3660 アイスタイル 2021-08-16 15:00:00
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月16日
上 場 会 社 名 株式会社アイスタイル 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3660 URL https://www.istyle.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 吉松 徹郎
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名) 菅原 敬 (TEL) 03(6161)3660
定時株主総会開催予定日 2021年9月28日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2021年9月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満四捨五入)
1.2021年6月期の連結業績(2020年7月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期 30,950 1.3 △604 - △795 - 379 -
2020年6月期 30,564 △5.1 △2,325 - △2,438 - △5,020 -
(注) 包括利益 2021年6月期 624百万円( -%) 2020年6月期 △5,210百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年6月期 5.50 5.28 5.8 △3.4 △2.0
2020年6月期 △76.94 - △64.6 △10.6 △7.6
(参考) 持分法投資損益 2021年6月期 △194百万円 2020年6月期 △74百万円
(注) 2020年6月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり
当期純損失であるため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年6月期 22,235 8,109 35.5 110.60
2020年6月期 24,157 5,413 21.5 79.44
(参考) 自己資本 2021年6月期 7,902百万円 2020年6月期 5,192百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年6月期 1,553 389 △1,557 7,094
2020年6月期 △202 △2,399 6,026 6,584
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2022年6月期(予想)
- 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2022年6月期の連結業績予想(2021年7月1日~2022年6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり当期純
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 39,200 26.7 500 - 400 - 300 △20.9 4.20
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名)- 、 除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期 74,146,800株 2020年6月期 68,043,800株
② 期末自己株式数 2021年6月期 2,693,567株 2020年6月期 2,693,533株
③ 期中平均株式数 2021年6月期 68,995,843株 2020年6月期 65,241,280株
(参考) 個別業績の概要
1.2021年6月期の個別業績(2020年7月1日~2021年6月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期 6,632 △4.9 △172 - △732 - △1,106 -
2020年6月期 6,973 4.4 △1,036 - △1,659 - △4,579 -
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年6月期 △16.04 -
2020年6月期 △70.18 -
(注) 2020年6月期、2021年6月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの
1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年6月期 19,354 5,288 27.0 73.18
2020年6月期 20,477 4,310 20.6 64.47
(参考) 自己資本
2021年6月期 5,229百万円 2020年6月期 4,213百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予
想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料5ページ「経営成績等の
概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
・当社は2021年8月17日にアナリスト及び機関投資家向けの決算説明会を開催する予定です。
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(追加情報) …………………………………………………………………………………………14
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………14
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………16
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株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
化粧品業界におきましては、「新型コロナウイルス(COVID-19)」(以下、「新型コロナウイルス」という。)の影
響により、消費者の購買意欲の低下や、外出自粛による化粧をする機会の減少、インバウンド需要の蒸発などにより、
依然として景況感が厳しい状況にあります。各化粧品メーカーはこの状況を受け、広告媒体のデジタルシフト、EC販売
の強化などDX※1を推進していく傾向が強く、これによりプラットフォームとしてメディア・EC・店舗を一体化したサー
ビスを提供する当社グループが享受できる事業成長の機会は、増加するものと見込んでおります。
当社グループは、前期におけるGlobal事業や新型コロナウイルスの影響による国内各種事業の業績悪化から再度成長
軌道に乗せるため、当連結会計年度においては不採算事業の整理・撤退ならびに収益部門の強化に注力しております。
売上高におきましては、新型コロナウイルスの影響により依然として低調な推移となっておりますが、Beauty
Service事業のECが大幅に成長したことで前年同水準での着地となりました。
営業利益におきましては、新型コロナウイルスの影響を大きく受けている大型旗艦店「@cosme TOKYO(アットコスメ
トーキョー)」(2020年1月オープン。以下、「大型旗艦店」という。)及び香港店舗の業績不振により連結全体で赤
字となりましたが、Beauty Service事業のECの業績貢献や、Global事業をはじめ各事業における徹底した収益性改善に
より、前年同期比で赤字額を約17億円縮小いたしました。依然として厳しい状況ではありますが、当第4四半期連結会
計期間では営業利益の黒字を達成し、通期営業利益率においても前年同期△7.6%から△2.0%まで改善したことにより、
通期での黒字化に近づきました。
その他、持分法による投資損失194百万円を営業外費用に計上しました。また、マレーシアのEC運営会社の譲渡に伴う
関係会社株式売却損173百万円や海外店舗の整理・撤退に伴う損失及び減損149百万円等を計上したことにより特別損失
が456百万円となった一方で、海外における投資有価証券売却益1,772百万円の計上により特別利益は1,809百万円となり
ました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 30,950百万円(前年同期 30,564百万円 / 前年同期比 1.3%増)
営業損失 604百万円(前年同期 営業損失 2,325百万円)
経常損失 795百万円(前年同期 経常損失 2,438百万円)
税金等調整前当期純利益 558百万円(前年同期 税金等調整前当期純損失 5,000百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益 379百万円(前年同期 親会社株主に帰属する当期純損失 5,020百万円)
※1 デジタルトランスフォーメーションの略。企業がビジネス環境の激しい変化に対応しデータとデジタル技術を
活用して、顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや
組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
①On Platform事業
当セグメントには、当社が運営するコスメ・美容の総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を基盤とした各種サー
ビス(BtoB、BtoC)が属しております。
当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルスの影響によりクライアントの予算の保守化が継続しているこ
とを受けて、広告・ソリューションサービスが減収となりました。しかしながら、当第4四半期連結会計期間におい
ては、クライアントに対して“広告・販促施策が売上に繋がっている”実感を醸成するため、マーケティングサービ
ス「ブランドオフィシャル」による分析と、その分析に基づいた広告・販促プロモーション施策、当社ECでの販売ま
での一貫した販売戦略を実施し、当該期間の売上高は前年同期比で増収となりました。
その結果、「ブランドオフィシャル」の導入数も、前述の販売戦略により当第4四半期連結会計期間においては大
きく増加に転じました。
営業利益におきましては、前期に発生した一過性のソフトウエア償却費が今期はないため、増益となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 6,981百万円(前年同期 7,720百万円 / 前年同期比 9.6%減)
営業利益 1,313百万円(前年同期 1,194百万円 / 前年同期比 10.0%増)
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②Beauty Service事業
当セグメントには、化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING(アットコスメショッピング)」の運営、化粧品専門店
「@cosme STORE(アットコスメストア)」や大型旗艦店の運営等、国内における小売業を中心としたサービスが属し
ております。
ECにおきましては、新型コロナウイルスの感染防止を目的とした外出自粛による需要増やECのスペシャルイベント
「@cosme Beauty Day(アットコスメビューティーデイ)」の寄与、継続的なMD強化やキャンペーン施策などにより、
売上高は38.9%増と引き続き高い成長率を維持しております。
店舗におきましては、2021年1月と4月に発令された緊急事態宣言の影響により来店客数が減少したこともあり、
依然として厳しい状況が続いておりますが、大型旗艦店の売上寄与により増収となりました。
営業利益におきましては、ECの大幅な成長や店舗における経費削減、大型旗艦店のオープン前における先行費用が
なくなったこと等により赤字幅が縮小し、下半期においては黒字転換いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 18,260百万円(前年同期 15,300百万円 / 前年同期比 19.3%増)
営業損失 271百万円(前年同期 営業損失 685百万円)
③Global事業
当セグメントには、日本国外で展開するEC・卸売、店舗、メディア等のサービスが属しております。
EC・卸売におきましては、売上拡大より黒字化を優先する方針に前期から転換したことに加え、マレーシアのEC運
営会社を譲渡したことにより減収となりました。
店舗におきましては、香港における新型コロナウイルスの影響で客足の戻りが鈍いことや、前第3四半期に台湾の
4店舗を全て閉鎖したことにより減収となりました。
営業利益におきましては、前期から実施しております不採算事業の整理・撤退により赤字を大幅に縮小し、当第4
四半期連結会計期間においては営業損失11百万円と黒字化目前にまで収益性を改善いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 4,660百万円(前年同期 6,168百万円 / 前年同期比 24.5%減)
営業損失 157百万円(前年同期 営業損失 789百万円)
④その他事業
当セグメントには、美容部員を派遣する人材派遣事業と、創業間もない企業も含め幅広い成長ステージの企業に投
資する投資育成事業が属しております。
人材派遣事業におきましては、新型コロナウイルスの影響により減収となりました。
投資育成事業におきましては、当連結会計年度における営業投資有価証券の売却がほぼなかったため、減収となり
ました。
営業利益におきましては、取得価額が実質価額と著しく乖離する営業投資有価証券に対して53百万円の減損処理等
を行ったため赤字となっておりますが、人材派遣事業における経費削減によって下半期においては黒字転換いたしま
した。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 1,049百万円(前年同期 1,376百万円 / 前年同期比 23.8%減)
営業損失 18百万円(前年同期 営業損失 213百万円)
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(2)当期の財政状態の概況
① 資産の部
当連結会計年度末における資産の額は、前連結会計年度末に比べ1,922百万円減少し、22,235百万円となりました。
当連結会計年度末における流動資産の額は、前連結会計年度末に比べ645百万円減少し、13,424百万円となりました。
これは主に、現金及び預金が558百万円増加したものの、商品が932百万円、その他流動資産が344百万円減少したこと等
によるものであります。
当連結会計年度末における固定資産の額は、前連結会計年度末に比べ1,277百万円減少し、8,811百万円となりまし
た。これは主に、有形固定資産が698百万円、投資有価証券が496百万円減少したこと等によるものであります。
② 負債の部
当連結会計年度末における負債の額は、前連結会計年度末に比べ4,618百万円減少し、14,126百万円となりました。
当連結会計年度末における流動負債の額は、前連結会計年度末に比べ3,271百万円減少し、5,881百万円となりまし
た。これは主に、短期借入金が1,500百万円、1年内返済予定の長期借入金が686百万円、支払手形及び買掛金が242百万
円、未払金が211百万円、流動負債のリース債務が205百万円減少したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における固定負債の額は、前連結会計年度末に比べ1,347百万円減少し、8,245百万円となりまし
た。これは主に、長期借入金が965百万円、固定負債のリース債務が305百万円減少したこと等によるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産の額は、前連結会計年度末に比べ2,696百万円増加し、8,109百万円となりました。
これは主に、株式会社ロコガイドからの第三者割当増資の払込等により、資本金が1,053百万円、資本剰余金が1,054百
万円増加したこと、また、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、利益剰余金が379百万円増加したこと等によ
るものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ
509百万円増加し、残高は7,094百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は、1,553百万円(前年同期は202百万円の支出)でありま
す。
この主な要因は、投資有価証券売却益1,772百万円の計上に対し、税金等調整前当期純利益558百万円、たな卸資
産の減少額873百万円、非資金取引である減価償却費1,738百万円の計上等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果得られた資金は、389百万円(前年同期は2,399百万円の支出)でありま
す。
この主な要因は、無形固定資産の取得による支出1,256百万円、有形固定資産の取得による支出184百万円があっ
たものの、投資有価証券の売却による収入2,111百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用された資金は、1,557百万円(前年同期は6,026百万円の収入)であ
ります。
この主な要因は、株式会社ロコガイドからの第三者割当増資の払込等による株式の発行による収入2,091百万円が
あったものの、短期借入金の純減少額1,500百万円、長期借入金の返済による支出1,652百万円、リース債務の返済
による支出488百万円等があったことによるものであります。
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株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年6月期 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期 2021年6月期
自己資本比率 (%) 59.4 53.0 47.1 21.5 35.5
時価ベースの自己資本比率
309.1 356.8 220.0 72.5 167.1
(%)
キャッシュ・フロー対有利子
615.0 321.1 4,754.4 - 712.0
負債比率 (%)
インタレスト・カバレッジ・
95.3 158.2 29.1 - -
レシオ (倍)
(注)1. いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2. 株式時価総額は、期末株式終値×期末発行済株式総数(自己株式数を除く)により算出しております。
3. キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
4. 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象と
しております。
5. 2020年6月期は営業キャッシュ・フローがマイナスであるため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率
(%) を、2020年6月期、2021年6月期は営業利益がマイナスであるため、インタレスト・カバレッジ・
レシオ (倍)を、記載しておりません。
(4)今後の見通し
来期2022年6月期におきましては、現在もなお新型コロナウイルスの感染者数は増加している状況にあり、依然と
して見通しが立たない状況ではありますが、収益部門であるOn Platform事業およびBeauty Service事業のECに引き続
き注力し、通期での営業利益の黒字化を目指してまいります。具体的には、「ブランドオフィシャルの訴求~分析に
基づいた広告・販促ソリューションの提供~購買意欲を醸成したユーザーをEC購入へとつなげる」など、プラットフ
ォームを通じた一気通貫した施策により、On Platform事業における広告・ソリューションサービスおよびブランドオ
フィシャル、Beauty Service事業のECの成長へとつなげてまいります。
以上により、2022年6月期連結業績予想は以下の通りとしております。
<2022年6月期連結業績予想>
売上高 39,200百万円(前年同期 30,950百万円 / 26.7%増)
営業利益 500百万円(前年同期 営業損失 604百万円)
経常利益 400百万円(前年同期 経常損失 795百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益 300百万円(前年同期 親会社株主に帰属する当期純利益 379百万円 / 20.9%減)
なお、当該業績予想には新型コロナウイルスの影響をある程度見込んでおりますが、感染状況によっては更なる影
響を受ける可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、今後につきましては、外国人株主比率の推移及び国内の同業他社の国際会計基準の適用動向等を踏まえ、
国際会計基準の適用について検討を進めていく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,647 7,205
受取手形及び売掛金 2,615 2,707
商品 3,078 2,146
営業投資有価証券 914 893
その他 884 540
貸倒引当金 △5 △2
投資損失引当金 △65 △65
流動資産合計 14,069 13,424
固定資産
有形固定資産
建物 2,181 2,147
減価償却累計額 △689 △906
建物(純額) 1,492 1,241
リース資産 1,278 1,369
減価償却累計額 △638 △1,047
リース資産(純額) 639 322
その他 832 809
減価償却累計額 △333 △439
その他(純額) 499 369
有形固定資産合計 2,631 1,932
無形固定資産
のれん 468 384
ソフトウエア 2,598 2,663
その他 162 282
無形固定資産合計 3,228 3,329
投資その他の資産
投資有価証券 1,834 1,338
敷金及び保証金 1,986 1,845
繰延税金資産 144 71
その他 265 296
投資その他の資産合計 4,229 3,550
固定資産合計 10,088 8,811
資産合計 24,157 22,235
6
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,437 1,194
短期借入金 3,000 1,500
1年内返済予定の長期借入金 1,652 965
未払金 855 644
リース債務 560 355
未払法人税等 145 95
賞与引当金 230 94
店舗閉鎖損失引当金 35 ―
関係会社整理損失引当金 ― 45
事業構造改善引当金 24 3
その他 1,217 986
流動負債合計 9,153 5,881
固定負債
長期借入金 9,122 8,156
リース債務 386 81
繰延税金負債 38 3
その他 46 4
固定負債合計 9,592 8,245
負債合計 18,745 14,126
純資産の部
株主資本
資本金 3,703 4,756
資本剰余金 2,882 3,937
利益剰余金 △822 △443
自己株式 △280 △280
株主資本合計 5,484 7,970
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △76 △59
為替換算調整勘定 △216 △8
その他の包括利益累計額合計 △292 △67
新株予約権 97 59
非支配株主持分 125 148
純資産合計 5,413 8,109
負債純資産合計 24,157 22,235
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 30,564 30,950
売上原価 16,571 16,627
売上総利益 13,993 14,323
販売費及び一般管理費 16,318 14,927
営業損失(△) △2,325 △604
営業外収益
受取利息 4 2
受取配当金 9 5
助成金収入 3 103
債務免除益 ― 30
受取和解金 9 ―
違約金収入 6 ―
増値税還付金 5 ―
その他 15 31
営業外収益合計 50 172
営業外費用
支払利息 53 63
為替差損 21 65
持分法による投資損失 74 194
投資事業組合運用損 4 13
その他 11 26
営業外費用合計 163 362
経常損失(△) △2,438 △795
特別利益
投資有価証券売却益 864 1,772
新株予約権戻入益 78 38
新型コロナウイルス感染症による助成金収入 94 ―
特別利益合計 1,036 1,809
特別損失
減損損失 3,097 175
店舗閉鎖損失 39 ―
店舗閉鎖損失引当金繰入額 35 ―
臨時休業等による損失 340 16
投資有価証券評価損 50 1
関係会社株式売却損 ― 173
賃貸借契約解約損 ― 38
関係会社整理損 ― 14
関係会社整理損失引当金繰入額 ― 41
事業構造改善引当金繰入額 24 ―
その他 13 ―
特別損失合計 3,598 456
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△5,000 558
失(△)
法人税、住民税及び事業税 155 131
法人税等調整額 △26 38
法人税等合計 129 169
当期純利益又は当期純損失(△) △5,129 389
8
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
△109 10
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△5,020 379
帰属する当期純損失(△)
9
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
当期純利益又は当期純損失(△) △5,129 389
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △48 17
為替換算調整勘定 △33 218
その他の包括利益合計 △81 235
包括利益 △5,210 624
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △5,108 604
非支配株主に係る包括利益 △102 20
10
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有 その他の 新株予約 非支配株 純資産合
資本剰余 利益剰余 株主資本 価証券 為替換算 包括利益 権 主持分 計
資本金 自己株式
金 金 合計 評価差額 調整勘定 累計額合
金 計
当期首残高 3,647 2,971 4,218 △280 10,556 △28 △176 △204 136 272 10,761
会計方針の変更によ
△21 △21 △21
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
3,647 2,971 4,198 △280 10,536 △28 △176 △204 136 272 10,740
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 56 56 112 112
親会社株主に帰属
する当期純利益又は
△5,020 △5,020 △5,020
親会社株主に帰属す
る当期純損失(△)
自己株式の取得 - -
連結子会社株式の取
△144 △144 △144
得による持分の増減
連結子会社株式の売
0 0 0
却による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - △48 △40 △89 △39 △147 △275
額)
当期変動額合計 56 △88 △5,020 - △5,052 △48 △40 △89 △39 △147 △5,327
当期末残高 3,703 2,882 △822 △280 5,484 △76 △216 △292 97 125 5,413
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有 その他の 新株予約 非支配株 純資産合
資本剰余 利益剰余 株主資本 価証券 為替換算 包括利益 権 主持分 計
資本金 自己株式
金 金 合計 評価差額 調整勘定 累計額合
金 計
当期首残高 3,703 2,882 △822 △280 5,484 △76 △216 △292 97 125 5,413
会計方針の変更によ
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
3,703 2,882 △822 △280 5,484 △76 △216 △292 97 125 5,413
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 1,053 1,053 2,106 2,106
親会社株主に帰属
する当期純利益又は
379 379 379
親会社株主に帰属す
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △0 △0 △0
連結子会社株式の取
- -
得による持分の増減
連結子会社株式の売
1 1 1
却による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 17 208 225 △38 23 210
額)
当期変動額合計 1,053 1,054 379 △0 2,486 17 208 225 △38 23 2,696
当期末残高 4,756 3,937 △443 △280 7,970 △59 △8 △67 59 148 8,109
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株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
△5,000 558
純損失(△)
減価償却費 2,183 1,738
のれん償却額 230 71
減損損失 3,097 175
貸倒引当金の増減額(△は減少) △3 △2
投資損失引当金の増減額(△は減少) 53 -
賞与引当金の増減額(△は減少) △59 △134
事業構造改善引当金の増減額(△は減少) 24 △21
持分法による投資損益(△は益) 74 194
受取利息及び受取配当金 △13 △8
支払利息 53 63
為替差損益(△は益) 10 48
投資事業組合運用損益(△は益) 4 13
投資有価証券評価損益(△は益) 50 1
関係会社株式売却損益(△は益) - 173
投資有価証券売却損益(△は益) △864 △1,772
債務免除益 - △30
新株予約権戻入益 △78 △38
新型コロナウイルス感染症による助成金収入 △94 -
臨時休業等による損失 340 16
賃貸借契約解約損 - 38
関係会社整理損 - 14
店舗閉鎖損失 39 -
売上債権の増減額(△は増加) 87 △102
営業投資有価証券の増減額(△は増加) 372 54
たな卸資産の増減額(△は増加) △213 873
仕入債務の増減額(△は減少) △238 △200
未払金の増減額(△は減少) 92 △90
その他 △49 106
小計 98 1,737
利息及び配当金の受取額 13 8
利息の支払額 △56 △61
新型コロナウイルス感染症による助成金の受取
19 75
額
臨時休業による損失の支払額 △206 △112
法人税等の支払額 △70 △95
営業活動によるキャッシュ・フロー △202 1,553
12
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の売却による収入 1,093 2,111
投資有価証券の取得による支出 △30 △20
有形固定資産の取得による支出 △1,479 △184
無形固定資産の取得による支出 △1,503 △1,256
差入保証金の差入による支出 △602 △6
定期預金の預入による支出 △173 △176
定期預金の払戻による収入 335 141
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
- △204
る支出
その他 △39 △17
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,399 389
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 300 △1,500
長期借入れによる収入 8,000 -
長期借入金の返済による支出 △1,801 △1,652
リース債務の返済による支出 △435 △488
株式の発行による収入 108 2,091
新株予約権の発行による収入 44 -
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△192 △14
による支出
自己株式の取得による支出 - △0
その他 3 4
財務活動によるキャッシュ・フロー 6,026 △1,557
現金及び現金同等物に係る換算差額 △24 125
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3,401 509
現金及び現金同等物の期首残高 3,184 6,584
現金及び現金同等物の期末残高 6,584 7,094
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株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
日本では再度の緊急事態宣言が発令される等、日本を含む多くの国で新型コロナウイルス感染症の一時的拡大が
みられ、日本国内外の一部店舗においては、営業時間の短縮等による影響を受けております。
前連結会計年度では、2021年6月期の第1四半期まで影響を受けるものの、2021年6月期の第2四半期から徐々
に回復すると想定しておりましたが、連結会計年度の仮定を半年程度後ろ倒しし、固定資産の減損会計や繰延税金
資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。
なお、国内店舗におきましては、一部店舗において緊急事態宣言を受け休業していたため、2021年6月期の第4
四半期においては、一時的に減収となりましたが、2022年6月期の第1四半期より徐々に回復すると想定しており
ます。
また、香港店舗におきましては、入境制限の延長が発表されており、上記仮定をさらに半年程度後ろ倒しし、
2022年6月期の第2四半期より徐々にインバウンド需要が回復するという仮定に変更しております。これにより、
一部の店舗で減損損失を計上しております。
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役
会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループの主な事業は化粧品関連事業であり、化粧品に関するクチコミサイト及び当該サイトを軸にしたOn
Platform事業、Beauty Service事業、Global事業、その他事業を展開しております。したがって、当社グループは提
供サービス及び取扱商品の区分により「On Platform事業」、「Beauty Service事業」、「Global事業」、「その他
事業」の4つを報告セグメントとしております。
On Platform事業には、国内外でのマーケティング事業、プレミアム会員向けサービス等が属しております。
Beauty Service事業には、国内における化粧品ECサイトの運営、化粧品専門店の運営等が属しております。
Global事業には、日本国外で展開するサービスが属しております。
その他事業には、美容部員等を派遣する人材派遣事業と、創業間もない企業も含め幅広い成長ステージの企業に投
資する投資育成事業が属しております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計基準に準拠し
た方法であります。
14
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
報告セグメント
連結財務諸
調整額
On Platform Beauty 表計上額
Global事業 その他事業 合計 (百万円)
事業 Service事業 (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
売上高
外部顧客への売上高 7,720 15,300 6,168 1,376 30,564 ― 30,564
セグメント間の内部
17 17 10 5 49 △49 ―
売上高又は振替高
計 7,738 15,317 6,178 1,381 30,613 △49 30,564
セグ メ ント 利益 又 は 損失
1,194 △685 △789 △213 △493 △1,832 △2,325
(△)
セグメント資産 4,551 6,758 6,193 1,335 18,838 5,319 24,157
その他項目
減価償却費 1,496 189 437 0 2,123 61 2,183
減損損失 132 24 2,927 ― 3,083 14 3,097
有形固定資産及び
1,554 1,311 151 ― 3,016 51 3,066
無形固定資産の増加額
(注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,832百万円は、セグメント間取引消去2百万円及び各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△1,834百万円であります。
2.セグメント資産の調整額5,319百万円は、セグメント間取引消去△5,835百万円及び各報告セグメントに配分
していない全社資産11,154百万円であります。
3.減価償却費の調整額61百万円は、各報告セグメントに帰属しない管理部門に係るものであります。
4.減損損失の調整額14百万円は、各報告セグメントに帰属しない管理部門に係るものであります。
5.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額51百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産に
係るものであります。
6.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
報告セグメント
連結財務諸
調整額
On Platform Beauty 表計上額
Global事業 その他事業 合計 (百万円)
事業 Service事業 (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
売上高
外部顧客への売上高 6,981 18,260 4,660 1,049 30,950 ― 30,950
セグメント間の内部
223 49 45 7 325 △325 ―
売上高又は振替高
計 7,204 18,309 4,704 1,056 31,274 △325 30,950
セグ メ ント 利益 又 は 損失
1,313 △271 △157 △18 867 △1,471 △604
(△)
セグメント資産 4,582 7,284 7,008 1,340 20,213 2,022 22,235
その他項目
減価償却費 997 320 359 12 1,688 50 1,738
減損損失 71 ― 95 ― 166 9 175
有形固定資産及び
1,165 112 1 1 1,279 18 1,296
無形固定資産の増加額
(注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,471百万円は、セグメント間取引消去15百万円及び各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△1,486百万円であります。
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株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
2.セグメント資産の調整額2,022百万円は、セグメント間取引消去△7,883百万円及び各報告セグメントに配分
していない全社資産9,905百万円であります。
3.減価償却費の調整額50百万円は、セグメント間取引消去△8百万円及び各報告セグメントに帰属しない全社
資産58百万円に係るものであります。
4.減損損失の調整額9百万円は、各報告セグメントに帰属しない管理部門に係るものであります。
5.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額18百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産に
係るものであります。
6.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり純資産額 79.44円 110.60円
1株当たり当期純利益又は
△76.94円 5.50円
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後
― 5.28円
1株当たり当期純利益
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在する
ものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰
△5,020 379
属する当期純損失(△)(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益又は
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失 △5,020 379
(△)(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 65,241,280 68,995,843
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円) ― ―
普通株式増加数(株) ― 2,857,412
(うち新株予約権)(株) ― (2,857,412)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当た 新株予約権 5銘柄 新株予約権 4銘柄
り当期純利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要 潜在株式の数 1,351,000株 潜在株式の数 1,252,200株
(重要な後発事象)
当 社 は、2021 年 8 月 16 日 開 催 の 取 締 役 会 に お い て、Glowdayz,Inc.( 本 社 : 韓 国 ソ ウ ル 特 別 市、CEO &
FOUNDER:Junesik Kong、以下「Glowdayz」という。)の株式を追加取得し、連結子会社化することを決議しまし
た。なお、当該株式は当社の100%子会社を通じて取得する予定です。
(1) 株式取得の目的
当社は、アジアを中心に海外事業を展開しており、中長期で世界を股にかけるプラットフォームの構築を目指し
ておりますが、昨今における新型コロナウイルス感染症による影響を鑑み、国内における収益事業への注力や事業
の選択と集中を行うなど、収益性の改善に努めております。
しかしながら、将来への成長投資は不可欠であるため、財務状況と短期・中長期における業績寄与のバランスを
慎重に検討した結果、今回Glowdayzの株式を取得し子会社化することを決議いたしました。
Glowdayzは、2013年7月に化粧品のクチコミやランキングのプラットフォームである「GLOWPICK」をオープンし、
現在では韓国国内において最大級の規模を誇る美容の総合プラットフォームにまで成長いたしました。主な事業と
しては、同プラットフォームを中心としたマーケティング事業と、国内外でのパートナーシップを活かした化粧品
16
株式会社アイスタイル(3660) 2021年6月期 決算短信
流通事業を展開しており、当社のプラットフォームの柱であるメディア・EC・店舗との親和性も高く、今回の子会
社化による連携強化で企業価値の向上に資するものと見込んでおります。
その将来的な成長可能性を鑑み、2019年4月にGlowdayzとの資本業務提携を締結し、当社従業員がGlowdayzの役
員として経営に参画するなど積極的な成長支援を続けたことにより、直近決算期における売上高は大きく飛躍しま
した。この結果を受け、当社のプラットフォームへの寄与が高く見込めることから、この度子会社化することとな
りました。今後も引き続きGlowdayzの成長を加速させることでプラットフォームの基盤をより強固にし、当社グル
ープの中長期的な成長を図ってまいります。
(2) 株式取得の相手先の名称
9社及び2者から株式を取得いたしますが、先方の意向により、公表は控えさせていただきます。
なお、当社と当該取得先との間で資本関係、人的関係、取引関係に関する記載すべき事項はございません。
(3) 買収する会社の名称、事業の内容、規模
①社名 Glowdayz,Inc.
②所在地 18F 410 , Teheran-ro, Gangnum-gu, Seoul,
Republic of Korea
③代表者の氏名 Junesik Kong
④主な事業の内容 「GLOWPICK」を中心としたマーケティング事業と化粧品流通事業
⑤当社と当該会社との 資本関係 当社子会社はGlowdayzの総議決権の14.9%に相当
する株式を保有しております。
間の資本関係、人的関係 当社従業員を同社の社外取締役として派遣して
人的関係
及び取引関係 おります。
取引関係 開示すべき重要な取引はありません。
⑥2020年12月期の経営成績 資本金 6百万円
及び財政状態(※) 純資産 228百万円
総資産 495百万円
売上高 613百万円
経常利益 152百万円
※2020年12月末時点の為替レート1KRW=0.0952円で計算しております。
(4) 株式取得の時期
2021年8月31日(予定)
(5) 取得する株式の数、取得価額及び取得後の持分比率
異動前の所有株式数・持分比率 19,814株 (14.9%)
取得株式数 52,823株
取得対価 855百万円(※)
異動後の所有株式数・持分比率 72,637株 (54.8%)
※想定為替レート1KRW=0.0940円で計算しております。
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