3661 エムアップHD 2021-02-12 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月12日
上場会社名 株式会社エムアップホールディングス 上場取引所 東
コード番号 3661 URL http://www.m-up.com
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)美藤宏一郎
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 総務経理部長 (氏名)藤池 季樹 TEL 03-5467-7125
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 9,185 13.3 912 57.2 956 62.4 562 69.5
2020年3月期第3四半期 8,109 79.0 580 65.9 588 50.0 331 -
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 204百万円 -%) 2020年3月期第3四半期 264百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 61.70 61.67
2020年3月期第3四半期 36.54 36.46
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第3四半期 12,718 4,829 36.6 510.38
2020年3月期 10,660 4,808 43.2 527.51
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 4,653百万円 2020年3月期 4,672百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 0.00 - 22.00 22.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予
22.00 22.00
想)
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 12,000 8.5 820 12.4 820 △11.3 560 19.1 61.62
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※当社は、予算編成を通期ベースで行っており、業績の進捗管理およびその評価は通期でのみ実施しているため、
第3四半期(累計)期間における業績予想については、開示しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 9,117,097株 2020年3月期 9,115,697株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 135株 2020年3月期 194株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 9,115,969株 2020年3月期3Q 9,083,027株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想の前提となる条件等については、四半期決算短信(添付資料)5ページ「業績予想に関する定性的情報」を
ご覧ください。
株式会社エムアップホールディングス(3661)
2021年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 10
(連結の範囲又は持分法の範囲の変更)…………………………………………………………………………… 10
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 12
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… 12
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2021年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会経済活動
が制限されるなど、厳しい状況が続いております。雇用情勢の底堅さに支えられ消費者マインドや個人消費など
一部に持ち直しの兆しが見られておりましたが、感染症の再拡大とそれに伴う緊急事態宣言の発令により、その
動きは足踏み状態にあり先行きはなお不透明となっております。
当社の事業領域であるインターネット関連市場は、第5世代移動通信システムの商用化が始まり、今後の新たな
市場の創生と拡大への期待が高まっております。また、スマートフォンをはじめとするモバイル端末が生活にと
って最も身近なデバイスとなるまで普及し、インターネットの利用時間やそれを介したサービス消費も増加する
など、安定的な成長と拡大が続いております。一方で、テクノロジーの進化や新たなビジネス、サービスの創出
は加速しており、事業環境は目まぐるしく変化しております。
音楽やアーティスト関連の市場動向には、新型コロナウィルス感染症の影響をより大きく受けております。
2020年上半期(1月から6月)の音楽ソフト(オーディオレコード及び音楽ビデオ合計)の生産金額は832億円
(前年同期比27.7%減)、音楽配信の販売金額が377億円(前年同期比11.0%増)となりました(出所:一般社団
法人日本レコード協会)。音楽配信はストリーミングサービスの利用が引き続き拡大しておりますが、販売延期
等の影響により音楽ソフトは大きく減少いたしました。
ライブ、コンサート市場は、新型コロナウィルス感染症の影響により、多くのライブ、コンサートが中止、延
期となったことから、2020年上半期(1月から6月)の市場規模が533億円(同66.1%減)となりました(出所:
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会)。足下の状況としては、第2四半期以降において、十分に感染症
対策を講じた上で徐々にライブ、コンサートを再開する動きも見られ始めておりましたが、感染の再拡大により
状況は不透明となっております。
音楽市場の中でも特にライブ、コンサートを筆頭とした従来からのエンタテインメントのフォーマットにおい
ては、新型コロナウィルス感染症の影響がより大きく見られております。その一方で、有料のライブ配信やサブ
スクリプション型のストリーミングが普及、拡大し、デジタルシフトが急速に進むなど事業環境は変化してお
り、それらを的確に捉え、競争力を維持、向上させていくことがより重要となってきております。
このような外部環境の中、当社グループでは、アーティストを中心として、タレントや声優、アニメまで幅広
いジャンルにおいて、ファンクラブサイトを事業の軸としながら、電子チケットやeコマース、キャラクター、ス
タンプ、音楽、電子書籍といった多岐にわたるデジタルコンテンツの配信に至るまで、複合的な事業展開をして
まいりました。数多くの有力アーティストやコンテンツを保有するという優位性を生かし、それらを相互活用す
ることでグループ全体でのシナジー効果を発揮させ、事業基盤の拡大と多様化を進めてまいりました。
加えて、事業環境の変化に対応すべくライブの動画配信へも参入し、またVRや電子チケット、ファンクラブ
のプラットフォーム化など今後の成長分野での新たな事業領域の開拓と収益の獲得も引き続き推進してまいりま
した。
また、経営資源の最適分配を行うと同時に、役割や業務内容の明確化を図り、それぞれの責任と権限において
迅速な意思決定を行うことによって、さらなる事業拡大や経営人材の育成等を進め、持続的に企業価値の向上を
図っていくことができる体制を構築すべく、2020年4月1日より持株会社体制へと移行いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は9,185百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は912百
万円(前年同期比57.2%増)、経常利益は956百万円(前年同期比62.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は
562百万円(前年同期比69.5%増)となりました。
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2021年3月期第3四半期決算短信
セグメントごとの概要は、以下のとおりであります。
①コンテンツ事業
コンテンツ事業では、主にスマートフォン向けにファンクラブサイト運営や各種デジタルコンテンツ配
信、動画サービス、アプリの提供などを行っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き新規ファンクラブ/ファンサイトの開設を進めるとと
もに、アーティストとファンの距離をより近づけ、ファンクラブ入会への動機づけをするためのポータルメ
ディアとして「Fanpla」を開設するなど、収益の源泉となる新たな有料会員の確保に取り組んでまいりまし
た。
また、アーティストの規模に関わらず、アーティストなら誰でもファンクラブを開設することのできるサ
ービスとして、「Fanpla Kit」の提供を開始し、ファンクラブのプラットフォーム化と新規アーティストの
獲得力の強化も進めてまいりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、音楽ライブやイベントが中止、延期となっている状況への対応
といたしまして、動画配信を通じてアーティストとファンがよりインタラクティブにつながることができ、
価値あるパフォーマンスをアーティストへと還元できるよう、生配信を観ながらコメントやギフティングに
よってアーティストの応援ができる機能を搭載した視聴専用アプリ「FanStream」と、VRでのライブ生配信
や様々なVR映像コンテンツを提供する「VR MODE」の提供を開始し、ライブ配信を積極的に展開してまいり
ました。同時に、「FanStream」を活用しファンクラブ限定のオンラインライブなどを実施することにより、
既存会員の維持にも努めてまいりました。
加えて、ファンクラブのアプリ化も進めることで、多様化する利用者ニーズへの対応と、収益獲得のため
の間口の拡大にも努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるコンテンツ事業の売上高は7,371百万円(前年同期比
10.2%増)、セグメント利益は858百万円(前年同期比0.3%減)となりました。
②EC事業
EC事業につきましては、主に当社グループの運営するファンクラブサイト等を通じて、アーティストグ
ッズとCD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品の販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、引き続き中止や延期となった音楽ライブ、イベントにて販売予定
であった商品のeコマースでの取り扱いが増加したことから、収益は大きく増加いたしました。
また、アーティストの公式通販サイトの開設やファンクラブ会員限定グッズの販売なども実施してまいり
ました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるEC事業の売上高は826百万円(前年同期比54.0%増)、セ
グメント利益は622百万円(前年同期比89.1%増)となりました。
③電子チケット事業
電子チケット事業には、電子チケット及びチケットトレード、並びにそれらに付随する各種サービスからの
収益により構成されております。音楽のライブはもちろんのこと、プロ野球やフィギアスケートといったスポ
ーツ、遊園地などのレジャー施設まで幅広く電子チケットサービスを提供しております。
当第3四半期連結累計期間においては、一時は再開の動きが見られていたものの、新型コロナウイルス感染
症の影響により、ライブ、コンサートの多くが中止、延期されたことに伴い、電子チケット及びチケットトレ
ードに関連する収益も大きく減少しております。これに対して、ライブの生配信やオンライン配信の視聴パス
を販売するプラットフォーム「StreamPass」のサービスを開始し、コンテンツ事業にて実施するライブ配信と
連動し、収益の確保に努めてまいりました。また、オンラインライブと連動する施策といたしましては、アー
ティストのサイン入りのグッズなどの商品を提供するオンラインくじ「メモコレ」の提供、販売を拡大させて
まいりました。
電子チケット周辺領域のサービスといたしましては、これまでと同様にプロ野球等のカードコレクションア
プリなどの提供を行うとともに、無観客での開催となったプロ野球の公式戦において、「FanStream」や
「StreamPass」を活用し、試合の生配信を実施いたしました。加えて、安心安全な1on1イベントを実現する
ライブトークアプリとして、「Meet Pass ライブトーク」のサービスを開始するなど、コロナ禍における新た
なスポーツ観戦やエンタテインメントのスタイルを提案、提供してまいりました。
今後もカードコレクションアプリのスポーツ以外への横展開や、新たな電子チケット付加サービスの開発、
提供を進めることで、周辺領域でのビジネスも拡大させていくことを計画しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるチケット事業の売上高は946百万円(前年同期比15.3%)、セ
グメント損失は129百万円(前年同期は162百万円の損失)となりました。
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2021年3月期第3四半期決算短信
④その他事業
その他事業には、上記3つのセグメントに属さない連結子会社の収益等が計上されており、主にアパレルや
出版、プロダクション業務が含まれております。
引き続き当第3四半期連結累計期間におきましても、将来の収益獲得に向けた事業育成を行ってきたことか
ら、売上高は41百万円、セグメント損失は0.4百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は12,718百万円(前連結会計年度末比19.3%増)となりました。
流動資産は8,668百万円(同11.6%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金5,421百万円(同11.3%増)、売
掛金1,637百万円(同4.7%増)となっております。
固定資産は4,049百万円(同42.5%増)となりました。主な内訳は有形固定資産771百万円(同2.5%増)、のれん
819百万円(同16.7%減)となっております。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は7,641百万円(同37.2%増)となりました。主な内訳は、買掛金3,153
百万円(同12.4%増)であります。
固定負債は247百万円(同11.8%減)となりました。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は4,829百万円(同0.4%増)となりました。主な内訳は、資本金310百
万円(同0.5%増)、資本剰余金3,688百万円(0.0%増)、利益剰余金981百万円(同59.6%増)であります。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後における我が国の経済は、コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況が続くと見込まれてお
り、国内外の経済をさらに下振れさせるリスクも懸念されております。
当社の属するインターネット関連市場につきましては、スマートフォンの利用が定着し、それに伴ってスマー
トフォンを通じたサービス消費が増加、市場も大きく拡大しております。また、第5世代移動通信方式(5G)
のサービスが開始されるなど、モバイル及びインターネット関連ビジネスを取り巻く環境は日々変化しておりま
す。
こうした事業環境の中、当社は技術及び市場動向の影響を受けにくい、アーティストやキャラクター等のコン
テンツを中心に、ファンクラブサイトを事業の軸に据え、新規アーティスト等の獲得、既存サイトへのファンメ
ールやWEBラジオ、電子チケットとチケットトレードといった新サービスの追加によって、新規有料会員の獲
得と既存会員の維持や顧客単価の向上を進めております。
加えて、スマートフォン向けの動画やアプリ、VRを中心とした先端表現技術を用いたライブ動画の制作や配
信などの事業領域の開拓や、子会社等を通じた他社との事業提携、並びに新規事業の開発にも取り組んでおりま
す。
電子チケット分野においては、子会社である株式会社Tixplusが大手プレイガイドとの業務資本提携を締結
し、今後も事業展開を加速してまいります。
また、コロナウイルス感染症の拡大防止のため、音楽ライブやイベントが中止、延期となっていることから、
アーティストとファンを生配信でつなぎ、アーティストの価値あるパフォーマンスに対して、ファンの応援をア
ーティストに還元できるよう、無観客ライブや自宅ライブ等を有料で生配信できる視聴PASS 販売プラットフォ
ーム「StreamPass」と、コメントや投げ銭機能を搭載の視聴アプリ「FanStream」をそれぞれ開始いたしまし
た。
さらに、かねてより準備を進めてまいりましたVR視聴のプラットフォーム「VR mode」の提供も開始し、今
後もコンテンツの拡充を進めていく計画です。
今期(2021年3月期)からは、経営資源の最適分配を行うと同時に、役割や業務内容の明確化を図り、それぞ
れの責任と権限において迅速な意思決定を行うことによって、さらなる事業拡大や経営人材の育成等を進め、持
続的に企業価値の向上を図っていくことができる体制を構築すべく、持株会社体制へと移行いたしました。
当社といたしましては、これまで以上に迅速な事業展開を図るべく、独立性を持たせた子会社を通じて新規事
業の開発を進めていく方針であります。
費用面では、販売に比例し発生するロイヤリティや、子会社等における新規事業への先行投資、採用の強化に
伴う人材関連費用の増加などを見込んでおります。
以上により、当期(2021年3月期)の見通しについては、売上高12,000百万円(前年同期比8.5%増)、営業
利益820百万円(同12.4%増)、経常利益820百万円(同11.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益560百万
円(同19.1%増)を見込んでおります。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くのライブ、コンサートが延期や中止となるなど、音楽やエンタ
テインメント業界は大きな影響を受けております。当社グループでは、事業環境の大きな変化に対応した事業展
開により業績への影響を抑えるとともに、新規事業への参入により新たな収益の確保にも努めております。それ
により、当連結会計年度の業績は期初の予想に比して好調に推移しております。
今後も様々な対策を講じていく方針であり、業績に関しては第3四半期累計期間までの趨向が続くと見込むも
のの、感染が再拡大し緊急事態宣言が再発令されたことでアーティストの活動状況やファンの動向などを予測す
ることは非常に困難であります。そのため、今期の業績予想につきましては現段階では据え置きとし、より確度
の高い予想が策定可能となった時点において見直しをする方針です。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,870,870 5,421,299
売掛金 1,564,505 1,637,713
商品 21,589 18,752
仕掛品 1,294 1,474
その他 1,361,121 1,590,435
貸倒引当金 △875 △1,291
流動資産合計 7,818,505 8,668,384
固定資産
有形固定資産 752,809 771,379
無形固定資産
のれん 983,343 819,453
顧客関連資産 385,833 347,250
その他 97,679 133,093
無形固定資産合計 1,466,856 1,299,796
投資その他の資産
投資有価証券 214,236 1,419,707
長期貸付金 86,558 85,030
敷金 272,890 273,270
繰延税金資産 90,730 239,824
その他 36,953 39,587
貸倒引当金 △79,498 △78,689
投資その他の資産合計 621,870 1,978,730
固定資産合計 2,841,537 4,049,906
資産合計 10,660,042 12,718,290
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 2,805,316 3,153,400
未払金 799,265 1,468,790
前受金 955,931 985,898
預り金 532,058 1,354,034
未払法人税等 260,878 351,606
賞与引当金 38,375 23,981
役員賞与引当金 37,500 64,485
その他 141,431 239,461
流動負債合計 5,570,757 7,641,659
固定負債
資産除去債務 38,728 39,156
繰延税金負債 235,985 200,684
その他 6,090 7,690
固定負債合計 280,804 247,531
負債合計 5,851,562 7,889,190
純資産の部
株主資本
資本金 308,836 310,239
資本剰余金 3,687,431 3,688,991
利益剰余金 614,836 981,473
自己株式 △327 △335
株主資本合計 4,610,776 4,980,368
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △9,816 △327,266
その他の包括利益累計額合計 △9,816 △327,266
新株予約権 20,012 30,516
非支配株主持分 187,508 145,481
純資産合計 4,808,480 4,829,099
負債純資産合計 10,660,042 12,718,290
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 8,109,852 9,185,927
売上原価 5,928,383 6,356,772
売上総利益 2,181,468 2,829,155
販売費及び一般管理費 1,600,874 1,916,723
営業利益 580,594 912,431
営業外収益
貸倒引当金戻入額 1,325 -
受取賃貸料 5,456 1,364
投資有価証券売却益 - 21,715
受取手数料 - 10,535
役員報酬返納額 - 11,001
その他 2,605 6,079
営業外収益合計 9,387 50,695
営業外費用
為替差損 298 1,565
支払手数料 - 5,135
その他 921 -
営業外費用合計 1,220 6,700
経常利益 588,761 956,426
特別利益
固定資産売却益 6,253 -
特別利益合計 6,253 -
特別損失
固定資産除却損 2,336 -
特別損失合計 2,336 -
税金等調整前四半期純利益 592,679 956,426
法人税、住民税及び事業税 255,425 477,096
法人税等調整額 57,437 △42,358
法人税等合計 312,862 434,738
四半期純利益 279,816 521,688
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△52,100 △40,811
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 331,917 562,499
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2021年3月期第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 279,816 521,688
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △14,877 △317,449
その他の包括利益合計 △14,877 △317,449
四半期包括利益 264,938 204,238
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 317,039 245,049
非支配株主に係る四半期包括利益 △52,100 △40,811
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株式会社エムアップホールディングス(3661)
2021年3月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
連結損益
コンテンツ その他 調整額
電子 合計 計算書
事業 (注)1 (注)2
小計 チケット 計 計上額
コンテンツ (注)3
EC事業 事業
事業
売上高
外部顧客へ
6,687,924 536,766 7,724,690 820,679 8,045,370 64,481 8,109,852 - 8,109,852
の売上高
セグメント
間の内部 12,848 - 12,848 2,011 14,860 29 14,889 △14,889 -
売上高又は
振替高
計 6,700,772 536,766 7,237,538 822,691 8,060,230 64,511 8,124,741 △14,889 8,109,852
セグメント
利益又は 861,011 329,005 1,190,016 △162,386 1,027,630 △33,615 994,015 △413,420 580,594
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の事業を含んでおりま
す。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△413,420千円には、セグメント間取引消去△14,889千円、各
報告セグメントに配分していない全社費用△398,531千円が含まれております。全社費用は主に報告セ
グメントに帰属しない一般経費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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2021年3月期第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
連結損益
コンテンツ その他 調整額
電子 合計 計算書
事業 (注)1 (注)2
小計 チケット 計 計上額
コンテンツ
EC事業 事業 (注)3
事業
売上高
外部顧客へ
7,371,017 826,999 8,198,016 946,379 9,144,395 41,531 9,185,927 - 9,185,927
の売上高
セグメント
間の内部 12,957 54 13,012 1,916 14,928 368 15,296 △15,296 -
売上高又は
振替高
計 7,383,974 827,054 8,211,028 948,295 9,159,324 41,899 9,201,223 △15,296 9,185,927
セグメント
利益又は 858,317 622,273 1,480,590 △129,821 1,350,768 △474 1,350,293 △437,861 912,431
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の事業を含んでおりま
す。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△437,861千円には、セグメント間取引消去2,475千円、各報告
セグメントに配分していない全社費用△440,337千円が含まれております。全社費用は主に報告セグメ
ントに帰属しない一般経費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
音楽市場においてはデジタルシフトが急速に進んでおり、事業環境は大きく変化しております。そうし
た事業環境の変化を的確に捉え、競争力を維持、向上させる目的で、当社は2020年4月1日付に持株会
社体制への移行いたしました。また、ファンクラブサイトを通じたECの増加など、事業の状況も踏ま
えて経営管理手法の見直しも実施いたしました。それにより、主にファンクラブサイト事業における会
員向けサービスである「EC事業」を従来の「コンテンツ事業」に統合することといたしました。な
お、当社グループは事業子会社の再編により、報告セグメントを従来の「コンテンツ事業」、「EC事
業」および「電子チケット事業」の3つの区分から、「コンテンツ事業」および「電子チケット事業」
の2つの区分に変更いたしました。また、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報
告セグメントの区分に基づき作成しています。
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3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
該当事項はありません。
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