3687 フィックスターズ 2021-08-13 16:00:00
2021年9月期 第3四半期決算 補足説明資料 [pdf]

    株式会社フィックスターズ

2021年9月期 第3四半期決算補足説明資料
           2021/8/13




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本資料に記載の業績予想ならびに将来予測は、本資料
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判断したものであります。

当該仮説や判断に含まれる不確定要素や事業環境の変
化による影響等の様々な要因により、実際の業績等は
本資料記載の業績予想とは異なる場合があることをご
承知おきください。



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     2021年9月期 第3四半期
1    決算説明




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1-a   セグメント変更について


  ・中期経営計画の遂行にあたり、SaaS事業の本格的な成長を見据える
       ・Solution事業 :主力の高速化ソリューションを推進
                    旺盛な需要を背景にした安定的成長
       ・SaaS事業     :新規SaaS事業の推進
                    飛躍的成長を遂げるための投資領域


          変更前                                                変更後

      ソフトウェア・サービス事業
                                                            Solution事業
          SaaS事業                                            安定的成長領域




                                                             SaaS事業
       ハードウェア基盤事業
                                                            飛躍的成長領域




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1-b     2021年9月期 第3四半期決算発表サマリ


  ・HW販売のスポット案件失注、量産販売製品のEOL等に伴う減収、
      本社移転や新規事業への投資による減益
         ・売上高   :   3,975百万円(前年同期比 ▲6.5%)
         ・営業利益:      518百万円(前年同期比▲34.1%)


  ・Solution事業はHW関連が低調も、SW関連は堅調。コロナ前の水準に
         ・高速化サービスを中心とした旺盛な需要
         ・需要に応えるべくエンジニアの採用に注力


  ・SaaS事業は積極的投資を継続
         ・コードレビューサービス「Sider」の機能追加
         ・量子アニーリングのクラウドサービス「Fixstars Amplify」のユーザ獲得活動




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1-c     業績推移

 連結損益計算書

 主力の高速化サービスは堅調に推移しているものの、ハードウェア販売の大型案件失注や量産販売製品のEOLをカバーしきれず前年同期比で減収。
 減益の一要因である本社移転関連の一時的な負担増は3Qで終了するとともに、4Qには研究開発案件への補助金計上を予定。




                         2020年9月期3Q                                    2021年9月期3Q
      (単位:百万円)
                             実績                                   実績           前年同期比

 売上高                                  4,253                            3,975        ▲6.5%

 営業利益                                      787                          518         ▲34.1%

       売上高営業利益率                      18.5%                         13.1%            ▲5.5pt
 親会社株主に
 帰属する当期純利益                                 503                          277         ▲44.9%

      売上高当期純利益率                      11.8%                             7.0%         ▲4.9pt


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    1-d               業績推移

        売上高

        Solution事業の売上が大半を占める状況。
        SaaS事業については今後の飛躍的成長を目指す。



2,000          ソフトウェア・サービス
                                                                                                                                   (単位:百万円)
1,800          ハードウェア基盤
               Solution事業
1,600                                                                                                     281
               SaaS事業                                                    734                                                               17
                                                                                    718
1,400                                                          706                        253                             201
                                                      496
1,200                                                                                                             194              19               20
                                                318
                                          222                                                     160
1,000                         353   287
                 243    334
         370
 800
                                                                                                          1,477                           1,505
                                                                                          1,279                           1,309
 600                                                                                                                              1,218            1,193
                                                    1,096 1,026 1,155 1,092                       1,027
                                                                                                                  1,112
                                          990   994
 400             846          863   868
                        776
         661
 200

   0
          1Q     2Q     3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q       1Q         2Q         3Q    4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q       3Q

                  2017/9                   2018/9                           2019/9                          2020/9                        2021/9
                                                      Copyright © Fixstars Corporation.                                                             7
       1-e           業績推移

        営業利益

        新規事業への投資、本社移転に伴う一時費用や二重家賃の発生等により利益水準が低下。




600
              ソフトウェア・サービス
                                                                                                                          (単位:百万円)
500           ハードウェア基盤
                                                                                                      21
              Solution事業
400                                                                                                               13
              SaaS事業
                                                                         80
                                                     56
300                                                                                       25
                                                                                    72
                24          29    41           36             69                                      455                      455
200                                                                                                               383
                       19                                                                        2
                                                     306                320               302                           291
               234          231         261                                        238                       9
100                               213          217           206                                                                       228
         50          172                                                                        171
                                                                                                            126
         73
   0
                                        (33)
                                                                                                                        (137) (143)
(100)                                                                                                                                  (176)


(200)


(300)
         1Q    2Q      3Q   4Q    1Q    2Q     3Q    4Q       1Q         2Q         3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q     1Q    2Q       3Q

                2017/9                   2018/9                            2019/9                      2020/9                 2021/9
                                                      Copyright © Fixstars Corporation.                                                 8
1-f         業績推移

 研究開発費

 新規SaaS事業向けの研究開発を継続。中長期の研究開発活動においてはNEDO等からの補助金を活用し、費用負担の軽減を図る。
 前期と同様に補助金の計上を4Qに予定。



120
                                                                                                              (単位:百万円)
100


 80


 60
                                                                                                  98                        101
 40                                                                                                                 78
                                                                                             75               75

       49                                              53                               50
 20                                  45     40                   43
                           31   31                                                 35
            26   28   26                                                      27

  0


(20)
                                                                                                       (51)

(40)


(60)
       1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q     4Q        1Q         2Q           3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q     1Q    2Q      3Q

            2017/9              2018/9                            2019/9                     2020/9                2021/9
                                          Copyright © Fixstars Corporation.                                                 9
  1-g                業績推移

        (参考)ソフトウェア・サービス事業

        コロナ禍の影響が前期の3-4Qにかけて一部に現れたものの一時的な影響に留まり、今期はそれ以前の水準まで回復。
        新規事業への投資、本社移転に伴う一時費用や二重家賃の発生等により利益水準は低下。



1,600                                                                                                                                             (単位:百万円)
               売上高                                                                                                    1,477
                                                                                                                                                      1,426
1,400          利益
                                                                                                                                      1,309
                                                                                                      1,279

1,200                                                                            1,155
                                                                                                                              1,112                           1,128
                                                                1,096                       1,092                                             1,081
                                                                        1,026                                 1,027
                                                  990     994
1,000
                846               863     868
                          776
 800
         661

 600
                                                                                                                         455
                                                                                                                                         383
 400                                                               306                 320                                                               310
                                                                                                         302
                                                    261                                          238
                    234             231     213             217              206
                            172                                                                                  171
 200                                                                                                                             126             144
           73
                                                                                                                                                                 46

   0
          1Q        2Q     3Q      4Q      1Q      2Q      3Q     4Q       1Q         2Q        3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q

                    2017/9                          2018/9                              2019/9                           2020/9                        2021/9
                                                                  Copyright © Fixstars Corporation.                                                              10
 1-h                業績推移

       (参考)ハードウェア基盤事業

       画像処理プロセッサ搭載演算ボードの量産販売が2021年3月でEOL。
       大型のスポット案件を2Qに見込むも失注となり、FPGAボードや各種サーバ販売の小規模な案件獲得に留まる。



800
              売上高                                                               734                                                                (単位:百万円)
                                                                      706                 718
700           利益


600

                                                              496
500


400     370
                                353
                         334
                                                       318
                                       287                                                                           281
300                                                                                                 253
               243
                                              222
                                                                                                                            194       201
200                                                                                                        160                               156

                                                                                                                                                    96       84
                                                                           69        80        72
100       50                                                    56
                                  29     41              36
                    24     19                                                                         25               21               13
                                                                                                                 2                9            10        0        5
   0

                                                (33)
(100)
         1Q        2Q     3Q     4Q     1Q     2Q       3Q     4Q       1Q         2Q        3Q      4Q     1Q        2Q     3Q        4Q     1Q     2Q      3Q

                   2017/9                       2018/9                               2019/9                            2020/9                       2021/9
                                                               Copyright © Fixstars Corporation.                                                                  11
      1-i          業績推移

       社員数推移

       採用市場の競争激化等により、社員数の増加ペースは緩やかになる見込み。
       2021年4月の新卒者は13名が入社。



300
                                                                                        (単位:人)


                                                                               253

250



                                                                        214


200

                                    176



                             145
150
             133




100
            2016/9       2017/9    2018/9                          2019/9     2020/9   2021/9

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2   2021年9月期 通期業績予想




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 2-a    2021年9月期 通期業績予想サマリ

・主力の高速化ソリューション事業の堅調な推移を見込むも、
 研究開発投資や本社移転による販管費増をうけ増収減益予想
       ・売上高 : 6,100百万円 (前期比 +5.8%)
       ・営業利益: 1,000百万円 (前期比 ▲15.6%)
       ・本社移転費用及び新規SaaS事業向け研究開発費を中心とした販管費増
       ・売上高は若干の苦戦も、本社移転による一時的な負担増解消や
        補助金の計上見込等により、通期業績予想は据え置き

・今期よりセグメント区分を変更
       ・Solution事業 :主力の高速化ソリューション事業にあたる
       ・SaaS事業     :新規SaaS事業を推進する

・Solution事業は全体に堅調な成長を見込む
       ・モビリティ等を中心とした高速化ソリューションの旺盛な需要を取り込み安定成長
       ・SaaS事業のサービスを入り口とした受注を見込む

・SaaS事業は売上成長の開始フェーズへ
       ・前期までの事業探索フェーズでの足固めを経て、売上成長の開始フェーズへ
       ・各SaaS事業を順次スタートし、成長のための事業育成投資・研究開発投資を継続

                       Copyright © Fixstars Corporation.   14
2-b     2021年9月期 通期業績予想

 連結損益計算書

 モビリティ関連を中心とした高速化ソリューション事業の拡大により増収予想。一方で、本社移転費用及び新規SaaS事業向け研究開発費を中心とした
 販管費増が見込まれ減益予想。HW販売のスポット案件失注、人材採用の難航等により売上高は苦戦も、利益面においては本社移転に伴う負担増が3Qで終了し、
 4Qには補助金計上を予定していること等により、通期業績予想は据え置き。




                         2020年9月期                                        2021年9月期
      (単位:百万円)
                             実績                                    予想               前期比

 売上高                                 5,764                              6,100         +5.8%

 営業利益                                1,184                              1,000        ▲15.6%

       売上高営業利益率                     20.5%                               16.4%        ▲4.2pt
 親会社株主に帰属する
 当期純利益                                    668                            600         ▲10.2%

      売上高当期純利益率                     11.6%                                9.8%        ▲1.8pt


                               Copyright © Fixstars Corporation.                              15
3    補足資料




    Copyright © Fixstars Corporation.   16
3-a      概要

 高速化のエキスパート集団

 フィックスターズは、コンピュータの性能を最大限に引き出し大量データの高速処理を実現する、
 高速化のエキスパート集団です。




                   概要                                                                グループ体制

 会社名       株式会社フィックスターズ                               株式会社フィックスターズ


           東京都港区芝浦3-1-1                                               株式会社Fixstars Autonomous Technologies
 本社所在地
           msb Tamachi 田町ステーションタワーN 28階                               株式会社ネクスティ エレクトロニクスとのJV
                                                                      自動運転向けソフトウェア開発に特化
 設立        2002年8月
                                                                      Fixstars Solutions, Inc.
 上場区分      東証一部(証券コード:3687)                                           100%子会社
                                                                      米国での営業及び開発を担当

 代表取締役社長   三木 聡
                                                                      株式会社Sider
                                                                      100%子会社
 資本金       5億5,416万円(2021年6月現在)                                       新規SaaS事業”Sider”を担当


 社員数(連結)   253名(2020年9月現在)                                            株式会社Smart Opinion
                                                                      連結子会社
           キオクシア株式会社                                                  乳がんAI画像診断支援事業を担当

           株式会社日立製作所
 主なお客様                                                                オスカーテクノロジー株式会社
           株式会社ネクスティ エレクトロニクス
                                                                      連結子会社
           キヤノン株式会社                                                   ソフトウェア自動並列化サービスを提供


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3-b          沿革

 コンピュータの進歩とともに

 ハードウェア技術の進化にいち早く対応し、
 その性能を最大限に引き出すソフトウェア開発・高速化サービスとともに成長してきました。




  年月                                                              出来事

2002年   8月   神奈川県横浜市に有限会社フィックスターズ設立、その後株式会社に組織変更

2004年   7月   マルチコア技術開発部設立、Cell/B.E.ソフトウェア開発サービス開始

2006年 12月    PlayStation®3の発売を受け、「PS3® Information Site」を立ち上げ

2009年 12月    「OpenCL入門ーマルチコアCPU/GPUのための並列プログラミング」を出版

2010年 11月    米国空軍研究所に、PlayStation®3を用いた高速クラスタシステムを導入

2012年   1月   NANDフラッシュメモリ関連ソフトウェア開発サービス開始

2014年   4月   東京証券取引所マザーズ市場に上場

2016年 11月    東京証券取引所市場第一部に市場変更

2017年   6月   量子コンピュータを手掛けるD-Wave社との協業を開始

2018年   2月   自動運転分野のさらなる拡大を目指し、ネクスティ エレクトロニクス社と合弁会社Fixstars Autonomous Technologiesを設立

2020年   3月   自動並列化技術に強みを持つオスカーテクノロジー株式会社の株式を取得、連結子会社化


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3-c     フィックスターズのMVV

 コンピュータの恩恵を人々に

 コンピュータの性能を最大限に引き出す高速化技術を軸に、
 ESGをはじめとする人類社会の課題解決に貢献しています。




                                Mission (存在意義)

                                高度ソフトウェア技術による人類貢献


                                              Vision (あるべき姿)

                                              フィックスターズコードを世界の人々に

                                                        Value (大切にするもの)

                                                        ソフトウェア技術の最先端を切り拓く




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3-d      フィックスターズのESGへの取り組み (1)

 高速化技術による環境負荷低減

 当社は、多様な産業分野に対する高速化ソリューションにより電力消費を大幅に抑え、
 環境負荷低減に貢献しています。




             多様な産業分野における高速化ソリューション


                             ・NAND型フラッシュメモリ向けファームウェア開発
          Semiconductor      ・次世代AIチップ向け開発環境基盤の開発
                                                                                数
                                                                                倍
                             ・自動運転の高性能化、実用化                                    電~
          Mobility1          ・次世代パーソナルモビリティの研究開発支援                             力数     電力消費量の
                                                                               消百
                                                                               費倍     大幅な削減
                             ・ゲノム解析の高速化
          Life Science       ・医用画像処理の高速化                                       時の
                                                                               間高
                                                                               の速     環境負荷低減
          Finance
                             ・デリバティブシステムの高速化                                   短化
                             ・HFT(アルゴリズムトレード)の高速化
                                                                               縮に
                                                                                よ
                             ・Smart Factory化支援                                  る
          Industrial         ・マシンビジョンシステムの高速化




      Note: 1) 一例として、自動運転向け画像認識処理の高速化 (1車種) のみでも、2020年に約14,000トンのCO2削減が見込まれる (当社推計)

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3-e     フィックスターズのESGへの取り組み (2)

 高速化に限らない様々な社会貢献

 高速化ソリューションによる消費電力削減に加え、自動運転や医療等の様々な分野への支援により、
 環境や社会の課題解決に貢献しています。




                 当社事業領域                                             社会的価値




         自動運転の高性能化、実用化                                            交通事故の根絶
         次世代パーソナルモビリティの研究開発支援                                     交通弱者へのサポート




                                                                  より気軽でより質の高い
         AIによる画像診断支援
                                                                  診断・治療へのアクセス




                                                                  働きがい向上
         量子・アニーリングによる人員配置の最適化
                                                                  働き方改革への貢献



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    3-f       中期経営方針

     Solution + SaaS のハイブリッド収益モデルへの転換

     当社が強みとする技術を領域別のSaaSに展開し、成功の確度を保ち、リスクを低減しつつ成長率の飛躍をねらいます。
     さらに、SaaSを入り口として受託Solutionの受注にもつなげ、SolutionとSaaSのシナジーを構築していきます。




                  Solution事業                                                                 SaaS事業
                                                                                                      活用する技術

                                                                                エッジビジョン
                                                                                  AI開発PF
                                                                                                       マルチコア
                                      SaaSを入り口に                                                        最適化技術
                                                                                  (GENESIS)
                                     受託Solutionへ還流

                                                                                  量子・                    量子・
                                                                                 アニーリング               アニーリング技術
                     受託
                    Solution
                                                                                AIコードレビュー           ソフトウェア工学全般/
                                                                                    (Sider)        Oscar社の自動並列化技術
                                   受託で蓄積した技術を
                                     領域別にSaaS化
                                                                                   乳がん
                                                                                AI画像診断支援              AI画像認識技術
                                                                                 (Smart Opinion)


•   高付加価値・高単価の受託による高速化ソリュー                                                  •   高付加価値SaaSのリカーリングでの提供(継続課金
    ションの提供(人月モデル)                       ビジネスモデル                                 モデル)
•   先端技術の蓄積により、成長領域において他社より              当社の強み                              •   受託で培った技術を用い、初期投資とリスクが低減
    先に案件を確保。安定的で着実に成長                                                           できる領域で展開。飛躍的成長を目指す


                                        Copyright © Fixstars Corporation.                                           22
3-g          安定的成長領域

  並列化による高速化ソリューション事業

  当社事業の根幹をなすソフトウェア開発・ソースコード並列化による高速化ソリューションでは、
  コンピュータの性能を最大限に引き出すことで大量データの高速処理を実現しています。




サービス概要                                                                事業ポテンシャル

                                         マルチコアの性能を
                                           引き出せず
                                          処理速度が不十分
                                                                                          組込みソフトウェア(国内)
                      一部のコアが稼働                                                            市場規模(2019年)
                                                                                市場全体      6兆2,980億円2
                                                                              6兆2,980億円
                  ソフトウェアのソースコード                                                           うち当社シェア約0.1%

              並列化済みのソースコード
                                             お客様


 蓄積してきた並列化
                                                                      今後の施策
 技術によりマルチコ
 アの性能を最大限引                                                                  優秀なエンジニア確保のためのトップ大学への
    き出す              すべてのコアが稼働                                              ブランディング

                                                                            年2~3社の新規優良顧客開拓を行う
 当社の蓄積してきた強み「並列化による高速化」
 ムーアの法則1が限界を迎え、マルチコアの時代に
 マルチコアの性能を引き出すには複数のコアに処理を分散するコード
 を記述する必要がある(=並列化)                                                           結果として、年率10~20%の成長を維持

Note: 1) ゴードン・ムーアが唱えた「半導体の集積率は18か月で2倍になる」という経験則     2) 「製品開発費と組込みソフトウェア開発費の推移」(NEDO技術戦略研究センター作成)を基に当社推計

                                                  Copyright © Fixstars Corporation.                       23
 3-h                    飛躍的成長領域 (1)

    エッジビジョンAI開発プラットフォーム “GENESIS” 事業

    自動運転やFA等、様々な分野で利用拡大が見込まれるエッジビジョンAI/IoT向けの開発プラットフォームです。
    アルゴリズムの構築から各種ハードウェア向け最適化、半導体回路生成まで数クリックでシームレスに行えます。




サービス概要                                                                          事業ポテンシャル
                                  開発者
                                                                                                   ターゲット市場規模(2025年)
         モバイル                 自動運転               FA       ドローン                                     1兆8,200億円1

                                                                                         市場全体      ●Services for Computer Vision
                                                                                       1兆8,200億円   1兆3,000億円
    最新ハードウェアを                                アプリケーションの                                             ●Software for Computer Vision
     使ったPoC生成                                 カスタムサービス                                             5,200億円

                  エッジビジョンAI
               開発プラットフォーム GENESIS                                               今後の施策

                                                                                      簡単にアプリケーションが作成できるようテンプレートを
                多種ハードウェアをサポートする
                                                                                      量産し開発者の取込みを推進
                    開発環境の提供
                                                                                      サプライヤ向けにAI開発環境を整備し、ユーザ獲得と
                               サプライヤ
                                                                                      顧客サポートのサービスを提供
              CPU
                                 Vision Sensor
              GPU
                                 Imaging                その他IoT機器                      次世代のAIエッジビジョン/IoTのデファクト開発環境
              FPGA
              AI Chip
                                 Sensing                                              プラットフォームに成長

Source: 1) Tractica「Computer Vision市場規模 (除くHardware)」

                                                            Copyright © Fixstars Corporation.                                      24
 3-i         飛躍的成長領域 (2)

  量子・アニーリング事業

  多くの量子アニーリング・イジングマシンを透過的に扱うことができる、Fixstars Amplifyクラウドサービスを展開。
  量子アニーリングコンピューティングのデファクトスタンダードを目指します。




サービス概要                                                              事業ポテンシャル

                                                                                        ターゲット市場規模(2027年)
                                                                                        4,400億円1

                                                                               市場全体
                                                                                        ●国内 400億円
                                                                              4,400億円

                                                                                        ●海外 4,000億円



                                                                     今後の施策

                                                                          組み合わせ最適化問題に特化した分野でSaaSサービスを
                                                                          立ち上げる

                                                                          実運用事例を増やすべく大学や産業界と連携し、実社会
                      適用分野 (一例)
                                                                          問題を1つずつ解決していく
                                           ・・・
                                                                          アニーリングコンピューティングの開発・実行プラット
        金融          物流     ライフサイエンス
                                                                          フォームとしてデファクトスタンダードを目指す

Note: 1) ボストンコンサルティンググループ、CIRの予測を基にした当社による推定値

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 3-j           飛躍的成長領域 (3)

   AIコードレビュー ”Sider” 事業

   ソフトウェア開発において、完成したコードを第三者の目でレビューする「コードレビュー」は必要不可欠となりつつあります。
   本事業では、AIによる自動のコードレビューを提供し、あらゆる開発プロジェクトの品質を劇的に向上させます。




サービス概要                                                                 事業ポテンシャル

                                                                                          ターゲット市場規模(2019年)
                                                                                          1兆5,000億円1
                                                                                市場全体
                                                                              1兆5,000億円   ●国内 約500億円2

                                                                                          ●海外 約1兆4,500億円
                   具体的には…

             コンピュータならではの網羅性で                                            今後の施策
             以下を実施                                                           ソースコード分析エンジンをAIを用いてより賢くする

             • より品質の高いコードの提案                                                 無料で手軽に試せるブラウザ駆動版でエンジニアを
             • 潜在的なバグの発見                                                     ひきつけ、有償SaaSサービスのユーザ獲得に繋げる
             • 性能向上の提案
                                                                             グローバルにサービスを提供し、世界シェアNo1を
                                                                             目指す

Note: 1) 当社による推定値 2) 世界のコードレビュー市場規模に、世界に占める日本のIT業界市場規模(約3.3%, SourceはGartner)を乗じたもの

                                                   Copyright © Fixstars Corporation.                         26
3-k           飛躍的成長領域 (4)

   乳がんAI画像診断支援事業

   乳がんの超音波画像に対し、AIを用いて精密検査の要否を高速かつ高精度に判別し、医師の負担軽減を目指します。
   乳がんの早期発見を支援し、がん発見後も総合的に患者さんをサポートするサービスを提供していきます。




サービス概要                                                                                     今後の施策


   医師 / 検査技師                                                                        患者さん    PMDA認可取得に向けて活
                                                                                            動中。早期のサービス開
                                          オンライン診療1 /                                        始を図る
                                         セカンドオピニオン
                                                                                            クラウドでの診断支援サー
                                                                                            ビスで、病院側での初期投
                                                                                            資のないサービス提供を図
  クラウドでの                将来的な                  アプリ                             アプリ
 乳がんAI診断支援            診断装置との連動               による支援                          による情報提供         る

                                                                                            超音波診断装置と連動した
                                                         (当社子会社)                            サービス提供を目指す


              超音波画像を学習データとした乳がんのAI診断支援システムを共同研究


               国内9の病院・医療センター(慶應義塾大学医学部等)



Note: 1) コロナ禍における対応として、Smart Opinion社では既にオンライン診療サービスの提供を開始しています。

                                                Copyright © Fixstars Corporation.                       27
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