カスタマイズ機構
                                    ー
                                                      開発環境の提供
                                                                      62
                                   ---本資料の取り扱いについて---
本資料に含まれる将来の見通しに関する記述等は、現時点における情報に基づき判断したものであり、マクロ経済動向及び市場環境や当社の関連する業界動向、その他内部・外部要因等により
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