3658 イーブック 2021-01-27 15:00:00
2020年度第3四半期 決算補足資料 [pdf]

2020年度
第3四半期決算補足資料
2021年1月27日
株式会社イーブックイニシアティブジャパン
証券コード:3658




Copyright © eBOOK Initiative Japan Co.,Ltd.
目次



     1   2020年度 第3四半期 業績

     2   2020年度 第3四半期 施策・トピックス

     3   今後の計画

     4   参考資料


                                 2
事業区分について
      当社は、以下2つの事業により構成されています
      ①電子書籍事業       ② クロスメディア事業




      電子書籍販売サービス     紙書籍のオンライン販売




                                   3
エグゼクティブサマリー


 ◼ マーケティング強化により全社売上高過去最高を更新
  ✓ 売上高 7,514百万円(前年同期: 5,342百万円、前年同期比: +40.7%)
  ✓ 営業利益 219百万円(前年同期: 164百万円、前年同期比: +33.9%)


 ◼ 巣ごもり需要の継続及びグループシナジーを更に強化
  ✓   超PayPay祭をはじめとした各種販促企画や広告宣伝により両事業とも大きく伸長
  ✓   PayPaySTEPにebookjapanがLOHACOなどと並び参画
  ✓   AIの活用を進展させ、レビューから作品を探せる「感情タグ」の実装
  ✓   在宅勤務率97%以上、新しい働き方で従業員満足度と事業成長を両立


                                                 4
第3四半期 業績ハイライト
電子書籍事業は、中期ビジョン達成に向けマーケティング投資を行い高い成長率
    紙書籍のオンライン販売は、超PayPay祭等により大きく伸長
                                         (単位: 百万円)



                   2020年度3Q   前四半期比     前年同期比


   売上高                7,514     +2.6%    +40.7%

   電子書籍事業             5,803     △0.5%    +45.6%

   クロスメディア事業
                      1,710    +14.9%    +26.2%
   (紙書籍のオンライン販売)

   営業利益                219      △7.0%    +33.9%


                                                     5
売上高・営業利益推移

                     全社売上高は引き続き過去最高を更新
                                                                             (単位:百万円)
 ■電子書籍事業売上高      ■クロスメディア事業売上高      ●営業利益
 □電子書籍事業(配信)      (紙書籍のオンライン販売)                                            7,321   7,514
 ■電子書籍事業(提供)
                                                                  7,055
                                                          6,103            1,489   1,710
                                                  5,342           1,770
                                          5,172
                         4,555    4,661                   1,474
                                          1,138   1,355
 3,277   3,415   3,537   1,193    1,076

         952     1,105    376                                              5,832   5,803
 1,109                                                            5,285
         601      600                     4,034           4,629
  571                             3,585           3,986
                         2,985
 1,596   1,861   1,832

  210    240     199              186     178      164            408       236    219
                         △ 67                             263
  1Q      2Q      3Q      4Q       1Q      2Q      3Q      4Q      1Q       2Q      3Q
            2018年度                          2019年度                        2020年度
  * 「配信」「提供」に区分していた電子書籍事業を2019年度より一本化して記載しております。
                                                                                           6
損益計算書の主要項目                   (前年同期比)
                                                                        (単位: 百万円)
                         2019年度3Q 2020年度3Q      増減率              備考

 売上高                         5,342      7,514   +40.7%
 電子書籍事業                      3,986      5,803   +45.6%
 クロスメディア事業                   1,355      1,710   +26.2%
 売上原価                        3,427      4,730   +38.0%
 版権使用料                       2,267      3,247   +43.2% 主に売上高増加による
 販売費及び一般管理費                  1,750      2,564   +46.5%
 外注費                           801      1,177   +47.0% ヤフーとの取引による増加*
 支払手数料                         260        341   +30.7% 主に売上高増加による
 広告宣伝・販売促進費(ポイント含む)            402        746   +85.4% 販促費の増加、オンライン広告の増加
 人件費 (賞与を除く)                   116         88   △24.0% ebookjapanサービス費用按分に伴う*
 営業利益                          164        219   +33.9%
 経常利益                          164        220   +33.8%
 税引前四半期純利益                     164        220   +33.8%
 四半期純利益                        112        164   +46.1%
 * 電子書籍事業におけるヤフーと協力して運営を行うサービスについて、ヤフー負担役務に対し費用を計上、
   広告宣伝・販売促進・人件費等の運営費用の一部をヤフーが負担。                                                   7
ebookjapanサービスの事業構造
     売上は当社で計上、事業運営に関わる費用及び利益を
         契約*に基づき、各々の役務に応じてヤフーと按分
                 ユーザー
                      サービスの利用・購入




                   当社                           ヤフー
              アプリ等の企画・運営                    集客・プロモーション
               バックエンド開発等                    フロントエンド開発等
                                費用一部負担*
                  売上高
                                 利益按分*

                   利益                            利益

    * 当社とヤフー間で締結した業務提携契約 (本件における取引条件を定義) に基づき、費用及び利益を各々の役務に応じて按分。   8
貸借対照表の主要項目 (前四半期比)

                                                     (単位: 百万円)
            2020年度2Q 2020年度3Q   前四半期比           備考

  資産          10,676   10,514   △1.5%
   現金及び預金      4,866    4,604   △5.4%   出版社等への支払いサイクルの影響
   売掛金         3,361    3,566   +6.1%   売上高増加に伴う増加

  負債           6,426    6,097   △5.1%
   買掛金         3,733    3,676   △1.5%
  純資産          4,250    4,417   +3.9%
   資本金          902      903    +0.2%
   資本剰余金       1,187    1,189   +0.1%
   利益剰余金       2,325    2,490   +7.1%
   自己株式        △200     △200      ー

                                                                 9
2020年度 業績見通し
      グループシナジーと市場成長により売上高は順調に推移
     中期ビジョン達成に向け、4Qも引き続きマーケティングを強化
                  2020年度修正予想        2020年度3Q
   (単位: 百万円)                                   進捗率
                  (2020年10月28日発表)     累計実績

   売上高                 28,000         21,890    78.2%

   営業利益                   950           865     91.1%

    営業利益率                3.4%          4.0%          ー

   経常利益                   950           866     91.3%

                                                     ―
    経常利益率                3.4%          4.0%

   四半期 (当期) 純利益           650           609     93.7%

                                                         10
目次



     1   2020年度 第3四半期 業績

     2   2020年度 第3四半期 施策・トピックス

     3   今後の計画

     4   参考資料


                                 11
グループシナジーを生かしたキャンペーン

          PayPayと連携したキャンペーンをさらに拡充

  超PayPay祭、PayPayジャンボで       グループ3サービス以上利用により
  還元率の高さとお得に買える日をアピール    ボーナス還元率がUPする「PayPaySTEP」に参画




                                                       12
オンライン広告
 市場の需要が増加している今、現在及び将来の新規ユーザー獲得のため
    効率性を重視したオンライン広告(静止画・動画)を実施
 特定の日にお買い得なことを訴求する   つい読みたくなる   動画配信サービス内での
     キャンペーン広告        魅力的なコマ広告      動画広告




                                              13
当社独自コンテンツ
       当社オリジナル作品『ベルリンうわの空』が入賞、
  海外人気作品『2gether』の独占先行連載など独自コンテンツも充実

          当社オリジナル作品が              タイ発の人気BLドラマ
   宝島社「このマンガがすごい!2021年オトコ編」入賞   『2gether』独占先行連載




                                2020年2月にタイで放送開始。
                                Twitter世界トレンド1位を獲得、
                                YouTube公式動画総再生回
                                数3.8億回(2020年8月末時
                                点)など、驚異の記録を打ち立
                                てた話題作コミカライズ。
                                                      14
AIによる「感情タグ」の実装
 110万件以上のユーザーレビューをAIが抽出・整形し「感情タグ」を掲出
 他者の感想が一目で分かり、感想から他の作品を探すこともできるように

                        新たに実装された「感情タグ」
                      「泣ける」「読みやすい」「涙が止まらない」
                        「切ない」「子供も楽しめる」…




                               従来からのタグ
                            「兄弟」「明治・大正時代」
                            「時代物」「感動」「アニメ化」
                            「メディア化」「アクション」 …

                                               15
紙書籍オンライン販売の施策
   プラットフォームの各キャンペーンに合わせて事前に在庫を拡充
          人気作品はセット販売を強化
           Webサイト内バナーやメルマガでも
        キャンペーン購入がお得なことをユーザーへ訴求




                                   16
目次



     1   2020年度 第3四半期 業績

     2   2020年度 第3四半期 施策・トピックス

     3   今後の計画

     4   参考資料


                                 17
2020年度以降の取り組み
        グループシナジーの更なる深化・強化へ




                             18
中期ビジョン
    中期ビジョンの変更はなく、グループシナジーを最大限発揮し、
          「電子コミック国内取扱高No.1」を目指す
     株式会社イーブックイニシアティブジャパン(当社)             グループ連携

      紙書籍            電子書籍販売
              連携                     連携
    オンライン販売



                   (当社がヤフーと協力して運営)




                     中期ビジョン

              電子コミック国内取扱高No.1
                                                   19
本格的なグループシナジー強化のフェーズに

 2018年度        2019年度                          2020年度~

サービス・プロダクト    グループシナジーの                 グループシナジーの更なる深堀りと
  統合準備          土台作り                        サービスの磨きこみ

                                        連携                         会員特典
             ◼ 代表取締役および
                            Yahoo! JAPAN                   Yahoo!
                                             PayPayモール                     ソフトバンク
              経営体制の変更        トップページ                      プレミアム会員

                               Yahoo!
                                              PayPay          PayPay       ワイモバイル
                              ショッピング
             ◼ グループ各社とともに
              シナジーを生かせる                           プロダクト強化
              手法や施策を段階
                                     UI・UX改善        コンテンツ強化        データ活用
              的に実施

                                                                                    20
目次



     1   2020年度 第3四半期 業績

     2   2020年度 第3四半期 施策・トピックス

     3   今後の計画

     4   参考資料


                                 21
会社概要

             株式会社イーブックイニシアティブジャパン
             eBOOK Initiative Japan Co., Ltd.
  設立         2000年5月17日
  本社所在地      東京都千代田区麹町1-12-1 住友不動産ふくおか半蔵門ビル
  マザーズ上場日    2011年10月28日 (証券コード: 3658)
  市場第一部上場日   2013年10月28日 (証券コード: 3658)
  事業内容       電子書籍事業、クロスメディア事業
  代表者        代表取締役社長 高橋 将峰
  資本金        903,750千円 (2020年12月末日現在)
  決算期        3月31日
  主要取引先      出版社、編集プロダクション、決済代行会社
  役職員数       180名 (2020年12月末日現在)
  ウェブサイト     https://ebookjapan.yahoo.co.jp/


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創業理念: “ SAVE TREES! ”
 創業者が出版社勤務時代に、大量の返本の山が断裁・焼却処分されることに
   地球環境への危惧を抱いたことが、当社の創業に至ったきっかけです




   当社は創業以来 累計1億冊以上の電子書籍を販売し、50万本以上の木を救ってまいりました。

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ESG経営
          当社はESG経営を前提に、事業成長に努めてまいります

     Environment                  Social                 Governance
      電子書籍事業                     新しい働き方                 社外取締役の増員

  「Save Trees!」の創業理念のもと   新型コロナウイルス感染症対策を機に           2020年6月に社外取締役を増員し
       電子書籍事業を通じ           速やかに在宅勤務を中心とした                 更なるガバナンス強化に
    環境保全に寄与しています。              働き方へ移行。                      努めております。
                           今後も最適な働き方を模索し
                              推進してまいります。
                          (2020年度4-12月の在宅勤務率:97%以上)




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ビジネスモデル
電子書籍事業は著者/出版社から許諾を受けた作品を電子書籍化し、ユーザーに販売
  クロスメディア事業は当社の運営するオンライン書店において、紙書籍を販売

                      当社   ①電子書籍事業            ユーザー
                                        販売・
   著者                                   閲読
            許諾



   出版社

                           ②クロスメディア事業


         出版取次
                 仕入                     販売



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当社のサービス

       電子書籍販売                   紙書籍オンライン販売




       「人生に、漫画を。」                  「毎日にストーリーを。」


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                           (Yahoo!ショッピング、ポンパレモール、Wowma!)



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電子出版業界の市場規模
                 電子出版の市場規模は今後も順調に拡大し、
                2024年には5,600億円超にまで成長する見込み
  (単位: 億円)                               電子出版市場予測
  6,000
          ■電子出版(電子書籍+電子雑誌)市場規模予測
  5,000   ■電子書籍市場規模
          ■電子雑誌市場規模
  4,000
                                                               277
  3,000                                                296                                    5,669
                                                                                  5,124 5,398
                                                                      4,442 4,812
                                                315
  2,000                                   302
                                   242                        3,473
                             145                      2,826
                                              2,241
                                  1,584 1,976
  1,000                77
          22    39          1,266
          629   729   936
     0




  出典: 電子書籍ビジネス調査報告書 2020 (c) Impress Corporation インプレス総合研究所                                           27
企業ミッション



  「日本の豊かな出版文化で 世界中を幸せにする」

  面白さ、読みやすさ、わかりやすさ。
  日本のマンガ・書籍の充実ぶりは、諸外国と比べ群を抜いています。
  ジャンルや表現もさまざまで、他国と比べとても自由で多彩です。
  そのような環境で生まれた突き抜けた作品は、普段の生活ではなかなか味わえない大きな感動、発見、
  インスピレーションを人生にもたらしてくれます。
  世界的トップアスリートがスポーツを始めたきっかけが、日本発のマンガとの出会いだったこともあるのです。
  言葉の壁を越え、日本の豊かな出版文化で世界中に住む多くの人の人生を少しでも幸せにすること。
  それが私たちのミッションです。


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ご注意

 ◼ 本資料は、これまでの業績及び事業計画に関する情報の提供を目的として、当社が作成したものです。

 ◼ 本資料に掲載されている将来の見通し、その他今後の予測・戦略などに関する情報は、本資料の作成時点に
  おいて、当社が合理的に入手可能な情報に基づき、通常予測し得る範囲で判断したものであり、多分に不確
  定な要素を含んでおります。実際の業績等は様々な要因の変化等により、本資料記載の見通しとは異なる結
  果を生じる可能性があります。

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  ただいた上で、投資家ご自身の判断でなされるよう、お願い致します。

 ◼ なお、本資料は電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送・転載は
  できません。




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