3687 フィックスターズ 2020-05-14 16:00:00
2020年9月期 第2四半期決算 補足説明資料 [pdf]

    株式会社フィックスターズ

2020年9月期 第2四半期決算補足説明資料
           2020/5/14




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本資料に記載の業績予想ならびに将来予測は、本資料
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判断したものであります。

当該仮説や判断に含まれる不確定要素や事業環境の変
化による影響等の様々な要因により、実際の業績等は
本資料記載の業績予想とは異なる場合があることをご
承知おきください。



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    2020年9月期 第2四半期
    決算説明
1




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1-a   2020年9月期 第2四半期決算発表サマリ



  ・売上高、利益ともに期初予算を上回る
      ・売上高:    2,946百万円(前年同期比 ▲18.7%、予算比 +6.8%)
      ・営業利益:    651百万円(前年同期比 ▲3.7%、予算比 +58.8%)




  ・ソフトウェア・サービス事業が引き続き伸長
      ・自動運転向けソフトウェア開発・高速化サービスを中心に案件規模拡大




  ・ハードウェア基盤事業も期初予算通り順調に推移
      ・画像処理向けストレージ・サーバの大型スポット案件が減収となるも、
       医療機器向け画像処理プロセッサ搭載演算ボードが堅調に推移



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1-b     業績推移

 連結損益計算書

 ハードウェア基盤事業のスポット案件の減収と新規事業向け経費増により減収減益となるも、
 売上高、利益ともに期初予算は上回って着地。




                   2019年9月       2020年9月
                                                                          2020年9月期2Q累計
  (単位:百万円)         期2Q累計         期2Q累計
                     実績           期初予算                               実績      前年同期比      期初予算比

売上高                      3,622              2,759                    2,946   ▲18.7%       +6.8%

営業利益                      676                   410                   651     ▲3.7%      +58.8%

  売上高営業利益率               18.7%            14.9%                      22.1%     +3.4pt    +7.2pt
親会社株主に帰属
する当期純利益                   452                   219                   399    ▲11.7%      +82.2%

 売上高当期純利益率               12.5%               8.0%                    13.6%     +1.1pt    +5.6pt


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    1-c          業績推移

        売上高

        ソフトウェア・サービス事業は自動運転向けソフトウェア開発・高速化サービスが伸長し増収を達成。
        ハードウェア基盤事業は前年同期比で大幅減収。




                                                                                                                           (単位:百万円)
2,000
               ソフトウェア・サービス事業

               ハードウェア基盤事業                                                                                                                    281
1,500                                                                                                        734
                                                                                                                     718
                                                                                                      706                    253
                                                                                             496

                                                                                       318
                                                                            222                                                      160
1,000                                                 353        287
                                       243   334
         292   246   193   183   370
                                                                                                             1,155                           1,477
                                                                                                     1,026                   1,279
 500                                                                                         1,096                   1,092           1,027
                                                                            990        994
                     815   790         846            863        868
         766   776                           776
                                 661


   0
          1Q   2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q        4Q         1Q         2Q        3Q     4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q

                2016/09                2017/09                                2018/09                         2019/09                 2020/09
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  1-d             業績推移

      営業利益

      ソフトウェア・サービス事業の増収により、過去最高の四半期営業利益を達成。




                                                                                                                   (単位:百万円)

600



500                                                                                                                             477


                                                                                                       400
400                                                                                        363
                                                                                                                    327
                                                                                                             311
300                                                                                              275
                                     258           260        254                    254
                                                                         228
             215   212
       181                                 191
200                                                                                                                       174

                               124
                         101
100



 0
       1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q      4Q          1Q         2Q         3Q    4Q    1Q    2Q    3Q     4Q    1Q    2Q

              2016/09                 2017/09                              2018/09                      2019/09            2020/09
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  1-e            業績推移

      研究開発費

      Sleeekを中心とした新規SaaS事業向けの研究開発を継続。
      NEDO等からの補助金計上のタイミングにより四半期毎のブレがでるも、期初予算内で推移。




                                                                                                        (単位:百万円)

100



80                                                                                                                 75


                       60
60                                                                                       53
       50                   49                                                                                50
                                                                               45             43
            41    39                                                                40
40                                                                                                       35
                                                         31         31
                                 26   28      26                                                   27


20



 0
       1Q   2Q    3Q   4Q   1Q   2Q   3Q      4Q         1Q         2Q         3Q   4Q   1Q   2Q   3Q    4Q   1Q   2Q

             2016/09             2017/09                              2018/09                 2019/09         2020/09
                                           Copyright © Fixstars Corporation.                                       8
    1-f               業績推移

        ソフトウェア・サービス事業

        自動運転向けソフトウェア開発・高速化サービスを中心に案件規模が拡大し、
        増収増益を達成。




                                                                                                                                     (単位:百万円)
1,600
                                                                                                                                                     1,477
                売上高
1,400
                                                                                                                                     1,279
                利益
                                                                                                                     1,155
1,200                                                                                                1,096                   1,092
                                                                                                             1,026                           1,027
                                                                                 990          994
1,000
                                            846            863        868
                       815    790
        766     776                                776
 800
                                     661

 600
                                                                                                                                                       455

 400                                                                                                   306             320             302
                                             234              231                   261                                        238
                 209    211                                              213                   217             206
          158                                       172                                                                                        171
 200                           130
                                       73

   0
         1Q      2Q     3Q     4Q     1Q     2Q     3Q       4Q         1Q         2Q          3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q

                 2016/09                     2017/09                                 2018/09                           2019/09                 2020/09
                                                          Copyright © Fixstars Corporation.                                                            9
  1-g           業績推移

      社員数推移

      前期末よりも20名増員して上期は着地。
      新卒を中心に下期も大幅に増員予定。




                                                                                           (単位:人)
300



                社員数(連結)
250                                                                                          234

                                                                                     214


200
                                                                           176


                                                       145
150                138
                             133
       125



100
      2014/09     2015/09   2016/09                 2017/09               2018/09   2019/09 2020/03 2020/09
       実績          実績        実績                        実績                  実績        実績      実績      予想

                                      Copyright © Fixstars Corporation.                                10
   1-h               業績推移

        ハードウェア基盤事業

        画像処理向けストレージ・サーバの大型スポット案件が減収となるも、
        医療機器向け画像処理プロセッサ搭載演算ボードが堅調に推移し、期初予算通り着地。




                                                                                                                               (単位:百万円)
800
                                                                                                                 734    718
                                                                                                          706
               売上高
700
               利益
600
                                                                                                   496
500

400                                370                   353
                                                 334                                        318
        292                                                         287                                                                     281
300            246                        243                                                                                  253
                                                                               222
                     193   183
200                                                                                                                                   160

                                                                                                            69     80     72
100                                  50                                 41                           56
          23                                24     19        29                               36                                 25              21
                 5     0                                                                                                                2
   0

                            (28)                                                  (33)
(100)
         1Q     2Q    3Q    4Q      1Q     2Q     3Q       4Q         1Q          2Q         3Q     4Q     1Q     2Q     3Q     4Q     1Q    2Q

                2016/09                    2017/09                                 2018/09                        2019/09              2020/09
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1-i      トピック

 オスカーテクノロジー株式会社の株式取得、子会社化

 自動並列化技術に強みを持つ早稲田大学発ベンチャー、オスカーテクノロジー株式会社の株式を取得、子会社化。
 MBD向け自動並列化サービス“OSCARator”の事業化に取り組む。




             MBD(Model Based Development)とは                            利用分野

      “動く仕様書“となるモデルを作成し、そのモデルを用いたコンピュータシミュ
                                                                        モビリティ
      レーションで製品の設計や性能を検証、その後の量産までつなげる手法



                        シミュレーション                    実機向けコードの
      モデルの作成                                                            ロボット・
                        による検証                       自動生成                ドローン



       顧客の    シミュレーションに膨大な              出力されたコードでは
        課題    時間がかかり開発が滞る              実機で十分な性能が出ない                     産業機器




                   自動並列化サービス“OSCARator”が、
                       コードを自動で高速化                                       医療機器




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1-j        トピック

 新型コロナウイルス感染症の影響について

 上期実績への影響はなし。
 顧客の製品開発動向等を踏まえ、今後の見通しへの影響を精査中。




       上期実績への影響                当社の取り組み                            今後の見通しへの影響


      全体                    社員の安全を確保                              全体
      上期実績への影響はなし           原則リモートワークとし、感染者との                     業績への影響を精査中
                            接触リスクを軽減
      ソフトウェア・サービス事業                                               ソフトウェア・サービス事業
      期初予定通りプロジェクト規模が拡大     財務基盤の強化                               顧客の製品開発動向をフォローし、ソ
      し、増収増益                総額40億円の借入を実施し、コロナ禍                    フトウェア開発・高速化サービスへの
                            の長期化に備え財務基盤を一層強化                      インパクトを精査
      ハードウェア基盤事業
      顧客側の生産計画も予定通り推移し、     新規事業の加速                               ハードウェア基盤事業
      期初予定通りに着地             withコロナの開発体制向けにAIプロジェ                 顧客最終製品の上市タイミングと量産
                            クトマネージャ“Sleeek”等を積極提案                 スケジュールを精査




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    2020年9月期 通期業績予想
2




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2-a   2020年9月期 通期業績予想サマリ


・新型コロナウイルス感染症拡大の影響を精査中であり、期初予想のまま据え置き
      ・売上高:    6,384百万円(前期比 ▲8.4%)
      ・営業利益:   1,059百万円(前期比 ▲19.5% )
      ・新規SaaS事業向け研究開発費等の先行投資約4.5億円(前期実績:約2.5億円)
       を確保


・ソフトウェア・サービス事業がプロジェクト規模拡大により安定成長
      ・NAND型フラッシュメモリ向けファームウェア開発、及び自動運転関連の
       ソフトウェア開発・高速化サービスを中心に安定成長


・ハードウェア基盤事業はスポット案件減により大幅減収見込み
      ・スポット案件関連(前期売上実績:約10億円)が減収見込み
      ・医療機器向け画像処理プロセッサ搭載演算ボードのEOLが2021年3月に確定。
       リカーリング収益が期待できる新たな案件獲得を目指す

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2-b      2020年9月期 通期業績予想

 連結損益計算書

 ソフトウェア開発・高速化サービスの拡大が見込まれるも、ハードウェアの大型スポット案件減により減収予想。
 新規SaaS事業向け約4.5億円(前期実績:約2.5億円)を中心に販管費増が見込まれ減益予想。
 費用が先行する新規事業を新会社に分離したことで、連結決算上は税負担率が増加し当期純利益率が低下。




                           2019年9月期                                        2020年9月期
      (単位:百万円)
                               実績                                    予想               前期比

 売上高                                   6,966                              6,384         ▲8.4%

 営業利益                                  1,316                              1,059        ▲19.5%

       売上高営業利益率                       18.9%                               16.6%        ▲2.3pt
 親会社株主に帰属する
 当期純利益                                      870                            579         ▲33.5%

      売上高当期純利益率                       12.5%                                9.1%        ▲3.4pt


                                 Copyright © Fixstars Corporation.                              16
    補足資料
3




    Copyright © Fixstars Corporation.   17
3-a      概要

 高速化のエキスパート集団

 フィックスターズは、コンピュータの性能を最大限に引き出し大量データの高速処理を実現する、
 高速化のエキスパート集団です。




                   概要                                                                    グループ体制

                                                      株式会社フィックスターズ
 会社名       株式会社フィックスターズ

           東京都品川区大崎1-11-1                                             株式会社Fixstars Autonomous Technologies
 本社所在地
           ゲートシティ大崎ウエストタワー18階                                         ⚫    株式会社ネクスティ エレクトロニクスとのJV(当社持分:66.6%)
                                                                      ⚫    自動運転向けソフトウェア開発に特化
 設立        2002年8月
                                                                      Fixstars Solutions, Inc.
 上場区分      東証一部(証券コード:3687)                                           ⚫    当社完全子会社
                                                                      ⚫    米国での営業及び開発を担当

 代表取締役社長   三木 聡                                                       株式会社スリーク
                                                                      ⚫    当社完全子会社
 資本金       5億5,296万円(2020年3月現在)                                       ⚫    新規SaaS事業”Sleeek”を担当


 社員数(連結)   234名(2020年3月現在)                                            株式会社Smart Opinion
                                                                      ⚫    プロディジーメディカル株式会社とのJV(当社持分:65.0%)
           キオクシア株式会社                                                  ⚫    乳がんAI画像診断支援事業を担当

           株式会社ネクスティ エレクトロニクス
 主なお客様                                                                オスカーテクノロジー株式会社
           株式会社日立製作所
                                                                      ⚫    連結子会社(当社持分:52.8%)
           キヤノン株式会社                                                   ⚫    MBD向け自動並列化サービス”OSCARator”を担当


                                  Copyright © Fixstars Corporation.                                          18
3-b        沿革

 コンピュータの進歩とともに

 ハードウェア技術の進化にいち早く対応し、
 その性能を最大限に引き出すソフトウェア開発・高速化サービスとともに成長してきました。




      年月                                                           出来事

   2002年   8月    神奈川県横浜市に有限会社フィックスターズ設立、その後株式会社に組織変更

   2004年   7月    マルチコア技術開発部設立、Cell/B.E.ソフトウェア開発サービス開始

   2006年   12月   PlayStation®3の発売を受け、「PS3® Information Site」を立ち上げ

   2009年   12月   「OpenCL入門ーマルチコアCPU/GPUのための並列プログラミング」を出版

   2010年   11月   米国空軍研究所に、PlayStation®3を用いた高速クラスタシステムを導入

   2012年   1月    NANDフラッシュメモリ関連ソフトウェア開発サービス開始

   2014年   4月    東京証券取引所マザーズ市場に上場

   2016年   11月   東京証券取引所市場第一部に市場変更

   2017年   6月    量子コンピュータを手掛けるD-Wave社との協業を開始

                 自動運転分野のさらなる拡大を目指し、(株)ネクスティ エレクトロニクスと合弁会社Fixstars Autonomous
   2018年   2月
                 Technologiesを設立
                 自動並列化技術に強みを持ち、MBD向け自動並列化サービス“OSCARator”を展開するオスカーテクノロジー株式
   2020年   3月
                 会社の株式を取得、連結子会社化

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3-c     社会的価値

 コンピュータの恩恵を人々に

 コンピュータの性能を最大限に引き出す高速化技術を軸に、
 ESGをはじめとする人類社会の課題解決に貢献しています。




                    当社事業領域                                             社会的価値


              組込みシステム等の高速化                                          コスト・消費電力削減による
              フラッシュストレージの高性能化、応用分野の拡大                                  環境負荷低減



              自動運転の高性能化、実用化                                           交通事故の根絶
              次世代パーソナルモビリティの研究開発支援                                    交通弱者の救済



              医用画像処理、ゲノム解析の高速化                                      より気軽でより質の高い
              AIによる画像診断支援                                           診断・治療へのアクセス



              AIを用いたソフトウェア開発マネジメントサービス                               更なる技術革新への
              AIチップ、量子コンピュータ向け開発基盤の提供                                   土台作り


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3-d     主力事業

 ソフトウェア開発・高速化サービス

 お客様のソースコードをご提供いただき、
 ソフトウェアの最適化やアルゴリズムの改良を行い高速化したコードをお返しします。




                        オリジナルソースコードのご提供

                           高速化したソースコード
       当社                                                                 お客様


       コンサルティング                      高速化                             サポート


      性能評価                アルゴリズムの改良・開発                            レポートやコードへのQ&A

      ボトルネックの特定           ハードウェアへの最適化                             実製品への組込み支援

                          レポート作成



                              Copyright © Fixstars Corporation.                   21
3-e     ソフトウェア開発・高速化サービス事業領域

 大量データの高速処理が求められる分野

 大量データの高速処理が顧客製品の競争力の源泉となる、
 様々な領域でソフトウェア開発・高速化サービスを提供しています。




              Semiconductor                                        Industrial
             ・NAND型フラッシュメモリ向けファー                                  ・Smart Factory化支援
              ムウェア開発                                              ・マシンビジョンシステムの高速化
             ・次世代AIチップ向け開発環境基盤開発




              Mobility                                             Life Science
             ・自動運転の高性能化、実用化                                       ・ゲノム解析の高速化
             ・次世代パーソナルモビリティの研究開発                                  ・医用画像処理の高速化
                                                                  ・AI画像診断システムの研究開発




                                        Finance
                                     ・デリバティブシステムの高速化
                                     ・HFT(アルゴリズムトレード)の高速化




                              Copyright © Fixstars Corporation.                       22
3-f                今後の事業展開

 既存事業の安定成長と新規SaaS事業の育成

 当社サービスへの旺盛な需要を背景に、ソフトウェア開発・高速化サービスの安定成長が見込まれます。
 当社事業の根幹をなすソフトウェア開発・高速化サービスに引き続き注力する一方で、更なる成長のため新規SaaS事業の育成に取り組みます。




      ソフトウェア・サービス事業の売上高推移                                                                                     現状と今後の課題


                                                                                                            年率10%~15%の安定成長
             当社サービスへの旺盛な需要
                                                                                                        旺盛な需要を背景にソフトウェア・サービス事業
                                                                                                        の年率10%~15%の安定成長が見込まれる一方、
              創業来培ってきた技術力
                                                                                                         それ以上のペースでの拡大成長は見込み難い


                                                       4,554
(単位:百万円)                                       3,949

                                 3,148 3,147                                                                   更なる成長の実現
                         2,872

                 1,961                                                                                  創業来培ってきた技術力と外部環境を活かして、
         1,479                                                                                             世界シェア1位の“勝者”となりうる
 1,272
                                                                                                             新規事業開発にチャレンジ


 FY2012 FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021 FY2022 FY2023



                                                                    Copyright © Fixstars Corporation.                              23
3-g        新規SaaS事業

 AIプロジェクトマネージャ”Sleeek”

 AIがまるで優秀なサブマネージャのように、
 生産性向上に必要な情報の取得・整理、解決策の提案・実施を行います。




                             ソフトウェア開発における課題




              コミュニケーション不足に     コード品質の向上や技術的負                        管理業務やレポーティング
              より、開発進捗やチームの     債の解消まで手が回らない                         に時間がとられ過ぎる
               状況を把握しきれない



                              Sleeekの提供する機能

 プロジェクト管理に必要な情報の自動取            コードレビューの自動実施や                            見える化によりレポーティングや
  得、整理、解釈、そして解決策の提案              技術的負債の自動把握                              タスク優先度付けを簡単に

      連携する各ツールからデータを取得し機械     プルリクエストに対して自動の静的解析                        連携する各ツールからデータを取得し、プ
      学習を用いて状態を定量評価           機械学習によるコード品質の定量的な評価                       ロジェクトの状況をパネルに見える化
      botがメンバに声がけして、必要な情報の    開発履歴等をベースとしたAIによるコード
      取得・提供、解決策の提案を実施         レビュー


                                Copyright © Fixstars Corporation.                             24
3-h      新規SaaS事業

 乳がんAI画像診断支援事業

 乳がんを対象としたAIによる自動診断支援技術を今後事業化。
 超音波画像に対しAIを用いて高速かつ高精度に腫瘍を認識することで、患者、医師、検査技師の負担軽減を目指します。




                 事業体制                                     提供形態          提供価値

      フィックスターズ          慶應大学医学部等
                                                                     患者の検査負担軽減
      ディープラーニング
                        大量の診断データ                           静止画解析     見落とし防止、早期発見
          技術

      日本初となる、超音波画像を学習データとする乳がん
      のAI診断支援システムを慶應大学医学部と共同研究                                         医師の負担軽減
                                                         リアルタイム
                                                          動画解析
      慶應大学医学部等の協力を得て、大量の診断データを
                                                                     検査技師の不足解消
      元に学習し、高いレベルの診断精度を実現
                                                                     読影技術のサポート




        超音波画像を用いたAI自動診断支援により患者、医師、検査技師の負担を軽減


                                 Copyright © Fixstars Corporation.                 25
 3-i     新規SaaS事業

  エッジビジョンAI開発プラットフォーム”GENESIS”

  自動運転やFA等、様々な分野で利用拡大が見込まれるエッジビジョンAI向けの開発プラットフォームです。
  アルゴリズムの構築から各種ハードウェア向け最適化、半導体回路生成まで数クリックでシームレスに行えます。




       事業背景と顧客の課題                                         提供機能                           適用分野
   手戻りによる開発工数の増大と、            アルゴリズムの構築から最適化、半導体回路生成                                  エッジビジョンAI
    ソフトウェア開発の高難度化                   まで数クリックで完成

製品の競争力を高めるため、最新アルゴリズムと                                 ハードウェア         CPU,GPU,DSP,
ハードウェアを活用して高度なエッジビジョンAIを      アルゴリズム                                  AIチップ,               ADAS・自動運転
                                                       毎の最適化、
実現したいが・・・                     の構築                                     FPGA/ASIC 向け
                                                       ベンチマーク
                                                                      専用回路生成

  新たなアルゴリズムやハードウェアを試す度に           エッジビジョンAI開発プラットフォーム
  ソフトウェアを実装しなければならない
                                                        ”GENESIS”                         ドローン
  量産用の安価なハードウェアに乗り換えるため
  に再度ソフトウェアを実装し直さなければなら
  ない                                                                東大、東工大と共同
                                     フィックスターズ
                                                                    で、NEDOの支援を受           FA
  システム全体を最適化するためには多くの時間                                             けながら中長期の開
  と高度なノウハウが必要                     東大                   東工大          発に取り組む




                                                                                               ・・・
                                                                     NEDO:産業技術力の強化等を目的とした経産省所管の国立研究開発法人
                                Copyright © Fixstars Corporation.                                    26
3-j      新規SaaS事業

 量子コンピュータ事業

 各種量子コンピュータを容易に、効果的に活用できるような共通ミドルウェア群と、
 関連コンサルティングサービスを提供します。NEDO及びSIPに参画し、中長期の研究開発に取り組みます。




               共通ミドルウェア群のイメージ                                               当社の差別化要因

                          適用分野                                           アクセラレータ活用技術
                                                                         創業来ソフトウェア開発・高速化サービス
                                                              ・・・        で培ってきたGPUやFPGAといったアクセ
                                                                         ラレータの活用技術
  ライフサイエンス     エネルギー・環境     スマート工場     ロジスティクス


                 当社の共通ミドルウェア群                                            量子力学をはじめとする各研究分野の知見
       量子コンピュータ向け最適化             最適なマシンを選択                               次世代アクセラレータ活用に不可欠な学術
          ライブラリ・API                                                      的バックグラウンドに加え、活用先の候補
                                 実行可能なモデルに自動変換                           となる各研究分野における知見
  原問題⇔論理モデル⇔                     各マシンに適した形に自動で
                 量子コンピュータ向け
  物理モデル変換・逆変
    換ライブラリ
                 入出力インタフェース      実装・最適化
                                                                         産官学キープレイヤーとの強い関係性
                    量子コンピュータ                                             国内外のデバイスメーカから著名大学や
                                                                         行政機関まで、量子コンピュータにおける
          アニーリングマシン         ゲート型量子コンピュータ
                                                                         キープレイヤーとの強い関係を構築

        D-Wave、富士通、日立、東芝、      NISQコンピュータ、
            NEC等の各種マシン        誤り耐性量子コンピュータ

                                                                   NEDO:産業技術力の強化等を目的とした経産省所管の国立研究開発法人
                                                      SIP:戦略的イノベーション創造プログラム。内閣府主導の府省・分野を超えた横断型プログラム

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