3641 J-パピレス 2019-02-12 15:30:00
平成31年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成31年2月12日
上場会社名 株式会社パピレス 上場取引所 東
コード番号 3641 URL http://www.papy.co.jp/info/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 松井康子
問合せ先責任者 (役職名) 取締役総務・経理部長 (氏名) 須永喜和 TEL 03-6272-9533
四半期報告書提出予定日 平成31年2月13日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 平成31年3月期第3四半期の連結業績(平成30年4月1日∼平成30年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
31年3月期第3四半期 13,950 14.1 1,640 70.2 1,664 66.7 1,114 68.4
30年3月期第3四半期 12,226 18.5 963 △29.6 998 △27.2 661 △29.3
(注)包括利益 31年3月期第3四半期 1,114百万円 (70.2%) 30年3月期第3四半期 654百万円 (△29.0%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
31年3月期第3四半期 113.07 112.10
30年3月期第3四半期 67.23 66.59
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
31年3月期第3四半期 11,061 6,442 57.8
30年3月期 8,865 5,415 60.4
(参考)自己資本 31年3月期第3四半期 6,394百万円 30年3月期 5,355百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
30年3月期 ― 0.00 ― 10.00 10.00
31年3月期 ― 0.00 ―
31年3月期(予想) 10.00 10.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 平成31年 3月期の連結業績予想(平成30年 4月 1日∼平成31年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 18,645 15.1 1,698 32.9 1,759 40.5 1,190 39.6 120.76
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
PAPYLESS HONG KONG
新規 1 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
CO.,LTD.
(注)詳細は、添付資料P.7「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (当四半期連結累計期間における重
要な子会社の異動)」をご覧ください。
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 31年3月期3Q 10,326,880 株 30年3月期 10,326,880 株
② 期末自己株式数 31年3月期3Q 449,521 株 30年3月期 486,921 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 31年3月期3Q 9,856,065 株 30年3月期3Q 9,845,198 株
(注)「期末自己株式数」には、役員向け株式交付信託が保有する当社株式(30年3月期40,000株)が含まれています。また、役員向け株式交付信託が保
有する当社株式を、「期中平均株式数」の計算において控除する自己株式数(31年3月期3Q11,345株、30年3月期3Q51,200株)に含めています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に
関する説明」をご覧ください。
(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ……………………………………………………… 7
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 7
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(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が
判断したものです。
また、当社グループの事業は電子書籍事業のみであり、重要な事業拠点も当社のみとなっているため報告セグメ
ントはありません。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、個人消費の持ち直し、設備投資の増加等により、緩やかな
回復基調が続いています。
電子書籍の市場環境は、電子コミックの売上が紙コミックの売上を上回る等、堅調に市場規模が拡大していま
すが、市場参入企業も多く、厳しい競争が続いています。この結果、コンテンツ需要の増加による、出版社等の
コンテンツホルダーからの仕入コストが上昇しています。また、集客を強化するための、広告宣伝や販促コスト
も拡大傾向にあります。
このような環境の中で、当社グループは、顧客第一主義のもと、サービスの向上と他社との差別化を図るとと
もに、広告宣伝と販売促進施策を積極的に行うことによって、事業拡大に努めています。また、海外市場の開拓
及び次世代コンテンツの開発にも積極的に取り組んでいます。
広告宣伝は、継続的な効果検証により、前年同四半期に比べて費用が減少し、売上高比率が改善しています。
販売促進施策は、新たなサービスポイント施策を導入する等の施策を実施しています。
広告宣伝及び販売促進施策の結果、会員数及びユーザーの購入金額が増加し、前年同四半期に比べて増収、増
益となっています。
海外市場の開拓は、台湾、米国市場での売上規模が順調に拡大しています。
次世代コンテンツの開発は、制作体制の強化が進み、コンテンツ数が増加しています。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は13,950百万円(前年同四半期比14.1%増)、営
業利益は1,640百万円(前年同四半期比70.2%増)、経常利益は1,664百万円(前年同四半期比66.7%増)、親会
社株主に帰属する四半期純利益は1,114百万円(前年同四半期比68.4%増)となりました。
以下、当第3四半期連結累計期間の主な活動状況を報告します。
(集客施策)
TVCM、インターネット広告等の広告施策を積極的に実施するとともに、広告効率の向上に努めました。
TVCMは、第4作目として「Renta!姉の切り札編」をリリースしました。当CMは、CM総合研究所主催
の「BRAND OF THE YEAR 2018」において、前作に引き続いて、「消費者を動かしたCM展開」を受賞しまし
た。
また、当社独自のキャンペーン施策等を積極的に実施しました。講談社、白泉社、秋田書店、小学館などの
大手出版社と協力しての特別キャンペーンや「タテコミ2周年記念!総額1000万ポイント還元キャンペー
ン」、「パピレス23周年記念Renta!大感謝祭」などを実施しています。
さらに、使えば使うほどお得になる「Renta!会員特典」を開始しています。
(サイト改良施策)
「Renta!」、「犬耳書店」のSNSのID認証によるログイン機能の追加、「Renta!」の決済サービスの追加
を行いました。
また、「犬耳書店」のGoogle Home対応を実施し、読み上げサービスの提供を開始しました。
さらに、検索機能向上のためのAI実用化に着手しています。
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(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(コンテンツ施策)
「Renta!」を中心に、タテ読みフルカラーコミック「タテコミ」の拡充を進めました。「タテコミ」の普
及を目的として、comicoと「タテコミ」の相互販売の開始や1コマタテコミ漫画「1コマの国のアリス」の制
作を行いました。「1コマの国のアリス」は、「世界一長い1コマ漫画」としてギネス世界記録TMに認定され
ました。
また、オリジナル電子コミックレーベル「Renta!コミックス」の開始、賞金総額100万円「Renta!コミッ
クス大賞」の5ヶ月連続開催を行っています。
さらに、KADOKAWAコンテンツの掲載の大幅拡充、集英社コンテンツの掲載開始を行っています。
(次世代コンテンツ開発施策)
小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル」(特許取得済)及びコミックを動的演出で見せる
「コミックシアター」の制作体制の強化を進めました。同時に、「絵ノベル」、「コミックシアター」のフル
カラー化、フルボイス化などの改良を進めています。
(海外展開施策)
翻訳体制を強化し、「英語版Renta!」、「中国繁体字版Renta!」の掲載コンテンツの拡充を進めました。
また、平成30年4月に、中華人民共和国で電子書籍事業を行うことを目的として、香港に子会社1社を設立し
ました。
(その他)
海賊版サイトをはじめとしたさまざまな電子書籍事業に関する問題に対応するため、読者への正規版購入と
著者への収益還流を推進することを目的とし、電子書店5社(株式会社アムタス、株式会社イーブックイニシ
アティブジャパン、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社、株式会社パピレス、株式会社ビーグリー)が発
起人となり、「日本電子書店連合」を発足しました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、11,061百万円(前連結会計年度末比24.8%増)となりまし
た。
流動資産は、10,365百万円(前連結会計年度末比25.7%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金8,121
百万円、売掛金1,971百万円です。
固定資産は、696百万円(前連結会計年度末比12.1%増)となりました。主な内訳は、投資その他の資産643百
万円です。なお、重要な設備の新設及び除却はありません。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、4,619百万円(前連結会計年度末比33.9%増)となりまし
た。
流動負債は、4,619百万円(前連結会計年度末比33.9%増)となりました。主な内訳は、買掛金2,253百万円、
未払金932百万円です。
固定負債はなし(前連結会計年度末は0百万円)です。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、6,442百万円(前連結会計年度末比19.0%増)となりま
した。主な内訳は、利益剰余金5,982百万円です。
当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は57.8%(前連結会計年度末60.4%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想については、平成30年10月30日の「連結業績予想の修正に関するお知らせ」で公表した通期の連
結業績予想に変更はありません。
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(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,190 8,121
売掛金 1,699 1,971
コンテンツ資産 3 4
その他 356 280
貸倒引当金 △5 △11
流動資産合計 8,243 10,365
固定資産
有形固定資産 57 53
無形固定資産
その他 0 0
無形固定資産合計 0 0
投資その他の資産 563 643
固定資産合計 621 696
資産合計 8,865 11,061
負債の部
流動負債
買掛金 1,788 2,253
未払金 723 932
未払法人税等 194 409
賞与引当金 49 27
株式報酬引当金 43 84
その他 650 910
流動負債合計 3,449 4,619
固定負債
その他 0 -
固定負債合計 0 -
負債合計 3,449 4,619
純資産の部
株主資本
資本金 414 414
資本剰余金 241 244
利益剰余金 4,967 5,982
自己株式 △259 △246
株主資本合計 5,363 6,395
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 0 0
為替換算調整勘定 △7 △1
その他の包括利益累計額合計 △7 △1
新株予約権 30 25
非支配株主持分 29 23
純資産合計 5,415 6,442
負債純資産合計 8,865 11,061
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(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
売上高 12,226 13,950
売上原価 5,283 6,116
売上総利益 6,943 7,833
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 3,963 3,570
代金回収手数料 915 1,084
貸倒引当金繰入額 4 11
賞与引当金繰入額 13 11
株式報酬引当金繰入額 32 84
その他 1,049 1,429
販売費及び一般管理費合計 5,979 6,192
営業利益 963 1,640
営業外収益
受取利息 7 13
退会者未使用課金収益 5 5
為替差益 23 6
その他 0 0
営業外収益合計 36 25
営業外費用
投資事業組合運用損 2 1
その他 0 0
営業外費用合計 2 1
経常利益 998 1,664
税金等調整前四半期純利益 998 1,664
法人税、住民税及び事業税 372 621
法人税等調整額 △26 △65
法人税等合計 345 556
四半期純利益 652 1,108
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △9 △6
親会社株主に帰属する四半期純利益 661 1,114
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(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
四半期純利益 652 1,108
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 0 △0
為替換算調整勘定 1 6
その他の包括利益合計 1 6
四半期包括利益 654 1,114
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 664 1,120
非支配株主に係る四半期包括利益 △9 △6
- 6 -
(株)パピレス(3641) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
当第3四半期連結累計期間において、香港に、PAPYLESS HONG KONG CO.,LTD.を新たに設立したため、連結の範
囲に含めています。なお、PAPYLESS HONG KONG CO.,LTD.は、当社の特定子会社に該当しています。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負
債の区分に表示しています。
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