3659 ネクソン 2020-11-10 15:30:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月10日
上場会社名 株式会社ネクソン 上場取引所 東
コード番号 3659 URL http://www.nexon.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) オーウェン・マホニー
問合せ先責任者 (役職名) 代表取締役最高財務責任者 (氏名) 植村 士朗 (TEL) 03-6629-5318
四半期報告書提出予定日 2020年11月11日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満四捨五入)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 所有者に帰属する
合計額
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 226,640 13.7 95,861 6.5 109,568 △13.4 85,465 △22.5 86,004 △23.5 77,980 38.5
2019年12月期第3四半期 199,299 △4.0 90,007 △4.7 126,515 13.4 110,326 12.4 112,389 11.1 56,308 △32.3
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第3四半期 97.32 95.81
2019年12月期第3四半期 125.43 124.03
(注)2019年12月期第4四半期において行った企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に伴い、2019年12月期第3四半期連結累計期
間の要約四半期連結財務諸表を遡及修正しています。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2020年12月期第3四半期 817,234 708,721 698,479 85.5
2019年12月期 719,088 631,131 619,985 86.2
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 - 0.00 - 2.50 2.50
2020年12月期 - 2.50 -
2020年12月期(予想) 2.50 5.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
287,342 15.6 108,198 14.5 123,065 0.9 93,723 △17.2 94,735 △18.1 107.14
通期 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
292,118 17.5 111,863 18.3 126,730 3.9 96,669 △14.6 97,627 △15.6 110.41
(注)特定の数値による予想が困難であるためレンジ形式での開示を行っております。詳細は、添付資料P.5「1.当四半期決算に
関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 3社 (社名) VIP Global Super Growth Hedge Fund; 除外 -社 (社名) -
Mirae Asset Global Innovation Growth Focus Equity
Privately Placed Investment Trust;
Samsung Digital Innovation Equity Fund Private
Investment Trust 1
(注)詳細は、添付資料P.7「2.サマリー情報(注記事項)に関する事項(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社
の異動」をご覧ください。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数 (自己株式を含む) 2020年12月期3Q 885,897,539株 2019年12月期 901,530,560株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q 44株 2019年12月期 19,109,021株
③ 期中平均株式数 (四半期累計) 2020年12月期3Q 883,684,304株 2019年12月期3Q 896,023,564株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断で
きる一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたって
の注意事項等については、添付資料P.5「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法について)
四半期決算補足説明資料は当社ホームページに掲載いたします。
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 5
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ………………………………………………………… 7
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ……………………………………… 7
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更 …………………………………………………… 7
3.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………… 8
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………… 8
(2)要約四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………… 10
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………… 12
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………… 14
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………… 15
(6)継続企業の前提に関する注記 ………………………………………………………………… 16
(7)表示方法の変更 ………………………………………………………………………………… 16
(8)親会社の所有者に帰属する持分の金額に著しい変動があった場合の注記 ……………… 16
(9)セグメント情報 ………………………………………………………………………………… 17
(10)後発事象 ………………………………………………………………………………………… 23
1
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、株主と投資家の皆様により正確な情報を提供するために、翌四半期の業績予想をレンジ形式に
より開示する一方で、前年同四半期連結会計期間との比較・分析を中心に四半期決算短信の経営成績に関する説明
を行っております。
当第3四半期連結会計期間における世界経済は、中国では緩やかな経済の回復が見られるものの、新型コロナウ
イルス感染症の世界的な流行について収束の見通しが立たず、企業活動や個人消費の低迷が続いています。経済活
動の再開が段階的に進められるなかで持ち直しの動きが続くことが期待されますが、経済回復への道のりは依然と
して定まらず、厳しい状況が続くと見込まれます。わが国経済においても、5月の緊急事態宣言解除を機に企業活
動及び個人消費に回復傾向が見えたものの、先行きについては依然として楽観視できない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、PCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ユーザーの皆様に楽しん
でいただける高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努めるとともに、既存ゲー
ムタイトルのアップデートを推し進めてまいりました。具体的には、(ⅰ)大規模マルチプレイヤーオンラインゲー
ムへの注力、(ⅱ)PC、コンソール及びモバイル等、あらゆるプラットフォームでのサービス提供、(ⅲ)自社IPの活
用、(ⅳ)特別に価値のある新規IPへの投資、を集中戦略として設定し、グローバル事業の成長に取り組んでまいり
ました。
当第3四半期連結会計期間は、上記集中戦略の効果、そして『メイプルストーリー』(Maplestory )、『風の王
国 :Yeon』 (The Kingdom of The Wind:Yeon )、『EA SPORTS ™ FIFA ONLINE 4』 ( 以 下 『FIFA ONLINE 4』 )、
『KartRider Rush+』など、複数の主要タイトルで形成される当社のポートフォリオの力強さを改めて証明する、過
去最高の第3四半期連結会計期間の売上収益を達成しました。業績予想に含めていた『アラド戦記モバイル』
(Mobile Dungeon&Fighter )からの寄与がなかったものの、韓国事業が業績を牽引し、売上収益は前年同期比で増加
しました。
韓 国 に お い て は、 PC オ ン ラ イ ン ゲ ー ム の 主 力 4 タ イ ト ル 全 て が 好 調 で し た 。『 メ イ プ ル ス ト ー リ ー 』
(Maplestory )、『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter )及び『サドンアタック』 (SuddenAttack )の売上収益が全て前年同
期比二桁成長し、また『FIFA ONLINE 4』もPC及びモバイルを合わせた売上収益が、2018年第3四半期連結会計期間
との比較で大きく成長した前年同期との比較でやや増加しました。集中戦略の1つである、プラットフォームを拡
大し、ネクソンの人気タイトルをモバイル向けに提供する取り組みも着実に進めています。当第3四半期連結会計
期間に配信を開始した『風の王国:Yeon』(The Kingdom of The Wind:Yeon )が好調に推移し想定を大幅に上回った
ことに加えて、第2四半期連結会計期間に配信を開始した『KartRider Rush+』や『EA SPORTS ™ FIFA MOBILE』
(以下『FIFA MOBILE』)、また前第4四半期連結会計期間に配信を開始した『V4』が増収寄与しました。これらの
結果、韓国事業は過去最高の第3四半期連結会計期間の売上収益を達成し、前年同期比で大きく増収となりまし
た。
中国においては、大型アップデートを実施し、好調であった前第3四半期連結会計期間との比較で『KartRider
Rush+』が減収となったことが主要因となり、売上収益が減少しました。主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』
(Dungeon&Fighter )については、7月の夏季アップデ―ト及び9月末から実施中の国慶節アップデートなど、ユーザ
ー指標の安定化及び改善のための施策に継続して取り組みましたが、3月の大型アップデートの効果が薄れ、ユー
ザーの定着が悪くなったこと、またユーザー認証プロセス及びボット制裁の継続的な強化などにより、アクティブ
ユーザー数及び課金ユーザー数が対前年同期で減少しました。ライトユーザーの割合が低くなったことから、 課金ユーザ
ー1人あたりの平均月間売上高は増加しましたが、 国慶節のパッケージ販売も減少したこと等から、 売上収益は前年同期比
で減少しました。
日本においては、主に連結子会社であった株式会社gloopsの売却に伴う減収により、売上収益は前年同期比で減
少しましたが、同売却の影響を除くと増収でした。
北米及び欧州においては、主に『メイプルストーリー』(Maplestory )の増収、第2四半期連結会計期間に配信を
開始した『KartRider Rush+』及び当第3四半期連結会計期間に配信を開始した『V4』の増収寄与により、売上収益
は前年同期比で増加しました。
その他の地域においては、主に第2四半期連結会計期間に配信を開始した『KartRider Rush+』及び第1四半期連
結会計期間に台湾、香港、マカオで、当第3四半期連結会計期間にグローバルで配信を開始した『V4』の増収寄与、
2
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
また『メイプルストーリー』(Maplestory )の増収により、売上収益は前年同期比で増加しました。
費用面では、主に『風の王国:Yeon』(The Kingdom of The Wind:Yeon )に係るロイヤリティ費用が増加したこと
により売上原価は前年同期比で増加しました。販売費及び一般管理費は、『風の王国:Yeon』(The Kingdom of The
Wind:Yeon )、『KartRider Rush+』、『V4』等のモバイルゲームの好調によるプラットフォーム費用の増加、及び広
告宣伝費の増加により、前年同期比で増加しました。その他の収益については、前第3四半期連結会計期間におい
てEmbark Studios ABの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益を計上した影響により前年同期比で大きく減少しま
した。その他の費用については、連結子会社であるBig Huge Games Inc.に係るのれんの減損損失を計上した影響に
より、前年同期比で増加しました。
また、外貨建ての現金預金等について為替差損が発生した結果、前年同期比で金融収益は減少し、金融費用は増
加しました。
上記の結果、当第3四半期連結会計期間の売上収益は79,412百万円(前年同期比51.7%増)、営業利益は27,607百
万円(同13.1%増)、税引前四半期利益は22,901百万円(同46.3%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は
16,330百万円(同59.0%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間については、売上収益は226,640百万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は95,861百万
円(同6.5%増)、税引前四半期利益は109,568百万円(同13.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は86,004
百万円(同23.5%減)となっております。
報告セグメントの当第3四半期連結累計期間の業績は、次のとおりであります。
① 日本
当第3四半期連結累計期間の売上収益は2,949百万円(前年同期比53.2%減)、セグメント損失は1,913百万円(前
年同期は2,578百万円の損失)となりました。
② 韓国
当第3四半期連結累計期間の売上収益は207,332百万円(前年同期比17.0%増)、セグメント利益は107,558百万
円(同11.2%増)となりました。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるNEXON Korea Corporationの傘下に
あるNEOPLE INC.の中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれます。
③ 中国
当第3四半期連結累計期間の売上収益は2,196百万円(前年同期比1.7%減)、セグメント利益は1,359百万円(同
4.5%増)となりました。
④ 北米
当第3四半期連結累計期間の売上収益は12,478百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント損失は1,009百万円(前
年同期は4,231百万円の損失)となりました。
⑤ その他
当第3四半期連結累計期間の売上収益は1,685百万円(前年同期比31.7%増)、セグメント損失は1,737百万円(前
年同期は522百万円の損失)となりました。
3
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
① 資産、負債及び資本の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は817,234百万円であり、前連結会計年度末に比べて98,146百万円増加し
ております。主な増加要因は、現金及び現金同等物の増加(前期末比22,667百万円増)及びその他の金融資産の
増加(同119,468百万円増)によるものであり、主な減少要因は、その他の預金の減少(同37,027百万円減)によ
るものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は108,513百万円であり、前連結会計年度末に比べて20,556百万円増加
しております。主な増加要因は、仕入債務及びその他の債務の増加(前期末比2,440百万円増)、未払法人所得税
の増加(同9,322百万円増)、その他の流動負債の増加(同4,287百万円増)並びにリース負債の増加(同2,614百
万円増)によるものであり、主な減少要因は、引当金の減少(同1,755百万円減)によるものであります。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末における資本の残高は708,721百万円であり、前連結会計年度末に比べて77,590百
万円増加しております。主な増加要因は、四半期利益計上等に伴う利益剰余金の増加(前期末比74,545百万円
増)及び消却に伴う自己株式の減少(同27,219百万円減)によるものであり、主な減少要因は、自己株式の消却等
に伴う資本剰余金の減少(同19,285百万円減)によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は85.5%(前連結会計年度末は86.2%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比
べ22,667百万円増加し、276,303百万円となりました。当該増加には現金及び現金同等物に係る為替変動による影
響△2,162百万円が含まれております。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は107,865百万円(前年同期は82,727百万円の収入)となりました。主な増加要因
は、税引前四半期利益109,568百万円によるものであり、主な減少要因は、法人所得税の支払額15,593百万円によ
るものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は79,455百万円(前年同期は99,412百万円の支出)となりました。主な増加要因は、
定期預金の純減少額25,878百万円及び連結子会社である投資ファンドを通じた有価証券の売却による収入13,099
百万円によるものであり、主な減少要因は、有価証券の取得による支出85,866百万円及び連結子会社である投資
ファンドを通じた有価証券の取得による支出25,586百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3,581百万円(前年同期は1,981百万円の支出)となりました。主な増加要因は、
ストック・オプションの行使による収入5,521百万円によるものであり、主な減少要因は、自己株式取得による支
出2,783百万円、配当金の支払額4,417百万円並びにリース負債の返済による支出1,765百万円によるものでありま
す。
4
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響による消費活動の冷え込み
や感染拡大の終息の見通しが立たないことによる経済の悪化が懸念され、今後も厳しい状況が続くと予想しており
ますが、当社の事業に重大な影響を与えるような事象が今後発生することは予想しておりません。
連結業績予想につきましては、当社グループの主力事業であるPCオンラインゲーム及びモバイルゲーム市場は、
成長速度を予測することが難しく、ユーザーの嗜好や人気タイトルの有無などの不確定要素に収益が大きく左右さ
れることから、通期の連結業績予想を算出することが困難であり、株主と投資家の皆様により正確な情報を提供す
るために、翌四半期の業績予想をレンジ形式により開示させていただいております。なお、「2020年12月期の連結
業績予想」は2020年12月期第3半期連結累計期間の実績値に第4四半期連結会計期間の連結業績予想を加算したも
のとなっております。2020年12月期第4四半期連結会計期間の業績予想については、下表をご参照ください。
当社グループにおける2020年12月期の連結業績予想は、売上収益287,342~292,118百万円(前期比15.6%~17.5%
増)、営業利益108,198~111,863百万円(同14.5%~18.3%増)、税引前利益123,065~126,730百万円(同0.9%~3.9
%増)、当期利益93,723~96,669百万円(同17.2%~14.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益94,735~97,627
百万円(同18.1%~15.6%減)、基本的1株当たり当期利益107.14~110.41円となっております。当社グループは、
日本、韓国、中国、米国をはじめとして、世界中で事業を運営しております。第4四半期連結会計期間の取引にお
ける主要な為替レートは1ドル=105.26円、100ウォン=9.20円、1中国元=15.67円と想定しています。一般に韓
国ウォンも中国人民元も米国ドルと連動して為替は推移します。このことを前提とし、為替レートの当社グループ
業績への影響度に関して、当社が想定するドル円の為替レートに対して1円為替が変動した場合、第4四半期連結
会計期間は売上収益が約592百万円、営業利益が約160百万円変動するものと当社では推定しております。
第4四半期連結会計期間における売上収益は、顧客所在地別で以下のように見込んでおります。
韓国では、PCオンラインゲーム『メイプルストーリー』(MapleStory )及び『サドンアタック』 (Sudden Attack )
が前年同期比で二桁成長、また『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter )が三桁成長することを見込んでおり、前年同期比
でPCオンライン事業の売上収益が増加することを予想しています。モバイル事業では、前第4四半期連結会計期間
に配信を開始した『V4』が好調なスタートであった前年同期との比較で売上収益の減少が見込まれるものの、第3
四半期連結会計期間に配信を開始した『風の王国:Yeon』 (The Kingdom of The Wind:Yeon )、第2四半期連結会計
期間に配信を開始した『KartRider Rush+』及び『FIFA MOBILE』からの増収寄与により前年同期比で売上収益が増
加することを見込んでおります。その結果、韓国全体では前年同期比で売上収益の増加を予想しています。
中国では、主力PCタイトル『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter )の売上収益が減少することを見込んでいます。『ア
ラド戦記』 (Dungeon&Fighter )は、第3四半期連結会計期間から国慶節アップデートを継続して行っています。足元
のアクティブユーザー数及び課金ユーザー数は、第3四半期連結会計期間から目立った変化がなく、第4四半期連
結会計期間を通じて低調に推移することが見込まれます。また、第4四半期連結会計期間の売上収益に大きく影響
する国慶節アップデートのパッケージ販売も、ユーザー数が前年同期と比べて少ないことから、販売個数が伸びず、
売上収益が減少することを予想しています。その他にも第4四半期連結会計期間中にアップデートやイベントの実
施を予定していますが、業績及びユーザー指標の改善に対する影響は限定的と考えられます。
日本では、gloopsの売却に伴う売上収益の減少を見込むものの、第2四半期連結会計期間に配信を開始した
『TRAHA』、第3四半期連結会計期間に配信を開始した『V4』及び10月12日に配信を開始した『FIFA MOBILE』から
の増収寄与を見込み、売上収益は前年同期比で増加することを予想しています。
北米及び欧州では、『メイプルストーリー』 (MapleStory )が好調なモメンタムを維持し、前年同期比で三桁成長
すること、また、『V4』からの増収寄与を見込むことから、売上収益は前年同期比で増加することを予想していま
す。
その他の地域では、『メイプルストーリー』 (MapleStory )が前年同期比で二桁成長すること、また、『KartRider
Rush+』からの増収寄与を見込むことから、売上収益が前年同期比で増加することを予想しています。
第4四半期連結会計期間における費用面では、新作モバイルゲーム『風の王国:Yeon』 (The Kingdom of The
Wind:Yeon )、『KartRider Rush+』、『FIFA MOBILE』の寄与による売上収益の増加に伴うロイヤリティ費用及びプ
ラットフォーム費用の増加のほか、これら新作モバイルゲームのプロモーションに係る広告宣伝費が増加すること
を見込んでいます。また、業績連動ボーナス及びストック・オプション費用の増加などに伴う人件費の増加も予想
しています。一方で、前第4四半期連結会計期間に計上した減損損失を第4四半期連結会計期間の業績予想では見
5
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
込んでいないため、その他の費用の減少を見込んでいますが、第4四半期連結会計期間の費用は前年同期比で増加
することを予想しています。
業績見通しについては、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んで
いるため、実績値は業況の変化などにより予想数値と異なる可能性があります。
(参考)
2020年12月期第4四半期の連結業績予想(2020年10月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有
基本的1株当
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 者に帰属する
たり四半期利益
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
60,701 23.3 12,337 173.1 13,497 - 8,258 183.8 8,731 166.6 9.86
第4四半期
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
65,477 33.0 16,002 254.2 17,162 - 11,204 285.1 11,624 255.0 13.12
6
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動
当社グループは第1四半期連結会計期間において、投資ファンドであるVIP Global Super Growth Hedge Fund、
Mirae Asset Global Innovation Growth Focus Equity Privately Placed Investment Trust 及 び Samsung Digital
Innovation Equity Fund Private Investment Trust 1へ出資を行い、これらのファンドを当社の子会社の範囲に含
めております。また、これらのファンドの各々の出資受入額が当社資本金の100分の10以上にそれぞれ相当するた
め、これらのファンドは特定子会社にも該当しております。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
(IFRSにより要求される会計方針の変更)
当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、特段の記載がない限り、以下の
新たに適用する基準を除いて、前期の連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。なお、当第3四
半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しております。
当社グループは、第1四半期連結会計期間より以下の基準を適用しております。これらについては、当第3四半
期連結累計期間において重要な影響はありません。
基準書 基準書名 新設・改訂の概要
IFRS第3号 企業結合 「事業」の定義の改善
IAS第1号 財務諸表の表示 「重要性がある」の定義を明確化
IAS第8号 会計方針、会計上の見積りの
変更及び誤謬
IFRS第9号 金融商品 IBOR改革によって引き起こされる不確実性の潜在的な影響を軽
IAS第39号 金融商品:認識及び測定 減するために、特定のヘッジ会計の要件を改訂
IFRS第7号 金融商品:開示
7
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
3.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 253,636 276,303
営業債権及びその他の債権 28,643 32,918
その他の預金 257,331 220,304
その他の金融資産 8,418 24,067
その他の流動資産 5,468 4,737
流動資産合計 553,496 558,329
非流動資産
有形固定資産 23,481 22,707
のれん 42,480 36,180
無形資産 21,519 15,548
使用権資産 6,612 10,222
持分法で会計処理している投資 2,515 3,447
その他の金融資産 47,256 151,075
その他の非流動資産 243 346
繰延税金資産 21,486 19,380
非流動資産合計 165,592 258,905
資産合計 719,088 817,234
8
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
仕入債務及びその他の債務 7,753 10,193
繰延収益 10,250 13,273
借入金 2,223 1,998
未払法人所得税 7,403 16,725
リース負債 2,129 2,375
引当金 4,099 2,309
その他の流動負債 7,311 11,598
流動負債合計 41,168 58,471
非流動負債
繰延収益 15,950 14,754
リース負債 8,507 10,875
その他の金融負債 826 975
引当金 260 295
その他の非流動負債 4,472 4,482
繰延税金負債 16,774 18,661
非流動負債合計 46,789 50,042
負債合計 87,957 108,513
資本
資本金 17,967 21,664
資本剰余金 35,688 16,403
自己株式 △27,219 △0
その他の資本の構成要素 38,511 30,829
利益剰余金 555,038 629,583
親会社の所有者に帰属する持分合計 619,985 698,479
非支配持分 11,146 10,242
資本合計 631,131 708,721
負債及び資本合計 719,088 817,234
9
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 199,299 226,640
売上原価 △45,135 △49,183
売上総利益 154,164 177,457
販売費及び一般管理費 △63,422 △73,195
その他の収益 8,318 1,592
その他の費用 △9,053 △9,993
営業利益 90,007 95,861
金融収益 38,352 13,643
金融費用 △1,423 △737
持分法による投資利益又は損失(△) △421 801
税引前四半期利益 126,515 109,568
法人所得税費用 △16,189 △24,103
四半期利益 110,326 85,465
四半期利益の帰属
親会社の所有者 112,389 86,004
非支配持分 △2,063 △539
四半期利益 110,326 85,465
1株当たり四半期利益
(親会社の所有者に帰属)
基本的1株当たり四半期利益 125.43円 97.32円
希薄化後1株当たり四半期利益 124.03円 95.81円
10
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 52,357 79,412
売上原価 △14,180 △19,266
売上総利益 38,177 60,146
販売費及び一般管理費 △19,189 △29,659
その他の収益 7,708 294
その他の費用 △2,277 △3,174
営業利益 24,419 27,607
金融収益 18,910 3,748
金融費用 △723 △8,882
持分法による投資利益 14 428
税引前四半期利益 42,620 22,901
法人所得税費用 △3,596 △6,729
四半期利益 39,024 16,172
四半期利益の帰属
親会社の所有者 39,844 16,330
非支配持分 △820 △158
四半期利益 39,024 16,172
1株当たり四半期利益
(親会社の所有者に帰属)
基本的1株当たり四半期利益 44.42円 18.45円
希薄化後1株当たり四半期利益 43.86円 17.99円
11
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結包括利益計算書
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 110,326 85,465
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
△356 18,709
測定する金融資産
確定給付型年金制度の再測定額 △57 △3
法人所得税 20 △4,565
純損益に振替えられることのない
△393 14,141
項目合計
純損益にその後に振替えられる可能性の
ある項目
在外営業活動体の換算差額 △53,624 △21,624
持分法によるその他の包括利益 △1 △2
純損益にその後に振替えられる可能性
△53,625 △21,626
のある項目合計
その他の包括利益合計 △54,018 △7,485
四半期包括利益 56,308 77,980
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 59,316 78,935
非支配持分 △3,008 △955
四半期包括利益 56,308 77,980
12
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 39,024 16,172
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
△7 16,418
測定する金融資産
確定給付型年金制度の再測定額 1 7
法人所得税 △13 △3,982
純損益に振替えられることのない
△19 12,443
項目合計
純損益にその後に振替えられる可能性の
ある項目
在外営業活動体の換算差額 △20,466 5,852
持分法によるその他の包括利益 △0 △1
純損益にその後に振替えられる可能性
△20,466 5,851
のある項目合計
その他の包括利益合計 △20,485 18,294
四半期包括利益 18,539 34,466
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 19,684 34,512
非支配持分 △1,145 △46
四半期包括利益 18,539 34,466
13
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の
資本 利益 非支配
資本金 自己株式 資本の 合計 資本合計
剰余金 剰余金 持分
構成要素
資本(期首) 14,402 34,814 △1 64,068 441,985 555,268 10,209 565,477
IFRS第16号適用時の修正 - - - - △2,965 △2,965 - △2,965
会計方針の変更を反映し
14,402 34,814 △1 64,068 439,020 552,303 10,209 562,512
た当期首残高
四半期利益 - - - - 112,389 112,389 △2,063 110,326
その他の包括利益 - - - △53,073 - △53,073 △945 △54,018
四半期包括利益合計 - - - △53,073 112,389 59,316 △3,008 56,308
資本剰余金から利益剰余
- △423 - - 423 - - -
金への振替
新株の発行 3,160 3,160 - - - 6,320 - 6,320
新株発行費用 - △11 - - - △11 - △11
株式に基づく報酬取引 - - - 213 - 213 - 213
子会社取得に係る非支配
- - - - - - 1,516 1,516
持分
支配継続子会社に対する
- △3 - - - △3 10 7
持分変動
自己株式の取得 - △0 △3,468 - - △3,468 - △3,468
その他の資本の構成要素
- - - 65 △65 - - -
から利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 3,160 2,723 △3,468 278 358 3,051 1,526 4,577
資本(期末) 17,562 37,537 △3,469 11,273 551,767 614,670 8,727 623,397
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の
資本 利益 非支配
資本金 自己株式 資本の 合計 資本合計
剰余金 剰余金 持分
構成要素
資本(期首) 17,967 35,688 △27,219 38,511 555,038 619,985 11,146 631,131
四半期利益 - - - - 86,004 86,004 △539 85,465
その他の包括利益 - - - △7,069 - △7,069 △416 △7,485
四半期包括利益合計 - - - △7,069 86,004 78,935 △955 77,980
新株の発行 3,697 3,697 - - - 7,394 - 7,394
新株発行費用 - △28 - - - △28 - △28
配当金 - - - - △4,417 △4,417 - △4,417
株式に基づく報酬取引 - - - △627 - △627 - △627
支配継続子会社に対する
- 20 - - - 20 51 71
持分変動
自己株式の取得 - △2 △2,781 - - △2,783 - △2,783
自己株式の消却 - △22,972 30,000 - △7,028 - - -
その他の資本の構成要素
- - - 14 △14 - - -
から利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 3,697 △19,285 27,219 △613 △11,459 △441 51 △390
資本(期末) 21,664 16,403 △0 30,829 629,583 698,479 10,242 708,721
14
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 126,515 109,568
減価償却費及び償却費 5,197 6,320
株式報酬費用 1,648 1,292
受取利息及び受取配当金 △10,305 △6,613
支払利息 197 245
減損損失 8,766 9,329
持分法による投資損益(△は益) 421 △801
段階取得に係る差損益(△は益) △7,480 -
有価証券評価損益(△は益) △110 △2,880
為替差損益(△は益) △25,146 △4,235
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △2,137 △6,476
その他の流動資産の増減額(△は増加) △2,142 △641
仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △955 2,681
繰延収益の増減額(△は減少) △2,050 2,876
引当金の増減額(△は減少) △700 △1,620
その他の流動負債の増減額(△は減少) 394 4,686
その他 △1,040 △115
小計 91,073 113,616
利息及び配当金の受取額 9,012 10,138
利息の支払額 △193 △296
法人所得税の支払額 △17,165 △15,593
営業活動によるキャッシュ・フロー 82,727 107,865
投資活動によるキャッシュ・フロー
拘束性預金の純増減額(△は増加) △30 △3,452
定期預金の純増減額(△は増加) △61,706 25,878
有形固定資産の取得による支出 △1,039 △1,544
有形固定資産の売却による収入 146 21
無形資産の取得による支出 △492 △689
長期前払費用の増加を伴う支出 △30 △184
連結子会社である投資ファンドを通じた有価証券の - △25,586
取得による支出
連結子会社である投資ファンドを通じた有価証券の - 13,099
売却による収入
有価証券の取得による支出 △31,519 △85,866
有価証券の売却及び償還による収入 2,394 370
関連会社の取得による支出 - △671
関連会社の売却による収入 146 55
子会社の取得による支出 △6,864 -
その他 △418 △886
投資活動によるキャッシュ・フロー △99,412 △79,455
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) - △137
ストック・オプションの行使による収入 2,694 5,521
自己株式取得による支出 △3,468 △2,783
配当金の支払額 △0 △4,417
リース負債の返済による支出 △1,207 △1,765
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,981 △3,581
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △18,666 24,829
現金及び現金同等物の期首残高 205,292 253,636
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 △9,145 △2,162
現金及び現金同等物の四半期末残高 177,481 276,303
15
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(6)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(7)表示方法の変更
(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)
第1四半期連結累計期間において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「有価証券の取得による支出」に
含めて表示していた「連結子会社である投資ファンドを通じた有価証券の取得による支出」及び「投資活動による
キャッシュ・フロー」の「有価証券の売却及び償還による収入」に含めて表示していた「連結子会社である投資フ
ァンドを通じた有価証券の売却による収入」は、それぞれ金額的に重要性が増したため、第2四半期連結累計期間
より独立掲記しております。また、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めて表示していた
「有価証券評価損益(△は益)」についても、金額的に重要性が増したため、当第3四半期連結累計期間より独立
掲記しております。
これらの表示方法の変更を反映させるため、第1四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算
書において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「有価証券の取得による支出」に表示していた金額△9,879
百万円は「連結子会社である投資ファンドを通じた有価証券の取得による支出」として、「投資活動によるキャッ
シュ・フロー」の「有価証券の売却及び償還による収入」に表示していた金額のうち1,433百万円は「連結子会社で
ある投資ファンドを通じた有価証券の売却による収入」として、それぞれ表示を組替えております。また、前第3
四半期連結累計期間及び第2四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活
動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた金額のうち△110百万円及び△1,160百万円は「有価証
券評価損益(△は益)」として、それぞれ表示を組替えております。
(8)親会社の所有者に帰属する持分の金額に著しい変動があった場合の注記
① 配当金支払額
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
1株当たり
株式の種類 配当金の総額 基準日 効力発生日
配当額
百万円 円
2020年2月20日
普通株式 2,206 2.5 2019年12月31日 2020年3月26日
取締役会決議
2020年8月6日
普通株式 2,211 2.5 2020年6月30日 2020年9月28日
取締役会決議
② 自己株式の取得
当社は、2019年9月9日の取締役会決議に基づき、当第3四半期連結累計期間において自己株式1,862,000株を
取得したことにより、自己株式が2,781百万円増加いたしました。
③ 自己株式の消却
当 社 は、2020 年 2 月 13 日 開 催 の 取 締 役 会 決 議 に 基 づ き、 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 に お い て 自 己 株 式
20,971,021株を消却したことにより、自己株式及びその他資本剰余金がそれぞれ30,000百万円減少いたしまし
た。この自己株式の消却により、当第3四半期連結会計期間末の当社におけるその他資本剰余金の残高が△7,028
百万円となったため、その額をその他利益剰余金から減額しております。
16
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(9)セグメント情報
① 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取
締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームの制作・開発、配信を行っており、取り扱う商品・
サービスについて国内においては当社、海外においては現地連結子会社が、それぞれ独立した経営単位として各
地域における包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社グループは、PCオンライ
ンゲーム及びモバイルゲームの制作・開発、配信を基礎とした各社の所在地別の事業セグメントから構成されて
おります。なお、当社グループは、所在地毎の各子会社における事業の特性などから、為替の変動が業績に与え
る影響が類似しており、かつその影響の業績に占める割合も大きいことから、各社の所在地別に事業セグメント
を集約することで、報告セグメントを作成しております。報告セグメントは「日本」、「韓国」、「中国」、
「北米」及び「その他」の5つとしており、「その他」の区分には欧州及びアジア諸国が含まれております。
また、当社グループは、IFRS第15号を適用しております。これにより、当社グループは、顧客との契約から生
じる収益を顧客との契約に基づき、PCオンライン、モバイル及びその他に収益を分解表示しております。
② 報告セグメントの収益及び損益
当社グループのセグメント情報は次のとおりであります。
(第3四半期連結累計期間)
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメント 調整額
計 連結
日本 韓国 中国 北米 その他 (注3)
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益
PCオンライン 2,812 143,323 2,234 2,919 1,277 152,565 - 152,565
モバイル 3,435 32,229 - 9,316 1 44,981 - 44,981
その他 58 1,620 - 73 2 1,753 - 1,753
外部収益 計 6,305 177,172 2,234 12,308 1,280 199,299 - 199,299
セグメント間収益 777 1,627 - 802 218 3,424 △3,424 -
計 7,082 178,799 2,234 13,110 1,498 202,723 △3,424 199,299
セグメント利益又は損失
△2,578 96,752 1,301 △4,231 △522 90,722 20 90,742
(注1)
その他の収益・費用
△735
(純額)(注4)
営業利益 90,007
金融収益・費用(純額)
36,929
(注6)
持分法による投資損失 △421
税引前四半期利益 126,515
(注) 1.セグメント利益又は損失は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しております。
2.セグメント間の内部取引価格は、一般的な市場価格に基づいております。
3.セグメント利益又は損失の調整額20百万円は、セグメント間取引消去であります。
4.その他の費用の主な内訳は、前払ロイヤリティの減損損失5,867百万円であります。
5.PCオンライン及びモバイルについては、主に役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定の期
間にわたり履行義務を充足し収益を認識しております。
6.金融収益の主な内訳は、為替差益27,591百万円であります。
17
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメント 調整額
計 連結
日本 韓国 中国 北米 その他 (注3)
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益
PCオンライン 2,513 146,153 2,196 3,825 1,058 155,745 - 155,745
モバイル 408 60,022 - 8,591 627 69,648 - 69,648
その他 28 1,157 - 62 - 1,247 - 1,247
外部収益 計 2,949 207,332 2,196 12,478 1,685 226,640 - 226,640
セグメント間収益 729 2,007 - 501 288 3,525 △3,525 -
計 3,678 209,339 2,196 12,979 1,973 230,165 △3,525 226,640
セグメント利益又は損失
△1,913 107,558 1,359 △1,009 △1,737 104,258 4 104,262
(注1)
その他の収益・費用
△8,401
(純額)
営業利益 95,861
金融収益・費用(純額) 12,906
持分法による投資利益 801
税引前四半期利益 109,568
(注) 1.セグメント利益又は損失は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しております。
2.セグメント間の内部取引価格は、一般的な市場価格に基づいております。
3.セグメント利益又は損失の調整額4百万円は、セグメント間取引消去であります。
4.PCオンライン及びモバイルについては、主に役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定の期
間にわたり履行義務を充足し収益を認識しております。
18
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(第3四半期連結会計期間)
前第3四半期連結会計期間(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメント 調整額
計 連結
日本 韓国 中国 北米 その他 (注3)
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益
PCオンライン 959 34,904 695 987 458 38,003 - 38,003
モバイル 972 10,103 - 2,727 1 13,803 - 13,803
その他 21 514 - 16 0 551 - 551
外部収益 計 1,952 45,521 695 3,730 459 52,357 - 52,357
セグメント間収益 265 577 - 163 76 1,081 △1,081 -
計 2,217 46,098 695 3,893 535 53,438 △1,081 52,357
セグメント利益又は損失
△455 20,849 381 △1,233 △560 18,982 6 18,988
(注1)
その他の収益・費用
5,431
(純額)
営業利益 24,419
金融収益・費用(純額)
18,187
(注5)
持分法による投資利益 14
税引前四半期利益 42,620
(注) 1.セグメント利益又は損失は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しております。
2.セグメント間の内部取引価格は、一般的な市場価格に基づいております。
3.セグメント利益又は損失の調整額6百万円は、セグメント間取引消去であります。
4.PCオンライン及びモバイルについては、主に役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定の期
間にわたり履行義務を充足し収益を認識しております。
5.金融収益の主な内訳は、為替差益15,355百万円であります。
19
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結会計期間(自 2020年7月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメント 調整額
計 連結
日本 韓国 中国 北米 その他 (注3)
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
外部収益
PCオンライン 867 42,398 709 1,570 360 45,904 - 45,904
モバイル 115 30,326 - 2,597 31 33,069 - 33,069
その他 3 383 - 53 - 439 - 439
外部収益 計 985 73,107 709 4,220 391 79,412 - 79,412
セグメント間収益 237 768 - 198 109 1,312 △1,312 -
計 1,222 73,875 709 4,418 500 80,724 △1,312 79,412
セグメント利益又は損失
△634 31,872 411 △446 △709 30,494 △7 30,487
(注1)
その他の収益・費用
△2,880
(純額)
営業利益 27,607
金融収益・費用(純額)
△5,134
(注5)
持分法による投資利益 428
税引前四半期利益 22,901
(注) 1.セグメント利益又は損失は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しております。
2.セグメント間の内部取引価格は、一般的な市場価格に基づいております。
3.セグメント利益又は損失の調整額△7百万円は、セグメント間取引消去であります。
4.PCオンライン及びモバイルについては、主に役務に対する支配が一定期間にわたり移転するため、一定の期
間にわたり履行義務を充足し収益を認識しております。
5.金融費用の主な内訳は、為替差損8,638百万円であります。
20
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
③ 地域ごとの情報
外部顧客からの売上収益は、次のとおりであります。
なお、当社グループは、第1四半期連結会計期間より外部顧客からの売上収益に係る地域区分の一部を分類変
更するとともに、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の数値についても変更後の分類に組
み替えております。
(第3四半期連結累計期間)
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
事業別の売上収益
合計
PCオンライン モバイル その他
百万円 百万円 百万円 百万円
主な地域市場
日本 2,831 8,746 15 11,592
韓国 48,656 15,490 1,255 65,401
中国 94,679 1,859 77 96,615
北米及び欧州 2,636 12,334 290 15,260
その他 3,763 6,552 116 10,431
合計 152,565 44,981 1,753 199,299
(注) 1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.国又は地域の区分は地理的近接度によっております。
3.各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米及び欧州:米国、カナダ及び欧州
(2) その他:中南米及びアジア諸国
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
事業別の売上収益
合計
PCオンライン モバイル その他
百万円 百万円 百万円 百万円
主な地域市場
日本 2,514 4,427 30 6,971
韓国 76,876 45,169 1,022 123,067
中国 67,622 859 6 68,487
北米及び欧州 3,420 11,175 146 14,741
その他 5,313 8,018 43 13,374
合計 155,745 69,648 1,247 226,640
(注) 1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.国又は地域の区分は地理的近接度によっております。
3.各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米及び欧州:米国、カナダ及び欧州
(2) その他:中南米及びアジア諸国
21
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(第3四半期連結会計期間)
前第3四半期連結会計期間(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
事業別の売上収益
合計
PCオンライン モバイル その他
百万円 百万円 百万円 百万円
主な地域市場
日本 960 2,186 5 3,151
韓国 18,848 4,388 421 23,657
中国 15,998 1,769 16 17,783
北米及び欧州 884 3,595 82 4,561
その他 1,313 1,865 27 3,205
合計 38,003 13,803 551 52,357
(注) 1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.国又は地域の区分は地理的近接度によっております。
3.各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米及び欧州:米国、カナダ及び欧州
(2) その他:中南米及びアジア諸国
当第3四半期連結会計期間(自 2020年7月1日 至 2020年9月30日)
事業別の売上収益
合計
PCオンライン モバイル その他
百万円 百万円 百万円 百万円
主な地域市場
日本 867 1,752 4 2,623
韓国 25,942 24,231 353 50,526
中国 15,616 152 1 15,769
北米及び欧州 1,391 4,056 72 5,519
その他 2,088 2,878 9 4,975
合計 45,904 33,069 439 79,412
(注) 1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.国又は地域の区分は地理的近接度によっております。
3.各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米及び欧州:米国、カナダ及び欧州
(2) その他:中南米及びアジア諸国
(表示方法の変更)
第1四半期連結会計期間より、従来「その他」に含めていた欧州地域における売上高を「北米」に含めその分類
を「北米及び欧州」と掲記することと致しました。これは当社グループが北米及び欧州地域に対して同じサービス
を行っていることから、地域の類似性が高まったことによるものです。
この結果、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間において、「その他」に表示していた
3,762百万円及び1,229百万円は「北米及び欧州」に組み替えております。
22
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(10)後発事象
(ストック・オプション(新株予約権)の発行)
当社は、2020年10月30日の取締役会において、会社法第236条、第238条及び第239条の規定並びに2020年3月25日
開催の定時株主総会決議に基づき、当社従業員並びに当社子会社の取締役及び従業員に対して、ストック・オプシ
ョンとしての新株予約権を無償で発行することを決議し、2020年11月9日に割り当てました。詳細は、下記のとお
りです。
決議年月日 2020年10月30日
当社従業員 22
付与対象者の区分及び人数(名)
当社子会社の取締役及び従業員 185
新株予約権の数(個) ※ 5,010 (注)1
新株予約権の目的となる株式の種類、内
普通株式 10,020,000株 (注)2
容及び数(株) ※
新株予約権の行使時の払込金額(円) ※ 3,055 (注)3
(税制適格ストック・オプション) 2022年10月30日~2026年11月8日
新株予約権の行使期間 ※
(税制非適格ストック・オプション) 2020年11月9日~2026年11月8日
新株予約権の行使により株式を発行する 発行価格 3,055
場合の株式の発行価格及び資本組入額 資本組入額 1,528
(円) ※
・割当日より満1年を経過した日において付与個数のうち、3分の1にあ
たる個数について権利確定する。以後、3か月経過毎に、割当日より満
3年が経過する日まで、付与個数の12分の1にあたる個数について権利
確定するものとする。権利確定した新株予約権は、行使開始日から行使
可能最終日までの期間に限り、かつ、発行要項及び新株予約権割当契約
新株予約権の行使の条件 ※ 書に定める他の行使条件が満たされる場合に限り、行使できるものとす
る。
・原則として、新株予約権者が割当日以後行使の日まで継続して当社又は
その子会社の取締役又は従業員としての地位を有していない場合は新株
予約権を行使できない。
・新株予約権の一部行使はできない。
新株予約権の譲渡に関する事項 ※ 新株予約権の譲渡、又はこれに担保権を設定することはできない。
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付
該当事項はありません。
に関する事項 ※
※ 新株予約権証券の発行時(2020年11月9日)における内容を記載しております。
(注)1.新株予約権の目的となる株式の数は、新株予約権1個につき当社普通株式2,000株です。
2.当社が株式分割(無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数を調
整するものとします。ただし、かかる調整は新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権
の目的となる株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てる
ものとします。
調整後株式数 = 調整前株式数 × 分割・併合の比率
また、当社が合併、会社分割、株式交換又は株式移転を行う場合等、付与株式数の調整を必要とするやむ
を得ない事由が生じたときは、合併、会社分割、株式交換又は株式移転の条件等を勘案の上、合理的な範
囲で、当該時点で行使されていない新株予約権についての付与株式数を調整するものとします。
3.割当日後、当社が当社普通株式につき株式分割(無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合には、次の
算式により払込金額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げるものとします。
23
株式会社ネクソン(3659) 2020年12月期 第3四半期決算短信
1
調整後行使価額 = 調整前行使価額 ×
分割・併合の比率
また、当社が時価を下回る価額で当社普通株式につき、新株式を発行又は自己株式を処分する場合(新株予
約権の行使の場合を除く。)は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生じる1円未満の端数は、
これを切り上げます。
新規発行株式数×1株あたり払込金額
調整前 既発行株式数 +
調整後行使価額 = × 1株あたり時価
行使価額
既発行株式数+新規発行株式数
上記算式において、「既発行株式数」とは当社普通株式に係る発行済株式総数から当社普通株式に係る自
己株式の総数を控除した数とし、また、当社普通株式に係る自己株式を処分する場合には、「新規発行株
式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとします。
なお、当社が合併、会社分割、株式交換又は株式移転を行う場合等、払込金額の調整を必要とするやむを
得ない事由が生じたときは、合併、会社分割、株式交換又は株式移転の条件等を勘案の上、合理的な範囲
で払込金額を調整するものとします。
24