3689 M-イグニス 2020-05-14 15:00:00
2020年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月14日
上場会社名 株式会社イグニス 上場取引所 東
コード番号 3689 URL https://1923.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)銭 錕
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員CFO (氏名)松本 智仁 TEL 03-6408-6820
四半期報告書提出予定日 2020年5月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期第2四半期の連結業績(2019年10月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期第2四半期 2,992 10.2 142 - 45 - △175 -
2019年9月期第2四半期 2,715 9.9 △514 - △559 - △454 -
(注)包括利益 2020年9月期第2四半期 △174百万円(-%) 2019年9月期第2四半期 △627百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年9月期第2四半期 △11.98 -
2019年9月期第2四半期 △32.44 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年9月期第2四半期 4,277 2,101 48.8
2019年9月期 3,956 2,266 56.9
(参考)自己資本 2020年9月期第2四半期 2,086百万円 2019年9月期 2,250百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年9月期 - 0.00
2020年9月期(予想) - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年9月期の連結業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 5,000 △10.2 - - - - - - -
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期2Q 14,723,800株 2019年9月期 14,662,600株
② 期末自己株式数 2020年9月期2Q 43,321株 2019年9月期 43,295株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年9月期2Q 14,629,590株 2019年9月期2Q 14,005,675株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料P5.「当四半期決算に関する定性的情報(4)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧ください。
株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)キャッシュ・フローの状況 ……………………………………………………………………………………… 5
(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 7
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 10
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 11
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における世界経済及び我が国経済は、米中の貿易摩擦に加えて、2020年2月以降、新
型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、国内外ともに先行きが不透明な状況にあります。
このような状況の中、当社グループ(当社及び関係会社)は「世界にインパクトを与えなければ、気がすまな
い」という経営理念及び「次のあたりまえを創る。何度でも」というミッションのもと、インターネット、スマー
トフォン等を通じたさまざまなビジネス領域において、多くのユーザーに支持されるサービスの企画・制作・運営
を行ってまいりました。
当社グループは、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「スマートフォンアプリ事業」の単一
セグメントから、「マッチング事業」、「エンターテック事業」及び「ゲーム事業」の3区分に変更いたしまし
た。これは、2019年11月13日に当社の取締役会において、株式会社スタジオキングが展開するゲーム事業の譲渡に
関する基本合意を決議したように、当社グループが属する事業環境の変化や事業規模の変化に迅速かつ適切に対応
し、事業の選択と集中による早期収益化の実現を図る必要があることから、経営管理手法を見直したことによるも
のであります。
当第2四半期連結累計期間においては、前連結会計年度に引き続き高成長を続けている「マッチング事業」が、
売上高・営業利益に大きく貢献いたしました。「エンターテック事業」においては、バーチャルライブアプリ
「INSPIX LIVE」の大型アップデートに向けた開発投資を積極的に行いました。一方で、事業の選択と集中の観点
から、「ゲーム事業」において、新規開発の凍結、『でみめん』のサービス終了を実施しました。また、2020年3
月2日に、『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』の2タイトルに係る事業等の株式会社ドリコムへの譲渡が完了
いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,992,733千円(前年同四半期比10.2%増)、営業利
益は142,585千円(前年同四半期は514,436千円の営業損失)、経常利益は45,521千円(前年同四半期は559,067千
円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は175,241千円(前年同四半期は454,344千円の親会社株主に
帰属する四半期純損失)となりました。
各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントを変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年
同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
売上高(千円) セグメント利益又は損失(千円)
セグメントの名称 前第2四半期 当第2四半期 前第2四半期 当第2四半期
増減 増減
連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間
マッチング事業 1,345,143 1,920,059 574,915 295,522 617,982 322,459
エンターテック事業 23,240 148,136 124,896 △642,541 △706,210 △63,669
ゲーム事業 1,280,319 878,675 △401,644 76,354 297,989 221,635
その他 67,067 45,861 △21,205 △243,772 △67,175 176,596
合計 2,715,771 2,992,733 276,961 △514,436 142,585 657,022
1.マッチング事業
マッチング事業では、恋愛・婚活マッチングサービス『with』を提供しています。当サービスは、2015年9月に
サービスを開始した、SMS(ショートメッセージサービス)またはFacebook認証で簡単に会員登録が可能な恋愛・
婚活サービスです。メンタリストDaiGo氏監修のもと、統計学×心理学により「運命よりも、確実。」をコンセプ
トとして、相性の良いお相手を探せるサービスを目指しています。現在、WEBサイト、iOSアプリ、Androidアプリ
の3つのプラットフォームで提供しています。
当第2四半期連結累計期間におけるマッチング事業は、この『with』において、他社類似サービスとの差別化を
図るべく、心理学やAIを活用して最適な男女のマッチングを目指し、季節イベントや各種診断イベントの実施など
の施策を講じてまいりました。また、国内でオンラインマッチングサービスが急速に浸透してきていることから、
プロモーションによる新規流入だけでなく、クチコミによる新規流入も増加傾向にあり、2020年3月末時点におけ
るユーザー数は290万人を突破するなど、サービスは順調に成長しています。当該サービスについては、売上高・
営業利益への貢献度が高いサービスへと成長しており、引き続きユーザービリティの向上や精度の高いマッチング
を実現する機能、診断イベントを継続的に実施していくことで、ユーザー満足度の高い唯一無二の恋愛・婚活マッ
チングサービスを目指してまいります。
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
なお、当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえた政府の要請(外出制限)により、当初、
『with』においてユーザーの利用頻度が低下する可能性があると予測しておりました。しかし、2020年4月23日発
表の適時開示「(開示事項の経過)新型コロナウイルス感染症の影響について」に記載の通り、引き続き堅調に推
移しており、現時点において当該事業への業績に与える影響は軽微であると考えています。
この結果、当セグメントの売上高は1,920,059千円(前年同四半期比42.7%増)、セグメント利益は617,982千円
(前年同四半期比109.1%増)となりました。
2.エンターテック事業
エンターテック事業は、「音楽体験の、次のあたりまえを創る」ことを目的に、主に、パルス株式会社によるバ
ーチャルライブアプリ『INSPIX LIVE』を開発・提供するとともに、芸能プロダクションの運営を行う株式会社
VOYZ ENTERTAINMENTによる、『VOYZ BOY』等、IP(注1)の創出に取り組んでいます。
パルス株式会社では、VR技術による音楽ライブを生配信するシステムの企画・開発・運営をしています。当該シ
ステムは様々な環境に合わせて配信できる仕組みを構築することで、既存の動画配信サイトへの生配信だけでな
く、VR・AR動画の生配信も可能としています。2019年8月13日にリリースしたバーチャルライブアプリ『INSPIX
LIVE』は、このシステムを活用し、スマートフォンとスマートフォン向けVRゴーグルを組み合わせることで、VRに
よる新たな音楽ライブを体験できるものです。現在『INSPIX LIVE』は、より理想的な顧客体験を実現するために
ライブ特化型仮想空間SNS『INSPIX WORLD』への大型アップデートを行っており、6組のパートナー参画が決定し
ている他、新たに株式会社バンダイナムコアーツ及び株式会社バンダイナムコライブクリエイティブの参画も決定
いたしました。今後、複数の他社IPが『INSPIX WORLD』(現『INSPIX LIVE』)上でバーチャルライブの実施を予
定しているなど、他社IPの誘致も順調に進んでいます。IPの創出にあたっては、業務提携先であるVRタレントのマ
ネジメントを専門とする株式会社岩本町芸能社所属のVRアイドル『えのぐ』が、バーチャルライブプラットフォー
ムの技術を活用し精力的に様々な活動をしています。
芸能プロダクションの運営を行う株式会社VOYZ ENTERTAINMENTは、所属タレントである三次元のボーイズグルー
プ『VOYZ BOY』と、「二次元と三次元を行き来する」5人組ボーイズグループ『学芸大青春(ガクゲイダイジュネ
ス)』が活動をしています。『VOYZ BOY』は2019年5月より本格的に活動をスタートし、その後、定期イベントや
ファンミーティング、一部メンバーによるテレビ・舞台出演等を行っています。また、『学芸大青春(ガクゲイダ
イジュネス)』は、2019年9月に活動開始後、音楽配信(販売)等を行っています。
なお、2020年4月23日発表の適時開示「(開示事項の経過)新型コロナウイルス感染症の影響について」に記載
の通り、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年4月7日に政府より発令された緊急事態宣言を受け、株式
会社VOYZ ENTERTAINMENTは、所属タレントによるイベントにおいて、当面の間一部中止や延期、内容変更すること
を決定いたしました。一方で、パルス株式会社において実施している『INSPIX WORLD』への大型アップデート及び
他社IPのVRライブの企画・制作につきましては、在宅勤務の増加により若干の生産性の低下がみられるものの、現
時点においては事業推進上で重要な影響はないものと考えており、引き続き事業投資を継続しています。そのた
め、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が、現時点において当該事業への業績に与える影響は軽微であると考え
ています。
この結果、当セグメントの売上高は148,136千円(前年同四半期比537.4%増)、セグメント損失は706,210千円
(前年同四半期は642,541千円のセグメント損失)となりました。
3.ゲーム事業
ゲーム事業では、スマートフォン向けゲームアプリやブラウザゲーム(注2)の企画・開発・運営を行ってお
り、主要なゲームとして、スマートフォン向けゲームアプリでは『ぼくとドラゴン』、『でみめん』を、ブラウザ
ゲームでは『猫とドラゴン』を提供しています。
当第2四半期連結累計期間におけるゲーム事業は、配信開始から6年目に突入した主力タイトル『ぼくとドラゴ
ン』と、2019年4月3日に配信を開始した、イグニスグループ初のブラウザゲームである『猫とドラゴン』が、既
存ユーザーの満足度向上と収益の安定化を目指すため、季節イベントの強化や、他社有名IPとのコラボレーション
を実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用をしてまいりました。一方で、2018年12月
12日に提供を開始いたしました、女性をターゲットにした新作スマホRPG『でみめん』は、ユーザー課金率及び新
規ユーザー獲得数が伸び悩み、新キャラクターや各種イベントの実施など施策を講じてまいりましたが、大幅な改
善に至らなかったことから、2019年12月12日をもってサービスを終了することとなりました。
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
また、事業の選択と集中の観点から新規開発を凍結するとともに、2020年3月2日付で、『ぼくとドラゴン』と
『猫とドラゴン』の2タイトルに係る事業等の株式会社ドリコムへの譲渡が完了いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は878,675千円(前年同四半期比31.4%減)、セグメント利益は297,989千円
(前年同四半期比290.3%増)となりました。
4.その他
報告セグメントに含まれない事業セグメントとして、求人サービス及び転職エージェントサービス、医療機関向
けSaaS、VR医療等の事業セグメントにより構成されています。
求人サービス及び転職エージェントサービスでは、グラム株式会社において、性格傾向データを活用した求人サ
ービス『jobgram』と転職エージェントサービス『jobgramエージェント』を展開しています。
医療機関向けSaaSでは、株式会社イグニスメディカルケアソリューションズがオンライン診療を目的とした医療
機関向けのソフトウェアの企画・開発・運営を行っており、『FOREST』というソフトウェアをオンライン診療と相
性が良い医療機関に対して提供しています。
VR医療では、パルス株式会社において順天堂大学との間で共同研究を行い、2019年6月にパイロット版の提供を
開始したVRを用いた慢性疼痛の緩和システム『うららかVR』のサービス開始に向け研究開発を行っています。
当第2四半期連結累計期間において、主にグラム株式会社のサービスを展開する一方で、医療機関向けSaaSとVR
医療に関しては、現時点では投資フェーズであるものの、サービス改善に努めてまいりました。
この結果、その他の売上高は45,861千円(前年同四半期比31.6%減)、セグメント損失は67,175千円(前年同四
半期は243,772千円のセグメント損失)となりました。
(注)1.IPとは、Intellectual Propertyの略で、著作権や商標権等の知的財産のことです。
2.ブラウザゲームとは、ダウンロード不要で、ウェブブラウザがあれば遊べるゲームのことです。
(2) 財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は4,277,490千円となり、前連結会計年度末に比べ321,489千円増加いたし
ました。流動資産は2,295,263千円(前連結会計年度末比579,632千円増)となりました。主な増加要因は、代表取締
役から総額500,000千円を借り入れたこと等により現金及び預金が295,636千円増加したことによるものでありま
す。また、固定資産は1,982,226千円(前連結会計年度末比258,143千円減)となりました。主な減少要因は、『ぼく
とドラゴン』と『猫とドラゴン』の2タイトルに係る事業等の譲渡等に伴い無形固定資産が201,312千円減少した
ことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債は2,175,712千円となり、前連結会計年度末に比べ486,000千円増加いたしま
した。流動負債は1,501,285千円(前連結会計年度末比191,745千円増)となりました。主な増加要因は、未払金が
211,242千円、資産除去債務が32,610千円増加したこと、主な減少要因は、未払法人税等が102,405千円減少したこ
とによるものであります。また、固定負債は674,426千円(前連結会計年度末比294,254千円増)となりました。主な
増加要因は、代表取締役から総額500,000千円を借り入れたこと等により長期借入金が367,564千円増加したことに
よるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は2,101,778千円となり、前連結会計年度末に比べ164,511千円減少いたし
ました。主な減少要因は、利益剰余金が175,241千円減少したことによるものであります。
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(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は405,415千円となり、前
連結会計年度末に比べ195,636千円増加いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は82,941千円(前年同四半期は855,933千円の減
少)となりました。主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益113,579千円、減価償却費161,874千円、投資有価
証券評価損150,552千円によるもの、主な減少要因は、持分変動利益192,586千円、法人税等の支払額340,373千円
によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は265,282千円(前年同四半期は401,676千円の減
少)となりました。主な減少要因は、定期預金の預入による支出100,000千円及び無形固定資産の取得による支出
257,380千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は377,874千円(前年同四半期は1,394,650千円の
増加)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入535,517千円によるもの、主な減少要因は長期借入
金の返済による支出167,964千円であります。
(4) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年9月期の連結業績予想につきましては、2020年5月11日に公表いたしました「通期連結業績予想の修正に
関するお知らせ」の内容に変更はございません。なお、業績予想は、同資料の発表日現在において入手可能な情報
に基づき作成しており、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 209,779 505,415
売掛金 654,618 615,561
営業貸付金 1,294,457 1,276,076
仕掛品 - 52,965
貯蔵品 5,194 5,194
その他 402,200 691,685
貸倒引当金 △850,618 △851,634
流動資産合計 1,715,630 2,295,263
固定資産
有形固定資産 265,602 218,461
無形固定資産
ソフトウエア 523,073 321,761
無形固定資産合計 523,073 321,761
投資その他の資産
投資有価証券 250,008 222,029
長期未収入金 902,416 1,032,230
その他 1,015,145 905,620
貸倒引当金 △715,876 △717,876
投資その他の資産合計 1,451,694 1,442,004
固定資産合計 2,240,370 1,982,226
資産合計 3,956,001 4,277,490
負債の部
流動負債
買掛金 46,300 53,879
短期借入金 100,000 100,000
1年内返済予定の長期借入金 180,717 180,705
未払金 249,635 460,877
未払法人税等 371,946 269,541
資産除去債務 - 32,610
その他 360,940 403,672
流動負債合計 1,309,539 1,501,285
固定負債
長期借入金 177,002 544,566
資産除去債務 203,170 129,860
固定負債合計 380,172 674,426
負債合計 1,689,711 2,175,712
純資産の部
株主資本
資本金 2,234,050 2,239,234
資本剰余金 2,140,054 2,145,238
利益剰余金 △2,071,201 △2,246,442
自己株式 △52,255 △52,281
株主資本合計 2,250,649 2,085,748
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △1,060 △1,032
為替換算調整勘定 937 1,461
その他の包括利益累計額合計 △122 428
新株予約権 15,027 15,009
非支配株主持分 735 591
純資産合計 2,266,289 2,101,778
負債純資産合計 3,956,001 4,277,490
- 6 -
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 2,715,771 2,992,733
売上原価 617,171 452,327
売上総利益 2,098,599 2,540,405
販売費及び一般管理費 2,613,036 2,397,820
営業利益又は営業損失(△) △514,436 142,585
営業外収益
受取利息 1,019 141
為替差益 1,094 -
保険返戻金 - 4,568
雑収入 2,392 1,022
営業外収益合計 4,506 5,731
営業外費用
支払利息 3,148 3,040
持分法による投資損失 17,714 65,459
雑損失 28,275 34,296
営業外費用合計 49,138 102,796
経常利益又は経常損失(△) △559,067 45,521
特別利益
投資有価証券売却益 323,296 11,211
関係会社株式売却益 - 34,788
新株予約権戻入益 1,686 -
持分変動利益 - 192,586
特別利益合計 324,982 238,586
特別損失
投資有価証券評価損 - 150,552
減損損失 - 19,975
固定資産除却損 348 -
特別損失合計 348 170,528
税金等調整前四半期純利益又は
△234,432 113,579
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 126,216 253,722
法人税等調整額 97,038 35,242
法人税等合計 223,255 288,964
四半期純損失(△) △457,688 △175,384
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △3,343 △143
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △454,344 △175,241
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
四半期純損失(△) △457,688 △175,384
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △1,380 523
その他有価証券評価差額金 △167,933 27
その他の包括利益合計 △169,313 551
四半期包括利益 △627,002 △174,833
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △623,658 △174,689
非支配株主に係る四半期包括利益 △3,343 △143
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益又は
△234,432 113,579
税金等調整前四半期純損失(△)
減価償却費 265,727 161,874
減損損失 - 19,975
投資有価証券評価損益(△は益) - 150,552
投資有価証券売却損益(△は益) △323,296 △11,211
関係会社株式売却損益(△は益) - △34,788
持分変動損益(△は益) - △192,586
受取利息 △1,019 △141
支払利息 3,148 3,040
持分法による投資損益(△は益) 17,714 65,459
貸倒引当金の増減額(△は減少) 2,710 3,015
売上債権の増減額(△は増加) △45,558 39,094
営業貸付金の増減額(△は増加) 8,956 18,381
たな卸資産の増減額(△は増加) △140 △51,362
長期未収入金の増減額(△は増加) △205,920 -
仕入債務の増減額(△は減少) △72,195 7,577
未払金の増減額(△は減少) △274,005 57,716
未払消費税等の増減額(△は減少) △32,030 -
その他 73,352 73,709
小計 △816,990 423,887
利息の受取額 274 2,116
利息の支払額 △3,064 △3,008
法人税等の支払額 △82,557 △340,373
法人税等の還付額 46,404 320
営業活動によるキャッシュ・フロー △855,933 82,941
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 - △100,000
有形固定資産の取得による支出 △157,442 △21,542
無形固定資産の取得による支出 △221,513 △257,380
投資有価証券の売却による収入 - 18,711
投資有価証券の取得による支出 △27,507 -
関係会社株式の売却による収入 - 84,000
その他 4,786 10,930
投資活動によるキャッシュ・フロー △401,676 △265,282
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 387,500 -
長期借入れによる収入 - 535,517
長期借入金の返済による支出 △207,076 △167,964
株式の発行による収入 938,785 -
自己株式の取得による支出 △90 △26
新株予約権の発行による収入 53 -
新株予約権の行使による株式の発行による収入 270,478 10,348
非支配株主からの払込みによる収入 5,000 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,394,650 377,874
現金及び現金同等物に係る換算差額 △281 102
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 136,759 195,636
現金及び現金同等物の期首残高 480,340 209,779
現金及び現金同等物の四半期末残高 617,099 405,415
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年10月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
その他 損益計算書
合計 調整額
マッチング エンター (注)1 計上額
ゲーム事業 計 (注)2
事業 テック事業
売上高
外部顧客への
1,345,143 23,240 1,280,319 2,648,703 67,067 2,715,771 - 2,715,771
売上高
セグメント間の
内部売上高又は - - - - - - - -
振替高
計 1,345,143 23,240 1,280,319 2,648,703 67,067 2,715,771 - 2,715,771
セグメント利益
295,522 △642,541 76,354 △270,664 △243,772 △514,436 - △514,436
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、求人サービス及び転職
エージェントサービス、医療機関向けSaaS、VR医療等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
「Ⅱ 当第2四半期連結累計期間 2.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりでありま
す。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
その他 損益計算書
合計 調整額
マッチング エンター (注)1 計上額
ゲーム事業 計 (注)2
事業 テック事業
売上高
外部顧客への
1,920,059 148,136 878,675 2,946,871 45,861 2,992,733 - 2,992,733
売上高
セグメント間の
内部売上高又は - - - - - - - -
振替高
計 1,920,059 148,136 878,675 2,946,871 45,861 2,992,733 - 2,992,733
セグメント利益
617,982 △706,210 297,989 209,761 △67,175 142,585 - 142,585
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、求人サービス及び転職
エージェントサービス、医療機関向けSaaS、VR医療等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
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株式会社イグニス(3689) 2020年9月期 第2四半期決算短信
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「スマートフォンアプリ事業」の単一セグメント
から、「マッチング事業」、「エンターテック事業」及び「ゲーム事業」の3区分に変更しております。こ
れは、2019年11月13日に当社の取締役会において、株式会社スタジオキングが展開するゲーム事業の譲渡に
関する基本合意を決議したように、当社グループが属する事業環境の変化や事業規模の変化に迅速かつ適切
に対応し、事業の選択と集中による早期収益化の実現を図る必要があることから、経営管理手法を見直した
ことによるものであります。
変更後の報告セグメントに属する主要なサービスは以下のとおりであります。
報告セグメント 主要なサービス
マッチング事業 恋愛・婚活マッチングサービス『with』の企画・開発・運営
バーチャルライブアプリ『INSPIX LIVE』の企画・開発・運営、
エンターテック事業
ボーイズグループ『VOYZ BOY』等のプロデュース等
スマートフォン向けゲームアプリ『ぼくとドラゴン』、
ゲーム事業
ブラウザゲーム『猫とドラゴン』等の企画・開発・運営
なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、経営管理体制変更後の報告セグメントの区分に基
づき作成したものを開示しております。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「エンターテック事業」において、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上
額は、19,975千円であります。
(重要な後発事象)
(第14回新株予約権の権利行使及び払込について)
2018年3月5日開催の取締役会決議に基づき、2018年3月22日に発行した第三者割当による第14回新株予約権
の一部について、2020年5月13日に権利行使及び払込が実施されました。概要は次のとおりです。なお、これに
より、第14回新株予約権のすべてが行使完了しております。
1.新株予約権の権利行使及び払込の概要
① 募集の方法: 第三者割当の方式による
② 発行する株式の種類及び数:普通株式 875,000株
③ 行使価額: 1株当たり1,525円
④ 発行総額: 1,334,375千円
⑤ 資本組入額の総額: 667,187千円
⑥ 割当先: ドイツ銀行ロンドン支店
2.調達資金の使途
エンターテック事業に係る『INSPIX』開発・運営のための国内・海外における人材採用等に係る人件費、海
外拠点立ち上げ・専用スタジオ建設等のコンテンツ拡充の投資、ユーザー集客のための広告宣伝費等及びマッ
チング事業に係るユーザー集客のための広告宣伝費へ充当してまいります。
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