3661 エムアップHD 2020-11-13 15:00:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月13日
上場会社名 株式会社エムアップホールディングス 上場取引所 東
コード番号 3661 URL http://www.m-up.com/
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)美藤宏一郎
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 総務経理部長 (氏名)藤池 季樹 TEL 03-5467-7125
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 機関投資家・アナリスト向け
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 5,902 11.1 554 63.2 583 69.7 357 88.9
2020年3月期第2四半期 5,310 162.0 339 129.9 343 97.9 189 -
(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 194百万円 (4.9%) 2020年3月期第2四半期 185百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 39.17 39.15
2020年3月期第2四半期 20.82 20.77
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第2四半期 12,090 4,815 38.5 528.20
2020年3月期 10,660 4,808 43.2 527.51
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 4,657百万円 2020年3月期 4,672百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 0.00 - 22.00 22.00
2021年3月期 - 0.00
2021年3月期(予
- 22.00 22.00
想)
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 12,000 8.5 820 12.4 820 △11.3 560 19.1 61.62
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※当社は、予算編成を通期ベースで行っており、業績の進捗管理およびその評価は通期でのみ実施しているため、
第2四半期(累計)期間における業績予想については、開示しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 9,116,397株 2020年3月期 9,115,697株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 86株 2020年3月期 194株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 9,115,518株 2020年3月期2Q 9,076,741株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想の前提となる条件等については、四半期決算短信(添付資料)5ページ「1.当四半期決算に関する定性情
報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
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2021年3月期第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
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2021年3月期第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用情勢の底堅さに支えられ消費者マインドや個人消費は
徐々に持ち直しの兆しを見せているものの、新型コロナウィルス感染症の影響は大きく、依然として厳しい状況に
あります。先行きについては、社会経済活動のレベルが段階的に引き上げられる中で持ち直しの動きが続くと期待
されているものの、感染症が国内外経済をさらに下振れさせるリスクも懸念されており、なお厳しい状況が続くと
見込まれております。
当社の事業領域であるインターネット関連市場は、第5世代移動通信システムの商用化が始まるなど、今後のさ
らなる市場拡大への期待が高まっております。また、スマートフォンをはじめとするモバイル端末が生活にとって
最も身近なデバイスとなるまで普及し、インターネットの利用時間やそれを介したサービス消費も増加するなど、
安定的な成長と拡大が続いております。一方で、テクノロジーの進化や新たなビジネス、サービスの創出は加速し
ており、事業環境は目まぐるしく変化しております。
音楽やアーティスト関連の市場動向には、新型コロナウィルス感染症の影響をより大きく受けております。2020
年上半期(1月から6月)の音楽ソフト(オーディオレコード及び音楽ビデオ合計)の生産金額は832億円(前年
同期比27.7%減)、音楽配信の販売金額が377億円(前年同期比11.0%増)となりました(出所:一般社団法人日
本レコード協会)。音楽配信はストリーミングサービスの利用が引き続き拡大しておりが、販売延期等の影響によ
り音楽ソフトは大きく減少いたしました。
ライブ、コンサート市場は、新型コロナウィルス感染症の影響により、多くのライブ、コンサートが中止、延期
となったことから、2020年上半期(1月から6月)の市場規模が533億円(同66.1%減)となりました(出所:一
般社団法人コンサートプロモーターズ協会)。足下の状況としては、第2四半期以降、十分に感染症対策を講じた
上で徐々にライブ、コンサートを再開する動きも見られ始めております。
音楽市場の中でも特にライブ、コンサートを筆頭とした従来からのエンタテインメントのフォーマットにおいて
は、新型コロナウィルス感染症の影響がより大きく見られております。その一方で、有料のライブ配信やサブスク
リプション型のストリーミングが普及、拡大するなど、デジタルシフトが急速に進むなど事業環境は変化してお
り、それらを的確に捉え、競争力を維持、向上させていくことがより重要となってきております。
このような外部環境の中、当社グループでは、アーティストを中心として、タレントや声優、アニメまで幅広い
ジャンルにおいて、ファンクラブサイトを事業の軸としながら、電子チケットやeコマース、キャラクター、スタ
ンプ、音楽、電子書籍といった多岐にわたるデジタルコンテンツの配信に至るまで、複合的な事業展開をしてまい
りました。数多くの有力アーティストやコンテンツを保有するという優位性を生かし、それらを相互活用すること
でグループ全体でのシナジー効果を発揮させ、事業基盤の拡大と多様化を進めてまいりました。
加えて、事業環境の変化へと対応すべくライブの動画配信へも参入し、またVRや電子チケットなど今後の成長
分野での新たな事業領域の開拓と収益の獲得も引き続き推進してまいりました。
また、経営資源の最適分配を行うと同時に、役割や業務内容の明確化を図り、それぞれの責任と権限において迅
速な意思決定を行うことによって、さらなる事業拡大や経営人材の育成等を進め、持続的に企業価値の向上を図っ
ていくことができる体制を構築すべく、2020年4月1日より持株会社体制へと移行いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は5,902百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益は554
百万円(前年同期比63.2%増)、経常利益は583百万円(前年同期比69.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益
は357百万円(前年同期比88.9%増)となりました。
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2021年3月期第2四半期決算短信
セグメントごとの概要は、以下のとおりであります。
①コンテンツ事業
コンテンツ事業では、主にスマートフォン向けにファンクラブサイト運営や各種デジタルコンテンツ配信、動
画サービス、アプリの提供などを行っております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、引き続きアーティスト等の獲得による新規ファンクラブ/ファン
サイトの開設を進め、収益の源泉となる新たな有料会員の獲得に取り組んでまいりました。加えて、ファンクラ
ブのアプリ化も進めることで、多様化する利用者ニーズへの対応と、収益獲得のための間口の拡大にも努めてま
いりました。
新型コロナウィルス感染症の影響により、音楽ライブやイベントが中止、延期となっている状況への対応とい
たしまして、動画配信を通じてアーティストとファンがよりインタラクティブにつながることができ、価値ある
パフォーマンスをアーティストへと還元できるよう、生配信を観ながらコメントやギフティングによってアーテ
ィストの応援ができる機能を搭載した視聴専用アプリ「FanStream」の提供を開始し、ライブ配信を積極的に展
開してまいりました。同時に、「FanStream」を活用しファンクラブ限定のオンラインライブなどを実施するこ
とにより、既存会員の維持にも努めてまいりました。
加えて、5月よりVRでのライブ生配信や様々なVR映像コンテンツを提供する「VR MODE」のサービ
スも開始いたしました。今後についても、ライブ生配信を中心にコンテンツを充実させ、サービスの拡大に努め
てまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるコンテンツ事業の売上高は4,767百万円(前年同期比7.9%
増)、セグメント利益は568百万円(前年同期比11.3%増)となりました。
②EC事業
EC事業につきましては、主に当社グループの運営するファンクラブサイト等を通じて、CD、DVD及びブ
ルーレイといった音楽映像商品と、アーティストグッズを販売しております。
当第2四半期連結累計期間においても、引き続き中止や延期となった音楽ライブ、イベントにて販売予定であ
った商品のeコマースでの取り扱いが増加したことから、収益は大きく増加いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるEC事業の売上高は557百万円(前年同期比92.6%増)、セグ
メント利益は407百万円(前年同期比223.0%増)となりました。
③電子チケット事業
電子チケット事業には、電子チケット及びチケットトレード、並びにそれらに付随する各種サービスからの収
益により構成されております。音楽のライブはもちろんのこと、プロ野球やフィギアスケートといったスポー
ツ、遊園地などのレジャー施設まで幅広く電子チケットサービスを提供しております。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、ライブ、コンサートの多く
が中止、延期されたことに伴い、電子チケット及びチケットトレードに関連する収益も大きく減少しておりま
す。これに対して、ライブの生配信やオンライン配信の視聴パスを販売するプラットフォーム「StreamPass」の
サービスを開始し、コンテンツ事業にて実施するライブ配信と連動し、収益の確保に努めてまいりました。
電子チケット周辺領域のサービスといたしましては、これまでと同様にプロ野球等のカードコレクションアプ
リなどの提供を行うとともに、無観客での開催となったプロ野球の公式戦において、「FanStream」や
「StreamPass」を活用し、試合の生配信を実施いたしました。加えて、安心安全な1on1イベントを実現するラ
イブトークアプリとして、「Meet Pass ライブトーク」のサービスを開始するなど、コロナ禍における新たなス
ポーツ観戦やエンタテインメントのスタイルを提案、提供してまいりました。
今後もカードコレクションアプリのスポーツ以外への横展開や、新たな電子チケット付加サービスの開発、提
供を進めることで、周辺領域でのビジネスも拡大させていくことを計画しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるチケット事業の売上高は547百万円(前年同期比2.3%)、セグ
メント損失は146百万円(前年同期比−%)となりました。
④その他事業
その他事業には、上記3つのセグメントに属さない連結子会社の収益等が計上されており、主にアパレルや出
版、プロダクション業務が含まれております。
引き続き当第2四半期連結累計期間におきましても、将来の収益獲得に向けた事業育成を行ってきたことか
ら、売上高は29百万円、セグメント損失は1百万円となりました。
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(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び株主資本の状況
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は12,090百万円(前連結会計年度末比13.4%増)となりました。
流動資産は8,946百万円(同12.5%増)となりました。主な内訳は現金及び預金5,896百万円(同21.1%増)、売掛
金1,590百万円(同1.7%増)となっております。
固定資産は3,144百万円(同15.9%増)となりました。主な内訳は顧客関連資産360百万円(同6.7%減)、のれん
874百万円(同11.1%減)となっております。
(負債の部)
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は7,016百万円(同25.9%増)となりました。主な内訳は買掛金3,322百
万円(同18.5%増)、前受金1,208百万円(同26.5%増)、預り金1,396百万円(同162.5%増)であります。
固定負債は259百万円(同7.6%減)となりました。
(純資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の純資産の合計は4,815百万円(同0.1%増)となりました。主な内訳は資本金309
百万円(同0.2%増)、資本剰余金3,688百万円(同-%減)、利益剰余金776百万円(同26.3%増)であります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は6,046百万円(前連結会計年度比1,025百万円増)と
なりました。
各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは1,607百万円となりました。
主な内訳は税金等調整前四半期純利益583百万円、預り金の増加額864百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは△263百万円であり、支出の主な内訳は投資有価証券の取得による支払
額△755百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは△201百万円であり、支出の主な内訳は配当金の支払額△200百万円で
す。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後における我が国の経済は、コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況が続くと見込まれてお
り、国内外の経済をさらに下振れさせるリスクも懸念されております。
当社の属するインターネット関連市場につきましては、スマートフォンの利用が定着し、それに伴ってスマート
フォンを通じたサービス消費が増加、市場も大きく拡大しております。また、第5世代異動通信方式(5G)のサ
ービスが開始されるなど、モバイル及びインターネット関連ビジネスを取り巻く環境は日々変化しております。
こうした事業環境の中、当社は技術及び市場動向の影響を受けにくい、アーティストやキャラクター等のコンテ
ンツを中心に、ファンクラブサイトを事業の軸に据え、新規アーティスト等の獲得、既存サイトへのファンメール
やWEBラジオ、電子チケットとチケットトレードといった新サービスの追加によって、新規有料会員の獲得と既
存会員の維持や顧客単価の向上を進めております。
加えて、スマートフォン向けの動画やアプリ、VRを中心とした先端表現技術を用いたライブ動画の制作や配信
などの事業領域の開拓や、子会社等を通じた他社との事業提携、並びに新規事業の開発にも取り組んでおります。
電子チケット分野においては、子会社である株式会社Tixplusが大手プレイガイドとの業務資本提携を締結し、
今後も事業展開を加速してまいります。
また、コロナウイルス感染症の拡大防止のため、音楽ライブやイベントが中止、延期となっていることから、ア
ーティストとファンを生配信でつなぎ、アーティストの価値あるパフォーマンスに対して、ファンの応援をアーテ
ィストに還元できるよう、無観客ライブや自宅ライブ等を有料で生配信できる視聴PASS 販売プラットフォーム
「StreamPass」と、コメントや投げ銭機能を搭載の視聴アプリ「FanStream」をそれぞれ開始いたしました。
さらに、かねてより準備を進めてまいりましたVR視聴のプラットフォーム「VR mode」の提供も開始し、今後
もコンテンツの拡充を進めていく計画です。
今期(2021年3月期)からは、経営資源の最適分配を行うと同時に、役割や業務内容の明確化を図り、それぞれ
の責任と権限において迅速な意思決定を行うことによって、さらなる事業拡大や経営人材の育成等を進め、持続的
に企業価値の向上を図っていくことができる体制を構築すべく、持株会社体制へと移行いたしました。
当社といたしましては、これまで以上に迅速な事業展開を図るべく、独立性を持たせた子会社を通じて新規事業
の開発を進めていく方針であります。
一方で、コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くのライブ、コンサートが中止となるなど、音楽やエンタテイ
ンメント業界でもその影響は大きく、感染症の収束やアーティストの活動再開などを予測することは非常に困難で
あります。そのため、今期の業績予想につきましては、保守的な見通しのもとに策定しております。
また、今期においてあらたに取り組みを開始いたしました、有料動画配信プラットフォーム、投げ銭機能を搭載
した視聴アプリやVRサービスはこれまで当社が手掛けてこなかった新規分野であり、不確定な要素も多く含ま
れ、当社が予期せぬ先行投資が生じることや先行投資に見合う収益が計上されないことも想定されます。そのた
め、それら新規サービスに関しましては、事業の立ち上がりの状況などを見極めた上で、業績予想へと織り込んで
いく方針です。
費用面では、販売に比例し発生するロイヤリティや、子会社等における新規事業への先行投資、採用の強化に伴
う人材関連費用の増加などを見込んでおります。
以上により、当期(2021年3月期)の見通しについては、売上高12,000百万円(前年同期比8.5%増)、営業利
益820百万円(同12.4%増)、経常利益820百万円(同11.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益560百万円
(同19.1%増)を見込んでおります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,870,870 5,896,081
売掛金 1,564,505 1,590,981
商品 21,589 22,268
仕掛品 1,294 1,339
その他 1,361,121 1,437,187
貸倒引当金 △875 △1,394
流動資産合計 7,818,505 8,946,463
固定資産
有形固定資産 752,809 763,319
無形固定資産
のれん 983,343 874,083
顧客関連資産 385,833 360,111
その他 97,679 125,247
無形固定資産合計 1,466,856 1,359,442
投資その他の資産
投資有価証券 214,236 561,891
長期貸付金 86,558 85,683
敷金 272,890 273,220
繰延税金資産 90,730 139,924
その他 36,953 39,704
貸倒引当金 △79,498 △78,952
投資その他の資産合計 621,870 1,021,470
固定資産合計 2,841,537 3,144,232
資産合計 10,660,042 12,090,696
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 2,805,316 3,322,825
未払法人税等 260,878 320,309
未払金 799,265 566,499
前受金 955,931 1,208,859
賞与引当金 38,375 16,248
預り金 532,058 1,396,702
役員賞与引当金 37,500 19,215
その他 141,431 165,345
流動負債合計 5,570,757 7,016,005
固定負債
資産除去債務 38,728 39,013
繰延税金負債 235,985 212,791
その他 6,090 7,690
固定負債合計 280,804 259,496
負債合計 5,851,562 7,275,501
純資産の部
株主資本
資本金 308,836 309,537
資本剰余金 3,687,431 3,688,290
利益剰余金 614,836 776,702
自己株式 △327 △188
株主資本合計 4,610,776 4,774,341
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △9,816 △116,938
その他の包括利益累計額合計 △9,816 △116,938
新株予約権 20,012 27,098
非支配株主持分 187,508 130,693
純資産合計 4,808,480 4,815,195
負債純資産合計 10,660,042 12,090,696
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 5,310,540 5,902,127
売上原価 3,904,646 4,119,561
売上総利益 1,405,894 1,782,566
販売費及び一般管理費 1,066,319 1,228,544
営業利益 339,574 554,022
営業外収益
投資有価証券売却益 - 20,309
受取賃貸料 2,978 748
受取手数料 - 7,493
その他 2,960 5,269
営業外収益合計 5,938 33,821
営業外費用
為替差損 922 855
支払手数料 - 3,615
その他 921 -
営業外費用合計 1,843 4,471
経常利益 343,669 583,372
特別利益
固定資産売却益 6,253 -
特別利益合計 6,253 -
特別損失
固定資産除却損 2,336 -
特別損失合計 2,336 -
税金等調整前四半期純利益 347,586 583,372
法人税、住民税及び事業税 107,829 305,115
法人税等調整額 71,715 △23,175
法人税等合計 179,544 281,940
四半期純利益 168,042 301,432
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △20,973 △55,599
親会社株主に帰属する四半期純利益 189,015 357,032
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2021年3月期第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 168,042 301,432
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 17,171 △107,121
その他の包括利益合計 17,171 △107,121
四半期包括利益 185,214 194,311
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 206,187 249,910
非支配株主に係る四半期包括利益 △20,973 △55,599
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株式会社エムアップホールディングス(3661)
2021年3月期第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 347,586 583,372
減価償却費 46,586 65,828
のれん償却額 109,260 109,260
貸倒引当金の増減額(△は減少) △2 △26
賞与引当金の増減額(△は減少) △14,463 △22,127
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △15,000 △18,285
売上債権の増減額(△は増加) △113,815 △26,475
仕入債務の増減額(△は減少) 225,570 517,508
未払金の増減額(△は減少) △2,173,547 △170,463
前受金の増減額(△は減少) 345,073 252,928
預り金の増減額(△は減少) 794,180 864,643
その他 290,779 △293,936
小計 △157,791 1,862,227
利息の受取額 91 51
法人税等の支払額 △38,280 △310,646
法人税等の還付額 42,461 55,438
営業活動によるキャッシュ・フロー △153,519 1,607,069
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △40,704 △28,820
無形固定資産の取得による支出 △49,528 △38,996
有形固定資産の売却による収入 29,648 -
投資有価証券の取得による支出 △1,000 △755,145
投資有価証券の売却による収入 - 557,384
その他 7,954 2,389
投資活動によるキャッシュ・フロー △53,630 △263,187
財務活動によるキャッシュ・フロー
配当金の支払額 △197,180 △200,238
非支配株主からの払込みによる収入 171,900 -
新株予約権の行使による株式の発行による収入 82,263 962
その他 - △2,492
財務活動によるキャッシュ・フロー 56,982 △201,767
現金及び現金同等物に係る換算差額 △922 △855
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △151,088 1,141,258
現金及び現金同等物の期首残高 5,357,977 4,904,870
現金及び現金同等物の四半期末残高 5,206,888 6,046,128
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2021年3月期第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
コンテンツ事業 その他 調整額 損益計算書
合計
電子チケッ (注)1 (注)2 計上額
コンテンツ 小計 計
EC事業 ト事業 (注)3
事業
売上高
外部顧
客への 4,419,819 289,631 4,709,450 534,997 5,244,448 66,092 5,310,540 - 5,310,540
売上高
セグメ
ント間
の内部
売上高 10,452 - 10,452 305 10,758 - 10,758 △10,758 -
又は振
替高
計 4,430,272 289,631 4,719,903 535,303 5,255,207 66,092 5,321,299 △10,758 5,310,540
セグメン
ト利益又
510,676 126,249 636,925 △93,321 543,604 △16,753 526,851 △187,276 339,574
は損失
(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の事業を含んで
おります。
2.セグメント利益又は損失の調整額△187,276千円には、セグメント間取引消去10,758千円、各報
セグメントに配分していない全社費用△176,518千円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
コンテンツ事業 合計
電子チケッ (注)1 (注)2 計上額
コンテンツ 小計 計
EC事業 ト事業 (注)3
事業
売上高
外部顧
客への 4,767,503 557,954 5,325,458 547,462 5,872,921 29,206 5,902,127 - 5,902,127
売上高
セグメ
ント間
の内部
売上高 6,486 - 6,486 710 7,196 213 7,409 △7,409 -
又は振
替高
計 4,773,989 557,954 5,331,944 548,172 5,880,117 29,419 5,909,537 △7,409 5,902,127
セグメン
ト利益又
568,433 407,719 976,152 △146,311 829,840 △1,603 828,237 △274,215 554,022
は損失
(△)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額△274,215千円には、セグメント間取引消去5,840千円、各報セグメントに
配分していない全社費用△280,055千円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
音楽市場においてはデジタルシフトが急速に進んでおり、事業環境は大きく変化しております。そうした
事業環境の変化を的確に捉え、競争力を維持、向上させる目的で、当社は2020年4月1日付に持株会社体
制への移行いたしました。また、ファンクラブサイトを通じたECの増加など、事業の状況も踏まえて経
営管理手法の見直しも実施いたしました。それにより、主にファンクラブサイト事業における会員向けサ
ービスである「EC事業」を従来の「コンテンツ事業」に統合することといたしました。
なお、当社グループは事業子会社の再編により、報告セグメントを従来の「コンテンツ事業」、「EC事
業」および「電子チケット事業」の3つの区分から、「コンテンツ事業」および「電子チケット事業」の2
つの区分に変更いたしました。
しかしながら、各事業における比較可能性を確保するため、従来の「コンテンツ事業」と「EC事業」を
開示しております。
また、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成して
います。
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