3680 M-ホットリンク 2020-02-14 15:30:00
2019年12月期 決算短信補足資料 [pdf]
2020年2月14日
2019年 12月期
通期
決算説明会資料
連結決算(IFRS)
1. ホットリンクの事業区分
2. エグゼクティブサマリー
3. 2019年12月期 通期
4. 中期成長戦略
5. 2020年方針と予算
1
ホットリンクの事業区分
ホットリンクの事業区分
事業区分
SaaS ソリューション クロスバウンド
【日本】 【米国】 【中国】
ソーシャルビッグデータの解析と ソーシャルビッグデータの販売 ソーシャルビッグデータの解析と
マーケティングへの活用 (データアクセス権) マーケティングへの活用
(SaaS) (SNS広告・コンサルティング) 越境ECサービス提供
拡大傾向
中国の巨大消費市場 インバウンド需要
600兆円 越境EC需要
中国現地進出
中国国内EC市場
120兆円 消費の獲得
解析・活用
越境EC&インバウンド消費市場
3兆円(急成長中)
日本向けSNSマーケティング支援 SNSデータアクセス権販売 中国市場向けマーケティング支援
2
エグゼクティブサマリー
当期方針の過去最高の売上高実現を達成
⚫ 2019年度売上高は、過去最高の3,695百万円を達成
(前期比+14.0%)
⚫ SNS広告・コンサルティングは前年比+88.6%
今後成長が見込まれるSNS広告市場での拡大を
さらに推し進めていきます(=データ活用領域でのマネタイズ)
⚫ クロスバウンド事業 (中国)は前年比+79.8%
2020年度より黒字化へ
3
2019年12月期実績
売上高は過去最高
3,695
会社別売上高推移
3,241
+14%
[百万円] 1,648 Effyis
2,583
2,439
2,187 1,626
トレンド
1,326
1,353 Express
e-mining 1,090
1,091
943 1,028 607
251 ホットリンク
343 370 365 326 228
314
743 732 780 956
629 685 653
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
サービス別 売上高 二期比較
+1%
SNS広告・コンサル、
+80% クロスバウンド
△9% +89% 1,626 1,648
(データ活用領域) での
事業が急激に増加!
1,091
527 478 事業売却 478 607
228 253
2018年 2019年 2018年 2018年 2019年 2018年 2019年 2018年 2019年
SaaS e-mining SNS広告・コンサル クロスバウンド データアクセス権
(e-mining除く) (ソリューション) (ソリューション)
4
2019年12月期実績
営業損益は原価悪化と
マイナス要因出し尽しで損失計上
SaaS, SNS広告・コンサル △108
[百万円]
業務拡大に伴う人件費、業務委託費等 △61
減価償却費 △42
クロスバウンド △234
業務拡大に伴う人件費、業務委託費等 △199
データアクセス権 △171
新規市場開拓のための人件費、業務委託費 △101
市況悪化による貸倒引当金繰入額 △43
SNS広告・コンサル +224
クロスバウンド +484
前期譲渡したe-mining事業
△228
からの売上計上なし
SaaSにおけるデータ原価の値上がり、
+101 米国 Effyis社 (データアクセス
SNS広告・コンサルの売上増に伴う △759
権販売事業) のれんの減損(3Q)
クロスバウンド 売上増に伴う +375
前期e-mining事業売却益の
△378
データアクセス権販売における 当期計上なし
売上原価率の高いデータの売上比率増、 +193
新規市場向け開発 ソフトウェア除却損 △183
5
2019年12月期実績
Effyis社の
のれんの減損損失7.6億円を計上
悪化要因 対策と現状
・世界のソーシャルメディアビッグデータ
アクセス権市場環境の急激な悪化 ・適切なコストカットを実施
[影響1] 売上原価率の高いデータの売上比率が上がった 不採算プロジェクトの停止 (開発・外注費用)
プライバシー保護規則(GDPR)により、 レイオフ (新規開拓市場向けに雇用した人員の削減)
データアクセス権は有料かつ割高に移行
[影響2] 顧客企業の経営悪化 ・新経営体制を構築
・対策のため、金融市場などの新規市場を 2019年12月よりホットリンク会長内山がEffyis CEO就任
開拓しようと開発コストと営業人材投資が拡大
のれんの減損損失計上へ 新経営体制の下で
健全化・収益化に向かっています
6
2019年12月期実績
連結業績(PL) IFRS)
(
(単位:百万円)
2019年12月期 2018年12月期 前期比
売上高 3,695 3,241 +14.0%
販売費及び一般管理費 1,895 1,382 +37.1%
その他費用・収益 △917 382 -
営業利益(△は損失) △1,699 328 -
金融費用・収益 △8 △22 -
当期利益 △1,679 82 -
EBITDA △273 704 -
7
2019年12月期実績
連結業績(BS) IFRS)
(
(単位:百万円)
2019年12月期 2018年12月期 前期増減
流動資産 2,328 2,441 △113
非流動資産 3,056 3,374 △318
資産合計 5,385 5,815 △430
流動負債 792 619 +173
非流動負債 1,539 557 +982
負債合計 2,332 1,176 +1,156
資本合計 3,053 4,638 △1,585
負債資本合計 5,385 5,815 △430
8
2019年12月期実績
事業の振り返り
【ホットリンク:SNSマーケティング支援】
⚫ SNS広告・コンサルティング
【日本】 売上高は 前年同期比 1.9倍
ソーシャルビッグデータの解析と 契約件数 前年同期比 3.2倍
マーケティングへの活用
(SaaS) (SNS広告・コンサルティング)
⚫ 新サービスPGCを開始
⚫ 他社との業務提携により
解析・活用
サービスラインナップを拡充
⚫ AI搭載ツールによる効率的かつ人的労力に
SNSマーケティング支援
依存しないSNSマーケティング支援の推進
SaaS ソリューション
9
2019年12月期実績
事業の振り返り
【Effyis:データアクセス権販売】
⚫ 業績改善のため、 2019年12月よりホットリンク会長内山が
【米国】 Effyis CEO就任、月の半分は米国で経営の舵取り中
ソーシャルビッグデータの販売
(データアクセス権)
⚫ 新規開拓事業の見直しと選別によるスリム化
不採算プロジェクトの停止、レイオフなど(新規開拓市場
向けに雇用した人員の削減)適切なコストカットを実施
⚫ 2018年に獲得した米国外の大手SNSデータアクセス権に
伴うミニマムギャランティーは、
2019年3Q以降投資の回収フェーズへ
SNSデータアクセス権販売
⚫ 新経営体制の下で健全化・収益化に向かう
ソリューション
10
2019年12月期実績
事業の振り返り
【トレンドExpress:中国市場向けマーケティング支援】
⚫ 「越境EC X」サービス拡充のためのアプリ「World X」を
【中国】
中国最大級のCtoCコマースアプリ「微店」運営企業
ソーシャルビッグデータの解析と グループと共同で本格展開
マーケティングへの活用
越境ECサービス提供
拡大傾向
⚫ 上海や北京など沿岸部の大都市より高い経済成長が
中国の巨大消費市場
600兆円
インバウンド需要 見込まれる中国内陸部において、
越境EC需要
中国現地進出 リアル店舗とEC融合の現地化粧品企業と事業提携、
中国国内EC市場 新たな越境サービスを開始
120兆円 消費の獲得
越境EC&インバウンド消費市場
3兆円(急成長中)
⚫ 中国検索シェア第1位「百度(バイドゥ)」の
中国市場向けマーケティング支援 「基幹代理店」に認定
クロスバウンド
11
2019年12月期実績
中長期的企業価値を高めるために
長期的事業の種まき投資をしています
【2019年の方針】
ブロックチェーン技術を用いた新たなサービス・事業の可能性を模索
年1億円の投資枠
進行中
東京大学ブロックチェーン
スポーツ応援テック企業、
寄付講座の開設に2018年11月より参加、
SAMURAI Security株式会社へ
第3期が10月より開始、
出資(1Q)
優秀人材が多方面から集まる
ロサンゼルスのクリプト特化型の
ブロックチェーンファンドへ出資、 ミャンマーでWebポータル事業を営む会社へ出資、
定期的な世界の有力ベンチャー・技術・ビジネスの 東南アジア事業足掛かりのための情報収集(4Q)
情報、接触機会を取得(4Q)
12
中期成長戦略
中期的な成長戦略
「世界規模のデータアクセス権」と
独自に培ってきた「データ解析技術」を強みとし、
複数の事業をポートフォリオとして持ち
有機的に組み合わせ、データ活用領域で事業拡大していきます。
データを活用した
新事業
13
中期成長戦略
データ活用領域で大きくマネタイズ
データ活用領域
一般的なデータ
活用のプロセス
活用
活用
分析
分析
収集 収集
データ
東南 欧州
日本 中国
アジア その他
14
中期成長戦略
拡大するソーシャルメディア広告市場で
マネタイズしていきます
1x兆円
日本の広告費
ソーシャル
メディア広告費
インターネット広告費
新聞 雑誌・中吊り
TV
ソーシャル
インターネット メディア
1990年 20xx年
15
2020年方針と予算
2020年からは
ホットリンクの事業区分を見直します
事業区分
SaaS ソリューション クロスバウンド
日本市場 グローバル市場 中国市場
ソーシャルビッグデータの解析と ソーシャルビッグデータの販売 ソーシャルビッグデータの解析と
マーケティングへの活用 (データアクセス権) マーケティングへの活用
(SaaS) (SNS広告・コンサルティング) 越境ECサービス提供
拡大傾向
中国の巨大消費市場 インバウンド需要
600兆円 越境EC需要
中国現地進出
中国国内EC市場
解析・活用 120兆円 消費の獲得
越境EC&インバウンド消費市場
3兆円(急成長中)
SNSマーケティング支援 SNSデータアクセス権販売 中国市場向けマーケティング支援
16
2020年方針と予算
事業別 ビジョン
日本市場 ⚫ ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを作る。
⚫ 「SNSマーケティング」と言えば「ホットリンク」という
SNSマーケティング支援
ブランドを確立する
中国市場 ⚫ 「中国マーケティング」と言えば「トレンドExpress」という
ブランドを確立する
⚫ 顧客評価、業界内ES評価、TV等マスメディア
中国市場向け
マーケティング支援 露出No.1 を目指す
グローバル市場
⚫ DaaS (Data as a Service) 企業として「Socialgist」と
いうブランド確立を目指す
SNSデータアクセス権販売
17
2020年方針と予算
2020年連結業績予想 (PL) (IFRS)
2020年12月期は、3社の事業は順調に推移することが見込まれるものの、
中国市場を対象とするクロスバウンドサービスは、
連結売上高において2019年12月期は30%近くと大きな比率を占めており、
今般の新型コロナウイルス感染症が事業活動及び経営成績に与える影響を、
現時点では見通すことが難しいと考えております。
以上のことから、連結業績予想は未定とし、合理的な見積もりが可能となった時点で、
速やかにお知らせいたします。
18
2020年方針と予算
2020年度は
SNSマーケティング支援事業で拡大を目指します
[百万円] Effyis
3,762
3,241
トレンド
2,583
2,439 2,187 1,712 Express
1,625
e-mining
1,326 1,353
1,090 1,091 ホットリンク
943 1,028 606
251
314 343 370 365 326 336
629 685 743 732 653 672 959
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
19
2020年方針と予算
収益体質へ 利益率の高いサービスへの
リソース再配分とコスト見直し
人材リソース配分イメージ
2019年 2020年
コンサル
コンサル 新PGC
係長
⚫ 利益率の高いコンサルと新サービスPGC 利
へ人材を再配置 広告
益
率
: 広告
⚫ BuzzSpreader新機能の開発は一区切り、 高 AI搭載のツールの
係長 社内活用による
開発人員は売上成長率が高いSNS広告・ BuzzSpreader 人員増加抑制
コンサルの業務システム開発へ BuzzSpreader
⚫ 新規開拓事業の見直しと選別、 ⚫ 資金調達により新規プロダクトの開発や
不採算プロジェクトの停止 人員強化、越境EC事業の加速、M&A等を推進
⚫ レイオフ含め適切なコストカットを実施 ⚫ 協業先 普千との経営統合による
スリム化して2020年は営業利益黒字化見込み 原価コストの削減
20
2020年方針と予算
収益構造イメージ
BuzzSpreader 新機能の開発は一区切り、開発人員は 売上成長率が高い
SNS広告・コンサルの業務システム開発へ(開発費コストの削減)
コストを 協業先 普千との経営統合による原価コストの削減
削減
不採算プロジェクトの停止 (開発・外注費用の削減)、
レイオフ (新規開拓市場向けに雇用した人員 人件費の削減)
金額
粗利
EBITDA
経 費(削減後)
時間
2019年 2020年
21
2020年方針と予算
2020年【日本市場】
ソーシャルメディアマーケティングに
スタンダードを創る
日本
データ分析を強みとした
SNSマーケティング支援事業での拡大
ソーシャルビッグデータの解析と
マーケティングへの活用
(SaaS) (SNS広告・コンサルティング)
AI搭載自社ツールによる
業務の効率化
解析・活用
独自ソリューションの開発・提供による
利益率の増加
SNSマーケティング支援
22
2020年方針と予算
2020年【日本市場】
SNSマーケティングの新サービス PGC
クチコミ(UGC)が出にくい商材も効果的なマーケティングを可能に
PGC
「Professional Generated Contents」 口コミが
プロが作るコンテンツ 投稿 出にくい業種の
タレントや専門家などを起用
企業、商材
SNS動画 眼福写真
記事コンテンツ SNSマンガ
高い好感度、次の投稿が楽しみでクチコミしたくなる! ソーシャルメディア
UGC数
クチコミ(UGC)が増える
≒消費者に商品やサービス情報が届く
従来のUGC施策
PGC
持続して売上寄与が期待
時間
23
2020年方針と予算
2020年【中国市場】
中国に新会社を設立、さらなる成長へ
中国
子会社 「流行特急」と協業先「普千」を経営統合、
新会社「数慧光(上海)商務諮詢有限公司」を設立
中国を中心とする (2020年1月1日付)
消費者ビッグデータをベースにした
クロスボーダーマーケティング
及び越境EC事業 明確なシナジーの元、中国本土を中心とした
拡大傾向
中華圏におけるマーケティング支事業
中国の巨大消費市場
600兆円
インバウンド需要
越境EC需要
のさらなる成長と飛躍へ
中国現地進出
中国国内EC市場
120兆円 消費の獲得 日本本社に置いていた
越境EC&インバウンド消費市場 新規プロダクト開発部門を新会社へ移管、
3兆円(急成長中)
新規事業開発を加速
中国市場向けマーケティング支援
24
2020年方針と予算
2020年【グローバル市場】
DaaS = Data as a Service を目指します
グローバル
世界の主要SNSデータの
データアクセス権販売を増強します
ソーシャルビッグデータの販売
(データアクセス権)
ダークウェブデータの商品化により
リスクマネジメント領域へ展開します
独自分析による
データの付加価値化
SNSデータアクセス権販売
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S D G s 社会に貢献する会社として
企業価値を高めます
Social 多様性の受容への活動
ホットリンク(Make the World“HOTTO”)の体現
人と情報を結びつけて、HOTTO(ほっと)できる社会の実現に貢献する
社会への働きかけ
多様な家族形成が認められる社会の実現を目指す「Famiee」プロジェクトを始動、一般社団法人を設立
パートナーシップ証明書検討委員会を開催、複数の大企業が参加。証明書α版を開発中
新経済連盟のLGBT等性的マイノリティが生きやすい環境を創るための
『 S O G I エンパワーメントチーム』のプロジェクトリーダーに当社代表内山が就任
セミナーを主催、東京大学学園祭でのLGBTに関する公開政策提言に参加予定など理解促進活動中
社内での取組み
LGBTに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を受賞
ダイバーシティ推進方針を掲げ、全メンバーの個性を多様性として活かし、
最大限の力を発揮できる職場環境を積極的に整備しています
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