3661 エムアップHD 2019-06-13 15:30:00
連結子会社の異動を伴う資本提携に関するお知らせ [pdf]
2019 年6月 13 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社
エ ム ア ッ プ
代 表 者 名 代 表 取 締
役 美 藤 宏 一 郎
(コード番号:3661)
問い合わせ先 取締役総務経理部長 藤 池 季 樹
TEL. 03-5467-7125
連結子会社の異動を伴う資本提携に関するお知らせ
当社の連結子会社である株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガードは、業務提携先
である株式会社イープラス(東京都渋谷区、代表取締役社長:倉見 尚也)との間で、チケット高額転売
の根本原因の解決に向け、安心安全なチケット公式トレード協業を開始するとともに、 本日開催の取締役
会において、同社を割当先とする第三者割当増資を実施し、資本提携を行うことを決定いたしましたの
で、下記の通りお知らせいたします。
なお、今回の第三者割当増資により、株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガードは、
当社の特定子会社に該当することとなりしたので、あわせてお知らせいたします。
記
1.業務及び資本提携の理由、目的
電子チケットは、ライブ・エンタテインメント等のコンサート市場の継続的な拡大や、マーケティ
ング等へのデータ活用、キャッシュレス化やペーパレス化などを背景とし、市場拡大が見込まれる事
業領域です。特に、チケット不正転売禁止法が制定されたことから、チケット不正転売への規制強化
とその対策を求める声が高まっており、転売の防止対策が可能な電子チケットの需要は、より一層高
まるものと考えられます。
当社の子会社である株式会社エンターテイメント・ミュージック・ガードでは、電子チケット市場
へといち早く参入し、音楽はもちろんのこと、プロ野球やBリーグといったスポーツや遊園地などの
レジャー施設に至るまで、幅広く電子チケットサービスを提供し、この 1 年間には 200 万枚以上へ
と発券枚数を大きく増加させており、電子チケット業界有数の規模となっております。また、独自の
チケットトレード機能を開発、実装、すでにサービスを提供しており、その導入先も増加しておりま
す。加えて、電子チケットならではの特典コンテンツの付与や、アーティスト公式アプリへの実装、
プロ野球等向けの選手カードゲーム、決済サービスなど、周辺の事業領域も順調に拡大させておりま
す。
株式会社イープラスは、同社が設立された 1999 年当時には電話受付が中心であったチケット販売
に IT を本格的に導入し、会員 1,200 万人が利用する業界最大手のチケットプレイガイドの1社とい
う地位を確立しています。同社は、ITを活用したサービス開発に力を入れ続けており、中小の公
演・イベントの主催者にチケット販売システムを提供する「e+WEB オープンシステム」を業界に先駆
けて開発したほか、プレイガイドでは初めてアプリ型電子チケット「スマチケ」を自社開発し、電子
チケット導入公演数としては国内最大規模の約 10 万公演で利用されています。
6月 14 日より施行される「チケット不正転売禁止法」では、転売防止の対策を行うだけでなく、
ライブやイベントへ行けなくなった人が、他者にチケットを譲渡できる場や仕組みの提供が必要と
されております。そのため、両社は法案の施行に先立ち、本日より「イープラスで購入して行けなく
なったチケットをEMTGチケットトレードに出品できるサービス」をリリースいたしました。
この協業により 1 次販売(イープラス)と 2 次販売(EMTG)が連携することで、安心安全かつ
シームレスに“行けなくなった人”と“行きたい人”を結ぶサービスを実現し、トラブルや不正転売
を防止してまいります。また、定価の数十倍もの値がつくプレミアチケットに限らず、興行主催者や
他のチケット販売事業者との連携も強化し、音楽ジャンルのみならず演劇、スポーツや各種イベント
等のトレード対象チケットを増やすことで認知を高め、業界の健全な発展にも寄与したいと考えて
おります。さらには両社だけでなく、他社にもサービスを開放していくことで、チケット2次流通に
おいても業界のスタンダードとなることを目指していまいります。
2.業務提携の内容
・イープラスのIDで簡単に「EMTGチケットトレード」が利用可能(出品/購入共に)
※興行主催者の公認を受け対象公演を順次拡大
・イープラスから出品されたチケットはEMTG電子チケットアプリで「スマチケ」を発行
・トレード普及に不可欠な電子チケットで国内トップの実(EMTGは国内トップレベルの年間
200 万枚以上の電子チケットを発行、スマチケは国内 No.1 の年間約 10 万公演に導入されてい
るイープラスの電子チケットサービス)
3.提携先の概要
(1) 名 称 株式会社イープラス
(2) 所 在 地 東京都渋谷区恵比寿4-20-3
(3) 代 表 者 代表取締役会長橋本 行秀
代表取締役社長倉見 尚也
(4) 事 業 内 容 音楽コンサート、演劇、映画、娯楽施設等の入場券、チケット等
の販売、電子商取引等に関するコンピュータソフトウェアの企画
開発、インターネットを含む各種媒体による情報提供サービス、
その他上記に関連する事業
(5) 資 本 金 9億7,250万円
(6) 設 立 年 月 日 1999年7月30日
(7) 大株主及び持株比率 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 50%
株式会社クレディセゾン 50%
(8)上 場 会 社 と 資本関係 記載すべき資本関係はありません。
当該会社の関係 人的関係 記載すべき人的関係はありません。
取引関係 記載すべき取引関係はありません。
関連当事者へ
記載すべき該当事項はありません。
の該当状況
※提携先である株式会社イープラスは非公開会社であり、財務情報等については非開示とすること
を相手方より求められているため、記載しておりません。
4.当該子会社の概要
(1) 名 称 株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガード
(2) 所 在 地 東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル9F
(3) 代 表 者 代表取締役社長 冨田 義博
(4) 事 業 内 容 電子チケットに関連したシステムの開発、各種サービスの提供並
びに運営
(5) 資 本 金 1,767万円(本件増資前)、1億227万円(本件増資後)
(6) 設 立 年 月 日 2018年12月18日
(7) 大株主及び持株比率 当社 89.3%
(8)上 場 会 社 と 資本関係 当社は当該会社の株式を89.3%保有しております。
当該会社の関係 人的関係 当社から役員を派遣しております。
取引関係 記載すべき取引関係はありません。
(9)当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:百万円)
決 算 期 2019年3月期
純 資 産 497
総 資 産 3,015
1 株あた り純 資産( 円) 1,961.84
売 上 高 −
営 業 利 益 −
経 常 利 益 −
当 期 純 利 益 △2
1株あたり当期純利益(円) △10.54
1株あたり配当金(円) −
注1.当該子会社は、本件第三者増資により特定子会社になります。
2.当該子会社は、2018年12月に設立しているため、1期分の業績を記載しております。
5.第三者割当増資の概要
(1) 発行する株式の種類及び数 普通株式 141,000株
(2) 調 達 資 金 の 額 169百万円
株式会社エムアップ57.5%
(3) 増 資 後 出 資 比 率 株式会社イープラス35.7%
その他 6.8%
6.資本業務提携の日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2019年6月13日
第三者割当増資に係る
(2) 株 主 総 会 決 議 日 2019年6月13日
(3) 第三者割当増資の払込期日 2019年6月21日(予定)
7.今後の見通し
本業務資本提携による、当社の今期連結業績に与える影響は軽微であります。来期以降については、
現在精査中であります。
以上