3624 M-アクセルM 2021-11-11 15:00:00
2021年9月期 通期決算説明会資料 [pdf]
決算説明会資料
2021年9月期 通期
アクセルマーク株式会社(東証マザーズ:3624)
2021年11月11日
目次
1 2021年9月期 通期業績概要
2 2021年9月期の取り組み
3 2022年9月期以降の各事業の成長戦略
4 2022年9月期 業績予想
1 2021年9月期 4Qサマリー
売上高 695 百万円
(前四半期:696百万円)
営業利益 10 百万円
(前四半期:11百万円)
□ 事業概況
・2021年9月期第2四半期より継続して、当四半期においても営業黒字を達成
・広告事業のデジタルマーケティングの「ECMARK」「トレーディングデスク」が
過去最高の四半期売上高を更新
・BC関連事業の動画NFTトレーディングカードサービスにおいて、
株式会社電通、株式会社オルトプラスの3社で共同企画・開発を推進
□ 全社概況
・2021年9月期末時点の純資産額691百万円となり債務超過解消
3
1 損益計算書四半期推移
事業構造の転換により、3四半期連続の営業黒字化、
暗号資産評価益などの営業外収益もあり、QonQで経常利益が増加
単位:百万円
当期 当期 QonQ
1Q 2Q 3Q 4Q 差異
売上高 632 631 696 695 ▲1
売上原価 553 555 613 617 +4
売上総利益 79 75 82 78 ▲4
販売管理費 103 70 70 68 ▲2
営業利益 ▲24 5 11 10 ▲1
営業外収益 11 26 5 11 +6
営業外費用 0 9 4 1 ▲3
経常利益 ▲13 21 12 20 +8
特別利益 - - 38 - ▲38
特別損失 - - 0 - ▲0
税引前当期純利益 ▲13 21 50 20 ▲30
法人税等 0 ▲0 ▲0 4 +4
当期純利益 ▲13 21 50 15 ▲35
4
1 損益計算書概要(通期比較)
事業構造の転換によりYonYで売上高微減となるも
黒字化施策の完遂により通期営業黒字を達成
単位:百万円
2020年9月期 2021年9月期 YonY
通期実績 通期実績 差異
売上高 2,784 2,655 ▲129
売上原価 2,854 2,339 ▲515
売上総利益 ▲69 315 +384
販売管理費 583 313 ▲270
営業利益 ▲653 2 +655
営業外収益 42 55 +13
営業外費用 13 16 +3
経常利益 ▲624 41 +665
特別利益 22 38 +16
特別損失 221 0 ▲221
税引前当期純利益 ▲823 79 +902
法人税等 2 4 +2
当期純利益 ▲825 74 +899
5
1 貸借対照表概要
2Q以降の黒字継続、9.6億円の資本増強によって、
前期末の債務超過状態を解消し、自己資本比率40%まで回復
単位:百万円
2020年 2021年 2020年 2021年
9月期 9月期 9月期 9月期
4Q末 4Q末 4Q末 4Q末
流動資産 680 1,520 流動負債 412 306
現金及び預金 400 1,138 買掛金 175 245
売掛金 227 326 借入金 150 -
その他 51 55 その他 87 60
固定資産 134 190 固定負債 575 713
有形固定資産 20 17 転換社債型新株予約権付社債 575 713
無形固定資産 3 2 負債合計 987 1,019
投資その他の資産 110 171 資本金等 3,368 885
資産合計 815 1,711 利益剰余金 ▲3,538 ▲194
新株予約権 4 5
自己資本比率 ▲21.8% 40.1% その他 ▲8 ▲4
純資産等合計 ▲172 691
負債・純資産等合計 815 1,711
6
目次
1 2021年9月期 3Q業績概要
2 2021年9月期の取り組み
3 2022年9月期以降の各事業の成長戦略
4 2022年9月期 業績予想
2 2021年9月期の取り組み
□ 営業黒字化に向けた取り組み
・黒字化に向けた施策
①事業構造の転換 ②BCゲームの協業 ③全社費用の削減の完遂
・収益事業である広告事業の更なる拡大
□ 債務超過解消と再成長戦略のための資本政策
第2回CB※1および第23回WT※2の発行により資金調達、これらの資金を今後の成長事業へ
<投資先>
1. 主力事業であるインターネット広告事業の体制強化
2. NFT関連事業(=ブロックチェーン関連)の権利獲得、プロジェクト出資
3. ヘルスケア事業への進出、提携、出資、権利獲得等
4. IoT事業の拡大のための投資
※1 第2回無担保転換社債型新株予約権付社債 ※2 第23回新株予約権
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2 営業黒字化に向けた取り組みの成果
黒字化に向けた施策の完遂により、
2021年9月期通期での営業黒字化を達成
2021年9月期
2020年9月期 通期営業利益
通期 営業利益
+2百万円
+
減少要因 広告事業等の
+ 売上総利益増
増加要因
諸経費減
+
▲652
▲652 +
百万円 人件費減
百万円 人件費減 + 諸経費減
広告宣伝費減
+
売上減に
伴う減益
—
1.事業構造の転換 2.BC協業体制への移行 3.全社費用の削減
9
※2021年9月期第1半期決算より非連結決算に移行したため、前期実績は連結実績を記載しております
2 2-3. 広告事業の売上高推移
広告事業が引き続き収益事業として堅調に推移し、
2021年9月期の営業黒字化に貢献
単位:百万円
2,604
2,256
2,003
1,546 1,594
1,377
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
10
2 2-4. 広告事業 「デジタルマーケティング」の業績
デジタルマーケティング領域では、
EC関連サービスの利用拡大に伴う広告需要を取り込み、 前年同期比
売上高
過去最高の四半期売上高を更新 300 %
デジタルマーケティング領域
●EC MARK
中小事業者に特化した
eコマース販売促進サービス
●TRADING DESK
デジタル広告運用代行サービス
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期
11
2 2-5. 営業利益推移
2021年9月期において、大幅な収益改善により営業黒字化を達成
単位:百万円
2021年9月期
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2
▲377
▲259
+654
▲416
▲652
▲697
12
※2021年9月期第1半期決算より非連結決算に移行したため、前期実績は連結実績を記載しております
2 債務超過解消と再成長戦略のための資本政策
営業黒字化および資本政策により、債務超過を解消
2021年9月期 資金調達額計 965百万円
3Q~4Q期間の 第2回CB :資金調達額 557百万円、転換済み株式数 1,271,600株
転換・行使状況 第23回WT:資金調達額 408百万円、行使済み株式数 1,360,200株
2021年9月期末時点
純資産額 691百万円
純資産額の状況
債務超過に係る上場廃止の
2021年12月下旬に解除予定
猶予期間入り銘柄の解除 2021年9月期の有価証券報告書を関東財務局に提出し、
債務超過解消を正式に発表後、上場廃止に係る猶予期間の解除がされる(予定)
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目次
1 2021年9月期 3Q業績概要
2 2021年9月期の取り組み
3 2022年9月期以降の各事業の成長戦略
4 2022年9月期 業績予想
3 広告事業 市場状況
アドネットワークサービス「ADroute」の重要顧客である電子書籍領域の市場および、
デジタルマーケティング領域での重要顧客であるEC領域の市場は、
コロナ禍の巣ごもり需要や、新しい生活スタイルの定着を追い風に
さらなる市場拡大が見込まれる。
ADroute重要顧客市場 デジタルマーケティング重要顧客市場
電子書籍市場の推移 BtoCのEC市場規模とEC化率の推移
200,000 6.22% 7.00%
(単位:億円) EC市場規模 EC化率 5.79%
5.43% 6.00%
150,000 4.75%
4.37% 5.00%
3.85%
3.40% 4.00%
6,747
3.17%
6,414
179,845
6,093
100,000
165,054
2.84%
5,772
151,358
5,378
3.00%
137,746
4,821
127,970
111,660
3,750
95,130
3,122
2.00%
84,590
77,880
2,556
50,000
2,278
1,826
1,013
1,411
1.00%
651
768
0 0.00%
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
出典:電子書籍ビジネス調査報告2021(株式会社インプレス)より当社グラフ作成 出典:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備
(経済産業省 2019年5月16日)より当社グラフ作成
15
3 広告事業 今後の成長イメージ
クライアントのニーズに合わせて、対応するマーケティング領域のプロダクト、
ソリューション、サービスを拡大させる
MA
CRM
(顧客関係管理)
SNS SEO VR
Web
マーケティング
サイト デジタル
WEB マーケティング
マーケティング
デジタル
サイネージ
アフィリ
エイト
スマホ
メール アプリ
ビッグ
データ
16
3 ブロックチェーン関連事業 市場状況
BC市場、特にNFT関連市場は急速に拡大中。
本年3月時点で、昨年1年間の市場規模の 4.7 倍
に達するとの予測も発表されている。
急拡大の背景
コンテンツやアート、スポーツ領域で
NFTにより可能となった新しいユーザー
体験を生かした取り組みが行われている
2023年(予測)
$159億
例:プロバスケリーグNBAがテーマのBCゲーム
「NBA Top Shot」 (2020年10月開始)
→トータルセールス 760億円 超
https://www.dapperlabs.com/#products
1500
2019年
$27億 31 180 210 316
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
1月ー3月予測
世界のブロックチェーン関連市場規模 世界のNFT関連の市場規模推移 (単位:百万ドル)
※IDC Japan株式会社 発表資料より当社グラフ作成 ※BLOCK ONOMI および DappRadadar発表記事より、当社ブラフ作成
https://iotnews.jp/archives/132451 https://blockonomi.com/nft-market-cap-315-million/
https://dappradar.com/blog/nfts-generate-record-1-5-billion-transaction-volume-in-q1-2021
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3 ブロックチェーン関連事業 動画NFTトレーディングカード
当社、電通、オルトプラスの3社共同で、アニメなどの映像作品IPの動画を
NFTトレーディングカードとして発行するサービスの企画、開発を推進。
※ NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)
ブロックチェーン活用
コンテンツに関する知見
心を揺さぶった
あ の シ ー ンを
コンテンツホルダーとの 集 め る 喜 びを
活動を通じた知見や連携、企画力 コンテンツ企画・開発力
すべてのファンへ
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3 ブロックチェーン関連事業 ビジネスモデル
様々なIPホルダーおよびパートナーと協業し、
サービスタイトルを増やしていき事業の拡大を図る
同時にNFTの特徴を活かしたユーザー間取引の活性化を目指す
IP 獲得パートナー各社 IP ホルダー各社 ディベロッパー各社
(アニメ・スポーツ等)
サービス提供 収益の分配
(パブリッシャー)
サービス提供 課金
サービスユーザー
ユーザー間売買
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3 ブロックチェーン関連事業 今後の成長イメージ
ブロックチェーン関連事業の売上は積上モデルであり、
市場の拡大、サービスタイトルの増加とともに成長が拡大していく
NFT市場の拡大
動画NFTトレカ[1]
BCゲーム[2]
BCゲーム[1]
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3 IoTヘルスケア事業 Ascella Real Time Systemロードマップ
2021年9月期 2022年9月期 2023年9月期 2024年9月期
3-4Q 1-2Q 3Q 4Q 1-2Q 3-4Q 1Q
・ヘルスケア事業の開始
・アクセリード社と協業
臨床サンプルの測定結果を基に、 ・日本国内での臨床試験開始 日本版COVID-19検査
・Ascella社へ出資及び
国内の事業パートナーの開拓 ・国内承認の完了 キット販売
業務提携
(国内の事業化権を取得)
①試薬の生産、検出機のパートナー
FDA(米国食品医薬品局) インフルエンザ、
必要な臨床サンプル ②2022年内:米国内での発売
によるEUA(緊急使用許 RSウイルス等の感染症
の測定、データ収集 ③インフルエンザ、RSウイルス等の
可)の承認を得る 検出キット販売
感染症検出キット開発
引き続き、患者の臨床サンプルを用いた試験を繰り返し
FDA申請に必要なデータを収集している。
Ascella社
必要なデータが揃い次第、FDA (米国食品医薬品局)に申請し、
EUA (緊急使用許可)を取得することを目指す。
21
3 IoTヘルスケア事業 アフターコロナの活用法
■Ascella Real Time System
・・・RAIL System※と言われる分子診断技術を用いた新型コロナウイルス迅速診断法
インフル
COVID-19
エンザ
COVID-19 その他
変異株 感染症
※RAIL System : DNA伸長反応において、反応の際に副産物としてリアルタイムで
発生する発光を検出することにより、核酸を検出する新しい方法
コロナ収束後においても、開発中のAscella Real Time Systemは
COVID-19及び変異株を含む、インフルエンザ等の様々な感染症に対しても対応可能。
また、従来の検査と比べて簡易的に検査ができ、安価で短時間で結果を確認できるため、
将来的に様々なシーンでの需要を見込んでいる。
(参考)2021年9月24日、COVID-19検査キットを手掛ける米Cue Health社が、米ナスダック市場に上場し、
企業評価額は23億ドル(約2,600億円)近くに達し、業界全体が注目されている。
22
3 今後の方針 全社サマリー
全社 「既存事業の収益拡大」と「新規事業の成長基盤構築」
既存事業 新規事業
●BC関連事業
●広告事業 ブロックチェーン/NFTを活用
マーケティング領域の したプロジェクトへの出資等、
プロダクト、ソリューション等の 他社とのアライアンス展開を実施
サービスを拡張させて
●IoTヘルスケア事業
引き続き収益事業として、
事業拡大を推進していく Ascella社との取り組みに注力して、
引き続きヘルスケア × IoT市場
の新規事業開発を目指す
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3 今後の見通しについて
広告事業による安定的な収益を見込み
ブロックチェーン関連事業は今後の市場拡大にともなう成長を見込み
今後の成長分野として注目されているIoTヘルスケア事業を推進
成長性
IoTヘルスケア
今後の成長分野として
社会課題の解決を行うことでの収益を見込む
成長性
ブロックチェーン関連
市場拡大による大きな収益を見込む
広告 安定性
安定的な成長を見込み会社の収益基盤
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目次
1 2021年9月期 3Q業績概要
2 2021年9月期の取り組み
3 2022年9月期以降の各事業の成長戦略
4 2022年9月期 業績予想
4 2022年9月期 業績予想のポイント
レンジ形式による通期業績予想を採用
売上高 3,000百万円 ~ 3,400百万円
営業利益 ▲50百万円 ~ 50百万円
□主に下記要因により、レンジ形式による通期業績予想開示を採用
・BC関連事業において、サービス開始時期が確定していないため保守的に算出、
サービス開始時点において業績の詳しい見通しが出た場合には開示をして
まいります。
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4 2022年9月期 業績予想
単位:百万円
2022年9月期 YonY
2021年9月期 通期 予想 差異
通期 実績
上限 下限 上限 下限
売上高 2,655 3,400 3,000 745 345
営業利益 2 50 ▲50 48 ▲52
経常利益 41 51 ▲49 10 ▲90
当期純利益 74 42 ▲51 ▲32 ▲125
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「楽しい」で世界をつなぐ
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