3647 ジー・スリーHD 2021-05-11 17:00:00
新たな事業の開始に関するお知らせ [pdf]

                                                     2021年5月11日
各   位
                          会 社 名 株式会社ジー・スリーホールディングス
                          代表者名   代表取締役社長      笠原     弘和
                                 (コード:3647 東証第二部)
                          問合せ先   管理部    総務課長   佐々木        誠志
                                 (電話:03-5781-2522)


                  新たな事業の開始に関するお知らせ

 当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり新たな事業を開始することを決議いたしま
したのでお知らせいたします。


                          記


1. 事業開始の趣旨
     当社グループは、「環境負荷にならないクリーンなエネルギー提供」と「ヒト及び人が輝ける
    サスティナブルなソリューション提供」をテーマに、再生可能エネルギー分野における未稼働太
    陽光発電所への投資、太陽光発電事業者向け発電商材の販売、太陽光発電所の稼働による売電事
    業、太陽光発電所のオペレーション&メンテナンス事業を事業の柱に据え、これらに加えて、L
    Pガス及び都市ガスエンジン搭載非常用発電機の開発と販売事業、ヒトが持つ潜在エネルギーを
    引き出して健康をサスティナブルに増進させる事業を展開しております。
     そのような中、近年のわが国においては、天候不順や相次ぐ台風等による自然災害が頻発し、
    被災地域においてはエネルギー供給が寸断されてしまうことが多々発生しております。当社は、
    被災地域内でのエネルギー供給は社会的意義が大変に高いと考えており、新たに「非常時におけ
    る容易な電源確保」に着目したマグネシウム電池事業(以下、
                               「本事業」という。
                                       )を開始するこ
    とといたしました。


2. 新たな事業の概要
    (1)新たな事業の内容
        当社は、本事業を進めるにあたり、矢部孝氏(東京工業大学名誉教授、マグネシウム電池
        開発者、日本計算力学連合会元会長、2009年TIME誌による環境のヒーローに選出)と
        技術顧問契約を締結いたしました。同氏の技術指導の下、マグネシウム電池の開発・販売
        を行います。
        当該マグネシウム電池は、負極にマグネシウム、正極に炭素系材料を用いて、食塩水に浸
        して電気化学反応によって電気を取り出す燃料電池の一種であります。マグネシウム電池
        は燃料電池として活用されている「リチウム」の8倍相当以上の電力量があり、水素燃料
        と比べて引火のリスクも少なく、食塩水に浸さない限り劣化することは無いため、保存し
        やすいのが特徴です。また、使用後のマグネシウムは還元することで、電池材料として再



                         - 1 -
        利用が可能であり、環境にやさしく、当社は本事業を行うことによって循環型社会におけ
        る社会的責任も果たせるものであると認識しております。
         今後、マグネシウム電池を災害時非常用電源として使用されることを想定した開発を進
        め、将来的にはドローン搭載用等のマグネシウム電池のラインナップ拡充を目指しながら、
        全国の公的機関や一般消費者あるいは一般事業法人へ販売してまいります。
        なお、製造は日本国内の複数の当社協力工場へ製造委託する予定です。


  (2)本事業を担当する部門
        当社新規エネルギー事業部にて担当いたします。


  (3)本事業の開始のために特別に支出する金額及び内容
        現時点において、特筆すべき支出はありません。また、必要な資金については、自己資金
        で実行することを想定しております。


3. 日程
   (1)技術顧問契約締結日       2021年5月1日
   (2)取 締 役 会 決 議 日   2021年5月11日
   (3)事 業 開 始 期 日     2021年5月12日


4. 今後の見通し
    当事業による2021年8月期通期連結業績に与える影響につきましては現時点において未定で
  すが、中長期的には当社の業績向上に資するものと考えております。今後公表すべき事項が生
  じた場合には速やかにお知らせいたします。


                                             以 上




                            - 2 -