3678 メディアドゥ 2021-09-29 15:30:00
株式会社エブリスタの株式取得(子会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ [pdf]
2021 年9月 29 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 メ デ ィ ア ド ゥ
代表者名 代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣
( コ ー ド : 3 6 7 8 、 東 証 第 一 部 )
問合せ先 執行役員 CSO 苅田 明史
( T E L . 0 3 - 6 2 1 2 - 5 1 1 3 )
株式会社エブリスタの株式取得(子会社化)及び特定子会社の異動に関する
お知らせ
当社は、2021 年9月 29 日開催の取締役会において、株式会社エブリスタ(以下、
「エブリス
タ」
)の株式を株式会社ディー・エヌ・エーから取得し(持分比率 70%)
、子会社化することにつ
いて決議するとともに、同日付で株式譲渡契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせい
たします。
なお、エブリスタの持分取得実行時の出資の額が当社の資本金の額の 100 分の 10 以上に相当
するため、エブリスタは当社の特定子会社に該当することもあわせてお知らせいたします。
記
1.株式の取得の理由
当社グループは、日本国著作権法第一章 総則の第一条に謳われている「著作物は文化の発展
に寄与する」「著作物の利用と保護の調和」を第一義に、デジタル化された数多くの著作物を公
、
正な利用環境のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる
創造サイクルの実現」をミッションとし、
「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの
人へ」をビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極
的な業容の拡大及び企業価値の向上に取り組んでおります。
現在、スマートフォン等の電子デバイスの普及、通信環境の整備とそれに伴うユーザーのライ
フスタイルは一層の変化を迎えており、デジタルトランスフォーメーション(DX)は今後、さら
に加速していくものと考えています。こうした環境の変化を捉え、当社グループが見据えるのは、
自らの DX への挑戦と実践によって、多様なステークホルダーの多様な価値観に応じたプロダク
トやサービスを提供していくことこそが、当社グループが中期経営計画で掲げる「Publishing
Platformer」
、すなわち出版及びコンテンツ業界の DX を支える存在のあるべき姿だと考えてお
1
ります。当社グループでは、このあるべき姿への転換と、出版市場の更なる拡大への貢献に向け
た持続的な事業成長、及び価値創出を実現する施策を一層加速させるべく、機動的かつ柔軟な成
長投資、M&A 及び資本・業務提携を推進しております。
一方、エブリスタは、小説・エッセイなどの作品を一般の方が気軽に投稿でき、直接読者に出
会える小説投稿サイトの運営、及び投稿された作品等の出版やコミカライズ・映像化などのプロ
デュース事業を手掛け、小説投稿サイトの老舗プラットフォーマーとして、数々のヒット作品を
世の中に送り出しており、投稿コミュニティサイトとして確固たる地位を築いております。
当社グループは、本件株式取得による子会社化によって、同社の投稿コミュニティサイトとし
ての機能を一層強化し、より多くの人々が自身の想像や思いを形にし、読者・ユーザーとのダイ
レクトコミュニケーションによって多様な作品が生み出される環境、サイクルの構築を図って
まいります。
加えて、当社グループが有するインプリント事業との協働により、投稿された作品の出版やメ
ディアミックスを推進するほか、各電子書店が手掛けるオリジナル作品や成長著しい Webtoon へ
の原作提供など、新たなコンテンツ創出に向けて両社のシナジーを追求しながら、出版業界全体
の活性化と当社グループの企業価値の向上に取り組んでまいります。
2.異動する子会社(エブリスタ)の概要
(1) 名 称 株式会社エブリスタ
(2) 所 在 地 東京都渋谷区渋谷二丁目 24 番 12 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 坂井 風太
小説投稿サイトの運営、書籍化・メディア化のプロデュース、電子書籍
(4) 事 業 内 容
の出版その他の出版関連事業
(5) 資 本 金 800 百万円(2021 年5月末時点)
(6) 設 立 年 月 日 2010 年4月1日
株式会社ディー・エヌ・エー 70.0%
(7) 大株主及び持株比率
株式会社 NTT ドコモ 30.0%
当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係はあ
資 本 関 係
りません。
上場会社と当該会社 当社と当該会社との間には、記載すべき人的関係はあ
(8) 人 的 関 係
と の 間 の 関 係 りません。
当社と当該会社との間には、当該会社から書籍コンテ
取 引 関 係
ンツの仕入取引があります。
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2019 年3月期 2020 年3月期 2021 年3月期
純 資 産 1,969,960 千円 1,890,343 千円 1,764,366 千円
総 資 産 2,153,625 千円 2,009,331 千円 1,864,942 千円
2
1 株 当 た り 純 資 産 61,561.25 円 59,073.23 円 55,136.46 円
売 上 高 1,369,975 千円 1,163,954 千円 881,021 千円
営 業 利 益 539,604 千円 405,538 千円 232,806 千円
経 常 利 益 539,366 千円 412,977 千円 234,527 千円
当 期 純 利 益 369,623 千円 288,383 千円 162,023 千円
1 株 当 た り 当 期 利 益 11,550.74 円 9,011.98 円 5,063.23 円
1 株 当 た り 配 当 金 11,500 円 9,000 円 5,100 円
(注)本件実行にあたり、実行日前までに配当を実施する可能性があります。
3.株式取得の相手先の概要
(1) 名 称 株式会社ディー・エヌ・エー
(2) 所 在 地 東京都渋谷区渋谷二丁目 24 番 12 号(2021 年9月 29 日時点)
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長兼 CEO 岡村 信悟
ゲーム事業、スポーツ事業、ライブストリーミング事業、ヘルスケア事
(4) 事 業 内 容
業、新規事業・その他
(5) 資 本 金 10,397 百万円(2021 年3月末時点)
(6) 設 立 年 月 日 1999 年3月4日
南場 智子 16.22%
大株主及び持株比率
(7) 任天堂株式会社 12.36%
(2021 年3月末時点)
株式会社日本カストディ銀行 11.91%
当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係はあ
資 本 関 係
りません。
当社と当該会社との間には、記載すべき人的関係はあ
人 的 関 係
上場会社と当該会社 りません。
(8)
と の 間 の 関 係 当社と当該会社との間には、記載すべき取引関係はあ
取 引 関 係
りません。
関連当事者 当社と当該会社との間には、記載すべき該当事項はあ
への該当状況 りません
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2019 年3月期 2020 年3月期 2021 年3月期
資 本 合 計 256,865 百万円 187,319 百万円 228,659 百万円
資 産 合 計 296,460 百万円 255,740 百万円 327,121 百万円
1 株 当 た り 親 会 社 1,727.52 円 1,432.14 円 1,826.73 円
所 有 者 帰 属 持 分
売 上 収 益 124,116 百万円 121,387 百万円 136,971 百万円
3
営 業 利 益 ( 損 失 ) 13,512 百万円 △45,676 百万円 22,495 百万円
税引前当期利益(損失) 18,069 百万円 △40,235 百万円 31,259 百万円
親 会 社 の 所 有 者 に 12,709 百万円 △49,166 百万円 25,630 百万円
帰属する当期利益(損失)
親会社の所有者に帰属する 87.47 円 △352.49 円 207.54 円
基 本 的 1 株 当 た り
当 期 利 益 ( 損 失 )
1 株 当 た り 配 当 金 40.00 円 20.00 円 32.00 円
4.取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
0株
(1) 異動前の所有株式数 (議決権の数:0個)
(議決権所有割合:0%)
22,400 株
(2) 取 得 株 式 数
(議決権の数:22,400 個)
エブリスタの普通株式 2,055 百万円
(3) 取 得 価 額 アドバイザリー費用(概算額) 10 百万円
合計(概算額) 2,065 百万円
22,400 株
(4) 異動後の所有株式数 (議決権の数:22,400 個)
(議決権所有割合:70.0%)
なお、対象会社において、本件契約締結日から株式譲渡実行日までの間に、現時点の対象会
社の株主に対して剰余金の配当を行う株主総会決議が行われた場合、取得価額は、相手方に配
当される金額を控除した価額となります。
5.日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2021 年9月 29 日
(2) 契 約 締 結 日 2021 年9月 29 日
(3) 株 式 譲 渡 実 行 日 2021 年 12 月1日(予定)
6.今後の見通し
本株式譲渡は前提条件が整い次第、実行いたしますが、本件株式取得による当社グループの当
期連結業績に与える影響につきましては、現在精査中です。今後、開示すべき事項が生じた場合
には、速やかにお知らせいたします。
以 上
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