3624 M-アクセルM 2021-08-12 15:00:00
2021年9月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]

決算説明会資料
2021年9月期 第3四半期
アクセルマーク株式会社(東証マザーズ:3624)
2021年8月12日
目次

1   2021年9月期 3Q業績概要

2   財務状況と債務超過解消の見通し

3   各事業の状況

4   2021年9月期 業績予想
1   1-1. 2021年9月期 業績予想の修正

              業績予想の修正を発表(2021年8月12日)
                                                       単位:百万円


                      2021年9月期         2021年9月期
                        通期 予想            通期 予想        増減額
                       (修正前)            (修正後)

      売上高                   2,525            2,600          75
      営業利益                       10               2     ▲8

     □ 主な修正理由
      ・広告事業が堅調に推移したこと
      ・4月に実施した資金調達に伴う資本金増加により、租税公課が増加したこと
      ※上記業績予想は、現時点において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、
       実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。

                                                                 3
1   1-2. 2021年9月期 3Qサマリー



      売上高       696   百万円
              (前四半期:631百万円)
                               営業利益       11   百万円
                                          (前四半期:5百万円)



    □ 事業概況
     ・前四半期より継続して、当四半期においても営業黒字を達成
     ・2021年9月期 第3四半期累計期間において、当期純利益で58百万円の黒字
     ・広告事業の「ECMARK」が過去最高の四半期売上高を更新
     ・新たな事業としてヘルスケア事業を開始

    □ 全社概況
     ・米・医療機器会社 Ascella Biosystems,Inc.への出資および業務提携


                                                        4
1   1-3. 損益計算書四半期推移
               広告事業が堅調に推移したことで、QonQで増収増益
       第2回CB※1および第23回WT※2の発行に伴う社債償還益により特別利益を計上
                                                                                              単位:百万円

                                       前期※                         当期              当期         QonQ

                                         4Q            1Q               2Q         3Q         差異

    売上高                                       643           632              631    696         +65
      売上原価                                    613           552              555    613         +58
    売上総利益                                      29            79               75        82         +7
      販売管理費                                    86           103               70         70      ▲0
      (うち広告宣伝費)                               (0)            (0)             (0)        (0)      ▲0
    営業利益                                  ▲57           ▲24                    5        11         +6
      営業外収益                                     9            11               26         5      ▲21
      営業外費用                                     3             0                9         4       ▲5
    経常利益                                  ▲50           ▲13                   21        12       ▲9
      特別利益                                     22              -               -        38      +38
      特別損失                                     14              -               -         0       +0
    税金等調整前当期純利益                           ▲42           ▲13                   21        50      +29
      法人税等                                      0             0              ▲0         ▲0         +0
    当期純利益                                 ▲43           ▲13                   21        50      +29
    ※2021年9月期第1半期決算より非連結決算に移行したため、前期実績は連結実績を記載しております                                                    5
    ※1 第2回無担保転換社債型新株予約権付社債    ※2 第23回新株予約権
1   1-4. 営業利益四半期推移

                    前四半期から継続して営業黒字を達成し、
                        QonQで営業黒字幅が拡大
    2019年9月期                  2020年9月期                  2021年9月期
      1Q       2Q   3Q   4Q    1Q        2Q   3Q   4Q    1Q        2Q     3Q




                                     黒字転換に向けた施策の実行                      黒字化



                                                                               6
1   1-5. 貸借対照表概要

                  2Q以降の四半期での黒字継続や、
                資金調達が進み、自己資本比率33%まで回復
                                                               単位:百万円

                   2020年    2021年                     2020年    2021年
                    9月期      9月期                       9月期      9月期
                   4Q末      3Q末                       4Q末       3Q末

    流動資産              680    1,501   流動負債                412     303
     現金及び預金           400    1,129    買掛金                175      246
     売掛金              227      320    借入金                150        -
     その他               51       50    その他                 87       57
    固定資産              134     191    固定負債                575     824
     有形固定資産            20       17    転換社債型新株予約権付社債      575      824
     無形固定資産             3        2   負債合計                987    1,128
     投資その他の資産         110      171    資本金等             3,368     774
    資産合計              815    1,692    利益剰余金           ▲3,538    ▲210
                                      新株予約権                4       5
    自己資本比率         ▲21.7%   33.0%     その他                ▲8      ▲4
                                     純資産等合計            ▲172       564
                                     負債・純資産等合計           815    1,692
                                                                        7
目次

1   2021年9月期 3Q業績概要

2   財務状況と債務超過解消の見通し

3   各事業の状況

4   2021年9月期 業績予想
2   2-1. 財務状況と債務超過解消の見通し(純資産額の状況)

          2021年9月期において債務超過解消見込み
    3Q末において「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消

        2021年7月31日時点の純資産額の概算             純資産額の状況

      1) 2021年9月期3Q末時点の純資産額                    564 百万円
      2) 2021年7月度純資産変動額(速報値)                     7 百万円
      合計                                       571 百万円
     □2021年9月期 3Q期間の転換・行使状況について

      資金調達額計   965百万円
      第2回CB :資金調達額 557百万円、転換済み株式数 897,600株
      第23回WT:資金調達額 408百万円、行使済み株式数 1,360,200株
                                                         9
目次

1   2021年9月期 3Q業績概要

2   財務状況と債務超過解消の見通し

3   各事業の状況

4   2021年9月期 業績予想
3   3-1. ブロックチェーン関連事業            NFTについて

    NFT(Non-fungible token /ノンファンジブル・トークン)とは、
    ブロックチェーン上で発行される代替不可能なトークンのこと

            Fungible Token              Non-Fungible Token
        全てが同じ特徴を持つトークン               1つ1つが異なる特徴を持つトークン




                                             攻撃範囲




          Ethereum     Bitcoin

       数量として合算可能なFungible Tokenと異なり、NFTではトークンの一つ一つにユニークさを
       定義できるため、デジタルコンテンツなどをブロックチェーン上で管理可能となることから、
       コンテンツ/エンターテインメント分野での今後の利活用が期待されている。

                                                             11
3   3-2. ブロックチェーン関連事業                             NFTの事例

    コンテンツやアート、スポーツ領域では、デジタルコンテンツの保有というNFTに
    より可能となった新しいユーザー体験を活かし、様々な取り組みが行われている




         MLB CryptoBaseBall                    F1 Delta Time                Panini UFC NFT
         野球 − メジャーリーグ                        自動車レース – F1                    総合格闘技 - UFC


      プロバスケットボールリーグのNBAをテーマとしたBCゲーム「NBA                                    Top Shot」は、
      2020年10月のサービス開始から累計で約550億円以上を売り上げる※など、注目を集めている。
      ※NBA Top Shot Dappr Lab社(カナダ) https://www.dapperlabs.com/#products



                                                                                             12
3   3-3. ブロックチェーン関連事業         市場状況

    Yahoo! JAPANとLINEが連携を発表。NFTアイテム取引のハードルが
    下がり、取引が活発になることで市場拡大が見込まれる。

                    「LINE Blockchain」基盤のNFTアイテムを取引できる
                    「NFTマーケットβ」の提供を開始。
                    今夏に正式版の提供を予定。



                    Yahoo! JAPANとLINEが連携を発表。
                    「ヤフオク!」上において、NFTアイテムが簡単に取引可能に。
                    今冬開始予定。


    当社とOneSportsと共同で開発中の新タイトルは「LINE Blockchain」プラットフォーム上での
    サービス提供を予定。LINEのグループ会社であるLVCと本タイトルに留まらない継続的な協議を
    続けております。 ※LVC株式会社:LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開している
                                                             13
3   3-4. ブロックチェーン関連事業     BCゲーム第2弾

    OneSports社(オルトプラス子会社)が、Jリーグとのオフィシャルライセンス契約を締結。
    当社と共同開発中の新タイトル「 Crypto Sports(仮称) 」は
    プロスポーツリーグオフィシャルライセンスを使用する国内初のBCゲーム
    として提供を予定。

               2021 明治安田生命J1リーグおよびJ2リーグ所属の全42クラブ800名
               以上の選手が実名実写で登場し、ユーザーはクラブのオーナー兼監督と
               なり、自分自身のクラブを作り上げリーグの頂点・勝利を目指す
               シミュレーションゲーム。



               LINE Blockchain プラットフォーム上でサービスを提供予定。
               ゲーム内で育成した選手をNFT化することで従来のソーシャルゲームでは
               実現できなかったユーザー間での売買が可能。


                                                       14
3   3-5. ブロックチェーン関連事業             ビジネスモデル

          当社はNFT領域における事業展開の先駆者として
          今後も様々なIPホルダーとのアライアンスを予定

            自社IP
        Contract Servant          他社IP ホルダー

                 サービス提供                   収益の分配




                                   (パブリッシャー)


                 サービス提供                   課金


                           ブロックチェーンゲームユーザー


                                                  15
3    3-6. ヘルスケア事業          ビジネスモデル

                                                役割:事業開発
                                                ・マーケティング力
                                                ・スマホアプリ開発のノウハウ
                                                ・IoT分野のノウハウ
役割:提携先との交渉・技術DD                                            役割:事業推進サポート
・医薬品・医療機器の研究開発                                             ・ヘルスケア分野のノウハウ
・製造にわたるノウハウ                                                ・ヘルスケア関連企業のネットワーク




                           ヘルスケアIoT分野での協業



    3社の強みを活かして、国内外ベンチャー企業の新規技術を評価し、
    日本市場での成長が見込まれる有望な技術・製品の国内事業化権を確保した上で、
    適切な事業パートナーを開拓し、バリューチェーンを構築する事業開発型のビジネスモデル

    ※アクセリード株式会社・・・株式会社ウィズ・パートナーズが運営するファンドの投資先
                                                                               16
3   3-7. ヘルスケア事業    取り組み内容

     米・医療機器会社Ascella Biosystems,Inc.への出資および業務提携

                     医療機器スタートアップ企業(本社:米国カリフォルニア州)
                     開発中の「Ascella Real Time System」は、
                     分子診断技術を用いた新型コロナウイルス迅速診断法であり、
                     現在主流となっているPCRやLAMP等の手法と比べ、
                     速さとコストにおいて優位である可能性がある。




    Ascella Real Time System(当社は日本国内の事業化権を獲得)
    COVID-19及び変異株を含む、インフルエンザ等の様々な感染症に対しても対応可能であり、
    COVID-19の収束後も需要を見込む。
    従来の検査と比べ簡易的に検査ができ、短時間で結果を確認することができるため、
    将来的に様々なシーンでの需要を見込む。(例:イベント会場等において非医療機関での簡易検査など)

                                                        17
3   3-8. ヘルスケア事業           ロードマップ

              2021年9月期                2022年9月期                    2023年9月期              2024年9月期


               3-4Q            1-2Q          3Q   4Q      1-2Q                3-4Q           1Q

          ・ヘルスケア事業の開始
          ・アクセリード社と協業
                           臨床サンプルの測定結果を基に、        ・日本国内での臨床試験開始              日本版COVID-19検査
          ・Ascella社へ出資及び
                           国内の事業パートナーの開拓          ・国内承認の完了                   キット販売
           業務提携
           (国内の事業化権を取得)




                                             ①試薬の生産、検出機のパートナー
                           FDA(米国食品医薬品局)                                     インフルエンザ、
           必要な臨床サンプル                         ②2022年内:米国内での発売
                           によるEUA(緊急使用許                                      RSウイルス等の感染症
           の測定、データ収集                         ③インフルエンザ、RSウイルス等の
                           可)の承認を得る                                          検出キット販売
                                              感染症検出キット開発




              当社および個人投資家より、目標を上回る資金調達に成功。
    Ascella社: FDA申請に必要なより多くのデータを収集するため、研究施設の増床、社員採用を
              行い研究チームを拡大し、患者の臨床サンプルで研究開発を継続中。


                                                                                                   18
3   3-9. 広告事業        「ECMARK」の業績

    「ECMARK」は、2021年9月期1Qから引き続き
    EC関連サービスの利用拡大に伴う広告需要を取り込み、
    過去最高の四半期売上高を更新                                         前年同期比
                                                            売上高

                                                           181.0%


      中小事業者に特化した
      eコマース販売促進サービス




       1Q       2Q               3Q   4Q   1Q     2Q         3Q

                      2020年9月期                  2021年9月期            19
3   3-10. 広告事業    新たな取り組み

                広告領域の新規事業として、
             自社アドネットワークのOEM提供を開始



                            OEM提供


                 アクセルマーク               パートナー企業



                     自社アドネットワークサービス「ADroute」にて
                    長年培ったノウハウと広告システム開発力を活かし、
                 リーズナブルかつパートナー企業のニーズに合ったシステムを提供




     2022年9月期よりサービス導入開始予定。今後もパートナー企業拡大を見込む。
                                                  20
3   3-11. 今後の方針




    全社       2021年9月期3Qにて、前四半期から継続して営業黒字を達成。
             4Qにおいても黒字を達成し、通期での黒字転換を目指す




    既存事業                      新規事業
    ●広告事業    収益事業として          ●ヘルスケア事業
             引き続き事業拡大を目指す     Ascella社との取り組みに注力して、
    ●BC関連事業 ブロックチェーン/NFTを活用   引き続きヘルスケア × IoT市場
            したプロジェクトへの出資等、    の新規事業開発を目指す
            他社とのアライアンス展開
    ●IoT事業   今までのノウハウを
             ヘルスケア事業に還元
                                                     21
目次

1   2021年9月期 3Q業績概要

2   財務状況と債務超過解消の見通し

3   各事業の状況

4   2021年9月期   業績予想
4   4-1. 2021年9月期 業績予想の進捗状況

               2021年9月期通期での営業黒字化を目指す

      進捗率
     75.3%         2,600
                           100%

     1,960                                           11       10
                               75%            5               4Q       2
                                                             合計(予想)

                               50%                                    通期予想


                               25%


                                     ▲24

    3Q累計実績         通期予想              1Q 実績   2Q 実績   3Q 実績   4Q予想


             売上高    (単位:百万円)
                                                     営業利益             (単位:百万円)

                                                                                 23
                                 「楽しい」で世界をつなぐ




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