3680 M-ホットリンク 2019-11-14 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信補足資料 [pdf]
2019年11月14日
2019年 12月期
第3四半期
決算短信補足資料
連結決算(IFRS)
1 _ ホットリンクの事業区分 6 _ 業績予想修正要因 10 _ 新サービスPGCとは
2 _ 決算ポイント 7 _ 減損損失
中長期的企業価値を高めるために
3 _ 第3四半期累計 売上高 8 _ 第4四半期以降の取組み
11 _ 長期的事業の種まき投資
4 _ 営業損益増減分析 9 _ 同上
12 _ SDGs 社会に貢献する会社として企業価値を高めます
5 _ 当期の費用
ホットリンクの事業区分
事業区分
【日本】 【米国】 【中国】
ソーシャルビッグデータの解析と ソーシャルビッグデータの販売 ソーシャルビッグデータの解析と
マーケティングへの活用 (データアクセス権) マーケティングへの活用
越境ECサービス提供
拡大傾向
中国の巨大消費市場 インバウンド需要
600兆円
越境EC需要
中国現地進出
解析・活用 中国国内EC市場
120兆円 消費の獲得
越境EC&インバウンド消費市場
3兆円(急成長中)
SaaS ソリューション ソリューション クロスバウンド
1
決算ポイント
1 第3四半期累計売上高は2,564百万円(前年同期+11.7%)と、
SNSソリューション、データアクセス権、クロスバウンドの3つの事業で順調に増加したが、
期初予算に届かず
⚫ クロスバウンド事業は中国経済の減速により越境ECサービスで未達、現地法人向けプロモーションは好調
⚫ SNSマーケティングは広告が未達、コンサルは予算比プラス
2 営業利益は、データアクセス権の売上原価の悪化を吸収できず、
対策費用嵩み△601百万円(のれんの減損前)
3 来期黒字化に向けマイナス要因出し尽しへ
データアクセス権販売事業Effyis社のれんに対する減損損失759百万円計上
4 2019年12月期通期業績予想を修正
5 来期 収益体質へ、人材リソースの再配分とコスト構造の見直しを行います
2
第3四半期累計: 売上高は拡大
2,564 +11.7%
[百万円]
2,296
Effyis
1,829 1,845
1,662 1,268
1,194 トレンド
999 993 Express
824
e-mining
667 735 335 633
196 203 139 ホットリンク
188 197 186
215
547 634 636 517 581 664
453
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
事業別でもSNSソリューション、データアクセス権、クロスバウンドの +6%
3つの事業で順調に増加
+89%
△9% 1,194 1,268
+65%
633
398 361 186 事業売却 183 303 335
2018年 2019年 2018年 2018年 2019年 2018年 2019年 2018年 2019年
SaaS (e-mining除く) e-mining SNSソリューション データアクセス権 クロスバウンド
3
営業損益は
原価悪化とマイナス要因出し尽しで損失計上
[百万円] 2018年第3四半期 売上高の増加 売上原価の増加 販管費等の増加 のれんの減損 2019年第3四半期
+268
データアクセス権販売事業
米国 Effyis社
41
ソリューション、クロスバウンド
ともに順調に拡大 △437
⚫ SaaS事業におけるデータ原価の値上がり
⚫ 米国外の大手SNSデータアクセス権販売に伴う
ミニマムギャランティーの発生(当3Q以降で損
益分岐点を超えた)
△471
⚫ データアクセス権販売において売上原価率の高い
データの売上比率が増
⚫ 業務拡大に伴う人件費
⚫ 新規顧客獲得のための広告宣伝費
⚫ 弁護士・監査法人等への支払報酬(一時的費用)
⚫ 主に新規市場開拓のための業務委託費
△759 △1,360
4
当期の費用は人材投資がメイン
✔人材投資の成果:優秀なメンバーを多数雇用 = 会社の財産
⚫ 高度IT人材多数の自社技術陣
⚫ SNSマーケティングをリードするマーケター
2019年第3四半期累計
販管費構成
間接部門
その他
人件費
減価償却費 人員構成 開発部門
支払報酬
業務委託費
営業部門
広告宣伝費
研究開発部門
5
業績予想修正要因
売上高
4,500
4,000
4,272
3,500 期初計画より
△17%の修正
3,000 前年比+51%も、 前年比は+9%
3,241
2,500 中国ネット販売支援が中国経済の 3,519
減速の影響により計画より伸びず
2,000
1,500 前年比+83%も、広告の伸びが計画に届かず
当期開始のコンサルは計画に対し1.5倍と好調
1,000
500
0
SaaS e-minig SNSソリューション データアクセス権 クロスバウンド 連結計
営業損益
人材等の先行投資 データアクセス権市場 上記によるEffyis社の
通期業績予想
新規顧客獲得のための 環境の変化による のれんの減損損失
広告宣伝費の増加 利益率の悪化 759百万円 △1,533百万円 に修正
6
Effyis社に対する
のれんの減損損失7.6億円を計上
悪化要因は?
世界のソーシャルメディアビッグデータアクセス権市場環境の
2 Q からの急激な悪化
GDPR施行により、データアクセス権の有料・割高へ移行、および一部供給停止が発生
世界の流れはプラットフォーマーと契約を結びデータ管理を確実に行う方向へ
売上原価率の高いデータの売上比率が上がったことにより利益が減少
売上構成の変化が起こった
一部のソーシャルメディアビッグデータの比率が増加↑ 掲示板・スモールメディアデータの比率減少↓
(売上原価率は高い=利益率低↓) オープンAPI等を利用、
(売上原価率は低=利益率高↑)
顧客 a a S 企業)
(S の経営悪化・廃業・倒産増加による契約減
I T 人件費高騰、データアクセス権の値上げとひっ迫による競争激化・収益悪化による業界からの退場
7
第4四半期以降の業績改善のための取り組み
収益体質へ事業構造を変革します
データアクセス権販売における売上構成の変化による原価の悪化、
SaaS製品の本格販売に時間がかかり開発人件費原価が先行している構造から、
利益率の高いサービスへ コスト構造の見直し
リソースを再配分
BuzzSprederを社内活用することでSNS広告人員を削減
利益率の高いコンサル、新サービス PGCへ人材を重点配置
BuzzSpreder開発は一区切り、開発人員は新しいサービス開拓へ
3社ともに洗い出しへ
●売上利益率の高い商品の営業強化 ●新規開拓事業の見直し
利益を出し続ける企業構造へ転換します
8
利益率の高いサービスへの
リソース再配分とコスト見直し
現在の人材リソース配分イメージ 新重点イメージ
⚫ 利益率の高いコンサルと新サービスPGCへ
人材を再配置[SNSソリューション] コンサル
⚫BuzzSpreder開発は一区切り、 係長 コンサル 新PGC
開発人員は新しいサービス開拓へ[SaaS] 利
益
広告
(=開発費コスト削減) 率
:
高 係長 BuzzSprederの
社内活用により
BuzzSpreder 広告
広告人員を削減
BuzzSpreder
⚫ 新規開拓事業の見直しと選別 ⚫ 資金調達により新規プロダクトの開発や
⚫ 米国でのレイオフも含め大幅なコスト見直し中 人員強化、越境EC事業の加速、
減損前段階では3Qは2Qから売上原価、販管費ともに改善 M&A等を推進
⚫ スリム化して利益が出る体質に向かいつつある ⚫ コスト見直し
9
新サービス PGCにより
UGC(クチコミ)が出にくい商材も効果的なマーケティングを可能に
PGC UGC
プロによって作られたコンテンツのこと。
ユーザーによって作られたコンテンツのこと。
「Professional Generated Contents」の略。
「User Generated Contents」の略。
SNS動画 一度のバズで終わらない
続く売上効果を支援 ユーザーからユーザーに拡散
眼福写真
創出 企業にとってはユーザー行動を
記事コンテンツ 活用して商品やサービス情報を届ける
SNSマンガ ことができる
プロ(タレントや専門家など)を起用した最適なコンテンツマーケティングを提供
例)次の投稿が楽しみで「フォローしたくなるアカウント」へ眼福なタレントを起用した写真を作成。高い好感度でフォロー動機を形成
当社の強みであるSNS分析力とクチコミ創出ノウハウを持った高度マーケターがプランニングや制作から支援
業界大手企業を含め複数取引が進行中
10
中長期的企業価値を高めるために
長期的事業の種まき投資を更にします
新たな投資
LAのクリプト特化型のブロックチェーンファンド
400千米ドル出資、定期的な世界の有力ベンチャー・技術・ビジネスの情報、接触機会を取得
東南アジア事業機会のための投資を準備中
既進行中
【 方針 】
ブロックチェーン技術を用いた新たなサービス・事業の可能性を模索
年1億円の投資枠を設定
パートナーシップ証明書の発行を行う 東京大学ブロックチェーン
当1Qにスポーツ応援テック企業、
「Famiee」プロジェクトを始動、 寄付講座第3期が10月より開始、
SAMURAI Security株式会社へ出資
8月一般社団法人設立 優秀人材が多方面から集まる
11
SDGs 社会に貢献する会社として
企業価値を高めます
Social 多様性の受容への活動
ホットリンク(Make the World“HOTTO”)の体現
人と情報を結びつけて、HOTTO(ほっと)できる社会の実現に貢献する
社会への働きかけ
多様な家族形成が認められる社会の実現を目指す「Famiee」プロジェクトを始動、一般社団法人を設立
パートナーシップ証明書検討委員会を開催、複数の大企業が参加。証明書は、年内のローンチを目指して開発中
新経済連盟のLGBT等性的マイノリティが生きやすい環境を創るための
『 S O G I エンパワーメントチーム』のプロジェクトリーダーに当社代表内山が就任
セミナーを主催、東京大学学園祭でのLGBTに関する公開政策提言に参加予定など理解促進活動中
社内での取組み
LGBTに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を受賞
ダイバーシティ推進方針を掲げ、全メンバーの個性を多様性として活かし、
最大限の力を発揮できる職場環境を積極的に整備しています
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