3687 フィックスターズ 2021-11-12 16:00:00
2021年9月期 決算 補足説明資料 [pdf]
株式会社フィックスターズ
2021年9月期 通期決算補足説明資料
2021/11/12
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本資料に記載の業績予想ならびに将来予測は、本資料
作成時点で入手可能な情報および仮説に基づき当社が
判断したものであります。
当該仮説や判断に含まれる不確定要素や事業環境の変
化による影響等の様々な要因により、実際の業績等は
本資料記載の業績予想とは異なる場合があることをご
承知おきください。
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2021年9月期
1 決算説明
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1-a セグメント変更について
・中期経営計画の遂行にあたり、SaaS事業の本格的な成長を見据える
・Solution事業 :主力の高速化ソリューションを推進
旺盛な需要を背景にした安定的成長
・SaaS事業 :新規SaaS事業の推進
飛躍的成長を遂げるための投資領域
変更前 変更後
ソフトウェア・サービス事業
Solution事業
SaaS事業 安定的成長領域
SaaS事業
ハードウェア基盤事業
飛躍的成長領域
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1-b 2021年9月期 通期決算発表サマリ
・HW販売の大型スポット案件失注、本社移転等の影響により減収減益
・売上高 : 5,501百万円(前年同期比 ▲4.6%)
・営業利益: 971百万円(前年同期比▲18.0%)
・Solution事業のうち高速化サービス等のSW関連は堅調、コロナ前の水準に
・高速化サービスを中心とした旺盛な需要
・採用市場における競争激化により人員増は小幅に留まる
・SaaS事業は積極的投資、収益化に向けた活動を継続
・「GENESIS」を開発環境から評価環境として方針転換、ルネサス社に採用
・ 量子コンピューティング事業領域を担当する子会社「Fixstars Amplify」設立へ
NTTデータ社、NRI社等とパートナー契約締結
・修正漏れバグの検知ツール「Sider Scan」リリース、受注開始
・乳がんAI画像診断支援サービスはPMDA認証手続きが進行中
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1-c 業績推移
連結損益計算書
主力の高速化サービスは堅調に推移しているものの、ハードウェア販売の大型案件失注や量産販売製品のEOLをカバーしきれず減収、予算未達。
本社移転関連の一時的な費用等も重なり、利益面においても減益、予算未達となった。
2020年9月期 2021年9月期 2021年9月期
(単位:百万円)
実績 予算 実績 前年同期比 予算比
売上高 5,764 6,100 5,501 ▲4.6% ▲9.8%
営業利益 1,184 1,000 971 ▲18.0% ▲2.8%
売上高営業利益率 20.5% 16.4% 17.7% ▲2.9pt +1.3pt
親会社株主に帰属
する当期純利益 668 600 543 ▲18.7% ▲9.5%
売上高当期純利益率 11.6% 9.8% 9.9% ▲1.7pt +0.0pt
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1-d 業績推移
売上高
Solution事業の売上が大半を占める状況。
SaaS事業については今後の飛躍的成長を目指す。
2,000 ソフトウェア・サービス
(単位:百万円)
1,800 ハードウェア基盤
Solution事業
1,600 281
SaaS事業 734 17 23
718
1,400 706 253 201
496
1,200 194 19 20
318
222 160
1,000 353 287
243 334
370
800
1,477 1,505 1,502
1,279 1,309
600 1,218 1,193
1,096 1,026 1,155 1,092 1,027
1,112
990 994
400 846 863 868
776
661
200
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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1-e 業績推移
営業利益
新規事業への投資、本社移転に伴う一時費用や二重家賃の発生等により利益水準が低下。
4Qにおいては補助金の受入に伴い、一時的にSaaS事業の赤字が縮小。
600
ソフトウェア・サービス
(単位:百万円)
ハードウェア基盤
500
Solution事業 21
400 SaaS事業
13
80
56
300 25
72
24 29 41 36 69 475
455 455
200 383
19 2
306 320 302 291
234 261 238 9
100 231 213 217 206 228
50 172 171
126
73
0
(33) (22)
(137) (143)
(100) (176)
(200)
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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1-f 業績推移
研究開発費
新規SaaS事業向けの研究開発を継続。中長期の研究開発活動においてはNEDO等からの補助金を活用し、費用負担の軽減を図る。
前期と同様に補助金を4Qに受入。
120
(単位:百万円)
100
80
60
98 101
40 75 75 78
49 53 50
20 45 40 43
28 31 31 35
26 26 27
0
(20)
(51)
(40) (76)
(60)
(80)
(100)
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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1-g 業績推移
(参考)ソフトウェア・サービス事業
コロナ禍の影響が前期の3-4Qにかけて一部に現れたものの一時的な影響に留まり、今期はそれ以前の水準まで回復。
新規事業への投資、本社移転に伴う一時費用や二重家賃の発生等により利益水準は低下。
1,600 (単位:百万円)
売上高 1,477
1,426
1,381
1,400 利益
1,309
1,279
1,200 1,155
1,112 1,128
1,096 1,092 1,081
1,026 1,027
990 994
1,000
846 863 868
776
800
661
600
455
425
383
400 306 320 310
302
261 238
234 231 213 217 206
172 171
200 126 144
73
46
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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1-h 業績推移
(参考)ハードウェア基盤事業
量産販売製品である画像処理プロセッサ搭載演算ボードは2021年3月でEOLを迎えた。大型のスポット案件を2Qに見込むも失注となり、
FPGAボードや各種サーバ販売の小規模な案件獲得に留まる。翌期以降は新収益認識基準の適用により収益の大半を純額計上見込み。
800
売上高 734 (単位:百万円)
706 718
700 利益
600
496
500
400 370
353
334
318
287 281
300 253
243
222
194 201
200 160 156 144
96 84
69 80 72
100 50 56
29 41 36 27
24 19 25 21 13
2 9 10 0 5
0
(33)
(100)
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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1-i 業績推移
社員数推移
採用市場の競争激化等により社員数が伸び悩む。
2022年9月期以降の採用に向け、様々なチャネルを利用した活動を実施中。
300
(単位:人)
258
253
250
214
200
176
145
150
133
100
2016/9 2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
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2 2022年9月期 通期業績予想
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2-a 2022年9月期 通期業績予想サマリ
・主力のソリューション事業の着実な成長、SaaS事業の成長加速
新規事業への投資・販促活動、採用活動等による販管費増を見込む
・売上高 : 6,500百万円 (前期比 +18.1%)
・営業利益: 1,100百万円 (前期比 +13.2%)
・Solution事業は全体に堅調な成長を見込む
・モビリティ等を中心とした高速化ソリューションに対する旺盛な需要
・SaaS事業に関連したSolution事業の受注については前期に一定の成果
GENESIS/Amplifyを中心に、より一層の受注拡大を見込む
・成長のための人材確保に注力
・SaaS事業は売上成長の加速フェーズへ
・ユーザの声を聴きながら各製品の改善を重ねる
・向上した製品力を背景に、売上の成長加速を狙う
・パートナーとの協業によるサービス展開
・成長のための事業育成投資・研究開発投資を継続
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2-b 2022年9月期 通期業績・配当予想
連結損益計算書・配当金
増収・増益を見込むも、Solution事業を中心とした採用活動への注力、SaaS事業を中心に販促活動の拡大を予定しており、営業利益率は前期比で低下見込み。
SaaS事業子会社の損益改善により連結での税負担率が低下し、純利益率は上昇の見込み。配当は配当性向30%を目安に実施予定。
2021年9月期 2022年9月期
(単位:百万円)
実績 予想 前期比
売上高 5,501 6,500 +18.1%
営業利益 972 1,100 +13.2%
売上高営業利益率 17.7% 16.9% ▲0.7pt
親会社株主に帰属する
当期純利益 543 700 +28.9%
売上高当期純利益率 9.9% 10.8% +0.9pt
1株当たり当期純利益 16.64円 21.53円 +29.4%
1株当たり配当金 5円 6円 +1円
※2021年12月の定時株主総会にて決議予定
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3 補足資料①
SaaS事業の状況
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3-a 中期経営方針
Solution + SaaS のハイブリッド収益モデルへの転換
当社が強みとする技術を領域別のSaaSに展開し、成功の確度を保ち、リスクを低減しつつ成長率の飛躍をねらいます。
さらに、SaaSを入り口として受託Solutionの受注にもつなげ、SolutionとSaaSのシナジーを構築していきます。
Solution事業 SaaS事業
活用する技術
エッジビジョン
AI評価PF
マルチコア
SaaSを入り口に 最適化技術
(GENESIS)
受託Solutionの受注拡大
量子 量子コンピュータ
コンピューティング
活用技術
受託
Solution
AIコードレビュー ソフトウェア工学全般/
(Sider) Oscar社の自動並列化技術
受託で蓄積した技術を
領域別にSaaS化
乳がん
AI画像診断支援 AI画像認識技術
(Smart Opinion)
• 高付加価値・高単価の受託による高速化ソリュー • Deep Tech SaaSビジネスによるリカーリング売上
ションの提供(人月モデル) ビジネスモデル の拡大(継続課金モデル)
• 先端技術の蓄積により、成長領域において他社より 当社の強み • 受託で培った技術を用い、初期投資とリスクが低減
先に案件を確保。安定的で着実に成長 できる領域で展開。飛躍的成長を目指す
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3-b Fixstars Amplify(量子コンピューティング)
量子コンピューティング事業
多くの量子コンピュータ・イジングマシンを透過的に扱うことができる、Fixstars Amplifyクラウドサービスを展開。
量子コンピューティングのデファクトスタンダードを目指します。
サービス概要 事業の状況
Fixstars Amplifyの実運用導入に向けた活動
・野村総合研究所、豊田通商、NTTデータと
パートナー契約締結
・量子技術による新産業創出協議会:Q-STAR 加入(特別会員)
・ D-Wave Systemsの量子コンピュータに標準対応
2021年10月に専門の子会社「Fixstars Amplify」を設立
今後の施策
組み合わせ最適化問題に特化した分野でSaaSサービスを
立ち上げる
適用分野 (一例) 実運用事例を増やすべく大学や産業界と連携し、
実社会問題を1つずつ解決していく
・・・
量子コンピューティングクラウドプラットフォームとして
金融 物流 製造業
デファクトスタンダードを目指す
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3-c Sider Scan
AIコードレビュー ”Sider” 事業
ソフトウェア開発において、完成したコードを第三者の目でレビューする「コードレビュー」は必要不可欠となりつつあります。
本事業では、AIによる自動のコードレビューを提供し、あらゆる開発プロジェクトの品質を劇的に向上させます。
新製品「Sider Scan」の概要 事業の状況
元のコード
広くソフトウェア開発者向けのツールを開発してきたが、
仕様変更等に
よる変更
ソースコードレビュー分野にリソースを集中
新製品「Sider Scan」をリリース
バグの温床であるが、既存のツールでは検出できなかっ
コピペ た重複コード(コピペの結果生成される類似のコードブ
ロック)に起因するコードの問題を自動検出し改善提案1
重複コード
重複コードに Sider Scanは複数の国内大手企業と年間有償契約を締結
気づいて修正
米国でも複数の大手企業とトライアル開始
今後の施策
コピペ
Sider Scanが修正漏れを ソースコード分析エンジンをAIを用いてより賢く
重複コード 検知し、改善案を提示 指摘できる問題の範囲を広げていく
重複コードに
気づかず
修正漏れ ソフトウェア開発のワークフローに違和感なく入り込む
ような、使い勝手の良さを追求
グローバルにサービスを提供し、世界シェアNo1を目指す
Note: 1) 特許申請中技術
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3-d GENESIS
エッジビジョンAI評価プラットフォーム “GENESIS” 事業
自動運転やFA等、様々な分野で利用拡大が見込まれるエッジビジョンAI/IoT向けのクラウド評価環境です。
ビジョンAIなどのアプリを自動でデバイスに最適化した上で性能評価し、最適なハードウェア選定を可能にします。
サービス概要 事業の状況
開発者
開発プラットフォームから評価プラットフォームへ
FA ドローン
モバイル 自動運転 デバイスのサプライヤ側にフォーカス。当社の技術により
デバイスの性能を最大限に引き出すとともに、開発者によ
るデバイス評価の手間を削減し、組込み機器へのデバイス
採用に繋げる
最新ハードウェアを アプリケーションの
使ったPoC生成 カスタムサービス ルネサスエレクトロニクス社に導入
エッジビジョンAI
評価プラットフォーム GENESIS 今後の施策
開発者が容易にハードウェア評価を行える環境を構築し、
ハードウェア販売・開発をサポートする
サプライヤの営業活動を効率化
性能評価・比較環境の提供
GENESIS上で評価可能なハードウェア・アプリケーション
サプライヤ
を増やし、開発者の利便性を向上
次世代のAIエッジビジョン/IoT向けハードウェアの評価
環境として成長
車載向けを中心とした様々なSoC
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3-e 乳がんAI画像診断支援
乳がんAI画像診断支援事業
乳がんの超音波画像に対し、AIを用いて精密検査の要否を高速かつ高精度に判別し、医師の負担軽減を目指します。
乳がんの早期発見を支援し、がん発見後も総合的に患者さんをサポートするサービスを提供していきます。
サービス概要 事業の状況
AIの開発を進めるとともに、
医師 / 検査技師 患者さん PMDA認可取得に向け活動中
AIの有用性が学会等で高評価
オンライン診療1 /
セカンドオピニオン
今後の施策
クラウドでの 将来的な アプリ アプリ 早期にサービス開始すべく、
乳がんAI診断支援 診断装置との連動 による支援 による情報提供 PMDA認可取得に向けた活動
を継続
(当社子会社) クラウドでの診断支援サービ
スで、病院側での初期投資の
ないサービス提供を図る
超音波画像を学習データとした乳がんのAI診断支援システムを共同研究
国内9の病院・医療センター(慶應義塾大学医学部等) 超音波診断装置と連動した
サービス提供を目指す
Note: 1) コロナ禍における対応として、Smart Opinion社では既にオンライン診療サービスの提供を開始しています。
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補足資料②
4 フィックスターズについて
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4-a 概要
高速化のエキスパート集団
フィックスターズは、コンピュータの性能を最大限に引き出し大量データの高速処理を実現する、
高速化のエキスパート集団です。
概要 グループ体制
株式会社フィックスターズ
会社名 株式会社フィックスターズ
株式会社Fixstars Autonomous Technologies
東京都港区芝浦3-1-1
本社所在地 株式会社ネクスティ エレクトロニクスとのJV
msb Tamachi 田町ステーションタワーN 28階 自動運転向けソフトウェア開発に特化
設立 2002年8月 Fixstars Solutions, Inc.
100%子会社
米国での営業及び開発を担当
上場区分 東証一部(証券コード:3687)
株式会社Sider
代表取締役社長 三木 聡 100%子会社
新規SaaS事業”Sider”を担当
資本金 5億5,446万円(2021年9月現在) 株式会社Smart Opinion
連結子会社
乳がんAI画像診断支援事業を担当
社員数(連結) 258名(2021年9月現在)
オスカーテクノロジー株式会社
キオクシア株式会社 連結子会社
株式会社ネクスティ エレクトロニクス ソフトウェア自動並列化サービスを提供
主なお客様
株式会社日立製作所 株式会社Fixstars Amplify
キヤノン株式会社 100%子会社(2021/10設立)
量子コンピュータ関連のクラウド事業を担当
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4-b 沿革
コンピュータの進歩とともに
ハードウェア技術の進化にいち早く対応し、
その性能を最大限に引き出すソフトウェア開発・高速化サービスとともに成長してきました。
年月 出来事
2002年 8月 神奈川県横浜市に有限会社フィックスターズ設立、その後株式会社に組織変更
2004年 7月 マルチコア技術開発部設立、Cell/B.E.ソフトウェア開発サービス開始
2006年 12月 PlayStation®3の発売を受け、「PS3® Information Site」を立ち上げ
2009年 12月 「OpenCL入門ーマルチコアCPU/GPUのための並列プログラミング」を出版
2010年 11月 米国空軍研究所に、PlayStation®3を用いた高速クラスタシステムを導入
2012年 1月 NANDフラッシュメモリ関連ソフトウェア開発サービス開始
2014年 4月 東京証券取引所マザーズ市場に上場
2016年 11月 東京証券取引所市場第一部に市場変更
2017年 6月 量子コンピュータを手掛けるD-Wave社との協業を開始
2018年 2月 自動運転分野のさらなる拡大を目指し、ネクスティ エレクトロニクス社と合弁会社Fixstars Autonomous Technologiesを設立
2020年 3月 自動並列化技術に強みを持つオスカーテクノロジー株式会社の株式を取得、連結子会社化
2021年 10月 量子コンピューティング領域のさらなるサービス事業拡大を目指し、株式会社Fixstars Amplifyを設立
Copyright © Fixstars Corporation. 24
4-c フィックスターズのMVV
コンピュータの恩恵を人々に
コンピュータの性能を最大限に引き出す高速化技術を軸に、
ESGをはじめとする人類社会の課題解決に貢献しています。
Mission (存在意義)
高度ソフトウェア技術による人類貢献
Vision (あるべき姿)
フィックスターズコードを世界の人々に
Value (大切にするもの)
ソフトウェア技術の最先端を切り拓く
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4-d フィックスターズのESGへの取り組み (1)
高速化技術による環境負荷低減
当社は、多様な産業分野に対する高速化ソリューションにより電力消費を大幅に抑え、
環境負荷低減に貢献しています。
多様な産業分野における高速化ソリューション
・NAND型フラッシュメモリ向けファームウェア開発
Semiconductor ・次世代AIチップ向け開発環境基盤の開発
数
倍
・自動運転の高性能化、実用化 電~
Mobility1 ・次世代パーソナルモビリティの研究開発支援 力数 電力消費量の
消百
費倍 大幅な削減
・ゲノム解析の高速化
Life Science ・医用画像処理の高速化 時の
間高
の速 環境負荷低減
Finance
・デリバティブシステムの高速化 短化
・HFT(アルゴリズムトレード)の高速化
縮に
よ
・Smart Factory化支援 る
Industrial ・マシンビジョンシステムの高速化
Note: 1) 一例として、自動運転向け画像認識処理の高速化 (1車種) のみでも、2020年に約14,000トンのCO2削減が見込まれる (当社推計)
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4-e フィックスターズのESGへの取り組み (2)
高速化に限らない様々な社会貢献
高速化ソリューションによる消費電力削減に加え、自動運転や医療等の様々な分野への支援により、
環境や社会の課題解決に貢献しています。
当社事業領域 社会的価値
自動運転の高性能化、実用化 交通事故の根絶
次世代パーソナルモビリティの研究開発支援 交通弱者へのサポート
より気軽でより質の高い
AIによる画像診断支援
診断・治療へのアクセス
量子コンピューティングによる生産性の向上、労働の効率化 カーボンニュートラルへの貢献
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4-f 主力事業領域
ソフトウェア高速化サービス
当社事業の根幹をなすソフトウェア高速化サービスにおいては、
ソフトウェアの最適化やアルゴリズム改良等によりコンピュータの性能を最大限に引き出すことで、大量データの高速処理を実現しています。
オリジナルソースコードのご提供
高速化したソースコード
当社 お客様
コンサルティング 高速化 サポート
性能評価 アルゴリズムの改良・開発 レポートやコードへのQ&A
ボトルネックの特定 ハードウェアへの最適化 実製品への組込み支援
レポート作成
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