3655 ブレインパッド 2020-05-14 15:30:00
2020年6月期 第3四半期決算補足説明資料 [pdf]

2020年6月期 第3四半期
決算補足説明資料


株式会社ブレインパッド
2020年5月14日
INDEX
• はじめに                                  ・・・ P 2
• 会社概要                                  ・・・ P 3
• 新型コロナウイルス感染症拡大の影響
  (1)当期業績予想の修正について                      ・・・   P 9
  (2)次期業績への影響について                       ・・・   P 16
  (3)中期経営計画について                         ・・・   P 16
  (4)当社グループの営業状況について                    ・・・   P 20
  (5)各セグメントへの個別の影響について                  ・・・   P 22
• 2020年6月期 第3四半期 連結業績ハイライト              ・・・ P 24
• 2020年6月期 第3四半期 単体業績/単体セグメント業績ハイライト    ・・・ P 31
• 再掲:中期経営計画について                         ・・・ P 41
• APPENDIX                              ・・・ P 51




         Analytics Innovation Company         ©BrainPad Inc.   1
はじめに 〜当社が目指すもの〜

                                    創業以来の変わらぬミッション

   “データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる”

  ブレインパッドは、2004年の創業当時から、顧客企業のデータを活用した経営改善を支援してきました。
               ビッグデータ、AI、IoTなど、時代ごとにキーワードは違えど、
     その根底はデータを分析・活用して価値に変え、企業活動に変化と改善をもたらすことです。

     データは蓄積するだけではただのコストです。私たちは、データを価値に変えるために必要な
               分析力(国内随一のデータサイエンティスト数)
         エンジニアリング力(市場No.1製品を自社開発・提供できる技術力)
          ビジネス力(データ活用を支援した企業は業種問わず1,000社超)
               の3つの力を有した、世界でも稀有な企業です。

 世界的に増え続ける人口(減り続ける日本の人口)と、限られた資源、加速する環境変化の中で
          私たちは「データ活用のプロフェッショナル」として、
        ビジネスに、データに基づく高度化とイノベーションを与え、
           世界の持続可能性の向上に寄与してまいります。



     Analytics Innovation Company                    ©BrainPad Inc.   2
会社概要
商号      株式会社ブレインパッド(英文 BrainPad Inc.)            グループ体制
本社所在地   東京都港区白金台3-2-10 白金台ビル

電話番号    03-6721-7001(代表)                                         株式会社ブレインパッド

設立      2004年3月18日

        2011年9月 東京証券取引所 マザーズ上場
上場      2013年7月 同 市場第一部上場                              100%出資                    100%出資
        (証券コード:3655)

資本金     575百万円(2020年3月31日現在)                          Mynd株式会社                 BrainPad US Inc.

従業員数    326名(連結、2020年3月31日現在)
                                                                                          連結子会社

        代表取締役会長           佐藤 清之輔         (創業者)                                            非連結子会社
        代表取締役社長           草野 隆史          (創業者)
        取締役               安田 誠
        取締役               石川 耕                   認証
        取締役               塩澤 洋一郎
役員      取締役               関口 朋宏
        社外取締役             佐野 哲哉                                                    認証・制度
        社外取締役             牛島 真希子                                                   ISO(JIS Q) 27001
        常勤社外監査役           鈴木 晴夫
        社外監査役             山口 勝之                  JIS Q 15001         認証の登録範囲は、Webレコメンデーションならびに
                                                                     広告配信技術、データ分析技術を利用したSaaS
        社外監査役             大久保 和孝                 認証番号:10822646
                                                                     サービスです。

主な      ・一般社団法人データサイエンティスト協会
加入団体    ・一般社団法人日本ディープラーニング協会


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データ活用をトータルに支援するブレインパッドのビジネス領域
データを活用して顧客企業の経営改善を支援する当社の事業領域は、以下の4つのフィールド
(象限)で表すことができ、その中で、3つのタイプの事業を展開しています。




  ※




  ※デジタル:デジタルトランスフォーメーション(DX)と呼ばれる領域の中でも、これまでWebマーケティングと呼ばれていた、デジタルマーケティングへの改革・支援を中核とした領域


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 アナリティクス事業
 データサイエンティストという専門人材によるデータ解析/コンサルテーションや、
 データ解析ロジックを組み込んだシステム実装を、業務受託型で行う事業です。

直近の収益構造(2019年6月期連結実績)                                             特徴、強み

・顧客の経営課題に合わせて
                                                                  ・業界随一の規模を誇るデータサイエンティスト組織
                                                 ・売上原価の大部分は
 プロジェクト単位で受注                                      社員人件費
                                     コスト                          ・特定業種に特化せず、幅広い業種に対する支援実績
・プロジェクト期間は、                        13.7億円
                                                 ・その他は、サーバー代や、
 数か月~数年まで様々、
                          売上高                                     ・AIなどの先進技術や、統計科学・数理工学などを、
 プロジェクト体制も、                                       ソフトウェア利用料等
 数名~10名近くまで様々           23.9億円                                     実際のビジネスへ適用できるノウハウ
・フロー型売上高として集計                                                     ・業界でもいち早く新卒採用を開始し、毎年十数名の
 しているが、数ヶ月ごとに                         利益
                                                 セグメント利益率42.6%
 契約更新し、長期にわたり                      10.2億円                          新卒を育成し続けることのできる組織力
 支援している企業も多い



代表的なサービス

     マーケティングアナリティクス                            機械学習やAIを用いた業務プロセスの最適化        データ活用人材の育成、組織・体制の整備

          ・分析による顧客構造理解                                ・サプライチェーンの最適化               ・データ活用組織・体制の
          ・顧客育成のための戦略立案                                (配送・配車,人員配置,需要予測等)          整備や立ち上げ
          ・リソース(時間・コスト)の                              ・製造プロセスの最適化                 ・データ活用人材や
           最適配分                                        (不良品検出,歩留まり改善等)             データサイエンティストの
          ・マーケティングシステム構築                              ・不正取引の検知                     育成メソッドを組み合わせた
          ・施策の効果測定                                    ・AIを活用したロジック開発               カスタマイズプログラムの提供
                       ほか                             ・深層学習を用いた画像解析 ほか                           ほか




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 ソリューション事業
 データを活用したCRM改善やマーケティングを自動化する場合に必要となる海外製システムや、
 機械学習による予測システムのライセンス販売と、ビッグデータ分析環境の構築を行う事業です。

直近の収益構造(2019年6月期連結実績)                                                                        特徴、強み

・月額利用料や保守料から                                           ・売上原価の大部分は                            ・ベンダーフリーの立場で、顧客ニーズに合わせた
 なるストック型売上高に比べ、                                         ライセンスの仕入高、                            柔軟なシステム選定が可能
 一括計上型のライセンス売上                                          受託開発に要した外注費等
 や開発売上、人的支援売上                            コスト
                                                       ・開発作業等には外注を利用
                                                                                             ・独自性の強い海外ツールを目利き・選定。日本国内
 からなるフロー型売上高の                  売上高      13.3億円
                                                        し、利益率をコントロール                          では当社のみが取り扱っているツールも多数
 ほうが成長スピードが大きい                 18.2億円
                                                       ・3事業の中では仕入・外注費率                       ・過去の豊富な実績をふまえ、データ利活用のために
・大型のライセンス販売や
                                                        が最も高い
 開発案件、人的支援案件                              利益                                                  最適な分析環境やツールの提案が可能
 の受注があると、一気に                                           セグメント利益率27.1%
                                         4.9億円
 フロー型売上高が増加



代表的な取扱製品

マーケティングオートメーション   デジタルコンシューマー・      ダイナミックセグメンテーション                      オールインワン機械学習            統計解析・ビッグデータ                    ロボティック・プロセス・
プラットフォーム
                                                      拡張分析ツール                                                   クラウドプラットフォーム
                  インテリジェンス          システム                                 プラットフォーム               加工システム                         オートメーション




Probance          Brandwatch        exQuick           BrainPad VizTact   SAP®                   WPS Analytics   Microsoft      ブレインロボ
                                                                         Data Intelligence
機械学習により顧客ニー       業界最大級のデータとAI      データやファイルを統合的      機械学習とビジュアル分
                                                                         データの管理・収集・加工、
                                                                                                SAS言語で記述されたプ    Azure          (BrainRobo)
ズを予測し、パーソナライ      を搭載した次世代マーケ       に管理し、データ抽出やレ      析を組み合わせてパターン                              ログラム実行とデータ操作
                                                      やルールを発見し、意思        機械学習モデルの作成・            が可能             ビッグデータ活用に必要な   人が行う業務を自動化・
ズコミュニケーションを実現     ティングリサーチプラット      ポーティングを得意とする
                                                      決定をサポート            管理・運用の機能を全て                            一連の機能をクラウド上で   効率化するロボティック・プ
するMAプラットフォーム      フォーム              システム
                                                                         搭載したプラットフォーム                           提供             ロセス・オートメーション

                                                                                               自社製品        当社が国内唯一の販売代理店である製品          その他


                     Analytics Innovation Company                                                                              ©BrainPad Inc.   6
 マーケティングプラットフォーム事業
 デジタルマーケティング領域において、自社開発のレコメンドアルゴリズムや自然言語処理機能
 などを搭載した独自性の強い製品を自社開発し、SaaS形式で顧客へ提供している事業です。

直近の収益構造(2019年6月期連結実績)                                                         特徴、強み

・自社開発製品を月額課金型                                                                ・ DMP市場のトップクラス製品である「Rtoaster」を
 で利用いただいている                                                                    開発・提供(トラッキング数30億、アイテム数2億点)
 (売上高の大部分が、                                        売上原価の大部分は
  「Rtoaster」関連の売上)                                 自社開発製品運用のための              ・分析会社ならではの高精度な自社開発アルゴリズムを
                                       コスト
・解約がない限りは、売上が               売上高      11.3億円
                                                   サーバー費用や、                   製品化
                                                   製品開発のための人件費
 積み上がるストック型の               14.5億円
 ビジネスモデル                                                                     ・他社製品とはベンダーフリーに連携可能であり、
                                                                              プライベートDMPである「Rtoaster」を中心に据えた
・一部、カスタマイズ開発や
 導入コンサルティング費用                           利益                                    デジタルマーケティングの実行が可能
                                                   セグメント利益率22.4%
 がフロー型売上高となる                          3.2億円
                                                                             ・運用型広告領域の新製品開発・立ち上げにチャレンジ中


代表的な取扱製品・サービス(全て自社開発製品)

レコメンドエンジン搭載     運用型広告入稿支援                         AI型ウェブ広告        運用型広告に関する
                                  広告運用支援ツール                                       自然言語処理エンジン    マッチングエンジン
プライベートDMP       ツール                               運用ソリューション       プロフェッショナルサービス




Rtoaster        AdPencil          AdNote          FUSE LIGHT      インハウス化支援サービス   Mynd plus     Conomi
多彩なマーケティングアク    手間のかかるウェブ広告の      シミュレーションによる着地   ウェブ広告の運用業務を     長年の当社の広告運用      人工知能・機械学習・統   収集・蓄積したデータを活
ションをデータから実現でき   入稿作業を、AI技術を用      予測から予算配分/調      最先端AIにより全自動化、   の知見と自社開発製品を     計学技術を駆使してテキ   用して、独自のアルゴリズ
る、DMP市場のトップクラ   いて簡単な操作での自動       整を自動化する広告運      オペレーションレスにウェブ   活用し、広告運用の内製     ストデータを解析      ムでヒト・モノを複合的に
ス製品             化を実現              用の支援ツール         広告の配信が可能        化を支援するサービス                    マッチング




                   Analytics Innovation Company                                                                ©BrainPad Inc.   7
主なクライアント
これまでに当社との取引実績があり企業名等の公表を許可いただいている、または、
プレスリリースやメディア掲載等で取引実績のあることが公知となっている顧客を抜粋したものです。
                                                            (2020年5月14日現在、敬称略、順不同)
            グーグル合同会社、ヤフー㈱、ニフティ㈱、GMOリサーチ㈱、㈱大塚商会、CCCマーケティング㈱、㈱アイスタイル、㈱インタースペース、
情報・通信       エアロセンス㈱、㈱エイトレッド、オーエムネットワーク㈱、㈱クラウドワークス、㈱JR東日本ネットステーション、スターフェスティバル㈱、
            ダイワボウ情報システム㈱、トレンドマイクロ㈱
電気機器        三菱電機㈱

化学          ライオン㈱、コーセープロビジョン㈱、㈱ファンケル、㈱富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー

医療・製薬       バイエル薬品㈱、メディカル・データ・ビジョン㈱

            ㈱ローソン、㈱髙島屋、㈱TSUTAYA、㈱ゲオ、㈱I-ne、アスクル㈱、エノテカ㈱、㈱オークローンマーケティング、㈱オートバックスセブン、
小売・流通・卸売    貝印㈱、㈱コナカ、㈱自由が丘フラワーズ、㈱セレクトスクエア、全日空商事㈱、㈱そごう・西武、㈱タイムマシン、ディーゼルジャパン㈱、
            ㈱ディノス・セシール、㈱ドラマ、西川㈱、㈱バロックジャパンリミテッド、㈱ピーチ・ジョン、㈱B4F、㈱フェリシモ、㈱ロッピングライフ、㈱ワコール

            ㈱すかいらーくホールディングス、森永乳業㈱、キリン㈱、キユーピー㈱、日本コカ・コーラ㈱、㈱明治、アサヒビール㈱、UCCホールディングス㈱、
食料品・飲食
            キッコーマン㈱、シダックス㈱、日本たばこ産業㈱

            SMBC日興証券㈱、みずほ証券㈱、㈱横浜銀行、㈱山口フィナンシャルグループ、㈱ジェーシービー、大和証券㈱、松井証券㈱、
銀行・証券・カード
            ㈱三菱UFJ銀行、㈱新生銀行、三井住友信託銀行㈱、㈱伊予銀行、㈱オリエントコーポレーション、ポケットカード㈱
            ㈱ベネッセコーポレーション、パーソルキャリア㈱、㈱マイナビ、㈱リクルートスタッフィング、エン・ジャパン㈱、㈱ビズリーチ、㈱MS-Japan、
教育・人材・
            テクノプロ・ホールディングス㈱、㈱ビーネックステクノロジーズ、㈱ディスコ、㈱日経HR、学校法人河合塾、㈱Z会、㈱パソナテック、
コンサルティング
            エキスパートスタッフ㈱
航空・鉄道・運輸・   日本航空㈱、全日本空輸㈱、九州旅客鉄道㈱、㈱日本旅行、ヤマト運輸㈱、ゆこゆこホールディングス㈱、ヒルトン・ワールドワイド、
旅行・ホテル      ㈱プリンスホテル
            八千代エンジニヤリング㈱、ミサワホーム㈱、大東建託㈱、積水ハウス㈱、野村不動産アーバンネット㈱、
建設・住宅
            三井不動産レジデンシャルリース㈱
メディア・広告・    NIKKEI STYLE、㈱WOWOW、ぴあ㈱、㈱朝日新聞社、㈱セガホールディングス、㈱セガゲームス、㈱フジテレビジョン、㈱読売新聞東京本社、
エンタテインメント   ㈱JTBパブリッシング、㈱博報堂プロダクツ、スターツ出版㈱、㈱デルフィス、ビーコンコミュニケーションズ㈱、㈱J-WAVE I

その他サービス     ㈱さとふる、㈱アニスピホールディングス、㈱イタミアート


            Analytics Innovation Company                                       ©BrainPad Inc.   8
新型コロナウイルス感染症拡大の影響
(1)当期業績予想の修正について
当期の業績予想の前提(期初に発表した内容)                                                            再掲
                                                                            (百万円未満切り捨て)
                                                                            親会社株主に帰属
                                   売上高               営業利益       経常利益        する当期純利益

 2019年6月期 実績                           5,676          1,184       1,213        880
 2020年6月期 期初予想                         6,800          1,200       1,220        900
 増減率(%)                            19.8%              1.3%        0.5%         2.2%

【利益成長がいったん停滞する主因】
                                                                                                  こ
                                               データ活用領域の人材獲得競争の激化から、当社が                  と         れ
    人材採用・育成への                                  必要とする人材確保が遅れている部分がある。                    し         ら
1
    リソース配分増加                                   その遅れを取り戻すべく、人材採用・育成に人的・
                                               金銭的なリソース配分を増やしていく計画としている。
                                                                                        て
                                                                                        、
                                                                                                  の
                                                                                                  投
                                                                                        約         資
                                               退職率は下げ止まっているが、既存社員のリテンションと                         に
                                               採用効率改善の両面において、インセンティブプランを
2   給与体系の見直し                                   含む給与体系の見直しを計画している。
                                                                                      億
                                                                                      7
                                                                                        円
                                                                                                  よ
                                                                                                  る
    と組織再編                                      また、総合力をより発揮させるための大規模な組織再
                                               編を実施済であり、その定着化にも時間と労力をかける
                                                                                          を       コ
                                                                                            計     ス
                                               計画としている。
                                                                                              画   ト
                                                                                                  増
                                               今後の増員を見据え、2019年10月よりサテライトオフィス
3   オフィス環境への投資                                 (JR東急目黒ビル)の稼働を開始。
                                               ファシリティ関連費用の増加を計画している。


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上期末時点における、3つの投資の進捗状況
(2Q決算時に発表した内容)                                                      再掲

前頁のとおり、当期の利益成長がいったん停滞するのは、3つの投資によるコスト増が主因ですが、
その投資の進捗および今後の見通しは、以下の通りです。

                                       ●予定通り投資が進んだ/進む予定   ▲予定通りには投資が進まなかった

   投資内容                              上期の進捗                下期の見通し
人材採用・育成への                  ▲1Qは新組織の定着化に注力         ●1-2月の入社人数が増加。
リソース配分増加                    した結果、採用活動が弱まり、        ●3月以降の入社予定も
                            増員数は低調に終わる。            増えてきており、期末目標人数
                           ●2Qより採用活動が改善、           (368名)の達成に向けて、
                            3Q以降の入社が増加。            採用投資を加速。
給与体系の見直しと                  ▲昇給は年2回(8月・2月)であり、     ●2月の昇給により、
組織再編                        2019年8月の昇給は実施済。        社員人件費の増加が進む。
                           ●2019年7月に大規模な組織再編
                            を実施済。
オフィス環境への投資                 ●2019年10月より、予定通り               ―
                            サテライトオフィスが稼働。             追加の大規模投資は
                            賃料等が増加。                    予定していない




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新型コロナウイルス感染症拡大の当期業績に与える影響
新型コロナウイルス感染症拡大が、当期業績に与える影響は、以下の通りです。


■売上高      新規案件を獲得するための営業活動が制限されていることを主因とし、
          従前の業績予想に届かない見込み。
       (修正前)売上高 68億円                  →(修正後)66億円(▲2.9%)



■利益面      売上未達により利益面にもマイナス影響が生じる一方で、
          前述の3つの投資は予定通り進捗している(想定通りのコスト増となっている)
          ため、利益面も従前の業績予想に届かない見込み。
       (修正前)営業利益 12.8億円 → (修正後)10.8億円(▲15.6%)
            経常利益 13.0億円 →      11.0億円(▲15.4%)
            当期純利益 9.7億円 →       8.2億円(▲15.5%)


※ 上記のように、当期の売上・利益にマイナス影響がある一方で、
  次期以降の成長に必須の従業員数の増加は予定通りに進んでいる。

                                       具体的な業績予想の修正理由は次頁を参照

       Analytics Innovation Company                       ©BrainPad Inc.   12
通期業績予想の修正(売上高)

                                              修正の理由
                                              ※影響の大きさ:①→②→③の順
8,000 百万円 通期業績予想の修正(売上高)

                                              ① 本年2月頃より新規案件を獲得するための
6,000                                           営業活動が制限されている。

4,000                                         ② 2Qからソリューション事業にて発生している
        6,800 修正 6,800                6,600     他社製ソフトウェアのリブランドに伴う
              なし
2,000                                           売上減の影響が続いている。
                                   ▲2.9%
                                                ∟リブランド自体に新型コロナウイルス感染症拡大の影響はないが、
                                                 リブランドによる売上減を他のソリューションで補おうとする対策が
   0                                             新型コロナウイルス感染症拡大の影響で遅れている。

        期初予想     1/31修正予想             今回予想

                                              ③ 例年の3Q売上高の押し上げ要素である
                                                3月決算企業からの年度末需要が振るわず。




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   通期業績予想の修正(利益面)

                                                                                     修正の理由
1,500 百万円
                         通期業績予想の修正(利益面)                                              ① 売上未達により、想定よりも利益が減少。
                                                      ▲15.4% ~ ▲15.6%
                                                                                     ② 上期は停滞した中途採用が、3Qより
1,000
                                                                                       大幅に改善。(人材採用費が3Q以降に大きく発生)

                                        1,300
            1,220
                                    1,280                         1,100
                                                                                     ③ 本年2月に、給与体系の見直しによる
        1,200
 500                                                970
                                                              1,080                    給与水準の引き上げを実施済。
                       900                                             820

                                                                                     ④ 在宅勤務環境を支援する目的で、
   0                                                                                   4Qに、全従業員を対象とした支援金
                                                                                       (総額20百万円程度)の支給を決定。
                       当期純利益




                                                    当期純利益




                                                                             当期純利益
         営業利益

                経常利益




                                      営業利益

                                             経常利益




                                                               営業利益

                                                                      経常利益




                                                                                       → ②③による社員人件費の増加は、
                期初予想                     1/31修正予想                今回予想                    期初に想定した通りの水準となっている。


                                                                                         従業員数の増加状況は次頁を参照

                               Analytics Innovation Company                                               ©BrainPad Inc.   14
従業員数の推移(単体)
2Q以降の採用活動の巻き返しにより、1月以降の入社が増加しており、
本日(2020年5月14日)時点の従業員数は、363名に増加。
                                                                                         本日時点では、363名
本日以降の入社内定者を含めると、                                                                         (2020年5月14日時点)
期初に立てた目標(今期末368名)を、達成見込み。
      名                              従業員数の内訳(単体)                                             期末目標人数は変更なし
400                                                                               368
                                                                       363
                          16.1%増                              322                           新卒24名を含む
                                303                   304                                   (データサイエンティストや機械学習
                    20.3%増                                                         91        エンジニアなど半数以上はアナリ
300
                               261             24              74                            ティクス事業系の人材)
          22.6%増                                       63
               217              24                                                           当期初の組織再編により、
                                               86                                  81
                                                                                             各セグメントから42名が
200   177         33            73                     69      73
                                                                                             「その他」(本社費)に異動
                                                                       363
                                               55                                  53
          42      62                                   48      48
                                48                                                          その他
          44
100               42                                                                        マーケティングプラットフォーム事業
          29                                  138                                 143
                               116                    124     127                           ソリューション事業
          62      80
                                                                                            アナリティクス事業
 0
      2016年     2017年         2018年           2019年   2020年   2020年    2020年     2020年
      6月期末      6月期末          6月期末            6月期末    6月期2Q   6月期3Q   5月14日時点    6月期目標
                                                                                セグメント修正済


               Analytics Innovation Company                                                             ©BrainPad Inc.   15
新型コロナウイルス感染症拡大の影響
(2)次期業績への影響について
(3)中期経営計画について
新型コロナウイルス感染症拡大の次期業績に与える影響
次期(2021年6月期)業績予想は、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の動向を
注視しながら社内検討を続け、当期の本決算発表時(本年8月を予定)に公表予定。

本日時点における、次期業績に対する考え方は以下の通り。

■次期業績の前提
  新型コロナウイルス感染症による売上高の伸び悩みは、次期も続くことが想定される。
  その中でも、アフターコロナにおいて国内企業のDX投資、データ活用投資が回復する際に
   その需要を十分に取り込むための投資(優秀な人材の採用および育成)は、
   次期においても継続予定。


■次期業績の方向性
  売上高は、66億円~70億円程度に留まる可能性がある。
  売上高が上記水準に留まった場合の営業利益・経常利益は、2億円~4億円程度となる
   見込み。
                                     具体的な次期業績の方向性は次頁を参照

      Analytics Innovation Company                   ©BrainPad Inc.   17
次期業績の方向性
アンダー/アフターコロナにおいても、データを利活用するという世界的なトレンドに変化はなく、
日本にあっては遅れていたデジタル化の必要性が一層強く認識されると想定。
そのため次期においても、今後の成長のための人材採用・人材育成投資は継続。

■次期の売上高:66億円~70億円程度に留まる可能性がある。
  同感染症の影響を強く受ける業界から受託する案件(既存案件を含む)が減少しうる。
  新規案件を獲得するための営業活動が制限される状況が続きうる。
  新規案件の受注が決定してもその開始時期が遅れることなどが想定される。
 → 次期上期の売上高は当期並みとなる可能性があり、
   下期以降の売上高が回復に転じるかどうかについても、同感染症の影響次第となる。

■売上高が上記水準に留まった場合、
 次期の営業利益・経常利益:2億円~4億円程度となる。
  当期における人材採用、昇給により、固定費である社員人件費は大きく増加。
  コロナ禍により大手企業の採用意欲が停滞する可能性を好機とし、
   アンダーコロナにおいても能動的に活動できるリーダー層以上を中心に採用を継続。

      Analytics Innovation Company      ©BrainPad Inc.   18
中期経営計画は、現時点で変更なし
 現中期経営計画(2020年6月期~2023年6月期の4年間)については、
  新型コロナウイルス感染症拡大の動向が不透明である中、現時点での変更は行わない。
 計画の修正が必要であると判断した場合には、すみやかに開示予定。


                                            現・中期経営計画
                                                                   (百万円未満切り捨て)

                                                 現・中計最終年度
                             2019年6月期実績                            成長率
                                                  (2023年6月期)


  売上高                                   5,676       11,500       CAGR 19.3%

  経常利益                                  1,213          2,000     CAGR 13.3%

 経常利益率                                  21.4%       17.4%            ー
                            前・中計4年間の平均ROE        新・中計4年間の平均ROE
   ROE                           21.2%               20%程度           ー
                                                                 4年間で約2倍の
  従業員数                                  306名      580~650名        規模を目指す

         Analytics Innovation Company                                ©BrainPad Inc.   19
新型コロナウイルス感染症拡大の影響
(4)当社グループの営業状況について
当社グループの営業状況(2020年5月14日時点)
                                     • 本年2月より時差出勤および在宅勤務を推奨。
原則として在宅勤務を実施中                        • 緊急事態宣言および東京都の要請に基づき、本年4月より当面の間、
                                       原則として在宅勤務(テレワーク)を実施中。

                                     • 事業所(白金台本社・目黒オフィス)への出社率は、10%未満を継続。
出社率は10%未満                            • 顧客企業への訪問も、原則禁止。

                                     • データ活用人材育成サービス(研修サービス)、
研修サービス等をオンライン化                         当社主催のマーケティングイベント・セミナー類は、
                                       本年4月以降、対面型での実施を自粛し、順次オンライン化を進めている。

新卒研修をオンライン化                          • 本年4月入社の新卒社員は、在宅・オンラインによる入社研修を実施中。


採用面接の全工程をオンライン化                      • 中途社員・新卒社員の採用面接は、全てWeb会議システムを利用して実施。


                                     • 当社グループ社員およびパートナースタッフにおいて、
本日時点の罹患者はなし                            新型コロナウイルス感染症の罹患者の発生は確認していない。




      Analytics Innovation Company                                ©BrainPad Inc.   21
新型コロナウイルス感染症拡大の影響
(5)各セグメントへの個別の影響について
各セグメントへの個別の影響(2020年5月14日時点)

                                      現在生じている影響      今後生じる可能性のある影響

                   • データサイエンティストおよびコンサルタントの       → 新規受注が進まないこと等による
                     有償稼働率は維持できている。                 空き稼働(売上減)発生の可能性有。
アナリティクス事業          • データ活用人材育成サービスは、              → 順次、オンライン提供を開始し、
                     対面型研修を主体としていたこともあり、            売上減少幅の縮小に努める。
                     3Q売上高が減少。


                   • ITシステムの受託開発事業における有償稼         → 新規受注が進まないこと等による
                     働率は維持できている。                    空き稼働(売上減)発生の可能性有。
ソリューション事業          • 2Qより他社製機械学習ソフトウェアの    → その売上減を補うための施策が思うように
                     リブランドに伴い、同製品のライセンス販売や   進んでおらず、4Qも売上減が続く見込み。
                     付随する導入支援案件による売上が減少。


                   • 主力製品である「Rtoaster」は、主に        → 新型コロナウイルス感染症の影響を強く
マーケティング              EC事業等を対象としており、新型コロナ            受ける一部顧客企業に関しては、
プラットフォーム             ウイルス感染症拡大の影響を受けづらい。            契約金額が縮小する可能性有。
事業                                                → 新規受注が進まないこと等により、
                                                    売上成長が鈍化する可能性有。


       Analytics Innovation Company                             ©BrainPad Inc.   23
2020年6月期 第3四半期
連結業績ハイライト
3期比較(連結売上高:四半期別/セグメント別)
売上高は、人材戦力化と強い需要により好調に推移、前年同四半期比+19.7%の増収となった。
ただ、以下主因により、1億円ほど会社想定には届かず。
※影響の大きさ:①→②→③の順
 ①アナリティクス事業における大型案件1件の4Qへの期ずれ、データ活用人材育成サービス(研修サービス)の売上減。
 ②2Qからソリューション事業にて発生している他社製ソフトウェアのリブランドに伴う売上減。
 ③新型コロナウイルス感染症の影響により、3事業ともに年度末需要が振るわず。
                                                                                         マーケティングプラットフォーム事業
                四半期別売上高
                                        +19.7%                         セグメント別売上高         ソリューション事業
        百万円
6,000                 5,677                                   百万円
                                                                        5,677            アナリティクス事業
                                                      6,000
                                                 4Q
                                    4,839                                                        4,839
5,000                                            3Q
         4,332        1,635                           5,000
                                                               4,332    1,454
                                                 2Q                                     4,042
4,000                               1,649                                                         1,226
                                                 1Q   4,000
         1,222                                                 1,325            3,110
                      1,533                                                             1,088
3,000
                                                                        1,826
                                                      3,000
                                                                                                  1,559
         1,138                      1,639
                                                                                 987
                                                               1,407                    1,281
2,000                                                 2,000
                      1,342
                                                                                 966
         1,048
1,000                                                 1,000             2,397                     2,054
                                    1,551                      1,600                    1,672
          923         1,168                                                     1,157
   0                                                     0
          2018年       2019年          2020年                     2018年    2019年   2018年   2019年     2020年

          6月期           6月期         6月期3Q                       6月期     6月期     6月期3Q   6月期3Q    6月期3Q


                  Analytics Innovation Company                                                    ©BrainPad Inc.   25
3期比較(連結営業利益:四半期別/セグメント別)
売上高が想定に届かなかった一方で、
2Qまで停滞していた中途採用が好転し、3Qに18名の増員に成功。
加えて、本年2月に給与体系の見直しによる昇給により社員人件費の増加が進んだため、
3Qの社員人件費および人材採用費が大きく増加し、3Q累計の営業利益は前年並みとなる。
                                                                                                 アナリティクス事業
                                                                                                 ソリューション事業
                                                                                                 マーケティングプラットフォーム事業
                四半期別営業利益                             百万円            セグメント別営業利益                   本社費
1,400 百万円                                         1,250
                                             4Q                     1,021
                   1,185                                                                                      957
1,200                                        3Q   1,000                                         800
                               ▲1.3%                                               748
                                             2Q     750
                     293                                   560                                                   456
1,000                              880       1Q                         495                                    440
                                                                                                  427
                                                    500       322         326       364
                                                                                                    387
                                                            301                       292
 800                                                250
        585                        255
                     406
 600                                                  0
        166                        312             -250                                  -512
 400                                                             -598       -657                       -722
        207          278                           -500                                                              -973
 200
        160                        314             -750
                     208
   0     51                                       -1,000
        2018年      2019年          2020年                     2018年       2019年        2019年        2019年        2020年

        6月期         6月期          6月期3Q                       6月期         6月期        6月期3Q        6月期3Q         6月期3Q

                                                       期初の組織再編をふまえた前年同四半期                             修正
                                                        セグメント利益の修正を次頁にて説明

              Analytics Innovation Company                                                                    ©BrainPad Inc.   26
3期比較(連結営業利益:四半期別/セグメント別)の補足
当期初(2019年7月)に、各セグメントに分散していた営業機能・マーケティング機能を集約する
大規模な組織再編を実施。
これに伴い、
 当期より、営業・マーケティング関連費用を
  各セグメントに配賦しない方法に
  変更しているため、            百万円                                               前期に発表
                                                                          した3Qの
                                                                                      前期3Q利益を
                                                                                       当期同様の
                    1,250
  当期3Qの本社費が増加。                                            1,021          決算数値         方法により修正
                                                                                                   957
                    1,000
  その分、各セグメント利益が良化。                                                       748          800
                                          750    560                                                   456
 前期との比較をしやすくするため、                        500
                                                              495
                                                                          364
                                                                                       427           440
                                                    322         326                      387
  前期3Qのセグメント利益を                           250
                                                  301                       292

  当期同様の方法により修正。
                                            0
  (右記赤枠部分)
                                         -250                                  -512
                                                       -598       -657                      -722
                                         -500                                                             -973

※これ以降の頁についても、                            -750
 前期3Qのセグメント利益は                          -1,000
 右記と同様の形式で記載。                                     2018年       2019年       2019年        2019年         2020年
                                                   6月期        6月期        6月期3Q        6月期3Q         6月期3Q
                                                                                        修正


         Analytics Innovation Company                                                           ©BrainPad Inc.   27
3期比較(連結経常利益、当期純利益:四半期別)
前述の営業利益と同じく、連結経常利益も前年並みとなった。
当期純利益の増加率が大きいのは、2Qにおける投資有価証券の一部売却による
特別利益計上の影響。


         百万円       四半期別経常利益                                   百万円     四半期別当期純利益
 1,400                                                1,400
                         1,214                   4Q                                      4Q
 1,200                               ▲0.7%       3Q   1,200                     +10.1%   3Q
                           309            899    2Q                                      2Q
 1,000                                                1,000             881
                                                 1Q                                      1Q
  800
                                          261          800                        684
           596             409                                          259
  600                                                  600                        177
           172                                                  407
                                          318                           283
  400                                                  400
           209             281                                  117               291
  200                                                  200      144     192
           162                            320                   111
                           215                                          147       217
    0       53                                           0       35
          2018年          2019年           2020年                 2018年    2019年    2020年
           6月期            6月期           6月期3Q                   6月期     6月期      6月期3Q




               Analytics Innovation Company                                              ©BrainPad Inc.   28
連結損益の状況

                                                            (単位:百万円)
                                                                             昇給および中途採用の進捗による
                             2019年           2020年                           社員人件費の上昇と、
                                                         増減額       増減率
                             6月期3Q           6月期3Q                           案件の大型化・長期化に伴う
                                                                             外注費用の増加により、
売上高                             4,042         4,839        797     19.7%     売上高の増加率に比べ、
売上原価                            2,019         2,573        554     27.4%     売上原価の増加率が高くなった

売上総利益                           2,023         2,266        243     12.0%
販管費                             1,131         1,386        255     22.5%
                                                                             昇給および中途採用の進捗による
営業利益                               892          880        -12      -1.3%    社員人件費の上昇と、
                                                                             3Qからの採用関連費用、広告宣伝費の
営業外収益                               14           20            7   49.3%
                                                                             費消加速により、販管費が増加
営業外費用                                    0           2         1   228.1%
経常利益                               905          899         -6      -0.7%
特別利益                                     0       98        98 48846.8%       2Qに保有投資有価証券の一部を
特別損失                                 -           -          -            -   売却したことにより、
                                                                             投資有価証券売却益(特別利益)
税金等調整前当期純利益                        905          997        92      10.1%     として98百万円を計上
法人税等合計                             284          312        29      10.2%
当期純利益                              621          684        63      10.1%
非支配株主利益                              -           -          -            -
親会社株主に帰属する当期純利益                    621          684        63      10.1%



          Analytics Innovation Company                                                  ©BrainPad Inc.   29
連結財政状況
                                                                                  (単位:百万円)
                                                                                             ソフトウェアメンテナンス
                2019年       2020年
                                            増減額     増減率                  主な増減要因              費用、譲渡制限付
               6月期末         6月3Q末                                                            株式報酬制度導入に
                                                                                             伴う長期前払費用、
資産               3,868        4,741          874    22.6%                                    サテライトオフィスの
                                                            ・現金及び預金               +571       差入保証金の発生、
                                                            ・仕掛品                   +52       投資有価証券の増加
      流動資産       3,232        3,878          647    20.0%   ・流動資産その他               +46
                                                                                             などにより増加
                                                            ・受取手形及び売掛金             ▲22
                                                            ・投資その他の資産             +141
                                                            ・有形固定資産(建物附属設備など)      +66
      固定資産          636         863          227    35.8%   ・無形固定資産その他             +45       サテライトオフィス開設
                                                            ・ソフトウエア                ▲19       に伴う投資などにより
                                                            ・のれん                    ▲6       増加
負債               1,179          887          -292 -24.8%
                                                            ・前受収益                  +33
                                                            ・未払費用                  +16
                                                                                             賞与を支給済のため
                                                            ・未払法人税等               ▲159
      流動負債       1,111          803          -308 -27.8%    ・賞与引当金                ▲149
                                                                                             減少
                                                            ・流動負債その他               ▲41
                                                            ・未払金                    ▲9


      固定負債            67          84          16    24.3%
                                                            ・資産除去債務                +23       譲渡制限付株式報酬
                                                            ・固定負債その他                ▲6       制度の導入、過去の
                                                                                             新株予約権の行使に
                                                            ・利益剰余金                +684
                                                                                             よる払込による増加
純資産              2,689        3,855         1,166   43.4%   ・資本金                  +242
                                                            ・資本剰余金                +242

自己資本比率           69.4%        81.3%


             Analytics Innovation Company                                                      ©BrainPad Inc.   30
2020年6月期 第3四半期
単体業績/単体セグメント業績ハイライト
アナリティクス事業(単体)3期比較
売上高は、前年同四半期比+22.8%の増収となったが、以下主因により会社想定には届かず。
※影響の大きさ:①→②→③の順                            ①大型案件1件の4Qへの期ずれ。
                                           ②データ活用人材育成サービスの売上減。
                                           ③新型コロナウイルス感染症の影響により、全体的に年度末需要が振るわず。

昇給および増員による社員人件費および人材採用費の増加が進んだため、
セグメント利益の成長率は、売上高の成長率を下回った。
組織再編後の適正な利益率は、40%~45%と考えている。
                  四半期別売上高                               百万円           四半期別セグメント利益
        百万円
3,000
                                               4Q   1,200                                +19.6%      60.0%
                                  +22.8%                                                                 4Q
                       2,397                                           1,021
2,500
                                               3Q                               47.8%     957
                                                    1,000                                                3Q
                                                                                                     50.0%
                                     2,054     2Q                                            46.6%
                                               1Q
                                                                       273 42.6%800                      2Q
2,000                   724                          800      35.0%                       296        40.0%
          1,600                                                                                          1Q
                                       701
1,500                                                600      560                356                     利益率
                                                                                                     30.0%
          443                                                          338
                        682
                                                              145                         346
1,000
          459                          719           400                                             20.0%

                        545                                   197      243       262
 500      360                                        200                                             10.0%
                                       633                    125                         315
          338           445                                            167       182
   0                                                   0
                                                               93                                    0.0%
          2018年        2019年         2020年                    2018年    2019年    2019年     2020年

          6月期           6月期          6月期3Q                    6月期      6月期     6月期3Q修正   6月期3Q


                Analytics Innovation Company                                                      ©BrainPad Inc.   32
      アナリティクス事業(単体)売上ー顧客数推移
      3Q売上高は、前頁の理由により、今期2Qを下回る。
      顧客あたり売上高が縮小したのは、大型案件1件の4Qへの期ずれと、
      受託分析案件よりも小型のデータ活用人材育成サービスの案件数の割合が増えたため。
      (受託分析案件の長期・大型化の傾向は変わらず)
      百万円                                                                                                                               顧客数
800                                                                                                                                      80
             売上高            顧客数
700                                                                                                                                         70
                      60                                                                                     724         719
                 58                                                                                                            701
                                                                                                       682
600         55                                                                       55                                                     60
                                         53    53                              52                                  633
                                                               51
                                  49                      49        48
500                                                                                       46                                                50
                                                     41                   42                        545 55
       38                   37
400                                                                                  459 443 445 46                                         40
                                                                                                             45                45

300                                                                            360             36                        37                 30
                                                                         338                                       35
                                                               305 306
                                        280          267 249
200                                                                                                                                         20
                                  220
      198 205 204                             204
                      177 161
100                                                                                                                                         10

 0                                                                                                                                          0
       1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q

        2015年6月期               2016年6月期                2017年6月期            2018年6月期             2019年6月期            2020年6月期


                      Analytics Innovation Company                                                                         ©BrainPad Inc.   33
直近に発表したプレスリリース
「大阪府DX推進事業」の発足パートナーとして                 キユーピーと開発した世界初の食品原料検査
参画                                     装置が、第2回日本オープンイノベーション大賞
                   2020/3/19           農林水産大臣賞を受賞         2020/2/17
大阪府が新設する府内企業のDXを推進する                   深層学習を活用した良品学習型食品原料検査
プラットフォームに、発足パートナーとして参画。                装置の開発・導入に関する取り組みにおいて、
                                       内閣府主催「第2回オープンイノベーション大賞」
DX推進上の課題を抱える府内企業と、                     農林水産大臣賞を、キユーピー㈱等と共同受賞。
データやデジタル技術を活用するパートナー企業群
のビジネスマッチングの機会を創出する事業。                  「食の安心・安全」 にAIをプラスし、高精度・
                                       低価格で業界全体に提供を開始した点が評価。




        Analytics Innovation Company                        ©BrainPad Inc.   34
ソリューション事業(単体)3期比較
売上高は、他社製ソフトウェアのリブランドの影響により会社想定に届かず、
前年同四半期比+21.7%の増収に留まった。
昇給および増員による社員人件費および人材採用費の増加が進んだため、
セグメント利益は前年並みとなった。
組織再編後の適正な利益率は、30%~35%と考えている。

                                                      百万円         四半期別セグメント利益
        百万円      四半期別売上高
2,500                                               600                                          60.0%
                                               4Q                                                     4Q
                                  +21.7%                           495              +3.3%
                                               3Q                                                       3Q
2,000                 1,826                                                 427      440
                                               2Q                                                     2Q
                                      1,559                        131
                                               1Q   400                                          40.0%
         1,407          544                                                          137              1Q
1,500                                                       301             157
                                       520                         136     33.3%
                                                                                                        利益率
          441                                                                           28.3%
1,000                   458                          21.4% 101                       137
                                                    200           27.1%                          20.0%
          327                          510                                  155
                        438                                 69     135
 500
          357
                                       529                  97                       167
                        385                                        92       114
          282                                               34
   0                                                 0                                           0.0%
         2018年        2019年           2020年               2018年   2019年    2019年     2020年

          6月期          6月期           6月期3Q                  6月期    6月期    6月期3Q修正   6月期3Q



                Analytics Innovation Company                                                 ©BrainPad Inc.   35
  ソリューション事業(単体)売上ー顧客数推移
  当社が取り扱う他社製機械学習ソフトウェアのリブランドに伴い、同ソフトウェアのライセンス販売や
  それに付随する導入支援案件の新規受注が低調となったことなどにより、当期2Q以降、
  フロー売上高が伸び悩む状態が続いている。
                            ストック型売上:月額サービス利用料、保守売上など
                            フロー型売上:開発売上、人的支援売上など
      百万円                   顧客数                                                                                  195 198 192 195 198                 顧客数
600                                                                                            188         186
                                                                                         183                                                          200
                                                                                   172               175
                                                                             158
500                                                                    153                                             336
                                                            142 146                                                          302
                                                                                                                                   282 288
                                                                                                                                                      150
                                           124 127 127                                                           275
400                                                                                            276         269
                                    108
                              101                                                                    222
                  90 91                                                224
300                                                                                211
                                                                 182                     178                                                          100
            74
       65                                                                    136
                        145
200         145                            140 150 141 120
                  104                                                                                                        227 228 232
                                     89                                                                                208
                               77                                                                          183                                        50
       65                                                                                      166 164 169
100                                                              151 148 146 146 149
                   123 109 110 110 114 119 125
       108 109 117

 0                                                                                                                                                    0
       1Q   2Q    3Q     4Q    1Q    2Q     3Q    4Q   1Q   2Q   3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q   3Q     0
                                                                                                                                              4Q

         2015年6月期                 2016年6月期              2017年6月期               2018年6月期               2019年6月期                 2020年6月期

                        Analytics Innovation Company                                                                                ©BrainPad Inc.    36
新製品の取扱い、RPAの導入事例に関するプレスリリース
シリコンバレー創業の                              フェリシモのEC在庫管理とカタログ原稿チェックを
クラウドデータプラットフォーム 「Snowflake」             RPAで自動化し、年間3,000時間を削減
を提供開始                  2020/3/13                            2020/3/17
従来のDWHとは一線を画す新しいアーキテクチャ、
オンプレミスからのクラウド移行の際の適合性の高さ、
競争力のある価格体系が強み。

当社としては、3大クラウドに「Snowflake」を加え、
データ活用基盤となるDWHのSIビジネスを
加速していく考え。                               エンジニア派遣大手ビーネックスの働き方改革を
                                        RPAで推進、平均残業時間低減に貢献
                                                               2020/3/25




         Analytics Innovation Company                        ©BrainPad Inc.   37
 マーケティングプラットフォーム事業(単体)3期比較
  主力製品 「Rtoaster」 の提供に伴うプロフェッショナルサービスほか各種提案が好調に推移し、
  競争が激化するデジタルマーケティング領域にて、売上高は前年同四半期比+12.7%となり、
  四半期あたり最高売上高を達成。
  なお、組織再編後の適正な利益率は、35%前後と考えている。

        百万円       四半期別売上高                              百万円          四半期別セグメント利益
2,000                                                500                                           50.0%
                                  +12.7%        4Q                             +13.4%   442           4Q
                                                3Q                             389                    3Q
                      1,450                          400                                36.1%      40.0%
1,500                                           2Q
         1,316                                                       330 35.9%                        2Q
                                      1,224     1Q
                                                              319                       176
                       365                                            36       143                    1Q
          333                                        300                                           30.0%
                                                              66
1,000                                  426            24.2%                                            利益率
                       391                                           113
          351                                        200      100                       123        20.0%
                                                                     22.8%     126
                                       409                            96
 500
          331          358
                                                     100      88                                   10.0%
                                                                               120      143
          301          336             388                    65      85
   0                                                  0                                            0.0%
         2018年        2019年           2020年                2018年     2019年    2019年     2020年

          6月期          6月期           6月期3Q                    6月期    6月期     6月期3Q修正    6月期3Q



                 Analytics Innovation Company                                              ©BrainPad Inc.   38
  マーケティングプラットフォーム事業(単体)売上ー顧客数推移
新規受注や既存案件の拡大により、ストック型売上高が増加。
デジタルマーケティングコンサルタントによるプロフェッショナルサービス等のフロー型売上高の増加も続く。
前期3Qからの顧客数増は、単価の低いインターネット広告領域の新製品の件数増による。
                                                                                                           うち、インターネット広告領域
                  ストック型売上:月額サービス利用料、保守売上など                                                                 の新製品(ライセンスのみ)を
                  フロー型売上:開発売上、人的支援売上など                                                                     契約している顧客数 49件
                  顧客数                                                                                                                         顧客数
      百万円
500                                                                                                                225 220                    250
                                                                                                         217 219              217

400                                                                                  180 180 178 181                                          200
                                                                               171                                            109
                                                                     162 164
                                                               153                                       97        88 109
                                        138 136                                      59             70        74
300   125 126 124 127 123         130                130 136                   48         47   46                                             150
                                                               53    59   41                                                  318
                                                          53                                       294 291 300 300
      20                     58
                                   62    64    61    44                        283 292 286 290 287
            11   13    41
                                                                 251 260
200   230 230 221                                    231 239 250                                                                              100
                          227 223 218
                  215 216


100                                                                                                                                           50



 0                                                                                                                                            0
      1Q    2Q   3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q   2Q   3Q    4Q   1Q   2Q    3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q     3Q    4Q

        2015年6月期               2016年6月期                2017年6月期            2018年6月期             2019年6月期             2020年6月期


                      Analytics Innovation Company                                                                           ©BrainPad Inc.       39
「Rtoaster」 関連のプレスリリース

「Rtoaster」をバージョンアップ、機能追加で簡単・多彩・精緻に進化
                                                    2020/4/16
「Rtoaster」をより簡単・多彩・精緻にする4つの新機能を追加し、
新任者から熟練者までマーケティング担当者が抱える悩みを解決するバージョンアップを発表。

顧客に適したパーソナライズをタグ1つで簡単かつ多彩に実現する「ワンタグ」、
70種以上の「ポップアップギャラリー」、「Rtoaster」の強みである顧客ターゲティングをさらに精緻にする
「海外ターゲティング」「法人ターゲティング」を実装。




        Analytics Innovation Company               ©BrainPad Inc.   40
再掲:
中期経営計画(2020年6月期~2023年6月期の4年間)
について
                                                                              再掲
ブレインパッドのミッション、中期ビジョン

MISSION       創業来変わらぬ使命




データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる


Corporate Vision                      中計において目指す姿 (これまでのものをUpdate)




Analytics Innovation Company
ビジネス・顧客体験・オペレーションにおいて
先進的で実践的なデータ活用の実績を生み出し続け、
世の中にインパクトを与えるデータ資本社会のリーディングカンパニー




       Analytics Innovation Company                                 ©BrainPad Inc.   42
                                                                        再掲
ブレインパッドが捉える市場機会
経済産業省の調査によると、日本のIT先端人材は2020年には約4.8万人が不足する(※) 。
そのような中で日本の多くの企業は、以下のような課題に直面すると考えられる。


     技術だけを開発・提供しても                           特定の技術だけでは
      顧客企業は選べない、                             顧客企業の課題は
        使いこなせない                                解消しない

                                      ※出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」



本質的な当社の提供価値


 「世界の使える優れた技術」と
 「日本の現場のニーズ」をつないで、
 変える人・挑む人をデータの力で支える
       Analytics Innovation Company                           ©BrainPad Inc.   43
                                                                  再掲
IT業界における価値提供の形態と、ブレインパッドのスタンス



       コンサルティング・人的支援型                       プロダクト提供型
い
ま   日本のデータ活用人材不足の状況をふまえ               グローバルベンダーやオープンソースにより、
起   ると、データ活用に関するコンサルティング、             次々と良いプロダクトが生まれ続けている。
き
て   人的支援サービスへの需要は拡大する一方
い   である。
る
こ   ツール導入の際にも、人的サポートを
と   求める傾向が一層強まっている。


当
社
ビ
ジ   参入企業も増える中、                        自社開発に過度にこだわらず
ネ
ス   当社は先行したアドバンテージを生かし、               当社はそれらプロダクト群から顧客企業の
の   高いサービス品質を維持しつつ、                   ニーズに合わせて最適なものを選定し、
考   組織規模を拡大することで、需要を取り込む              使いこなす側の立場をとる。
え
方                                     (世の中にないものは自社開発する)


       Analytics Innovation Company                     ©BrainPad Inc.   44
                                                                                           再掲
ブレインパッドのビジネス領域
データを活用して顧客企業の経営改善を支援する当社の事業領域は、以下の4つのフィールド
(象限)で表すことができ、その中で、3つのタイプの事業を展開。

            コンサルティング・人的支援型                                  プロダクト提供型

ア
ナ
リ
テ                  アナリティクス事業
ィ
ク
ス

              この4つのフィールドで事業展開するためには、
                      ソリューション事業
         多様なプロフェッショナルがそれぞれの持ち場で活躍する必要がある
デ
ジ
タ
ル                                                マーケティングプラットフォーム事業
※




    ※デジタル:デジタルトランスフォーメーション(DX)と呼ばれる領域の中でも、これまでWebマーケティングと呼ばれていた、デジタルマーケティングへの改革・支援を中核とした領域

            Analytics Innovation Company                                         ©BrainPad Inc.   45
人材戦略
                                                                                再掲
:データ活用の総合力を支える多様なプロフェッショナルを拡充

        コンサルティング・人的支援型                               プロダクト提供型


      データサイエンティスト/データアナリスト/
ア         AI・機械学習エンジニア/
ナ   データエンジニア/分析トレーニングスペシャリスト
リ               ほか
                                          分析サービス開発エンジニア/
テ                                           技術リサーチャー/
ィ            現・アナリティクス事業                     研究開発 ほか
ク                                                                                      コ
ス                                                                                      ー
                                                                                       ポ
           マーケター/営業/                                                                   レ
                                                                                       ー
        AIビジネスプロデューサー/                現・ソリューション事業       プロダクトリサーチャー/
                                                                                       ト
         IT業務コンサルタント/                                                                  ス
        システムアーキテクト/SE/                              プロダクトマーケター/プロダクト営業/                タ
    クラウドエンジニア/インフラエンジニア ほか                            プロダクト導入コンサルタント/                  ッ
                                                        テクニカルサポート ほか                   フ
デ
ジ
タ                                              現マーケティング
ル              デジタルマーケティングコンサルタント/            プラットフォーム事業      プロダクト企画/
                  カスタマーサクセス ほか                                ソフトウェア開発
                                                                エンジニア/
                                                              UIデザイナー ほか




       Analytics Innovation Company                                   ©BrainPad Inc.       46
                                                                             再掲
事業戦略:インパクトを生み出すデータ活用の総合力を磨く

      コンサルティング・人的支援型                               プロダクト提供型



ア   継続的な組織拡大、能力向上により
      システム化/仕組化を伴う                       これまでのアナリティクス実績の
ナ                                            ソリューション化
リ   実践的なデータ・AI活用を支援を拡大
                                            (または製品化)
テ
ィ           現・アナリティクス事業
ク                                                     独自性の強い
ス                                                  海外アナリティクスツールの
                                                   目利き、日本市場への投入
    企業の経営層をターゲットとした
    提案力・対応力の強化による                    現・ソリューション事業
      案件の長期・大型化
                                                 顧客企業のニーズをとらえた
デ                                            デジタル領域での統合的ソリューションの提供
ジ
タ                                             現マーケティング
ル       デジタル領域における                           プラットフォーム事業
      コンサルティングサービスの強化                                      主力製品の深化と、
                                                           新製品の立ち上げ
                                                             チャレンジ



      Analytics Innovation Company                                 ©BrainPad Inc.   47
                                                                                                        再掲
次期中期経営計画の基本方針
次期中計における事業環境の前提

 データ活用関連ビジネスを取り巻く市場(AI、データアナリティクス、デジタルマーケティング等)
  は、周辺領域を巻き込みながら、年率20%を超える成長を続けるものと認識。(*1)
 市場の拡大が見込まれることから、新興企業および隣接業界からの参入も想定される中、
  データ活用を支援する人材・人的サービスへの需要は、今後も継続して高まっていく。

 次期中期経営計画の基本方針

         ビジネスにインパクトを与える、先進的で実践的なデータ活用の実績を増やすため、
 1       データ活用に必要な総合力を提供・発揮していく体制(事業間連携)の強化

         データ活用に不可欠となる人的サービス、ソリューション提供需要に応えるための
 2       多様な人材の採用・育成を含む組織規模の拡大 ※当社に必要な多様な人材は前述

         先進的な技術を用いたデータ活用を加速するために、自社でのR&Dは当然として、
 3       国内外Tech企業との業務提携・投資等による連携の強化
 (*1)参考文献:2019/3月 ㈱富士キメラ総研 「2019人工知能ビジネス総調査」、2018/12月 ㈱ミック経済研究所 「ビジネス・アナリティクス市場展望 2019年版」
          2019/2月 「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2019」、「ITR Market View:SFA/統合型マーケティング支援市場2019」


            Analytics Innovation Company                                                      ©BrainPad Inc.   48
                                                                              再掲
次期中期経営計画の数値目標(連結)

                                                                  (百万円未満切り捨て)

                                                次期中計最終年度
                             2019年6月期実績                           成長率
                                                 (2023年6月期)


   売上高                                  5,676      11,500       CAGR 19.3%

  経常利益                                  1,213       2,000       CAGR 13.3%

  経常利益率                                 21.4%      17.4%            ー
                            前・中計4年間の平均ROE       新・中計4年間の平均ROE
   ROE                           21.2%              20%程度           ー
                                                                4年間で約2倍の
  従業員数                                  306名     580~650名        規模を目指す


上記には、後述するM&A等の投資による影響は織り込んでおりません。
数値目標の超過達成に向けて、M&Aや事業提携などさまざまな検討を進めてまいります。



         Analytics Innovation Company                               ©BrainPad Inc.   49
                                                              再掲
資本政策:投資(M&Aを含む)および株主還元の方向性

 1   投資(M&Aを含む)の考え方

  既存ビジネスのオーガニック成長を加速させるような、人材獲得目的のM&Aを検討
  先進技術の調査・実用化目的の投資・M&Aについても、中長期の成長に資するもの
   として検討 ※社外への投資以外にも、合理性のある範囲で社内における先進技術の実用化、新プロダクト開発も検討・実施
  当初は、投資・M&A推進の専門人材の設置も視野に、リサーチおよび検討に注力


 2   株主還元の方向性

  上記の投資をはじめ、事業成長のために資本を有効活用することが、
   株主の皆様から期待される企業価値向上のための最優先課題であると認識
  しかし、資本の有効活用が進まない場合には、ROEの不用意な低下を避ける観点でも、
   自社株買い、配当などの株主還元を検討していく




       Analytics Innovation Company                 ©BrainPad Inc.   50
APPENDIX
                                CORPORATE VISION



Analytics Innovation Company
     ビジネス・顧客体験・オペレーションにおいて
  先進的で実践的なデータ活用の実績を生み出し続け、
世の中にインパクトを与えるデータ資本社会のリーディングカンパニー




 Analytics Innovation Company                      ©BrainPad Inc.   52
ブレインパッドが生み出す価値

      世の中では様々なキーワードが注目されていますが、これらは全て、
    “データを価値に変えて企業活動に変化と改善をもたらすもの”です。



    ビッグデータ             機械学習               IoT/IoE                  AI
                                          Internet of Things       Artificial Intelligence    予測・最適化
    Big Data           Machine Learning   Internet of Everything   人工知能




                                                                                             マーケティング
                         深層学習                 データ分析                     フィンテック               オートメーション
  データサイエンティスト
                         Deep Learning        データ活用                     FinTech              MA (Marketing
                                                                                             Automation)




  • ブレインパッドは、2004年の創業以来、データによるビジネス創造と経営改善に向き合ってきた
   データ活用のリーディングカンパニーです。
  • アナリティクスとエンジニアリングを駆使し、データを価値に変えることで、企業のビジネス創造
   と経営改善をお手伝いしています。


      Analytics Innovation Company                                                                       ©BrainPad Inc.   53
最高の価値提供を可能にする3つの力

   創業以来、データ活用を支援した企業は                     1,000社以上
2004年の創業以来、ブレインパッドがデータ活用をお手伝いした企業は1,000社を超えます。
幅広い業界を対象として、豊富に積み上げられたナレッジを武器に、お客様の経営課題を
解決に導きます。




      100名を超えるデータサイエンティストは国内随一
ブレインパッドは、100名を超えるデータサイエンティスト集団を有します。この規模は国内随
一です。技術的な専門分野、得意とする顧客業界、豊富な分析経験など、様々な強みを
持つデータサイエンティストがお客様のニーズに合わせてチームを組成し、最高レベルのアナリ
ティクスサービスを提供します。




    DMP領域    No.1プロダクトで培ったエンジニアリング力
上記の2つの力を、最先端のテクノロジーを用いて、システムやソフトウェアなどの“形”にできる
のが、ブレインパッドが誇るエンジニア力です。その高い技術と先進性は、デジタルマーケ
ティング領域でのNo.1プロダクト「Rtoaster」を生み出したことでも証明されています。




           Analytics Innovation Company              ©BrainPad Inc.   54
業界内での際立ったポジション
                データを用いた、経営課題を解決するためのコンセンプトデザインから運用まで、
                    一貫したサービスを提供できるという業界内でも際立った強みがあります。

                                           ブレインパッドのサービス提供領域




         課題の見える化                          トライアル分析による      経営課題を解決する        実際の業務プロセス
         (アセスメント)と                  プロジェクトの実現可能性や          分析アルゴリズムや       への適用と運用改善
         コンセプトデザイン                        投資対効果の検証        プラットフォームの開発        による継続的な
                                                                           ビジネス成果の創出



    関   戦略的コンサルティング                                     デジタルマーケティング特化や
    連      ファーム                                         分析特化の関連製品ベンダー
事   プ
業   レ
領   ー                                           大手SIer(ただし、分析の専門人材はまだ不足していると認識)
域   ヤ
    ー
    の                               総合系コンサルティングファーム
                      (ただし、専門性の高い分析部隊はまだ小規模であり、知見を蓄積中の段階であると認識)



           Analytics Innovation Company                                                ©BrainPad Inc.   55
    ブレインパッドのサービス①:ビッグデータ活用サービス
                    ブレインパッドは、ビッグデータ活用を専門とする多数のプロフェッショナルの力を活かし、
                                     以下のような課題を解決するサービスを提供しています。

          データや事実に基づいて                                                 ビッグデータ分析のための
                                        機械学習やAIを用いて                                       データ活用人材を育てたい、
          マーケティングやCRMを                                                  プラットフォームを
                                       業務改革や高度化を行いたい                                       組織・体制を構築したい
             改善したい                                                        構築したい


          マーケティングのPDCA                     アナリティクスを用いた                 データ活用のための               人材育成、
         サイクル全体の改善を支援                    業務プロセスの最適化支援                 インフラ構築全体を支援        専門組織や体制の構築を支援




        データによる顧客理解や顧客育成施策             最新技術を駆使し、営業、製造、サプ             ベンダーフリーで中立な立場を活かし、   自立的なデータ活用に向けたロードマッ
        の立案、施策の効果測定や最適化ま              ライチェーンマネジメント、新規事業など、          データ活用計画の立案から、分析基盤    プを策定し、データ活用人材の育成や、
        で、PDCAサイクル全体を支援します。           様々な業務プロセスの改革や効率化を             の構築、運用支援までを、トータルに支   専門組織・体制の整備を支援します。
                                      実現します。                        援します。

    サ
    ー
ス   ビ                                                                                        「ブレインパッド教育講座」の運営
ペ   ス       マーケティングアナリティクスの                      最新の機械学習/深層学習、          分析環境の構築や製品選定の
シ                                                                                            実績を持つ、データ活用人材育
    提       専門家                                  IoT、AI技術を習得した専門家       ノウハウを持つ専門家
ャ   供                                                                                        成の専門家
リ           • コンサルタント                            • データサイエンティスト          • 製品コンサルタント
    に                                                                                        • コンサルタント
ス   あ       • データサイエンティスト                        • エンジニア                • システムエンジニア
ト   た                                                                                        • 講師
    る



                  Analytics Innovation Company                                                     ©BrainPad Inc.   56
             「+AI」(プラスエーアイ)
             ブレインパッドのAI・機械学習のサービス・コンサルティング

 +AI は、身近な日常やビジネスに人工知能をプラスして、さまざまなイノベーションを生み出しています。

ディープラーニングを含む機械学習、自然言語処理、
数理最適化など、人工知能(AI)関連テクノロジー
の活用により、経営改善やサービス革新に貢献する
スペシャリストがお客様の支援にあたります。


                                            +AI の4つのサービスプラン
   プラン               対象となるお客様                 ブレインパッドの支援内容      実施期間の目安              アウトプット

             機械学習/ディープラーニング、先端
  テーマ選定                                                                    • AI・機械学習等に関連した具体的取り組みテーマ
             的なデジタル技術による、事業改革、              お客様企業内での適用領域の見
   プラン                                                          5日~1か月程度     候補
             業務効率化、サービス開発などに                極めを支援します
                                                                           • テーマごとの取り組み優先度 など
             関心があるお客様
                                            具体的な収益化を実現する適切                 • AI活用よる収益創出、業務効率化、品質改善など
戦略・実行計画策定
             AI活用のテーマをお持ちで、更に               なアプローチ・展開プランを策定し、                の経営インパクトを創出するための戦略
    プラン                                                         1~2か月程度
             プロジェクトを推進したいお客様                投資に対する経営層の意思決定                 • ROI試算結果、スケジュール、実行体制、リスクと
                                            を支援します                           回避策などの具体的な実行計画と経営効果 など
                                            機械学習モデルの構築やデジタル                • 機械学習モデルのモックアップ(仮モデル)と精度
  プロトタイプ
             AIを活用した、具体的な業務改善               技術を活用したパイロット施策の実                 評価
開発プラン(PoC)                                                      1~2か月程度
             テーマをお持ちのお客様                    施により、実現可能性の見極めを                • 実現可能性に関する評価・リスク
                                            支援します                          • 今後の展開プラン など
             AIを自社の業務やサービス、製品など
サービス/システムの                                  機械学習モデルや先端的なデジタ
             に組み込むことで収益改善・業務効                                              • 完成した機械学習システム
 本格実装プラン                                    ル技術を搭載したシステム開発を     3~6か月程度
             率化などの経営改善を実現したい                                               • 構想した成果の実現 など
                                            支援します
             お客様


             Analytics Innovation Company                                                   ©BrainPad Inc.   57
ブレインパッドのサービス②:デジタルマーケティングサービス
                             ブレインパッドは、DMP市場のトップクラス製品「Rtoaster」を中心に、
                デジタルマーケティングを進化させる分析・システム構築・導入コンサルティングも提供しています。


                            + 分析                         + システム構築                    + 導入コンサルティング




                 データサイエンティストの分析により、                 既存システムとの連携のためのシステム              デジタルマーケティングの専門家による
                 さらに深く顧客を理解することが可能です。               改修や、新たなシステム構築が可能です。             コンサルティング、運用支援が可能です。




                                             高品質のサービス提供を可能とする製品群
レコメンドエンジン搭載      運用型広告入稿支援                        AI型ウェブ広告                                     マーケティングオートメーション   デジタルコンシューマー・
                                   広告運用支援ツール                      自然言語処理エンジン    マッチングエンジン
プライベートDMP        ツール                              運用ソリューション                                    プラットフォーム          インテリジェンス




Rtoaster         AdPencil          AdNote         FUSE LIGHT      Mynd plus     Conomi         Probance          Brandwatch
多彩なマーケティングアク                                      ウェブ広告の運用業務を     人工知能・機械学習・統   収集・蓄積したデータを活   機械学習により顧客ニー       業界最大級のデータとAI
                 手間のかかるウェブ広告の      約20種類のレポートを自
ションをデータから実現でき                                     最先端AIにより全自動化、   計学技術を駆使してテキ   用して、独自のアルゴリズ   ズを予測し、パーソナライ      を搭載した次世代マーケ
                 入稿作業を、AI技術を用      動作成する機能や、広告
る、DMP市場のトップクラ                                     オペレーションレスにウェブ   ストデータを解析      ムでヒト・モノを複合的に   ズコミュニケーションを実現     ティングリサーチプラット
                 いて簡単な操作での自動       予算配分のシミュレーショ
ス製品                                               広告の配信が可能                      マッチング          するMAプラットフォーム      フォーム
                 化を実現              ン機能を搭載したツール




                  Analytics Innovation Company                                                                   ©BrainPad Inc.   58
    データ活用のプロフェッショナルが提供する製品群
            レコメンドエンジン搭載             運用型広告入稿支援                          AI型ウェブ広告                         ダイナミックセグメンテーション    ビジネス・インテリジェンス
                                                        広告運用支援ツール                                                                           拡張分析ツール
            プライベートDMP               ツール                                運用ソリューション                        システム               ツール
                                                                                                可
                                                                                                視
                                                                                                化
                                                                                                ・
                                                                                                拡
            Rtoaster                AdPencil            AdNote         FUSE LIGHT               張       exQuick            Tableau          BrainPad VizTact
    マ                                                                                           分                                           機械学習とビジュアル分
            多彩なマーケティングアク            手間のかかるウェブ広告の        約20種類のレポートを自   ウェブ広告の運用業務を              析       データやファイルを統合的       データをビジュアル化し、
    ー       ションをデータから実現でき           入稿作業を、AI技術を用        動作成する機能や、広告    最先端AIにより全自動化、                    に管理し、データ抽出やレ       データの持つメッセージを     析を組み合わせてパターン
    ケ       る、DMP市場のトップクラ           いて簡単な操作での自動         予算配分のシミュレーショ   オペレーションレスにウェブ                    ポーティングを得意とする       伝えることが可能         やルールを発見し、