3664 M-モブキャストHD 2019-03-22 15:30:00
第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ [pdf]
2019 年3月 22 日
各 位
東 京 都 港 区 六 本 木 六 丁 目 8 番 10号
会社名 株式会社モブキャストホールディングス
代表者名 代表取締役社長 藪 考 樹
(コード番号:3664 東証マザーズ)
問合せ先 取締役 CFO 管理本部長 佐 武 利 治
(TEL.03 – 5414 - 6830)
第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ
当社は、2019 年3月 22 日付の取締役会において、当社代表取締役である藪 考樹を割当予定先とする第
三者割当による新株式(以下「本株式」といいます。)を発行することを決議いたしましたので、お知らせい
たします。
本株式発行の目的は、当社グループで設立計画を策定中の新たなテクノロジーをエンターテインメント分野
に応用する新しいビジネスに投資をする「
(仮称)エンテックファンド」に係る資金を調達するとともに、当
社の創業者であり代表取締役である藪 考樹が、これまで以上に企業価値向上を目指して当社グループの経営
にコミットすることにあります。そのため、本株式の発行価額については取締役会決議の前営業日における終
値を採用しており、ディスカウントを設定しておりません。本株式の発行により、より一層の当社グループの
企業価値の向上を期待することができると判断し、発行に係る決議をいたしました。
なお、本株式の割当予定先である藪 考樹は、特別の利害関係を有するため、本株式の発行に係る取締役会
決議には参加しておりません。
記
1.募集の概要
(1) 払 込 期 日 2019 年4月8日
(2) 発 行 新 株 式 数 普通株式 335,600 株
(3) 発 行 価 額 1株につき 298 円
(4) 資 金 調 達 の 額
96,008,800 円(注)
(差引手取概算額)
(5) 募 集 又 は 割 当 方 法 第三者割当の方法による
(6) 割 当 予 定 先 藪 考樹
上記各号については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とす
(7) そ の 他
る。
(注)資金調達の額は、本株式に係る払込金額の総額から、本株式に係る発行諸費用の概算額を差し引いた金
額です。
2.募集の目的及び理由
(1)募集の目的及び理由
当社グループは、エンターテインメントを革新する新しいビジネスに対し投資を行い、新しい価値創造を
通じて社会に貢献することを目指しております。
近年、余暇時間が増え、個人が自由に使える時間の利用方法が多様化しているなかで、様々なニーズに応
えたサービス、コンテンツを提供することがエンターテインメントの役割です。さらに、スマートフォンの
出現に代表される新しいテクノロジー及びそのデバイスをもとにした様々なコンテンツの進捗、提供により、
たとえば、それまでは家や特定の施設で遊ぶものであったゲームがどこでも遊べるようになるなど、新しい
需要が生まれています。
そのような状況のもと、昨年度、当社グループは、それまでのゲーム事業を中心とする会社からエンター
テインメント全領域を対象とする持株会社体制へと移行し、株式会社トムス(※1)及び株式会社ソーシャ
ルキャピタル総合研究所(現 ソーシャルキャピタル株式会社(※2))の株式を取得し事業領域を広げまし
た。また、出資先のレトロワグラース株式会社において、食と環境への関心が高い女性を対象とした化学調
味料不使用のレトルト食品の新ブランド、また、アランチヲネ株式会社において、自然と共に過ごすことの
大切さを広めるアパレルの新ブランドを立ち上げる等、新しい価値を世の中に送り出しております。持株会
社体制へ移行し約1年が経過し、上記のような新たな事業の実績を生み出している一方で、次の当社グルー
プの成長可能性を探っており、上記のような新しい需要を生み出す可能性のあるテクノロジー分野が当社グ
ループの次の発展に寄与するものと考えております。
このような経緯により、当社子会社の株式会社モブキャストフィナンシャル(※3)において新たなテク
ノロジーをエンターテインメント分野に応用する新しいビジネスに投資する投資ファンド「
(仮称)エンテッ
クファンド(※4)
」の設立計画を策定しており、今般調達する資金は、当該ファンドへの当社からの出資資
金とする予定でおります。
エンターテインメント分野においては、当社グループで既にエンターテインメント関連企業の役員や役職
者の方々と情報交換を行うことのできる人的ネットワークができており、そのネットワークからの情報によ
り投資の対象企業を探すことも比較的容易である一方で、テクノロジー分野(IT、通信、5G の提供、4K8K
等の高密度画像の実現、AI、仮想現実等の技術)では、投資先企業等の情報(当該企業が持つ技術内容、そ
の技術を用いたサービスの内容、今後開発予定の技術があればその内容と方向性、業務提携のニーズ、資本
提携のニーズ等を含みます。
)を得るために自社単独の力で新しいネットワークを構築することに時間がかか
ることから、新たなテクノロジーをエンターテインメント分野に応用する事業分野のファンドを設立し、幅
広く投資先企業等の情報を収集する予定です。
なお、これらの投資候補先の情報を収集するため、投資先企業や出資者といった投資関係者が集まるカン
ファレンスを定期的に開催し、投資先企業や出資者といった投資関係者が集まる場を提供する予定です。カ
ンファレンスの開催に知見のある人材は既に獲得しており、カンファレンス開催の準備も並行して始めてお
ります。また、設立計画を策定中のファンドへの出資者は、多様な業界の企業を想定しており、これらの
ファンド出資者からの新たなテクノロジー情報やそれらのテクノロジーを使った新しいサービスの情報の提
供をもとに、当社グループがこれまで行っているサービスに応用した新しいエンターテインメントやサービ
スの検討等に活用してまいります。
投資先企業には、必要に応じてその企業の持つ新たなテクノロジーをエンターテインメント分野に応用す
る新規事業支援及び経営支援も当社グループが行うことで、投資先の成長を支援します。
なお、上記のエンターテインメント分野における人的ネットワークは、当社代表取締役 藪 考樹及び当社
グループ役職員が持つものでありますが、藪 考樹の持つ人的ネットワークがその大半以上を占めております。
また、当該ファンド出資に係るリスクにつきましては、責任限定契約に基づくリミテッド・パートナー出資
-2-
を予定していることから、出資額に限定されます。当該ファンドへの当社からの出資相当額を当社の創業者
であり代表取締役である藪 考樹が引受けを行うことにより、藪 考樹がこれまで以上に業績拡大による企業
価値向上を目指して当社グループの経営にコミットし、当該ファンドを含めた当社グループのより一層の企
業価値の向上を期待することができると判断したため、当社の創業者であり代表取締役である藪 考樹を割当
予定先とした第三者割当といたしました。
なお、本日時点では、上記記載はまだ構想案を策定した段階にあり、具体的な投資候補先は決まっておら
ず、また、当該ファンドは設立計画を策定中の段階であるため(設立予定時期は 2019 年4月から5月を目
途)
、募集活動は一切行っておりません。
※1 株式会社トムス(当社の議決権の比率:100.00%)
事業内容:モータースポーツ事業、自動車用品販売
※2 ソーシャルキャピタル株式会社(当社の議決権の比率:100.00%)
事業内容:ユーザー活性化施策及びその実行
※3 株式会社モブキャストフィナンシャル(当社の議決権の比率: 94.15%)
事業内容:事業投資、M&A アドバイザリー業務、ファンドの運営受託業
※4 (仮称)エンテックファンド
所在地:東京都港区六本木六丁目8番 10 号 STEP 六本木 4階(予定)
出資額:株式会社モブキャストホールディングスがリミテッド・パートナーとして 100 百万円出資す
ることを検討しております。
主たる出資者及び出資予定額:
株式会社モブキャストフィナンシャル(予定)
(出資額:10 百万円(予定)
)
※当該出資金は、株式会社モブキャストフィナンシャルの自己資金を充当する予定でおり
ます。
株式会社モブキャストホールディングス(出資額:100 百万円(予定)
)
※その他の出資者から 400 百万円を集め、出資総額約 500 百万円のファンドを設立する
構想でおります。なお、他の出資者につきましては、ファンド設立後募集を開始する予
定でおり、出資総額約 500 百万円は目標額であります。
業務執行役員:株式会社モブキャストフィナンシャル 代表取締役社長 入山 史隆(予定)
(2)調達方法の選定理由
現在の自己資金(2018 年 12 月末日時点の連結貸借対照表における現預金残高 1,111 百万円)は既に資
金使途が決まったものであるため、今般の新たな資金使途である「
(仮称)エンテックファンド」への出資資
金につきましては、新たな資金の調達が必要ですが、リスクを伴うことが想定されるファンドへの投資に調
達した資金を充てるため、借入ではなくエクイティによる調達が適切であると判断いたしました。さらに、
今般の発行株式数による一度の希薄化率が 1.81%と小さいこと、及び資金調達の確実性が高いことから、手
続き及び諸費用の観点もふまえ、新株予約権ではなく新株式の発行による調達といたしました。なお、本株
式の発行につきましては、一定の希薄化は避けられないものの、割当予定先である藪 考樹は本株式の長期保
有を前提としていることから、株価及び流通株式数に与える影響は限定されるものと考えております。
-3-
3.調達する資金の額、使途及び支出予定時期
(1)調達する資金の額
① 払 込 金 額 の 総 額 100,008,800 円
② 発 行 諸 費 用 の 概 算 額 4,000,000 円
③ 差 引 手 取 概 算 額 96,008,800 円
(注)1.発行諸費用の概算額には、消費税等は含まれておりません。
2.発行諸費用の概算額の内訳は、有価証券届出書等の書類作成費用、弁護士費用、その他諸費用で
あります。
(2)調達する資金の具体的な使途
上記差引手取概算額 96,008,800 円の具体的な使途につきましては、(仮称)エンテックファンド」への
「
出資資金として充当する予定であります。なお、調達資金を実際に支出するまでは、当社預金口座で適切に
管理する予定であります。
具体的な使途 金額(円) 支出予定時期
「(仮称)エンテックファンド」への出資
(ファンドへの当社出資分として、当社よ 96,008,800 2019 年4月~2024 年3月
り出資)
上記表中に記載された資金使途に関する詳細は以下のとおりです。
上記「2.募集の目的及び理由 (1)募集の目的及び理由」に記載のとおり、当社子会社の株式会社モブ
キャストフィナンシャルにおいて新たなテクノロジーをエンターテインメント分野に応用する新しいビジネ
スに投資する投資ファンド「
(仮称)エンテックファンド」の設立計画を策定しており、今般調達する資金は、
当該ファンドへの当社からの出資資金とする予定でおります。
また、支出予定時期については、出資を予定しているファンドの設立予定時期及び出資資金の投資予定時
期から想定しております。当該ファンドにつきましては、2019 年4月から5月を目途に適格機関投資家等
特例業務に関する届出書(金融商品取引法第 63 条第2項の届出)を関東財務局長に提出する予定でおり、
その後、ファンド出資者の募集及びファンド資金の投資先企業の選定のプロセスを行う予定です。一般的な
ファンドの組合契約にはキャピタルコール(ファンド組成時に投資対象を一括取得できないことから、投資
案件の進捗状況に応じてファンド出資者があらかじめ定められた期間内及び出資上限の範囲内でファンドに
対して段階的に払込みを行うこと)条項が付加されており、組合契約で定めた出資金については、ファンド
資金の投資先企業との投資契約締結後、一定期間内に払い込むものとなります。一般的なファンドが設立か
ら投資先ポートフォリオ構築まで3年~5年程度かかることから、今般出資を予定しているファンドにつき
ましてもキャピタルコール条項付であることも想定し、支出予定時期をファンド設立予定時期から投資先
ポートフォリオ構築の想定年数である5年間としております。
当該ファンドに関しては、今後、定期的にご報告をする方針であり、お知らせすべき進捗等があった場合、
また、資金使途の変更があった場合には速やかに開示を行う予定でおります。
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(第 29 回新株予約権に係る調達資金の充当状況)
当社は、2018 年 10 月 19 日付で、第 29 回新株予約権を発行いたしましたが、その充当状況に関しまし
ては、本日現在、下表のとおりです。
資金使途 ①M&A、事業又は IP 等の取得、出資費用(当社より支出)
②新規ゲームタイトル開発のための IP 及びライセンス取得費(子会社
である株式会社モブキャストゲームスより支出)
③新規ゲームタイトル配信に伴う広告宣伝費(子会社である株式会社
モブキャストゲームスより支出)
支出予定金額 1,045,550 千円
支出予定時期 2018 年 10 月~2020 年 12 月
調達金額 563,784 千円(差引手取額)
(2019 年2月末日現在)
充当額 これまでに調達した資金につきましては、下記のとおり充当しており
ます。
①M&A、事業又は IP 等の取得、出資費用(当社より支出) 千円
:0
②新規ゲームタイトル開発のための IP 及びライセンス取得費(子会社
である株式会社モブキャストゲームスより支出)
:315,760 千円
③新規ゲームタイトル配信に伴う広告宣伝費(子会社である株式会社
モブキャストゲームスより支出) 千円
:0
第 29 回新株予約権によりこれまでに調達した 563,784 千円につきましては、うち、315,660 千円を当
社の子会社である株式会社モブキャストゲームスが同社で配信しているゲームに使用する IP 等の肖像権の取
得費用及び新規ゲームタイトルに利用する IP 取得の最低保証金に充当しております。
なお、未充当額につきましては、今後発生する IP 等の取得費として、上記資金使途②の当初予定額相当ま
で充当、又は上記資金使途①若しくは③に充当する予定でおります。
なお、上記資金使途①については、当社の事業戦略に沿った企業への出資として、第 29 回新株予約権の
行使が開始されてから投資候補先企業の調査は継続的に行っているもののまだ契約締結に至る企業はないた
め、現時点では充当しておりません。また、上記資金使途③についても、当社の子会社である株式会社モブ
キャストゲームスより新規に配信するゲームの広告宣伝費に充当する予定でおりますが、第 29 回新株予約
権の行使が開始されてから本日時点まで新規に配信を開始したゲームタイトルがないため、現時点では充当
しておりません。
4.資金使途の合理性に関する考え方
当社は、今回のファイナンスにより調達した資金を、上記「3.調達する資金の額、使途及び支出予定時期
(2)調達する資金の具体的な使途」に記載の使途に充当することによって、中長期的には、出資したファン
ドを通じての出資に対するキャピタルゲインというリターンが期待できるものと考えております。さらには、
当該ファンドを設立することにより幅広く投資関連情報が集まることで、当該ファンドを通じて得たテクノロ
ジー情報を当社グループの既存のエンターテインメント事業に応用することによるシナジーも期待されるもの
と判断しております。したがって、資金使途は、合理的なものであると考えております。
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5.発行条件等の合理性
(1)払込金額の算定根拠及びその具体的内容
払込金額につきましては、本株式の発行に係る取締役会決議の前営業日(2019 年3月 20 日)における
東京証券取引所が公表した当社普通株式の終値である 298 円としました。取締役会決議の前営業日における
終値を採用することにいたしましたのは、直近の株価が現時点における当社の客観的企業価値を適正に反映
していると判断したためです。かかる払込金額は、日本証券業協会の「第三者割当増資の取扱いに関する指
針」に準拠して決定されたものであり、特に有利な払込金額に該当しないものと判断しております。
なお、当該払込金額 298 円につきましては、本株式の発行に係る取締役会決議日の直前取引日(2019 年
3月 20 日)までの直近1ヶ月間の当社普通株式の普通取引の終値の平均値 304 円(小数点以下を四捨五
入。以下、平均株価の計算について同様に計算しております。)に対し 1.97%のディスカウント(小数
点以下第三位を四捨五入。以下、株価に対するディスカウント率の数値の計算について同様に計算して
おります。、同直近3ヶ月間の当社普通株式の普通取引の終値の平均値 310 円に対し 3.87%のディスカウ
)
ント、同直近6ヶ月間の当社普通株式の普通取引の終値の平均値 379 円に対し 21.37%のディスカウントと
なります。
また、当社監査役全員から、本株式の払込金額は、当社株式の価値を表す客観的な指標である市場価
格を基準にしており、直近の株価が現時点における当社の客観的企業価値を適正に反映していると判断
した上で取締役会決議の前営業日における終値を基準として決定されていること、及び日本証券業協会
の指針も勘案して決定されていることから、割当予定先に特に有利な金額ではなく適法である旨の意見
を得ております。
(2)発行数量及び株式の希薄化の規模が合理的であると判断した根拠
本株式の発行数量は、普通株式 335,600 株であり、2018 年 12 月 31 日現在の当社発行済普通株式数
(18,577,708 株)に占める割合は 1.81%、議決権総数(185,755 個)に占める割合は 1.81%に相当しま
す。また、本株式の発行株式数及び議決権数に 2018 年 10 月 19 日に発行した第 29 回新株予約権が全て行
使された場合の発行株式数(1,800,000 株)及び議決権数(18,000 個)をそれぞれ合算した場合、2018
年 12 月 31 日現在の当社発行済普通株式数(18,577,708 株)及び議決権総数(185,755 個)から 2018
年 12 月 31 日までに第 29 回新株予約権の行使により発行された株式数(1,155,000 株)及び議決権数
(11,550 個)をそれぞれ控除して得た株式数(17,422,708 株)及び議決権数(174,205 個)に対しては、
株式数ベースで 12.26%、議決権ベースで 12.26%の希薄化が生じます。
当社といたしましては、本新株の発行及び第 29 回新株予約権の発行を合算した希薄化率は 12.26%であ
り、一定の希薄化が生じますが、新規投資によりファンドを通じての出資に対するキャピタルゲインという
リターンが期待され、さらに、当該ファンドを設立することにより幅広く投資関連情報が集まることで、当
該ファンドを通じて得たテクノロジー情報を当社グループの既存のエンターテインメント事業に応用するこ
とによるシナジーも期待されるものと判断しております。これにより、中長期的な当社の株式価値の向上に
より株主価値の向上に資するものと判断しております。したがって、本株式の発行数量及び株式の希薄化の
規模は合理的であると判断いたしました。
-6-
6.割当予定先の選定理由等
(1)割当予定先の概要
(1) 氏 名 藪 考樹
(2) 住 所 東京都渋谷区
(3) 職 業 の 内 容 株式会社モブキャストホールディングス 代表取締役社長
(4) 上場会社と当該個人との間の関係
当社普通株式を 4,240,116 株(うち、4,916 株は「モブキャスト役
資 本 関 係 員持株会」を通じた間接保有分)
(当社の総議決権の数に対する割合
22.83%)保有しております(2018 年 12 月 31 日現在)
。
人 的 関 係 当社の代表取締役社長であります。
取 引 関 係 該当事項はございません。
※ 当社は本株式の割当予定先である藪 考樹について、当社所定のインターネット上での新聞等の記事検
索の手続きにより、暴力団等の反社会的勢力とは関係がないことを確認しております。また、暴力団等
の反社会的勢力とは一切関係がないこと、また将来におきましても関係を有しないことに係る確約書を
受領し、確認しており、その旨の確認書を東京証券取引所に提出しております。
(2)割当予定先を選定した理由
上記「2.募集の目的及び理由 (1)募集の目的及び理由」にも記載のとおり、当社子会社の株式会社モ
ブキャストフィナンシャルが設立計画を策定中の新たなテクノロジーをエンターテインメント分野に応用す
る新しいビジネスに投資する「
(仮称)エンテックファンド」への当社からの出資相当額を当社の創業者であ
り代表取締役である藪 考樹が引受けを行うことにより、藪 考樹がこれまで以上に業績拡大による企業価値
向上を目指して当社グループの経営にコミットし、当該ファンドを含めた当社グループのより一層の企業価
値の向上を期待することができると判断したため、当社の創業者であり代表取締役である藪 考樹を割当予定
先として選定したものであります。なお、藪 考樹は本株式の引受けにより当該ファンドの出資額相当の負担
を負うものですが、当該ファンドの収支リスクにつきましては、当該ファンドの出資額を上限として当社を
含む各出資先が負うものとなります。
(3)割当予定先の保有方針
本株式の割当予定先である藪考樹は本株式を自ら引き受けることで、当社の経営改革及び業績向上に中心
的に寄与し、今後も企業価値向上のため引き続き経営を担っていくことを目的としているため、当社普通株
式を長期的に保有する方針であることを口頭で確認しております。
なお、当社は、割当予定先が払込期日より2年以内に本株式を譲渡した場合には、直ちにその内容を当社
に書面にて報告する旨及び当社が当該内容を東京証券取引所に報告し、当該内容が公衆縦覧に供されること
に同意する旨の確約を得る予定です。
(4)割当予定先の払込みに要する財産の存在について確認した内容
当社は、本株式に係る払込みについて、割当予定先である藪考樹の 2019 年3月 15 日時点の個人資産を、
当該割当予定先を名義人とする証券口座の写しにより確認し、当該割当予定先が本株式に係る払込みに十分
な換金性の高い資産残高を保有していることを確認しております。また、当該資産残高は、本人の個人資産
であることを口頭にて確認しております。
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7.募集後の大株主及び持株比率
募集前(2018 年 12 月 31 日現在) 募集後
藪 考樹 22.80% 藪 考樹 24.17%
株式会社でらゲー 2.60% 株式会社でらゲー 2.55%
寺田 航平 2.42% 寺田 航平 2.38%
ハクバ写真産業株式会社 1.88% ハクバ写真産業株式会社 1.85%
モルガン・スタンレーMUFG 証券株式会 1.56% モルガン・スタンレーMUFG 証券株式会 1.54%
社 社
海老根 智仁 1.54% 海老根 智仁 1.51%
株式会社 SBI 証券 1.21% 株式会社 SBI 証券 1.19%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD 1.11% BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD 1.09%
AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会 AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会
社三菱 UFJ 銀行) 社三菱 UFJ 銀行)
J.P.Morgan Securities plc(常任代理人 0.77% J.P.Morgan Securities plc(常任代理人 0.76%
JP モルガン証券株式会社) JP モルガン証券株式会社)
カブドットコム証券株式会社 0.67% カブドットコム証券株式会社 0.66%
(注)1. 2018 年 12 月 31 日現在の株主名簿に基づき記載しております。藪 考樹の持株比率には、モブ
キャスト役員持株会を通じて保有する当社の普通株式 4,916 株を含めておりません。
2.
「持株比率」は、小数点以下第 3 位を四捨五入しております。
8.今後の見通し
今回の調達資金を、上記「3.調達する資金の額、使途及び支出予定時期 (2)調達する資金の具体的な
使途」に記載の使途に充当することにより、一層の事業拡大及び収益の向上に寄与するものと考えております。
今回の資金調達による 2019 年 12 月期の当社の業績に与える影響は、軽微であります。
9.企業行動規範上の手続きに関する事項
本件第三者割当は、① 希薄化率が 25%未満であること、② 支配株主の異動を伴うものではないことから、
東京証券取引所の定める上場規程第 432 条に定める独立第三者からの意見入手及び株主の意思確認手続きは
要しません。
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10.最近3年間の業績及びエクイティ・ファイナンスの状況
(1)最近3年間の業績(連結) (単位:千円)
2016 年 12 月期 2017 年 12 月期 2018 年 12 月期
売 上 高 3,097,005 3,302,332 7,245,582
営 業 損 失 ( △ ) △222,630 △1,218,732 △536,079
経 常 損 失 ( △ ) △234,725 △1,242,048 △630,997
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
△333,178 △1,345,433 △1,221,767
当 期 純 損 失 ( △ )
1株当たり純資産額(円) 132.22 93.84 48.90
1株当たり配当額(円) ― ― ―
1株当たり当期純損失金額(△)
△22.61 △82.85 △69.83
( 円 )
(注)2018 年 12 月期の数値については、金融商品取引法第 193 条の2第1項の規定に基づく監査法人によ
る監査を終了していないため、未監査の連結財務諸表に基づいております。
(2)現時点における発行済株式数及び潜在株式数の状況(2019 年2月 28 日現在)
株 式 数 発行済株式数に対する比率
発 行 済 株 式 数 18,957,708 株 100%
現時点の転換価額(行使価額)に
18,200 株 0.10%
お け る 潜 在 株 式 数
下限値の転換価額(行使価額)に
- -
お け る 潜 在 株 式 数
上限値の転換価額(行使価額)に
- -
お け る 潜 在 株 式 数
(注)上記潜在株式数は、第 29 回新株予約権に係る潜在株式数であります。
(3)最近の株価の状況
① 最近3年間の状況
2016 年 12 月期 2017 年 12 月期 2018 年 12 月期
始 値 505 円 905 円 741 円
高 値 1,699 円 1,433 円 894 円
安 値 217 円 695 円 251 円
終 値 920 円 738 円 307 円
(注)各株価は、東京証券取引所マザーズ市場におけるものであります。
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② 最近6か月間の状況
2018 年 2019 年
11 月 12 月 2月 3月
10 月 1月
始 値 597 円 426 円 406 円 292 円 308 円 317 円
高 値 597 円 451 円 410 円 350 円 330 円 328 円
安 値 399 円 381 円 251 円 292 円 268 円 286 円
終 値 427 円 403 円 307 円 312 円 313 円 298 円
(注)1.各株価は、東京証券取引所マザーズ市場におけるものであります。
2.2019 年3月の株価については、2019 年3月 20 日の株価で表示しております。
③ 発行決議日前営業日における株価
2019 年3月 20 日
始 値 294 円
高 値 302 円
安 値 293 円
終 値 298 円
(4)最近3年間のエクイティ・ファイナンスの状況
・第三者割当による第 26 回新株予約権の発行
割 当 日 2016 年 12 月 1 日
発行新株予約権数 1,462 個
発 行 価 額 新株予約権1個当たり 6,543 円(総額 9,565,866 円)
発 行 時 に お け る
1,162,617,866 円(差引手取概算額)
調達予定資金の額
募 集 時 に お け る
14,621,808 株
発 行 済 株 式 数
割 当 先 大和証券株式会社
当 該 募 集 に よ る
1,462,000 株
潜 在 株 式 数
現 時 点 に お け る
全て権利行使済みです。
行 使 状 況
現 時 点 に お け る
1,525,732,866 円(差引手取額)
調達した資金の額
①新規ゲームタイトルの開発
発 行 時 に お け る
②IP の取得
当 初 の 資 金 使 途
③新規ゲームタイトルの配信に伴う広告宣伝費
発 行 時 に お け る
2016 年 12 月~2018 年3月
支 出 予 定 時 期
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これまでに調達した資金につきましては、下記のとおり充当しております。
現 時 点 に お け る ①新規ゲームタイトルの開発費:599,839 千円
充 当 状 況 ②IPの取得:322,972 千円
③新規ゲームタイトルの配信に伴う広告宣伝費:602,921 千円
・第三者割当による第 27 回新株予約権及び第 28 回新株予約権の発行
割 当 日 2017 年 10 月 6 日
24,000 個
発行新株予約権数 第 27 回新株予約権 12,000 個
第 28 回新株予約権 12,000 個
第 27 回新株予約権1個当たり 679 円
発 行 価 額 第 28 回新株予約権1個当たり 361 円
(総額 12,480,000 円)
発 行 時 に お け る
1,977,480,000 円(差引手取概算額)
調達予定資金の額
募 集 時 に お け る
16,100,008 株
発 行 済 株 式 数
割 当 先 大和証券株式会社
2,400,000 株
当 該 募 集 に よ る
第 27 回新株予約権 1,200,000 株
潜 在 株 式 数
第 28 回新株予約権 1,200,000 株
行使済株式数:1,292,900 株
第 27 回新株予約権 1,200,000 株
現 時 点 に お け る
第 28 回新株予約権 92,900 株
行 使 状 況
(第 27 回新株予約権については全て権利行使済みであり、第 28 回新株予約権
についても未行使分は消却済みです。
)
現 時 点 に お け る
893,800,000 円(差引手取額)
調達した資金の額
①IP 及びライセンス取得費
発 行 時 に お け る ②子会社における将来想定する M&A 費用
当 初 の 資 金 使 途 ③新規ゲームタイトルの開発費
④新規ゲームタイトルの配信に伴う広告宣伝費
発 行 時 に お け る ①乃至③ 2017 年 10 月~2019 年 9 月
支 出 予 定 時 期 ④ 2018 年 3 月~2019 年 9 月
調達した資金につきましては、下記のとおり充当しております。
①IP 及びライセンス取得費:304,925 千円
現 時 点 に お け る
②当社又は当社子会社における将来想定する M&A 費用:403,000 千円
充 当 状 況
③新規ゲームタイトルの開発費:49,775 千円
④新規ゲームタイトルの配信に伴う広告宣伝費:136,100 千円
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・第三者割当による第 29 回新株予約権の発行
割 当 日 2018 年 10 月 19 日
発行新株予約権数 18,000 個
発 行 価 額 新株予約権1個当たり 225 円(総額 4,050,000 円)
発 行 時 に お け る
1,045,550,000 円(差引手取概算額)
調達予定資金の額
募 集 時 に お け る
17,422,708 株
発 行 済 株 式 数
割 当 先 モルガン・スタンレーMUFG 証券株式会社
当 該 募 集 に よ る
1,800,000 株
潜 在 株 式 数
現 時 点 に お け る
行使済株式数:1,618,000 株(2019 年2月末日現在)
行 使 状 況
現 時 点 に お け る
563,784 千円(差引手取額)
(2019 年2月末日現在)
調達した資金の額
①M&A、事業又は IP 等の取得、出資費用(当社より支出)
②新規ゲームタイトル開発のための IP 及びライセンス取得費(子会社である株
発 行 時 に お け る
式会社モブキャストゲームスより支出)
当 初 の 資 金 使 途
③新規ゲームタイトル配信に伴う広告宣伝費(子会社である株式会社モブキャ
ストゲームスより支出)
発 行 時 に お け る
2018 年 10 月~2020 年 12 月
支 出 予 定 時 期
これまでに調達した資金につきましては、下記のとおり充当しております。
①M&A、事業又は IP 等の取得、出資費用(当社より支出) 千円
:0
現 時 点 に お け る ②新規ゲームタイトル開発のための IP 及びライセンス取得費(子会社である株
充 当 状 況 式会社モブキャストゲームスより支出)
:315,760 千円
③新規ゲームタイトル配信に伴う広告宣伝費(子会社である株式会社モブキャ
ストゲームスより支出) 千円
:0
以 上
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別紙
株式会社モブキャストホールディングス
新株式発行要項
1.募集株式の種類及び数
普通株式 335,600 株
2.募集株式の払込金額
1株当たり 298 円
3.払込金額の総額
100,008,800 円
4.申込期日
2019 年4月8日
5.払込期日
2019 年4月8日
6.増加する資本金及び資本準備金の額
増加する資本金の額:50,004,400 円
増加する資本準備金の額:50,004,400 円
7.募集の方法
第三者割当の方法により、すべての新株式を藪考樹に割り当てる。
8.払込取扱場所
株式会社三菱 UFJ 銀行 品川駅前支店
9.その他
(1) 上記各項については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とする。
(2) その他本新株式発行に関し必要な事項は、当社代表取締役社長に一任する。
以 上
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